JPH06188737A - アナログデイジタル変換回路 - Google Patents

アナログデイジタル変換回路

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JPH06188737A
JPH06188737A JP35550492A JP35550492A JPH06188737A JP H06188737 A JPH06188737 A JP H06188737A JP 35550492 A JP35550492 A JP 35550492A JP 35550492 A JP35550492 A JP 35550492A JP H06188737 A JPH06188737 A JP H06188737A
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potential
shunt
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JP35550492A
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Tsutomu Yamada
力 山田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、アナログデイジタル変換回路におい
て、素子数が少なく、かつSN比が高いアナログデイジ
タル変換回路を実現する。 【構成】基準電位の電圧勾配に対して異なる電圧勾配に
よつて分圧された分圧アナログ信号を差動増幅手段に入
力して比較すると共に、差動増幅手段より出力される同
相出力信号及び逆相出力信号のうち互いに同一の基準電
位に対する同相出力信号及び逆相出力信号を比較し、か
つ互いに隣合う基準電位に対する同相出力信号及び逆相
出力信号を比較する。これによりアナログデイジタル変
換回路に入力される入力アナログ信号の振幅は基準電位
のフルレンジに対して小さくて良くなるためSN比を向
上でき、さらに基準電位を2分する仮想基準電位に対す
る比較結果も得ることができるため分解能に比してチツ
プ面積を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図13及び図14) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図4及び図10) 作用(図3及び図9) 実施例(図1〜図12) (1)第1の実施例(図1〜図4) (1−1)抵抗分割によるフルスケール拡大の原理(図
1) (1−2)相補出力を用いた比較出力補間の原理(図2
及び図3) (1−3)実施例の全体構成(図4) (1−4)実施例の動作及び効果 (2)第2の実施例(図5〜図10) (2−1)相補出力電流の分流による比較出力補間の原
理(図5〜図9) (2−2)実施例の全体構成(図10) (2−3)実施例の動作及び効果 (3)他の実施例(図11及び図12) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はアナログデイジタル変換
回路に関し、特に並列(フラツシユ)型のアナログデイ
ジタル変換回路に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、オーデイオ機器や計測器等の各分
野では録音又は再生対象であるオーデイオ信号等、各種
のアナログ信号をデイジタル的に信号処理するためアナ
ログデイジタル変換回路(以下A−D変換回路という)
を用いてデイジタル信号に変換している。ところでこれ
らA−D変換回路の場合、使用分野及び要求される精度
や速度に応じて種々の変換方式が提案されており、特に
高速動作が要求される分野では並列型のA−D変換回路
が用いられている。
【0004】ここで並列型A−D変換回路は入力信号V
INをコンパレータに対して並列に入力し、その比較出力
の論理値が反転する電位を求めて2値データに変換する
ものであり、例えば8ビツト分解能を有する並列型A−
D変換回路1は図13に示すように構成されている。
【0005】すなわち並列型A−D変換回路1は256
個の基準抵抗R1 〜R256 を直列接続し、その両端に基
準電圧VRT及びVRBを供給することにより各基準抵
抗R1 〜R256 に255個の参照電圧を発生させる。そ
してこれら各参照電圧が与えられるコンパレータCOM
P(C1 〜C255 )にアナログ入力信号VINを入力し、
各参照電圧との大小関係を比較するようになされている
(図14)。
【0006】その後A−D変換回路1は、コンパレータ
回路C1 〜C255 の比較出力をアンド回路AND1 〜A
ND255 によつて構成される微分回路2を介してエンコ
ーダ3に供給し、入力信号VINを8ビツトのデイジタル
データに変換するようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが並列型のA−
D変換回路は高速動作を目的としたA−D変換回路であ
るためコンパレータの数が極めて多くなり、例えば8ビ
ツト分解能のA−D変換回路を並列型の変換方式によつ
て構成しようとすると約1万個もの回路素子が必要であ
つた。このためチツプ面積が大きくならざるを得なかつ
た。
【0008】また特に高速動作を目的とするA−D変換
回路では動作電流を大きくすることが多いが、素子数が
多いために集積回路全体の消費電力が大きくなり数
〔W〕も必要であつた。このため消費電力が小さく、回
路面積の小さい並列型のA−D変換回路の実現が望まれ
ている。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、素子数が少なくかつSN比が高いアナログデイジタ
ル変換回路を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の抵抗手段Ri の直列接続よ
りなり、直列接続された複数の抵抗手段Ri の両端に印
加される基準電圧(VREFT−VREFB)を複数の基準電位
VREFiに分圧する基準抵抗列Rと、複数の抵抗手段ri
の直列接続よりなり、直列接続された複数の抵抗手段r
i の一端に印加される入力アナログ信号VINと他端に印
加される一定電位VREFBとの電位差を当該複数の抵抗手
段ri によつて分圧し、複数の基準電位VREFiの電圧勾
配に対して異なる電圧勾配によつて減衰する複数の分圧
アナログ信号VINi に分圧する分圧抵抗列rと、複数の
分圧アナログ信号VINi と各分圧アナログ信号VINi に
対応する複数の基準電位VREFiをそれぞれ比較し、同相
出力信号及び逆相出力信号をそれぞれ出力する複数の差
動増幅手段AMPi と、互いに同一の基準電位に対する
同相出力信号と逆相出力信号を複数の基準電位VREFiに
ついてそれぞれ比較し、各基準電位VREFiに対する分圧
