JPH06194764A - 高塩化物平板状粒子写真乳剤の調製方法 - Google Patents

高塩化物平板状粒子写真乳剤の調製方法

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JPH06194764A
JPH06194764A JP5235452A JP23545293A JPH06194764A JP H06194764 A JPH06194764 A JP H06194764A JP 5235452 A JP5235452 A JP 5235452A JP 23545293 A JP23545293 A JP 23545293A JP H06194764 A JPH06194764 A JP H06194764A
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grain
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Joe E Maskasky
エドワード マスカスキー ジョー
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高塩化物平板状粒子乳剤の形態学的安定性を
維持し、同時に粒子面への写真的に有用な物質の吸着を
可能にし写真的実用性を高める。 【構成】 {111 }主面を有する形態学的に不安定な平
板状粒子が全粒子投影面積の50パーセントより多くを占
め、そして少なくとも50モルパーセントの塩化物(銀に
対して)を含み、平板状粒子は粒子に吸着しかつ平板状
粒子を形態学的に安定にする少なくとも一種の2−ヒド
ロアミノアジンの存在下で形成される、ハロゲン化銀粒
子およびゼラチン−解こう剤分散媒体を含んで成る乳剤
生成工程、および平板状粒子の表面に写真的に有用な化
合物を吸着する工程、を含んで成る写真乳剤の調製方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真用の高塩化物平板
上粒子乳剤の調製方法に関する。本発明を以下に詳細に
説明するに先がけて、本明細書において用いられるいく
つかの用語について、その定義を以下に記載する:本発
明において、「高塩化物」という用語は、塩化物が銀に
対して少なくとも全ハロゲン化物の50モルパーセントを
占めるハロゲン化銀粒子、もしくはハロゲン化銀乳剤を
言う。
【0002】「2−ヒドロアミノアジン」という用語
は、環式窒素原子に隣接した位置でアジン環に結合した
一級もしくは二級アミノ置換基を有するアジン類を言
う。「ヒドロアミノ」という用語は、少なくとも一種の
窒素原子の水素置換基を含むアミノ基、すなわち一級も
しくは二級置換基、を表すのに使用する。「アジン」と
いう用語は、炭素原子および少なくとも一種の窒素原子
を含有する6員の芳香族複素環を包含するのに使用す
る。
【0003】「形態学的安定性」という用語は粒子の幾
何学的形状を安定化することを言う。「安定剤」という
用語は、当該技術分野で使用を認めらている、乳剤セン
シトメトリー特性の変化を遅延する写真添加剤を指すの
に使用する。「平板状粒子」という用語は、{111}結
晶面に在る双晶面を有する粒子を表すために使用する。
【0004】「単分子層域」および「単分子層」の語
は、当該技術分野で使用を認めらている、乳剤粒子面に
均一に分布する場合に一分子厚を与える、吸着化学種の
計算濃度を指すのに使用する。「写真的に有用な化合
物」の語は、貯蔵、露光および/もしくは写真要素の処
理工程中に作用して、画像形成性能を高める化合物(即
ち、添加剤)を意味する。
【0005】
【従来の技術】
1)Maskasky 米国特許第4,400,463号明細書(以下「M
askasky I」と表す); 2)Maskasky 米国特許第4,713,323号明細書(以下「M
askasky II」と表す); 3)Tufano et al 米国特許第4,804,621号明細書; 4)特開平3-116133号公報; 5)Takada et al 米国特許第4,783,398号明細書; 6)Nishikawa et al 米国特許第4,952,491号明細書; 7)Ishiguro et al 米国特許第4,983,501号明細書;
および 8)Houle et al 米国特許第5,035,992号明細書。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】高塩化物平板状粒子乳
剤の形態学的安定剤として2−ヒドロアミノアジンを使
用する場合に生じている問題は、吸着した2−ヒドロア
ミノアジンが前記粒子面の部位を占領し、それによっ
て、他の写真的に有用な物質が吸着できる面上の部位の
数を減少させることである。
【0007】高塩化物平板状粒子乳剤の形態学的安定性
を維持し、同時に粒子面への写真的に有用な物質の吸着
を可能にすることが、本発明の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】ある観点においては、本
発明は、(1){111 }主面を有する形態学的に不安定
な平板状粒子が全粒子投影面積の50パーセントより多く
を占め、そして少なくとも50モルパーセントの塩化物
(銀に対して)を含み、乳剤は粒子に吸着しかつ平板状
粒子を形態学的に安定にする少なくとも一種の2−ヒド
ロアミノアジンをさらに含むハロゲン化銀粒子およびゼ
ラチン−解こう剤分散媒体を含んで成る乳剤生成工程、
そして(2)平板上粒子面に写真的に有用な化合物を吸
着する工程を含んで成る写真使用乳剤の調製方法であっ
て、(a)平板状粒子面に吸着した2−ヒドロアミノア
ジンがプロトン化され、それによって平板状粒子面から
分散媒中に放出され、(b)放出された2−ヒドロアミ
ノアジンが、平板状粒子面上で写真的に有用な5−ベン
ゾオキサゾール化合物の吸着により置き換えられ、それ
によって、同時に平板上粒子を形態学的安定にし、写真
