JP2000116582A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2000116582A
JP2000116582A JP10291858A JP29185898A JP2000116582A JP 2000116582 A JP2000116582 A JP 2000116582A JP 10291858 A JP10291858 A JP 10291858A JP 29185898 A JP29185898 A JP 29185898A JP 2000116582 A JP2000116582 A JP 2000116582A
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electric
vacuum cleaner
control device
cleaner
blower
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JP10291858A
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English (en)
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Yukimitsu Matsumoto
幸満 松本
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Sharp Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Abstract

(57)【要約】 【課題】確実に電動送風機を停止することができ、また
待機時の不要な電力を削減する。 【解決手段】掃除機本体2と、空気吸引体4とを有し、
掃除機本体2は、交流電源より直流電圧を生成する直流
電源回路部28と、前記直流電源を交流電源に変換する
インバータ回路32と、インバータ回路32出力により
駆動される電動送風機12と、電動送風機12の運転を
制御する制御装置14とを有し、空気吸引体4は、制御
装置14に操作信号を入力するための手元操作部24を
有し、掃除機本体2に接続された状態で電動送風機12
の運転により空気を吸引して掃除機本体2に導入する構
成を有し、手元操作部24と制御装置14との接続状態
で操作信号を制御装置14に入力するための電気配線が
配設され、制御装置14は、手元操作部24からの操作
信号の状態に基づいて電気配線の電気的な接続状態を判
定し電気配線が短絡または開放の異常接続状態にあると
判定したとき電動送風機12に対する電源供給を停止制
御する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機に係
り、特には手元操作部の操作異常検出とその異常に対す
る制御処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような電気掃除機において、
掃除機本体と、この掃除機本体に接続される吸引ホー
ス、この吸引ホースに選択的に接続されて使用される延
長管およびこの延長管に接続される吸込口を備え、前記
吸引ホースには曲がりパイプを一体に設け、この曲がり
パイプに電気掃除機の操作を手元で行うための手元操作
部を配置して構成されているものがある。このような電
気掃除機では、手元操作部の操作信号を掃除機本体内の
制御装置に伝送するための電気配線が配設されている
が、この電気配線に電気的な短絡とか開放の状態が発生
することがある。例えば電気配線の短絡には、吸引ホー
ス側から引き出される電気配線の接点と掃除機本体側か
ら引き出される電気配線の接点との間にクリップとかピ
ンセットが入り込んで短絡されることがある。また、電
気配線の開放には、例えば掃除機本体に吸引ホースを差
し込むときに、その差し込みが不十分であるために前記
接点どうしの接触が不十分となって開放することがあ
る。また、吸引ホースを長期に使用すると、内部の電気
配線が何回も曲げられたり延ばされたりして損傷して切
断に至ることもある。
【0003】このようにして電気配線に短絡とか開放が
発生すると、電気掃除機は手元操作部による操作制御が
不能な状態となり、掃除をするために手元操作部で運転
を開始したものの、その後、手元操作部をいくら操作し
ても運転を停止できなくなるのは使用者にとっては不安
である。また手元操作部を操作しても掃除機が動作せず
いつまでたっても運転できないのも不都合である。
【0004】そこで、従来においては、前記電気配線の
短絡とか開放という異常な状態を検出できるようにする
ために、例えば吸引ホースが掃除機本体に確実に接続さ
れたどうかの接続状態を判別できる構造もあるが、一般
