JPH0322157Y2 - - Google Patents

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JPH0322157Y2
JPH0322157Y2 JP1986063910U JP6391086U JPH0322157Y2 JP H0322157 Y2 JPH0322157 Y2 JP H0322157Y2 JP 1986063910 U JP1986063910 U JP 1986063910U JP 6391086 U JP6391086 U JP 6391086U JP H0322157 Y2 JPH0322157 Y2 JP H0322157Y2
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aerosol
aerosol container
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエアゾール製品に関する。さらに詳し
くは、ロングノズルを備えたエアゾール製品に関
する。
〔従来の技術〕
ロングノズルを備えたエアゾール製品は、エア
ゾール内容物を狭い所や奥深い所に噴射するのが
便利なため、従来より広く用いられている。その
ようなエアゾール製品では、ロングノズルが押し
ボタンに固定的に取りつけられているので、押し
ボタンをエアゾール容器に取りつけた状態では、
ロングノズルがエアゾール容器の上端から相当突
出する姿勢となる。
そのため、従来のロングノズル付きエアゾール
製品では、使用に供される前の輸送、保管、販売
の段階では、ノズル付き押しボタンがエアゾール
容器から取り外しておかれ、包装するばあいでも
1個の包装容器の中にエアゾール容器とノズル付
き押しボタンとが組みつけられる前の状態で入れ
られる。そして販売ののち家庭などで使用される
ときに、はじめてノズル付き押しボタンをエアゾ
ール容器に組みつけて用いられる。
そのようなエアゾール製品では、包装容器に出
し入れする際などにノズル付き押しボタンとエア
ゾール容器とを別体の状態で取り扱わなければな
らないので、手間がかかり、ノズル付き押しボタ
ンを紛失するおそれもある。
またいつたん使用に供された後は、使用ののち
保管するばあいも、ノズル付き押しボタンをエア
ゾール容器に取りつけたままの状態で保管するこ
とが多いので、保管スペースを広く必要とした
り、ロングノズルを折り曲げたりするなどの損傷
を生じやすく、さらにノズル付き押しボタンを取
り外しておいたばあいは、それを紛失する可能性
が多くなるという問題がある。
かかる事情に鑑み、輸送、保管時など使用しな
いときに、ロングノズルの紛失や損傷を防止し、
保管スペースを小さくするために、オーバーキヤ
ツプの外周にノズル付き押しボタンを着脱自在に
係合しうる嵌合受部を突出形成したものが提案さ
れている(実開昭56−164057号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしこのものは使用時に本体から取り外すべ
きオーバーキヤツプにノズル付き押しボタンを嵌
合させているので、本体から分離するものが2部
品となり、そのためいずれを先に外すにしても取
り扱いが厄介であり、とくに使用中はオーバーキ
ヤツプを着けることができないので失ないやす
い。
また押しボタンはオーバーキヤツプの表面から
なり突出しているので邪魔になり、これを緩和し
ようとして押しボタンを偏平にしているものの、
押す操作が不便であるという問題がある。
また収納時に押しボタンが動かないように押し
ボタンを四角形状にしているが、嵌め合い操作が
厄介であり、ステムに取りつけたときに方向性が
問題となる。
本考案はかかる従来の着脱式ノズル付き押しボ
タンを備えたエアゾール製品の問題を解消し、着
脱操作が簡単で、噴射操作がしやすく、しかも外
部への出つ張りを少なくしたエアゾール製品を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のエアゾール製品は、エアゾール容器
と、該エアゾール容器の上端部に容易にはずれな
いように嵌合された、エアゾール容器と実質的に
同じ直径を有し、上端面および背面が開口される
と共に、前面に噴口と対応する小開口が形成され
たワンタツチキヤツプと、ロングノズルが固着さ
れた押しボタンとを有し、前記押しボタンが実質
的に円柱状で、下端部に円形の鍔部を有してお
り、前記小開口がワンタツチキヤツプの上端まで
達するスリツトであり、、前記ロングノズルをエ
アゾール容器の外側面に沿わせた状態で前記押し
ボタンの鍔部および下端部を係合保持しうるT溝
状の係合部が前記ワンタツチキヤツプの表面から
内側に、かつ前記スリツトと同心状にワンタツチ
キヤツプの前方に開口して上端まで達するように
形成されており、さらに前記ワンタツチキヤツプ
が、係合部に押しボタンを係合させた状態でロン
グノズルをその内部に通しうる前方に開口するポ
ケツトを備えていることを特徴としている。
なお実用新案登録請求の範囲にいう「実質的に
円柱状」とは、通常の円柱のほか第2図に示すよ
うな円錐台状のばあいも含む概念である。
