JPH01278127A - 並列型a/d変換回路 - Google Patents

並列型a/d変換回路

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JPH01278127A
JPH01278127A JP10886788A JP10886788A JPH01278127A JP H01278127 A JPH01278127 A JP H01278127A JP 10886788 A JP10886788 A JP 10886788A JP 10886788 A JP10886788 A JP 10886788A JP H01278127 A JPH01278127 A JP H01278127A
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signal
circuit
latch
output
transistor
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JP10886788A
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Masahiro Funahashi
舟橋 政弘
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はバイポーラ集積回路で構成された並列型A/D
変換回路に関し、特に、コンパレータ回路手段の入出力
特性におけるヒステリシスを有効に抑制し得るように構
成した並列型A/D変換回路に関する。
[従来の技術] 画像及び通信用のA/D変換回路には、現在、高速変換
動作が可能なバイポーラ集積回路で構成された並列型A
/D変換回路が広く使用されている。この並列型A/D
変換回路では、入力信号と基準電圧とを比較するための
コンパレータ回路が分解能に応じて多数個並列に接続さ
れている。また、各コンパレータ回路の基準電圧には分
解能に応じた量子化レベルが夫々設定されている。
第3図は、従来の並列型A/D変換回路を構成するコン
パレータ回路の回路図である。初段には負荷抵抗R81
,R,2及びトランジスタQl、Q2により構成された
差動増幅器が配設されており、これらのトランジスタQ
l、Q2の夫々のベースにはアナログ入力信号■電及び
量子化された基準電圧vnが入力されている。なお、通
常、抵抗R31,R32には同一規格の抵抗素子が使用
されている。即ち、抵抗R31,R32の抵抗値を夫々
’31+r3□とすれば、r31”r32となっている
。また、2段目には、差動増幅器の出力を一時的に保持
するトランジスタQ3.Q4により構成されたラッチが
設けられている。
そして、トランジスタQ1.Q2及びトランジスタQ3
.Q4の夫々の共通のエミッタ端子は、トランジスタQ
5.Q6の夫々のコレクタに接続されている。これらの
トランジスタQ5.Q6は差動増幅器及びラッチを交互
に動作させるために、互いに逆相のクロック信号φ、T
に夫々同期してオン、オフ動作をするスイッチング用ト
ランジスタである。
更に、トランジスタQ5.Q6の共通のエミッタ端子は
、このコンパレータ回路に定電流11を供給する定電流
源回路11に接続されている。なお、Vccは電源電圧
、V C1、V C2は夫々トランジスタQl、Q2の
コレクタ電位、またOUT、0「〒はこのコンパレータ
回路のデジタル出力信号である。
次に、上述した構成を有するコンパレータの動作につい
て説明する。
アナログ入力信号v菖及び基準電圧VPLが差動増幅器
のトランジスタQl、Q2の夫々のベースに供給され、
また互いに逆相のクロ・ンク信号φ、Tがスイッチング
用のトランジスタQ5及びC6の夫々のベースに供給さ
れている。
クロック信号φ、Tが夫々論理的に゛ノ1イ゛及び゛ロ
ー°′であるとき、トランジスタQ5.Q6が夫々オン
及びオフして差動増幅器が動作することにより、アナロ
グ入力信号Vlと基準電圧VfLとのレベル差が増幅さ
れる。
次に、クロック信号φ、正において、φが論理的に“ハ
イ′”から“ロー°′に遷移すると同時にTが論理的に
゛ロー”から“ハイ”に遷移すると、トランジスタQ5
 、Qaの動作状態が切替ってトランジスタQs、Qa
が夫々オフ及びオンとなる。
このとき、トランジスタQ3.Q4により構成されんラ
ッチが動作し始め、それまで差動増幅器で増幅されたト
ランジスタQ1.Q2の各コレクタ電位V cl 、 
V 02の電位差が拡大される。