には上記異常時には、電動送風機の駆勳回路を制御する
ことで電動送風機の運転を停止させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記異
常時に電動送風機の運転を停止させるのでは、電動送風
機の運転が停止しても掃除機本体内に電源が供給されて
いたのでは待機時に電力が無駄に消費されてしまう。ま
た、手元操作部での操作が不能な状況であるのに掃除機
本体内の回路の残存電圧によって電動送風機が駆動され
てしまって掃除機が運転されてしまうこともあり、これ
では使用者にとり不具合である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、掃除
機本体とこれに接続される空気吸引体とを有し、前記掃
除機本体は、電源の供給により駆動可能とされる電動送
風機と、この電動送風機を操作信号に応答して駆動制御
する制御装置とを備え、前記空気吸引体は、前記掃除機
本体に接続された状態で前記電動送風機の運転によって
空気吸引を行うものであって操作に対応した操作信号を
出力する手元操作部を具備し、かつ前記掃除機本体に接
続された状態で前記操作信号を前記掃除機本体内の前記
制御装置に入力するための電気配線が配設されている電
気掃除機において、前記制御装置は、前記操作信号の状
態から前記電気配線の接続状態を判定し、この判定の結
果、前記電気配線の接続状態が異常であるときは、当該
電動送風機に対する電源供給を停止制御するように構成
したことによって上述の課題を解決している。
【0007】また、本発明においては、前記制御装置が
前記電気配線の接続状態が異常であると判定したとき
は、前記電動送風機を停止制御するように構成したこと
によって上述の課題を解決している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
電気掃除機を図面を参照して詳細に説明する。まず、図
1を参照して本発明の実施の形態に従う電気掃除機の概
略構成を説明する。図1において、本実施の形態の電気
掃除機は、掃除機本体2と空気吸引体4とから構成され
る。掃除機本体2は、内部がいくかつの室に仕切られ、
空気と共に吸引した塵埃を集めるための構造を備えた集
塵室6と、電気掃除機全体の駆動とか制御のための部品
が収納されている駆動制御室8を有している。集塵室6
内にはプラスチックとかポリエチレンなどとかその他の
材料で構成された集塵袋10が外部から交換可能に備え
られ、駆動制御室8内には空気を吸引するためのモータ
とファンとを一体に備えてなる電動送風機12と、マイ
クロコンピュータなどの制御部品とか電源部品などを備
えた制御装置14とが配備されている。掃除機本体2の
上面部分には電気掃除機の動作状態を使用者に表示する
ためのLED等の適宜の表示素子が内蔵されて構成され
た表示部16が配備されている。
【0009】空気吸引体4は、掃除機本体2に一端側が
着脱可能に接続されるものでフレキシブルな構造を有す
る吸引ホース15と、使用者の選択で該吸引ホース15
他端側に着脱可能に取り付けられるもので伸縮可能な構
成を備えた延長管18と、この延長管18に接続される
もので各種空気吸込用途に応じた構造に備えた空気吸込
口20とを有している。そして、吸引ホース15の他端
側には曲がりパイプ22が一体に備えられ、この曲がり
パイプ22には手元操作部24が配備されている。延長
管18は、この曲がりパイプ22に接続されるようにな
っている。また、手元操作部24からの操作信号を掃除
機本体2の制御装置14に伝送するための一対の電気配
線(不図示)が吸引ホース15の他端側から一端側まで
の間に配設されている。この電気配線を説明の都合で吸
引ホース15側の電気配線という。また、掃除機本体2
側にも手元操作部24からの操作信号を制御装置14に
伝送するための一対の電気配線(不図示)が配設されて
いる。この電気配線を説明の都合で掃除機本体2側の電
気配線という。また、吸引ホース15内と掃除機本体2
とが接続されたときに接触する一対の接点がそれぞれ吸
引ホース15側と掃除機本体2とにあり、それぞれの一
対の接点は付属体側と本体側それぞれ対応する一対の電
気配線に接続されている。
【0010】そして、吸引ホース15を掃除機本体2に
接続すると、吸引ホース15側の電気配線の各接点と掃
除機本体2側の電気配線の各接点とが接触接続されて、
手元操作部24からの操作信号が制御装置14に伝送さ
れるようになっている。この場合、吸引ホース15の掃
除機本体2に対する接続状態が不良であると前記両接点
の接触状態が不良となる結果、吸引ホース15側の電気
配線は電気的に開放状態となる。また、吸引ホース側の
接点どうしが電気的に短絡したり、吸引ホース15側の
