JPH0244578Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0244578Y2
JPH0244578Y2 JP10180886U JP10180886U JPH0244578Y2 JP H0244578 Y2 JPH0244578 Y2 JP H0244578Y2 JP 10180886 U JP10180886 U JP 10180886U JP 10180886 U JP10180886 U JP 10180886U JP H0244578 Y2 JPH0244578 Y2 JP H0244578Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
vehicle
relay
switch
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10180886U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS637031U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10180886U priority Critical patent/JPH0244578Y2/ja
Publication of JPS637031U publication Critical patent/JPS637031U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0244578Y2 publication Critical patent/JPH0244578Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両に搭載されたエンジンによつて
駆動されるエンジン発電機からの出力によつて、
車両のフロント・ウインド・ガラスおよび/また
はリヤ・ウインド・ガラスを加熱して、上記ウイ
ンド・ガラスの着氷若しくは着雪を融解除去する
装置を備えた車両において、上記装置の加熱時に
おける車両の発進を防止するようにした装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般に内燃機関等のエンジンを搭載した車両の
フロント・ウインド・ガラスおよび/またはリ
ヤ・ウインド・ガラスには、発熱体を組み込み、
上記エンジンによつて駆動されるエンジン発電機
からの出力を供給して上記ウインド・ガラスを加
熱し、着氷若しくは着雪によつて運転者の視界が
妨害されるのを防止している。而して厳寒時若し
くは寒冷地においては、上記着氷若しくは着雪の
量が多いため、車両の発進前において上記ウイン
ド・ガラスを加熱する時間も長時間を要する。ま
た上記加熱による着氷若しくは着雪の融解時間を
短縮させるためには、エンジン発電機の出力を増
加する必要があり、これを駆動するエンジンの回
転数を増大させ、所謂アイドル回転数を例えば
2000rpmのような高回転数にしている場合が多
い。
〔考案が解決しようとする問題点〕 上記のようにエンジン発電機の高出力を出させ
るためには、この発電機を駆動するエンジンを高
速回転させる必要があるが、このようにエンジン
が高速回転している状態で車両を発進させる場合
には種々の不都合がある。すなわち発電機負荷の
非所望な増大、クラツチ装置の損傷、急発進に起
因する操縦ミスの誘発等がある。一方発進前に上
記アイドル回転数を低下させれば上記不都合の解
消は可能であるが、上記回転数の調整は一般に煩
雑であると共に、運転者が一旦車内に着席して閉
扉した場合にはエンジン音を感知するのが困難な
ことが多く、不注意のまま急発進させるという問
題点がある。
本考案は上記従来技術に存在する問題点を解消
し、エンジンが高速回転状態で前記融解装置を作
動中においては、車両を発進状態におくことを防
止するというフエイル・セーフ機能を有する装置
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来技術に存在する問題点を解消するため
に、本考案においては、搭載されたエンジンによ
つて駆動されるエンジン発電機を備えると共に、
当該エンジン発電機からの出力によつて車両のフ
ロント・ウインド・ガラスおよび/またはリヤ・
ウインド・ガラスを加熱する装置を備えた車両に
おいて、搭載されている直流電源に基づいて、ス
タータ・スイツチを介して、上記エンジンを起動
するよう構成されると共に、上記スタータ・スイ
ツチを介して付勢されるリレーと、該リレーの動
作を自己保持する自己保持回路と、上記リレーの
動作状態時に作動状態を維持されて、上記エンジ
ンを所定の運転状態に保持する作動部と、上記自
