JP2005185766A - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 信号用基板21に搭載された電源スイッチ22がオンされると、電力用基板26に搭載された直流電源回路29中の直流電源生成回路に商用交流電源39の交流電源電圧が交流電源供給線27a、電源スイッチ22及び交流電源供給線27bを介して供給され、直流電源生成回路が直流制御電源電圧を生成して電力用基板26に搭載されたメインマイクロコンピュータ34に供給するとともに直流電源供給線27e及び27fを介して信号用基板21に搭載のサブマイクロコンピュータ25に供給する。これにより、メインマイクロコンピュータ34が起動してリレー装置30を動作させ、これに前記直流電源生成回路に対する電源スイッチ22を介さない交流電源電圧の供給回路を形成させる。【選択図】 図1
Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクロコンピュータによる待機電力の消費をなくすことができる食器洗浄機を提供するにある。
前記電源スイッチがオンされたときには、この電源スイッチと前記リード線を介して前記直流電源生成回路に商用交流電源を与えて直流制御電源を生成させ、この直流制御電源を前記メインマイクロコンピュータに与えて起動させ、前記メインマイクロコンピュータは、起動により、前記リレー駆動回路を介してリレー装置を動作させて前記電源スイッチを迂回して前記直流電源生成回路に対する商用交流電源の供給回路を形成するように構成されているところに特徴を有する。
以下、本発明の第1の実施例につき、図1乃至図5を参照しながら説明する。
まず、図4には、洗浄機本体1と、これの前面側に設けられた扉2と、及び該扉2の下方部に設けられたカバー3とが示されている。
このうち、洗浄機本体1は、外箱4を外殻とし、これの内部に図5に一部のみ示す内箱5が配設されて構成され、該内箱5の内部が洗浄室6とされている。この洗浄室6は、前面側、この場合、前面部から上面の前部にかけてが、開口部7で示すように開口しており、洗浄室6内には、その開口部7から図示しない食器かごが取出し可能に収納されるようになっている。この食器かごには洗浄すべき食器(これも図示せず)が収納配列されるものであり、従って、開口部7は、該食器かごの出し入れととともに食器の出し入れに供されるようになっている。
扉2は、詳細には、下扉10と上扉11(図4参照)からなっている。そのうち、下扉10は、下端部の左右両側が開口部7に上下に回動可能に軸支されており、そのうちの下方への回動によって前記洗浄機本体1の開口部7の下部を開放するようになっている。上扉11は、開口部7に摺動可能に設けられており、具体的には、前面部分が上下方向に及び上面部分が前後方向に移動するようになっていて、その上方及び後方の移動により開口部7の上部を開放するようになっている。尚、下扉10には押釦12が設けられており、この押釦12が押圧操作されると、図示しない開閉機構により下扉10及び上扉11が連動して開放されるようになっている。又、上扉11には、乾燥運転に排気を行なう排気口13が形成されている。
図5は、上記操作パネル14が存する部分を主とした下扉10、並びにその下方の前記カバー3の部分における構成を詳細に示しており、下扉10は、外殻が扉表板18と扉裏板19とで構成されている。上記操作パネル14は、そのうちの扉表板18に設けられており、前記押釦12も扉表板18に設けられている。更に、下扉10内には、ユニットケース20が配設されており、その内部には、信号用基板21が収納されている。そして、信号用基板21には、図1及び図5に示すように、前記操作パネル14の電源操作用の操作部15と対応する電源スイッチ22、各種の操作部16に対応する操作スイッチ23、表示部17に対応する表示用LED24及びこれらに関連するサブマイクロコンピュータ25が搭載されており、後述する電力用基板26と接続するための線束27を有している。
まず、図1において、信号用基板21における操作スイッチ23はサブマイクロコンピュータ25の入力ポートに接続され、サブマイクロコンピュータ25の出力ポートには表示用LED24が接続されている。又、電源スイッチ22は、入り(オン)スイッチ22a(図2参照)と切り(オフ)スイッチ22b(図3参照)とからなる。この場合、入りスイッチ22aと切りスイッチ22bは、電源用操作部15の対応する部分が押圧操作されている間だけオンするようになっている。そして、後述するように、線束27は、複数本のリード線としての交流電源供給線27a、27b、電源信号線27c、27d、直流電源供給線27e、27f及びデータ送受信線27g、27hから構成されている。
図2において、信号用基板21に搭載された電源スイッチ22(図1参照)の入りスイッチ22aの両端子は、交流電源供給線27a、27bにより電力用基板26に導かれ、且つ、抵抗器35、36を介して交流電源線37、38に接続されている。そして、交流電源線35は、100Vの商用交流電源39の一方の端子に接続されており、又、交流電源線37、38間には、第1のリレー30Aのリレースイッチ30Aaが接続されている。この場合、抵抗器35、36の抵抗値は、極めて小に設定されている。
