JPH0618821Y2 - 特装車に於ける動力取出し装置の接断装置 - Google Patents

特装車に於ける動力取出し装置の接断装置

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JPH0618821Y2
JPH0618821Y2 JP1987057926U JP5792687U JPH0618821Y2 JP H0618821 Y2 JPH0618821 Y2 JP H0618821Y2 JP 1987057926 U JP1987057926 U JP 1987057926U JP 5792687 U JP5792687 U JP 5792687U JP H0618821 Y2 JPH0618821 Y2 JP H0618821Y2
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pto
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準一 堀
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日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、特装車に於ける動力取出し装置の接断装置に
関するものである。
[従来の技術] 塵芥車、衛生車、ダンプ車等特装車では、各種作業を行
う為の動力装置を備えており、一般には動力装置の動力
源として自動車のエンジン動力を利用している。
エンジン動力を前記動力装置の動力源とする為、動力取
出し装置(PTO;Power Take-Off)が設けられる。該
動力取出し装置としては各種あるが、第2図に示す様に
トランスミッション(以下ミッションという)3に設け
られるトランスミッションPTO5が最も一般的であ
る。
又、第3図はトランスミッションPTOの機構の概略を
示すものであり、エンジン1にクラッチ2を介してミッ
ション3が設けられ、該ミッション3にクラッチ出力軸
4からの出力を取出す為のギア列6が設けられ、該ギア
列6には動力発生源である油圧ポンプ7がスリーブ15を
介して連結され、該スリーブ15は空圧、油圧のアクチュ
エータ16でシフトされる様になっている。
上記エンジン1と油圧ポンプ7との接断はエンジン側ク
ラッチ2、PTO側のアクチュエータ16の操作によって
行われ、この接断操作を行わせる為の回路としては第4
図に示すものがある。
第4図で示すものは前記PTOアクチュエータが真空圧
駆動のアクチュエータであり、該アクチュエータのON
−OFFはバキュームタンクとアクチュエータ間に設け
られた電磁弁8を切換えて行う様になっている。
図中9は電源ラインであり、該電源ライン9にPTOス
イッチ10、クラッチ動作確認スイッチ11を介し電磁弁8
が直列に接続され、該クラッチ動作確認スイッチ11に対
しPTOギア位置検出スイッチ12は、ダイオード13を並
列に接続し、又PTOギア位置検出スイッチ12に発光ダ
イオード14を接続する。
ここで、PTOスイッチ10は運転室の操作パネルに設け
られ、運転者が手動で行うものであり、クラッチ動作確
認スイッチ11はクラッチペダルに設けられクラッチの踏
込みがあった時に動作するものであり、又PTO接断検
出スイッチ12はPTO装置5がエンジン1と連結状態に
あるか、非連結状態にあるかをスリーブ15の位置によっ
て検出するものである。又、前記発光ダイオード14はP
TO装置5の接断を確認するためのモニタ用として設け
られる。
上記装置に於いてPTO装置の接断作動を説明する。
先ずクラッチペダルを踏込み、エンジン1とミッション
3とを切離した状態でPTOスイッチ10を入れる。クラ
ッチペダルの踏込みでクラッチ動作確認スイッチ11 O
N、PTOスイッチ10 ONで電磁弁8が切換わり、P
TOアクチュエータ16とバキュームタンクとが連通し
て、該アクチュエータ16が作動しスリーブ15が移動し、
クラッチ出力軸4と油圧ポンプ7とが連結状態となる。
この連結状態によってPTO接断検出スイッチ12がON
となり、PTO接断検出スイッチ12、ダイオード13を介
し電磁弁8への通電が可能となると共に発光ダイオード
14へも通電される。運転者は発光ダイオード14の点灯に
よりPTO装置5の入を確認してクラッチペダルを戻
す。クラッチペダルの戻りにより、クラッチ動作確認ス
イッチ11がOFFとなるが、前記した様にPTO接断検
出スイッチ12がONであるので、電磁弁8の励磁、即ち
PTO装置5の入状態が維持される。
PTO装置5を切状態とするにはクラッチペダルを踏込
み、PTOスイッチ10をOFFとすればよい。
[考案が解決しようとする問題点] 然し、上記した従来例ではその構成からも明らかな様
に、一旦PTO装置5を入状態とすると、運転者がPT
Oスイッチ10をOFFとしない限りは、PTO装置5は
入状態(エンジン1とPTO装置5の連結状態)が維持
される。PTO装置使用時にエンジンが停止した場合、
そのままキースイッチを操作しスタータを回転させエン
ジンを始動させると、スタータに余分な負荷が掛かり、
エンジンの始動性が悪くなると共にスタータの寿命も劣
化してしまう。
本考案は上記実情を鑑み、PTO装置使用時にエンジン
