JPH06191145A - ラベル用インクジェット記録シート - Google Patents

ラベル用インクジェット記録シート

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JPH06191145A
JPH06191145A JP4347030A JP34703092A JPH06191145A JP H06191145 A JPH06191145 A JP H06191145A JP 4347030 A JP4347030 A JP 4347030A JP 34703092 A JP34703092 A JP 34703092A JP H06191145 A JPH06191145 A JP H06191145A
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ink receiving
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進 小川
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晃治 出井
Sueaki Senoo
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘着剤のインク受理層への浸透によって発生
するインクの滲み出しを抑制し、鮮鋭性と色彩性の低下
がないラベル用インクジェット記録シートを得ること。 【構成】 木材パルプを主成分とする支持体の片面にイ
ンク受理層、他面に粘着層が設けられたラベル用インク
ジェット記録シートで、成膜性素材からなるバリアー層
を該支持体と該インク受理層或は該粘着層との間のいづ
れか又は両方に設けたことを特徴とするラベル用インク
ジェット記録シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラベル用インクジェッ
ト記録シートに関するものであり、更に詳しくは、水性
インクで印字されたドットの滲み出しを抑制し、良好な
画像の鮮鋭性と色彩性が得られるラベル用インクジェッ
ト記録シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、種々の作動
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙などの記録
シートに付着させ、画像・文字などの記録を行なうもの
であるが、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターン
の融通性が大きい、現像−定着が不要等の特徴があり、
漢字を含め各種図形及びカラー画像等の記録装置として
種々の用途に於いて急速に普及している。更に、多色イ
ンクジェット方式により形成される画像は、製版方式に
よる多色印刷やカラー写真方式による印画に比較して、
遜色のない記録を得ることが可能である。また、作成部
数が少なくて済む用途に於いては、写真技術によるより
も安価であることからフルカラー画像記録分野にまで広
く応用されつつある。
【0003】さらに、ニーズの多様化に伴って、インク
ジェット記録方式で印字された記録シートが、価格表示
用ラベル、商品表示(バーコード)用ラベル、品質表示
用ラベル、計量表示用ラベル、広告宣伝用ラベル(ステ
ッカー)等のラベル用途として使用することが増加して
いる。特に、バーコード用ラベルでは、インクジェット
シートの高鮮鋭性が生かせるし、広告宣伝用ラベルで
は、鮮鋭性や色彩性に優れていることから良好な画像を
得ることが可能であり、宣伝効果が大きいものとなる。
さらに、パーソナルコンピュータレベルで、鮮鋭性や色
彩性といった画像再現性や色再現性に優れた画像を簡単
に得ることが可能であることもインクジェット記録シー
トが多用される理由でもある。特に、ラベルは、広い範
囲の被着体に良く接着し、貼り付け作業が簡単なため、
多くの分野で使用されており、ラベルの特徴とインクジ
ェット記録シートの良好な画像を得ることが可能である
という特徴を組み合わせた用途が広がりつつある。しか
し、ラベル用途への応用にしても、インクジェット記録
方式の特徴である画像再現性や色再現性に優れていなけ
れば、ラベル用インクジェット記録シートの付加価値は
ない。
【0004】ラベル仕様にするため、既存の技術で得ら
れたインクジェット記録シートに、そのまま粘着層を設
けると、インクが滲み出し、ドット径の肥大化に伴う鮮
鋭性や色彩性の低下が生じて画像再現性が悪化しやすく
なる。このことから、インク受理層の塗被組成物の配合
に対する改良が行われているが、この問題を回避できな
いのが現状である。このことから、ラベル用インクジェ
ット記録シートには、ドットの滲み出しを抑制したもの
が要求されており、さらに、近年のビジュアル化に伴っ
て、インク滲み出しについての要求はかなり厳しくなっ
ているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、本