アナログ信号VINi の比較出力を出力する複数の第1の
比較手段Li と、互いに異なる基準電位に対する同相出
力信号と逆相出力信号を複数の基準電位VREFiのうち互
いに隣合う基準電位についてそれぞれ比較し、各基準電
位VREFi間を2分する仮想基準電位に対する分圧アナロ
グ信号VINi の比較出力を出力する複数の第2の比較手
段Lilと、第1及び第2の比較手段Li 及びLilより入
力される比較出力に基づいて入力アナログ信号VINを所
定分解能のデイジタルデータに変換する符号化手段1
1、12とを設ける。
【0011】また本発明においては、複数の抵抗手段R
i の直列接続よりなり、直列接続された複数の抵抗手段
Ri の両端に印加される基準電圧(VREFT−VREFB)を
複数の基準電位VREFiに分圧する基準抵抗列Rと、複数
の抵抗手段ri の直列接続よりなり、直列接続された複
数の抵抗手段ri の一端に印加される入力アナログ信号
VINと他端に印加される一定電位VREFBとの電位差を当
該複数の抵抗手段riによつて分圧し、複数の基準電位
VREFiの電圧勾配に対して異なる電圧勾配によつて減衰
する複数の分圧アナログ信号VINi に分圧する分圧抵抗
列rと、複数の分圧アナログ信号VINi と各分圧アナロ
グ信号VINi に対応する複数の基準電位VREFiをそれぞ
れ比較し、同相出力電流及び逆相出力電流をそれぞれ出
力する複数の差動増幅手段AMPi と、複数の基準電位
VREFiに対する同相出力電流及び逆相出力電流をそれぞ
れ複数の分流同相出力電流及び分流逆相出力電流に分流
する電流分流手段(Q12、Q13、Q13N、Q12
N、……)と、互いに隣合う基準電位に対して生成され
た複数の分流同相出力電流を所定の割合で加算して合成
同相出力電流IGを生成し、又は互いに異なる基準電位
に対して生成された複数の分流逆相出力電流を所定の割
合で加算して合成逆相出力電流IHを生成する電流合成
手段と、互いに同一の基準電位に対する分流同相出力電
流IAと分流逆相出力電流IBを複数の基準電位VREFi
についてそれぞれ比較し、各基準電位に対する分圧アナ
ログ信号VINi の比較出力を出力する複数の第1の比較
手段と、互いに異なる基準電位に対する分流同相出力信
号ICと分流逆相出力信号IBを複数の基準電位VREFi
のうち互いに隣合う基準電位についてそれぞれ比較し、
各基準電位間を2分する仮想基準電位V2に対する分圧
アナログ信号VINi の比較出力を出力する複数の第2の
比較手段と、複数の合成同相出力電流IGと分流逆相出
力電流IB、IDをそれぞれ比較し、又は複数の合成逆
相出力電流IHと分流同相出力電流IC、IEをそれぞ
れ比較し、各基準電位間を複数に等分する仮想基準電位
V1、V3に対する分圧アナログ信号VINi の比較出力
を出力する複数の第3の比較手段と、第1、第2及び第
3の比較手段より入力される比較出力に基づいて入力ア
ナログ信号VINi を所定分解能のデイジタルデータに変
換する符号化手段とを設ける。
【0012】
【作用】基準電位VREFiの電圧勾配に対して異なる電圧
勾配によつて分圧された分圧アナログ信号VINi を差動
増幅手段AMPi に入力して比較すると共に、差動増幅
手段AMPi より出力される同相出力信号及び逆相出力
信号のうち互いに同一の基準電位に対する同相出力信号
及び逆相出力信号を比較し、かつ互いに隣合う基準電位
に対する同相出力信号及び逆相出力信号を比較すること
により、アナログデイジタル変換回路に入力される入力
アナログ信号VINの振幅を基準電位VREFiのフルレンジ
(VREFT−VREFB)に対して小さくできると共に、基準
電位VREFi間を2分する仮想基準電位に対する比較結果
を得ることができる。これにより入力アナログ信号VIN
をアナログデイジタル変換回路に供給する駆動回路の利
得を小さくでき、その結果SN比を向上することができ
る。また基準電位を2分する仮想基準電位に対する比較
出力も得ることができるためその分差動増幅手段の分解
能に比してチツプ面積を小さくすることができる。
【0013】また基準電位VREFiの電圧勾配に対して異
なる電圧勾配によつて分圧された分圧アナログ信号VIN
i を差動増幅手段AMPi に入力して比較すると共に、
差動増幅段AMPi より出力される同相出力電流及び逆
相出力電流を一旦分流し、その後、分流された電流を所
定の割合で足し合わせた合成同相出力電流IGと分流逆
相出力電流IB、IDとを比較し、又は分流された電流
を所定の割合で足し合わせた合成逆相出力電流IHと分
流同相出力電流IC、IEを比較することにより、アナ
ログデイジタル変換回路に入力される入力アナログ信号
VINの振幅を基準電位VREFiのフルレンジ(VREFT−V
REFB)に対して小さくできると共に、基準電位間を複数
に等分する仮想基準電位に対する比較結果を得ることが
できる。これにより入力アナログ信号VINをアナログデ
イジタル変換回路に供給する駆動回路の利得を小さくで
き、その結果SN比を向上することができる。また基準
電位間を複数に等分する仮想基準電位に対する比較出力
も得ることができるためその分差動増幅手段の分解能に
比してチツプ面積を一段と小さくすることができる
【0014】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0015】(1)第1の実施例 (1−1)抵抗分割によるフルスケール拡大の原理 参照電位VREFiの電圧勾配に対して異なる電圧勾配によ
つて入力アナログ信号VINを減衰し、減衰された減衰ア
ナログ信号と参照電位VREFiを比較することにより入力
アナログ信号VINのフルスケールを参照電位VREFiのフ
ルスケールまで拡大する。
【0016】ここでは入力アナログ信号VINの電圧勾配
を参照電位の電圧勾配に対して2分の1に設定し、入力
アナログ信号VINのフルスケールを参照電位VREFiのフ
ルスケールまで2倍に拡大する場合について8ビツト分
解能を有するA−D変換回路を例にとつて説明する。
【0017】図1において横軸はコンパレータの段数を
示し、縦軸に各コンパレータに入力される参照電位VRE
Fi及び減衰アナログ信号VINi の電位を示している。こ
こで255個のコンパレータ群の両端に位置するコンパ
レータC1及びC255には基準電位の最大電位VREFT
及び最小電位VREFBがそれぞれ与えられており、中間に
位置するコンパレータC2〜C254には最大電位VRE
FT及び最小電位VREFBを結ぶ実線上に一定電圧ごと並ぶ
253個の参照電位VREFiが与えられている。
【0018】一方、入力アナログ信号VINは直列接続さ
れた256個の分圧抵抗のそれぞれによつて参照電位の
電圧勾配(図1において実線で示す)に対して半分の電
圧勾配(図1において点線で示す)で減少されて各コン
