JPH0619467Y2 - ブラウン管用ガラス部品の梱包構体 - Google Patents

ブラウン管用ガラス部品の梱包構体

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JPH0619467Y2
JPH0619467Y2 JP2420989U JP2420989U JPH0619467Y2 JP H0619467 Y2 JPH0619467 Y2 JP H0619467Y2 JP 2420989 U JP2420989 U JP 2420989U JP 2420989 U JP2420989 U JP 2420989U JP H0619467 Y2 JPH0619467 Y2 JP H0619467Y2
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嘉城 高橋
和巳 藤原
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブラウン管用ガラス部品を運搬、貯蔵保管す
る際に利用される梱包構体の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
この種のブラウン管用ガラス部品の梱包構体として、本
出願人は既に実公平3−26122号公報を提案してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記先願の梱包構体は、ブラウン管用ガラス部品を運搬
並びに貯蔵保管に有利な形態で梱包できるように必要最
小限の部材で構成した合理的な設計思想からなるもので
あるが、梱包作業並びに梱包構体からの部品の取り出し
作業を、作業者の手作業で実施することを前提としてお
り、これらの作業を自動化するには不十分であった。例
えば、梱包作業に当っては、第1段目となる部品をパレ
ット上に所定個数配列し、その上に第1段目の枠体を被
せ、この枠体で第1段目の部品の横移動を防止し、その
枠体上に第2段目の部品を載せ、この部品をその次に被
せる第2の枠体によって横移動を防止させ、これを順次
繰返して複数段積層し、最上段の部品には枠体を被せる
が、この枠体上には部品を載せないようにしている。こ
の構成であると、各層の部品を支持している枠体と、当
該部品の横移動を防止している枠体とは別体となってい
るため、最上段の部品をロボット等の自動搬入搬出装置
で一斉に取り出す場合、最上段の枠と、その下の枠体と
を2つ一緒に持ち上げる必要がある。このようにして最
上段の部品を取り出すと、その次の段の部品の取り出し
時には、横移動を防止する枠体がなく、ロボット等で一
斉に取り出して搬送する間に、部品が横移動することが
防止できない。それより下の段の部品の取り出し時にも
同様なことが生ずる。
一方、部品を枠体に配列してロボット等で各層の部品を
一斉に段積みして行く場合も、上記と同様な不具合があ
る。
また、部品を一斉に段積みさせる場合、枠体の四隅の位
置決めピンの係合が不完全となる場合があり、段積み作
業の自動化への移行の支障となっていた。
本考案は、先願の上記問題点に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、段積み作業及び取り出し
作業時、1つの枠体のみで物品の支持と横移動防止を可
能とし、かつ、ロボット等で一斉に各段毎の段積み及び
積み卸しを可能とすると共に、枠体の四隅の位置決めピ
ンの係合性を改善し、また、野積み保管も可能としたブ
ラウン管用ガラス部品の梱包構体を提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、側面にロボット等
の自動搬入搬出装置の爪の差込部を有するパレットと、
上記パレット上に多段に積層され、夫々の内部にブラウ
ン管用ガラス部品を収容する枠体と、上記パレットの上
面四隅及び各枠体の上下面四隅に設けた位置決め用の凹
凸係合手段とからなり、上記パレット上に凹凸係合手段
で位置決めして多段に積層される枠体を介してブラウン
管用ガラス部品を梱包するブラウン管用ガラス部品の梱
包構体において、上記枠体の底部内周にブラウン管用ガ
ラス部品を載置する支持板を設け、かつ、枠体の側面に
ロボット等の自動搬入搬出装置の爪の差込用切欠き部を
設けたものである。
上記凹凸係合手段には、先端テーパ角の大きいテーパピ
ンと、枠体の外周四隅に下方へ若干突出させて固設した
断面L形のコーナガイド部材とを包含している。
また最上段の枠体上には天蓋を装着可能としたものであ
る。
〔作用〕
ブラウン管用ガラス部品を載置する支持板は、枠体の底
部内周に設けてあるため、この支持板によって支持され
