JP2847301B2 - 液体散布用容器 - Google Patents

液体散布用容器

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JP2847301B2 JP1255486A JP25548689A JP2847301B2 JP 2847301 B2 JP2847301 B2 JP 2847301B2 JP 1255486 A JP1255486 A JP 1255486A JP 25548689 A JP25548689 A JP 25548689A JP 2847301 B2 JP2847301 B2 JP 2847301B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、農薬等の散布に使用できる液体散布用容器
に関するものである。
(従来の技術) 農薬は田畑の害虫駆除等に多く使用されているが、田
畑に限られるものではなく、家庭菜園等にも散布され
る。農薬は一般に水で希釈するか水に溶解せしめて使用
するよう、濃厚液状態で、または水和剤などの形で販売
され、散布するときには、その直前に適当な容器を用い
て水で所定濃度に希釈している。
(発明が解決しようとする課題) 農薬は、田畑に散布するときには大量に使用し、また
使用者も熟練した専門家であることから、希釈する作業
も容易に行なえ、希釈比率を間違うこともないが、家庭
菜園等に使用するときには適切な希釈がしにくいことが
多く、また希釈作業の際にこぼしたり、衣服に付着した
りすることがある。さらに小さな面積の菜園に散布する
のに、原液が濃縮されているために必要以上の分量を購
入することにもなった。これらは農薬が濃縮状態でのみ
販売されていることによるものであった。農薬をあらか
じめ希釈した状態で販売すれば良いが、それには、購入
後容易に散布するのに適した容器がなかった。
本発明はこの点に鑑みて成されたものであり、外栓ま
たは外蓋を取ればすぐにでも散布することが出来るため
の中栓と、この中栓を使用した容器に充填された容器入
薬液を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の液体散布用容器は、液状農薬等の液体を充填
する瓶状の容器6と、該容器6の口部に装着される多数
の散布用小孔5を設けた中栓1と、該中栓1と容器口部
を覆う外蓋とからなる容器であって、容器6が容器の側
面に容器本体内と連通する中空状となっている把手9が
一体的に形成されている容器で、かつ、中栓1に前記小
孔5とは別に空気取り入れ用孔7を穿設し、該空気取り
入れ用孔7に空気導入用チューブ8を取り付け、該チュ
ーブ8の先端を前記把手9内に位置させたことを特徴と
するものである。
中栓1に空気導入用チューブ8を取付ける方法として
は、チューブが中栓を貫通してチューブの先端が中栓上
に突出しているようにしてもよく、また中栓の下面(容
器内側)に凸部(突起)を設けてチューブの先端が該凸
部に嵌着されるようにするなどしてもよい。空気導入用
チューブ8の容器底面側の先端は容器の側面に設けられ
た把手内にあるようにする。容器は、通常プラスチック
等により形成され、把手は容器側面の一部の長さでもま
た容器底面に達する長さのものであってもよい。
また、この中栓1を装着した例えばプラスチック製の
容器6に充填される薬液としては、そのまま散布できる
濃度に希釈された農薬を考えることができる。また、薬
液の濃度が有効成分としてほぼ0.1%〜5%の範囲にあ
るものがのぞましい。
(作用) 上記のような容器6に、あらかじめ適切な濃度に希釈
した農薬等の薬液を充填して販売すれば、これを購入し
た者は外栓を取外して瓶を傾斜させるのみの作業で、容
易に薬液の散布ができることになる。また、薬液が容器
中に少なくなっておりにも、ぼたぼた散布とならずにじ
ょうろのように散布することができる。
(実施例) 次に、本発明の実施例を図面にしたがって説明する
が、本発明はこれらに限定されるものでない。
第1図および第2図は、本発明散布用容器の中栓1に
空気導入用チューブ8を装着する方法の一例を示す図で
ある。図に示すように、チューブ8は中栓1に設けられ
たチューブ8嵌挿用孔7に挿入された状態として取付け
られる。この場合、中栓1上に突出した部分のチューブ
によって外栓(または外蓋)の装着が阻害されることが
あることから、外蓋をチューブ先端部を収納できる程度
の深さのキャップ状のものとするとか、または図に示す
ように中栓本体部4が容器内に落ち込む形状のものとし
てチューブ先端がこの凹陥部(中栓本体部4)の周囲の
フランジ3の面より上に出ないようにするなどとすると
よい。このほか、チューブ8は容器6と別体として供給
し、使用時に中栓1に装着するようにしてもよい。な
お、図中5は内容物散布用の小孔を示す。
第3図および第4図は、第1図および第2図で示した
中栓1とチューブ8の使用例を示す参考図である。
第5図は、本発明の散布用容器を示す一実施例で、空
気導入用チューブ8の容器6内側先端(またはチューブ
