JPH06192929A - 高強度ポリエステル材料のコアを有するコアヤーン、その製造方法及びコアヤーンを製造するために選択されたポリエステル材料の使用 - Google Patents

高強度ポリエステル材料のコアを有するコアヤーン、その製造方法及びコアヤーンを製造するために選択されたポリエステル材料の使用

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JPH06192929A
JPH06192929A JP5248003A JP24800393A JPH06192929A JP H06192929 A JPH06192929 A JP H06192929A JP 5248003 A JP5248003 A JP 5248003A JP 24800393 A JP24800393 A JP 24800393A JP H06192929 A JPH06192929 A JP H06192929A
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sewing
core yarn
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Erhard Krueger
エルハルト・クリュガー
Aribert Reinsch
アリベルト・ラインシュ
Sigmar Hartmann
ジクマー・ハルトマン
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Hoechst AG
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    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
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    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
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    • D10B2331/04Fibres made from polymers obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polycondensation products polyesters, e.g. polyethylene terephthalate [PET]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリエステル材料で作られたフィラメントコ
アから成るコアヤーンを提供する。 【構成】 少なくとも1つのフィラメントコアから成る
コアヤーンであって、該フィラメントコアはポリエステ
ル材料から作られており、そしてコアが実質的に完全に
覆われるように、植物繊維、再生繊維若しくは合成繊維
由来の材料又はその混合物で外装されているコアヤーン
であって、ここで a)コアフィラメントのポリエステル材料は、少なくと
も1.9の相対溶液粘度(ジクロロ酢酸25℃の100
ml中に1gのポリエステルを溶解した溶液において測
定)に対応する平均分子量を有し、及び b)コアは少なくとも60cN/texの比強度を有
し、該コアヤーンは悪条件下の縫製試験における破断シ
ーム長さが800cm以上であり、該縫製試験は目付3
50g/mの綿綾織物4枚重ねに、5000ステッチ
/分、4ステッチ/cm、220cNの縫製張力及び前
方向縫製で実施したものである、該コアヤーン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選択されたコア材料を
含む新規なコアヤーン、それらを製造するために適合し
た方法、並びにコアヤーンを製造するために選択された
ポリエステル材料の使用法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コアヤーンは、それ自体は公知であり、
特に縫製糸として使用される。この種の縫製糸は、通常
1つ又はそれ以上のコアヤーンから成る。それぞれのコ
アヤーンは、合成材料から作られ、また紡糸によって、
シースされたフィラメント状コアから成る。シースは、
コアが実質的に完全に覆われるように同時撚りで行わ
れ、植物繊維、再生繊維若しくは合成繊維由来の材料又
はその混合物で覆われる。この種のコアヤーンは、例え
ば西ドイツ特許出願公告第1,550,040、西ドイ
ツ実用新案第75−37,019号、西ドイツ特許出願