電気配線そのものどうしが電気的に接触して短絡状態が
発生する。こうした吸引ホース側の電気配線が開放ない
しは短絡となる状態があるが、ここではそれ以上の詳し
い説明は省略する。
【0011】また制御装置14と電動送風機12との
間、制御装置14と表示部16との間もそれぞれ不図示
の電気配線で電気的に接続されている。
【0012】こうした構造を備えた電気掃除機におい
て、掃除機本体2に吸引ホース15が接続されている状
態で使用者が手元操作部24を操作すると、手元操作部
24からの操作信号が前記電気配線を介して掃除機本体
2内の制御装置14に送られる結果、制御装置14はそ
の操作信号の内容に従った運転制御を行って電動送風機
12を駆動し、これによって、吸込口20、延長管18
および吸引ホース15を経て空気が塵埃と共に掃除機本
体2の集塵室6内の集塵袋10内に吸い込まれ、塵埃は
この集塵袋10内に集塵されることで塵埃が除去された
空気が図中矢印で示す経路に沿って電動送風機12の排
気として掃除機本体2の後部排気口から排出される。
【0013】図2を参照して本実施の形態の電気掃除機
の内部回路構成について説明する。この場合、本実施の
形態において電動送風機12を構成するモータとしては
直流ブラシレスモータ(以下、単にモータという)に適
用して説明されるが、他のモータ、例えば誘導モータ、
リアクタンスモータ、さらにはヒステリシスモータ等の
インバータモータでも構わないことはもちろんである。
【0014】図2において、電源プラグ26が不図示の
100V商用交流電源コンセントに接続されることで、
100V商用交流電源からモータ駆動用直流電源を生成
する直流電源回路部28と他の回路への直流電源を供給
するための直流電源回路部30とに供給される。直流電
源回路部28は、スイッチSW1と整流器RDと平滑コ
ンデンサC1とを備え、スイッチSW1を介して供給さ
れる交流電源は整流器RDで整流され平滑コンデンサC
1で平滑にされる。こうして直流電源回路部28からの
モータ駆動用直流電源はインバータ回路32に供給され
る。インバータ回路32は6つのFETQ1〜Q6を有
し、各FETQ1〜Q6がスイッチング駆動されること
で入力されてくる直流電源を交流電源に変換する。この
インバータ回路32は3つの出力線L1〜L3を有して
おり、この出力線L1〜L3にモータ12が接続されて
いる。モータ12は、4極の永久磁石を界磁とした回転
子RTと3つの電機子巻線STとを備え、各電機子巻線
ST端部がインバータ回路32の各出力線L1〜L3に
接続されており、インバータ回路32の出力によって回
転駆動されるとともにその回転軸に不図示の送風ファン
を備えている。
【0015】ここで、インバータ回路32は、120度
通電型インバータであって、パルス幅変調回路36でパ
ルス幅変調されるモータ駆動回路38からの駆動パルス
で各FETQ1〜Q6がスイッチング制御される。電流
検出回路40は、モータ12の駆動電流を検出する。C
PUとROMとRAMとを含むマイクロコンピュータ内
蔵の制御回路42は、電流検出回路40の駆動電流検出
出力の入力によってモータ12の停止等の回転状態を検
出する。磁気センサからなる位置検出回路44は、モー
タ12における回転子RTの位置を検出する。制御回路
42はこの位置検出出力の入力によってモータ12の回
転速度を検出することができる。回転数検出回路46は
モータ12の回転数を検出する。手元操作部24の操作
信号は制御回路42に入力される。制御回路42は、こ
の操作信号に応答してモータ12の運転を制御する。制
御回路42は、運転制御の状態を表示部16に表示させ
る。
【0016】手元操作部24の電気的回路構成について
図3を参照して説明する。手元操作部24は電気回路的
には、制御回路42のA/D変換基準電圧部Vccと制
御回路24のA/D変換入力ポートI1との間に主抵抗
R0と副抵抗R1〜R3とが直列に接続され、A/D変
換基準電圧部Vccと各抵抗R0〜R3の接続部との間
にスイッチS1〜S4が接続され、A/D変換入力ポー
トI1が抵抗R4で接地された構成となっている。そし
て、すべてのスイッチS1〜S4がオフのときは図4で
示すようにA/D変換入力ポートI1の出力電圧が電圧
値V0となり、スイッチS1のみがオンのときは電圧値
V1となり、スイッチS2のみがオンのときは電圧値V
2となり、スイッチS3のみがオンのときは電圧値V3
となり、スイッチS4のみがオンのときは電圧値V4と
なる。このような電圧関係において手元操作部24から
制御回路42での吸引ホース15側の一対の電気配線L
4,L5間が電気的に短絡された場合は、A/D変換入
力ポートI1の出力電圧はA/D変換基準電圧Vccと
なる。また、電気配線L4,L5間が電気的に開放され