パレータC1〜C255に与えられる。このため1番目
のコンパレータC1に入力される減衰アナログ信号と2
55番目のコンパレータC255に入力される減衰アナ
ログ信号には参照電位のフルスケール(すなわちVREFT
−VREFB)に対して2分の1の電位差が生じることにな
る。
【0019】従つて入力アナログ信号VINを参照電位の
最大値VREFTからフルスケールの中央値まで変化させれ
ば、すなわち参照電位のフルスケールの上半分を入力ア
ナログ信号のフルスケールとすれば、入力アナログ信号
VINに対して定まる一連の減衰アナログ信号と参照電位
VREFiとの電位の大小関係が反転するコンパレータの位
置は1番目のコンパレータC1から255番目のコンパ
レータC255まで移動する。
【0020】これにより減衰アナログ信号の電位と参照
電位の大小関係が逆転するコンパレータCi の位置を求
めれば入力アナログ信号VINをデイジタルデータに変換
することができる。このとき入力アナログ信号VINのフ
ルスケールは参照電位VREFiのフルスケールに対して2
分の1で良いため、入力アナログ信号VINの駆動段にか
かる負荷は小さくなり、SN比を向上できる。
【0021】(1−2)相補出力を用いた比較出力補間
の原理 またコンパレータにおける初段の差動対の正相出力とそ
の隣りに設けられたコンパレータにおける初段の差動対
の逆相出力とを比較することにより、各参照電位を2分
する仮想電位に対する入力アナログ信号VINの比較出力
を得る。
【0022】ここでは参照電位VREF1及びVREF2の中間
電位である仮想電位VVIRTに対する入力アナログ信号V
INの比較出力を得る場合について説明する(図2)。差
動増幅器AMP1及びAMP2は、それぞれA−D変換
回路を構成するコンパレータの初段の差動対をなし、一
方の入力端に入力される参照電位VREF1及びVREF2と他
方の入力端に入力される入力アナログ信号VINを差動増
幅している。
【0023】A−D変換回路は、差動増幅器AMP1に
おける正相出力S1と逆相出力IS1をラツチゲート1
に与えることにより比較出力を論理「H」又は論理
「L」のいずれかにラツチする一方、差動増幅器AMP
2における正相出力S2と逆相出力IS2をラツチゲー
ト2に与えることにより比較出力を論理「H」又は論理
「L」のいずれかにラツチする(図3(B))。
【0024】これにより参照電位VREF1及びVREF2に対
する入力アナログ信号VINの大小を求めている。これに
加えてA−D変換回路は、差動増幅器AMP1の逆相出
力IS1と差動増幅器AMP2の正相出力S2をラツチ
ゲート3に与えることにより2つの信号の大小関係から
比較出力を論理「H」又は論理「L」のいずれかにラツ
チしてデコーダ4に出力している。
【0025】このラツチゲート3の出力が反転するのは
図3(B)からも分かるようにラツチゲート1の出力が
反転する電位(すなわち参照電位VREF1)とラツチゲー
ト2の出力が反転する電位(すなわち参照電位VREF2)
の電位の中間の電位である。このことは図3(A)に示
すように、ラツチゲート3の出力によつて参照電位VRE
F1及びVREF2を2分する仮想電位VVERTに対する入力ア
ナログ信号VINの比較出力を得ることができることを意
味する。
【0026】これにより参照電位が与えられるコンパレ
ータの初段の差動対の数は分解能より要求されるコンパ
レータの数に対して2分の1に間引くことができ、分解
能より決まるコンパレータを全て集積する場合に比して
回路面積を小型にすることができる。
【0027】(1−3)実施例の全体構成 図4において、10は全体としてNビツト分解能を有す
る全並列型のA−D変換回路10を示し、上述の2つの
原理を用いて入力アナログ信号VINをデイジタルデータ
に変換するようになされている。
【0028】すなわちA−D変換回路10は、コンパレ
ータの初段の差動対をなす差動増幅器AMPi (i=
0、1、2……n)に入力信号VINを減衰して入力する
と共に、各差動増幅器AMPi (i=0、1、2……
n)より出力される一対の差動出力と互いに隣接する差
動増幅器AMPi 及びAMPi+1 (i=0、1、2……
n−1)の正相出力及び逆相出力をラツチゲートLi
(i=0、1、2……n)及びLi1(i=0、1、2…
…n−1)に入力するようになされている。
【0029】ここでA−D変換回路10は、一定の電圧
勾配により低下する参照電位VREFi(i=0、1、2…
…n)を2つの基準電位VREFT及びVREFB間に接続され
たn個の基準抵抗Ri (i=0、1、2……n)によつ
て発生するようになされており、この基準抵抗列Rには
一定電流を供給する電流源I1が接続されている。
【0030】また入力信号VINを参照電位VREFiに対し
て異なる電圧勾配により減衰した減衰信号VINi (i=
0、1、2……n)は2つの基準電位VREFT及びVREFB
間に接続されたn個の分圧抵抗ri (i=0、1、2…
…n)によつて発生するようになされており、この分圧
抵抗ri の抵抗値は基準抵抗Ri の抵抗値に対して2分
の1に設定されるようになされている。
【0031】このとき分圧抵抗列rに一定電流を供給す
る電流源I2の電流値は基準抵抗列Rに接続される電流
源I1と同じ電流値に設定されている。これによりA−
D変換回路10は、入力信号VINの振幅を等価的に2倍
に拡大できるようになつている。
【0032】さらにA−D変換回路10は、分圧抵抗列
rと基準抵抗列Rのそれぞれによつて発生された減衰信
号VINi と参照電位VREFiを差動増幅器AMPi に供給
し、各参照電位VREFiに対応する減衰信号VINi の差動
出力をラツチゲートLi (i=0、1、2……n)に与
えるようになされている。
【0033】このときA−D変換回路10は、隣合う2
つの差動増幅器AMPのうち参照電位が高い差動増幅器
AMPi の逆相出力と参照電位が低い差動増幅器AMP
i+1の正相出力とをラツチゲートLi の間に配置された
ラツチゲートLi1(i=0、1、2……n−1)に与え
るようになされている。
【0034】これによりA−D変換回路10は、減衰信
号VINi の参照電位に対する大小関係がどの参照電位の
間で反転し、さらにそのときの減衰信号VINi の電位は
参照電位をほぼ2分する仮想電位VVERTi (i=0、
1、2……n−1)よりも上か下かを特定できる。この
ためA−D変換回路10は、2n+1個のコンパレータ
が見かけ上存在するように動作する。
【0035】A−D変換回路10は、各ラツチゲートL
のラツチ出力をデコーダ11に入力すると、減衰信号V
INi の電位が参照電位VREFi又は仮想電位VVERTi に対
して最初に大きくなる電位に応じた値を出力回路12に
出力し、出力回路12より入力信号VINに応じたデイジ
タルデータを出力するようになされている。
