JPH06194733A - スケールを写し込み可能なカメラ - Google Patents

スケールを写し込み可能なカメラ

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JPH06194733A
JPH06194733A JP5267146A JP26714693A JPH06194733A JP H06194733 A JPH06194733 A JP H06194733A JP 5267146 A JP5267146 A JP 5267146A JP 26714693 A JP26714693 A JP 26714693A JP H06194733 A JPH06194733 A JP H06194733A
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scale
imprinting
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photographing
film
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JP5267146A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Wakabayashi
央 若林
Hiroshi Terunuma
宏志 照沼
Hidenori Miyamoto
英典 宮本
Toshiyuki Nakamura
敏行 中村
Tatsuo Amanuma
辰男 天沼
Kiwa Iida
喜和 飯田
Yoshihiro Takeuchi
芳宏 竹内
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被写体像の大きさを推定するための基準スケ
ールをフィルムに写し込む。 【構成】 被写体距離に基づいて撮影倍率を算出する撮
影倍率算出手段と、この撮影倍率算出手段により算出さ
れた撮影倍率に応じて、フィルム上の被写体像の大きさ
を推定するための基準スケール15,16を設定する基
準スケール設定手段と、この基準スケール設定手段で設
定された基準スケール15,16をフィルムに写し込む
写し込み手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータを写し込み可能な
カメラに関し、特に、被写体像の大きさを推定するため
の基準スケールをフィルムに写し込むものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】撮影距離を段階的に選択可能
で、選択された撮影距離に対応した撮影倍率を撮影画面
に写し込み可能なカメラが知られている。この種のカメ
ラでは、特定の撮影距離に対応する1/8や1/12な
どの撮影倍率文字を透明フィルムに記載しておき、その
撮影距離が選択されると対応する撮影倍率文字を撮影画
面の片隅に写し込んでいる。
【0003】しかしながら、従来のカメラでは、予め用
意された撮影倍率を選択した時だけしか撮影倍率文字が
写し込めず、任意の撮影倍率に対しては撮影倍率文字の
写し込みができないという問題がある。また、被写体像
の大きさと写し込まれた撮影倍率から、実際の被写体の
大きさを直感的に推定することは困難である上に、写し
込まれた撮影倍率はネガ上の被写体像に対する撮影倍率
であり、プリント時に引き伸ばしを行うと撮影倍率が変
化してしまい、写し込まれた撮影倍率から実際の被写体
の大きさを単純に計算できないという問題がある。
【0004】本発明の目的は、被写体像の大きさを推定
するための基準スケールをフィルムに写し込むことにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1を参照して本発明を
説明すると、請求項1の発明は、被写体距離に基づいて
撮影倍率を算出する撮影倍率算出手段100と、この撮
影倍率算出手段100により算出された撮影倍率に応じ
て、フィルム上の被写体像の大きさを推定するための基
準スケールを設定する基準スケール設定手段101と、
この基準スケール設定手段101で設定された基準スケ
ールをフィルムに写し込む写し込み手段102とを備
え、これにより、上記目的を達成する。また、請求項2
のスケールを写し込み可能なカメラでは、スケール目盛
とその長さを示す単位とから基準スケールを構成したも
のである。さらに、請求項3のスケールを写し込み可能
なカメラの被写体距離は、撮影画面内に設定された複数
の焦点検出エリアの焦点検出結果の中からいずれかの焦
点検出エリアを選択し、その焦点検出エリアの焦点結果
に基づいて算出されたものである。請求項4のカメラ
は、基準スケールを写し込むか否かを選択する選択手段
103と、この選択手段103により基準スケールの写
し込みの中止が選択されたとき写し込み手段102によ
る基準スケールの写し込みを禁止する禁止手段104と
を具備する。
【0006】
【作用】請求項1〜3の発明では、撮影倍率に応じて基
準スケールを設定し、その基準スケールをフィルムに写
し込む。これによって、被写体像の大きさを容易に推定