た場合は電圧値V0以下の電圧値VGとなる。このよう
に手元操作部24の操作信号の電圧値範囲がVG〜Vc
cであれば正常な操作信号出力状態となる。
【0017】次に制御回路42内のCPUの制御動作に
ついて図5のフローチャートを参照して説明する。電源
プラグ26が不図示のコンセントに接続されて100V
商用交流電源が投入されることで各直流電源回路部2
8,30それぞれ直流電源が生成出力されている待機状
態となる。そして、この待機状態で手元操作部24が操
作されていない状態では、制御回路42のA/D変換入
力ポートI1には手元操作部24により設定された電圧
値V0の操作電圧が入力されている。そして、使用者が
手元操作部24のスイッチS1〜S4のいずれかを操作
することにより、その操作に対応した電圧値V0〜V4
の操作電圧がA/D変換入力ポートI1に入力される。
制御回路42は、電圧値V0〜V4の各操作電圧に応じ
た運転を開始する(n1)。ここで、制御回路42は、
吸引ホース15の掃除機本体2に対する接続不良、及び
吸引ホース15内での電気配線の断線、および短絡等、
手元操作部24と掃除機本体2との間の電気配線に異常
が発生したか否かの判定を、A/D変換入力ポートI1
部への操作電圧の電圧値が前記正常電圧範囲内VG〜V
ccにあるか否かに基づいて行う(n2)。ここで前記
異常が無く、したがって、A/D変換入力ポートI1へ
の操作電圧の電圧値が正常電圧範囲内VG〜Vcc内に
あるときはその操作電圧の電圧値から手元操作部24の
操作状況を判別し(n3)、この操作に従ってモータ1
2を運転処理する(n4)。
【0018】一方、前記異常が発生していて、A/D変
換入力ポートI1への操作電圧の電圧値が前記正常動作
電圧範囲VG〜Vcc外となると、制御回路42はこれ
を手元操作部24の異常と判定する。ここで、この異常
が使用者が単に吸引ホース15の掃除機本体2に対する
差し込み不良であっただけで使用者がすぐに気づく場合
もあり、異常の都度に後述の制御をしたのでは却って不
具合なことがある。そこで、この異常状態が基準とする
一定時間継続するか否かを判定する(n5)。基準とす
る一定時間を経過するまでの間にその異常が無くなり正
常に回復することもあるからn1に戻って上述の各制御
を行う。したがって、n2で正常と判定するとn3に移
行する。しかし、この一定の時間が経過してもなお異常
が継続していると判定すると、制御回路42は手元操作
部24の異常と判断し(n6)、インバータ回路32に
対してモータ12の運転を停止制御する(n7)。この
停止はインバータ回路32内のFETQ1〜Q6をOF
Fすることにより行う。制御回路42は、電流検出回路
40の出力によりモータ12の停止を判別するが、位置
検出回路44の出力によっても確認可能である。
【0019】制御回路42は、モータ12の運転停止の
処理を行った後に、直流電源回路部28の入力段に設け
られたリレー、またはトライアック等で構成されたスイ
ッチをOFFし、直流電源回路部28への電源を遮断す
る(n8)。そして、手元操作部24からA/D変換入
力ポートI1に入力される操作電圧が通常の電圧値範囲
G〜Vccにあるか否かの判定を行い(n9)、その
操作電圧が通常の電圧値範囲VG〜Vcc内に無ければ
異常であるとし表示部16にそのことを表示させ(n1
0)、その操作電圧が通常の電圧値範囲VG〜Vcc内
に無くなればその異常表示を解除し(n11)、初期状
態に復帰する(n12)。
【0020】なお、前記異常表示においては、本体1の
表示部16に設けられたLED等の表示手段により、曲
がりパイプ22に設けた手元操作部24までの間で制御
不能状態であることを使用者に表示する。この場合、正
常運転時には無い点灯、点滅パターンを用い、異常状態
が的確に表示されることにより、回復の手助けとなる。
この場合、表示部による表示形態を、正常運転時と、電
気配線の短絡時と、電気配線の開放時とで互いに異なら
せて行っても構わない。例えば正常運転時では点灯、電
気配線の短絡時ではある周期での点滅、電気配線の開放
時では前記点滅とは異なる周期の点滅で行うことで使用
者は、前記状態を容易に判別できる。
【0021】また、手元操作部14と掃除機本体2内の
制御装置14との間の電気配線の電気的な開放、短絡も
判別して表示することにより、異常状態の内容解析の手
助けを行うこともできる。また、表示パターンの組み合
わせを変化させることにより上記手元操作部24の異常
の他にも、モータ電流異常や、回転数異常、モータロッ
ク等、各種センサからの異常検出を受けて表示すること
により、システムの自己診断を行うことも可能となり、
より安全な掃除機を提供できるメリットがある。
【0022】ここで、表示部16における表示例を図6