【0036】(1−4)実施例の動作及び効果 以上の構成において、A−D変換回路10に入力される
入力信号VINの電位がフルスケールの4分の3の電位に
対してわずかに大きい場合について変換動作を説明す
る。この電位は入力信号VINのフルスケールに対してほ
ぼ中央の電位であり、n+1個ある差動増幅器AMPの
うち中央位置の差動増幅器AMPを境に差動出力の大小
関係が反転する。
【0037】この差動出力の関係が反転する境界位置の
参照電位をVREFmとすると、デコーダ11に与えられる
ラツチゲートL(m-1)1のラツチ出力は、減衰信号VINm
が互いに隣合う参照電位VREFm及びVREF(m-1)のほぼ中
間に位置する仮想電位VVIRT(mー1) に対して高いか否か
に応じて論理値が反転する。
【0038】従つてこのラツチゲートL(m-1)1のラツチ
出力を境に論理値が反転する場合には、減衰信号VINm
の電位はこの2つの参照電位のうち下位の参照電位VRE
Fmに相対的に近いことが分かる。またラツチゲートL(m
-1)1のラツチ出力を境に論理値が反転しない場合には、
減衰信号VINm の電位はこの2つの参照電位のうち上位
の参照電位VREF(m-1)に相対的に近い電位であることを
確定することができる。
【0039】このようにA−D変換回路10は実際には
存在しない仮想電位VVIRTi を参照電圧とする分解能で
入力信号VINをデイジタルデータに変換することができ
るため精度は一段と高くなる。
【0040】以上の構成によれば、A−D変換回路10
は入力信号VINを分圧抵抗列rを介して減衰し、減衰さ
れた減衰信号VINi を差動増幅器AMPに入力して参照
電位VREFiと比較しているため等価的に入力信号VINの
振幅を2倍に拡大できる。これにより入力信号VINの振
幅は小さくても良くなりSN比を向上することができ
る。
【0041】またA−D変換回路10は隣合う2つの差
動増幅器AMPの差動出力のうち互いに逆相の差動出力
をラツチゲートに入力してラツチすることにより、分解
能に対して素子数を大幅に減少させることができる。
【0042】(2)第2の実施例 (2−1)相補出力電流の分流による比較出力補間の原
理 第1の実施例においては差動増幅器の差動出力をそのま
ま利用し、隣合う差動増幅器の差動出力(電圧)のうち
逆相関係にあるもの同士を比較することによつて参照電
位を2分割する仮想電位と減衰信号との比較出力を求め
たが、この実施例の場合には差動増幅器の差動電流を分
流することによつて4分割、6分割……を実現する。
【0043】この実施例の場合、2つの参照電位間にあ
る複数の仮想電位と減衰信号VINiとの比較出力は、減
衰信号VINi 及び参照電位VREFiが入力される差動増幅
器AMPi の同相出力と減衰信号VINi 及び隣の参照電
位VREFi+1(=VREF1+ΔV)が入力される差動増幅器
AMPi+1 の同相出力を所定の割合で加え合わせた合成
電流といずれか一方の逆相出力とを比較することにより
求める。
【0044】この原理を図5に示す2組の差動対21及
び22を用いて説明する。ここで差動対21はトランジ
スタQ1及びQ2によつて構成され、ベースに減衰信号
VINi 及び参照電位VREF2を入力する。また差動対22
はトランジスタQ3及びQ4によつて構成され、ベース
に減衰信号VINi 及び参照電位VREF1を入力するように
なされている。
【0045】このときトランジスタQ1、Q2及びQ
3、Q4にそれぞれ流れるコレクタ電流をIA、IB及
びIC、IDとすると、図6に示すように各コレクタ電
流IA、IB及びIC、IDの電流値はそれぞれ参照電
位VREF2及びVREF1を境に反転する。
【0046】従つてコレクタ電流IA及びIBが流れる
負荷抵抗R1及びR2とトランジスタQ1及びQ2の接
続中点に現れる出力電圧VA及びVBを比較器によつて
比較することにより参照電位VREF2に対する減衰信号V
INi の比較出力を得ることができる。
【0047】またコレクタ電流IC及びIDが流れる負
荷抵抗R3及びR4とトランジスタQ3及びQ4の接続
中点に現れる出力電圧VC及びVDを比較器によつて比
較することにより参照電位VREF1に対する減衰信号VIN
i の比較出力を得ることができる。
【0048】同様にコレクタ電流IA及びIDは参照電
位VREF2と参照電位VREF1(=VREF2+ΔV)との中間
電位(VREF2+ΔV/2)を境に反転し、またコレクタ
電流IB及びICは参照電位VREF2と参照電位VREF1と
の中間電位(VREF2+ΔV/2)を境に反転するため出
力電圧VA及びVDあるいは出力電圧VB及びVCを比
較器を用いて比較すれば仮想電位(VREF2+ΔV/2)
に対する減衰信号VINi の比較出力を得ることができ
る。
【0049】この関係を用いて参照電位VREF2と参照電
位VREF1(=VREF2+ΔV)を4分割する仮想電位に対
する減衰信号VINi の比較出力を得ることを考える。こ
こではコレクタ電流IA、IB及びICの3つの電流を
用いる。
【0050】このとき差電圧とコレクタ電流との間には
差電圧が小さい範囲ではコレクタ電流が直線的に増減す
る特性があるため差動対21及び22の同相出力である
コレクタ電流IA及びIBは図7に示すようにほぼ平行
となり、差動対21の逆相出力であるコレクタ電流IC
はほぼ直線と見なせる範囲において交差する。
【0051】そこでコレクタ電流IAとICをそれぞれ
2分の1の割合によつて足し合わせた合成コレクタ電流
IE(すなわちIA/2+IB/2)を発生することが
できれば、この合成コレクタ電流IEは両コレクタ電流
IA及びICから等しく、かつ両コレクタ電流IA及び
IBに平行な直線と表されるためコレクタ電流IBと合
成コレクタ電流IEは参照電位VREF2及びVREF1を4分
割する仮想電位V1(=VREF2+ΔV/4)を境に反転
する。
【0052】従つてコレクタ電流IBにより生じる出力
電圧VBと合成コレクタ電流IEにより生じる出力電圧
VEとを比較すれば仮想電位V1(=VREF2+ΔV/
4)に対する減衰信号VINi の比較出力を得ることがで
きる。
【0053】同様の関係は、コレクタ電流IA、IB及
びIDの3つの電流についても成り立つため、コレクタ
電流IBとIDをそれぞれ2分の1の割合によつて足し
合わせた合成コレクタ電流IF(すなわちIB/2+I
D/2)を発生し、コレクタ電流ICにより生じる出力
電圧VCと合成コレクタ電流IFにより生じる出力電圧
VFとを比較すれば仮想電位V3(=VREF2+3・ΔV
/4)に対する減衰信号VINi の比較出力を得ることが
できる(図8)。
【0054】ところでこの合成コレクタ電流IFとコレ
クタ電流ICの比較により得られる仮想電位V3に対す
る減衰信号VINi の比較出力は、仮想電位V1に対する