公開第2,436,997号及びヨ−ロッパ特許出願公
開第241,857号によって公知である。
【0003】これらの従来技術によるコアヤーンにおい
て、フィラメント状コアは高強度の合成材料から作られ
ている。一方、シースは、通常、糸の強度に対して重要
な寄与をするわけではない。シースは、高い機械的応力
に付される場合、例えば産業用ミシンに使用される場合
に、主として過熱からコア材料を守る役割をする。
【0004】種々のコア材料が、コアヤーンとして提案
されている。例えば、西ドイツ特許出願公開第2,43
6,997号及びヨ−ロッパ特許出願公開第241,8
57号は高強度のポリエステルフィラメントを開示して
いる。
【0005】更に、ヨ−ロッパ特許出願公開第173,
200号は、縫製糸のためのマルチフィラメントフィー
ド用ヤーンを開示している。該ヤーンは、高速紡糸及び
高延伸比での延伸によってマクロモレキュラーポリエス
テル材料から製造される。前記材料からコアヤーンを製
造することは、明白には記載されていない。この出願公
開から知られるフィード用ヤーンは、悪条件下でも長い
縫製長さを有し、且つ高いシーム強度をも有する縫製糸
に加工され得る。
【0006】産業用縫製機の生産性が連続的に改良され
る現在においては(これは、就中、単位時間当たり一層
多くのステッチが得られ、及び/又は、機械スピードが
改良されることを反映する)、悪縫製条件下で使用し得
る縫製糸及びその破断割合がかなり低い縫製糸が必要で
ある。更に、製造されるシームは強くなければならな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点に鑑み、本
発明は、上述の所望の特性を有する縫製糸を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、少な
くとも1つのフィラメント状コアから成るコアヤーンを
提供する。該フィラメント状コアは、ポリエステル材料
から作られており、そしてコアが実質的に完全に覆われ
るように植物繊維、再生繊維若しくは合成繊維由来の材
料又はその混合物でシースされる。
【0009】本発明においては、 a)コアフィラメントのポリエステル材料は、少なくと
も1.9の相対溶液粘度(ジクロロ酢酸25℃の100
ml中にポリエステル1gを溶解した溶液で測定)に対
応する平均分子量を有し、及び b)コアは少なくとも60cN/texの比強度を有す
る。
【0010】また、このコアヤーンは、悪条件下の縫製
試験において、破断まで800cm以上のシーム長さを
生みだすものであり、前記縫製試験は目付350g/m
の綿綾織物4枚に、5000ステッチ/分、4ステッ
チ/cm、220cNの縫製張力及び前方向縫製で実施
される。
【0011】ここで用いられる、「コアが実質的に完全
に覆われるように植物繊維、再生繊維若しくは合成繊維
由来の材料又はその混合物でシースされる」の語は、縫
製条件下において、その機械的性質に関して実質的には
変化を受けない、そして、特に縫製前後のコア材料の線
(linear)及び引掛(loop)強度/テナシティーが本質
的に変化しない、例えば10%以下までの減少に過ぎな
いように、コアがオーバーラップ繊維によってシースさ
れる、という意味に理解されるべきである。
【0012】「比強度」という用語は、破断強さと破断
時の線密度との比である。
【0013】コアヤーンを製造する場合に、高速で紡糸
され、そして高延伸比で延伸されたポリエステルマルチ
フィラメントヤーンを使用すると、所望される高強度だ
けでなく他の分野における有利な性質をも有する製品が
得られるということが判明した。
【0014】例えば、得られたコアヤーンは、優れた引
掛強さ及び収縮性質を有し並びに優れたシームを生みだ
す。
【0015】本発明によるコアヤーンの靭性(テナシテ
ィーともいう、DIN53 834の方法によって測定
された)は、通常40cN/tex以上、好ましくは4
2〜46cN/texである。靭性は、破断強度を全コ
アヤーンの使用線密度で除した値である。
【0016】本発明によるコアヤーンの引掛強さ(DI
N53 834の方法によって測定された)は、通常2
9cN/tex以上、好ましくは30〜34cN/te
xである。
【0017】本発明によるコアヤーンの300cNの荷
重下の伸び(DIN53 834の方法によって測定さ
れた)は、通常3.5%以下、好ましくは2.8〜3.
2%である。
【0018】本発明によるコアヤーンの破断伸び(DI
N53 834の方法によって測定された)は、通常2
0%以下、好ましくは16〜19%である。破断伸びと
は、破断時における糸の伸びである。