発明の目的は、水性インクで印字されたドットの滲み出
しを抑制し、良好な画像の鮮鋭性と色彩性を有するラベ
ル用インクジェット記録シートを得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ラベル用
インクジェット記録シートについて種々の研究を重ねた
結果、該シートに粘着層が設けられると、インク受理層
の印字されたドット径の肥大化があり、これは、粘着層
中の成分が支持体を通してインク受理層にまで浸透し、
さらに、該成分が水性インクに対するインク受理層の受
容能力や定着能力を変化させるために、インクの滲み出
しを生じさせていることを見い出した。粘着層に使用さ
れる粘着剤の種類によって異なるが、該成分とは、溶剤
である水、或いは酢酸エチルやトルエンのような有機溶
剤、比較的低分子量の可塑剤、界面活性剤を指す。
【0007】このことから、粘着層からインク受理層へ
の該成分の浸透を防止することによって、上記したラベ
ル用インクジェット記録シートの問題は回避できると考
えられる。即ち、本発明のラベル用インクジェット記録
シートは、木材パルプを主成分とする支持体の片面にイ
ンク受理層、他面に粘着層を設けたラベル用インクジェ
ット記録シートに於いて、成膜性素材からなるバリアー
層が、該支持体と該インク受理層或は該粘着層との間に
いずれか又は両方に設けられていることを特徴とするも
のである。
【0008】本発明に係るラベル用インクジェット記録
シートは、支持体を挟んで、片面にインク受理層、他面
に粘着層が設けられ、粘着層が剥離紙と貼り合わせられ
ており、本発明のバリアー層は、図1のように支持体と
インク受理層間、または図2のように支持体と粘着層
間、更に図3のように支持体とインク受理層間及び支持
体と粘着層の両方に設けられたものである。尚、図1〜
3は、本発明のラベル用インクジェット記録シートを説
明するための概略図であり、これらの図から推定される
厚さ、坪量、塗工量等を限定するものではなく、インク
受理層−バリアー層間、該バリアー層−支持体間、バリ
アー層−粘着層間、粘着層−剥離紙間に、種々の層を1
層以上設けてもよい。
【0009】本発明の成膜性素材には、ポリビニルアル
コール、酢酸ビニル、酸化澱粉、エーテル化澱粉、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋
白、シリル変性ポリビニルアルコール等の水溶性高分
子;無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合
体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共
役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エステル及
びメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体、アクリ
ル酸及びメタクリル酸の重合体又は共重合体等のアクリ
ル系重合体ラテックス;エチレン酢酸ビニル共重合体等
のビニル系重合体ラテックス;或いはこれらの各種重合
体のカルボキシル基等の官能基含有単量体による官能基
変性重合体ラテックス;メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱
硬化合成樹脂系等の水性接着剤;ポリメチルメタクリレ
ート、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラー
ル、アルキッド樹脂等の合成樹脂系接着剤;等から1種
類以上用いて成膜化させて設けることができる。
【0010】上記の該バリアー層に用いられる成膜性素
材のうちでエマルジョン類或はラテックス類は、インク
受理層塗設後にバリアー層を塗工する場合、残存してい
る可塑剤、界面活性剤等が、インク受理層に浸透するこ
ともあるため、それらの影響を起こしにくい水溶性高分
子が特に好ましいものである。また、該記録シートは、
ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリア
ミド等の熱可塑性樹脂を押出成形、射出成形によって設
けると、更に本発明の目的が確実に達成される。更に、
尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ウレタ
ン樹脂、エボナイト等の熱硬化性樹脂、或は、アセトフ
ェノン類、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンジ
ル、ベンゾイン、ベンジルジメチルケタール、チオキサ
ントン類等の光開始剤、ポリエステルアクリレート、エ
ポキシアクリレート、ポリエステルウレタンアクリレー
ト等の光重合性プレポリマー等を使用して、アクリレー
ト、メタクリレートを光重合により硬化させた紫外線硬
化や電子線硬化等の光硬化によりバリアー層を設けても
よい。
【0011】該バリアー層は、厚さ基準で設けることが
好ましく、その厚さは、該バリアー層が設けられる表面