減衰信号VINi の比較に用いた合成した合成コレクタ電
流IEを用いても求めることができる。
【0055】すなわち合成コレクタ電流IEにより生じ
る出力電圧とコレクタ電流IDにより生じる出力電圧を
比較すれば、図9に示すように、仮想電位V3に対する
減衰信号VINi の比較出力を得ることができる。
【0056】従つてこの実施例においては、隣合う2つ
の差動対のうち一方の同相出力IA、IC(又はIB、
ID)を2分の1の割合で合成した合成コレクタ電流I
E(又はIF)とこの合成コレクタ電流IE(又はI
F)に対して逆相の関係にあるコレクタ電流IB、ID
(又IA、IC)とをそれぞれ比較することを原理とし
て参照電位VREF2及びVREF1を4等分する仮想電位V
1、V2、V3に対する減衰信号VINi の比較出力を補
間する。
【0057】(2−2)実施例の全体構成 この実施例の場合、A−D変換回路30は減衰信号VIN
i を分圧抵抗列rによつて減衰して差動増幅器AMPに
与え、参照電位との比較結果である差動電流を分流して
複数の電圧値を求めた後、これらをラツチゲート及びデ
コーダを介してデイジタルデータに変換する。図10に
この原理を用いたA−D変換回路の4分割補間型比較回
路の基本構成を示す。
【0058】この比較回路では参照電位VREF1、VREF2
及びVREF3と減衰信号VINi との比較出力であるコレク
タ電流を1:2の電流比で分流し、その後、組み合わせ
て加算する。これにより各基準電位VREF1、VREF2及び
VREF3を4等分する仮想電位に対する減衰信号VINi の
比較出力を得るようになされている。
【0059】コンパレータを構成する差動増幅器AMP
2、AMP1及びAMP0はそれぞれ同様の構成を有し
ており、差動対を構成する一方のトランジスタQ10、
Q20及びQ30に減衰信号VINi を入力し、他方のト
ランジスタQ11、Q21、Q31に参照電位VREF2、
VREF1及びVREF0を供給する。そして各基準電位に対す
る減衰信号VINi の信号レベルに応じたコレクタ電流を
各差動対に引き込むようになされている。
【0060】ここで差動対をなすトランジスタ(Q1
0、Q11)、(Q20、Q21)及び(Q30、Q3
1)のコレクタにはエミツタ面積の比が1:2に設定さ
れたベース接地の分流用トランジスタ(Q12、Q1
3、Q13N、Q12N)、(Q22、Q23、Q22
N、Q23N)及び(Q32、Q33、Q33N、Q3
2N)がそれぞれカスコード接続されており、エミツタ
面積比に応じて比較コレクタ電流を分流するようになさ
れている。
【0061】また各差動対は隣接する差動対のうちコレ
クタ電流を3分の1に分流する分流用のトランジスタ
(Q12、Q22)、(Q23N、Q33N)のコレク
タをそれぞれ共通接続するようになされており、互いに
同相関係にある2組の分流コレクタ電流を合成して出力
電圧を得るようになされている。
【0062】 これによりトラ
ンジスタQ13及びQ23に流れる分流コレクタ電流を
IA及びICとすると、トランジスタQ12とQ22の
共通コレクタに接続される負荷抵抗R10には分流コレ
クタ電流IA及びICをそれぞれ2分の1の割合で組み
合わせてなる合成コレクタ電流IG(=IA/2+IC
/2)が流れる。
【0063】また同様にトランジスタQ22N及びQ3
2Nに流れる分流コレクタ電流をID及びIFとする
と、トランジスタQ23NとQ33Nの共通コレクタに
接続される負荷抵抗R21には分流コレクタ電流ID及
びIFをそれぞれ2分の1の割合で組み合わせてなる合
成コレクタ電流IH(=ID/2+IF/2)が流れる
ことになる。
【0064】因に各分流用のトランジスタ(Q12、Q
13、Q12N)、(Q22、Q23、Q22N)……
には同一の抵抗値を有する負荷抵抗(R12、R13、
R12N)、(R22、R23、R22N)……が接続
されているため、各負荷抵抗にはトランジスタのエミツ
タ面積の比に応じて分流された分流コレクタ電流及び合
成コレクタ電流の電流値に応じた出力電圧が得られる。
【0065】この実施例の場合、参照電位VREF2及びV
REF1間の電位を4分割する仮想電位に対する比較出力は
各負荷抵抗の出力電圧を比較することにより得られる。
すなわち参照電位VREF2及びVREF1に対する減衰信号V
INi の比較出力は、それぞれ負荷抵抗R13と負荷抵抗
R12Nの出力電圧の比較により、また負荷抵抗R23
と負荷抵抗R22Nの出力電圧を比較によりを得ること
ができる。
【0066】また2つの参照電位VREF2及びVREF1を2
分する仮想電位V2(=VREF2+ΔV/2)に対する減
衰信号VINi の比較出力は、負荷抵抗R12N及びR2
3の出力電圧を比較することにより得ることができる。
【0067】また参照電位VREF2と中間電位V2を2分
する(すなわち参照電位VREF2及びVREF1間を4分割す
る)仮想電位V1(=VREF2+ΔV/4)に対する減衰
信号VINi の比較出力は、合成コレクタ電流IGが流れ
る負荷抵抗R12と分流コレクタ電流IBが流れる負荷
抵抗R13の出力電圧を比較することにより得ることが
できる。
【0068】同様に参照電位VREF1と中間電位V2を2
分する(すなわち参照電位VREF2及びVREF1間を4分割
する)仮想電位V3(=VREF2+3・ΔV/4)に対す
る減衰信号VINi の比較出力は、合成コレクタ電流IG
が流れる負荷抵抗R12と分流コレクタ電流IDが流れ
る負荷抵抗R22Nの出力電圧を比較することにより得
ることができるようになされている。
【0069】このように参照電位VREF2とVREF1間を4
分割する仮想電位V1及びV3に対する減衰信号VINi
の比較出力は、減衰信号VINi に対して同相の合成コレ
クタ電流IGとこれに対して逆相の関係にあるコレクタ
電流IB及びIDの比較により求めることができる。
【0070】これに対して参照電位VREF2とVREF1に隣
接する参照電位VREF1とVREF0間を4分割する仮想電位
V11及びV13に対する減衰信号VINi の比較出力
は、減衰信号VINi に対して逆相の合成コレクタ電流I
Hとこれに対して逆相の関係にあるコレクタ電流IC及
びIEの比較により求めることができるようになされて
いる(図11)。
【0071】(2−3)実施例の動作及び効果 以上の構成において、A−D変換回路30に入力される
入力信号VINの電位が最大電位VREFTに対してわずかに
小さい場合について変換動作を説明する。このとき入力
信号VINは抵抗分割によるフルスケール拡大の原理によ
つて拡大され、差動増幅器AMPに入力される減衰信号
VINi と各参照電位との大小関係は参照電位VREF3を境
に反転するものとする。
【0072】これにより減衰信号VINi は参照電位VRE
F3からVREF2の間のいずれかの電位であることが分か
