JPH06193238A - 建築用絶縁マット - Google Patents

建築用絶縁マット

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JPH06193238A
JPH06193238A JP35936792A JP35936792A JPH06193238A JP H06193238 A JPH06193238 A JP H06193238A JP 35936792 A JP35936792 A JP 35936792A JP 35936792 A JP35936792 A JP 35936792A JP H06193238 A JPH06193238 A JP H06193238A
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insulating mat
floor
insulating
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Shinji Ando
伸治 安藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 二重構造を形成する元の床面にきわめて容易
且つ隙間なく敷設する。 【構成】 少なくとも一つの側端縁8に所定深さの切込
部9を長さ方向に向って所定間隔で形成するとともに、
裏面に接着層6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱や音を絶縁するために
建築物の床面などに敷設される絶縁マットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばオフィスなどにおいて配線
の敷設と配線レイアウトの変更を簡単にしてOA機器や
電話などの所望位置への取付けならびに移設などを容易
にし、更にはOA機器などを所定の温度環境に維持する
などの目的で床面に床パネルを所定高さに敷設して二重
構造にすることが行なわれている。
【0003】そして、前記二重構造の床において元の床
面と床パネルとの間に形成される空所に温度調節用の暖
冷空気を送風する際に暖冷空気の熱が元の床面を伝って
下階へ逃げることになる。そのため床面を絶縁状態とし
て熱が下階へ伝達するのを防ぐことが熱効率の点で有利
であり、また、室内の音が下階へ伝達するのを防ぐ場合
にも防音性を有する床パネルを用いるよりも床面を絶縁
状態とした場合が遮音効果が高く経済的にも有利であ
る。そのためには絶縁機能を有する絶縁マツトを床面に
敷設することが考えられる。
【0004】ところが、一般に二重構造の床は図7に示
すように例えば多数枚の正方形の床パネル1の各角部を
床面2の表面に前後左右方向へ碁盤割り状に突設配置し
た多数の支持脚3により支持して二重構造の床を形成し
その表面に例えばタイルカーペット4などを敷設した構
成を有している。
【0005】従って、建築物における断熱や遮音用とし
て一般に用いられている帯状の絶縁マットをそのまま用
いて床面2に敷設する場合には支持脚3が邪魔になり、
これらを回避しながら敷設しなければならず敷設作業が
面倒で、多大な労力と時間とを要し、また、絶縁マット
が無駄になったり隣接して敷設される絶縁マットの間に
隙間を生じる心配がある、などの問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、二重構造の床面を形成する目的で多数の支
持脚を前後左右方向へ碁盤割り状に突設配置した元の床
面に従来建築物に用いられている帯状の絶縁マットをそ
のまま隙間なく敷設することはきわめて困難である、と
いう点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の幅と長
さとを有するとともに裏面に接着層を有し、且つ少なく
とも一つの側端縁に所定深さの切込部が長さ方向に向っ
て所定間隔で形成されていることを特徴とし、二重構造
を形成する元の床面にきわめて容易且つ隙間なく敷設す
ることのできる建築用絶縁マットを提供する、という目
的を達成する。
【0008】
【作用】予め支持脚の配置間隔に合わせた間隔で側端縁
に長さ方向へ向けて形成されている切込部を支持脚に順
に差し込みながら床面に敷設し、裏面に形成した接着層
を用いて固定する。また、支持脚からせり出した切込部
を有する側端部分を隣接して敷設した絶縁マットの側端
部分の上に重ねて隙間なく敷設する。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0010】尚、前記従来例と同一構成部には同一符号
を付して説明する。
【0011】図1乃至図3は本発明の一実施例とその使
用状態を示すものであり、絶縁マット5は床パネル1を
所定の高さ位置に支持するために床面2の表面に碁盤割
り状に突設配置れた各支持脚3a,3b,3c、・・・
の間隔L1よりも僅かに広い幅L2を有する適宜長尺の帯
状に形成され、例えばガラスウール、アルミニウム箔、
更にはプラスチックフォームやゴムフォームなどの従来
周知の各種の断熱、遮音材を適宜積層した構成を有して
いる。
【0012】また、裏面には例えばラテックス系やアク
リル共重合体系の粘着剤からなる接着層6を有し、更に
その表面に剥離紙7が積層され、通常は巻回した状態で
保管ならびに運搬される。
【0013】更に、絶縁マット5は一方の側端縁8に所
定深さを有するほぼV形の切込部9が長さ方向に向って
所定間隔で形成されている。この間隔は床面2の表面に
