JPH0619430Y2 - キャブサスペンションリンク装置 - Google Patents

キャブサスペンションリンク装置

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JPH0619430Y2
JPH0619430Y2 JP1985175759U JP17575985U JPH0619430Y2 JP H0619430 Y2 JPH0619430 Y2 JP H0619430Y2 JP 1985175759 U JP1985175759 U JP 1985175759U JP 17575985 U JP17575985 U JP 17575985U JP H0619430 Y2 JPH0619430 Y2 JP H0619430Y2
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JP
Japan
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link device
cab
mounting bracket
arm
suspension link
Prior art date
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JP1985175759U
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JPS6282884U (ja
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秀樹 奥
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トラック等のキャブオーバ型車両のキャブを
支持するキャブサスペンションリンク装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、トラック等のキャブオーバ型車両のキャブを支
持するため、キャブサスペンションリンク装置が用いら
れている。
第5図は、このようなキャブサスペンションリンク装置
を示すもので、図において符号1は、キャブ2とフレー
ム3との間に配置されてキャブ2を支持するキャブサス
ペンションリンク装置を示している。キャブサスペンシ
ョンリンク装置1の前部には、キャブ2側の取付ブラケ
ット(第2の取付ブラケット)4が載置されてキャブ2
が、スプリング5およびショックアブソーバ6を介して
フレーム3に支持されている。また、キャブサスペンシ
ョンリンク装置1の後部は、フレーム3側の取付ブラケ
ット(第1の取付ブラケット)7によりフレーム3に支
持されている(例えば、実開昭58−113588号公
報)。
第6図は、キャブサスペンションリンク装置1の自体の
斜視図であり、このキャブサスペンションリンク装置1
は、スタビライザ部8とアーム部9とを備え、スタビラ
イザ部8には、キャブ2側の取付ブラケット10が設け
られている。また、スタビライザ部8とアーム部9と
は、溶接により接合されてリンク装置本体12を構成
し、その接合部分に溶接部11が形成されている(例え
ば、実開昭58−113588号公報の場合も溶接等で
固着されている)。
このようなキャブサスペンションリンク装置1は、第7
図に矢符aで示す前後荷重、矢符bで示す左右荷重およ
び矢符cで示すロール荷重を受ける。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このように構成されたキャブサスペンシ
ョンリンク装置1では、スタビライザ部8とアーム部9
とを溶接により接合しているため、この部の強度が弱い
という問題がある。
そこで、スタビライザ部8の径を大きくし、溶接部11
の接合強度を大きくすることが行われているが、径をあ
まり大きくすると、キャブサスペンションリンク装置1
の重量が大きくなるという問題がある。
また、実開昭60−57477号公報に示すサスペンシ
ョン付ティルトキャブが知られている。
そのサスペンション付ティルトキャブのサスペンション
は、第8図に示すようにコ字状のリンク装置本体12の
アーム部9がキャブ2側の取付ブラケット4にピン16
で支持され、スタビライザ部8がフレーム3側の取付ブ
ラケット7に支持されている。
しかし、この従来技術におけるスタビライザは、低いロ
ール剛性を狙いとしているため、径が細く、強度が劣る
ものである。
そのため、上記サスペンションにおいては、リンク装置
本体12とは別に、キャブ2側の取付ブラケット4とフ
レーム3側の取付ブラケット17との間を太いリンクア
ーム18で連結して強度を高くし、キャブ2から受ける
ロール荷重,前後方向および左右方向の荷重を吸収して
いる。
従って、上記サスペンションによれば、キャブ2は安定
するが、一方重量が増大すると共に構造が複雑になる問
題がある。
本考案は上記問題を解決するためになされたもので、そ
の目的はキャブが安定し、しかも構造が簡単で、かつ軽
量で強度が高いサスペンションリンク装置を提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、車両のフレームに取付けた第1の取付ブラケ
ットに一端を揺動自在に軸支したアーム部とアーム部の
他端部をフレームに載置したスプリングとショックアブ
ソーバとで支持して第2の取付ブラケットを介して車体
に取付けたキャブサスペンションリンク装置であって、
左右のアーム部とスタビライザ部を連結してリンク装置
本体を構成したものにおいて、上記リンク装置本体を、
スタビライザ部をアーム部とを一体に形成した棒材によ
り構成し、スタビライザ部とアーム部との間の左右のコ
ーナー部に外側に突出させて前記第2の取付ブラケット
と連結する取付座を備えた第3の取付ブラケットを固着
したことを特徴とする。
〔作用〕
リンク装置本体を、スタビライザ部とアーム部とを一体
に形成した棒材により構成すれば、溶接部がなくなり、
強度が強化され、細い棒材でも充分に耐えるものとな
る。
また、リンク装置本体のアーム部をフレーム側の左右の
第1の取付ブラケットに結合し、スタビライザ部とアー
ム部との間のコーナー部に、両外側に突出させて左右の
第3の取付ブラケットを固着すれば、フレーム側の左右
の第1の取付ブラケット間の幅およびキャブ側の左右の
第2および第3の取付ブラケット間の幅が大きくなり、
キャブから受けるロール荷重,前後方向および左右方向
の荷重をサスペンション全長で受けることになり、これ
らの荷重を充分に吸収でき、またキャブ自体が安定する
ことによってロール荷重,前後方向および左右方向の荷
重が生じにくくなり、その荷重自体も小さくなる。
従って、リンク装置本体とは別に太いリンクアームを設
ける必要がなくなり、構造が簡単で、かつ軽量で強度が
