JP2563609B2 - 通気ボード - Google Patents

通気ボード

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JP2563609B2
JP2563609B2 JP1254747A JP25474789A JP2563609B2 JP 2563609 B2 JP2563609 B2 JP 2563609B2 JP 1254747 A JP1254747 A JP 1254747A JP 25474789 A JP25474789 A JP 25474789A JP 2563609 B2 JP2563609 B2 JP 2563609B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、面板内外の通気性が良好で、内部結露を
未然に阻止できる通気ボードに関する。
[従来の技術] 従来より、木質系プレハブ住宅における外壁の施工方
法の一例として、複数の外壁パネルを組み合わせて壁面
を形成し、この後外壁パネルの面板に外壁仕上げを施す
工法が知られている。そして、上記外壁仕上げ工法とし
ては、外壁パネルの面板に防水シート及びラス網等の下
地材を順次貼り付けた後、下地材の表面に色モルタル等
の液状の仕上げ材を塗り付けて乾燥させる湿式工法と、
上記面板にALCボードやサイディング等の固体の仕上げ
材を取り付ける乾式工法の2種類の工法が選択的に行わ
れている。
ところで、このような外壁パネルを用いたプレハブ住
宅においては、室内の気密性が非常に良好なことから、
特に高湿度環境下において壁内に結露が発生するおそれ
があり、このため、かかる場合の結露防止対策として従
来より通気層工法が行われている。
この通気層工法とは、外壁パネルの面板に取付金具を
介してサイディングやALCボード等の固体の仕上げ材を
取り付けることにより、上記面板と仕上げ材との間に一
定の隙間を形成するものであり、この隙間が壁内と室外
との通気性を確保する通気層として作用し、壁内の結露
防止に多大な効果を奏する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の通気層工法は、面板の
表面と仕上げ材との間に隙間を設けるものであるため、
仕上げ材は固体のものに限られ、モルタル等の液状の仕
上げ材を塗り付けることはできない。このため外壁仕上
げが乾式工法に限定されてしまい、外壁仕上げの選択範
囲が狭められるという欠点があった。
この発明は、このような背景の下になされたもので、
外壁内の結露を防止しつつ外壁仕上げ工法の選択範囲を
拡大し得る通気ボードを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するためにこの発明は、木質系プレハ
ブ住宅の外壁パネルとして用いられる通気ボードであっ
て、框材の一側部に面板が取り付けられて構成され、上
記面板は、一対の表面用合板と、これら表面用合板の対
向面間に配置され幅方向及び厚み方向に並べられて互い
に接合された複数の集成材とを、互いに接合して一体化
した板状とされ、 前記集成材間には、該集成材の長手方向に沿って延在
する通気路が所定の間隔をおいて設けられてなるもので
ある。
[作用] 上記構成では、一対の表面用合板と、これら表面用合
板の対向面間に配置され幅方向及び厚み方向に並べられ
て互いに接合された複数の集成材とを、互いに接合して
一体化した板状とし、前記集成材間に、該集成材の長手
方向に沿って延在する通気路を所定の間隔をおいて設け
た構成により、通気ボードの内外の通気性が確保され、
面板の表面側に通気性を確保する隙間を設ける必要がな
い。このため、面板の表面にモルタル等の液状の仕上げ
材を塗り付けて、湿式工法による外壁仕上げを施すこと
ができる。
[実施例] 以下、図面を参照して、本発明の一実施例を説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、本実施例の通気ボー
ドは、両端部に配置される互いに平行な2本の框材1、
1と、これら框材1の一側部に接着剤やスクリュー釘を
用いて接合される面板2とから構成されてなるものであ
る。
面板2は、当該面板2の表裏面に露出する一対の表面
用合板3、4の対向面間に、厚さの異なる2種類の集成
材5、6を3層積層して接着剤で接合することにより、
全体で5層構造をなす板材を形成してなるものである。
上記各集成材5、6は、框材1と同一長さの板材で、
それぞれの幅は面板2の幅に比して十分に小さく定めら
れている。これら集成材5、6のうちより厚さの厚い集
成材5は、表面用合板3、4の対向面に、面板2の幅方
向(第1図において左右方向)へ所定の隙間があくよう
に複数並べられた上で接合されている。そして、一方の
表面用合板3に接合される集成材5と、他方の表面用合
板4に接合される集成材5とは、それぞれの端面の位置
が面板2の幅方向において一致することがないように配
慮してそれぞれの配置が定められている。
