JPH0619171U - マイクロフロッピーディスク用合成樹脂製シャッター - Google Patents

マイクロフロッピーディスク用合成樹脂製シャッター

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JPH0619171U
JPH0619171U JP5951392U JP5951392U JPH0619171U JP H0619171 U JPH0619171 U JP H0619171U JP 5951392 U JP5951392 U JP 5951392U JP 5951392 U JP5951392 U JP 5951392U JP H0619171 U JPH0619171 U JP H0619171U
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JP
Japan
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shutter
case
reading
floppy disk
windows
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Pending
Application number
JP5951392U
Other languages
English (en)
Inventor
正人 高田
Original Assignee
三晶技研株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動が軽く、しかも摺動により削り粉を生じ
ない合成樹脂製シャッターを提供しようとするものであ
る。 【構成】 マイクロフロッピーディスクケース1の表側
板11と裏側板12の上部に跨がって嵌挿し、表裏側板に穿
設する読書窓9,19を摺動により開閉するシャッター2
において、ケースの表裏側板と相対するシャッターの側
壁2b,2cに、読書窓に連通する覗窓3,13を穿設し、該
覗窓の内周縁の内面側に凹段部4を設けると共に、凹段
部の少なくとも四隅に補強部5を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、マイクロフロッピーディスクに用いる合成樹脂製のシャッターに 関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータやワードプロセッサの外部記録媒体として広く用いられているフ ロッピーディスク(磁気ディスクとも称される)の内、3.5 インチ以下のマイク ロフロッピーディスク(以下、フロッピーと略す)は、図7と図8の如く硬質合 成樹脂ケース1の内部に磁性材料を塗った円盤状磁気シートDを回動自在に収納 し、ケース1の上部にシャッター2を跨がって、しかも摺動可能に嵌挿し、この シャッター2をスプリング(図示せず)にて一方に押圧するものである。
【0003】 ケース1は表側板11と裏側板12の上部にシャッター嵌挿部8,18を対称して設 け、両嵌挿部8,18に読み出しと書き込み用の読書窓9,19を連通するよう開口 し、裏側読書窓19より上部に案内溝16を上縁と平行に穿設している。 シャッター2は天壁2aの両縁に側壁2b,2cを垂下相対設し、略溝型を成し、両 側壁2b,2cに読書窓9,19より一回り大きい覗窓3,13を穿設し、天壁2aより下 向きにスプリングの係止鉤脚7を、一側壁2bの内側にケース1の案内溝16に挿入 する爪片6を突設している。
【0004】 ケース1に嵌挿したシャッター2は、案内溝16と嵌挿部8,18に沿って摺動可 能となり、スプリングにより一方向に押圧され、フロッピーFの取出し状態にお いて覗窓3,13とケース読書窓9,19が食い違い、側壁2a,2bにて読書窓9,19 を塞ぎ、読書窓9,19からケース1内へちり等が侵入しないよう、又磁気シート Dが損傷しないように保護する。 このフロッピーFをディスクドライブ装置に入ると、シャッター2は案内溝16 と嵌挿部8,18に沿って摺動し、シャッター2の覗窓3,13がケース読書窓9, 19と一致し、磁気ヘッドの挿入が可能となる。
【0005】 即ち、シャッター2はフロッピーFをディスクドライブ装置に出し入れする毎 に1往復摺動し、ケース1の読書窓9,19を開閉するものである。 従来のシャッターは主にステンレスやアルミニウム等の金属材で形成されてい たが、近年、合成樹脂製シャッターの使用も研究されている。(例えば実開昭64 -52173号公報、実開平2-110067号公報、特開平3-69077 号公報)
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
金属製のシャッターにあっては、シャッター2の開閉摺動により、シャッター 覗窓3,13の一側端縁3aが、ケース読書窓9,19の側端9aを削り取り、樹脂粉が 生ずる等の問題があった。つまりシャッター2の摺動方向と直角を成す覗窓3, 13の一側端縁3aがケース読書窓9,19の一側端9aに突き当たり、その側端9aを削 り取る。 シャッター2の摺動により削られた樹脂粉は磁気シートDに付着し、記録の書 き込みや読み出し不良の原因となる問題点があった。
【0007】 即ち、シャッター覗窓3,13の上下端縁3c,3dは、シャッター2を摺動しても ケース読書窓9,19の側端9aを通過することはないが、左右の側端縁3a,3bの一 方が読書窓9,19の一側端9aを通過するため、読書窓9,19の側端9aを削り取る ことになる。 合成樹脂製のシャッターにあっては、シャッターをケースより硬質の合成樹脂 にて形成するため、金属製シャッターと略同様の問題点があった。
【0008】 何れのシャッターにあっても、覗窓の側端縁がケース読書窓の側端と擦れるこ と等によって、シャッターのスムーズな摺動が阻害される問題点があると共に、 樹脂粉が生ずる大きな問題点があった。 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とする所は、摺動が軽く、しかも摺動により削り粉を生じない合成樹脂 製シャッターを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の合成樹脂製シャッターは、マイクロフロッピーディスクケースの表側 板と裏側板の上部に跨がって嵌挿し、表裏側板に穿設する読書窓を摺動により開 閉するシャッターにおいて、ケースの表裏側板と相対するシャッターの側壁に、 読書窓に連通する覗窓を穿設し、該覗窓の内周縁の内面側に凹段部を設けると共 に、凹段部の少なくとも四隅に補強部を設けたものである。