の粗さや塗工或いは含浸装置によって変量させる必要は
あるが、0.5〜20μmの範囲が好ましい。厚さが
0.5μm未満であると、バリアー層に部分的に欠陥が
生じやすくなるし、20μmを超えても本発明の目的に
対する効果が余り変わらないことから不経済になるだけ
である。
【0012】本発明に係る支持体とは、LBKP、NB
KP等の化学パルプ、GP、PGW、RMP、TMP、
CTMP、CMP、CGP等の機械パルプ、DIP等の
古紙パルプ、等の木材パルプを主成分として、従来公知
の顔料、バインダー、サイズ剤、定着剤、歩留まり向上
剤、カチオン化剤、紙力増強剤等の各種添加剤を1種以
上用いて混合し、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイ
ヤ抄紙機等の各種装置で製造された原紙であり、さら
に、それらの原紙の上にコート層を設けたアート紙、コ
ート紙、キャストコート紙等の塗工紙も含まれる。この
ような原紙及び塗工紙に、そのままインク受理層を設け
ても良いし、平坦化をコントロールする目的で、マシン
カレンダー、TGカレンダー、ソフトカレンダー等のカ
レンダー装置を使用しても良い。
【0013】本発明に係るインク受理層とは、顔料とバ
インダーを主成分とする塗被組成物からなり、これらに
添加剤として、染料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動
性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、
着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強
剤、乾燥紙力増強剤等を適宜配合することもできる。ま
た、必要に応じて、インク受理層が設けられた支持体の
反対面にバックコート層を設けても良い。
【0014】支持体、インク受理層、バックコート層に
用いられる顔料としては、公知の白色顔料を1種以上用
いることができる。例えば、軽質炭酸カルシウム、重質
炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、
硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭
酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ
土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シ
リカ、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬ベー
マイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼ
オライト、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸
化マグネシウム等の白色無機顔料、スチレン系プラスチ
ックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、
ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン
樹脂等の有機顔料等を用いることができる。
【0015】また、支持体、インク受理層、バックコー
ト層に用いられるバインダーとしては、ポリビニルアル
コール、酢酸ビニル、酸化澱粉、エーテル化澱粉、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋
白、シリル変性ポリビニルアルコール等;無水マレイン
酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタク
リレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系共重合
体ラテックス;アクリル酸エステル及びメタクリル酸エ
ステルの重合体又は共重合体、アクリル酸及びメタクリ
ル酸の重合体又は共重合体等のアクリル系重合体ラテッ
クス;エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体
ラテックス;或はこれらの各種重合体のカルボキシル基
等の官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテック
ス;メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂系等の
水性接着剤;ポリメチルメタクリレート、ポリウレタン
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂
等の合成樹脂系接着剤が挙げられ、1種以上で使用され
る。
【0016】インク受理層、バックコート層、該バリア
ー層を設ける際の塗工または含浸装置としては、各種ブ
レードコータ、ロールコータ、エアーナイフコータ、バ