実用性を高める、そして、(c)放出された2−ヒドロ
アミノアジンが分散媒から除去される、ことを特徴とす
る写真使用乳剤の調製方法に向けられている。
【0009】本発明は多くの利点の組み合せを提供す
る。上記の種々の引用例から、乳剤調製物の多くが、
{111}主粒子面を有する高塩化物平板状粒子を製造す
る粒子成長調整剤として、一種類、もしくはもうひとつ
の2−ヒドロアミノアジン、典型的にはアデニン、もし
くは5−位のアミノ置換基を欠く4,6−(ジヒドロア
ミノ)ピリミジンに依存することが明らかである。所望
の平板粒子形態を製造もしくは維持するための、これら
粒子成長調整剤の効力にもかかわらず、それらは最小で
追加の乳剤成分を表し、これによってしばしば多くの成
分を含有する写真用乳剤の複雑さを加え、そして多くの
異なる層を含むことができる写真要素(しばしば種々の
組成物および写真的特性を変化させる多層式乳剤層を含
む)の複雑さを加える。平板状粒子に吸着した粒子成長
調整剤が残っている限りは、それらは他の吸着した写真
用添加剤と粒子の表面部位を競合する。粒子成長調整剤
が周囲の乳剤分散媒体と平衡になるまで、それらは他の
写真用要素層および処理に使用する溶液に影響を与える
ことができる。
【0010】本発明の実施において、少なくとも吸着し
た2−ヒドロアミノアジン粒子成長調整剤の一部分が高
塩化物平板状粒子表面から放出され、そして{111}主
平面を持つ形態学的に不安定な平板状粒子が写真用によ
り望ましくない形態学的粒子形状に逆戻りすることを防
ぐことができる、一以上の写真用に有用な吸着写真用添
加剤により置き換えられる。
【0011】この機能が、少なくとも一つの5−ヨード
ベンゾオキサゾリウム核を含むために選択された一種以
上の写真的に有用な化合物を使用することにより実施す
ることができる、ことは認識されている。幸運にも、広
範な種々の写真的に有用な化合物が少なくとも一つのベ
ンゾオキサゾリウム核を含むものとして公知である。以
下の例に詳細に説明されている、形態学的安定性に不可
欠である5−ヨード置換基を含むこれらの化合物を改良
することによって、前記化合物は、吸着した2−ヒドロ
アミノアジンを置き換えること、別個の有用な写真作用
を遂行することの双方に有効である。従って、5−ヨー
ドベンゾオキサゾリウム化合物と吸着した2−ヒドロア
ミノアジンの置き換えは、乳剤の複雑さを減少し、平板
状粒子を形態学的に安定にしかつ写真的に有用な作用を
遂行する化合物が占めることができる粒子面範囲を増加
する。
【0012】さらに顕著な本発明の利点は、放出された
2−ヒドロアミノアジン粒子成長調整剤が乳剤から除去
されることである。これは粒子成長調整剤が処理溶液
(特に酸性溶液)中に蓄積する可能性を排除するのと同
様に、粒子成長調整剤と、乳剤が組込まれている他の写
真用要素(例えば他の乳剤層)とが、引き続き相互反応
することを最小にする、もしくは排除するために使用で
きる。さらに放出され、そして除去された2−ヒドロア
ミノアジンを再生して、これにより廃棄を最小にし、粒
子成長調整剤を次の乳剤調製に再使用することを可能と
する。
【0013】本発明は、平板状粒子が{111}結晶学上
平面にある塩化物平板状粒子乳剤の写真的性質の使用を
改良する方法を対象とし、ならびに形態学的安定性のた
めに平板状粒子の表面に吸着した2−ヒドロアミノアジ
ンに依存するものである。このタイプの乳剤は、Maskas
kyの米国特許第4,713,323号、Kingらの米国特許第4,94
2,120号、Tufanoらの米国特許第4,804,621号、特開平3
−116133号(1991年5月17日公開)および Houleらの米
国特許第5,035,992号明細書に具体的に説明され、これ
らは参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0014】前記乳剤は前記粒子および吸着した2−ヒ
ドロアミノアジンに加えて、粒子の通常の分散媒体を含
む。分散媒体は、必ず水性媒体であり適用の圧倒的多数
ではゼラチン−解こう剤を含む。本発明の実施におい
て、分散媒体のpHは、平板状粒子の表面に吸着した2
−ヒドロアミノアジンがプロトン化するまで下げられ
る。これは2−ヒドロアミノ部分を、吸着能力が減少し
た陽イオン部分に転換させ、そしてまたプロトン化した
2−ヒドロアミノアジンを水性(従って極性)分散媒体
中に可溶性にする。
【0015】平板状粒子を、平板形状を少なくする形態
崩壊から保護するため、放出された2−ヒドロアミノア
ジンは、粒子面に吸着を促進する少なくとも一つの5−
ヨードベンゾオキサゾリウム核を含む既知の写真的に有
用な添加物の任意の1種もしくは組み合せと平板状粒子
面上で置き代る。組み入れのためにこのタイプの写真的
に有用な添加物を選択することにより、プロトン化およ
び放出の前に前記2−ヒドロアミノアジンによって遂行
される形態学的安定化作用が実施されると同時に吸着化
合物を置換する既知の写真的利用性も実現する。言い換
えれば、吸着化合物の置換は今、少なくともふたつの明
確な機能を行っている。
【0016】置換化合物が平板状粒子表面に吸着した
後、放出されたプロトン化2−ヒドロアミノアジンを、
乳剤溶質の除去についての通常の任意技法(例えば、凝
固洗浄、限外濾過など)により分散媒体から除去するこ
とができる。このタイプの工程の具体的説明は、リサー
チディスクロージャー(Research Disclosure)、第308
巻、1989年12月、308119項、第II節に要約されてお
り、ここで参照することにより本明細書に編入される。
【0017】乳剤から除去された2−ヒドロアミノアジ
ンは、必要ならば再生し、そして再使用することができ
る。廃棄する場合は、最小の経費および環境的影響のた
めに2−ヒドロアミノアジンを選択することができる。
アデニン(ビタミンB4)は低コストで環境に優しい2−ヒ
ドロアミノアジンの具体的な例である。本発明の実施に
使用する高塩化物平板状粒子乳剤は、少なくとも50モル