高いサスペンション装置が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す実施例について説明す
る。
第1図には、本考案のキャブサスペンションリンク装置
の一実施例を示すもので、図において符号12は、スタ
ビライザ部8とアーム部9とを中空の棒材をコ字状に一
体に形成してなるリンク装置本体である。このリンク装
置本体12は、中間部をスタビライザ部8とされ、その
両側部をアーム部9とされている。リンク装置本体12
のコーナー部12aには、第5図で示した取付ブラケッ
ト(第2の取付ブラケット)4と連結する取付座14を
備えた取付ブラケット(第3の取付ブラケット)13が
左右外側に突出させて溶接により固定されている。すな
わち、リンク装置本体12は、第2図に示すように、コ
ーナー部12aをほぼ45度の角度で曲折され、この部
に取付ブラケット13が溶接固定されている。リンク装
置本体12のアーム部9端には、第5図でも示したフレ
ーム3側の取付ブラケット(第1の取付ブラケット)7
への連結ブラケット19が固着されている。
なお、第5図で示したスプリング5は、第3図に示すよ
うに、黒点d、e、fの3点により位置決めして取付け
るが、第4図に示すように取付ブラケット13に3個の
突起15を形成し、これにより位置決めを行っても良
い。
以上のキャブサスペンションリンク装置では、スタビラ
イザ部8とアーム部9とを棒材により一体成形したの
で、スタビライザ部8とアーム部9とが完全に一体とな
る。この結果、従来強度を低下させていた溶接部11が
なくなるため、キャブサスペンションリンク装置の強度
が向上する。また、溶接部11がなくなるため、スタビ
ライザ部8の径を必要以上に太くする必要がなくなり、
キャブサスペンションリンク装置の軽量化を図ることが
できる。
また、リンク装置本体12のアーム部9をフレーム3側
の左右の取付ブラケット7に結合し、スタビライザ部8
とアーム部9との間のコーナー部12aに、両外側に突
出させてキャブ2側の左右の取付ブラケット13を溶接
により固着したので、第1図に示すようにフレーム3側
の左右の取付ブラケット7間の幅α及びキャブ2側の左
右の取付ブラケット13間の幅βが大きくなり、つま
り、キャブ2から受けるロール荷重,前後方向および左
右方向の荷重をサスペンション(リンク装置本体12)
全長で受けることになり、これらの荷重を充分に吸収す
ることができる。
また、キャブ2自体が安定し、これによりキャブ2から
のロール荷重,前後方向および左右方向の荷重が生じに
くくなり、しかもその荷重自体も小さくなる。
従って、リンク装置本体12とは別に太いリンクアーム
を受ける必要が全くなくなって、構造が簡単で、かつ軽
量で、しかも強度の高いサスペンション装置となる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案のキャブサスペンションリン
ク装置によれば、キャブが安定し、しかも構造が簡単
で、かつ軽量で強度の高いキャブサスペンションリンク
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のキャブサスペンションリンク装置の一
実施例を示す斜視図、第2図は第1図の取付ブラケット
の詳細を示す斜視図、第3および第4図は第1図に示す
取付ブラケットへのスプリングの位置決めを示す底面
図、第5図は従来のキャブサスペンションリンク装置を
キャブとフレームとの間に配置した状態を示す側面図、
第6図は従来のキャブサスペンションリンク装置を示す
斜視図、第7図はキャブサスペンションリンク装置に作
用する荷重を示す説明図、第8図は従来のサスペンショ
ン付ティルトキャブのサスペンションの要部斜視図であ
る。 1……キャブサスペンションリンク装置、2……キャ
ブ、3……フレーム、4……キャブ側の取付ブラケット
(第2の取付ブラケット)、7……フレーム側の取付ブ
ラケット(第1の取付ブラケット)、8……スタビライ
ザ部、9……アーム部、12……リンク装置本体、13
……取付ブラケット(第3の取付ブラケット)、14…
…取付座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のフレームに取付けた第1の取付ブラ
    ケットに一端を揺動自在に軸支したアーム部とアーム部
    の他端側をフレームに載置したスプリングとショックア
    ブソーバとで支持して第2の取付ブラケットを介して車
    体に取付けたキャブサスペンションリンク装置であっ
    て、左右のアーム部とスタビライザ部を連結してリンク
    装置本体を構成したものにおいて、上記リンク装置本体
    を、スタビライザ部とアーム部とを一体に形成した棒材
    により構成し、スタビライザ部とアーム部との間の左右
    のコーナー部に外側に突出させて前記第2の取付ブラケ
    ットと連結する取付座を備えた第3の取付ブラケットを
    固着したことを特徴とするキャブサスペンションリンク
    装置。
JP1985175759U 1985-11-15 1985-11-15 キャブサスペンションリンク装置 Expired - Lifetime JPH0619430Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985175759U JPH0619430Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15 キャブサスペンションリンク装置

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JP1985175759U JPH0619430Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15 キャブサスペンションリンク装置

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JPS6282884U JPS6282884U (ja) 1987-05-27
JPH0619430Y2 true JPH0619430Y2 (ja) 1994-05-25

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58113588U (ja) * 1982-01-29 1983-08-03 日野自動車株式会社 キヤブのフロントマウント装置
JPS6057477U (ja) * 1983-05-31 1985-04-22 いすゞ自動車株式会社 サスペンシヨン付テイルトキヤブ

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JPS6282884U (ja) 1987-05-27

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