【0019】本発明によるコアヤーンの180℃での熱
風収縮(DIN53 866 Part3の方法によっ
て測定された)は、通常2%以下、好ましくは1.4〜
1.8%である。
【0020】好ましい性質の組合わせ、特に本発明に従
い使用するコア材料の引張強さ及び曲げ強さによって、
特に優れた縫製性質が得られる。
【0021】これらは、西ドイツ特許出願公開第3,4
31,832号に記載されている特別に開発された試験
方法によって特徴付けられ得る。この方法は、標準化さ
れた条件下での産業用縫製機での縫製試験である。得ら
れたシームの長さにより糸の適性についての情報が得ら
れる。使用する産業用縫製機は、ミシン針Nm90を備
えているPfaffであり;バックステッチシームは、
1cm当たり4ステッチ及び1分間当たり5000ステ
ッチの縫製速度を用いて縫製される。糸の張力は220
cNである。対象物は、1枚当たり350g/mの目
付並びに1cm当たりたて糸33及びよこ糸20.5の
糸を有する綿綾織の4枚重ねのパイルである。つまり、
作業衣用の標準的な生地である。報告された「縫製長
さ」とは、糸が破断するまでのシームの長さ(cm)で
あり、1ボビン当たり平均10回の値を表す。
【0022】これらの試験条件下において、本発明のコ
アヤーンは800cm以上、好ましくは875〜105
0cmの「縫製長さ」で前進縫製する結果が得られる。
【0023】シーム長さは、縫製糸の性質を評価するた
めの更なるパラメーターである。それは産業用縫製機を
用いて測定される、例えば上述したような設定でPfa
ffを用いて測定される。この場合において、上部及び
下部の糸は同じであり、且つそれぞれ本発明によるコア
ヤーンの長さである。糸の張力は、優れたシームの外見
のために最適化され、そして綿綾織2枚の層が縫製され
る。使用する綿綾織物は、縫製長さを測定するために用
いたものと同種の材料である。シーム強度は、5cm幅
のストリップの最大引張強さである。その引張強さは、
1分間当たり10cmの伸び率を用いる引張試験機で測
定される。
【0024】本発明のコアヤーンは、通常35daN以
上、好ましくは36〜41daNのシーム強度をもたら
す。
【0025】100〜1500dtex、特に130〜
750dtexの最終線密度を有するコアヤーンが好ま
しい。
【0026】本発明によるコアヤ−ンのフィラメント状
コアは、好ましくは45〜300dtexの線密度を有
する。もしコアヤ−ンの中に1つ以上のコアが存在する
ならば、この線密度はコアの数に従って増加する。
【0027】好ましくは本発明によるコアヤーンは、2
つの互いに撚られたコアから成る。該コアは、実質的に
完全に覆われるように、植物繊維、再生繊維又は合成繊
維の出発材料でそれぞれシースされる。
【0028】本発明のコアヤーンの中のコアとオーバー
ラップ用繊維の重量比は、通常30:70〜50:50
であり、好ましくは約40:60である。
【0029】コアとオーバーラップ用繊維は、一般に線
密度が異なる。コアフィラメントは、通常2〜10dt
exの線密度を有する。オーバーラップ用繊維の線密度
は,ポリエステル繊維の場合には、通常、1〜2dte
xである。
【0030】本発明によるコアヤーンのコア材料は、上
述した性質を有するポリエステルである。コア材料は、
マルチフィラメントヤーン形態のものが使用される。
【0031】本発明によるコアヤーンのオーバーラップ
用糸は、原理的には、如何なる所望の繊維からも構成さ
れ得る。ここで、“繊維”の用語は、広義に理解される
べきである。すなわちフィラメント繊維として又はステ
ープルファイバーとして理解されるべきである。そして
オーバーラップ用糸は、その材料に関しては如何なる限
定もされない。それらが縫製中にコアを保護するのに適
切であるという条件下で、最も広義の意味において植物
繊維、再生繊維又は合成繊維由来の材料を使用すること
が可能である。
【0032】植物繊維由来の材料の例は、綿繊維であ
る。
【0033】再生繊維由来の材料の例は、キサントゲン
プロセスによって得られるセルロース繊維である合成繊
維由来の材料の例は、紡糸可能な合成ポリマー及び重縮
合製品、例えば、ポリアミド、ポリアクリロニトリル及
び特にポリエステルから作られる繊維である。
【0034】コア材料として適切なポリエステル及び任
意のオーバーラップ用糸は、特に、共縮合によって、芳
香族ジカルボン酸、例えば、1,4−、1,5−又は
2,6−ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸又は特
にテレフタル酸と、炭素原子数2〜6個、特に2〜4個
の脂肪族ジオール、例えば、エチレングリコール、1,