【0010】
【実施例】
次に本考案による合成樹脂製シャッターの構造を実施例の図面に基づいて説明 すると、シャッター2の基本構造は従来と同様に、天壁2aの両縁に側壁2b,2cを 設け、両側壁2b,2cにケース1の読書窓9,19より1回り大きい覗窓3,13を一 方に片寄って穿設し、裏側板12の内側左右にケース裏側嵌挿部18の案内溝16に挿 入する爪片6を設け、天壁2aの内側にケース1のスプリングに係止する鉤脚7を 突設し、略コ字型を成すものである。
【0011】 本案シャッター2は覗窓3,13に独自の工夫を凝らしたものである。即ち覗窓 3,13の内周縁の内面側に壁厚さtの1/2以下の凹段部4を設け、少なくとも 凹段部4の四隅に側壁2b,2cの外面より凹段部4の先端に向けて傾斜する補強部 5を設けたものである。 例えばケース1をABS樹脂で形成する場合、シャッター2を少なくとも弾性 を有するポリプロピレン、ポリアセタール、ジュラコン等の合成樹脂で形成する ことが好ましい。
【0012】 本案シャッターは上記構造であるから、従来と同様にシャッター2の側壁2bを ケース表側板11の嵌挿部8に、側板2cを裏側板12の嵌挿部18に跨がって嵌挿する と共に、側壁2bの爪片6を裏側板12の案内溝16に挿入し、案内溝16と嵌挿部8, 18の範囲内で左右に摺動可能となした後、該シャッター2の鉤脚7にスプリング を係止し、シャッター2の覗窓3,13とケース1の読書窓9,19が食違うよう一 方向に押圧せしめ、シャッター2の側壁2b,2cにて読書窓9,19を塞いでおく。
【0013】 本案シャッターを備えたフロッピーFをフロッピーディスクドライブに挿入す ると、ケース1の読書窓9,19を塞いでいたシャッター2がスプリングに抗して 反対側に押圧摺動され、シャッター2の覗窓3,13がケース読書窓9,19と一致 する。読書窓9,19の開口によりケース1に収められている磁気シートDが露出 し、読み出し書き込みが可能となる。 フロッピーFをディスクドライブより抜き取ると、シャッター2はスプリング の弾力により押圧され、読書窓9,19を自動的に閉鎖する。
【0014】 シャッター2の往復摺動により覗窓3,13の側端縁3aはケース読書窓9,19の 側端9aを通過するが、側端縁3aには凹段部4が形成されているので、側端縁3aが 読書窓9,19の側端9aに突き当たることがない。その結果、シャッター2の摺動 がスムーズに行なわれ、ケース読書窓9,19の側端9aを削り取ることがなく、樹 脂粉が生ずることもない。
【0015】 凹段部4は薄肉の側壁2b,2cより更に薄肉であるが、四隅に補強部5が形成し てあるため、凹段部4の形状は安定する。 ケース1より硬質合成樹脂にて形成するシャッター2に極めて有効である。該 シャッター2と組合わせるケース1にあっては、読書窓9,19の端縁を曲面にす ることが望ましい。
【0016】
【考案の効果】
本考案のシャッターは、上記のとおり構成されているので、次に記載する効果 を奏する。 シャッターが合成樹脂にて形成され、しかも覗窓の内周縁に凹段部を形成する ものであるから、シャッターの摺動により、シャッター覗窓の側端縁がケース読 書窓の側端と強く擦れて削られることはないし、スムーズな摺動が可能であると 共に、ケースより削り取られた樹脂粉によってディスクが書き込みや読み出し不 良になることもない。
【0017】 本案シャッターは合成樹脂製であるから、金属材より着色や印刷が著しく容易 となるばかりか、簡単に形成してし安価に提供し得る。しかも覗窓の内周縁の内 面側に凹段部を形成するも、該凹段部の少なくとも四隅に補強部が形成している ので、シャッターを頻繁に摺動しても覗窓が変形したり破損することもない。覗 窓の内周縁に凹段部を設けるだけであるから、シャッターの成形に影響を与える こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】の(A)(B)本考案シャッターの縦断面図と
側面図である。
【図2】覗窓の要部構造を示す拡大断面図である。
【図3】凹段部の形成例を示す拡大断面図である。
【図4】補強部の形成例を示す拡大断面図である。
【図5】の(A)(B)(C)本考案シャッターの使用
例を示す拡大断面図である。
【図6】の(A)(B)(C)凹段部の形成例を示す縦
断面図とシャッター上部の断面図である。
【図7】従来マイクロフロッピーディスクの正面図であ
る。
【図8】従来マイクロフロッピーディスクの背面図であ
る。
【符号の説明】
F フロッピー、D 磁気シート 1 ケース、11,12 側板 2 シャッター、2a 天壁、2b,2c 側壁 3,13 覗窓、3a,3b 覗窓の側端縁、3c,3d 覗窓の
上下端縁 4 凹段部 5 補強部 6 爪片 7 鉤脚 8,18 嵌挿部 9,19 読書窓、9a 読書窓側端 16 案内溝 t 壁厚さ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフロッピーディスクケース
    (1)の表側板(11)と裏側板(12)の上部に跨がって嵌挿
    し、表裏側板に穿設する読書窓(9,19)を摺動により開
    閉するシャッター(2)において、シャッターの側壁
    (2b,2c)に穿設する覗窓(3,13)の内周縁の内面側に凹
    段部(4)を設けると共に、該凹段部の少なくとも四隅
    に補強部(5)を設けたことを特徴とするマイクロフロ
    ッピーディスク用合成樹脂製シャッター。
JP5951392U 1992-07-31 1992-07-31 マイクロフロッピーディスク用合成樹脂製シャッター Pending JPH0619171U (ja)

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JPH0619171U true JPH0619171U (ja) 1994-03-11

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