JP4647560B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

この発明は、電気掃除機に関し、特に、手元操作部の抵抗破壊を防止する電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機は、例えば「モータにより駆動するブラシを有するノズルと、吸引力を発生させる電動送風機と、この電動送風機を内蔵した電気掃除機本体と、この電気掃除機本体に一端側を接続し、他端側に手元操作部を有するホースと、前記手元操作部を介して電気掃除機本体側の電力を前記ノズルに供給するため、前記ホースに設けた導線と、前記手元操作部に設けられ、前記導線の電力から信号電圧を作り出す操作手段と、前記電気掃除機本体側に設けられ、前記操作手段からの信号電圧を入力する制御手段を有し、前記制御手段はモータの駆動時及び停止時に応じて入力される信号電圧の判断を変更するようにした…」ものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、「掃除機本体に内蔵された電動送風機と、前記掃除機本体内に設けられこの電動送風機を制御する制御手段と、前記掃除機本体に着脱自在に接続されるホースを介して接続されるとともに、前記制御手段に電気的に接続され、複数の常開型スイッチを有し、これら複数の常開型スイッチにより前記電動送風機の入力を任意に調節する手動操作手段とを備え、前記手動操作手段は、この手動操作手段が操作されているとき設定された値の電流を流す一時電流設定手段と、この一時電流設定手段により設定される下限の電流の値より小さい値の一定の電流を常時流す常時電流設定手段とを有し、前記制御手段は、前記一時電流設定手段が流す電流の値をこの一時電流設定手段が操作され前記電流が流れている間に読み取って比較する基準値をそれぞれ有した複数の比較手段と、この比較手段による比較結果を記憶する記憶手段と、前記常時電流設定手段からの電流の有無を判別する判別手段とを有し、前記判別手段により前記常時電流設定手段からの電流を検出しない場合に前記電動送風機を停止させる…」ものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−271053号公報(請求項1) 特許第2930116号(請求項1)
従来の電気掃除機では、吸込み具に内蔵された回転ブラシを駆動する電動機に商用電源を供給する一対の電力線をホースに設け、この一対の電力線の内、一方の電力線(以下、共通線という)と信号線とにより、手元操作部からの操作信号を制御指示部に入力し、ホース内の導線数を減らし、軽量化及び操作性の向上を図っている。
しかしながら、共通線が断線や接続不良などにより電気的に非接続の開放状態となり、電力線と信号線とが接続状態の場合、電動機に供給する商用電源(AC100V)が手元操作部の抵抗に印可され、抵抗が破壊されてしまう、という問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決する為になされたもので、断線や接続不良などにより共通線が開放状態となった場合において、手元操作部の抵抗破壊を防止することができる電気掃除機を得るものである。
この発明に係る電気掃除機は、掃除機本体に内蔵され、塵埃を吸引する電動送風機と、吸込み具に内蔵され、塵埃をかきあげる回転ブラシを駆動する電動機と、前記掃除機本体に設けられ、前記電動送風機及び前記電動機の動作を制御する制御指示部と、前記掃除機本体に一端を接続し、操作信号を出力する手元操作部を他端側に有するホースと、前記ホースに設けられ、前記掃除機本体側からの商用電源を前記電動機に供給する一対の電力線と、前記ホースに設けられ、前記一対の電力線の内、一方の電力線(以下、共通線と称する)とによって前記操作信号を前記制御指示部に入力する信号線とを備えた電気掃除機において、前記制御指示部は、前記操作信号に基づき、前記共通線の開放状態を判断し、前記電動機が動作中に、前記共通線が開放状態になったとき、前記電動機への商用電源の供給を停止させるものである。
この発明は、電動機が動作中に、共通線が開放状態になったとき、電動機への商用電源の供給を停止させることにより、手元操作部の抵抗破壊を防止することができる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図1〜図8を参照し説明する。