することができる。請求項4の発明では、基準スケール
の写し込みを希望しないとき、選択手段103により基
準スケールの写し込みの中止を選択する。この場合、禁
止手段104により写し込み手段102による基準スケ
ールの写し込みが禁止される。
【0007】
【実施例】
−第1実施例− 図2は第1実施例のカメラの構成を示すブロック図であ
る。図において、スイッチSW1はレリーズボタンの半
押し時にオンし、スイッチSW2はレリーズボタンの全
押し時にオンする。測光装置3は被写界を測光し、被写
体輝度を検出する。測距装置4は、撮影画面内に設定さ
れた複数の焦点検出エリアで測距を行い、選択されたい
ずれかの焦点検出エリアの焦点結果に基づいて被写体距
離D(mm)を検出する。なお、測距装置の構成および
測距方法はこの実施例に限定されるものではない。ま
た、焦点距離検出装置5は、ズームレンズ鏡筒内に設け
られたエンコーダによりズームレンズの焦点距離f(m
m)を検出する。なお、電動ズームレンズの場合はズー
ムレンズ駆動用モータにエンコーダを設け、基準位置か
らの駆動量を検出して焦点距離f(mm)に換算するよう
にしてもよい。制御回路6は、マイクロコンピュータと
その周辺部品から構成され、カメラのシーケンス制御や
各種の演算制御を行うとともに、後述するプログラムを
実行して基準スケールの写し込み制御を行う。さらに、
フィルム給送モータ駆動回路7は、フィルム給送モータ
7mを駆動してフィルムの巻上げ、巻き戻しを行う。撮
影レンズ駆動回路8は、制御回路6からのレンズ駆動量
および駆動方向指令に従ってレンズモータ8mを駆動
し、撮影レンズを合焦させる。LED駆動回路9は、9
個のLEDから成るLEDアレイ9aを駆動し、基準ス
ケールや文字をフィルムに写し込む。露出制御回路10
は、シャッター機構部10aおよび絞り機構部10bを
駆動制御してフィルムの露光を行う。
【0008】図3は、LEDアレイとフィルムとの位置
関係を示す。LEDアレイ9aは、カメラの後方から見
てフィルム11の下部に設けられ、撮影駒12の露光後
のフィルム給送時に撮影駒12の下部の写し込み領域1
3に基準スケール、撮影日付などを写し込む。
【0009】図4,5は基準スケールを写し込んだ写真
を示す。図4はカメラを縦位置に構えて子供と犬を撮影
し、子供の身長を推定するための基準スケール15,1
6と撮影日付17を写し込んだ例を示す。また、図5は
カメラを正位置に構えて魚を撮影し、魚の体長を推定す
るための基準スケール19,20と撮影日付21を写し
込んだ例を示す。ここで、撮影倍率を変えると、フィル
ム上の被写体像の大きさが変化するので基準スケールの
長さを撮影倍率に応じて変える必要がある。例えば、撮
影倍率が10倍になった場合は、被写体像の大きさが1
0倍になり、基準スケールをもとの長さの10倍にしな
ければならない。しかし、そのようにすると撮影駒の横
の長さを超えてしまうので、図4,5に示すように基準
スケールをスケール目盛15,19とその長さを示す単
位16,20とにより表すことにし、例えば撮影倍率が
10倍になった時はスケール目盛の長さをもとのままと
し、単位を1/10にする。なお、図4に示す文字Lお
よび寸法線18はネガ上の基準スケールの実際の長さを
示すもので、写し込まれるものではない。
【0010】図6は、LEDアレイによる基準スケール
と文字の写し込み動作を説明する図である。この図によ
り、文字「日」を写し込む場合を例に上げて説明する。
図6(a)は、不図示のカメラのフリースプロケットに
連動して回転するエンコーダから発生するパルス信号を
示す。撮影駒の露光後にフィルムが巻上げられると、フ
リースプロケットがフィルムに従動し、エンコーダから
パルス信号が発生する。LED駆動回路9は、図6
(b)に示すように、エンコーダのパルス信号の立ち下
がりに同期してLEDの点灯タイミングパルス信号を生
成する。フィルム給送にともなってLEDアレイ9aが
写し込み領域13の所定の写し込み位置に達すると、点
灯タイミングの時刻t1において、9個のLEDの内の
両端の2個を除く7個のLEDに図6(d)に示すよう
に点灯信号が印加され、図6(c)に示すようにフィル
ムを露光する。その後、点灯タイミングt2からt8ま
で両端と中央のLEDが点灯され、点灯タイミングt9
で両端を除く7個のLEDが点灯される。このようにし
て、基準スケールや文字をフィルムに写し込む。
【0011】図7は、撮影倍率Xと、基準スケールの単
位、ネガ上の基準スケールの長さL、ネガ上の単位長さ
当たりの点灯タイミングパルス数をPとした時の基準ス
ケール写し込み時の総パルス数、およびネガ上の基準ス
ケールの実長L(mm)を示す。ここで、撮影倍率Xは、
測距結果の被写体距離D(mm)とズームレンズの焦点距
離f(mm)により次式で算出する。
【数1】 X=f/D ・・・(1) 図7に示すデータは予め制御回路6のメモリに記憶され
ており、制御回路6は撮影ごとにデータを検索して
(1)式により算出した撮影倍率Xに対応する基準スケ
ールの単位、スケール長L(mm)、およびパルス数を読
み出し、LED駆動回路9を制御してそれらをフィルム