ーコータ、ロッドブレードコータ、カーテンコータ、シ
ョートドウェルコータ、サイズプレス、スプレー等の各
種装置をオンマシン或はオフマシンで用いることができ
る。また、インク受理層、バックコート層、該バリアー
層の各々の塗工又は含浸後には、マシンカレンダー、T
Gカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー
等のカレンダーを用いて仕上げても良い。また、熱可塑
性樹脂で該バリアー層を設ける際には、一般にラミネー
タが用いられる。
【0017】本発明に係る粘着層は、下記に述べる剥離
紙の剥離剤塗布面に粘着剤を設け、粘着剤面と該記録シ
ートのインク受理層が塗設されていない面を重ねて、プ
レスロール等で圧着する方法が一般に行われるが、該記
録シートに粘着剤を先に塗布して、剥離紙と貼り合わせ
ても良い。該粘着剤には、ゴム系またはアクリル樹脂系
の粘着剤を用いることができる。ゴム系の主原料は天然
ゴムまたはスチレン・ブタジエンラバーであり、天然ゴ
ムでは、ロジン系樹脂や可塑剤なとが添加され、通常ノ
ルマルヘキサンを溶媒として塗工する。また、スチレン
・ブタジエンラバーを主原料とした場合は溶融して塗工
する。アクリル樹脂系においては、2−エチルヘキシル
アクリレート、ブチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、アクリル酸、β−ヒドロキシエチルアクリレートな
どのアクリル系モノマーを重合して作る。重合の方法に
より、酢酸エチルやトルエンなどの有機溶媒を用いた
り、界面活性剤を用いて水中で乳化させながら重合した
エマルジョンタイプを用いることができる。
【0018】また、粘着剤の耐熱性や耐溶剤性等の物性
を向上させるために、上記原料に、イソシアネート系、
メラミン系、金属キレート系等の架橋剤を用いて架橋反
応させても良いし、シリカ、カオリン、クレー、炭酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタ
ン、メラミン樹脂粒子、澱粉粒子等の顔料を添加した
り、水溶性高分子、石油系樹脂、各種パラフィンワック
ス、脂肪酸又はその誘導体、高級アルコール類、金属石
鹸類、シリコーン類、さらには帯電防止剤、増粘剤、分
散剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤等を添加しても良
い。これらの粘着剤は、ラベル用インクジェット記録シ
ートの使用される用途に合わせた選択をすれば良い。
【0019】該粘着剤を設ける装置には、エアーナイフ
コータ、ブレードコータ、バーコータ、ロールコータの
他、スロットノズル、スロットダイ、ロータリースクリ
ーンプリンタ、グラビアコータ、オフセットグラビアコ
ータ、ホットメルトホイール、スパイラルスプレー等が
あり、粘着剤の種類及び塗布量、塗布した粘着剤にパタ
ーンを付与する必要性など、用途に合った選択を適宜行
えば良い。
【0020】また、剥離紙の基材としては、上質紙、ク
ラフト紙、グラシン紙、プラスチックフィルム等があ
り、これらの基材上に剥離剤として、シリコーン樹脂を
塗布する。紙系基材の場合には、基材に熱可塑性樹脂を
ラミネートし、平滑な面を得た方が剥離性が向上する。
シリコーン樹脂を紙系基材に直接塗布したものはダイレ
クトタイプ、紙基材上に熱可塑性樹脂をラミネートした
後に塗布したものはポリラミタイプ、プラスチックフィ
ルム上に直接塗布したものはフィルムタイプと呼ばれ、
それぞれの中から剥離紙として選択する基準は、インク
ジェット記録装置内で、剥離紙が搬送途中で剥がれるこ
とのない接着力を有すること、自動ラベラーによる貼り
付け時に、該ラベラーの剥離力以下の接着力であること
にある。従って、用途にあった剥離紙の選択をすれば良
く、さらに、カール適性の確保が必要な場合には、シリ
コーン樹脂を塗布した基材の反対面に裏面処理として、
熱可塑性樹脂をラミネートしたり、合成樹脂をコーティ
ングすることが好ましい。また、特殊な用途には、非シ
リコーン系の剥離剤を使用しても構わない。
【0021】本発明で云う水性インクとは、着色剤、液
媒体、その他の添加剤からなる記録液体である。着色剤
としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染
料或は食品用色素等の水溶性染料が挙げられる。
【0022】水性インクの溶媒としては、水及び水溶性
の各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルア
ルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、n−ブチルアルコール、 sec−ブチルアルコー
ル、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等
の炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセト
ン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアルコ
ール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,2,6 −ヘキサントリオール、チ
オジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレング
リコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキレングリ
コール類;グリセリン、エチレングリコールメチルエー
テル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エー
テル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル等の
多価アルコールの低級アルキルエーテル類等が挙げられ
る。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレ
ングリコール等の多価アルコール、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
エチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエー
テルが好ましい。その他の添加剤としては、例えば、P
H調節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張
力調整剤、湿潤剤、界面活性剤、及び防錆剤等が挙げら
れる。
【0023】本発明におけるラベル用インクジェット記
録シートは、ラベル用としての使用に留まらず、通常の
インクジェット記録シートとしても使用できるし、記録
時に液状であるインクを使用するどのような記録シート
として用いてもかまわない。例えば、熱溶融性物質、染
顔料などを主成分とする熱溶融性インクを樹脂フィル
ム、高密度紙、合成紙などの薄い支持体上に塗布したイ
ンクシートを、その裏面より加熱し、インクを溶融させ
て転写する熱転写記録用受像シート、熱溶融性インクを
加熱溶融して微小液滴化、飛翔記録するインクジェット
記録シート、油溶性染料を溶媒に溶解したインクを用い
たインクジェット記録シート、光重合型モノマー及び無
色または有色の染顔料を内包したマイクロカプセルを用
いた感光感圧型ドナーシートに対応する受像シートなど
が挙げられる。
【0024】これらの記録シートの共通点は、記録時に
インクが液体状態である点である。液状インクは、硬
化、固化又は定着までに、記録シートのインク受理層の
深さ方向又は水平方向に対して浸透又は拡っていく。上
述した各種記録シートは、それぞれの方式に応じた吸収
性を必要とするもので、本発明のインクジェット記録シ
ートを上述した各種の記録シート、或いはラベル用記録
シートとして利用しても何ら構わない。更に、複写機・
プリンター等に広く使用されている電子写真記録方式の
トナーを加熱定着する記録シート、或いはラベル用記録
シートとして、本発明におけるラベル用インクジェット
記録シートを使用しても構わない。
【0025】
【作用】本発明者等は、ラベル用インクジェット記録シ
ートについて研究を重ねる中で、粘着層を設けると、ド
ット径の肥大化に伴う画像の鮮鋭性や色彩性の低下が生
じることに気づいた。ドット径の肥大化は、インク受理
層に印字された水性インクが、インク受理層の厚さ方向
に吸収されず面方向に拡散され、インクが滲み出す現象
である。粘着層を設けることによって、このような現象
が生じる理由は明確ではないが、物理的な側面から推測
すれば、粘着剤に含有される溶媒(水系であれば主に
水、溶剤系であれば酢酸エチルやトルエン等)が、支持
体を通してインク受理層に浸透し、インク受理層の構造
を変化させること、或いは化学的な側面から推測すれ
ば、粘着剤に含有される比較的低分子量の可塑剤や界面
活性剤が溶媒と同様にインク受理層に浸透し、インク受
理層における印字されたインクの定着性能が変化するこ
とが考えられる。
【0026】インクの滲み出しは、自明のことながら、
インク受理層の物理的な構造と化学的な結合に関係す
る。前者の物理的な構造は、インク受理層の厚さ及び面
方向への進行と関係しており、インク受理層の空隙量が
影響する。特に、インクは空隙の壁面に沿って進行する
ために、比表面積の多い空隙においては、インクがイン
ク受理層中で早期に進行できなくなるために、結果とし
て、インクの滲み出しは少ない。しかし、外部から溶媒
が浸透すると、インク受理層を構成する顔料と顔料、顔
料とバインダー等がつくる空隙を破壊するために、比表
面積が少なくなり、インクの滲み出しが生じやすくなる
ことが考えられる。
【0027】また、インク受理層にカチオン系の染料定
着剤を配合して、インクの滲み出しを抑制しているよう
に、インクの着色剤を定着させる能力の変化も原因する
と考えられる。例えば、粘着剤に含まれる可塑剤や界面
活性剤が、インク受理層の浸透し、染料定着剤と結合す
れば、印字されたインクに対する定着性能は低下する。