3−プロパンジオール又は1,4−ブタンジオールとか
ら本質的に得られる。またポリエステルを得るための出
発材料として、ヒドロキシカルボン酸を使用することも
可能である。
【0035】上述したポリエステル原料は、共縮合単位
として、少量の脂肪族ジカルボン酸、例えばグルタル
酸、アジピン酸若しくはセバシン酸を使用することによ
って変性してもよく、又はポリグリコール、例えばジエ
チレングリコール(2,2´−ジヒドロキシジエチルエ
ーテル)、トリエチレングリコール(1,2−ジ(2−
ヒドロキシエトキシ)エタン)を使用することによって
変性してもよく、或いは微量の高級ポリエチレングリコ
ールを使用することによって変性してもよい。
【0036】所望により、特に本発明によるコアヤーン
の染色性に影響を及ぼすものとして、スルホ含有単位、
例えばスルホイソフタル酸の単位を使用してもよい。
【0037】本発明によるコアヤーンの最終靭性におけ
る上限は、コア材料の中に使用されるポリエステル材料
の選ばれた縮合度に依存する。ポリマーの縮合度は、そ
の粘性に影響を及ぼす。高い縮合度、すなわち高い粘性
の場合には、特に高い最終靭性となる。
【0038】本発明に従い、コア材料として使用するポ
リエステルは、少なくとも1.9の相対溶液粘度(ジク
ロロ酢酸25℃の100ml中に1gのポリエステルを
溶解した溶液で測定された)を有する。
【0039】1.9〜2.4、特に1.95〜2.1の
相対溶液粘度を有するポリエステルを使用することが好
ましい。
【0040】本発明によるコアヤーンのコア及び任意的
なオーバーラップ用糸の製造にとって、好ましいポリエ
ステル材料は、ポリエチレンテレフタレート又はエチレ
ンテレフタレート反復単位を含むコポリエステルであ
る。
【0041】本発明によるコアヤーンのコアは、少なく
とも60cN/tex、好ましくは65〜90cN/t
exの破断強さを有する。
【0042】特に、ポリエステルコアと綿オーバーラッ
プの組合わせが好ましい。
【0043】本発明のコアヤーンを製造するために、使
用するコア材料は、高速で紡糸され、その後その強度を
最大にすべき高延伸比で延伸されたポリエステルマルチ
フィラメントヤーンである。コアヤーンを製造するため
に高速で紡糸された、そのような高強度糸を使用するこ
とは、以前に述べられているわけではなく、これらの糸
の製造のように、本発明の主題の一部を構成する。
【0044】従って、本発明はコアヤーンの製造方法を
も提供する。該方法は: i)少なくとも1500m/分、好ましくは1900〜
3200m/分の引取速度で、溶融紡糸により少なくと
も1.9の相対溶液粘度(ジクロロ酢酸25℃の100
ml中に1gのポリエステルを溶解した溶液で測定され
た)に対応する平均分子量を有するポリエステルに基づ
くマルチフィラメントヤーンを製造し、そしてその後
に、ヤーンが約15%の破断伸びと、該ヤーンの最大破
断強さか又はその値より下30%までに対応する破断強
さを有するような条件下で延伸し、そして ii)マルチフィラメントヤーンが実質的に完全に覆わ
れるように、通常の方法によって植物繊維、再生繊維若
しくは合成繊維由来の材料又はその混合物で該マルチフ
ィラメントヤーンをシースする、ことから成る。
【0045】コア材料として使用される高速紡糸ポリエ
ステルマルチフィラメントヤーンは、高い延伸を有す
る。該延伸は、大きな複屈折をもたらす。複屈折の典型
的な値は、15×10−3〜40×10−3の範囲内で
ある。
【0046】高速紡糸後、該マルチフィラメントヤーン
はその強度を最大にすべく高延伸比で延伸される。到達
可能な最大強度が存在することは繊維製品の分野におけ
る当業者に知られている。これは、選択された延伸温度
に依存するものである。本発明のコア材料を製造するた
めに、高速紡糸マルチフィラメントヤーンは、最大強度
が約15%の破断伸びで該高速紡糸マルチフィラメント
ヤーンを得られるような、延伸温度及び延伸比での延伸
条件に付されなければならない。これは、また、最大値
より下30%までの強度も含んで理解されなければなら
ない。
【0047】コア材料上のオーバーラップ用糸の紡糸
は、通常の方法で実施できる。そのようなシースの製造
工程は、例えば西ドイツ特許出願公開第2,436,9
97号で知られている。
【0048】以下の実施例は本発明を記述するが、それ
に限定されるわけではない。
【0049】
【実施例1】ポリエチレンテレフタレートマルチフィラ
メントヤーンヲ溶融紡糸によって製造シ、2000m/
分で引取る。使用するポリエチレンテレフタレートは、
1.940の相対粘度を有する。18×10−3の複屈
折を有する高速紡糸マルチフィラメントヤーンは、2.
