JPH0910152A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH0910152A
JPH0910152A JP15969495A JP15969495A JPH0910152A JP H0910152 A JPH0910152 A JP H0910152A JP 15969495 A JP15969495 A JP 15969495A JP 15969495 A JP15969495 A JP 15969495A JP H0910152 A JPH0910152 A JP H0910152A
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JP
Japan
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motor
main body
body case
traveling direction
circuit
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JP15969495A
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English (en)
Inventor
Noriaki Senda
典明 千田
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で作業者が掃除状況に対応して適
宜回転清掃体の回転方向を設定でき掃除性が向上する電
気掃除機を提供する。 【構成】 操作手段で走行モードを設定し、整流手段に
て交流電源を正の極性の脈流に整流する。吸込口本体の
走行で走行方向検出手段により動作部48にてスイッチSW
1 〜SW4 を連動して切り換える。前進の際矢印(1)、
後退の際矢印(2)に電流が流れ、直流電動機31は回転
方向(ア)の走行方向に対し清掃ブレード21が順回転し
楽に走行できる。操作手段でごみ取れモードを設定し、
整流手段にて交流電源を負の極性に整流する。吸込口本
体の走行で走行方向検出手段により動作部48にてスイッ
チSW1 〜SW4 を連動して切り換える。前進の際矢印
(3)、後退の際矢印(4)に電流が流れ、直流電動機
31は回転方向(イ)の走行方向に対し清掃ブレード21が
逆回転しごみ取れ性が向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転清掃体を回転させ
る電動機の駆動方向を走行方向に対応して反転制御する
電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機としては、例
えば特開昭56−68418号公報および特開平5−2
19789公報に記載の構成が知られている。
【0003】この特開昭56−68418号公報に記載
の電気掃除機は、吸込口を開口する本体ケースの底部に
設けた走行方向検出手段にて走行方向を検出し、吸込口
に臨んで軸支した回転清掃体を検出した走行方向に対し
て逆回転となるように、走行方向検出手段に連動するス
イッチを切り換えて直流電動機の回転を反転させてい
る。
【0004】しかしながら、この特開昭56−6841
8号公報に記載のものは、掃除中に頻繁に行われる走行
方向の反転の度に、走行方向検出手段に連動して切り替
わるスイッチに、直流電動機の逆起電力がなくなるによ
り大電流が流れて接点スパークを生じて直流電動機の誤
作動や回路の損傷などを生ずるおそれがある。
【0005】一方、特開平5−219789号公報に記
載の電気掃除機は、半導体スイッチング素子を用いて接
点スパークの発生を防止した構成、すなわち、吸込口本
体に清掃ブレードなどの回転清掃体を備え、この回転清
掃体を正逆駆動自在の直流電動機により回転駆動してい
る。そして、4つの半導体スイッチング素子であるトラ
ンジスタが入力端間に直流電源が接続され、架橋部間に
この直流電動機が接続されてブリッジ状に接続され、直
流電源間に直列状に接続されたトランジスタはそれぞれ
オンおよびオフ状態のうち異なる状態で、かつ、対角上
に位置するトランジスタ同士はオンおよびオフのうちそ
れぞれ同一状態にする制御手段により、直流電動機の駆
動方向を制御するようになっている。
【0006】しかしながら、この特開平5−21978
9号公報に記載のものは、直流電動機の駆動方向と電圧
が印加されるトランジスタとが対応するため、例えば吸
