JPH0649691Y2 - 耐火遮音間仕切壁 - Google Patents

耐火遮音間仕切壁

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JPH0649691Y2
JPH0649691Y2 JP1987080009U JP8000987U JPH0649691Y2 JP H0649691 Y2 JPH0649691 Y2 JP H0649691Y2 JP 1987080009 U JP1987080009 U JP 1987080009U JP 8000987 U JP8000987 U JP 8000987U JP H0649691 Y2 JPH0649691 Y2 JP H0649691Y2
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JP
Japan
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panel
partition wall
fireproof
hollow
ridge
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JP1987080009U
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JPS63190417U (ja
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英昭 佐多
文雄 井川
博司 久保
正建 谷内
猛 松本
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Taisei Corp
AGC Inc
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Taisei Corp
Asahi Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は耐火遮音間仕切壁に係るものである。
(従来の技術) 本考案者等は曩に昭和61年特許願第218201号において、
天井及び床に夫々配設された上下溝型ランナー間に、間
柱を相隣る間柱が互いに幅方向に僅かに齟齬して位置す
るように所定間隔毎に配設し、同各間柱の前後面に夫々
耐火材を重層接着し、同耐火材の内側面に前記間柱との
間を填隙する不燃繊維を層着した耐火遮音間仕切壁を提
案した。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の耐火遮音間仕切壁においては、先ず上下溝型
ランナー間に間柱を幅方向位置が齟齬するように配設
し、しかるのち同各間柱を案内として耐火材、不燃繊維
を配設するので、間柱配設のために手間を要し、各耐
火、遮音材料の取付性能が悪く、間隔を存して配列され
た間柱に耐火材を張設するため、間仕切壁としての強度
に難点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するために提案された
もので、平板部の長手方向両端部に間柱構成用中空突隆
条を前記平板部と一体に突設するとともに、同突隆条に
相隣る各パネルの中空突隆条が係合する凹凸を有する窯
業系成形パネルを天井及び床に夫々配設された上下の溝
型ランナー間の前後両側に、夫々相隣る前記パネルの突
隆条が互いに係合するとともに、前後各列の各パネルの
突隆条係合部が長手方向に齟齬して位置するように配設
し、前後各列の前記各パネルの外側面に耐火仕上材を層
着するとともに、同各パネルの内側面における前記両突
隆条間に不燃繊維を填装してなることを特徴とする耐火
遮音間仕切壁に係るものである。
(作用) 本考案に係る間仕切壁においては前記したように、平板
部の長手方向両端部に間柱構成用中空突隆条を前記平板
部と一体に突設するとともに、同突隆条に相隣るパネル
の中空突隆条が係合する凹凸を有する窯業系成形パネル
を使用し、同パネルを天井及び床に配設された上下の溝
型ランナー間の前後両側に配列するとともに、同前後各
列における相隣る前記パネルの突隆部の係合部が、長手
方向に亘って齟齬して位置するようにしたので、同突隆
部が間柱を構成し、かくして前記窯業系成形パネルによ
って強度、剛性の大きい間仕切壁躯体が構成されるもの
である。
また前記各列の前記パネルの外側面に層着され耐火仕上
材と、前記各パネルの内側面における両端突隆部間に形
成され凹部に填装された不燃繊維層と、前後の同不燃繊
維層間に形成された空気層によって、間仕切壁の耐火性
能、及び遮音性能が向上される。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
(1)はセメント成形板等よりなる窯業系押出成形パネ
ルで、平板部(1a)の両端縁に沿って内側に突出する中
空突隆条(1b)が突設され、一方の中空突隆条(1b)の
側面には係止凸条(1c)が、他方の中空突隆条(1b)の
側面には、前記係止凸条(1c)が係合する係止凹条溝
(1d)が設けられている。
前記パネル(1)は天井スラブ(2)及び床部(3)に
夫々設置された上下の溝型ランナー(4)(4)間の前
後部に亘って、相隣る各パネル(1)の中空突隆部(1
b)(1b)が係止凸条(1c)と係止凹条溝(1d)とが係
合するように配列するとともに、前後各列における相隣
るパネル(1)の中空突隆部(1b)(1b)の係合部を、
長手方向に亘って齟齬して位置せしめる。
なお前記各パネル(1)はその平板部(1a)が溝型ラン
ナー(4)の垂直部片(4a)の外側面に衝接するように
配設され、適宜取付具(5)を介して固定されるもの