たブラウン管用ガラス部品の横移動を、この支持板と一
体の枠体によって防止させることができる。しかも、枠
体の側面には、ロボット等の爪の差込用切欠き部が設け
てあるため、各枠体毎にロボット等で積み卸しができ
る。
また、凹凸係合手段が先端テーパ角の大きいテーパピン
を採用しているため、枠体の段積み時、凹部側の穴の中
心に対して係合初期の偏心許容範囲が大きくなり、か
つ、コーナガイド部材のガイド作用と相呼応して、ロボ
ット等による位置決めがラフであっても、案内修正され
て同心的に係合する。
さらに、最上段の枠体上に天蓋を装着可能としたから、
野積みした状態で放置しても、雨水による汚損を防止で
きる。
〔実施例〕
第1図は本考案に係るブラウン管用ガラス部品の梱包構
体の一実施例を示す正面図、第2図はその側面図、第3
図は平面図であって、これらの図面において、(A)は
パレット、(B)は枠体、(C)は天蓋を示している。
パレット(A)は、第4図に示す様に、4方にロボット
等の自動搬入搬出装置の爪の差込部(1)を有する一般
的な構造の木製パレットで、防腐塗装が全面に施こさ
れ、上面四隅に係合孔(2)が垂直に形成してある。
枠体(B)は、第5図に示す様に、左右の側板(3)
(3)と前後の側板(4)(4)とで矩形枠を構成し、
前後の側板(4)(4)の長手方向中央部間に中間支柱
(5)(5)を介して仕切板(6)が配設され、矩形枠
の四隅には隅支柱(7)(7)(7)(7)が取付けら
れ、枠体(B)の底部内周、即ち、左右の側板(3)
(3)及び仕切板(6)に沿って支持板(8)(8)
(8)が固着してあり、全体を木製とし、全面に防腐塗
装が施してある。そして、枠体(B)の上面四隅にはテ
ーパピン(9)(9)(9)(9)が立設固定され、下
面四隅には係合孔(10)(10)(10)(10)が形成され
ている(第9図参照)。但し、最下段となる枠体(B)
には、下面四隅にテーパピン(11)(11)(11)(11)
を下向きに突出させて形成しておく(第1図、第2図御
参照)。また、枠体(B)の側面一部、例えば、上面に
は、ロボット等の自動搬入搬出装置の爪の差込用切欠き
部(12)(12)を形成しておく。
各テーパピン(9)(11)は、第9図に示す様に、先端
テーパ角を大きくしており、係合孔(10)(2)に対す
る係合初期の偏心許容範囲を大きくしている。さらに、
各枠体(B)の外周四隅には、第3図及び第5図に示す
様に、下方へ若干突出させて固定した横断面L形のコー
ナガイド部材(13)(13)(13)(13)を有する。尚、
第1図及び第2図は、図面の錯綜化を避けるため、コー
ナガイド部材(13)を省略している。
各コーナガイド部材(13)は第7図に示す様に、下部内
面に、枠体(B)及びパレット(A)のコーナ部より1
回り大きい案内段部(13a)を有し、この案内段部(13
a)の下端内面は面取りして案内傾斜面(13b)としてあ
り、全体を合成樹脂で構成してある。このコーナガイド
部材(13)は、パレット(A)上に枠体(B)を載せる
とき及び枠体(B)上に別の枠体(B)を載せるとき
、前後、左右方向に案内段部(13a)の水平方向段差
の約2倍分だけ位置ずれがあっても嵌合させることがで
き、この水平方向段差は、各テーパピン(9)(11)の
先端外径と係合孔(10)(2)の内径との差の半分と略
等しくさせてあり、これによって、ロボット等で枠体
(B)を段積みする際、テーパピン(9)(11)と係合
孔(10)(2)とのみを手掛りとして位置決め嵌合させ
る場合では位置合せに手間どることも多かったが、コー
ナガイド部材(13)が外周四隅に存在していることよっ
て、ロボット等の操作者が見易く、位置合わせし易いた
め、作業性が向上する。尚、コーナガイド部材(13)
は、枠体(B)及びパレット(A)とは異なる色彩に着
色することによって、ロボット等の操作者が位置合せす
る際、目視確認を容易化できる。
天蓋(C)は、第6図に示す様に、天板(14)と、天板
(14)の下面四隅に設けたコーナ片(15)(15)(15)
(15)と、天板(14)の左右両側縁の下面に固着した補
強材(16)(16)と、天板(14)の前後両側縁の下面に
固着した補強材(17)(17)とで構成され、各コーナ片
(15)(15)(15)(15)に係合孔(18)(18)(18)
(18)が形成されている。
本考案の梱包構体は以上の構成からなり、次にブラウン
管用ガラス部品の梱包作業要領を説明する。
実施例では大型ブラウン管(例えば、30〜37インチ)を
2個枠体(B)に収容して運搬、貯蔵保管する場合を例
示しており、各枠体(B)の底部内周に設けた支持板
(8)(8)(8)間にフェイスパネル又はファンネル
を開口部(シールエッジ側)を下向きにして載置し、パ