る。さらに減衰信号VINi が2つの参照電位VREF3から
VREF2を内分する4つの仮想電位V11、V12及びV
13のいずれを境界として大小関係が反転するかは負荷
抵抗に生じる出力電圧の比較から得ることができる。
【0073】例えば分流コレクタ電流IAが流れる負荷
抵抗R13と分流コレクタ電流IBが流れる負荷抵抗R
12Nの出力電圧の比較出力を境に比較出力の論理値が
反転する場合には、減衰信号VINi が参照電位VREF3に
対してわずかに大きい電位であり仮想電位V11(図1
1における交点P12)よりも小さい電位であることが
分かる。
【0074】また分流コレクタ電流ICが流れる負荷抵
抗R23と分流コレクタ電流IHが流れる負荷抵抗R2
3Nの出力電圧の比較出力を境に比較出力の論理値が反
転する場合には、減衰信号VINi が仮想電位V11より
大きくかつ仮想電位V12(図11における交点P1
3)よりも小さい電位であることが分かる。
【0075】同様に、減衰信号VINi の電位が仮想電位
V13から仮想電位V14(図11における交点P1
4)の間にあることも仮想電位V14から参照電位VRE
F2(図11における交点P15)の間にあることも判別
できる。このようにA−D変換回路30は、実際に発生
される参照電位VREF に対して4倍の分解能によつて入
力信号VINをデイジタルデータに変換することができ
る。
【0076】以上の構成によれば、A−D変換回路10
は入力信号VINを分圧抵抗列rを介して減衰し、減衰さ
れた減衰信号VINi を差動増幅器AMPに入力して参照
電位VREFiと比較しているため等価的に入力信号VINの
振幅を2倍に拡大できる。これにより入力信号VINの振
幅は小さくても良くなりSN比を向上することができ
る。
【0077】またA−D変換回路10は差動電流を所定
の比に分流し、分流された電流を再合成した合成コレク
タ電流によつて生じた出力電圧を比較することにより、
分解能に対して素子数を大幅に減少させることができ
る。
【0078】この結果、A−D変換回路を内蔵する半導
体集積回路の消費電力は従来に比して削減され、チツプ
面積も小さくすることができる。
【0079】また10ビツト以上のフラツシユA−D変
換回路の実現も容易となり、高品位テレビジヨン受像器
に用いられる高精度デイジタルデイスプレイ用の信号処
理回路に好適である。
【0080】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、分圧抵抗によつて減衰さ
れる入力信号VINの電圧勾配を各コンパレータに与えら
れる参照電圧の電圧勾配に対して2分の1に設定する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、分圧抵抗
による電圧勾配を参照電圧の電圧勾配に対して2分の1
より大きい値に設定する場合にも小さい値に設定する場
合にも広く適用し得る。
【0081】また上述の実施例においては、分圧抵抗及
び基準抵抗の抵抗比を1対2とし、各抵抗列には同一の
一定電流Iを引き込む定電流源11を接続する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、分圧抵抗及び基
準抵抗の抵抗値は同一の値とし、各抵抗列に接続される
定電流源に流れる一定電流の比を1対2に設定しても良
い。
【0082】さらに上述の実施例においては、差動増幅
器AMPの差動出力を電流の分流を用いて補間する回路
を図10に示すように構成する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、図12に示すようにトランジス
タQ22、Q23及びQ23N、Q22Nによつて分流
された分流コレクタ電流のうちトランジスタQ22及び
Q23Nのコレクタ電流をともに下位の差動増幅器によ
るコレクタ電流に合成するようにしても良い。
【0083】さらに上述の実施例においては、差動増幅
器の差動出力を補間し、参照電位間を2分割又は4分割
した仮想電位に対する比較出力を求める場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、参照電位を6分割、8
分割……する比較出力を求める場合にも広く適用し得
る。
【0084】さらに上述の実施例においては、並列型の
A−D変換回路について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、直並列のA−D変換回路における最下位のアナログ
デイジタル変換処理部等、他のA−D変換回路に用いて
も同様の効果を得ることができる。
【0085】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、アナログ
デイジタル変換回路に入力する入力アナログ信号フルレ
ンジを基準電位のフルレンジに対して小さくでき、かつ
基準抵抗列によつて発生される基準電位を等分する仮想
基準電位に対する入力アナログ信号の比較出力を得るこ
とができる。これにより最下位桁の電位を小さくするこ
となくSN比や解像度を向上させることができ、また解
像度に比して回路面積を小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参照電位に対する減衰信号の軌跡を示す特性曲
線図である。
【図2】2分割補間の原理の説明に供するた基本回路を
示す接続図である。
【図3】相補出力を用いた2分割補間の原理を示す特性
曲線図である。
【図4】本発明によるアナログデイジタル変換回路の一
実施例を示すブロツク図である。
【図5】多分割補間の原理の説明に供する基本回路を示
す接続図である。
【図6】差動対に流れるコレクタ電流と入力信号との関
係を示す特性曲線図である。
【図7】合成コレクタ電流と分流コレクタ電流との関係
を示す特性曲線図である。
【図8】合成コレクタ電流と分流コレクタ電流との関係
を示す特性曲線図である。
【図9】合成コレクタ電流と分流コレクタ電流との関係
を示す特性曲線図である。
【図10】本発明によるアナログデイジタル変換回路の
一実施例を示す接続図である。
【図11】その動作の説明に供する特性曲線図である。
【図12】他の実施例の説明に供する接続図である。
【図13】従来の並列型A−D変換回路を示す接続図で
ある。
【図14】その動作の説明に供する特性曲線図である。
【符号の説明】
10、30……A−D変換回路、11……デコーダ、1
2……出力回路、AMP……差動増幅器、L……ラツチ
ゲート、I1、I2……電流源、R……基準抵抗列、r
……分圧抵抗列。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の抵抗手段の直列接続よりなり、直列
    接続された上記複数の抵抗手段の両端に印加される基準