パーセントの塩化物(全銀に対して)を含有し、少なくと
も全粒子投影面積の50パーセントを占める平板状粒子を
含有するのが好ましい。この平板状粒子は5モルパーセ
ント未満の沃化物を含有するのが好ましい。
【0018】臭化物はハロゲン化合物のバランスのため
に含めることができる。言い替えれば、本発明は高塩化
物平板状粒子が塩化銀、沃塩化銀、塩臭化銀、臭沃塩化
銀、および/もしくは沃臭塩化銀平板状粒子である乳剤
に応用することができる。平板状粒子の塩化物含量は、
少なくとも80モルパーセントが好ましく、そして少なく
とも90モルパーセント(全銀に対して)が最適である。一
方沃化物含量は2モルパーセント未満が好ましく、そし
て1モルパーセント未満が最適である。
【0019】平板状粒子中にひとつより多くのハロゲン
化イオンが存在する場合、そのハロゲン化物は均一もし
くは不均一に分布することができる。例えば、本発明は
Houleらにより開示されたタイプの乳剤(上記参照
により引用され本明細書に組み入れられる)に応用可能
である。平板状粒子の写真用の利点は、それらの平板性
の機能である。平板状粒子が高い平均平板性を表す好ま
しい乳剤は、---すなわち、それらは平均平板性の関係
式:
【0020】
【数1】
【0021】を満たす。式中、ECDは高塩化物平板状
粒子の平均有効円直径(μm)であり、そしてtは高塩化
物平板状粒子の平均厚(μm)である。平均アスペクト比
によって、高塩化物平板状粒子が高いアスペクト比、す
なわちECD/t > 8を示すのが好ましい。高アスペ
クト比平板状粒子が0.3μmもしくはそれより薄い厚さを
表す場合、粒子はまた高い平板性も表す。平板状粒子の
厚さが0.2μmもしくはそれより薄い場合、高平板性は中
間の5以上のアスペクト比で認めることができる。
【0022】最大平均平板性および最大平均アスペクト
比は高塩化物平板状粒子の平均ECDと、それらの平均
厚さとの関数である。高塩化物平板状粒子の平均ECD
は、写真的利用性の限界まで(すなわち、約10μm ま
で)及ぶことができるが、典型的には4μm もしくはそ
れ未満である。Tufanoら、(上記に引用され、参
照により本明細書に編入される)は、0.062μm (388{11
1}結晶格子平面)までの範囲の厚さを有する本発明の要
求を満たす高塩化物平板状粒子乳剤を開示する。平均粒
子厚が120格子平面までの範囲にわたる超薄高塩化平
板状粒子乳剤を調製することができる。参考として1.6
オングストロームの{111}格子間隔の塩化銀を使用し
て、以下の粒子厚(μm )の相関を適用する: 360格子平面 < 0.06μm 300格子平面 < 0.05μm 180格子平面 < 0.03μm 120格子平面 < 0.02μm 乳剤中に存在する高塩化物平板状粒子を有することの利
点を最大にするためには、全粒子投影面積の70パーセン
トより多く占める高塩化物平板状粒子が好ましく、そし
て90パーセントより多いのが最適である。調製する際
に、もしくは従来の粒子分離技法を実行する際に注意し
て、高塩化物平板状粒子により占められる投影面積は、
すべての実施目的に関して、全粒子投影面積の約100%
に近付くことができる。
【0023】高塩化物平板状粒子以外の粒子は、乳剤に
存在するとき、一般的に同じハロゲン化組成物との共沈
した粒子である。種々の応用において、乳剤の配合をお
こなって具体的な写真的目標を達成することが認識され
ている。放出され、プロトン化された2−ヒドロアミノ
アジンを置換しようとする写真的に有用な化合物が、す
べての成分乳剤に有効に吸着できるとき、プロトン化お
よび続く処理工程は、配合後に有効に生じることができ
る。従って、高塩化物平板状粒子以外の乳剤の粒子が、
ハロゲン化合物中で広範な種類の任意の形状、大きさお
よび結晶学的形状をとることができることが明らかであ
る。一般的に、沈殿の後そして洗浄の前に、粒子表面か
ら2−ヒドロアミノアジンを放出し、それによりプロト
ン化した2−ヒドロアミノアジンを除去する第二洗浄工
程を避けることが有利である。
【0024】放出され、プロトン化されたた2−ヒドロ
アミノアジンを置換しようとする写真的に有用な化合物
が、高塩化粒子表面にのみ吸着しようとする場合、もち
ろん、本発明の方法は配合前に実施される。2−ヒドロ
アミノアジンの本質的構造部分はつぎの式Iから視覚化
することができる。
【0025】
【化1】
【0026】式中、Zは環状原子が炭素もしくは窒素の
いずれかである6員環の芳香族複素環を完成する原子を
表し、そしてRは水素、任意の便利な通常の一価のアミ
ノ置換基(例えば、炭化水素もしくはハロ炭化水素
基)、もしくはZにより完成されるアジン環と融合した
5もしくは6員環の複素環を形成する基を表す。平板状
粒子{111 }結晶面を形態学的安定化する式Iの構造的
特徴は、(1)示されているふたつの窒素原子の空間的
関係、(2)左の窒素原子の芳香族環安定性、および
(3)右の窒素原子に結合した水素、である。
【0027】二つの窒素原子が{111 }結晶面と反応し
て吸着を容易にする、と考えられている。RおよびZを
形成する原子は、必須ではないが吸着および形態学的安
定性に作用的に影響するように選択することができる。
ZおよびRの種々の形を、以下に記載する様々な2−ヒ
ドロアミノアジン種により具体的に説明する。ひとつの
2−ヒドロアミノアジンの具体的な形は式(II)を満
たす。
【0028】
【化2】
【0029】式中、R1 、R2 およびR3 は同一もしく
は異なってもよく、Hもしくは炭素原子1〜5のアルキ
ル;R2およびR3が一緒の場合は−CR4=CR5−もし
くは−CR4 =N−であり、式中R4 およびR5 は同一
もしくは異なってもよく、Hもしくは炭素原子1〜5の
アルキルである、但しR2 およびR3 が一緒に−CR4
=N−結合を形成する場合は、−CR4 = はR2 結合
位置で環に結合しなければならないことを条件とする。
【0030】もうひとつの具体的な形では、2−ヒドロ