の下端)の位置を示す一例図である。本例の場合、把手
9は容器6の上方側面にあり、チューブ8の先端は把手
9の中程にあるがチューブ8の先端は把手9の下端にあ
ってもよく、また把手9は容器6の下端の位置まである
長いものであってもよい。本発明において容器6内の内
容物は液状物であり、散布にあたり容器6を傾けたとき
必ず把手9は容器の口よりも上方に位置するため、容器
6内へのチューブ8による空気の流入は容易に行われ
る。
第6図は、中栓1にチューブ8を装着する方法の他の
例を示す図である。この例の場合、空気導入用チューブ
8を装着する部分を中栓本体部4の部分より厚肉として
容器内側に突出した突起部11とし、この突起部11にチュ
ーブ8を嵌着する。突起部11には空気孔10を設ける。
第1図ないし第6図では、中栓1の本体部4が容器6
の開口内に落ち込む形のものであったが、第7図ないし
第9図は中栓1が容器6の開口部に冠着する形のものの
例である。中栓1にチューブ8を装着する方法は、上記
各図で説明したのと同じであるため同一符号を付して説
明を省略する。
本発明にあっては、容器1に充填する薬液として、所
定濃度に希釈した農薬を与えることができる。この場
合、農薬としては、殺虫剤、殺菌剤、除草剤などのほ
か、化学肥料などが考えられ、これらは1種または2種
以上併用してもよい。農薬の希釈度としては、使用薬剤
によって異なるが、開栓してあらためて実用の使用濃度
にまで希釈する手間のかからぬように、あらかじめ、実
用の使用濃度にまで希釈して、そのまま使用、散布でき
るように濃度調整したものであればよく、例えば、有効
成分として50ppm〜5%程度(好ましくは0.1%〜5%程
度)の範囲とするのが一般的である。
本発明は農薬の散布を主体として説明したが、農薬に
限定されることなく、同様に、充填される薬液の濃度を
実用使用濃度にあらかじめ調整された薬液の使用・散布
に適用てきることは勿論である。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように、容器に装着したとき容
器の内外を連通させるチューブを取付けた中栓であるか
ら、これを容器に装着すれば、容器を傾けるのみの操作
で、内部の薬液の使用・散布をすることができる。これ
により、始めから適切な濃度に希釈した農薬等の薬液を
容器入で販売することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、中栓への空気導入用チューブの装着状態を示
す斜視図、 第2図は、第1図のものの断面図、 第3図および第4図は、第1図のものの使用状態を示す
参考図、 第5図は、本発明の一実施例を示す斜視図、 第6図は、中栓の他の例を示す断面図 第7図ないし第9図は中栓の更に他の例を示す断面図で
ある。 1……中栓 5……小孔 6……容器 7……孔 8……チューブ 10……孔 11……突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−136455(JP,U) 実開 昭51−27654(JP,U) 実開 昭57−134247(JP,U) 実公 昭6−11955(JP,Y1) 実公 昭47−27008(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 39/00 - 55/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状農薬等の液体を充填する瓶状の容器
    と、該容器の口部に装着される多数の散布用小孔を設け
    た中栓と、該中栓と容器口部を覆う外蓋とからなる容器
    であって、容器が容器の側面に容器本体内と連通する中
    空状となっている把手が一体的に形成されている容器
    で、かつ、中栓に前記小孔とは別に空気取り入れ用孔を
    穿設し、該空気取り入れ用孔に空気導入用チューブを取
    付け、該チューブの先端を前記把手内に位置させたこと
    を特徴とする液体散布用容器。
  2. 【請求項2】中栓の空気取り入れ用孔部を他の部分より
    厚肉として容器内部側に突起した形状とし、該突起に空
    気導入用チューブを取付けたことを特徴とする請求項1
    記載の液体散布用容器。
  3. 【請求項3】中栓の空気取り入れ用孔として空気導入用
    チューブ嵌挿用孔を設け、該チューブ嵌挿用孔に空気導
    入用チューブを嵌挿装着してなることを特徴とする請求
    項1記載の液体散布用容器。
  4. 【請求項4】液体がそのまま散布できる液状農薬である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載
    の液体散布用容器。
  5. 【請求項5】農薬の濃度が有効成分としてほぼ0.1%〜
    5%の範囲にある請求項4記載の液体散布用容器。
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