一方、集成材6は上記集成材5の間に介在され、面板
2の幅方向に所定の間隔をおいて複数並べられて接着剤
により接合されている。そして、各集成材6の幅方向の
位置は、それぞれの端面が上記各集成材5間の隙間に突
出することがないように各集成材5、5の幅方向端面と
一致させられており、これにより、面板2の内部には、
框材1の長手方向に延在して面板2の上下端面に開口す
る通気路7が、面板2の幅方向に複数形成されている。
このように構成された通気ボードは、第3図に示すよ
うに、面板2の裏面側に必要に応じてグラスウール等の
断熱材が充填された上で框材1に内壁用の合板8が接合
されて密閉される一方で、面板2の表面側に防水シート
9及びラス網等の下地材(図示略)が貼り付けられた上
で、下地材にモルタル等の外壁仕上げ材10が塗り付けら
れて外壁パネル11とされる。そして、この外壁パネル11
は、第4図に示すように、住宅Hの1階部分と2階部分
において通気路7が上下に連通した状態で幅方向に複数
連接されて住宅Hの外壁を構成する。
この場合、例えば暖房による住宅Hの内外の温度差等
に起因して、外壁が結露の生じ易い環境下におかれて
も、各通気ボードの面板2の通気路7が外部と連通する
ことによって外壁内部と屋外との通気性が確保されてい
るので、壁内の結露が未然に防止される。
以上の説明から明らかなように、本実施例において
は、面板2の内部に通気路7が設けられていることによ
り外壁パネル11自体が通気性を有するため、面板2の表
面にモルタル等の液状の仕上げ材を直接塗り付けても外
壁内に結露が生じるおそれはなく、このため外壁仕上げ
工法として湿式工法および乾式工法のいずれも問題なく
施工できる。従って、本実施例の通気ボードによれば、
外壁内部の結露を防止しつつ外壁仕上げの選択範囲を大
幅に拡大できるという優れた効果を奏する。
なお、以上の実施例では、特に通気路7を框材1の長
手方向と平行に配置して面板2の上下端面に開口させて
いるが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、第
5図に示すように框材1に対して斜めの方向に通気路7
を配置してもよい。この場合には、面板2のすべての端
面に通気路7が開口するために一層面板2内の通気性が
向上する。従って、第6図に示すように、住宅の外壁H
に使用した場合には、1階部分と2階部分とで上下に連
なる外壁パネル12の通気路7が連通するのみならず、幅
方向に連接される外壁パネル11の間でも通気路7が連通
し、壁内の湿度分布が均一化するという効果を奏する。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、面板を、一
対の表面用合板と、これら表面用合板の対向面間に配置
され幅方向及び厚み方向に並べられて互いに接合された
複数の集成材とを、互いに接合して一体化した板状と
し、前記集成材間に該集成材の長手方向に沿って延在す
る通気路を所定の間隔をおいて設けた構成としたので、
住宅の外壁パネルとして用いた場合には、面板の表面と
外壁仕上げ材との間に通気層を設けなくとも、壁内の結
露を未然に防止できる。従って、外壁仕上げ材に液状仕
上げ材をも問題なく使用でき、この結果、外壁仕上げの
選択範囲が大幅に拡大するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る通気ボードの全体構成を一部破断
して示す斜視図、第2図は第1図に示す通気ボードの平
面図、第3図は本発明に係る通気ボードをもとに構成さ
れる外壁パネルの斜視図、第4図は第3図の外壁パネル
を用いて外壁を構成した例を示す図、第5図は本発明に
係る通気ボードの他の例を示す図、第6図は第5図の通
気ボードを用いて住宅の外壁を構成した例を示す図であ
る。 1……框材、2……面板、7……通気路、11……外壁パ
ネル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質系プレハブ住宅の外壁パネルとして用
    いられる通気ボードであって、框材の一側部に面板が取
    り付けられて構成され、 上記面板は、一対の表面用合板と、これら表面用合板の
    対向面間に配置され幅方向及び厚み方向に並べられて互
    いに接合された複数の集成材とを、互いに接合して一体
    化した板状とされ、 前記集成材間には、該集成材の長手方向に沿って延在す
    る通気路が所定の間隔をおいて設けられていることを特
    徴とする通気ボード。
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JP2000160732A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Sumitomo Forestry Co Ltd 壁仕上用下地構造

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