を始動させてもスタータに余計な負荷が掛からない様に
したものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、動力取出し装置を接断させるアクチュエータ
を作動させるに必要な電源ラインのPTOスイッチより
下流側にスイッチング手段を設け、レギュレータに接続
された電源ラインをチャージランプ及びNOTゲートを
介して演算処理装置に接続し、前記チャージランプとN
OTゲートとの間に対向配置した一対のダイオードを設
け、両ダイオードの中間にレギュレータ内蔵のスイッチ
を接続し、NOTゲート側のダイオードとNOTゲート
との間に信号電源を接続し、前記PTOスイッチとスイ
ッチング手段との中間部を信号処理器を介して前記演算
処理器に接続し、PTOギヤ位置検出スイッチを前記演
算処理器に接続し、NOTゲートからの信号と信号処理
器からの信号とによりエンジン回転とPTOスイッチの
ONが同時に確認された条件でのみ演算処理器からゲー
ト信号を出力してスイッチング手段をONとし且つ条件
が満たされない場合にはゲート信号の出力停止によりス
イッチング手段をOFFとし得るよう前記演算処理器を
スイッチング手段に接続し、更にPTOギヤ位置検出ス
イッチからの信号で動力取出し装置とエンジンとの連結
状態が確認されたときに発光させ得るよう前記演算処理
器にモニタ用発光ダイオードを接続したことを特徴とす
るものである。
[作用] エンジンが回転している時は発電機が作動しており、レ
ギュレータ内蔵のスイッチがOFFとなっているので、
NOTゲートへの入力信号が“高”で演算処理器への出
力は“低”となり、エンジン回転がNOTゲートからの
信号で確認される。
このとき、同時にPTOスイッチのONが信号処理器か
らの信号で確認された場合は、スイッチング手段が演算
処理器からのゲート信号によりONとされ、アクチュエ
ータが作動されて動力取出し装置とエンジンとが連結状
態となり、PTOギヤ位置検出スイッチが作動して演算
処理器へ信号を送り、演算処理器が発光ダイオードを発
光せしめ、動力取出し装置がエンジンと連結したことを
運転者が知り得る。
しかし、動力取出し装置の使用時にエンジンが停止する
と、レギュレータ内蔵のスイッチがONとなり、チャー
ジランプが点灯し、エンジン停止を運転者が知り得ると
共に、NOTゲートの出力も“低”から“高”へと変化
し、スイッチング手段が演算処理器からのゲート信号の
出力停止によりOFFとされ、アクチュエータの作動力
が喪失して動力取出し装置がエンジンから切離される。
[実施例] 以下図面に基づき本考案の1実施例を説明する。
尚、第1図中第4図と同一のものには同符号を付してあ
る。
レギュレータ20に接続された電源ライン9にチャージラ
ンプ21、ダイオード22、チェックスイッチ23を接続し、
チェックスイッチ23をアースさせる。チャージランプ21
とレギュレータ20に内蔵されるスイッチ24とをダイオー
ド25を介して接続し、該スイッチ24にダイオード26を介
してNOTゲート27に接続し、NOTゲート27の出力は
演算処理器(CPU)28へ入力せしめる。NOTゲート
27の入力端は、抵抗29を介して信号電源30に接続する。
電磁弁8は電源ライン9とスイッチング用トランジスタ
31、PTOスイッチ10を介して接続し、トランジスタ31
はCPU28からのゲート信号によって開閉される。前記
PTOスイッチ10のトランジスタ31側接点に信号処理器
32を接続し、信号処理器32からの信号をCPU28に入力
させる。又、PTOギア位置検出スイッチ12からの検出
信号もCPU28に入力せしめる。モニタ用発光ダイオー
ド14はCPU28によって駆動される。
尚、図ではクラッチ操作については本考案とは特に関連
がないので省略してある。
エンジンが回転している時は発電機が作動しており、レ
ギュレータ20内蔵のスイッチ24がOFFとなっており、
NOTゲート27への入力信号は“高”であり、NOTゲ
ート27の出力は“低”である。又、エンジンが停止しい
る時はレギュレータ20内蔵のスイッチ24がONとなって
おり、NOTゲート27への信号は“低”となり、NOT
ゲート27の出力は“高”である。即ち、スイッチ24のO
N、OFFでエンジンの回転、停止が判断され、その判
断結果はCPU28に入力される。
尚、スイッチ24のOFF、ONに伴い、チャージランプ
21が点灯、消灯する。又、チェックスイッチ23はチャー
ジランプ21の正常、異常を検知するものである。
PTOスイッチ10のON、OFFは信号処理器32を介し
てCPU28で判断される。信号処理器32からの信号が
“高”(PTOスイッチON)、NOTゲートからの信
号“低”(エンジン回転)の時、トランジスタ31へゲー
ト信号が出力されてトランジスタ31 ONとなり、電磁
弁8へ通電され、電磁弁8が切換わり、PTO装置5は
使用状態となる。使用状態となるとPTOギア位置検出
スイッチ12が作動して、CPU28へ信号を送り、CPU
28は発光ダイオード14を発光せしめる。
次に、PTO装置5の使用状態でエンジンが停止した場
合は、内蔵スイッチ24がONとなり、チャージランプ21
が点灯し、エンジン停止を運転者が知り得ると共にNO
Tゲート27の出力も“低”から“高”へと変化し、CP
