JP3285283B2 - 組立式コンテナの解梱・組立装置 - Google Patents

組立式コンテナの解梱・組立装置

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JP3285283B2
JP3285283B2 JP25611494A JP25611494A JP3285283B2 JP 3285283 B2 JP3285283 B2 JP 3285283B2 JP 25611494 A JP25611494 A JP 25611494A JP 25611494 A JP25611494 A JP 25611494A JP 3285283 B2 JP3285283 B2 JP 3285283B2
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信雄 田中
博史 滝川
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ゼオン化成株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パレットから側板を分
離できるようにした組立式コンテナに関して四周の側板
を箱状に一体的に結合した状態でパレットから分離し及
び組立てることができるようにした組立式コンテナの解
梱・組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】組立式コンテナとしては、パレットから
側板を分離して保管,輸送できるようにしたものが一般
に使用されている。コンテナ内の積載貨物は、四周の側
板を取り外して積み卸すが、前後、左右の側板を一枚ず
つ取り外す場合、側板に接した積載物による内部からの
強い圧力がかかり、側板どうしの結合の分離に窮屈な姿
勢での力仕事となる場合が多く、解梱に時間,労力がか
かり、また作業者の腰痛を発生させるおそれもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記コンテナの中には
四周の側板を箱状に一体的に結合した状態でパレットか
ら分離し及びこの箱体とパレットとを結合して組立てる
ことができる構造のものがある。このようなコンテナの
例を図3に示す。コンテナのパレット31の積載面の四
周縁には台形状断面の側板嵌着溝32が刻設され、長手
側板33,短手側板34の底面にはそれぞれ前記側板嵌
着溝32に嵌合する側板凸条35が凸設されている。短
手側板を立設し、パレット脚部の側板止め金具36で短
手側板をパレットに固定し、ついで長手側板下底凸条を
パレットの側板嵌着溝に嵌合させると共に、側柱部を短
手側板側柱部に嵌め込み、ラッチ錠37で側板どうしを
結合し、コンテナ本体を形成するものである。従って、
このコンテナではパレット脚部の側板止め金具36を解
除し、パレットから箱体を分離し、または側板止め金具
36を解除した状態で、パレットに箱体を嵌着させ側板
止め金具36で両者を結合することができる。発明者ら
は、機械的にパレットと側板箱体を分離する装置につい
て研究し、組立式コンテナでは、側板が左右又は前後の
側柱間を補強横桁38を架設して補強されている点に着
目し、箱状状態で側板とパレットとの結合を解いたの
ち、相対向する両側の側板の補強横桁38を支えて上方
に引き上げれば良いことを着想し、その装置について試
験検討を重ね本装置を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、底枠の
左右辺及び前後辺の角隅部にそれぞれ側柱を立設し、該
側柱上端間に左右横架材及び背横架材を結合して左右フ
レーム及び該フレーム間に結合した背フレームを形成
し、底枠の4角隅部に、下方内側に傾斜し連設した交差
二壁面と底受面からなるパレットの位置決めガイドを内
対して各設け、左右フレームのそれぞれの上部横架材に
側板保持装置を設け、該側板保持装置を構成する保持ブ
ロックが前記横架材の長さ方向と直角状に内方に突出し
横架材を軸として横架材の長さ方向に直交して垂直上方
向に回動できるとともに水平に前面方向に回動でき、回
動後、原位置に復帰するようにしたことを特徴とする組
立式コンテナの解梱・組立装置が提供される。
【0005】図1は本発明に係る組立式コンテナの解梱
・組立装置の斜視図で、一般構造用鋼材を用いて製作さ
れ、格子状枠組の底枠1の角隅部には基底板2が取り付
けられ、底枠の左右両側の前部及び背部に側柱が立設さ
れ、側柱上端間を右横架材3、左横架材4及び背横架材
5で結合して左右フレーム、背フレームを形成し、前面
が開放された箱状体を形成している。この箱状体の左右
フレーム間の内法寸法は取り扱うコンテナパレットの大
きさより大で、例えば左右両側間は約30cm程、奥行
きは約15cm程、又フレーム高さはコンテナ高さより
約100cm程高く、コンテナのパレットにフォークリ
フトの爪を差し込んで、本装置内にコンテナを容易に挿
入できるように設計されている。
【0006】底枠1の四角隅部には位置決めガイド6が
内側に向けて取り付けられ、この位置決めガイド6は内
側に向け傾斜させて交差し連設した2枚の傾斜板21,
21と底受板22から形成され、傾斜板の底受板平面に
対する傾斜角は60〜70度程度,傾斜板高さは100
mm程度がコンテナを挿入して操作する上から好まし
い。本装置の機能は、後述する側板保持装置7が図3の
コンテナの側板の上部補強桁28の側板外面から外側に
出張った下底面に側板保持装置の保持ブロック15の端
部を当接させ保持するものであり、コンテナ、とりわけ
パレットは正確な位置に載置される必要がある。このた
め、位置決めガイドの傾斜面と底受面が交わる稜線の左
右稜線間の距離及び前後稜線間の間隔は、それぞれ挿入
パレットの左右端面間長さ及び前後端面間長さより1〜
3mm大であることが必要である。3mmより大きいと
正確な位置の保持が困難となり、1mmより小さくては
パレットの挿入が困難となるからである。
【0007】右横架材3及び左横架材4にはそれぞれ側