図1は実施の形態1に係る電気掃除機の概略構成図である。図において、電気掃除機本体1は、吸引力を発生する電動送風機2と、電動送風機2により吸引された塵埃を集塵する集塵室(図示せず)を内蔵している。電動送風機2は、電気掃除機本体1に設けられた電源コード(図示せず)から供給される商用電源である商用交流電源10により駆動される。また、電気掃除機本体1には接続部9が設けられ、各導線(後述)を備えたホース3の一端が着脱自在に接続されている。ホース3の他端側には手元操作部4を有し、手元操作部4には、電気掃除機の運転モードを切り替えるスイッチSW1〜SW4が設けられている。さらに、手元操作部4には、延長管5を介して、床面に接して被掃除面の塵埃等を吸引するための吸込み具6が着脱自在に接続されており、吸込み具6には、被掃除面に接触し塵埃をかきあげる植毛(図示せず)を有する回転ブラシ7と、この回転ブラシ7をベルト(図示せず)などを介して回転駆動させる電動機8を内蔵している。この電動機8には、ホース3、手元操作部4、延長管5を介して、電気掃除機本体1からの商用交流電源10が供給される。
図2は実施の形態1に係る手元操作部の表示部の外観図である。図において、手元操作部4は、電動機8の切、入りを行うスイッチSW1、手動運転の強、中、弱の切り替えを行うスイッチSW2、自動的に制御を行うモードを選択するスイッチSW3、電動送風機2と電動機8の停止を行うスイッチSW4が設けられている。
図3は実施の形態1に係るホース及び手元操作部の配線構造を示した図、図4は実施の形態1に係る接続部の断面図である。図に示すように、ホース3は、電気掃除機本体1とホース3とを着脱自在に接続する本体接続部31、接続管32を介して、一端が本体接続部31に接続され、他端側が手元操作部4に接続される可撓性ホース33、本体接続部31近傍の可撓性ホース33をカバーするホースカバー34とで構成され、手元操作部4には、手元操作部4と延長管5(図1参照)とを接続する延長管接続部41が設けられている。
可撓性ホース33には、その外周面を長手方向に沿って螺旋状に巻き付くかたちで共通線であるAライン、電力線であるBライン、信号線であるCラインの3本の導線が設けられている。この各導線は多条ねじのように軸方向にズレて別螺旋を描くような配置となっている。この各導線の一端は、本体接続部31に設けられた摺動リングを介して、それぞれ接続ピン9a−1,9b−1,9c−1と電気的に接続され、他端側は、Aライン及びCラインが手元操作部4と接続され、Aライン及びBラインが延長管接続部41と接続されている。さらに、延長管接続部41に接続されたAライン及びBラインは、延長管5を介して吸込み具6に設けられた電動機8と接続される(図1、図5参照)。
また、図4に示すように、電気掃除機本体1のホース接続部35には、電気掃除機本体1側のAライン、Bライン及びCラインとそれぞれ接続される接続片9a−2,9b−2,9c−2が設けられている。この接続片9a−2,9b−2,9c−2は、バネ性のある板金のプレート材で形成されており、ホース3が電気掃除機本体1に接続されると、ホース3の本体接続部31の接続ピン9a−1,9b−1,9c−1と、接続片9a−2,9b−2,9c−2とがそれぞれ電気的に接続される。
図5は実施の形態1に係る電気掃除機の回路構成図である。図に示すように、本実施の形態1における電気掃除機の回路は、電気掃除機本体1、ホース3、延長管5、吸込み具6の4つのブロックで構成されている。電気掃除機本体1とホース3とは上述したように、Aライン、Bライン及びCラインが電気的に接続されており、ホース3と延長管5、延長管5と吸込み具6はそれぞれ、Aライン及びBラインが電気的に接続されている。
電気掃除機本体1に電源コードを介して供給された商用交流電源10(AC100V)は、15A電流ヒューズ11及び4A電流ヒューズ12を介して、電動送風機2及び電動機8に供給される。この15A電流ヒューズ11は、電動送風機2がロック等になった場合や回路短絡にて異常となった場合の保護装置であり、4A電流ヒューズ12は、電動機8がロック等になった場合や回路短絡にて異常となった場合の保護装置である。
また、電気掃除機本体1には、商用交流電源10を所望の電圧へ変圧する電源トランス13が設けられ、この電源トランス13の出力側には、電源トランス13の出力を整流するダイオードブリッジ14、ダイオードブリッジ14により整流された出力を平滑する平滑用電解コンデンサC1、入力側が平滑用電解コンデンサC1に接続され出力側から所定の定電圧(DC5V)を出力する定電圧電源15が設けられている。また、この定電圧電源15の出力側には、発振を押さえるためのセラミックコンデンサC3と、定電圧電源15の出力電圧を安定させるための電解コンデンサC2とが接続されている。さらに、定電圧電源15の出力DC5Vは、制御指示部16(マイクロコンピュータ)と手元操作部4とに供給されている。