込口本体の押動である前進状態では特定のトランジスタ
のみ電流が流れるため、回転清掃体に床面からの抵抗な
どの負荷が掛る押動に対応するトランジスタが発熱し、
損傷するおそれがある。
【0007】ところで、吸込口本体の走行方向に対して
回転清掃体を逆回転に回転させる場合には、絨毯などか
らの塵埃の掻き出し性が向上し、ごみ取れ性が向上する
一方、回転清掃体を順回転させる場合には、吸込口体の
走行が補助され走行性が向上し掃除作業性が向上する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
56−68418号公報および特開平5−219789
公報に記載の電気掃除機において、直流電動機の駆動方
向を走行方向に対して順回転または逆回転となるように
スイッチにて適宜切り換え可能としても、上述したよう
に、特開昭56−68418号公報に記載の従来の電気
掃除機では、掃除中に頻繁に行われる走行方向の反転毎
に切り替わるスイッチに、大電流が流れて接点スパーク
を生じて回路の損傷などを生ずるおそれがある。また、
走行方向に対して回転清掃体が逆回転であるため、絨毯
などからの塵埃の掻き出し性が向上し、ごみ取れ性が向
上するが、吸込口体の走行に対して抵抗となり走行性が
阻害され掃除作業性が低下する問題がある。
【0009】一方、特開平5−219789号公報に記
載の従来の電気掃除機では、電動機の駆動方向に対応し
て特定のトランジスタのみ電流が流れるため、発熱し熱
ストレスが生じてトランジスタが損傷するおそれがある
とともに、吸込口本体の走行方向に対して回転清掃体が
順回転または逆回転のいずれかに設定されているため、
回転清掃体を逆回転させる場合はごみ取れ性が向上する
一方掃除作業性が低下し、回転清掃体を順回転させる場
合は走行性は向上するがごみ取れ性が低下する問題があ
る。
【0010】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、簡単な構成で作業者が掃除状況に対応して適
宜回転清掃体の回転方向を設定でき掃除性が向上する電
気掃除機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機は、本体ケースと、この本体ケース内に回転自在に設
けられた回転掃除体と、前記本体ケース内に収納され前
記回転掃除体を回転駆動する正逆駆動自在の直流電動機
と、この直流電動機の駆動状態を設定する操作手段と、
前記本体ケースに設けられこの本体ケースの走行方向を
検出する走行方向検出手段と、この走行方向検出手段に
て検出した前記本体ケースの走行方向に対応して前記操
作手段にて設定された駆動状態に基づき前記直流電動機
の駆動方向を反転させる制御手段とを具備したものであ
る。
【0012】請求項2記載の電気掃除機は、本体ケース
と、この本体ケース内に回転自在に設けられた回転掃除
体と、前記本体ケース内に収納され前記回転掃除体を回
転駆動する正逆駆動自在の直流電動機と、この直流電動
機の駆動状態を設定する操作手段と、前記本体ケースに
設けられこの本体ケースの走行方向を検出する走行方向
検出手段と、前記直流電動機の駆動を制御する制御手段
とを備え、制御手段は、交流電源を前記操作手段の切り
換え操作に対応して正または負の極性の脈流に切り換え
て整流する整流手段と、入力端間に前記整流手段にて一
の極性に整流された電源が接続され架橋部間に前記直流
電動機が接続されてブリッジを構成しそれぞれ制御端子
を有する複数の双方向制御素子、一端が前記双方向制御
素子の制御端子にそれぞれ接続され他端が前記双方向制
御素子の一端にそれぞれ接続された複数のスイッチ、お
よび、走行方向検出手段による前記本体ケースの走行方
向に対応して前記入力端間に直列状に接続された前記ス
イッチ同士はそれぞれオンおよびオフ状態のうち異なる
状態で、かつ、対角状に位置する前記スイッチ同士はオ
ンおよびオフ状態のうち同一状態に切り換える動作部を
備えた切換手段とを備え、前記操作手段の操作に対応し
て前記整流手段にて整流する前記脈流電源の極性を反転
させるものである。
【0013】請求項3記載の電気掃除機は、本体ケース
と、この本体ケース内に回転自在に設けられた回転掃除
体と、前記本体ケース内に収納され前記回転掃除体を回
転駆動する正逆駆動自在の直流電動機と、この直流電動
機の駆動状態を設定する操作手段と、前記本体ケースに
設けられこの本体ケースの走行方向を検出する走行方向
検出手段と、前記電動機の駆動を制御する制御手段とを
