JPS6026849Y2 - トリガ−式噴霧器本体とキヤツプとの嵌合部構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、トリガ一式噴霧器の本体と、該噴霧器を噴霧液
体収納用容器に螺合させるためにそのトリガ一式噴霧器
本体の下面へ嵌着させたキャップとの嵌合部の構造に係
る。

この種噴霧器はピストル形状をなし、恰もピストルの柄
下端を噴霧液体収納用容器体の口端へ接合させた形状、
つまり容器体の軸線に対して噴霧器本体のシリンダが直
角に付設された形状となるものであった。

従って、トリガ一式噴霧器本体の大きさが比較的小型の
場合はさほどでもないが、大型化すると、トリガー引寄
せの際に噴霧器本体がぐらつき易く、又場合によっては
その噴霧器本体を容器体口頚部へ取付けているキャップ
から噴霧器本体が外れることがあった。

本案は上記欠点を除去したもので、以下図面について説
明すると、１はトリガ一式噴霧器の本体、２はそのトリ
ガー ５はその噴霧器本体の基部下面に嵌着させたキャ
ップで、該キャップは噴霧液体収納用容器体の口頚部へ
螺合させるようにしたものである。

トリガ一式噴霧器本体１とキャップ５との嵌合は次のよ
うにする。

即ち、その噴霧器本体１の基部下面から、適宜間隔を介
して内外二重に第１内外筒３，４を垂設させる。

又キャップ５の頂壁から上方へ適宜間隔を介して内外二
重に第２内外筒６．７を突出させる。

それ等第１．第２内外筒はそれ等の各対向内外壁面がそ
れぞれ相接する状態に嵌合させる。

その嵌合は第１図実施例が示すように第１内外筒の間に
第２外筒７を、又第２内外筒の間に第１内筒３を嵌合さ
せてもよく、又第２図実施例が示すように、第１内外筒
の間に第２内筒６を、又第２内外筒の間に第１外筒４を
嵌合させてもよい。

又図示例のようにそれ等釜内外筒の相接する内外壁面に
は互いに係合する係合部を設けるとよい。

尚キャップ５は、図示例のように、周壁部８と二重筒部
９とを組合せて形成させてもよい。

周壁部８は、容器体口頚部への螺合用周壁８ａの上端に
内向きフランジ状に中央部に大きく透孔８ｂを形成させ
た頂壁８ｃを有するものであり、二重筒部９は、第２内
筒６の中間部又は下端から外向きフランジ９ａを突出さ
せ、該外向きフランジ上面から第２内筒６との間に適宜
間隔を介して第２外筒７を突出させて形成され、その外
向きフランジ外周部を周壁部８の頂壁離面へ係合させて
、かつ第２内筒６を周壁部頂壁に穿設させた透孔８ｂか
ら突出させてキャップを形成させる。

１０は容器体内液体を噴霧器本体内へ吸上げるための吸
上げパイプであり、第１図の場合は第２内筒６内へ、又
第２図の場合は第１内筒３内へ嵌合させてあり、それ等
内筒を介して噴霧器本体のシリンダと連通させである。

尚１１は吸込み弁である。

本案は上記構成とするもので、噴霧器本体１からは第１
内外筒３，４を垂設させ、又容器体間頚部へ螺合させる
キャップ５の頂壁からは第２内外筒６，７を上方へ突出
させて、それ等第１．第２内外筒を各対向外壁面がそれ
ぞれ相接する状態に嵌合させたから、その嵌合部は筒部
が四重に形成されることとなり、しかもそれ等各筒部は
互いに三重に相接するため、噴霧器本体とキャップとの
嵌合部構造は極めて強固となってトリガー引寄せに際し
て多大の応力がその嵌合部に生ずるに拘らず噴霧器本体
がぐらつくようなことがない。

構造も極めて簡易であるため廉価に製作することが出来
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案構造を有するトリガ一式噴霧器の要部を断
面とした側面図、第２図は別実施例で示す要部を断面と
した側面図である。 １・・・・・・トリガ一式噴霧器本体、３・・・・・・
第１内筒、４・・・・・・第１外筒、５・・・・・・キ
ャップ、６・・・・・・第２内筒、７・・・・・・第２
外筒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. トリガ一式噴霧器本体の基部下面へ噴霧液体収納用容器
   体の口頚部へ螺合させるキャップ５を嵌着させてなるト
   リガ一式噴霧器において、トリガ一式噴霧器本体１の下
   面から適宜間隔を介して内外二重に第１内外筒３，４を
   垂設させると共に、キャップ５の頂壁から上方へ適宜間
   隔を介して内外二重に第２内外筒６，７を突出させて、
   それ等第１、第２内外筒の各対向内外壁面がそれぞれ相
   接する状態に嵌合させてなることを特徴とするトリガ一
   式噴霧器本体とキャップとの嵌合部構造。