また、可塑剤や界面活性剤に含まれる親水基或いは疎水
基による影響も考えられ、インク受理層表層に親水基が
あれば、インクはインク受理層の面方向に広がり、イン
ク受理層内部に疎水基があれば、該層中で広がるため、
どちらにしても、インクの滲み出しが生じることになる
と考えられる。
【0028】このことから、ラベル用インクジェット記
録シートにおいては、粘着剤からの影響をなくすため
に、本発明に係るバリアー層を設ける必要がある。該バ
リアー層によって、粘着層を設けても、インクジェット
記録シートの特徴である鮮鋭性や色彩性の低下がないラ
ベル用インクジェット記録シートを得ることができる。
【0029】
【実施例】以下に、本発明の実施例をあげて説明する
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
又、実施例に於いて示す「部」及び「%」は、特に明示
しない限り重量部及び重量%を示す。
【0030】実施例1 支持体は、LBKP(濾水度400mlcsf)70部
とNBKP(濾水度450mlcsf)30部から成る
木材パルプ100部に対して、軽質炭酸カルシウム/重
質炭酸カルシウム/タルクの比率が30/35/35の
顔料25部、市販アルキルケテンダイマー0.10部、
市販カチオン系アクリルアミド0.03部、市販カチオ
ン化澱粉1.0部、硫酸バンド0.5部を調成後、長網
抄紙機を用いて坪量70g/m2で抄造した。
【0031】抄造した支持体表面にインク受理層を設け
た。インク受理層組成物として、合成非晶質シリカ(フ
ァンシールX37B:徳山曹達株式会社製)100部、
ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ社製)3
0部、カチオン性染料定着剤(スミレーズレジン100
1:住友化学工業株式会社製)20部を用い、これを調
液し、固形分濃度13%とした。調整したインク受理層
塗液を用いて、エアーナイフコータにより乾燥塗工量5
g/m2となるように支持体表面に塗工した。
【0032】インク受理層が設けられた支持体の裏面に
バリアー層を設けた。該バリアー層は、ポリビニルアル
コール(PVA117:クラレ株式会社製)で構成し、
乾燥後の厚さが4μmとなるように、エアーナイフコー
タを用いて塗工、乾燥後、カレンダー処理を行った。
【0033】次いで、グラシン紙に市販のシリコーン樹
脂を1.0g/m2となるようにグラビアコータで塗布し
た後、シリコーン樹脂塗布面側に市販の水性アクリル系
エマルジョンタイプ粘着剤を乾燥塗工量20g/m2とな
るように塗布し、該粘着剤塗布面と該バリアー層をプレ
スロールで貼り合わせて、実施例1のラベル用インクジ
ェット記録シートを得た。
【0034】実施例2 支持体、インク受理層は実施例1と同様に得た。該バリ
アー層は、インク受理層の反対支持体面に設けた。該バ
リアー層は、スチレン−ブタジエンラテックス(062
3:日本合成ゴム株式会社製)で構成し、インク受理層
が設けられた支持体の裏面に、乾燥後の厚さが4μmと
なるように、エアーナイフコータで塗工、乾燥後、カレ
ンダー処理を行った。次いで、グラシン紙に実施例1と
同じシリコーン樹脂を1.0g/m2となるようにグラビ
アコータで塗布した後、該シリコーン樹脂塗布面側に実
施例1と同じ粘着剤を乾燥塗工量20g/m2となるよう
に塗布し、この粘着剤塗布面と該バリアー層をプレスロ
ールで貼り合わせて、実施例2のラベル用インクジェッ
ト記録シートを得た。
【0035】実施例3 支持体、インク受理層は実施例1と同様に得た。該バリ
アー層は、インク受理層の反対支持体面に設けた。該バ
リアー層は、澱粉(MS3800:日本食品加工株式会
社製)で構成し、インク受理層が設けられた支持体の裏
面に、乾燥後の厚さが4μmとなるように、エアーナイ
フコータを用いて塗工、乾燥後、カレンダー処理を行っ
た。次いで、グラシン紙に実施例1と同じシリコーン樹
脂を1.0g/m2となるようにグラビアコータで塗布し
た後、シリコーン樹脂塗布面側に実施例1と同じ粘着剤
を乾燥塗工量20g/m2となるように塗布し、この粘着
剤塗布面と該バリアー層をプレスロールで貼り合わせ
て、実施例3のラベル用インクジェット記録シートを得
た。
【0036】実施例4 支持体、インク受理層は実施例1と同様に得た。該バリ
アー層は、インク受理層の反対支持体面に設けた。該バ
リアー層は、ポリエチレン樹脂で構成し、該樹脂を加熱
溶融して、押し出し法により、インク受理層が設けられ
た支持体の裏面に、乾燥後の厚さが4μmとなるように
塗布、冷却後、カレンダー処理を行った。次いで、グラ
シン紙に実施例1と同じシリコーン樹脂を1.0g/m2
となるようにグラビアコータで塗布した後、シリコーン
樹脂塗布面側に実施例1と同じ粘着剤を乾燥塗工量20
g/m2となるように塗布し、この粘着剤塗布面と該バリ
アー層をプレスロールで貼り合わせて、実施例4のラベ
ル用インクジェット記録シートを得た。
【0037】実施例5 支持体は実施例1と同様に得た。該バリアー層は、支持
体とインク受理層の間に設けた。該バリアー層は、ポリ