己保持回路中に設けられてなり、上記車両を発進
状態に操作した場合に、当該自己保持回路を開放
する遮断スイツチと、上記エンジン発電機からの
出力によつて上記ウインド・ガラスに対する加熱
が行われていない状態の下で、上記リレーの動作
状態の有無に拘らず、上記作動部を作動状態にお
く解除スイツチとを備え、上記加熱時において上
記車両を発進状態におくことを防止する、という
技術的手段を採用したものである。
〔作用〕
以上のように構成することにより、車両に搭載
したエンジンを高速回転させてエンジン発電機を
高出力状態で使用している場合に、クラツチ、ト
ランスミツシヨン、サイドブレーキ若しくはアク
セル等の操縦機材を操作して車両を発進状態にす
ると、遮断スイツチが作動して上記自己保持回路
を開放し、エンジンの回転を停止させ、若しくは
エンジンのアイドル回転数を低下させる。一方上
記フロント・・ガラスの着氷若しくは着雪の融解
が完了し、若しくは車両の発進に影響を及ぼさな
い程度に視界が確保された場合には、解除スイツ
チの作動により、エンジンを所定の運転状態に保
持することができるのである。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例における電気回路を示
す図である。同図において1は直流電源であり、
自動車等の車両に搭載されているものである。2
はスタータ・モータであり、スタータ・スイツチ
3を介して上記直流電源1によつて起動されるよ
うに構成されている。次に4はリレーであり、上
記スタータ・スイツチ3を介して付勢されるよう
に接続すると共に、このリレー4の動作を自己保
持する自己保持回路5を設ける。また自己保持回
路5と並列にソレノイド・コイル6を設けた作動
回路7を設ける。8,9は各々接点であり、上記
リレー4の付勢によつて各々自己保持回路5およ
び作動回路7が作動状態となるように構成されて
いる。なおソレノイド・コイル6は、例えばエン
ジンへの燃料供給系に装着される燃料カツト・ソ
レノイド・バルブ(何れも図示せず)の構成部材
とする。次に上記自己保持回路5には遮断スイツ
チ10と解除スイツチ11とを各々並列に接続し
て設ける。
以上の構成により、次に作用について記述す
る。まずスタータ・スイツチ3を閉じてスター
タ・モータ2を起動させて、車両に搭載したエン
ジンおよびこのエンジンと連動状態に構成された
エンジン発電機(何れも図示せず)を駆動させ
る。すなわちスタータ・スイツチ3を閉じること
によつてリレー4が付勢されるから、接点8,9
が閉じて自己保持回路5および作動回路7が各々
作動状態となる。従つてスタータ・モータ2によ
り図示を省略したエンジンが始動した後、スター
タ・スイツチ3を開いてもリレー4が付勢されて
いるから、エンジンへの燃料供給が継続されて、
エンジンは正常に運転を継続する。而して上記ウ
インド・ガラスの着氷の融解を促進するために
は、エンジンの回転数を増加させて、エンジン発
電機の出力を上昇させて対応することは上記の通
りである。このようなエンジンの高速回転中にお
いて、クラツチ・トランスミツシヨン作動用チエ
ンジレバー、サイドブレーキ若しくはアクセルペ
ダル等の操縦機材を操作して車両を発進状態にす
ると、これらの操縦機材と連動状態に構成されて
いる遮断スイツチ10が作動する。すなわち自己
保持回路5が遮断されてリレー4の付勢が停止さ
れる。従つて接点8が開くと共に、接点9も開く
から燃料カツト・ソレノイド・バルブの構成部材
であるソレノイド・コイル6の作動が停止し、エ
ンジンへの燃料供給が停止する。このようにして
エンジンが高速回転中における車両の発進を防止
するのである。一方上記フロント・ガラスの着氷
若しくは着雪の融解が完了した場合、若しくは上
記融解が未完了であつても、車両の発進若しくは
走行に支障がない程度に上記フロント・ガラスの
視界が確保された場合には、解除スイツチ11を
閉じるようにされ、遮断スイツチ10の作動には
全く無関係にエンジンを所定の運転状態に保持す
ることができ、発進・走行を行うことができるの
である。
第2図は本考案の他の実施例を示す図であり、
同一部分は上記第1図と同一の参照符号で示す。
同図において、12はイグニシヨン・コイルであ
り、トランジスタ13をON,OFFすることによ
り(トランジスタ13の制御回路は省略してあ
る)、高電圧が誘起されて、エンジン内に臨んで
設けられたプラグ14に火花を発するように構成
されている。なお本実施例においては解除スイツ
チ11は接点9と並列に設けてある点が上記第1
図に示すものと相違している。而してエンジンが
高速回転中において、上記の操縦機材を操作する
と、これらと連動状態に構成されている遮断スイ
ツチ10が作動して自己保持回路5が遮断される