アミノアジンは次の式(III)を満たす。
【0031】
【化3】
【0032】式中、Z2は−C(R2)=もしくは−N=
であり、Z3は−C(R3)=もしくは−N=であり、Z
4は−C(R4)=もしくは−N=であり、Z5は−C
(R5)=もしくは−N=であり、Z6は−C(R6)=
もしくは−N=であり、但し、Z4、Z5およびZ6のひ
とつだけが−N=であるという条件であり、R2はH、
NH2もしくはCH3であり、R3、R4およびR5は、独
立して選択され、R3およびR5は水素、ハロゲン、アミ
ノもしくは炭化水素、そしてR4は水素、ハロゲンもし
くは炭化水素であり、各炭化水素部分は1〜7の炭素原
子を含有し、そしてR6はHもしくはNH2である。
【0033】さらに具体的形では、2−ヒドロアミノア
ジンは環の4および6位がヒドロアミノ置換基であり、
相互依存的に別個の、環の4、5および6位にアミノ置
換基を含有するトリアミノ−ピリミジン粒子成長調整剤
の形をとることができる。この形の2−ヒドロアミノア
ジンは次式(IV)を満たすことができる。
【0034】
【化4】
【0035】式中、N4、N5およびN6は別個のアミノ
部分である。特に好ましい形態において、式(V)を満
たす2−ヒドロアミノアジンは次の構造である。
【0036】
【化5】
【0037】式中Riは、各々に別個に生じる水素、も
しくは炭素原子1〜7のアルキルである。さらにもうひ
とつの具体的形態では、2−ヒドロアミノアジンは次式
(VI)を満たす。
【0038】
【化6】
【0039】式中、N4はアミノ部分であり、そしてZ
は5もしくは6員環環を完成する原子を表す。最初には
調製する場合、高塩化物平板状粒子乳剤は、平板状粒子
を形態学的に安定化できる任意の濃度の2−ヒドロアミ
ノアジンを含有できる。平板状粒子の十分な形態学的安
定性は、2−ヒドロアミノアジンが乳剤中に単分子層域
の少なくとも25パーセントの濃度で存在する場合、実
現する。平板状粒子粒子を最大限に保護することは、理
論的には、完全な(100パーセント)単分子層域を提供
するために十分な2−ヒドロアミノアジンが存在する場
合に実現されるが、実際には達成し得る最大の形態学的
安定性は、75パーセントもしくはそれより低い単分子層
域で観察される。粒子表面に吸着できる量をこえる過剰
な2−ヒドロアミノアジンの含有物も適合でき、過剰の
未吸着2−ヒドロアミノアジンは洗浄により容易にに除
去される。
【0040】分散媒体中への放出を有効にするために、
高塩化物平板状粒子表面に吸着した2−ヒドロアミノア
ジンのプロトン化することは、単に乳剤のpHを下げる
ことにより達成できる。pHは、通常乳剤沈殿中のpH
に調節するのに使用される無機酸(例えば硫酸、もしく
は硝酸)と同じものを使用して下げるのが好ましい。各
2−ヒドロアミノアジンがわずかにに異なるpHでプロ
トン化されるとしても、化合物のプロトン化は、好まし
くは5.0から1.0の範囲内のpH、最も好ましくは4.0か
ら1.5で効果的である。前記pHは乳剤沈殿に使用する
通常のpHであり、乳剤を極端な酸性条件(他の化合物
を分解する可能性がある)に供することがなくプロトン
化を達成するので、これらの範囲でのプロトン化は、た
いへん有利である。
【0041】少なくとも一つの5−ヨードベンゾオキサ
ゾリウム核(5位ヨード置換基を欠く対応する既知のベ
ンゾオキサゾリウム化合物の合成を単に改変することに
より調製される)を含む写真的に有用な化合物を使用し
てプロトン化されかつ放出された2−ヒドロアミノアジ
ンを形態学的安定剤として平板粒子面上で置き換える。
【0042】ベンゾオキサゾリウム核を含有する広範な
種々の写真的に有用な通常の乳剤添加剤が、入手でき選
択される。分光増感色素、減感剤、正孔トラップ色素、
カブリ防止剤、安定剤、および現像主薬調整剤は、種々
の写真的に有用な化合物の具体例であり、これは少なく
とも一種のベンゾオキサゾリウム核を含有すると知られ
ており、そして一以上のベンゾオキサゾリウム部分の5
−ヨード置換基を含むように選択(もしくは合成的に改
変)できる。
【0043】例えば、Brooker、米国特許第2,131,038号
明細書(この開示は参照することにより本明細書に編入
される)は、ベンゾオキサゾリウム塩のカブリ防止剤と
しての有用性を開示する。Tanakaらの、米国特許第4,94
0,657号明細書(この開示は参照することにより本明細書
に編入される)は、本発明の実施に要求される写真的に
有用な機能である、(カブリ防止)および形態学的安定性
の能力の両方を表す、Brookerらに開示されたベンゾオ
キサゾリウム塩の5−ヨード置換変異体を開示する。
【0044】Tanakaらも又、5−ヨードベンゾオキサゾ
リウム核を含有する分光増感色素を開示する。これらの
分光増感色素は、本発明の実施において分光増感および
形態学的安定化作用を実施するために使用できる。さら
に、Tanakaらにより分光増感色素の合成のための開始物
質として使用された5−ヨードベンゾオキサゾリウム塩
は、別法として他の分光増感色素、ホールアクセプター
および/または減感剤の合成のための開始物質として、
単に従来のベンザゾリウム塩開始物質を対応する5−ヨ
ードベンザゾリウム塩に交換するだけで使用できる。例
えばGuntherらの、米国特許第4,576,905号明細書(この
開示は参照することにより本明細書に編入される)は、
2−メチルベンゾテルラゾリウム核を通常の色素合成反
応において反応させることにより、広範な種々のポリメ
チン色素の調製を開示する。本発明の実施に有効な色素
は、Guntherらの合成の2−メチルベンゾテルラゾリウ
ム開始物質の任意のひとつを、Tanakaらの5−ヨード−
2−メチルベンゾオキサゾリウム開始物質の任意のひと
つと単に置換することにより、調製することができる。
【0045】5−ヨードベンゾオキサゾリウム核の簡単
な形は次の(VII)形をとることができる。
【0046】
【化7】
【0047】式中Qは4基化置換基(quaternizing sub