97:1の比率で75℃で延伸され、次にセットされ
る。セット温度は230℃である。このマルチフィラメ
ントヤーンをコアヤーンとし、その上に綿を紡糸する。
加工糸を形成するために、二本のコアヤーンを一緒に撚
り合わせ、そしてその後に染色する。個々の製造工程で
の性質を表1及び表2に示す。
【0050】
【実施例2】(比較例)実施例1と同じ手順により、ポ
リエステルマルチフィラメントヤーンと綿からコアヤー
ンを製造し、撚り合わせ、染色する。しかしながら、実
施例1と対比して、使用するコア材料は高速で紡糸され
たポリエステルマルチフィラメントヤーンではなく、市
販の高強度ポリエステルマルチフィラメントヤーンであ
る。個々の製造工程における性質を、同様に表1及び表
2に示す。
【0051】
【表1】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジクマー・ハルトマン ドイツ連邦共和国デー−36251 バート・ ヘルスフェルト,ザントドルンヴェーク 16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのフィラメントコアから
    成るコアヤーンであって、該フィラメントコアはポリエ
    ステル材料から作られており、そしてコアが実質的に完
    全に覆われるように、植物繊維、再生繊維若しくは合成
    繊維由来の材料又はその混合物でシースされているコア
    ヤーンであって、ここで、 a)コアフィラメントのポリエステル材料は、少なくと
    も1.9の相対溶液粘度(ジクロロ酢酸25℃の100
    ml中に1gのポリエステルを溶解した溶液において測
    定)に対応する平均分子量を有し、及び b)コアは少なくとも60cN/texの比強度を有
    し、 該コアヤーンは悪条件下の縫製試験における破断シーム
    長さが800cm以上であり、該縫製試験は目付350
    g/mの綿綾織物4枚重ねに、5000ステッチ/
    分、4ステッチ/cm、220cNの縫製張力及び前方
    向縫製で実施したものである、該コアヤーン。
  2. 【請求項2】 コアのポリエステル材料がポリエチレン
    テレフタレート又はエチレンテレフタレート反復単位を
    含むコポリエステルである、請求項1に記載のコアヤー
  3. 【請求項3】 フィラメント形成用ポリエステルが1.
    9〜2.4の相対溶液粘度(ジクロロ酢酸25℃の10
    0ml中に1gのポリエステルを溶解した溶液で測定)
    に対応する平均分子量を有する、請求項1に記載のコア
    ヤーン。
  4. 【請求項4】 コアが65〜90cN/texの比強度
    を有する、請求項1に記載のコアヤーン。
  5. 【請求項5】 オーバーラップ用糸が綿である、請求項
    1に記載のコアヤーン。
  6. 【請求項6】 悪条件下の縫製試験において破断シーム
    長さが875〜1050である、請求項1に記載のコア
    ヤーン。
  7. 【請求項7】 コアヤーンを製造する方法であって: i)少なくとも1500m/分、好ましくは1900〜
    3200m/分の引取速度で、溶融紡糸により、少なく
    とも1.9の相対溶液粘度(ジクロロ酢酸25℃の10
    0ml中に1gのポリエステルを溶解した溶液で測定)
    に対応する平均分子量を有するポリエステルに基づくマ
    ルチフィラメントヤーンを製造し、そしてその後に、 該ヤーンが、約15%の破断伸びにおいて、該ヤーンの
    最大破断強さか又はその値より下30%までに対応する
    最大破断強度を有するような条件下で延伸し、そして ii)マルチフィラメントヤーンが実質的に完全に覆わ
    れるように、通常の方法によって植物繊維、再生繊維若
    しくは合成繊維由来の材料又はその混合物で該マルチフ
    ィラメントヤーンをシースする、ことから成る方法。
  8. 【請求項8】 使用するコア材料が、延伸前に15×1
    −3〜40×10−3の複屈折を有するポリエステル
    マルチフィラメントヤーンである、請求項7に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 使用するコア材料が、マルチフィラメン
    トヤーンであって、該マルチフィラメントヤーンはポリ
    エチレンテレフタレート又はエチレンテレフタレート反
    復単位を含むコポリエステルから高速で紡糸され、そし
    て75〜100℃の温度で延伸され、延伸において使用
    される延伸比は、該ヤーンが、約15%の破断伸びにお
    いて、該ヤーンの最大破断強さか又はその値より下20
    %までに対応する最大破断強度を有するような比であ
    る、請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 使用するコア材料がポリエチレンテレ
    フタレートから、又はエチレンテレフタレート反復単位
    を含み、且つ65〜90cN/texの比強度を有する
    コポリエステルから高速で紡糸されたマルチフィラメン
    トヤーンである、請求項7に記載の方法。
  11. 【請求項11】 引取り速度が少なくとも1500m/
    分、好ましくは1900〜3200m/分で溶融紡糸さ
    れ、その後延伸されるポリエステルマルチフィラメント
    ヤーンのコアヤーンを製造するための用途。
JP5248003A 1992-10-03 1993-10-04 高強度ポリエステル材料のコアを有するコアヤーン、その製造方法及びコアヤーンを製造するために選択されたポリエステル材料の使用 Pending JPH06192929A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4233307 1992-10-03
DE4233307:5 1992-10-03
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