即ち、コレクタ電位V C1、V C2において、一方
が電源電位VCCに近い電位に、またもう一方が(Vc
c  11r3t>  [又は(Vcc  it rs
2) :但し、通常はr ss= r 32]となるま
で増幅される。
これにより、基準電圧■λに比してアナログ入力信号V
lが高レベルにあるか低レベルにあるかが判定される。
そして、この判定結果がトランジスタQ3.Q4の動作
状態に応じてラッチに保持される。
例えば、アナログ入力信号v璽が基準電圧■λに比して
高レベルにあれば、vc1=vcct I Xr31+
 vC2岬vCCとなるので、ラッチにおいてトランジ
スタQ3.Q4が夫々オン、オフし、これにより、上記
判定結果として情報°“ハイ”がラッチに保持される。
そして、この状態で、論理的に“′ハイ”及び“ロー′
°に夫々対応するデジタル信号OUT、σπ下が夫々次
段の論理回路(エンコーダ;図示せず)に出力される。
各コンパレータ回路において、上述のような動作がクロ
ック信号φ、Tに同期して逐次行われることにより、推
移するアナログ入力信号V+のレベルに応じて論理的に
信号0UT=“ハイ”及び信号0UT=“ロー”又は信
号0UT=”0−”及び信号び■了=“ハイ”の組合わ
せのデジタル信号が論理回路に逐次出力される。そして
、論理回路は各コンパレータ回路から出力されるデジタ
ル信号を受け、クロック信号に同期して2進化出力を逐
次出力する。
ここにおいて、コンパレータから出力されるデジタル信
号OUT、OUTの振幅は次段の論理回路における信号
の振幅と等しくなるように設定されている。通常、この
振幅値は波高値で約400mVであり、このために、ノ
イズに対して十分な電圧余裕を有している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の並列型A/D変換回路に
は、以下に述べるような問題点がある。
即ち、従来の並列型A/D変換回路を構成するコンパレ
ータ回路において、アナログ入力信号に対してA/D変
換できる周波数帯域を広くとるために、クロック信号φ
、Tの周波数を高くすると、クロック信号Tが論理的に
パローパのときでも、トランジスタQ6が完全にオフで
きなくなる。このために、トランジスタQ3.Q4によ
り構成されるラッチにごく微小な電流が定常的に流れる
従って、トランジスタQ3.Q4がトランジスタQl、
Q2により構成される差動増幅器にわずかな正帰還を与
えることになり、この結果、コンパレータの入出力特性
にヒステリシスが生ずる。
第3図及び第4図を参照して、上記コンパレータの入出
力特性におけるヒステリシスについて詳細に説明する。
なお、以下に述べる3通りの場合、クロック信号φ、T
は、最初、論理的に夫々“′ハイパ及び″“ロー′°で
あるとする。
先ず、アナログ入力信号■Iのレベルが基準電圧VRよ
り十分低い場合、差動増幅器においてトランジスタQ1
はオフし、またトランジスタQ2はオンしている。この
ために、トランジスタQ1のコレクタ電位VCIは゛ハ
イ”に、またトランジスタQ2のコレクタ電位Vc2は
′″ローになっている。この場合、上述のように、トラ
ンジスタQ6が完全にオフしていないので、ラッチでは
トランジスタQ4がオンし、またトランジスタQ3がオ
フしている。このために、トランジスタQ4にごく微小
な電流が流れるので、トランジスタQ2のコレクタ電位
VC2はトランジスタQ6が完全にオフしている場合に
比して低くなっている。
従って、この状態でクロック信号φ、Tの論理が夫々゛
′ロー′°及び″ハイ″に反転してラッチが作動しても
、トランジスタQ3.Q4が夫々オフ及びオンとなり、
ラッチには情報゛ロー″が保持される。この場合、デジ
タル信号OUTのレベルは略(V C0−1trs+)
に等しいく第4図にaで示す)。
次に、アナログ入力信号V1が次第に上昇して基準電圧
VRに等しくなった場合を考える。この場合、差動増幅
器のトランジスタQl、Q2には略等しい電流が流れる
が、トランジスタQ6が完全にオフしないことに起因し
て抵抗R3□にはトランジスタQ4を介する電流も流れ
ている。このために、トランジスタQ1のコレクタ電位
Vc1よりトランジスタQ2のコレクタ電位■c2の方
が若干低くなっている。
従って、この状態でクロック信号φ、Tの論理が反転し
て、夫々“′ロー′′及び“′ハイ″に遷移してラッチ
が作動しても、情報としては′″ロー″保持される。こ
のために、アナログ入力信号v1のレベルが基準電圧■