ビニルアルコール(PVA117:クラレ社製)で構成
し、乾燥後の厚さが4μmとなるように、エアーナイフ
コータを用いて塗工、乾燥後、該バリアー層の上に実施
例1と同じ配合、塗工条件でインク受理層を塗設し、カ
レンダー処理を行った。次いで、グラシン紙に実施例1
と同じシリコーン樹脂を1.0g/m2となるようにグラ
ビアコータで塗布した後、シリコーン樹脂塗布面側に実
施例1と同じ粘着剤を乾燥塗工量20g/m2となるよう
に塗布し、この粘着剤塗布面とインク受理層が設けられ
ていない支持体面をプレスロールで貼り合わせて、実施
例5のラベル用インクジェット記録シートを得た。
【0038】実施例6 支持体は実施例1と同様に得た。該バリアー層は、支持
体の両面にそれぞれ乾燥後の厚さが2μmとなるように
設けた。該バリアー層はポリビニルアルコール(PVA
117:クラレ株式会社製)で構成し、それぞれの該バ
リアー層をエアーナイフコータで設けた。その後、イン
ク受理層を実施例1と同じ配合、塗工条件で片面に塗設
し、カレンダー処理を行った。次いで、グラシン紙に実
施例1と同じシリコーン樹脂を1.0g/m2となるよう
にグラビアコータで塗布した後、シリコーン樹脂塗布面
側に実施例1と同じ粘着剤を乾燥塗工量20g/m2とな
るように塗布し、この粘着剤塗布面とインク受理層が設
けられていない面をプレスロールで貼り合わせて、実施
例6のラベル用インクジェット記録シートを得た。
【0039】実施例7 支持体は実施例1と同様に得た。該バリアー層は、スチ
レン−ブタジエンラテックス(0623:日本合成ゴム
株式会社製)で構成し、インク受理層の塗設より先に設
けた。該バリアー層は、乾燥後の厚さが4μmとなるよ
うに、エアーナイフコータを用いて設けた。その後、イ
ンク受理層を実施例1と同じ配合、塗工条件で、該バリ
アー層が設けられた反対面に塗設し、カレンダー処理を
行った。次いで、グラシン紙に実施例1と同じシリコー
ン樹脂を1.0g/m2となるようにグラビアコータで塗
布した後、シリコーン樹脂塗布面側に実施例1と同じ粘
着剤を乾燥塗工量20g/m2となるように塗布し、この
粘着剤塗布面と該バリアー層が設けられている面をプレ
スロールで貼り合わせて、実施例7のラベル用インクジ
ェット記録シートを得た。
【0040】実施例8 支持体、インク受理層、バリアー層は実施例1と同様に
得た。その後にカレンダー処理を行った。次いで、グラ
シン紙に実施例1と同じシリコーン樹脂を1.0g/m2
となるようにグラビアコータで塗布した後、シリコーン
樹脂塗布面側に溶剤(酢酸エチル・トルエン)系の市販
のアクリル樹脂タイプ粘着剤を乾燥塗工量20g/m2
なるように塗布し、この粘着剤塗布面と該バリアー層が
設けられている面をプレスロールで貼り合わせて、実施
例8のラベル用インクジェット記録シートを得た。
【0041】比較例1 支持体、インク受理層は実施例1と同様に得た。バリア
ー層は設けず、カレンダー処理した。次いで、グラシン
紙に実施例1と同じシリコーン樹脂を1.0g/m2とな
るようにグラビアコータで塗布した後、シリコーン樹脂
塗布面側に実施例1と同じ粘着剤を乾燥塗工量20g/
m2となるように塗布し、この粘着剤塗布面とインク受理
層が設けられていない面をプレスロールで貼り合わせ
て、比較例1のラベル用インクジェット記録シートを得
た。
【0042】比較例2 支持体、インク受理層は実施例1と同様に得た。バリア
ー層は設けず、カレンダー処理した。次いで、グラシン
紙に実施例1と同じシリコーン樹脂を1.0g/m2とな
るようにグラビアコータで塗布した後、シリコーン樹脂
塗布面側に実施例10と同じ粘着剤を乾燥塗工量20g
/m2となるように塗布し、この粘着剤塗布面とインク受
理層が設けられていない面をプレスロールで貼り合わせ
て、比較例2のラベル用インクジェット記録シートを得
た。
【0043】比較例3 支持体は実施例1と同様に得た。インク受理層は実施例
1と同じ配合とし、乾燥塗工量を10g/m2として、イ
ンク受理層塗被組成物の固形分濃度15%でエアーナイ
フコータを用いて塗工、乾燥後、カレンダー処理を行っ
た。次いで、グラシン紙に実施例1と同じシリコーン樹
脂を1.0g/m2となるようにグラビアコータで塗布し
た後、シリコーン樹脂塗布面側に実施例1と同じ粘着剤
を乾燥塗工量20g/m2となるように塗布し、この粘着
剤塗布面とインク受理層が設けられていない面をプレス
ロールで貼り合わせて、比較例3のラベル用インクジェ
ット記録シートを得た。
【0044】実施例1〜8及び比較例1〜3で得たラベ
ル用インクジェット記録シートを用いて評価を行い、そ
の結果を表1に示す。粘着層を設けることによって生じ
るインクの滲み出しは、各実施例及び比較例の粘着層を
設けていないサンプルと比較し、粘着層を設けた各ラベ
ル用インクジェット記録シートのドット径(Do)と各
実施例及び比較例に対応する粘着層のない各インクジェ
ット記録シートのドット径(Dn)との比(Do/Dn)
で評価した。この比(ドット拡大比:Do/Dn)が1.