を参照して説明すると、この表示部16は、掃除機本体
2の幅方向一例状態で「強」の記号とそれを表示する表
示素子例えばLED(運転強モード表示用LED)と、
「弱」の記号とそれを表示する表示素子例えばLED
(運転弱モード表示用LED)と、「ゴミサイン」の記
号とそれを表示する表示素子例えばLED(ゴミサイン
モード表示用LED)との3つの表示素子が配設されて
おり、各表示素子の点灯状態によって次の表に従う運転
モードにあることを使用者に知らせられるようになって
いる。なお、停止待機モード(運転強モード表示用LE
D消灯、運転弱モード表示用LED消灯、ゴミサインモ
ード表示用LED消灯)は電気掃除機が停止待機モード
にあることを、強運転モード(運転強モード表示用LE
D点灯、運転弱モード表示用LED消灯、ゴミサインモ
ード表示用LED消灯)は電気掃除機の塵埃吸引パワー
が強いことを、弱運転モード(運転強モード表示用LE
D消灯、運転弱モード表示用LED点灯、ゴミサインモ
ード表示用LED消灯)は電気掃除機の塵埃吸引パワー
が弱いことを、ゴミサインモード(運転強モード表示用
LED消灯、運転弱モード表示用LED消灯、ゴミサイ
ンモード表示用LED点灯)は集塵袋10が交換時期に
あることをそれぞれ意味している。そして、いずれの表
示素子も点滅しているときは手元操作部24に異常が発
生していることを意味している。この点滅を前述したよ
うに電気配線の短絡時ではある周期での点滅、電気配線
の開放時では前記点滅とは異なる周期の点滅で行うこと
で使用者は、前記状態を容易に判別できる。これによっ
て、使用者はその表示素子の状態から電気掃除機の運転
状態を容易に知ることができる。また、上記に示されて
いないモードの点灯点滅パターンはその他の異常状態を
示すものとしてよい。
【0023】なお、本実施の形態では上述のように前記
各LEDそれぞれが掃除機本体2の幅方向に一列に配設
されているので例えば図1および図1の表示部16の要
部断面を示す図7(a)と要部平面を示す図7(b)を
参照して説明するように掃除機本体2の前部(前ハンド
ル)2aを上にし後部2bを例えば床とか畳の上に接し
た状態で立てた場合、それぞれのリード50が基板52
に半田付けされている各LED16a〜16c(16a
は前記運転強モード表示用LED、16bは運転弱モー
ド表示用LED、16cはゴミサインモード表示用LE
D)はその立てた状態で重力がかかる結果、リード50
が曲がってくることになるが、互いのLED16a〜1
6cどうしの間ではそのリード50が曲がっても相互に
干渉することがないから、表示部16における故障が発
生しにくくなる。
【0024】なお、本実施の形態では掃除機本体2に表
示部16を設けているが、手元操作部24を有する曲が
りパイプ24に設けることも可能である。
【0025】以上のように本実施の形態の電気掃除機に
おいては、掃除準備が整っていない状態、すなわち掃除
機本体2側の電源プラグ26がコンセントに接続されて
いるにもかかわらず、吸引ホース15が掃除機本体2に
接続されていなかったり、または接続が不完全であった
りした場合の誤運転をなくした電気掃除機を得ることが
できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次の効果
を得られる。
【0027】請求項lによれば、電気配線の接続状態が
異常であるとときは、電動送風機に対する電源供給を停
止制御するので、電気配線が異常で手元操作部による操
作制御が不能な状態のときは、確実に電動送風機を停止
させて待機時の不要な電力を削減することができる。
【0028】請求項2によれば、電気配線の接続状態が
異常であると判定したときは、前記電動送風機を停止制
御するので、電気配線の接続状態が異常で手元操作部に
よる操作制御が不能な状態であるのに電動送風機が運転
されてしまって使用者の意図とは相違した使用状態で掃
除機が運転されてしまうことを防止できる。
【0029】請求項3によれば、手元操作部に電気配線
の接続状態に異常が発生していることを表示する表示手
段を備えたから、その表示手段の表示により使用者に手
元操作部による操作制御が不能な状態にあることを報知
でき、これによって誤使用の防止、不安感をなくせる結
果、掃除機の使用上の信頼性と安全性とが向上する。
【0030】請求項4によれば、前記異常な接続状態が
一定時間継続されたときに手元操作部に異常が発生した
と判定するから、単なるノイズ等による瞬間的な異常で
あるとか吸引ホース接続部の瞬間的な接触不良といった
程度で、毎回、電動送風機が停止して掃除ができなくな
るといった不具合がなくなり、使用者に便利であるとと
もに、電動送風機の再起動等の不必要な操作をさせる必
要をなくせる。