U28からのゲート信号はなくなり、トランジスタ31がO
FFとなって、電磁弁8が非励磁となり、PTO装置5
とバキュームタンク33との連通が断たれてPTO装置5
の連結は解除となり非使用状態となる。
従って、運転者がエンジンの停止したことに気付き、直
ちにスタータを回したとしても、スタータに余計な負荷
が掛かることはない。
上記作動に於いて、クラッチ接断動作を伴うことは勿論
であり、クラッチ接断を手動で行う場合は、クラッチの
接断動作の確認信号をCPU28に入力する様にし、該確
認信号を待ってゲート信号を発する様にする。又、機械
式自動変速機を搭載する車輌では、クラッチ断→PTO
装置連結→PTO装置連結確認→クラッチ継の1連のシ
ーケンス動作をCPU28にプログラム入力しておき、P
TOスイッチ10 ONの信号により該シーケンス動作を
行わせる。
尚、第1図中Aで示すスイッチング手段はサイリスタ或
はリレーであっても勿論かまわない。
尚、上記実施例ではPTO装置接断用のアクチュエータ
として、空圧、油圧式のアクチュエータを設け、該アク
チュエータと空圧源(負圧源を含む)、油圧源間に電磁
弁を設けて、該電磁弁を切換える様にしたが、アクチュ
エータとしてソレノイドを用い、該ソレノイドを直接O
N−OFF作動させる様にしてもよい。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案によれば、下記の如き種々の優れ
た効果を奏し得る。
動力取出し装置の使用時にエンジンが停止しても、該
エンジンの停止と同時にスイッチング手段が演算処理器
によりOFFとなるので、運転者が何ら動力取出し装置
の非使用状態復帰操作を行うことなくスタータを回して
該スタータに余計な負荷を掛けることなくエンジンを始
動できる。
アクチュエータが作動されて動力取出し装置とエンジ
ンとが連結状態となると、PTOギヤ位置検出スイッチ
が作動して演算処理器へ信号を送り、演算処理器が発光
ダイオードを発光せしめるので、動力取出し装置がエン
ジンと連結したことを運転者が確実に確認できると共
に、動力取出し装置の使用時にエンジンが停止すると、
レギュレータ内蔵のスイッチがONとなり、チャージラ
ンプが点灯するので、エンジン停止を運転者が確実に確
認できる。
複数のリレー等を必要とすることなく簡単に構成する
ことができるので、設計時や製作時における手間がかか
らず、故障も生じにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略図、第2図はトラ
ンスミッションPTO装置の配置を示す図、第3図は該
PTO装置の概略構成図、第4図は従来例の説明図であ
る。 5は動力取出し装置(PTO装置)、8は電磁弁、9は
電源ライン、10はPTOスイッチ、12はPTOギヤ位置
検出スイッチ、14は発光ダイオード、20はレギュレー
タ、21はチャージランプ、24はレギュレータ内蔵スイッ
チ、25,26はダイオード、27はNOTゲート、28は演算
処理器(CPU)、30は信号電源、31はトランジスタ
(スイッチング手段)、32は信号処理器を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力取出し装置を接断させるアクチュエー
    タを作動させるに必要な電源ラインのPTOスイッチよ
    り下流側にスイッチング手段を設け、レギュレータに接
    続された電源ラインをチャージランプ及びNOTゲート
    を介して演算処理装置に接続し、前記チャージランプと
    NOTゲートとの間に対向配置した一対のダイオードを
    設け、両ダイオードの中間にレギュレータ内蔵のスイッ
    チを接続し、NOTゲート側のダイオードとNOTゲー
    トとの間に信号電源を接続し、前記PTOスイッチとス
    イッチング手段との中間部を信号処理器を介して前記演
    算処理器に接続し、PTOギヤ位置検出スイッチを前記
    演算処理器に接続し、NOTゲートからの信号と信号処
    理器からの信号とによりエンジン回転とPTOスイッチ
    のONが同時に確認された条件でのみ演算処理器からゲ
    ート信号を出力してスイッチング手段をONとし且つ条
    件が満たされない場合にはゲート信号の出力停止により
    スイッチング手段をOFFとし得るよう前記演算処理器
    をスイッチング手段に接続し、更にPTOギヤ位置検出
    スイッチからの信号で動力取出し装置とエンジンとの連
    結状態が確認されたときに発光させ得るよう前記演算処
    理器にモニタ用発光ダイオードを接続したことを特徴と
    する特装車に於ける動力取出し装置の接断装置。
JP1987057926U 1987-04-16 1987-04-16 特装車に於ける動力取出し装置の接断装置 Expired - Lifetime JPH0618821Y2 (ja)

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JPS63165233U JPS63165233U (ja) 1988-10-27
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