JPS6225223Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエアゾール容器用ロングノズルに関す
る。例えば、ゴキブリなどの害中に対し、殺虫剤
をスプレーするために使用するエアゾール容器に
は、ロングノズルを併用して、狭いすき間や物か
げにいる害虫を直撃する方法が行なわれている。
このロングノズルは不使用時には無用の長物であ
り、取扱い上不便であるので、何らかの工夫が望
まれる。

本考案はこの目的を充足する改良されたロング
ノズルを提供する。次に本考案を添付図面に従つ
て具体的に説明する。

第１図は本考案に係るロングノズルをエアゾー
ル容器に掛着した一態様を示す斜面斜視図であ
り、第２図はエアゾール容器にロングノズルを併
用した場合を示す側面斜視図である。

エアゾール容器１は、例えば約300mlのブリキ
製容器であり、この中には例えば、殺虫剤などを
含むエアゾール成分が充填される。該容器１のキ
ヤツプ７の後部に位置する押しボタン６を押せ
ば、エアゾール成分は噴出口５よりスプレーされ
る。第２図に示すように、噴出口５には、ロング
ノズル３の一端口８を継合し連通させて、狭いす
き間やものかげにいるゴキブリにも一点集中の直
撃が可能となる。該ロングノズル３としては通
常、円筒状ノズルのものが用いられる。

しかして、このロングノズル３はスプレーを実
施しない場合には、空間スペースを余分に必要と
する。また包装、運搬時にも邪魔となる。本考案
はロングノズルの不使用時の不便さを改善するも
のである。すなわち、第１図に示すように、ロン
グノズル３の一端に掛着部分４を設け、不使用時
にはこれをエアゾール容器１の肩部２に掛着す
る。

エアゾール容器１の肩部２の内側は、通常凹部
９を有するので、この凹部９の外縁に掛着部分４
を掛着する。この掛着部分４はとくに限定される
ものではないが、例えば第１図４に示すように、
掛着部分４の一部から突起する掛着片１０を有
し、これを前記凹部９の縁に固着する。勿論、必
要に応じ適宜、とり外しできる程度に固着する。
なお、掛着部分４の上部は、ロングノズル３を噴
出口５に継合させるための一端口８をもつ継合部
を有する。該一端口８の径は噴出口５に外嵌する
ように構成されるので、噴出口８に容易に嵌合さ
せることができる。また、緊密に継合することが
でき、液もれは防止される。

以上のように本考案のロングノズルは、ゴキブ
リなどの害虫用のみならず、一般のエアゾール容
器について一点集中噴射を実施する場合のロング
ノズルであり、しかもこのロングノズルを不使用
時には簡便にセツトすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るロングノズルの一実施態
様を示す斜面斜視図であり、第２図はロングノズ
ルの使用中を示す側面斜視図である。 １……エアゾール容器、３……ロングノズル、
４……掛着部分。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. エアゾール容器１の肩部２にロングノズル３を
   掛着するための掛着部分４であり、該掛着部分４
   はエアゾール容器１の噴出口５に外嵌するための
   一端口８を有するものをロングノズル３の一部に
   設けてなるエアゾール容器用ロングノズル。