    電圧を複数の基準電位に分圧する基準抵抗列と、 複数の抵抗手段の直列接続よりなり、直列接続された上
    記複数の抵抗手段の一端に印加される入力アナログ信号
    と他端に印加される一定電位との電位差を当該複数の抵
    抗手段によつて分圧し、上記複数の基準電位の電圧勾配
    に対して異なる電圧勾配によつて減衰する複数の分圧ア
    ナログ信号に分圧する分圧抵抗列と、 上記複数の分圧アナログ信号と各分圧アナログ信号に対
    応する上記複数の基準電位をそれぞれ比較し、同相出力
    信号及び逆相出力信号をそれぞれ出力する複数の差動増
    幅手段と、 互いに同一の基準電位に対する同相出力信号と逆相出力
    信号を上記複数の基準電位についてそれぞれ比較し、各
    基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較出力を出
    力する複数の第1の比較手段と、 互いに異なる基準電位に対する同相出力信号と逆相出力
    信号を上記複数の基準電位のうち互いに隣合う基準電位
    についてそれぞれ比較し、各基準電位間を2分する仮想
    基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較出力を出
    力する複数の第2の比較手段と、 上記第1及び第2の比較手段より入力される比較出力に
    基づいて上記入力アナログ信号を所定分解能のデイジタ
    ルデータに変換する符号化手段とを具えることを特徴と
    するアナログデイジタル変換回路。
  2. 【請求項2】入力アナログ信号よりデイジタルデータへ
    の変換動作を所定ビツトづつ複数回に分けて実行する直
    並列型のアナログデイジタル変換回路において、 当該変換動作に用いられる最下位の比較部は、 複数の抵抗手段の直列接続よりなり、直列接続された上
    記複数の抵抗手段の両端に印加される基準電圧を複数の
    基準電位に分圧する基準抵抗列と、 複数の抵抗手段の直列接続よりなり、直列接続された上
    記複数の抵抗手段の一端に印加される入力アナログ信号
    と他端に印加される一定電位との電位差を当該複数の抵
    抗手段によつて分圧し、上記複数の基準電位の電圧勾配
    に対して異なる電圧勾配によつて減衰する複数の分圧ア
    ナログ信号に分圧する分圧抵抗列と、 上記複数の分圧アナログ信号と各分圧アナログ信号に対
    応する上記複数の基準電位をそれぞれ比較し、同相出力
    信号及び逆相出力信号をそれぞれ出力する複数の差動増
    幅手段と、 互いに同一の基準電位に対する同相出力信号と逆相出力
    信号を上記複数の基準電位についてそれぞれ比較し、各
    基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較出力を出
    力する複数の第1の比較手段と、 互いに異なる基準電位に対する同相出力信号と逆相出力
    信号を上記複数の基準電位のうち互いに隣合う基準電位
    についてそれぞれ比較し、各基準電位間を2分する仮想
    基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較出力を出
    力する複数の第2の比較手段と、 上記第1及び第2の比較手段より入力される比較出力に
    基づいて上記入力アナログ信号を所定分解能のデイジタ
    ルデータに変換する符号化手段とを具えることを特徴と
    する直並列型のアナログデイジタル変換回路。
  3. 【請求項3】複数の抵抗手段の直列接続よりなり、直列
    接続された上記複数の抵抗手段の両端に印加される基準
    電圧を複数の基準電位に分圧する基準抵抗列と、 複数の抵抗手段の直列接続よりなり、直列接続された上
    記複数の抵抗手段の一端に印加される入力アナログ信号
    と他端に印加される一定電位との電位差を当該複数の抵
    抗手段によつて分圧し、上記複数の基準電位の電圧勾配
    に対して異なる電圧勾配によつて減衰する複数の分圧ア
    ナログ信号に分圧する分圧抵抗列と、 上記複数の分圧アナログ信号と各分圧アナログ信号に対
    応する上記複数の基準電位をそれぞれ比較し、同相出力
    電流及び逆相出力電流をそれぞれ出力する複数の差動増
    幅手段と、 上記複数の基準電位に対する同相出力電流及び逆相出力
    電流をそれぞれ複数の分流同相出力電流及び分流逆相出
    力電流に分流する電流分流手段と、 互いに隣合う基準電位に対して生成された複数の分流同
    相出力電流を所定の割合で加算して合成同相出力電流を
    生成し、又は互いに異なる基準電位に対して生成された
    複数の分流逆相出力電流を所定の割合で加算して合成逆
    相出力電流を生成する電流合成手段と、 互いに同一の基準電位に対する分流同相出力電流と分流
    逆相出力電流を上記複数の基準電位についてそれぞれ比
    較し、各基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較
    出力を出力する複数の第1の比較手段と、 互いに異なる基準電位に対する分流同相出力信号と分流
    逆相出力信号を上記複数の基準電位のうち互いに隣合う
    基準電位についてそれぞれ比較し、各基準電位間を2分
    する仮想基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較
    出力を出力する複数の第2の比較手段と、 上記複数の合成同相出力電流と上記分流逆相出力電流を
    それぞれ比較し、又は上記複数の合成逆相出力電流と上
    記分流同相出力電流をそれぞれ比較し、各基準電位間を
    複数に等分する仮想基準電位に対する上記分圧アナログ
    信号の比較出力を出力する複数の第3の比較手段と、 上記第1、第2及び第3の比較手段より入力される比較
    出力に基づいて上記入力アナログ信号を所定分解能のデ
    イジタルデータに変換する符号化手段とを具えることを
    特徴とするアナログデイジタル変換回路。
  4. 【請求項4】入力アナログ信号よりデイジタルデータへ
    の変換動作を所定ビツトづつ複数回に分けて実行する直
    並列型のアナログデイジタル変換回路において、 当該変換動作に用いられる最下位の比較部は、 複数の抵抗手段の直列接続よりなり、直列接続された上
    記複数の抵抗手段の両端に印加される基準電圧を複数の
    基準電位に分圧する基準抵抗列と、 複数の抵抗手段の直列接続よりなり、直列接続された上
    記複数の抵抗手段の一端に印加される入力アナログ信号
    と他端に印加される一定電位との電位差を当該複数の抵
    抗手段によつて分圧し、上記複数の基準電位の電圧勾配