板保持装置7が2つずつ取り付けられている。横架材に
取付けられる数は片側2基以上であればよい。1基では
側板保持が不安定となるからである。左横架材に取付け
られた側板保持装置の例について説明する。側板保持装
置7は図1の斜視図、図2(a)正面図、(b)平面図
に示すように、回動板11は横架材上面の当て板12に
当接し、回動板の左端部下向きに取り付けられた支柱1
3の端部は横架材外側部に設けられた軸受14に枢支さ
れ、横架材の長さ方向に直交して垂直上方向に回動でき
るようになっている。また、回動板11上には回動板1
1に接して水平に回転できるように長方形板体からなる
保持ブロック15が回転軸16を介して取り付けられて
いる。保持ブロックは、相対して、図3に示すコンテナ
の対向する左右両側板の補強横桁材38,38の底面を
支えるものであり、従って保持ブロックの横架材外側面
から内側への突出長さは挿入されるコンテナの左右両側
板の上部横桁下面の側板パネル外面から外側に出張った
幅に見合うように設計され、対向する左右保持ブロック
先端間の距離は、対応する両側板パネルの外側面間距離
より5mm程度大となるよう、挿入されるコンテナに応
じて定められる。また、保持ブロック15が横架材との
垂直位置から前方出入口側に回動でき、回動後原位置に
逆回動し、且つ後述の操作に支障のないように後方への
回動を防止するため、横架材上にストッパー17が取り
付けられ、横架材上のばね取付棒と保持ブロック上のば
ね取付棒18との間にコイルばね19が取り付けられて
いる。
【0008】
【作用】本発明装置による組立式コンテナの解梱方法に
ついて説明する。 予め組立式コンテナのパレットと側板で形成された
箱体側枠の結合を解除する。なお、この結合方式はコン
テナにより適宜方式のものが用いられている。 コンテナをフォークリフトにより本装置内に差し入
れ、徐々に位置決めガイドに沿って下降させ位置決めガ
イド底面上にセットする。 フォークの爪の水平度を保ちつつコンテナを垂直状
に上昇させると、コンテナ側板の上部補強横桁が側板保
持装置の保持ブロックを突き上げ回動させたところで上
昇を止める。保持ブロックは重力により元の位置に復帰
する。 次に、コンテナを下降させることにより、側板の上
部横桁材の下底面が保持ブロックの上面に当接保持さ
れ、更に下降させると、側板全体が箱状にパレットから
離れて残留し、宙吊り状態となる。 パレットを本装置より引き出す。引き出されたパレ
ットは所要の場所に移動される。パレット上の製品の移
し替えは側板が外されているので非常に容易である。
【0009】移し替え終了後、空パレットと本装置中の
側板箱体の結合は次のようにして行う。 空パレットをフォークリフトにより本装置内に差し
入れ、一旦位置決めガイドに沿って定置後、上昇させ
る。 パレットが上昇し、宙吊り状態の側板に接したら更
に突き上げ、パレットの嵌着溝に側板の嵌着部を嵌着さ
せる。フレーム外側からパレットと側板の結合装置を手
動により操作して両者を結合する。本装置の横架材高さ
が2m強、コンテナ高さが1m強とすれば、結合操作は
約1m程度の高さで行われるので、窮屈な姿勢を要せ
ず、容易に行うことができる。 結合したコンテナは更に上昇させたのち、前方に引
き出す。この際、側板の側柱は保持ブロックに当たる
が、保持ブロックはコイルバネに抗して前方に水平回動
し側柱を通過せしめ、通過後コイルバネとストッパーの
作用により、元位置に復帰する。 本発明では、コンテナの側板どうしを結合したままで、
パレットから分離できるので、積載物例えば合成ゴムベ
ール品のように側板を内側から圧迫し側板どうしの結合
の解除が面倒な場合、貨物を積載したパレットと側板と
をフォークリフトを用いて分離でき、作業能率が大きく
向上する。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、物品を積載したコンテ
ナのパレットと側板との分離及びパレットと側板の結合
をフォークリフトを操作して機械的に容易に行うことが
でき、かつパレット上の積荷を自動装置により容易に処
理できる等、作業能率の向上及び労働衛生上の見地から
非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組立式コンテナの解梱・組立装置
の斜視図である。
【図2】側板保持装置の(a)正面図、(b)平面図で
ある。
【図3】本発明の適用される組立式コンテナ例のパレッ
ト及び箱体の斜視図である。
【符号の説明】
1 底枠 2 基底板 3 右横架材 4 左横架材 5 背横架材 6 位置決めガイド 7 側板保持装置 11 回動板 13 支柱 14 軸受 15 保持ブロック 17 ストッパー 19 コイルばね 31 パレット 32 側板嵌着溝 33 長手側板 34 短手側板 35 側板凸条 36 側板止め金具 37 ラッチ錠 38 補強横桁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/06 B65D 19/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底枠の左右辺及び前後辺の角隅部にそれ
    ぞれ側柱を立設し、該側柱上端間に左右横架材及び背横
    架材を結合して左右フレーム及び該フレーム間に結合し
    た背フレームを形成し、底枠の4角隅部に、下方内側に
    傾斜し連設した交差二壁面と底受面からなるパレットの
    位置決めガイドを内対して各設け、左右フレームのそれ
    ぞれの上部横架材に側板保持装置を設け、該側板保持装
    置を構成する保持ブロックが前記横架材の長さ方向と直
    角状に内方に突出し横架材を軸として横架材の長さ方向
    に直交して垂直上方向に回動できるとともに水平に前面
    方向に回動でき、回動後、原位置に復帰するようにした
    ことを特徴とする組立式コンテナの解梱・組立装置。
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