sutituent)を表す。この4基化置換基は、任意の合成に
便利な形態をとることができる。4基化置換基は、シア
ニン色素の基本核の任意の4基化置換基の形態をとるこ
とができる。典型的な4基化置換基は、炭化水素もしく
は置換された炭化水素である。4基化置換基は炭素原子
1〜12を含むのが好ましく、炭素原子1〜6個が最適
である。炭化水素置換基の例は、メチル、エチル、n−
プロピル、イソ−ブチル、イソ−ペンチル、シクロヘキ
シル、フェニルおよびフェネチルである。
【0048】ハロゲン化銀乳剤の分散化媒体は親水性で
あるので、極性もしくはイオン性基を含む置換された炭
化水素の4基化置換基を与えることにより、ベンゾオキ
サゾリウム核の親水性を増すことがしばしば好ましい。
通常の可溶化基は、カルボキシ、スルホ基およびスルフ
ァト基がある。そのような可溶化基を含有する好ましい
4基化置換基の例は、カルボキシアルキル、スルホアル
キルおよびスルファトアルキル基であり、ここでアルキ
ル基はアルキル部分に1〜6の炭素原子を含有し(例え
ばメチル、エチル、プロピル、ブチル等);カルボキシ
アリール、スルホアリールおよびスルファトアリール、
ここでアリール部分は6〜10の炭素原子を含有し(例
えば、フェニル、ナフチル等);そして同様に置換され
たアラルキル(例えば、フェニルエチル、2−フェニル
プロピル等)およびアルカリル基(例えばトリル、キシ
リル等)である。4基化基として使用される炭化水素部
分の通常の置換基は、ハロゲン(F、Br、Clもしく
はI)、アリールオキシおよびアルキルオキシ基であ
る。4基化置換基はベンゾオキサゾリウム核の3環位の
みに結合して表されるが、4基化置換基は便利に3およ
び4環位でベンゾオキサゾリウムに結合する、すなわち
4基化置換基は融合5員もしくは6員環を完成できると
認識されている。例えばHamerの、The Cyanine Dyes an
d Related Compounds,John Wiley & Sons,1964 の308頁
には、3と4環位が架橋し、それによって融合6員環を
完成する1,3−プロパンジイル4基化置換基を持つ2
−メチルベンゾオキサゾリウム化合物を開示する。
【0049】上記式(VII)では、4、6、および7
環位に置換基が示されていない。7環位は好ましくは置
換基が無いか、もしくはフッソ原子のような最小の嵩の
置換基に制限される。任意の合成に都合のよい置換基が
4および6環位に意図される。6環位は特に便利な置換
部位を提供する。より一般的に好ましい形では、5−ヨ
ードベンゾオキサゾリウム核は次の式(VIII)の形
をとることがでる。
【0050】
【化8】
【0051】式中、Qは上記に定義した4基化置換基で
あり、R6は水素、ハロゲンもしくはQ’−(X)n−であ
り、Q’は水素、または置換もしくは非置換の炭素原子
1〜12、好ましくは1〜6の炭化水素、Xは二価の酸
素、もしくは硫黄原子であり、そしてnはゼロもしくは
1の整数である。
【0052】ハロゲンは、F,Cl,BrもしくはIであること
ができる。Q’は上記4基化置換基との関連において記
載した、置換もしくは非置換の炭化水素の任意の種々の
形をとることができる。nが1のとき、R6置換基はオ
キシもしくはチア置換基、例えば、ヒドロキシ、アルコ
キシ、アリールオキシ、メルカプト、アルキルチオ、も
しくはアリールチオ置換基である。
【0053】本発明の意図する最も簡単な形では、5−
ヨードベンゾオキサゾリウム核は2位で置換されていな
い。すなわち、式VIIおよびVIIIにおいて、完全
な化合物は式の原子に水素が2環位で不飽和結合に結合
しているものから成る。電荷を中性にするのが必要なら
ば、任意の都合のよい対イオンが存在してもよい。例え
ば、もしQおよびR6が両方とも電荷が中性の置換基な
らば、任意の適当なタイプの陰イオンを選択することが
でき、例えばハロゲン、過塩素酸塩、トリフルオロメタ
ン−スルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、テトラ
フルオロ硼酸塩などである。QもしくはR6のいずれか
が陰イオン性置換基であれば、5−ヨードベンゾオキサ
ゾリウム化合物は電荷が中性の両性イオン性化合物であ
り、対イオンの必要は無い。もし5−ヨードベンゾオキ
サゾリウム化合物がひとつより多くの陰イオン置換基を
含有するならば、電荷を平衡化する陽イオン、例えばア
ルカリ金属イオン(例えば、Na+,K+,もしくはLi+)もしく
はアンモニウム対イオン(例えば、トリエチルアミン)が
5−ヨードベンゾオキサゾリウム化合物を完成する。
【0054】従って、本発明の実施に有用な簡単な5−
ヨードベンゾオキサゾリウム化合物は式(IX)を満足
する。
【0055】
【化9】
【0056】式中、R6およびQはすでに定義したもの
であり、Xは電荷を平衡化する対イオンであり、そして
mはゼロ、もしくは1の整数である。ベンゾオキサゾリ
ウム核の2位での置換基を提供することが、合成に便利
であるので、本発明の好ましい形において、より一般的
種類の5−ヨードベンゾオキサゾリウム化合物は、式
(X)を満足することを意図する。
【0057】
【化10】
【0058】式中、R6、Q、Xおよびmは、すでに記
載した任意の形をとることができ、そして、R2は水素
もしくは任意の合成に都合のよい置換基である。簡単な
好ましい形において、R2は水素、もしくは上記R6との
関連において記載された種々の任意の形をとることがで
きる。5−ヨードベンゾオキサゾリウム化合物が達成し
ようとする写真的有用性(高塩化物平板状粒子の形態学
的安定性に加えて)が、写真的に有用な色素として機能
する場合、R2を選択して色素発色団を完成させること
を特に意図する。
【0059】本発明の具体的な好ましい形では、R2
ポリメチン色素を完成原子を表す。考えられるポリメチ
ン色素はシアンニン類、メロシアニン類、シアニン類お
よびメロシアニン類の錯体(即ち、トリ−,テトラ−お