で、前記垂直部片(4a)には所定間隔毎に、相隣る前記
パネル(1)の中空突隆部(1b)(1b)が嵌入できるよ
うに切欠部(4b)が欠截されている。
更に前後各列における前記各パネル(1)の外側面に石
膏ボード、またはガラス繊維入り石膏ボードよりなる耐
火仕上材(6)を層着するとともに、前記各パネル
(1)の内側面における前記中空突隆条(1b)間にグラ
スウール等の不燃性繊維(7)を填装する。
図示の実施例は前記したように構成されているので、相
隣る窯業系押出成形パネル(1)の中空突隆部(1b)
(1b)が係合されることによって、同突隆部(1b)(1
b)によって間柱が形成され、前記パネル(1)によっ
て構成された間仕切壁躯体の強度、剛性が増大され、ま
た前後各列の各パネル(1)の外側面に層着された耐火
仕上材(6)と、同各パネル(1)の内側面における中
空突隆条(1b)(1b)間に填装された不燃繊維(7)
層、並に前後に相対する同不燃繊維(7)層間に形成さ
れた空気層によって、間仕切壁の耐火、遮音性能が向上
する。
第5図及び第6図は夫々本考案に係る間仕切壁の音響試
験結果を示し、第5図においては耐火仕上材として厚さ
12mmの石膏ボードを、不燃繊維として16Kg/m3、厚さ50m
mのグラスウールを使用した場合を示し、第6図におい
ては耐火仕上材として厚さ8mmのガラス繊維入り石膏ボ
ードを、不燃繊維として16Kg/m3・厚さ50mmのグラスウ
ールを使用した場合を示す。
なお図中の各部寸法はmmで示されている。
(考案の効果) 本考案によれば前記したように、長手方向両端縁に沿っ
て内側に突出する中空突隆条を有する窯業成形パネルを
使用し、同パネルを天井及び床に配設された上下の溝型
ランナー間の前後両側に、相隣る前記パネルの中空突隆
条係合部が長手方向に齟齬して位置するように配設する
ことによって、前記パネルの配列と同時に相隣る中空突
隆部の係合部による間柱が千鳥状に配設されることとな
り、強度剛性の大きい間仕切壁躯体が構成されるととも
に、従来のような間柱の配設工程が省略され、施口が著
しく容易になる。
また前記中空突隆部の断面形状を選定することによっ
て、間仕切躯体の曲げ剛性が調整され、また前記突隆部
が中空部に形成されていることによって、電気コンセン
ト、配線を配置することができる。この際前記パネルに
おける突隆部の中空部内の配線等の取出用の穴を穿設し
ても、同パネルの中空部内側壁と、同パネルに対向する
パネル躯体とによって二重壁が形成され、閉空間が構成
されているので音漏れの影響が少ない。また前記中空突
隆条は間柱を兼用し、同突隆条に設けた凹凸を利用して
前記パネルの継接が簡単に行なわれる。
このように前記パネルの中空突隆条は同パネルの補強,
補剛用及びパネル継接用,及び配線,電気コンセントの
設置空間を兼用し、構成を著しく簡略化しうるものであ
る。
また棚等を取付ける際、前記突隆部の部分にビス穴を設
けるようにすれば、音の漏れが生起しない。
また前記各パネルの外側面及び内側面に夫々配設された
耐火仕上材及び不燃繊維層、並に前後の不燃繊維層間に
形成された空気層によって、本考案の間仕切壁の耐火、
遮音性能が向上されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る耐火遮音間仕切壁の一実施例を示
す横断平面図、第2図は第1図の矢視II−II図、第3図
は窯業系押出成形パネルの横断平面図、第4図は溝型ラ
ンナーの部分斜面図、第5図及び第6図は夫々本考案に
係る耐火遮音間仕切壁の音響試験結果を示す図表示であ
る。 (1)…窯業系押出成形パネル (1b)…中空突隆条、(2)…天井スラブ (3)…床部、(4)…溝型ランナー (6)…耐火仕上材、(7)…不燃性繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 谷内 正建 神奈川県川崎市多摩区生田6−19−2− 442 (72)考案者 松本 猛 神奈川県横浜市磯子区磯子5−5−4− 101 (56)参考文献 特開 昭60−112948(JP,A) 実開 昭63−76115(JP,U) 特公 昭56−1420(JP,B2) 特公 昭41−12784(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板部の長手方向両端部に間柱構成用中空
    突隆条を前記平板部と一体に突設するとともに、同突隆
    条に相隣る各パネルの中空突隆条が係合する凹凸を有す
    る窯業系成形パネルを天井及び床に夫々配設された上下
    の溝型ランナー間の前後両側に、夫々相隣る前記パネル
    の突隆条が互いに係合するとともに、前後各列の各パネ
    ルの突隆条係合部が長手方向に齟齬して位置するように
    配設し、前後各列の前記各パネルの外側面に耐火仕上材
    を層着するとともに、同各パネルの内側面における前記
    両突隆条間に不燃繊維を填装してなることを特徴とする
    耐火遮音間仕切壁。
JP1987080009U 1987-05-28 1987-05-28 耐火遮音間仕切壁 Expired - Lifetime JPH0649691Y2 (ja)

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JPS63190417U JPS63190417U (ja) 1988-12-07
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JPS5543212U (ja) * 1978-09-08 1980-03-21
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