レット(A)上に所定段(例えば、7段)を段積みす
る。段積みした最上段の枠体(B)には、天蓋(C)を
被ぶせる。天蓋(C)の下面四隅には係合孔(18)(1
8)(18)(18)が存在するため、これと、最上段の枠
体(B)の上面四隅のテーパピン(9)(9)(9)
(9)を係合させて位置決めする。
長い距離をトラック等で運搬する場合には、パレット
(A)のロボット等の爪の差込部(1)から天蓋(C)
上に紐を通して結縛され、また倉庫等に貯蔵保管する場
合には、そのままでもよく、必要に応じてシート又は袋
を被せてもよい。野積みする場合も同様である。
次に段積みされたものを順次取りだす場合には、最上段
のものから枠体(B)と共にロボット等で取り出す。各
枠体(B)には、ロボット等の爪の差込用切欠き部(1
2)(12)が形成してあるため、各段の枠体(B)毎
に、或いは、必要段数分だけ取り出すことができる。
枠体(B)の段積み時及び取り出し時、ブラウン管用ガ
ラス部品は、枠体(B)の底部内周の支持板(8)
(8)(8)で支持され、かつ、左右の側板(3)
(3)及び前後の側板(4)(4)並びに仕切板(6)
によって、横移動が防止され、損傷、破損が防止され
る。
上記した実施例は、パレット(A)、枠体(B)、天蓋
(C)を木製とした場合を示しているが、他の材質で構
成してもよく、また、1つの枠体(B)に載置するガラ
ス部品は、さらに大きいものであれば、1個のみとして
もよく、小さいものであれば、支持板(8)(8)
(8)間にベニヤ板等の別の敷板を載せてその上に載置
してもよく、また、各サイズに対応した小区画室構造と
してもよい。
各枠板(B)の側面に設けるロボット等の爪の差し込用
切欠き部(12)(12)は、下面に形成し、該爪がガラス
部品に干渉しない程度に支持板(8)(8)(8)の位
置を上げてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ブラウン管用ガラス部品の段積み作業
及び取り出し作業時、1つの枠体のみで物品の支持と横
移動防止を可能とし、かつ、ロボット等で一斉に各段毎
の段積み及び積み卸しを可能とでき、位置決めも容易化
できると共に、野積み保管も可能とできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るブラウン管用ガラス部品の梱包構
体の一実施例を示す正面図、第2図はその側面図、第3
図は平面図、第4図はパレットの斜視図、第5図は枠体
の斜視図、第6図は天蓋の下面側から見た斜視図、第7
図はコーナガイド部材の側面図、第8図はその底面図、
第9図はテーパピンと係合孔及びコーナガイド部材関係
を示す要部拡大縦断面図である。 (A)……パレット、(B)……枠体、 (C)……天蓋、 (1)……ロボット等の爪の差込部、 (2)……係合孔、(8)……支持板、 (9)……テーパピン、(10)……係合孔、 (12)……ロボット等の爪の差込用切欠き部、 (13)……コーナガイド部材。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面にロボット等の自動搬入搬出装置の爪
    の差込部を有するパレットと、 上記パレット上に多段に積層され、夫々の内部にブラウ
    ン管用ガラス部品を収容する枠体と、 上記パレットの上面四隅及び各枠体の上下面四隅に設け
    た位置決め用の凹凸係合手段とからなり、 上記パレット上に凹凸係合手段で位置決めして多段に積
    層される枠体を介してブラウン管用ガラス部品を梱包す
    るブラウン管用ガラス部品の梱包構体において、 上記枠体の底部内周にブラウン管用ガラス部品を載置す
    る支持板を設け、かつ、枠体の側面にロボット等の自動
    搬入搬出装置の爪の差込用切欠き部を設けたことを特徴
    とするブラウン管用ガラス部品の梱包構体。
  2. 【請求項2】凹凸係合手段が先端テーパ角の大きいテー
    パピンと、枠体の外周四隅に下方へ若干突出させて固設
    した横断面L形のコーナガイド部材とを包含しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のブラウン管用ガラス部品
    の梱包構体。
  3. 【請求項3】最上段の枠体上には天蓋を装着可能とした
    ことを特徴とする請求項1記載のブラウン管用ガラス部
    品の梱包構体。
JP2420989U 1989-03-01 1989-03-01 ブラウン管用ガラス部品の梱包構体 Expired - Lifetime JPH0619467Y2 (ja)

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