よび多核シアニン類ならびにメロシアニン類)ヘミオキ
ソノール類およびストレプトシアニン類である。ポリメ
チン色素は分光増感色素として有効であると良く知られ
ており、しばしば同時に正孔トラップ色素として作用
し、具体的用途では電子トラップ色素として作用する。
【0060】本発明の具体的な好ましい形では、高塩化
物平板状粒子の形態学的安定剤として使用される5−ヨ
ードベンゾオキサゾリウム化合物は、シアニン分光増感
色素である。シアニン分光増感色素は、5−ヨード置換
基を有するかもしくは有する様に合成的に改質された少
なくとも一つの核を含む任意の通常のシアニン色素の形
をとることができる。本発明の具体的な好ましい形で
は、前記シアニン色素は、モノメチンシアニン、カルボ
シアニンおよびジカルボシアニンである。特にスペクト
ルの近赤外部分で増感する、より長い発色団シアニン色
素が具体的に考えられるが、スペクトルの可視部分内で
分光増感を必要とする写真用途が、シアニン色素用途の
圧倒的多数をしめている。
【0061】本発明の要求を満たす好ましいシアニン色
素は次式(XI)を満足すものである。
【0062】
【化11】
【0063】式中、5IBOXは、既に説明した任意の
5−ヨードベンゾオキサゾリウム核あり、L1、L2、お
よびL3はメチン(−CR=)基であり、Rは水素、も
しくは炭素原子1〜6の炭化水素、最適なものは炭素原
子1〜3のアルキルであり、pはゼロ、1もしくは2の
整数であり、そしてNBはシアニン色素に見いだされる
タイプの塩基性複素環核である。
【0064】塩基性複素環核は、典型的にはキノリニウ
ム、ピリジニウム、イソキノリニウム、3H−インドリ
ウム、ベンゾ[e]インドリウム、オキサゾリウム、チア
ゾリウム、セレナゾリウム、イミダゾリウム、ベンゾオ
キサゾリウム、ベンゾチアゾリウム、ベンゾセレナゾリ
ウム、ベンゾイミダゾリウム、ナフトオキサゾリウム、
ナフトチアゾリウム、ナフトセレナゾリウム、チアゾリ
ニウム、ジヒドロナフトチアゾリウム、ピリリウム、お
よびイミダゾピラジニウムの四塩から誘導されるものを
包含する。
【0065】この塩基性複素環はまた、ベンゾ−および
ナフトテルラゾール、ならびにオキサテルラゾール、例
えばGuntherらにより、米国特許第4,575,483号、同4,57
6,905号および同4,599,410号明細書に開示されるもので
あり、これは参照することにより本明細書に編入され
る。本発明の実施に有用なある具体的に好ましいシアニ
ン色素の基では、2種類の5−ヨードベンゾオキサゾリ
ウム核が存在する。例えば、前記色素は次の式(XI
I)を満たす。
【0066】
【化12】
【0067】式中、5IBOX、L1、L2、L3および
pはすでに記載したものである。本発明の具体的な好ま
しい態様では、平板状高塩化粒子の表面に吸着すると
き、シアニン色素はJ凝集をを表すものの中から選択さ
れる。すなわち、前記色素は、それらの平板状粒子表面
への吸着した配置に起因するJバンド吸収ピークを表
す。色素凝集およびその写真的効果の論議は、James
の、 The Theory of the photographic Process、第4
版、Macmillan、New York、1977、第9章により与えられ
ている。
【0068】本発明の実施に使用する好ましいJ凝集色
素の例は、次式(XIII)を満たすものである。
【0069】
【化13】
【0070】式中、5IBOXおよびRはすでに説明さ
れたものであり、qはゼロもしくは1の整数であり、そ
してNB'はベンゾカルコゲンアゾリウムもしくはナフト
カルコゲンアゾリウム核であり、ここで複素環中のカル
コゲン原子は二価の酸素、硫黄、セレンおよびテルル原
子の中から選択される。
【0071】具体的に好ましい本発明の形態では、NB'
は、上述されたタイプの5IBOX核である。ベンゾオ
キサゾリウム核の5−ヨード置換基の存在もしくは不存
在は、凝集にほとんど影響を持たないので、凝集を与え
る色素構造の技術知識により、本発明の要求を満たすJ
凝集体色素の選定をすることができる。もちろん、式
(XIII)の境界を超えて本発明の一般的要求を満た
す別個の色素構造が存在することはみとめられる。例え
ば、ジカルボシアニン色素構造、J凝集を示すものが特
に本発明実施での使用に考えられる。
【0072】もうひとつの好ましい形態では、前記5−
ヨードベンゾオキサゾリウム核はメロシアニン色素中に
含まれる。メロシアニン色素は塩基性核を含み、この場
合ヨードベンゾオキサゾリウム核は、直接、もしくは等
しい数のメチン基を介して酸性核と連結する。好ましい
形態では、本発明の実施に有用なメロシアニン色素は次
式(XIV)を満たす。
【0073】
【化14】
【0074】式中、5IBOXはすでに説明したもので
あり、L4およびL5は上述した任意の種々の形態のメチ
ン基であり、rはゼロ、1もしくは2の整数であり、そ
してNAは酸性核である。酸性核はメロシアニン色素中
有効であると知られているものの中から選択することが
できる。
【0075】典型的な酸性核は次式(XV)を満たす。
【0076】
【化15】
【0077】式中、Dは、シアノ、スルホもしくはカル
ボニル基であり、D’はすでに説明した種々のタイプの
任意のメチン置換基、もしくはDとともに、炭素、窒
素、酸素、および硫黄から成る基から選択された環原子
を含む5員もしくは6員の複素環を完成することができ
るメチン置換基であり、L5およびL6はすでに説明した
種々のタイプの任意のメチン基であり、そして、sはゼ
ロもしくは1の整数である。
【0078】DおよびD’が別個の基である場合、NA
は、例えばマロンニトリル、アルキルスルホニルアセト
ニトリル、シアノメチルベンゾフラニル ケトン、もし
くはシアノメチル フェニル ケトンの基の中から選択で
きる。NA'の好ましい環形態では、DとD’がともに、
2−ピラゾリン−5−オン、ピラゾリデン−3,5−ジ
オン、イミダゾリン−5−オン、ヒダントイン、2もし