手元操作部4には、スイッチSW1〜SW4と抵抗R1〜R5が設けられており、電気掃除機本体1側の回路に内蔵された抵抗R6と、スイッチSW1〜SW4のオン状態の組合せにより変化する抵抗R1〜R5の合成抵抗とにより、A,Cライン間の電圧(DC5V)が分割され、スイッチSW1〜SW4のオン状態の組合せに応じて、操作信号である信号電圧が制御指示部16に入力される。
制御指示部16は、信号電圧に応じて運転モードを判断し、電動送風機2への通電を制御する双方向サイリスタである電動送風機駆動用トライアック17と、電動機8への通電を制御する双方向サイリスタである電動機駆動用トライアック18とを制御する。また、制御指示部16は、トランジスタTR1を介して手元操作部4と接続されており、トランジスタTR1は、ホース3が電気掃除機本体1の接続部9に接続されていない場合に電圧を検出できるようにするために設置している。抵抗R7は、トランジスタTR1を駆動させるためのベース抵抗である。さらに、制御指示部16には、電動送風機へ供給される電流を検出し、検出した電流値を制御指示部16に入力する電動送風機検出部19と、商用交流電源10のゼロボルトのタイミングである電源同期ポイント(ゼロクロスポイント)に同期して電源同期信号を制御指示部16に入力する電源同期検出手段21が接続されている。また、吸込み具6には、吸込み具6が空中に持ち上げられた場合に回転ブラシ7を停止させるための安全スイッチ20が設けられている。
このように、電動機8の両端には、Aラインに対してAC100Vの電位差が生じるBラインが接続され、手元操作部4の各抵抗の一端はAラインに接続され、他端側は、Cラインを介して、Aラインに対してDC5Vの電位差が生じるC点と接続される。即ち、電気掃除機本体1とホース3を接続する接続部9は、Aラインを接続する接続部9aと、Aラインとの電位差でAC100Vが生じるBラインを接続する接続部9bと、Aラインとの電位差でDC5Vが生じるCラインを接続する接続部9cとにより各ラインが接続されている。
上記のように構成された電気掃除機は、手元操作部4のスイッチSW1〜SW4が操作されることにより、A,Cライン間の電圧が分割され、スイッチSW1〜SW4のオン状態の組合せに応じた信号電圧が制御指示部16に入力され、制御指示部16は、信号電圧に応じて運転モードを判断し、電源同期信号に同期させて交流電源のトリガー位置を制御することにより、交流電力の位相制御を行う。電動機駆動用トライアック18及び電動送風機駆動用トライアック17は制御指示部16のトリガ−信号により制御され、A,Cライン間の電圧が供給される電動機8及び電動送風機2の電力を制御する。このように駆動された電動送風機2及び電動機8により、吸込み具6から被掃除面の塵埃がかきあげられ、塵埃は延長管5、ホース3及び電気掃除機本体1へと搬送され、塵埃は電気掃除機本体1に内蔵された集塵室(図示せず)に集塵されるとともに、吸引風は電気掃除機本体1より排出される。
次に、Aラインの開放状態(断線状態)時における抵抗破壊について説明する。
上述した構成の電気掃除機は、電動機8に商用交流電源10を供給する電力線と、手元操作部4からの信号電圧を制御指示部16に入力する信号線のうち、片側の線を共通とする共通線であるAラインを用いて、ホース3内の導線数を減らし、軽量化及び操作性の向上を図っている。しかしながら、電動機8の動作中に、信号線と共通部分のAラインが断線や接続不良などにより電気的に非接続の開放状態となり、且つ、Bライン及びCラインが接続状態の場合、商用交流電源10のAC100Vが手元操作部4の各抵抗に印可される。この状態における電気掃除機の回路の詳細を図6を用いて説明する。
図6は実施の形態1に係る共通線断線時の回路図である。図において、Aライン断線部100は、Aラインの断線又は接続部9aの接続不良などによる電気的に非接続な開放状態を表している(以下、断線状態という)。電動機8が動作中、即ち、電動機8を駆動する電動機駆動用トライアック18がON状態のとき、Aラインが断線状態になると、商用交流電源10から供給されるAC100Vは、図の太点線で示す経路、つまり、電動機駆動用トライアック18、接続部9b、電動機8、抵抗R1、抵抗R6の経路からなる閉回路に印可される。通常、手元操作部4の各抵抗は、DC5V回路にて使用されることを前提とした定格電力の抵抗器を使用しており、上述のようにAC100Vが印可されると抵抗が破壊されてしまう。このように、上記太点線で示す経路でAC100V電圧が印加された場合の制御指示部16に入力される信号電圧について図7により説明する。