点は、上記第1図に示すものと同一であるが、第
2図においては接点9の開放により、イグニシヨ
ン・コイル12の作動が停止することによつて、
エンジンが停止するのである。その他の作用は上
記第1図に示す実施例と同様である。
本実施例においては、第1図において作動部の
例として燃料カツト・ソレノイド・コイルの場合
について記述したが、上記の他に吸気カツト・排
気カツト若しくはインジエクター等を制御するソ
レノイド・コイルとしてもよく、また燃料ポンプ
コイルとしても作用は同一である。更に上記のよ
うにエンジンを停止させるのみでなく、作動部を
例えばエンジンのアイドル回転数を制御するアイ
ドル・アツプ・コントロール・ソレノイド・コイ
ルとすることにより、エンジンのアイドル回転数
を低下させるように構成してもよい。
第3図a〜eは夫々上記第一1図および第2図
における遮断スイツチ10の装着例を示す図であ
る。まず第3図aにおいて、15はクラツチ・ペ
ダルであり、支軸16を介して矢印に示すように
揺動可能としてある。17はシリンダーであり、
内部に摺動自在に構成されたピストン18が設け
られていると共に、ばね19によつて遮断スイツ
チ10aを押圧するように構成してある。従つて
クラツチ・ペダル15を踏み込むと、ピストン1
8が押されるから遮断スイツチ10aが開放さ
れ、上記第1図および第2図におけるリレー4の
付勢が解除され、エンジンが停止するのである。
第3図bはトランスミツシヨン内のギヤチエン
ジを自動操作する場合のチエンジ・レバー20に
遮断スイツチを装着した例であり、PおよびNの
位置にのみ遮断スイツチ10bの接点10b1,1
0b2が設けられており、他の位置にチエンジ・レ
バー20を操作した場合は、何れも遮断スイツチ
10bが開放するようにしたものである。
次に第3図cに示すものは、トランスミツシヨ
ン内のギヤチエンジが手動の場合を示し、チエン
ジ・レバー20aを手前に操作すると、遮断スイ
ツチ10cが開放するように構成されている。す
なわちシリンダー17内において、ピストン18
aはリンク21によりばね19の反発力に抗して
遮断スイツチ10cを閉止しているが、チエン
ジ・レバー20aを手前に操作すると、リンク2
1はピストン18aから離反するから、ばね19
の反発力によつてピストン18aが上方に移動し
て、遮断スイツチ10cを開放するのである。
第3図dはサイド・ブレーキ・レバー22に遮
断スイツチ10dを装着した例であり、サイド・
ブレーキ・レバー22を下方に倒すように操作す
ると、遮断スイツチ10dが開放するように作動
する点は、上記第3図aに示すものと同様であ
る。
第3図eはアクセル・ペダル23によつて遮断
スイツチ10eを開放する例を示す図である。す
なわちアクセル・ペダル23と接続された回動軸
24にはカム25が固着されると共に、このカム
25はスイツチ部材26と係合するように配設さ
れている。従つてアクセル・ペダル23を踏み込
むと、回動軸24に固着されたカム25は反時計
方向に回動して、スイツチ部材26を押圧し、遮
断スイツチ10eが開放するように作動させるこ
とができる。
なお遮断スイツチとしては、上記第3図a〜e
に示すものに代えて、例えばマイクロ・スイツチ
を使用してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上記述のような構成および作用であ
るから、エンジンが高速回転状態においてウイン
ド・ガラスの着氷若しくは着雪等を融解する装置
を作動させている間においては、仮りに上記操縦
機材を車両発進状態に操作したとしても、車両を
発進させることを防止するという、フエイル・セ
ーフ機能により車両構成部材の損傷は勿論のこ
と、車両の急発進による事故を未然に防止できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は各々本考案の実施例にお
ける電気回路図、第3図a〜eは夫々上記第1図
および第2図における遮断スイツチの装着例を示
す図である。 3:スタータ・スイツチ、4:リレー、6:ソ
レノイド・コイル、10,10a〜10e:遮断
スイツチ、12:イグニシヨン・コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搭載されたエンジンによつて駆動されるエンジ
    ン発電機を備えると共に、当該エンジン発電機か
    らの出力によつて車両のフロント・ウインド・ガ
    ラスおよび/またはリヤ・ウインド・ガラスを加
    熱する装置を備えた車両において、搭載されてい
    る直流電源に基づいて、スタータ・スイツチを介
    して、上記エンジンを起動するよう構成されると
    共に、上記スタータ・スイツチを介して付勢され