に写し込む。ここで、フリースプロケットに設けられた
エンコーダの発生パルスに同期して、点灯タイミングパ
ルスがネガ上の単位長当たりP個発生するようにすれ
ば、フィルム給送にともなって図7に示すパルス数だけ
LEDを点灯することにより基準スケール長Lを自動的
に写し込むことができる。
【0012】図8は、制御回路6のマイクロコンピュー
タで実行される制御プログラムを示す。このフローチャ
ートにより、基準スケール写し込み動作を説明する。ス
テップS1でスイッチ1によりレリーズボタンが半押し
されたか否かを判別し、半押しされたらステップS2へ
進む。ステップS2では測光装置3により被写体輝度を
検出し、続くステップS3で測距装置4により被写体距
離D(mm)を検出する。さらに、ステップS4で焦点距
離検出装置5によりズームレンズの焦点距離f(mm)を
検出し、ステップS5で上述した(1)式により撮影倍
率Xを演算する。そして、ステップS6で制御回路6の
メモリに記憶されている図7に示すデータを検索し、撮
影倍率Xに対応する基準スケールの単位、基準スケール
長L(mm)、および点灯タイミングパルス数を読み出
す。
【0013】ステップS7でスイッチ2によりレリーズ
されたか否かを判別し、レリーズされたらステップS8
へ進み、露出制御回路10を制御してフィルムの露光を
行う。露光後のステップS9でフィルム給送モータ駆動
回路7を制御してフィルムの巻上げを開始し、続くステ
ップS10でLED駆動回路9を制御して基準スケール
の単位、基準スケールおよび撮影日付を撮影駒12の写
し込み領域13に写し込む。ステップS11で1駒分の
巻上げが完了したか否かを判別し、巻上げが完了したら
ステップS12へ進み、フィルムの給送を停止させる。
【0014】このように、撮影倍率に応じて基準スケー
ルを設定し、単位とスケール目盛をフィルムに写し込む
ようにしたので、撮影時の撮影倍率やプリントサイズに
関わらず、写し込まれた基準スケールによって被写体の
大きさを容易に推定することができる。
【0015】−第2実施例− 図9は第2実施例のカメラの斜視図である。図において
31はカメラ本体であり、その前面側には撮影レンズ3
2aの光軸方向に進退可能なズームレンズ鏡筒32が設
けられている。ズームレンズ鏡筒32の上方には被写体
へ向けて赤外光を投光する投光部33、投光部33から
投光され被写体上で反射した赤外光を受光する受光部3
4、被写体輝度を検出する露出計35およびファインダ
36が設けられている。また、カメラ本体31の上面側
にはレリーズボタン37、日付等の各種情報を表示する
表示器38、および日付を写し込むか否かを選択する日
付モード選択ボタン39が設けられている。さらに、カ
メラ本体31の前面のズームレンズ鏡筒32の側方に
は、後述する基準スケールを写し込むか否かを選択する
スケール写し込みボタン40が設けられている。このス
ケール写し込みボタン40は、押し込み操作を中止する
とばね等の復元力で元の状態に復帰するものである。な
お、41はストロボである。
【0016】図10は第2実施例のカメラの構成を示す
ブロック図である。なお、図2に示す第1実施例と共通
部分には同一符号を付し、説明を簡略化する。図10に
おいて50はマイクロコンピュータおよびその周辺部品
から構成された制御回路である。この制御回路50に
は、第1実施例と同様に、レリーズボタン37の半押し
時にオンするスイッチSW1、レリーズボタン37の全
押し時にオンするスイッチSW2、露出計35により被
写体輝度を検出する測光装置3、受光部34での赤外光
の受光状態に基づいて被写体距離D(mm)を検出する測
距装置4、ズームレンズの焦点距離f(mm)を検出する
焦点距離検出装置5、制御回路50からの制御信号に基
づいてフィルム給送モータ7mを駆動するフィルム給送
モータ駆動回路7、制御回路50からの制御信号に基づ
いてレンズモータ8mを駆動する撮影レンズ駆動回路
8、9個のLEDからなるLEDアレイ9aを駆動して
制御回路50のメモリに書き込まれた基準スケールや日
付等のデータを写し込むLED駆動回路9、シャッタ機
構部10aや絞り機構部10bを制御する露出制御回路
10がそれぞれ接続される。なお、LEDアレイ9aの
配置や日付等の写し込み動作は上述した第1実施例と同
様なため説明を省略する。
【0017】さらに、制御回路50には、図9に示すス
ケール写し込みボタン40の押し込み操作でオンするス
イッチSW3、日付モード選択ボタン39が押されたと
きにオンするスイッチSW4およびカレンダー回路51
が接続されている。スイッチSW4が1回オンされる毎
にカレンダー回路51内で日付モードが交互にオン・オ
フされ、日付モードがオンのときにはカレンダー回路5
1から制御回路50へ日付データが出力され、日付モー
ドがオフのときはカレンダー回路51から制御回路50
への日付データの出力が中止される。
【0018】図11は制御回路50のマイクロコンピュ
ータで実行される制御プログラムを示す。このフローチ
ャートにより、基準スケール写し込み動作を説明する。
ステップS101でスイッチSW1によりレリーズボタ
ン37が半押しされたか否かを判別し、半押しされたら