くは4−チアヒダントイン、2−イミノオキサゾリン−
4−オン、2−オキサゾリン−5−オン、2−チオオキ
サゾリジン−2,4−ジオン、イソオキサゾリン−5−
オン、2−チアゾリン−4−オン、チアゾリジン−4−
オン、チアゾリジン−2,4−ジオン、ローダニン、チ
アゾリジン−2,4−ジチオン、イソローダニン、イン
ダン−1,3−ジオン、チオフェン−3−オン、チオフ
ェン−3−1,1−ジオキシド、インドリン−2−オ
ン、インドリン−3−オン、インダゾリン−3−オン、
2−オキソインダゾリニウム、3−オキソインダゾリニ
ウム、5,7−ジオキソ−6,7−ジヒドロチアゾロ[3,
2−a]ピリミジン,シクロヘキサン−1,3−ジオン、
3,4−ジヒドロイソキノリン−4−オン、1,3−ジオ
キサン−4,6−ジオン、バルビツール酸、2−チオバ
ルビツール酸、クロマン−2,4−ジオン、インダゾリ
ン−2−オンもしくはピリド[1,2−a]ピリミジン−
1,3−ジオン核を完成する。
【0079】上記の種々の写真的に有用な5−ヨードベ
ンゾオキサゾリウム化合物は、粒子面に吸着するために
一種以上の5−ヨードベンゾオキサゾリウム核を当てに
する。二価の硫黄原子を含む部分がまた化合物中に存在
する場合、これはまた吸着部位としてはたらくことがで
きる。しかし、5−ヨードベンゾオキサゾリウム核の他
に追加の吸着促進部分は必要とされない。必要ならば、
二価の硫黄原子を含む部分のない、上記5−ヨードベン
ゾオキサゾリウム化合物の中から選ぶことが具体的に考
えられる。その様な化合物を、下記の実施例に本発明を
実施するために十分に効果的であるものとして示す。
【0080】写真的に有用な5−ヨードベンゾオキサゾ
リウム化合物は、粒子表面上の単分子層域の少なくとも
20パーセントを提供するのに十分な量で分散媒体中に導
入される。写真的に有用な化合物は、単分子層域の少な
くとも50〜100パーセントを提供するのに十分な濃度で
導入されることが好ましい。未吸着の化合物は次の洗浄
工程中に、乳剤から除去されやすいので、写真的に有用
な化合物を、粒子表面に吸着できるよりも大量に導入す
ることは、効率的ではない。形態学的な粒子の安定化と
は無関係に写真的使用に満足するために、より高濃度の
5−ヨードベンゾオキサゾリウム化合物を所望する場合
には、追加の化合物の添加を洗浄工程の後に遅らせるこ
とができる。
【0081】2−ヒドロアミノアジンと粒子表面上で置
換することを意図する写真的に有用な化合物を、2−ヒ
ドロアミノアジンのプロトン化が起こる前に乳剤の分散
媒体中に溶解することが一般的に好ましい。この手順に
より化合物は2−ヒドロアミノアジンが空ける粒子表面
に吸着する。これは{100}結晶面の逆転換による平板
状粒子の形態的分解の危険性を完全に除外する。
【0082】別の方法として、5−ヨードベンゾオキサ
ゾリウム化合物を導入する直前に、分散媒体のpHを下
げることが具体的に意図される。この後者の方法は分散
媒体への溶解性に制約がある化合物を含む二価の硫黄原
子を、分散媒体中の沈殿よりも優先して粒子に吸着させ
ることができる点で有利である。従って5−ヨードベン
ゾオキサゾリウム化合物の導入がpHが下げられる前、
もしくは後に最適に行われるかどうかは、これは使用す
る具体的な化合物ならびに具体的なその可溶性および沈
殿速度、の作用である。
【0083】すでに指示したように、写真的に有用な化
合物は分散媒体中に導入するのが好ましく、そして分散
媒体のpHを乳剤の洗浄前に下げ、その結果放出された
プロトン化した2−ヒドロアミノアジンを第二洗浄工程
を実施すること無くして乳剤から除去することができ
る。2−ヒドロアミノアジンは化学的増感の前、もしく
は後に粒子表面から放出される。分光増感剤、もしくは
カブリ防止剤のような写真的に有用な化合物を乳剤に、
化学的増感の前に添加することは、通常実施されること
であり、本発明の実施と完全に適合する。
【0084】具体的に説明された本発明の特徴とは別
に、乳剤およびその調製法は任意の都合のよい通常形態
をとることができる。Research Disclosure,308巻, 198
9年12月, 308119項は、その通常の乳剤の態様を開示し
(参照することによりにより本明細書に編入する)、具
体的に第IV、VIおよびXXI節に示されていること
を注記する。
【0085】
【実施例】本発明は以下の具体的な態様を参照にするこ
とにより、よりよく理解することができる。 ホスト 乳剤A:AgCl平板状粒子乳剤 pH6.0、40℃で、2%骨ゼラチン、1.5mMの
4,5,6−トリアミノピリミジン、0.040MのN
aCl、および0.20Mの酢酸ナトリウムの攪拌され
たl0Lの溶液を含む反応容器に、4MのAgNO3
液と4.5MNaCl溶液を添加した。前記AgNO3
溶液を6.25ml/分の速さで1分間加え、次にその
流速を110ml/分に30分の間で加速し、そして
6.7モルのAgNO3の全量が加えられるまで最終的
に110ml/分を一定に維持した。4.5MのNaC
lを、7.67のpAgが一定に維持されるのに必要な
速度で添加した。沈殿が完了した後、133gのフタル
化ゼラチンを加えた。得られた未洗浄高アスペクト比A
gCl平板状粒子乳剤は、粒子の全投影面積の85%か
ら成る平板状粒子群から成っていた。平板状粒子群は、
1.3μmの平均等価円直径、0.085μmの平均
厚、および15.3の平均アスペクト比を有した。
【0086】例1:Agcl平板状粒子形態を安定にす
る色素の試験 40℃で、攪拌された0.02モルのホスト乳剤Aにア
ンヒドロ−5,5’−ジヨード−9−エチル−3,3’
−ジ(3−スルホプロピル)オキサカルボシアニンヒド
ロキシド ナトリウム塩を表Iに記載された量で添加し
た。前記混合物を、40℃で5分間攪拌し、蒸留水で2
50mlに希釈し、pHをH2SO4で3.5に下げた。
2℃で2時間放置し、固相を1%ゼラチンおよび4mM
Naclで全量40gにした溶液中で再懸濁した。サ
ンプルを光学顕微鏡および電子顕微鏡で検査し、Agc