    るリレーと、該リレーの動作を自己保持する自己
    保持回路と、上記リレーの動作状態時に作動状態
    を維持されて、上記エンジンを所定の運転状態に
    保持する作動部と、上記自己保持回路中に設けら
    れてなり、上記車両を発進状態に操作した場合
    に、当該自己保持回路を開放する遮断スイツチ
    と、上記エンジン発電機からの出力によつて上記
    ウインド・ガラスに対する加熱が行われていない
    状態の下で、上記リレーの動作状態の有無に拘ら
    ず、上記作動部を作動状態におく解除スイツチと
    を備え、上記加熱時において上記車両を発進状態
    におくことを防止するようにしたことを特徴とす
    る車両発進防止装置。
JP10180886U 1986-07-02 1986-07-02 Expired JPH0244578Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180886U JPH0244578Y2 (ja) 1986-07-02 1986-07-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180886U JPH0244578Y2 (ja) 1986-07-02 1986-07-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS637031U JPS637031U (ja) 1988-01-18
JPH0244578Y2 true JPH0244578Y2 (ja) 1990-11-27

Family

ID=30972876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10180886U Expired JPH0244578Y2 (ja) 1986-07-02 1986-07-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0244578Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185766A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Toshiba Corp 食器洗浄機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS637031U (ja) 1988-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4211208B2 (ja) 燃料消費節約型自動車
EP2172644B1 (en) System for restarting an internal combustion engine
JPS60219425A (ja) 内燃機関の停止始動装置
JP2800014B2 (ja) スロットル制御装置
JPH0244578Y2 (ja)
WO2007056888A1 (fr) Dispositif d'embrayage a commande electronique pour economie de carburant destine a un vehicule
US20130173144A1 (en) Starter Motor Assembly
JP3050955U (ja) 自動車エンジンサブスターター・カッタースイッチ
JPS6346251Y2 (ja)
KR100405531B1 (ko) 원격시동 차량의 클러치 페달 릴리이스 방지장치
JPS6241862Y2 (ja)
JPH0435555Y2 (ja)
JPS6235871Y2 (ja)
JPH0244039Y2 (ja)
JPH0231555Y2 (ja)
RU1787202C (ru) Устройство дл отключени двигател транспортного средства
JPH0224655Y2 (ja)
SU1746015A1 (ru) Устройство дл отключени автомобил , имеющего систему зажигани
JPH0441227Y2 (ja)
JPS6115216Y2 (ja)
JP3424783B2 (ja) 自動車のエンジンルーム用リッド開閉センサの取付構造
KR950009141Y1 (ko) 오토크루즈 겸용 트랙션 콘트롤 시스템
JPH0248700Y2 (ja)
EP0985811A2 (en) Exhaust brake with electromagnetic control
JPH0729232Y2 (ja) 車両用スロツトル弁制御装置