更に、図2において、交流電源線42には、給水弁8、ヒータ9及びファンモータ58の各一方の端子が接続されており、これらの給水弁8、ヒータ9及びファンモータ58の各他方の端子は、負荷駆動回路33を介してコイル40bと全波整流回路44の交流入力端子との共通接続点の交流電源線59に接続されている。負荷駆動回路33は、給水弁8、ヒータ9及びファンモータ58にそれぞれ対応する例えば双方向性三端子サイリスタ(トライアック)から構成されるもので、図1に示すように、メインマイクロコンピュータ34により制御される。又、直流母線45、46には、インバータ32の直流入力端子が接続されている。
今、使用者が操作パネル14の電源用操作部15を操作して電源スイッチ22の入りスイッチ22aをオンさせると、図2に示すように、交流電源線37、抵抗器35、交流電源供給線27a、入りスイッチ22a、交流電源供給線27b、抵抗器36、交流電源線38、整流用ダイオード52、平滑用コンデンサ50、全波整流回路44、交流電源心59及びコイル40bの経路で平滑用コンデンサ50が商用交流電源39により充電され、その充電電圧がDC/DCコンバータ49の入力端子Iとアース端子Gとの間に供給される。これにより、DC/DCコンバータ49は、直流制御電源端子54(出力端子Oa)とアースパターン51との間に15Vの直流制御電源電圧を出力するとともに、直流制御電源端子56(出力端子Ob)とアースパターン51との間に5Vの直流制御電源電圧を出力する。
図6は本発明の第2の実施例を示し、前記第1の実施例の特に図2と異なるところは、第1のリレー30Aのリレースイッチ30Aaにおいて、その一方の端子が交流電源線38に接続され、他方の端子がコイル40aと扉スイッチ41との共通接続点に接続されている点にある。従って、第2のリレー30Bのリレースイッチ30Ba、コイル4a及び第1のリレー30Aのリレースイッチ30Aaの直列回路は、抵抗器35、入りスイッチ22a及び抵抗器36の直列回路に並列に接続され、結果として、リレースイッチ30Ba及び30Aaの直列回路が入りスイッチ22aに並列に接続されていることになる。
図7は本発明の第3の実施例を示し、前記第1の実施例の特に図1と異なるところは、信号用基板21において、電源スイッチ22の切りスイッチ22bの電源信号線27dを直流電源供給線(アース線)27fに接続した点にある。
この結果、信号用基板21から電源スイッチ22用として引き出されるのは、交流電源供給線27a、27b及び電源信号線27cの三本で済む利点がある。
リレー装置30は、電力用基板26の上に搭載しなくても外付けで設けるようにしてもよい。
信号用基板21及び電力用基板26の一方或いは双方を細分化してもよい。
コモンモードコイル40、扉スイッチ41及びリアクタ43は、必要に応じて設ければよく、設ける位置も図2に限定されない。
その他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を変更し内範囲内で適宜変形して実施し得ることは勿論である。
Claims (3)
- 洗浄機本体の洗浄室の開口部を開閉する扉内に設けられた信号用基板と、
前記洗浄機本体に設けられた電力用基板とを備え、
前記信号用基板には、電源スイッチと、操作スイッチと、表示用LEDと、サブマイクロコンピュータとが設けられ、
前記電力用基板には、直流電源生成回路と、リレー装置と、リレー駆動回路と、メインマイクロコンピュータとが設けられ、
前記信号用基板と電力用基板とは、データ送受信用及び電源供給用の複数本のリード線により接続されており、
前記電源スイッチがオンされたときには、この電源スイッチと前記リード線を介して前記直流電源生成回路に商用交流電源を与えて直流制御電源を生成させ、この直流制御電源を前記メインマイクロコンピュータに与えて起動させ、
前記メインマイクロコンピュータは、起動により、前記リレー駆動回路を介してリレー装置を動作させて前記電源スイッチを迂回して前記直流電源生成回路に対する商用交流電源の供給回路を形成するように構成されていることを特徴とする食器洗浄機。 - リレー装置は、第1及び第2のリレーからなり、第1のリレーのリレースイッチは、電源スイッチに並列に接続され、第2のリレーのリレースイッチは、商用交流電源と直流電源生成回路との間に接続されていることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
- リレー装置は、第1及び第2のリレーからなり、第2のリレーのリレースイッチは、商用交流電源と直流電源生成回路との間に接続され、第1のリレーのリレースイッチは、第2のリレーのリレースイッチと直列に接続されて、この直列回路が電源スイッチに並列に接続されていることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
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