ステップS102へ進む。ステップS102では測光装
置3により被写体輝度を検出し、続くステップS103
で測距装置4により被写体距離D(mm)を検出する。
【0019】次のステップS104では、カレンダー回
路51からの日付データの出力の有無により日付モード
がオンされている否かを判別し、日付モードがオンなら
ばステップS105でカレンダー回路51からの日付デ
ータを制御回路50のメモリに書き込む。日付モードが
オフならばステップS106にて制御回路50のメモリ
の日付データを消去する。続くステップS107では、
スイッチSW3によりスケール写し込みボタン40が押
されているか否かを判別し、押されていなければステッ
プS108で制御回路50のメモリに書き込まれたスケ
ールデータを消去した上でステップS113へ進む。ス
ケール写し込みボタン40が押されているときはステッ
プS109へ進む。
【0020】ステップS109では焦点距離検出装置5
によりズームレンズの焦点距離f(mm)を検出し、ステ
ップS110で上述した(1)式により撮影倍率Xを演
算する。そして、ステップS111で制御回路50のメ
モリに記憶されている図7に示すデータを検索し、撮影
倍率Xに対応する基準スケールの単位、基準スケール長
L(mm)、および点灯タイミングパルス数を読み出す。
この後、ステップS112で、スケールデータとして基
準スケールの単位、点灯タイミングパルス数を制御回路
50のメモリに書き込む。
【0021】続くステップS113でスイッチSW2に
よりレリーズされたか否かを判別する。レリーズされた
らステップS115へ進み、ステップS103での測距
結果に基づいて撮影レンズ駆動回路8を制御して撮影レ
ンズを被写体に合焦させる。そして、ステップS116
で露出制御回路10を制御してフィルムの露光を行う。
露光後のステップS117でフィルム給送モータ駆動回
路7を制御してフィルムの巻上げを開始する。続くステ
ップS118では、制御回路50のメモリに書き込まれ
たスケールデータに基づいてLED駆動回路9を制御
し、基準スケールの単位および基準スケールを撮影駒1
2の写し込み領域13に写し込む。この際、スケールデ
ータがステップS108で消去されているときはLED
駆動回路9が作動しない。続くステップS119で制御
回路50のメモリに書き込まれた日付データに基づいて
LED駆動回路9を制御し、撮影駒12の写し込み領域
13にスケールデータに続いて日付を写し込む。この
際、日付データがステップS106で消去されていると
きはLED駆動回路9が作動しない。
【0022】ステップS120で1駒分の巻上げが完了
したか否かを判別し、巻上げが完了したらステップS1
21へ進み、フィルムの給送を停止させる。そして、ス
テップS122でスケールデータを消去してこのプログ
ラムを終了する。なお、ステップS113でレリーズさ
れていないときはステップS114へ進み、スイッチS
W1によりレリーズボタン37の半押し操作が継続され
ているか否かを判別する。半押し操作が継続されていれ
ばステップS113に戻り、半押し操作が解除されてい
るときはステップS122へ進む。
【0023】このように、本実施例ではスケール写し込
みボタン40が押されていないとスケールが写し込まれ
ないので、必要なときのみ基準スケールを写し込むこと
ができる。このため、例えば記念撮影のように基準スケ
ールを必要としないとき、その写し込みを中止して基準
スケールの写し込みによる美観の低下を防止できる。実
施例ではレリーズボタン37の全押し操作時にスケール
写し込みボタン40を押していないと基準スケールが写
し込まれないので、撮影者が基準スケールの写し込みを
意識してスケール写し込みボタン40を操作しない限り
基準スケールが写し込まれるおそれがなく、不用意に基
準スケールが写し込まれるおそれがない。ただし、本発
明はこのような操作を必須とするものでなく、スケール
写し込みボタン40に代え、レバースイッチ等で写し込
みモードと写し込みの禁止モードとを選択するようにし
てもよい。
【0024】なお、撮影倍率Xに対する基準スケールの
単位、基準スケール長、パルス数およびネガ上の実長は
上記実施例に限定されない。また、基準スケールの形態
も上記実施例に限定されない。さらに、基準スケールお
よび文字を写し込むLEDの数は上記実施例に限定され
ない。
【0025】以上の実施例の構成において、制御回路6
と図8に示す制御プログラムのステップS5、制御回路
50と図11に示す制御プログラムのステップS110
が撮影倍率算出手段を、制御回路6と図8に示す制御プ
ログラムのステップS6、制御回路50と図11に示す
制御プログラムのステップS111が基準スケール設定
手段を、LED駆動回路9およびLEDアレイ9aが写
し込み手段を、スケール写し込みボタン40が選択手段
を、制御回路50と図11に示す制御プログラムのステ
ップS108が禁止手段をそれぞれ構成する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
影倍率に応じて基準スケールを設定し、その基準スケー
ルをフィルムに写し込むようにしたので、撮影時の撮影