配置された各支持脚3a間,3b間,3c間,・・・の
各突設間隔L1に等しい。
【0014】本実施例は図2ならびに図3に示すよう
に、予め床面2の所定の位置に支持脚3a,3b,3
c,・・・を配設した状態で、例えば支持脚3aの列と
一つの壁面10との間に絶縁マット5を最初に敷設す
る。このとき絶縁マット5は壁面10とこの壁面10に
最も近く突設された支持脚3aの列とのよって仕切られ
る床面2の部分を隙間なく埋めるように敷設するが、絶
縁マット5の幅L2は壁面10と支持脚3aの列との間
の距離L1よりも幅広であるため図2に示すように余っ
た側端部分5aを壁面10に沿って折り曲げておくか、
或いは必要ならば側端部分5aを切断し(図示せず)、
または壁面10と支持脚3aによって形成される列との
間の距離に等しい幅を有する別の絶縁マットを敷設す
る。
【0015】そして、次に床面2の支持脚3aの列と次
の支持脚3bの列との間に絶縁マット5を敷設する。
【0016】このとき、絶縁マット5はもう一方の側端
縁5bを各支持脚3bに当接させるとともにもう一方の
側端縁8に形成された切込部9を各支持脚3aにそれぞ
れ順に差し込みながら床面2に敷設し、裏面に形成した
接着層6を用いて固定する。
【0017】また、切込部9を各支持脚3aにそれぞれ
順に差し込むことで壁面10と支持脚3aの列との間に
せり出した絶縁マット5の側端部分5aを前記壁面10
と支持脚3aの列との間にせり出した絶縁マット5の支
持脚3a側の側端部分5aの上に重ねて接着固定するこ
とで密着状態とすることができる。
【0018】同様にして絶縁マット5を床面2に順次敷
設して床面2の全面に敷設し、ついで床パネル1を支持
脚3a、3b,3c、・・・を用いて支持し床面2を覆
い二重床を構成する。
【0019】以上のように構成される本実施例によれば
二重構造を形成するために前後左右方向にパネル床を支
持するための多数の支持脚を突設した床面にきわめて簡
単に且つ隙間なく敷設することができるものである。
【0020】図4および図5は本考案の異なる実施例と
その使用状態を示すものであり、全体の構成ならびに作
用・効果は前記実施例とほぼ同様であるが、両側端縁
8、11に切込部9をそれぞれ形成した点が異なる。
【0021】従って、図5に示すように通常の切込部9
を有していない絶縁マット12を一列おきごとに使用す
ることができ経済的に有利である。また、本実施例だけ
を用いた場合には(図示せず)重合せ部が二重になるた
め更に隙間なく敷設することができるものである。
【0022】図6は前記図1に示した実施例とは切込部
9の形状が異なる他の実施例を示すものであり、このよ
うに切込部9は支持脚を所定の距離だけ差し込み可能な
深さを有していればよく形状などは問わない。従って、
使用されている支持脚の形状や大きさなどに合わせて適
宜形成すればよい。
【0023】尚、前記実施例はいずれも二重構造の床面
について本発明を用いた場合を示したが、例えば適宜間
隔で配置された多数本のインサートによって軽量の天井
板が吊設されている二重構造の天井面などのように建築
物の他の箇所についても本発明を実施することができる
ことはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明である建築用
絶縁マットは、二重構造を形成するパネル床を支持する
ための多数の支持脚を前後左右方向に突設した元の床面
にきわめて簡単に且つ隙間なく敷設することができるも
のである。殊に、裏面に接着層が形成されているため固
定作業が簡単で確実に固定される。
【0025】また、構造もさほど複雑でなく多量生産が
可能で保管ならびに運搬にも便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した実施例の使用状態の一部を示す拡
大縦断面部分図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】本発明の異なる実施例を示す斜視図である。
【図5】図4に示した実施例の使用状態の一部を示す拡
大縦断面部分図である。
【図6】本発明の異なる実施例を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
5 絶縁マット 6 接着層 8 側端縁 9 切込部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の幅と長さとを有するとともに裏面
    に接着層を有し、且つ少なくとも一つの側端縁に所定深
    さの切込部が長さ方向に向って所定間隔で形成されてい
    ることを特徴とする建築用遮断マット。
JP35936792A 1992-12-25 1992-12-25 建築用絶縁マット Expired - Fee Related JP3424099B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2113619A3 (en) * 2008-04-02 2010-12-01 Kingston Property.Com Limited Flooring system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2113619A3 (en) * 2008-04-02 2010-12-01 Kingston Property.Com Limited Flooring system

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