図7は実施の形態1に係る共通線断線時の電圧信号波形図である。図7(a)は、Aラインが断線状態になった場合の手元操作部4から制御指示部16に入力される電圧信号波形を示しており、図7(b)は、電源同期検出手段21からの電源同期波形を示している。図に示すように、例えば商用交流電源10が50Hzの場合、10ms毎に約DC5Vと約DC0.6のパルス波形が出力され、電源同期波形立下り時は、約DC5V電圧を出力し電源同期波形立上がり時は、約DC0.6Vの電圧が制御指示部16に入力される。
以上のような共通線断線等に伴う抵抗破壊を防止するためには、共通線断線等を検知して、AC100Vを電動機8に供給する電動機駆動用トライアック18を停止させる制御を行うことが必要となる。このような制御を行う本発明の動作について次に説明する。
制御指示部16は、上述した共通線断線時の電圧信号波形に基づき、Aラインの断線を判断する。測定タイミングは、電源同期波形のゼロボルトのタイミングからプログラム実行時間に加算して所定時間のタイミングで信号電圧を取得する。このとき、電源同期波形が立ち下がりエッジの場合は、第1の所定電圧の値である所定値1(所定値2<所定値1<5V)以上か否かの判断し、電源同期波形が立ち上がりエッジの場合は、第2の所定電圧の値である所定値2(0.6V<所定値2<所定値1)以下か否かの判断して、その判断結果に基づき、電動機8の停止制御を行う。このような動作の詳細を図8により説明する。
図8は実施の形態1に係る制御指示部の動作を示すフローチャートである。制御指示部16は、電動機8の動作を開始すると共に、共通線の断線検知を開始する(S1)。まず、手元操作部4から入力された信号電圧のAD変換を開始する(S2)。次に、電源同期ポイントを基準として、信号電圧を取り込むまでの時間である所定時間Aの値をセットする(S3)。ここで、所定時間Aは、電源同期波形の1/2周期以内の値(例えば、商用交流電源の周波数が50Hzのとき10ms以内の値)とする。セットした所定時間Aの値のデクリメントを行い(S4)、デクリメントが終了したか否かを判断し(S5)、終了するまでデクリメントを繰り返す。終了の場合は、信号電圧入力AD値の読み込みを行い(S6)、読み込んだAD値を、読み込み値Bとして確定する(S7)。
次に、基準とした電源同期ポイントでの電源同期波形が、立ち下がりエッジか否かを判断する(S8)。立下りエッジと判断した場合は、読み込み値Bが、所定値1以上か否かの判断を行う(S9)。所定値1以上の場合は、カウント値Cの値をインクリメントし(S11)、所定値1以上でないの場合は、カウント値Cの値をリセットして(S12)、手順S1から上述の動作を繰り返す(S13)。
一方、手順S8で立ち下がりエッジでないと判断した場合は、読み込み値Bが所定値2以下か否かの判断を行う(S10)、所定値2以下の場合は、カウント値Cの値をインクリメントし(S11)、所定値2以下でないの場合は、カウント値Cの値をリセットして(S12)、手順S1から上述の動作を繰り返す(S13)。
次に、カウント値Cが所定の回数と以上であるか否かにより、所定回数の経過を判断する(S14)。所定回数経過したと判断した場合は、電動機駆動用トライアック18をOFFとし、電動機8の停止させ(S15)、共通線の断線検知の処理を終了する(S16)。一方、手順S14にて所定回数経過しないと判断した場合は、カウント値Cの値を保持したまま手順S1から上述の動作を繰り返す(S13)。
以上のように本実施の形態においては、電動機8が動作中に、共通線であるAラインが断線状態になったとき、電動機8への商用交流電源10の供給を停止させることにより、商用交流電源10の印加経路が遮断され、手元操作部4の抵抗に電圧が印加されなくなるので、手元操作部4の抵抗の破壊を防止することができる。
また、制御指示部16は、信号電圧に基づき、Aラインの断線状態を判断し、電動機8への商用交流電源10の供給を停止させることにより、商用交流電源10の印加経路が遮断され、手元操作部4の抵抗に電圧が印加されなくなるので、手元操作部4の抵抗の破壊を防止することができる。
また、制御指示部16は、信号電圧の電圧が、電源同期ポイントと同期して変動するとき、Aラインが断線状態であると判断し、電動機8への商用交流電源10の供給を停止させることにより、商用交流電源10の印加経路が遮断され、手元操作部4の抵抗に電圧が印加されなくなるので、手元操作部4の抵抗の破壊を防止することができる。