倍率やプリントサイズに関わらず、写し込まれた基準ス
ケールによって被写体の大きさを容易に推定することが
できる。また、請求項4の発明によれば、必要なときの
み基準スケールを写し込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図。
【図3】LEDアレイとフィルムとの位置関係を示す
図。
【図4】基準スケールの写し込み例を示す図。
【図5】基準スケールの写し込み例を示す図。
【図6】LEDアレイによる写し込み動作の説明図。
【図7】撮影倍率に対する基準スケールの単位、ネガ上
の基準スケールの長さL、ネガ上の単位長さ当たりの点
灯タイミングパルス数をPとした時の基準スケール写し
込み時の総パルス数、およびネガ上の基準スケールの実
長L(mm)を示す図。
【図8】マイクロコンピュータの写し込み制御プログラ
ムを示すフローチャート。
【図9】本発明の第2実施例のカメラの斜視図。
【図10】第2実施例のカメラのブロック図。
【図11】第2実施例における基準スケールの写し込み
制御プログラムを示すフローチャート。
【符号の説明】
1,2 スイッチ 3 測光装置 4 測距装置 5 焦点距離検出装置 6,50 制御回路 7 フィルム給送モータ駆動回路 7m フィルム給送モータ 8 撮影レンズ駆動回路 8m レンズモータ 9 LED駆動回路 9a LEDアレイ 10 露出制御回路 10a シャッター機構部 10b 絞り機構部 11 フィルム 12 撮影駒 13 写し込み領域 15,19 スケール目盛 16,20 単位 17,21 日付 18 寸法線 40 スケール写し込みボタン 100 撮影倍率算出手段 101 基準スケール設定手段 102 写し込み手段 103 選択手段 104 禁止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 敏行 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 天沼 辰男 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 飯田 喜和 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 竹内 芳宏 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体距離に基づいて撮影倍率を算出す
    る撮影倍率算出手段と、 この撮影倍率算出手段により算出された撮影倍率に応じ
    て、フィルム上の被写体像の大きさを推定するための基
    準スケールを設定する基準スケール設定手段と、 この基準スケール設定手段で設定された基準スケールを
    フィルムに写し込む写し込み手段とを備えたことを特徴
    とするスケールを写し込み可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスケールを写し込み可
    能なカメラにおいて、 前記基準スケールはスケール目盛とその長さを示す単位
    から成ることを特徴とするスケールを写し込み可能なカ
    メラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のスケー
    ルを写し込み可能なカメラにおいて、 前記被写体距離は、撮影画面内に設定された複数の焦点
    検出エリアの焦点検出結果の中からいずれかの焦点検出
    エリアを選択し、その焦点検出エリアの焦点結果に基づ
    いて算出されたものであることを特徴とするスケールを
    写し込み可能なカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のスケー
    ルを写し込み可能なカメラにおいて、 前記基準スケールを写し込むか否かを選択する選択手段
    と、 この選択手段により前記基準スケールの写し込みの中止
    が選択されたとき前記写し込み手段による前記基準スケ
    ールの写し込みを禁止する禁止手段とを具備することを
    特徴とするスケールを写し込み可能なカメラ。
JP5267146A 1992-10-28 1993-10-26 スケールを写し込み可能なカメラ Pending JPH06194733A (ja)

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JP29031592 1992-10-28
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000060311A1 (en) * 1999-04-01 2000-10-12 Brian Emile Montaut A method and apparatus for facilitating a determination of a linear dimension of an object from an image of the object

Cited By (2)

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