〔作 用〕
本考案のエアゾール製品では、使用しないとき
は押しボタンをキヤツプの係合部に係合させてお
けば、ロングノズルがエアゾール容器の外側面に
沿つて保持される。そのため、使用に供される前
の輸送、保管時にはエアゾール容器とノズル付き
押しボタンとを一体に取り扱うことができ、手間
がかからなくなる。また使用に供された後も保管
しておくときは前記のごとくロングノズルを格納
しておけば、ロングノズルの損傷も防止すること
ができ、保管スペースも小さくなる。さらにキヤ
ツプにポケツトを設けているので、ロングノズル
の振れが防止され、ロングノズルが他の物と接触
して折れ曲がるなどの事故がほとんどなくなる。
また本考案のキヤツプは上端面および背面が開
口されているので、使用する際にキヤツプをエア
ゾール容器から取り外さなくても、そのまま押し
ボタンをエアゾール容器上端のステムに嵌合させ
ることができ、さらにそのまま指で押しボタンを
押し操作することができるので、噴射操作が非常
にしやすくなる。
さらにキヤツプの外周面よりも内側にT溝状の
係合部を形成し、押しボタンの下端部および鍔部
と係合させるようにしているので、通常の高さの
押しボタンでも、それほど外部に突出させずに保
管しうる。
またスリツトと係合部とが実質的に同心状であ
り、かついずれも上方に向つて開口しているの
で、押しボタンが丸いこともあつて、ノズル付き
押しボタンのステムへの取りつけがきわめて簡単
である。
〔実施例〕
つぎに本考案の実施例を説明する。
第1図は不使用状態における本考案の一実施例
にかかわるエアゾール製品の斜視図、第2図は第
1図に示されたエアゾール製品の要部断面図、第
3図は同実施例にかかわるキヤツプと押しボタン
とを分離して示した平面図、第4図は使用状態に
おける同実施例にかかわるエアゾール製品の斜視
図、第5図は第4図に示されたエアゾール製品の
要部断面図である。
第1〜3図において、1はエアゾール容器、2
はキヤツプ、3は押しボタン、4はロングノズル
である。
前記エアゾール容器1はアルミニウムやブリキ
などの金属製の圧力容器であり、内部には殺虫
剤、ゴキブリ駆除剤、オイル、グリース、化粧
品、医薬品、ペンキその他の塗料などのエアゾー
ル内容物が噴射剤とともに入れられるようになつ
ている。前記エアゾール容器1の上部にはマウン
テイングキヤツプ5によりバルブ(図示されてい
ない)が取りつけられており、そのバルブは具備
するステム6を押し込んだり、傾倒すれば開弁し
て充填されているエアゾール内容物を噴射しうる
ようになつている。
前記キヤツプ2は短筒状の部材で、外周壁21
の下端部内周に嵌合突起27が形成され、それを
エアゾール容器1の首部に嵌合させて、エアゾー
ル容器1の上端に固定されている。なお上端面の
中央部には、小さい連結片23で連結されたバー
ジンプレート24が取りつけられており、それは
使用に供されるときにちぎつて取り外される。バ
ージンプレート24が取り外されたときは、キヤ
ツプ2の上端面は開口された形態となり、前記キ
ヤツプ2をエアゾール容器1の上端部に嵌合させ
たままの状態で、ステム6に押しボタン3を嵌合
させたり、押しボタン3を押し操作することがで
きる(以下、このようなキヤツプをワンタツチキ
ヤツプ2という)。
前記ワンタツチキヤツプ2の一側面には、上方
部分に係合部7が、下方部分にポケツト8が形成
されている。前記係合部7は押しボタン3を係合
保持するためのもので、Tみぞ状の凹部71が形
成され、奥側の仕切板72には上下方向にスリツ
ト73が形成されている。前記ポケツト8は断面
L形の突起部81をたがいに対向するように2個
形成したもので、その内部にロングノズル4を通
しうる空間が設けられている。なおその前面のス
リツト状開口部82は、ロングノズル4の直径よ
りも広い幅となつており、ロングノズル4を手前
に動かして取り出せるようになつている。
前記押しボタン3は使用時にはステム6に固定
的に取りつけられている。この押しボタン3の底
部には、係合部7の凹部71に嵌め合わしうる形
状の鍔部31が形成されている。
前記ロングノズル4は、細くかつ相当長いもの
も使用可能であり、そのようなノズル4として
は、ステンレスや真ちゆうなどの金属製パイプま
たはポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹
脂製パイプなどで構成することができる。
なお前記ワンタツチキヤツプ2および押しボタ
ン3は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
ミド、ポリアセタールなどの合成樹脂材料で一体
に形成するのが好ましい。
以上のごときエアゾール製品においては、第1
図に示されるように、押しボタン3を係合部7に
差し込み、ロングノズル4をポケツト8に通して
おくことができる。またそのようにしたとき、ロ
ングノズル4はエアゾール容器1の外側面に沿つ
て格納され、しかもポケツト8によつて左右に振
られることもないので、折れたり曲つたりする損
傷も生じることがなくなる。
前記ノズル付き押しボタン3を取り外すとき
は、上方(矢印X方向)に引き上げるか、あるい