λのレベルと等しいにも拘らずデジタル信号OUTのレ
ベルは依然として略(Vcc  i+ rsi)となっ
ている(第4図にbで示す)。
次いで、アナログ入力信号Vlが基準電圧vhよりΔ■
1だけわずかに高くなった場合には、トランジスタQ1
を流れる電流が増加するため、■。1のレベルはVO2
より低くなる。
従って、クロック信号φ、Tの論理が反転してラッチが
作動すると、トランジスタQ3.Q4の動作状態は、上
述した夫々の場合とは逆に、夫々オン及びオフとなる。
このため、アナログ入力信号■!のレベルが基準電圧■
RよりもΔ■1だけ高くなって初めてラッチには情報“
ハイ”が保持され、デジタル信号OUTのレベルがVC
Cと略々等しくなる(第4図にCにて示す)。
以上述べたように、コンパレータの入出力特性において
、アナログ入力信号が低レベルから高レベルへと変化し
ていく場合、上記へV1分のヒステリシスが生じる。
また、上述した場合とは逆に、アナログ入力信号V1が
高レベルから低レベルへと変化する場合、基準電圧■夏
よりΔV2だけ低くなった時に、ラッチから出力される
デジタル信号OUTの論理が“′ハイ″から“ロー″に
転する。
従って、コンパレータ回路の入出力特性においては、第
4図に示すように、アナログ入力信号■lの低レベルか
ら高レベルへの変化(実線)及び高レベルから低レベル
への変化(破線)に対して、合計Δ■=ΔV1+ΔV2
のヒステリシスが生じる。このようなヒステリシスは、
例えば、アナログ入力信号■1が低ルベルから高レベル
に変化する場合には、上述したように、タロツク信号T
が論理゛ロー°°のときに、ラッチを構成する−方のト
ランジスタQ4を流れる微小電流と差動振幅器の負荷抵
抗R32による電位降下とにより生じるものである。
以上述べたように、従来の並列型A/D変換回路におい
ては、クロック信号の周波数が高くなると、コンパレー
タの入出力特性にヒステリシスが生じる。そして、この
ヒステリシスはA/D変換回路の直線性誤差に影響を及
ぼす。特に、A/D変換回路の分解能を上げるために、
量子化レベルを極めて多数設定しようとすると、最小分
解電圧が指数関数的に小さくなる。このような場合、上
述したヒステリシスは、A/D変換の直線性精度に一層
悪影響を及ぼす。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
コンパレータ回路の入出力特性におけるヒステリシスを
効果的に抑制し、高精度でA/D変換を行うことができ
る並列型A/D変換回路を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る並列型A/D変換回路は、バイポーラ集積
回路で構成された並列型A/D変換回路において、アナ
ログ信号と所定の基準電圧とを入力しその比較結果を後
段に配設された論理回路の信号より小さい振幅を有する
信号として出力するコンパレータ回路手段と、前記コン
パレータ回路手段の出力信号を入力して前記論理回路の
信号と実質的に等しい振幅を有する信号を前記論理回路
手段に出力するラッチ回路手段とを備えたことを特徴と
する。
[作用] 以上のように構成された本発明によれば、コンパレータ
回路手段から出力される信号の振幅を、後段の論理回路
の信号より小さくしているので、アナログ入力信号に対
してA/D変換できる周波数帯域を広くとるためにクロ
ック信号の周波数を高くしても、コンパレータ回路手段
の入出力特性におけるヒステリシスを抑制することがで
きる。
このため、コンパレータ回路手段がちは、入力されるア
ナログ信号と基準電圧とを高精度で比較した信号を出力
信号として得ることができる。また、A/D変換におけ
る直線性精度に与える悪影響を有効に回避することがで
きる。
更に、コンパレータ回路手段の後段にラッチ回路手段を
配設するようにしているので、入力されたコンパレータ
回路手段からの出方信号は、このラッチ回路手段を介し
て後段の論理回路の信号と実質的に等しい振幅で出力さ
れる。このため、この出力信号は論理回路及びクロック
信号等からくるノイズに対して十分な電圧余裕を有する
ので、後段の論理回路に確実に伝達される。
従って、本発明によれば、コンパレータ回路手段の入出
力特性におけるヒステリシスを有効に抑制し、精度よ<
A/D変換を行うことができる並列型A/D変換回路を
実現することができる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例について