l{111}平板状粒子安定剤として作用する色素かどう
かを決定した。
【0087】安定剤試験判定基準 成長調整剤除去のために乳剤を酸洗浄した後でも、元の
平板状粒子集団が平均厚で50%より大きく増えなけれ
ば、目的の化合物はAgCl{111}平板状粒子安定剤にな
ると考えられた。ホスト乳剤Aを使用するこれらの例に
ついて、安定剤が有効と考えられるには、酸洗浄した乳
剤の平均平板状粒子厚が0.128μmを越えてはならない。
【0088】
【表1】
【0089】例2:高臭化物コーナーエピタキシーを有
するAgcl平板状粒子形態を安定にする色素の試験 25℃で100g(0.04モル)の攪拌されたホスト
乳剤Aを含む反応容器に、0.8mモルの0.2M N
aBr溶液を1ml/分の速度(3.1×10-18モル
エピタキシー/コーナー・分、ここでそれぞれのコーナ
ーは各平板状粒子の両主面により形成されていると考え
る)計算成長速度で加えた。その後1.5mモル/Ag
モルの溶剤に溶解した試験対象色素安定剤を加え、温度
を40℃に高めた。40℃で5分間の後、500mlの
蒸留水を加えた。pHを3.5に下げ、2℃で2時間乳
剤を沈降させた。固相を1%ゼラチンおよび4mモル
Naclで全量80gした溶液中で再懸濁した。40℃
でpHを5.5に調節した。電子顕微鏡および光学顕微
鏡写真を検査して、提案した安定剤が有効かどうか例1
で与えた判定基準を使って決定した。
【0090】表IIに示される様に、5環位に少なくと
も一つのヨード置換基を有するオキサカルボシアニン色
素のみが安定剤となることが見いだされた。安定化され
た乳剤2c、2f、および2gの一部、ならびに安定化
されなかった乳剤1eの一部を、65℃で5分間加熱し
それらの安定性試験をさらに進めた。高アスペクト比平
板状粒子形態は、乳剤2c、2f、および2gにおいて
保存され、一方乳剤2eは熟成を継続し平板性を失っ
た。得られた結果を図1〜5までに示す。
【0091】
【表2】
【0092】例3:分光増感された写真レスポンスの測
定 平均直径1.7μmおよび平均厚0.085μmを有す
る粒子を含んでなり、1.5mモル/Agモルのアンヒ
ドロ−5,5’ジヨード−9−エチル−3,3’−ジ
(3−スルホプロピル)オキサカルボシアニンヒドロキ
シド、ナトリウム塩で分光増感された、AgBr平板状
粒子乳剤である対照乳剤を調製し、対照乳剤3aを作成
した。
【0093】対照乳剤3aおよび実施例乳剤1cの一部
に、5mg/モルのNa223および5mg/モルの
KAuCl4を加え、次に65℃で5分間加熱し、対照
乳剤3axおよび実施例乳剤3cxを作成した。次に
1.0mモル/Ag モルの1−(3−アセトアミドフ
ェニル)−5−メルカプトテトラゾールを実施例乳剤3
exに加えた。
【0094】対照乳剤3aおよび3ax、ならびに実施
例乳剤3exをポリエステルフィルム支持体上に、2.
15Ag/m2および4.20gゼラチン/m2で塗布
し、ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテルで硬膜化
し、塗膜3A、3AX、および3EXを作成した。前記
塗膜を、0.5秒間、600W、3,000度Kのタン
グステン光源で、Kodack Wratten 9 (商標)イエロー
フィルター、および0−4.0の濃度段階タブレットを
通して露光した。
【0095】露光した塗膜を、1分間、Kodak現像液DK-
50(商標)で20℃で現像した。得られた結果を表II
Iに与える。実施例塗膜(塗膜3EX)は、化学増感さ
れた対照塗膜(塗膜3AX)よりもより高いマイナスブ
ルースピード(minus blue speed)を有したことを注記す
る。
【0096】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例乳剤2cの支持体に対して垂直に眺めた
乳剤粒子構造を示す図面に代る走査電子顕微鏡写真であ
る。
【図2】実施例乳剤2fの支持体に対して垂直に眺めた
乳剤粒子構造を示す図面に代る走査電子顕微鏡写真であ
る。
【図3】65℃で5分間加熱した後の実施例乳剤2fの
支持体に対して垂直に眺めた乳剤粒子構造を示す図面に
代る走査電子顕微鏡写真である。
【図4】対照乳剤2eの支持体に対して垂直に眺めた乳
剤粒子構造を示す図面に代る走査電子顕微鏡写真であ
る。
【図5】65℃で5分間加熱した後の対照乳剤2eの支
持体に対して垂直に眺めた乳剤粒子構造を示す図面に代
る走査電子顕微鏡写真である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1){111}主面を有する形態学的に
    不安定な平板状粒子が全粒子投影面積の50パーセントよ
    り多くを占めかつ少なくとも50モルパーセントの塩化物
    (銀に対して)を含み、そして乳剤が平板状粒子に吸着
    しかつ平板状粒子を形態学的に安定にする少なくとも一
    種の2−ヒドロアミノアジンを追加的に含有する、ハロ
    ゲン化銀粒子およびゼラチン−解こう剤分散媒体を含ん
    で成る乳剤を生成し、そして (2)平板状粒子の表面に写真的に有用な化合物を吸着
    すること、を含んで成る写真使用乳剤の調製方法であっ
    て、(a)平板状粒子表面に吸着した2−ヒドロアミノ
    アジンがプロトン化され、そしてこれによって平板状粒
    子の表面から分散媒体中に放出され、(b)放出された
    2−ヒドロアミノアジンが、平板状粒子表面上で、写真
    的に有用な5−ヨードベンゾオキサゾリウム化合物の吸
    着により置き換わり、それによって同時に平板状粒子を
    形態学的に安定にしかつその写真実用性を高め、そして
    (c)放出された2−ヒドロアミノアジンが分散媒体か
    ら除去される、ことを特徴とする写真使用乳剤の調製方
    法。
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