    に対して異なる電圧勾配によつて減衰する複数の分圧ア
    ナログ信号に分圧する分圧抵抗列と、 上記複数の分圧アナログ信号と各分圧アナログ信号に対
    応する上記複数の基準電位をそれぞれ比較し、同相出力
    電流及び逆相出力電流をそれぞれ出力する複数の差動増
    幅手段と、 上記複数の基準電位に対する同相出力電流及び逆相出力
    電流をそれぞれ複数の分流同相出力電流及び分流逆相出
    力電流に分流する電流分流手段と、 互いに隣合う基準電位に対して生成された複数の分流同
    相出力電流を所定の割合で加算して合成同相出力電流を
    生成し、又は互いに異なる基準電位に対して生成された
    複数の分流逆相出力電流を所定の割合で加算して合成逆
    相出力電流を生成する電流合成手段と、 互いに同一の基準電位に対する分流同相出力電流と分流
    逆相出力電流を上記複数の基準電位についてそれぞれ比
    較し、各基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較
    出力を出力する複数の第1の比較手段と、 互いに異なる基準電位に対する分流同相出力信号と分流
    逆相出力信号を上記複数の基準電位のうち互いに隣合う
    基準電位についてそれぞれ比較し、各基準電位間を2分
    する仮想基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較
    出力を出力する複数の第2の比較手段と、 上記複数の合成同相出力電流と上記分流逆相出力電流を
    それぞれ比較し、又は上記複数の合成逆相出力電流と上
    記分流同相出力電流をそれぞれ比較し、各基準電位間を
    複数に等分する仮想基準電位に対する上記分圧アナログ
    信号の比較出力を出力する複数の第3の比較手段と、 上記第1、第2及び第3の比較手段より入力される比較
    出力に基づいて上記入力アナログ信号を所定分解能のデ
    イジタルデータに変換する符号化手段とを具えることを
    特徴とする直並列型のアナログデイジタル変換回路。
  5. 【請求項5】上記複数の分圧アナログ信号の電圧勾配
    は、上記複数の基準電位の電圧勾配に対して2分の1に
    設定されることを特徴とする請求項1又は請求項3に記
    載のアナログデイジタル変換回路。
  6. 【請求項6】上記複数の分圧アナログ信号の電圧勾配
    は、上記複数の基準電位の電圧勾配に対して2分の1に
    設定されることを特徴とする請求項2又は請求項4に記
    載の直並列型のアナログデイジタル変換回路。
  7. 【請求項7】上記分流手段は、上記同相出力電流をそれ
    ぞれ1対2の電流比を有する第1及び第2の分流同相出
    力電流に分流すると共に、上記逆相出力電流をそれぞれ
    1対2の電流比を有する第1及び第2の分流逆相出力電
    流に分流し、 上記電流合成手段は、互いに隣合う基準電位について当
    該隣合う基準電位の第1の分流同相出力電流をそれぞれ
    加算して合成同相出力電流を生成すると共に、互いに隣
    合う基準電位について当該隣合う基準電位の第1の分流
    逆相出力電流をそれぞれ加算して合成逆相出力電流を生
    成し、 上記第1の比較手段は、互いに同一の基準電位に対する
    上記第2の分流同相出力電流と上記第2の分流逆相出力
    電流を上記複数の基準電位についてそれぞれ比較し、各
    基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較出力を出
    力し、 上記第2の比較手段は、互いに異なる基準電位に対する
    上記第2の分流同相出力信号と上記第2の分流逆相出力
    信号を上記複数の基準電位のうち互いに隣合う基準電位
    についてそれぞれ比較し、各基準電位間を2分する仮想
    基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較出力を出
    力し、 上記第3の比較手段は、隣合う基準電位に対する一対の
    上記第2の分流逆相出力電流と上記合成同相出力電流と
    をそれぞれ比較し、又は隣合う基準信号に対する一対の
    上記第2の分流同相出力電流と上記合成逆相出力電流と
    をそれぞれ比較し、各基準電位間を4等分する仮想基準
    電位に対する上記分圧アナログ信号の比較出力を出力す
    ることを特徴とする請求項3に記載のアナログデイジタ
    ル変換回路。
  8. 【請求項8】上記分流手段は、上記同相出力電流をそれ
    ぞれ1対2の電流比を有する第1及び第2の分流同相出
    力電流に分流すると共に、上記逆相出力電流をそれぞれ
    1対2の電流比を有する第1及び第2の分流逆相出力電
    流に分流し、 上記電流合成手段は、互いに隣合う基準電位について当
    該隣合う基準電位の第1の分流同相出力電流をそれぞれ
    加算して合成同相出力電流を生成すると共に、互いに隣
    合う基準電位について当該隣合う基準電位の第1の分流
    逆相出力電流をそれぞれ加算して合成逆相出力電流を生
    成し、 上記第1の比較手段は、互いに同一の基準電位に対する
    上記第2の分流同相出力電流と上記第2の分流逆相出力
    電流を上記複数の基準電位についてそれぞれ比較し、各
    基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較出力を出
    力し、 上記第2の比較手段は、互いに異なる基準電位に対する
    上記第2の分流同相出力信号と上記第2の分流逆相出力
    信号を上記複数の基準電位のうち互いに隣合う基準電位
    についてそれぞれ比較し、各基準電位間を2分する仮想
    基準電位に対する上記分圧アナログ信号の比較出力を出
    力し、 上記第3の比較手段は、隣合う基準電位に対する一対の
    上記第2の分流逆相出力電流と上記合成同相出力電流と
    をそれぞれ比較し、又は隣合う基準信号に対する一対の
    上記第2の分流同相出力電流と上記合成逆相出力電流と
    をそれぞれ比較し、各基準電位間を4等分する仮想基準
    電位に対する上記分圧アナログ信号の比較出力を出力す
    ることを特徴とする請求項4に記載の直並列型のアナロ
    グデイジタル変換回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100504109B1 (ko) * 1998-01-08 2005-10-14 삼성전자주식회사 아날로그-디지털변환기

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