具体的に説明する。・ 第1図は本実施例回路のブロワ°り図であ゛る。入力段
に設けられているコンパレータ回路群1は、並列接続の
n個のコンパレータ回路C□、c2゜C3+ ”・+ 
C11−2; cn−11c、から構成されている。こ
れらのn個のコンパレータ回路C1゜C2+・・・、C
flの一方の入力端子にはアナログ入力信号Vlが夫々
入力され、また、他方の入力端子には基準電圧■R1+
 VR2+ ”R3+ ”’ + ”R(fl−21+
VR(n−1)+ VRnが夫々入力されている。
また−1これらのn個の基準電圧VR1+ ■R2+・
・・。
VRllには、フルスケール電圧(最大電圧V 11−
最小電圧VL)を(n−1)等分して得られた最小分解
電圧を刻みとして設けられたn段階の量子化レベルV 
Ll+ V L2+ V L3+ ”’ + V L(
n−2)+VL(11−11,Vtflカ夫’? 設定
すt’L”Cイル、 但L、Vo =Vtt> Vt2
> Vt3> ・”> VL+n−1)> Vtn=V
してある。
そして、コンパレータ回路群1の後段には、n個のコン
パレータ回路C1+ c2+・・・IcIIがら出力さ
れるアナログ入力信号v1と各基準電圧VRt(i=1
.2.−、n)の比較結果としてのn個のデジタル出力
信号(論理“′ハイ”又は゛′ロー”)を夫々の入力と
するn個の増幅機能付きうッチ回路L1.L2 、L3
、−、Ln−2、L、−t 。
L、から構成されるラッチ回路群2が配設されている。
更に、ラッチ回路群2の後段には、増幅機能付きのラッ
チ回路り、、L2.・・・+ Lllで夫々増幅・保持
されたデジタル出力信号を入力とするエンコーダ(論理
回路)3が配設されている。更にまた、エンコーダ3の
後段には、エンコーダ3から出力される2進化出力を入
力とする出力バッファ4が配設されている。
次に、以上のような構成を有する本実施例回路の動作に
ついて説明する。
コンパレータ回路c、、C2,c、、・・・。
Cn−2+ Cn−1+ Cnはアナログ入力信号V1
と基準電圧■R1,vR2,VR3+・・・IVR(。
−2)。
VR(n−11+ VRnとのレベルを夫々比較する。
そして、■1のレベル以下の基準電圧を入力するとコン
パレータ回路は論理“ハイ“′に対応するデジタル信号
を出力し、VIのレベルを上回る基準電圧を入力とする
コンパレータ回路は論理゛ロー′°に対応するデジタル
信号を出力する。
ここで、コンパレータ回路C,,C2,・・・。
Cnから出力される論理゛ハイ″又は゛ローパに対応す
るデジタル信号の振幅は、各コンパレータ回路における
入出力特性のヒステリシスを抑制するために、従来の回
路のものに比して小さくなっている。即ち、本実施例の
コンパレータ回路の出力信号の振幅は、後段のエンコー
ダ3における信号の振幅より小さくなっている。
そして、増幅機能付きラッチ回路り、、L2゜Lg 、
 ・・・、 Ln−2’+ Ln−t + Lnはコン
パレータ回路C1+ c2.・・・、Cnから夫々出力
される論理゛′ハイ”′又は゛ロー″に対応するデジタ
ル信号を受けて、これらの信号を夫々増幅及び保持し、
後段のエンコーダ3における信号と実質的に等しい振幅
を有するデジタル信号を夫々エンコーダ3に出力する。
エンコーダ3は増幅機能付きラッチ回路L]。
L2+・・・+Lnから夫々出力されるn個のデジタル
信号を受けて、アナログ入力信号■Iのレベルに対応す
る所定のビットの2進化信号を形成し、この信号を次段
の出カバ・ンファ4に出力する。
第2図は上述したコンパレータ回路群1及びラッチ回路
群2における任意の1組のコンノくレータ回路及び増幅
機能付きラッチ回路の回路図である。
なお、本実施例のコンパレータ回路において、第3図に
示した従来のコンパレータ回路との同一物には同一符号
を付してその説明を省略する。
コンパレータ回路10において、11は初段の第1の増
幅器であり、また、12は2段目の第1のラッチである
。本実施例回路では、第1の差動増幅器11の負荷抵抗
R,l、 R12は、その抵抗値r ++、 r12(
r 1s=r 1□)が第3図に示した従来回路におけ
る負荷抵抗’R31,R3□の抵抗値r5.。
r32(rs1=rsz)に比して小さく、例えば、そ
の1/2に設定されている。このように負荷抵抗R1□
、R1□の抵抗値rll+rl□を小さくすることによ
り、後述するように、アナログ入力信号’V+に対して
A/D変換できる周波数帯域を広くとるためにクロック
信号φ、7の周波数を高くしなときに、コンパレータ回