また、制御指示部16は、電源同期ポイントから所定時間A経過後の信号電圧の電圧値に基づき、Aラインの断線状態を判断し、電動機8への商用交流電源10の供給を停止させることにより、商用交流電源10の印加経路が遮断され、手元操作部4の抵抗に電圧が印加されなくなるので、手元操作部4の抵抗の破壊を防止することができる。
また、制御指示部16は、電源同期ポイントでの電源同期波形が立ち下がりのとき、この電源同期ポイントから所定の時間A経過後、信号電圧の電圧値Bが所定値1以上であるか否かを検出し、電源同期ポイントでの電源同期波形が立ち上がりのとき、電源同期ポイントから所定の時間A経過後、信号電圧の電圧値Bが所定値2以下であるか否かを検出し、所定値1以上と所定値2以下とを所定の回数検出したとき、電動機8への商用交流電源10の供給を停止させることにより、Aラインの断線状態をより正確に判別することができる。
尚、上述したような、商用交流電源10のAC100Vが手元操作部4の抵抗に印可される状態は、電動機8の動作中に、Aラインが開放状態となり、且つ、Bライン及びCラインが接続状態の場合に限り発生し、Bライン及びCラインの何れかが開放状態となった場合においては、商用交流電源10のAC100Vが手元操作部4の抵抗に印可される経路は形成されることはない。
実施の形態2.
図9は実施の形態2に係る電気掃除機の回路構成図である。本実施の形態では、上記実施の形態1の構成に加え、図9に示すように、電気掃除機本体1に、Aラインの断線状態を表示する表示手段22及び断線状態を報知する報知手段23を備えた構成とする。尚、その他の構成及び動作は、上述した実施の形態1と同様である。
本実施の形態において、制御指示部16は、電動機8が動作中に、上述の動作により、Aラインが断線状態と判断し、電動機8を停止させたとき、表示手段22にAラインの断線状態を表示させると共に、報知手段23にAラインの断線状態を報知させる。
以上のように本実施の形態では、制御指示部16は、電動機8が動作中に、Aラインが断線状態になったとき、表示手段22及び報知手段23にAラインの断線状態を表示及び報知させることにより、使用者にAラインが断線状態を知らせることができる。
尚、本実施の形態では、表示手段22及び報知手段23の両方を備えた構成としたが、これに限らず、表示手段22又は報知手段23の何れか一方により、使用者にAラインが断線状態を知らせても良い。
実施の形態3.
本実施の形態3は、上記実施の形態1における手順S13にて電動機8を停止させた後、手元操作部4のスイッチ操作により、電動機8の動作を再開させるものである。尚、本実施の形態の構成は、上述した実施の形態1と同様である。
本実施の形態における電気掃除機は、上述した実施の形態1と同様の動作により、共通線の断線検知を開始し、電動機8の動作中にAラインが断線状態になったとき、Aラインの断線状態を判断して、電動機8の停止制御を行う。
その後、使用者により、手元操作部4のスイッチSW1が操作され、スイッチSW1のオン状態に応じた信号電圧が制御指示部16に入力されたとき、制御指示部16は、電動機駆動用トライアック18をON状態として、再び電動機8を動作させる。
以上のように、Aラインが断線状態になり、制御指示部16が電動機8の停止制御を行った後、手元操作部4のスイッチSW1の操作により電動機8への商用交流電源10の供給を再開させることにより、電源コードのプラグを抜き差しするなどのリセット操作なしに、電動機8の動作を復帰することができ、取り扱い性の向上を図ることができる。
実施の形態1に係る電気掃除機の概略構成図である。 実施の形態1に係る手元操作部の表示部の外観図である。 実施の形態1に係るホース及び手元操作部の配線構造を示した図である。 実施の形態1に係る接続部の断面図である。 実施の形態1に係る電気掃除機の回路構成図である。 実施の形態1に係る共通線断線時の回路図である。 実施の形態1に係る共通線断線時の電圧信号波形図である。 実施の形態1に係る制御指示部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る電気掃除機の回路構成図である。
符号の説明