は上方に引き上げながらロングノズル4を前方
(矢印Y方向)へ振れば、容易に取り出すことが
できる。
本考案のエアゾール製品を使用するときは、第
4〜5図に示されるように、ワンタツチキヤツプ
2のバージンプレート24をひきちぎつたのち、
押しボタン3をステム6に差し込み、ロングノズ
ル4を係合部7のスリツト73から突き出すよう
にすれば使用状態となる。この状態で押しボタン
3の頭部を指で押し下げればエアゾール容器1内
のバルブが開弁してエアゾール内容物がロングノ
ズル4の先端から外部に噴射される。既述のごと
く、このような差し込み作業および噴射操作は、
オーバーキヤツプに取りつけたものと異なり、ワ
ンタツチキヤツプ2をエアゾール容器1から取り
外すことなく行いうるので、非常に便利である。
以上のようにして使用したのち、エアゾール製
品を保管しておくばあいは、ノズル付き押しボタ
ン3をステム(6)から外して再び係合部7に係合保
持させておくとよい。そのようにして保管してお
くばあいは、ノズル4の損傷などが防止されるほ
か、ステム6もワンタツチキヤツプ2によつて囲
まれているので、損傷が防止され、さらに押しボ
タン3も係合部7である程度囲まれるので損傷か
ら防止される。
なお本考案のごときノズル付きエアゾール製品
は、ノズル4がエアゾール容器1よりも外方に突
出しているので、とくに隙間などの狭い所へ噴射
作業がやりやすく、またノズル4が相当長尺であ
るのでゴキブリ駆除剤の噴霧やオイル、グリース
などの注入に適している。さらにノズル4を畳な
どに差し込んで使用するのにも便利である。
本実施例のエアゾール製品では、前述のごとく
ノズル付き押しボタン3を係合部7に係合させて
おくときは、ノズル付き押しボタン3をエアゾー
ル容器1と一体に取り扱うことができるので、使
用に供される前の輸送、包送などの手間もかから
ず、さらにいつたん使用に供されたのち保管して
おくばあいも、ノズル付き押しボタン3をコンパ
クトに格納しておくことができるので、占有スペ
ースをとらず、またロングノズル4を損傷ことが
ない。
〔考案の効果〕
本考案によるときは、ノズル付き押しボタンの
紛失やロングノズルの損傷を防止することがで
き、保管スペースも小さくすることができる。ま
たワンタツチキヤツプによつて押しボタンやステ
ムも保護され、さらにワンタツチキヤツプを取り
外さなくても噴射操作が行えるので非常に便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は不使用状態における本考案の一実施例
にかかわるエアゾール製品の斜視図、第2図は第
1図に示されたエアゾール製品の要部断面図、第
3図は同実施例にかかわるワンタツチキヤツプと
押しボタンとを分離して示した平面図、第4図は
使用状態における同実施例にかかわるエアゾール
製品の斜視図、第5図は第4図に示されたエアゾ
ール製品の要部断面図である。 図面の主要符号、1……エアゾール容器、2…
…ワンタツチキヤツプ、3……押しボタン、4…
…ロングノズル、7……係合部、8……ポケツ
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エアゾール容器と、該エアゾール容器の上端部
    に容易に外れないように嵌合された、エアゾール
    容器と実質的に同じ直径を有し、上端面および背
    面が開口されると共に、前面に噴口と対応する小
    開口が形成されたワンタツチキヤツプと、ロング
    ノズルが固着された押しボタンとを有し、 該押しボタンが実質的に円柱状で、下端部に円
    形の鍔部を有しており、 前記小開口がワンタツチキヤツプの上端まで達
    するスリツトであり、 前記ロングノズルをエアゾール容器の外側面に
    沿わせた状態で前記押しボタンの鍔部および下端
    部を係合保持しうるT溝状の係合部が前記ワンタ
    ツチキヤツプの表面から内側に、かつ前記スリツ
    トと同心状に、ワンタツチキヤツプの前方に開口
    して上端まで達するように形成されており、 さらに前記ワンタツチキヤツプが、係合部に押
    しボタンを係合させた状態でロングノズルをその
    内部に通しうる前方に開口するポケツトを備えて
    なるエアゾール製品。
JP1986063910U 1986-04-26 1986-04-26 Expired JPH0322157Y2 (ja)

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JPS62174080U JPS62174080U (ja) 1987-11-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234612U (ja) * 1985-08-19 1987-02-28

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JPS6234612U (ja) * 1985-08-19 1987-02-28

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