路10の入出力特性にヒステリシスが発生することを有
効に抑制することができる。
コンパレータ回路10の後段には増幅器機能付きラッチ
回路20が配設されている。そして、その初段には、第
1のラッチ12の出力信号を増幅するために、負荷抵抗
R13,R14及びトランジスタQ7.Q8により構成
された第2の差動増幅器21が設けられている。負荷抵
抗R13+ R14の抵抗値r 131 r 14 (
r 13= r 14)は、この差動増幅器21の出力
信号の振幅を後段のエンコーダ3における信号の振幅と
実質的に等しくするために、第1の差動増幅器11の負
荷抵抗R1,、R1□の抵抗値r 11+ r 1□に
比して大きく、例えば、2倍に設定されている。また、
2段目には、第2の差動増幅器21の出力を一時的に保
持するトランジスタQ9 + QIOにより構成された
第2のラッチ22が設けられている。
そして、トランジスタQ7.Q8及びトランジスタQ 
91 Q toの夫々の共通のエミッタ端子は、トラン
ジスタQ111Q12の夫々のコレクタGこ接続されて
いる。これらのトランジスタQ 1t 、 Q 1z!
!、第2の差動増幅器21及び第2のう・ツチ22を交
互に動作させるために、互いに逆相のクロ・ンク信号φ
、Tに夫々同期してオン、オフ動作をするスイッチング
用トランジスタである。
更に、トランジスタQ111Q12の共通のエミ・ツタ
端子は、この回路20に定電流12を供給する定電流源
回路I2に接続されている。OUT、OUTは第2のラ
ッチ22から出力されるデジタル信号で、その振幅はエ
ンコーダ3の信号の振幅と実質的に等しい。
次に、上述のような構成を有するコンパレータ回路10
及び増幅機能付きラッチ回路20の動作について説明す
る。
クロック信号φ、五が夫々論理的に“ノ1イ°゛及び“
ロー”であるとき、トランジスタQ5.Q6が夫々オン
及びオフして、第1の差動増幅器11が動作することに
より、アナログ信号v1と基準電圧VIとのレベル差が
増幅される。アナログ入力信号■夏のレベルが基準電圧
VRより低い場合には、トランジスタQ1のコレクタ電
位■。1はトランジスタQ2コレクタ電位■c2に比し
て高くなっている。
ここで、アナログ入力信号■Iに対するA/D変換の周
波数帯域を広くとるために、クロック信号φ、Tの周波
数が高く設定されている場合について考える。この場合
、クロック信号Tが論理的に“ローパであっても、トラ
ンジスタQ6を完全にオフさせるということができなく
なり、トランジスタQ4には微小な電流が流れる。この
ために、トランジスタQ4のコレクタ電位VC2はクロ
ック信号の周波数が低い場合よりもその電位が低くなる
。しかし、従来の回路に比して負荷抵抗R12は抵抗値
r12が小さいので、上記電位の低下の度合いは本実施
例回路では軽減されている。
前述のように、コンパレータ回路の入出力特性における
ヒステリシスは、例えば、アナログ入力信号■璽のレベ
ルが低レベルから高レベルに変化する場合には、トラン
ジスタQ4に流れる微小電流と負荷抵抗R12による電
圧降下に起因して生じる0本実施例回路では、負荷抵抗
R12の抵抗値r12を小さく設定しであるので、上述
のようなヒステリシスを有効に抑制することができる。
従って、クロック信号φ、■の論理が切替って、φ及び
Tが夫々“ローパ及び“ハイ”に遷移し、トランジスタ
Q6の駆動により第1のラッチ12が動作する場合、こ
の第1のラッチ12は、アナログ入力信号V重と基準電
圧■Rとのレベルを高精度で比較し、その比較結果に対
応する論理情報を確実に保持することができる。そして
、第1のラッチ12はその保持した゛ハイ”又は“ロー
”に応じたデジタル信号を後段の増幅機能付きラッチ回
路20の第2の差動増幅器21出力する。
ここで、コンパレータ回路10では、第1の差動増幅器
11の負荷抵抗R,1,R,2の抵抗値r11゜r12
を小さく設定している分、第1のラッチ12から出力さ
れるデジタル信号の振幅は小さくなっている。抵抗R1
1+ R12の抵抗値’ 11+ 1’ 12が従来回
路の負荷抵抗R,,,R32の抵抗値r31+r”32
の1/2であれば、上記出力信号の振幅は波高値で1/
2の約200111vトなる。
コンパレータ回路10からの出力信号の振幅が上述した
程度では、後段のエンコーダ3及びクロック信号からく
るノイズに対して電圧余裕を十分にとることができない
、このような不都合を回避するために、増幅機能付きラ
ッチ回路20の初段に設けられている第2の差動増幅器
21において、負荷抵抗R13+ R14の抵抗値r”