【0031】請求項5によれば、前記異常な接続状態が
解消されたときは、前記表示手段における異常表示を中
止しかつ前記電動機に対する電源供給を再開するので、
使用者にとっては運転状態が正常に復帰したことが判明
して安心であると共に電動送風機への電源供給を安全に
再開できる。
【0032】請求項6によれば、表示手段による表示形
態を、正常運転時と、前記電気配線の短絡時と、前記電
気配線の開放時とで互いに異ならせて行うので、故障時
の異常箇所およびその内容が即座に判断できるので、修
理が迅速に行える。
【0033】請求項7によれば、表示手段を、運転状態
それぞれを個別に表示する複数の表示素子で構成し、各
表示素子それぞれを、前記掃除機本体の幅方向に一列に
配設したので、掃除機本体の前部ハンドルを上にし後部
平面を例えば床とか畳の上に接した状態で立てた場合、
表示素子はそのリードが基板に半田付けされているが、
表示素子がその状態で重力がかかる方向に傾いてリード
が曲がることになるが、互いの表示素子どうしの間では
そのリードが曲がっても相互に干渉しないから、表示部
における故障が発生しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による電気掃除機の全体の
概略構成図
【図2】図1の手元操作部の回路構成図
【図3】図1の手元操作部の出力信号図
【図4】図1の手元操作部の操作電圧を示す図
【図5】図1の手元操作部の異常処理のフローチャート
【図6】図1の表示部の表示構成図
【図7】表示部の要部を示し(a)は断面図、(b)は
平面図を示す。
【符号の説明】
2 掃除機本体 4 付属体 6 集塵室 8 駆動制御室 10 集塵袋 12 電動送風機(モータ) 14 制御装置 15 吸引ホース 16 表示部 22 曲がりパイプ 24 手元操作部 28 モータ駆動用直流電源回路部 32 インバータ回路 42 制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掃除機本体とこれに接続される空気吸引体
    とを有し、前記掃除機本体は、電源の供給により駆動可
    能とされる電動送風機と、この電動送風機を操作信号に
    応答して駆動制御する制御装置とを備え、前記空気吸引
    体は、前記掃除機本体に接続された状態で前記電動送風
    機の運転によって空気吸引を行うものであって操作に対
    応した操作信号を出力する手元操作部を具備し、かつ前
    記掃除機本体に接続された状態で前記操作信号を前記掃
    除機本体内の前記制御装置に入力するための電気配線が
    配設されている電気掃除機において、 前記制御装置は、前記操作信号の状態から前記電気配線
    の接続状態を判定し、この判定の結果、前記電気配線の
    接続状態が異常であるときは、当該電動送風機に対する
    電源供給を停止制御することを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記制御装置は、前記電気配線の接続状態が異常である
    と判定したときは、前記電動送風機を停止制御すること
    を特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記手元操作部に前記異常な接続状態が発生したことを
    表示する表示手段を備えたことを特徴とする電気掃除
    機。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3いずれかにおいて、 前記制御装置は、前記異常な接続状態が一定時間継続さ
    れたときに前記手元操作部に異常が発生したと判定する
    ことを特徴とする電気掃除機。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4いずれかにおいて、 前記制御装置は、前記接続状態の異常が解消されたとき
    は、前記表示手段における異常表示を中止しかつ前記電
    動機に対する電源供給を再開することを特徴とする電気
    掃除機。
  6. 【請求項6】請求項3において、 前記表示手段による表示形態を、正常運転時と、前記電
    気配線の短絡時と、前記電気配線の開放時とで互いに異
    ならせて行うことを特徴とする電気掃除機。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記表示手段を、運転状態それぞれを個別に表示する複
    数の表示素子で構成し、各表示素子それぞれを、前記掃
    除機本体の幅方向に一列に配設したことを特徴とする電
    気掃除機。
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