1 電気掃除機本体、2 電動送風機、3 ホース、4 手元操作部、5 延長管、6 吸込み具、7 回転ブラシ、8 電動機、9 接続部、9a 接続部、9b 接続部、9c 接続部、9a−1 接続ピン、9b−1 接続ピン、9c−1 接続ピン、9a−2 接続片、9b−2 接続片、9c−2 接続片、10 商用交流電源、11 電流ヒューズ、12 電流ヒューズ、13 電源トランス、14 ダイオードブリッジ、15 定電圧電源、16 制御指示部、17 電動送風機駆動用トライアック、18 電動機駆動用トライアック、19 電動送風機検出部、20 安全スイッチ、21 電源同期検出手段、22 表示手段、23 報知手段、31 本体接続部、32 接続管、33 可撓性ホース、34 ホースカバー、35 ホース接続部、41 延長管接続部、100 ライン断線部、C1 平滑用電解コンデンサ、C2 電解コンデンサ、C3 セラミックコンデンサ、R1 抵抗、R2 抵抗、R3 抵抗、R4 抵抗、R5 抵抗、R6 抵抗、R7 抵抗、SW1 スイッチ、SW2 スイッチ、SW3 スイッチ、SW4 スイッチ、TR1 トランジスタ。

Claims (7)

  1. 掃除機本体に内蔵され、塵埃を吸引する電動送風機と、
    吸込み具に内蔵され、塵埃をかきあげる回転ブラシを駆動する電動機と、
    前記掃除機本体に設けられ、前記電動送風機及び前記電動機の動作を制御する制御指示部と、
    前記掃除機本体に一端を接続し、操作信号を出力する手元操作部を他端側に有するホースと、
    前記ホースに設けられ、前記掃除機本体側からの商用電源を前記電動機に供給する一対の電力線と、
    前記ホースに設けられ、前記一対の電力線の内、一方の電力線(以下、共通線と称する)とによって前記操作信号を前記制御指示部に入力する信号線と
    を備えた電気掃除機において、
    前記制御指示部は、前記操作信号に基づき、前記共通線の開放状態を判断し、
    前記電動機が動作中に、前記共通線が開放状態になったとき、前記電動機への商用電源の供給を停止させることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記商用電源のゼロボルトのタイミングを検出する電源同期検出手段を備え、
    前記制御指示部は、前記操作信号の電圧が、前記電源同期検出手段により検出された前記ゼロボルトのタイミングと同期して変動するとき、前記共通線が開放状態であると判断し、前記電動機への商用電源の供給を停止させることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 前記商用電源のゼロボルトのタイミングを検出する電源同期検出手段を備え、
    前記制御指示部は、前記電源同期検出手段により検出された前記ゼロボルトのタイミングから所定の時間経過後の前記操作信号の電圧値に基づき、前記共通線の開放状態を判断し、前記電動機への商用電源の供給を停止させることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  4. 前記電源同期検出手段は、前記商用電源のゼロボルトのタイミングに同期した電源同期波形を前記制御指示部に入力し、
    前記制御指示部は、
    前記ゼロボルトのタイミングでの前記電源同期波形が立ち下がりのとき、前記ゼロボルトのタイミングから所定の時間経過後、前記操作信号の電圧値が第1の所定電圧以上であるか否かを検出し、
    前記ゼロボルトのタイミングでの前記電源同期波形が立ち上がりのとき、前記ゼロボルトのタイミングから所定の時間経過後、前記操作信号の電圧値が第2の所定電圧以下であるか否かを検出し、
    前記第1の所定電圧以上と前記第2の所定電圧以下とを所定の回数検出したとき、前記電動機への商用電源の供給を停止させることを特徴とする請求項記載の電気掃除機。
  5. 前記共通線の開放状態を表示する表示手段を備え、
    前記制御指示部は、前記電動機が動作中に、前記共通線が開放状態になったとき、前記表示手段に前記共通線の開放状態を表示させることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の電気掃除機。
  6. 前記共通線の開放状態を報知する報知手段を備え、
    前記制御指示部は、前記電動機が動作中に、前記共通線が開放状態になったとき、前記報知手段に前記共通線の開放状態を報知させることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の電気掃除機。
  7. 前記制御指示部は、前記電動機への商用電源の供給を停止させた後、前記手元操作部の操作により前記電動機への商用電源の供給を再開させることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の電気掃除機。
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