0を超えるとドットが肥大していることを指し、1.2
を超えると、鮮鋭性や色彩性の低下が明確となり、主観
的な画像評価に影響を与えて問題となる。ドット径は、
下記数1で定義される円相当径とした。Do及びDnの測
定は、各サンプルを20℃・65%RHの環境下に24
時間放置して調湿した後、同環境下で、インクジェット
プリンター(IO−720:シャープ株式会社製)によ
り、ブラックインクでドットを印字し、画像解析装置を
用いて測定する。
【0045】尚、表1中の注意書きは、次の意味であ
る。 *1:インク受理層と支持体間、粘着層と支持体間にバ
リアー層を設けたことを示す。 *2:インク受理層が該バリアー層を設けた後に塗設さ
れたことを示す。 *3:インク受理層の塗工量が10g/m2であることを
示す。
【0046】
【数1】Di={(4/π)×Ai}1/2 ここで、Diは円相当径(ドット径)、Aiは実測面積
であり、iは各実施例及び比較例に対応する粘着剤層の
有無を示す変数である(i=0またはi=nに相当す
る)。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、成膜性素材からなるバリアー層をラベル用インクジ
ェット記録シートにおけるインク受理層と粘着層の間に
設けることによって、インク滲み出しの少ないラベル用
インクジェット記録シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インク受理層と支持体間にバリアー層が設けら
れたラベル用インクジェット記録シートの断面図。
【図2】粘着層と支持体間にバリアー層が設けられたラ
ベル用インクジェット記録シートの断面図。
【図3】インク受理層と支持体間、粘着層と支持体間に
バリアー層が設けられたラベル用インクジェット記録シ
ートの断面図。
【符号の説明】
1 インク受理層 2 バリアー層 3 支持体 4 バリアー層 5 粘着層 6 剥離紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材パルプを主成分とする支持体の片面
    にインク受理層、他面に粘着層を設けたラベル用インク
    ジェット記録シートに於いて、成膜性素材からなるバリ
    アー層が、該支持体と該インク受理層或は該粘着層との
    間のいずれか又は両方に設けられていることを特徴とす
    るラベル用インクジェット記録シート。
  2. 【請求項2】 成膜性素材が、水溶性高分子からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のラベル用インクジェット
    記録シート。
  3. 【請求項3】 成膜性素材が、熱可塑性樹脂からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のラベル用インクジェット
    記録シート。
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EP19930120617 EP0605840A3 (en) 1992-12-25 1993-12-21 Inkjet recording sheet.
US08/171,463 US5472757A (en) 1992-12-25 1993-12-22 Ink jet recording sheet

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4540028B2 (ja) * 2001-03-21 2010-09-08 株式会社リコー 溶融型転写記録用ラベル及び溶融型転写記録方法
JP2011232687A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Toppan Forms Co Ltd ラベル
JP2014514181A (ja) * 2011-03-29 2014-06-19 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. インクジェット媒体

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JP2011232687A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Toppan Forms Co Ltd ラベル
JP2014514181A (ja) * 2011-03-29 2014-06-19 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. インクジェット媒体

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