JPH06191231A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH06191231A
JPH06191231A JP4344396A JP34439692A JPH06191231A JP H06191231 A JPH06191231 A JP H06191231A JP 4344396 A JP4344396 A JP 4344396A JP 34439692 A JP34439692 A JP 34439692A JP H06191231 A JPH06191231 A JP H06191231A
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groove
tire
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grooves
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Hisaya Morishita
久弥 森下
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブロック剛性と排水性とを両立させたブロッ
クパターンからなる空気入りタイヤを提供する。 【構成】 トレッド面1にタイヤ周方向に延びる主溝2
とタイヤ幅方向に延びる副溝3とを設け、これら主溝2
と副溝3に区分された多数のブロック4を形成した空気
入りタイヤにおいて、少なくとも副溝3に区分される両
側のブロック4の壁面に、副溝3の溝幅中心を通る面に
対して面対称に、上面に曲面を有するバー状又は点状の
突起部5,6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水性を確保しながら
ブロック剛性を向上させた空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤのブロックパターンに求められる
特性として、ブロック剛性と排水性とがあるが、両者は
互いに相反する関係にある。すなわち、排水性を向上さ
せるため溝幅を広げればブロック剛性を低下させてしま
い、ブロック剛性を向上させるため溝幅を狭めれば排水
性を低下させてしまうという関係にあるからである。
【0003】従来、排水性とブロック剛性とを両立させ
るための手段として、ブロック壁面のトレッド面法線方
向に対する傾斜角度を大きくするようにしたものが提案
されている。しかし、このような手段は、ブロック剛性
の向上は効果がみられるものの、溝体積を低減するため
排水性を維持するには必ずしも充分ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ブロ
ック剛性と排水性とを両立させたブロックパターンから
なる空気入りタイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、トレッド面にタイヤ周方向に延びる主溝と
タイヤ幅方向に延びる副溝とを設け、これら主溝と副溝
に区分された多数のブロックを形成した空気入りタイヤ
において、少なくとも上記副溝に区分される両側のブロ
ック壁面に、上記副溝の溝幅中心を通る面に対して面対
称に、上面に曲面を有するバー状又は点状の突起を対設
したことを特徴とする。
【0006】このように、少なくとも副溝の両側に沿う
ブロックの壁面に、溝幅中心を通る面に対して面対称に
なるようにバー状又は点状の突起部を設けたので、負荷
によってブロックが撓もうとすると、対向し合う突起部
同士がぶつかり合ってブロック同士が支え合うので、ブ
ロック剛性を向上させることができる。また、上記突起
部は曲面接触をするため、力の分散を少なくし、上記ブ
ロック剛性の向上に有利に作用する。このようなブロッ
ク剛性の向上効果は、溝面積を大きくとっても達成する
ことができ、かつ突起部がバー状又は点状であるため排
水性を低下させることがない。
【0007】以下、図を参照して本発明のタイヤにつき
詳しく説明する。図1は本発明の実施例からなる空気入
りタイヤのトレッドパターンの平面図である。トレッド
面1にタイヤ周方向に延びる主溝2とタイヤ幅方向に延
びる副溝3とが設けられ、これら主溝2と副溝3に区分
された多数のブロック4が形成されている。副溝3の両
側のブロック壁面には、それぞれ半円柱状をしたバー状
の突起部材5が斜めに傾斜して設けられ、また一部に半
球状の突起部6が点状に設けられている。これら突起部
5,6は副溝3の溝幅中心を通る面に対し、面対称に設
けられている。これらバー状の突起部5と点状の突起部
6とは必ずしも両方とも設ける必要はなく、いずれか一
方だけであってもよい。しかし、好ましくはバー状の突
起部5を傾斜させて設けるのがよい。
【0008】上述のように、ブロック4に突起部5,6
を設けたタイヤは、走行時の負荷によってブロック4が
撓もうとすると、突起部同士が衝き合わさって、そのブ
ロックに隣接するブロックが曲げ抵抗を付加し、ブロッ
ク全体としての剛性を増大する。しかも、突起部5,6
の上面が曲面になっているので力の分散を少なくし、上
記ブロック同士による剛性の補完効果を更に大きくす
る。上述のようなブロック剛性の向上効果は或る程度溝
面積を大きくしても得られ、かつバー状や点状の突起部
が設けられるだけであるので、排水性の低下をもたらす
ことはない。また、バー状の突起部5の場合は、斜めに
設けられることと、溝幅中心の面に面対称に設けられる
ことにより、タイヤの摩耗初期から末期に至るまで上述
した効果を発揮することができる。
【0009】上記バー状の突起部5の傾きはトレッド面
に平行な方向に対し20°〜70°の範囲にするのが望
ましい。20°より小さいと、タイヤ加硫後の脱型時の
抵抗が大きくなる。またブロック壁面の全深さにわたっ
て設けることが難しくなるので、タイヤの摩耗が一定以
上進行したとき、上述したブロック剛性の向上効果が得
られなくなるおそれがある。また、70°より大きくな
ると、溝断面に対する投影面積が大きくなるので排水性
を悪化させる。その上、突起部5の配置が著しく片寄っ
た状態になるのでブロック剛性のバランスを低下させ
る。
【0010】上記突起部材5,6の壁面からの高さは、
溝幅の20%〜50%の範囲にすることが好ましい。2
0%未満であると突起部材5,6による接触効果が小さ
くなり、逆に50%を超えるとブロック剛性のバランス
を低下させる。本発明において、上述した突起部材5,
6は副溝3だけに限らず主溝2の両壁面にも同様に設け
ることができる。特にリムサイズ12〜14インチのタ
イヤでは主溝及び副溝の両方に設けるとよく、また、1
5インチ以上の大型タイヤの場合は主に副溝に設けるよ
うにするとよい。
【0011】本発明は、汎用タイヤはもちろんのこと、
高速用タイヤ,オールシーズンタイヤ,スノータイヤの
如何に拘らず、またラジアルタイヤ,バイアスタイヤの
如何に拘らず適用可能である。特に、ラジアルタイヤに
対して有効に利用することができる。
【0012】
【発明の効果】上述したように本発明は、少なくとも副
溝の両側に沿うブロックの壁面に、溝幅中心を通る面に
対して面対称になるようにバー状又は点状の突起部を設
けたので、対向し合う突起部同士がぶつかり合ってブロ
ック同士が支え合うので、ブロック剛性が向上する。さ
らに、上記突起部は曲面接触をするため、力の分散が少
なく上記ブロック剛性の向上に有利に作用する。また、
突起部がバー状又は点状であるため排水性を維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤのトレッドパターンの一実施例
を示す平面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
1 トレッド面 2,主溝 3 副溝 4 ブロック 5 突起部(バー状) 6 突起部(点状)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド面にタイヤ周方向に延びる主溝
    とタイヤ幅方向に延びる副溝とを設け、これら主溝と副
    溝に区分された多数のブロックを形成した空気入りタイ
    ヤにおいて、少なくとも前記副溝に区分される両側のブ
    ロック壁面に、前記副溝の溝幅中心を通る面に対して面
    対称に、上面に曲面を有するバー状又は点状の突起を対
    設した空気入りタイヤ。
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