 13+ r t4(rts=r14)を大きく設定し
ている。この抵抗値r13゜r14は、例えば、第1の
差動増幅器11の負荷抵抗R,,,R,2の抵抗値r 
lit ’ 12の2倍となっている。
第2の差動増幅器21の増幅されたデジタル信号はクロ
ック信号φ、正の論理が再度切替って、夫々“ハイ°′
及び“ロー゛′となり、トランジスタQ12の駆動によ
り第2のラッチ22が動作することによりこれに保持さ
れる。しかる後に、デジタル信号OUT、 C■τとし
て後段のエンコーダ31に出力される。
このデジタル信号OUT、OUTの振幅はエンコーダ3
1における信号の振幅に実質的に等しく、例えば、波高
値で約400mVである。
このように、コンパレータ回路10の後段に増幅機能付
きラッチ回路20を配設しているので、後段のエンコー
ダ3からくるノイズがコンパレータ回路10に直接加わ
ることを回避することができると共に、コンパレータ回
路10から出力される振幅が小さいデジタル信号を所望
するように増幅して後段に確実に伝達することができる
[発明の効果] 以上、説明したように、本発明によれば、コンパレータ
回路手段から振幅レベルを低くした信号を出力すると共
に、出力信号における振幅レベルの低下を次段のラッチ
回路手段で補償するようにしているので、コンパレータ
回路手段の入出力特性におけるビステリシスを抑制する
ことができると共に、ラッチ回路手段からノイズに対し
て十分な電圧余裕を有する出力信号を得ることができる
従って、広周波数帯域のアナログ信号に対してA/D変
換における直線性精度を高く維持することができ、この
ため、高精度でA/D変換することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例回路の構成を示すブロック図、
第2図は第1図に示した本発明の実施例回路におけるコ
ンパレータ回路及び増幅機能付きラッチ回路を示す回路
図、第3図は従来例におけるコンパレータ回路を示す回
路図、第4図は第3図に示したコンパレータ回路の入出
力特性におけるヒステリシスを示すグラフ図である。 1;コンパレータ回路群、2;ラッチ回路群、3;エン
コーダ(論理回路)、4;出力バッファ、10、C,乃
至Cn ;コンパレータ回路、11;第1の差動増幅器
、12;第1のラッチ、2o;Ll乃至Lfi ;増幅
機能付きラッチ回路、21;第2の差動増幅回路、22
:第2のラッチ、■!;アナログ入力信号、■□、VR
I乃至■□;基準電圧、φ、T:クロック信号、R1□
乃至R,4,R31+R32:負荷抵抗、OUT、0t
JT、デジタル出力信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バイポーラ集積回路で構成された並列型A/D変
    換回路において、アナログ信号と所定の基準電圧とを入
    力しその比較結果を後段に配設された論理回路の信号よ
    り小さい振幅を有する信号として出力するコンパレータ
    回路手段と、前記コンパレータ回路手段の出力信号を入
    力して前記論理回路の信号と実質的に等しい振幅を有す
    る信号を前記論理回路手段に出力するラッチ回路手段と
    を備えたことを特徴とする並列型A/D変換回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03250815A (ja) * 1990-02-28 1991-11-08 Kyosan Electric Mfg Co Ltd A/dコンバータ
JPH04170226A (ja) * 1990-11-02 1992-06-17 Nec Ic Microcomput Syst Ltd A/d変換器
JPH0629852A (ja) * 1992-04-20 1994-02-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd フォールディング回路及びそれを利用したa−d変換器
KR970705872A (ko) * 1995-07-11 1997-10-09 요트. 게. 아. 롤페즈 디지탈 N-비트 그레이 코드를 발생하는 아날로그 대 디지탈 컨버터(Analog-to-digital converter for generating a digital N-bit gray-code)

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