備え、制御手段は、交流電源を正または負の極性に整流
する整流手段と、この整流手段にて整流された脈流電源
の極性を認識する極性認識手段とを備え、前記走行方向
検出手段にて検出された前記本体ケースの走行方向、お
よび、前記極性認識手段にて検出された脈流電源の極性
に基づいて前記直流電動機の駆動状態を制御するもので
ある。
【0014】請求項4記載の電気掃除機は、請求項1な
いし3いずれか記載の電気掃除機において、床面のごみ
量を検出するごみセンサおよび本体ケースの走行性を検
出する走行センサの少なくともいずれか一を備えたもの
である。
【0015】請求項5記載の電気掃除機は、請求項4記
載の電気掃除機において、制御手段は、ごみセンサにて
床面のごみ量が多い旨の検出により走行方向検出手段に
て検出した本体ケースの走行方向に対して直流電動機を
逆回転に制御、または、走行センサにて走行性が悪い旨
の検出により、走行方向検出手段にて検出した本体ケー
スの走行方向に対して直流電動機を順回転に制御するも
のである。
【0016】
【作用】請求項1記載の電気掃除機は、制御手段によ
り、床面のごみ量や床面の種類などに応じて作業者が操
作手段にて直流電動機の駆動方向を適宜設定し、この設
定された駆動方向に基づき走行方向検出手段にて検出し
た本体ケースの走行方向に対応して直流電動機の駆動方
向を反転させるため、ごみ取り性を重視した掃除や本体
ケースの走行性を向上させて掃除作業性を重視した掃除
などの掃除状況に対応して直流電動機の駆動方向が設定
可能で、掃除性が向上する。
【0017】請求項2記載の電気掃除機は、制御手段に
より、ブリッジを構成する各双方向制御素子の制御端子
および一端間に接続されたスイッチを、走行方向検出手
段にて検知した本体ケースの走行方向に対応して入力端
間に直列状のスイッチ同士はそれぞれオンおよびオフ状
態のうち異なる状態でかつ、対角状のスイッチ同士は同
一状態に動作部にて切り換え、床面のごみ量や床面の種
類などに応じてごみ取り性を重視した掃除や本体ケース
の走行性を向上させて掃除作業性を重視した掃除などの
掃除状況を作業者が操作手段にて設定することにより、
直流電動機の駆動方向に対応してブリッジの入力端に接
続され整流手段にて一の極性に整流される脈流電源の極
性を反転させてブリッジの架橋部間に接続する直流電動
機の駆動方向を反転させるため、本体ケースの走行方向
ごとに異なる対角状に位置する双方向制御素子がオン
し、双方向制御素子の発熱が抑制され発熱による損傷が
防止される簡単な構成で、ごみ取り性を重視した掃除や
本体ケースの走行性を向上させて掃除作業性を重視した
掃除などの掃除状況に対応して直流電動機の駆動方向が
設定可能で、掃除性が向上する。
【0018】請求項3記載の電気掃除機は、制御手段に
より、整流手段にて正または負の極性に整流した脈流電
源の極性を極性認識手段にて認識し、この認識した極性
と走行方向検出手段にて検出された本体ケースの走行方
向とに基づいて、直流電動機の駆動状態を制御するた
め、例えばスイッチング素子をチョッピングして、本体
ケースの走行方向に対応した直流電動機の駆動方向の反
転時の電流を小さくするなどの細かな駆動制御が可能と
なる。
【0019】請求項4記載の電気掃除機は、請求項1な
いし3いずれか記載の電気掃除機において、床面のごみ
量を検出するごみセンサおよび本体ケースの走行性を検
出する走行センサの少なくともいずれか一を設けるた
め、例えばごみセンサにてごみ量が多い旨を検知した場
合に本体ケースの走行方向に対して回転清掃体を逆回転
させるように作業者に報知あるいは回転清掃体を走行方
向に対して逆回転に反転させる制御をしたり、走行セン
サにて本体ケースの走行性が悪い旨を検知した場合に本
体ケースの走行方向に対して回転清掃体を順回転させる
ように作業者に報知あるいは回転清掃体を走行方向に対
して順回転に反転させる制御をでき、さらに掃除性が向
上する。
【0020】請求項5記載の電気掃除機は、請求項4記
載の電気掃除機において、制御手段により、ごみセンサ
にて床面のごみ量が多い旨の検知にて走行方向検出手段
にて検出した本体ケースの走行方向に対して直流電動機
を逆回転に制御、または、走行センサにて走行性が悪い
旨の検知により、走行方向検出手段にて検出した本体ケ
ースの走行方向に対して直流電動機を順回転に制御する
ため、さらに掃除性が向上する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の電気掃除機の一実施例の構成
を図面を参照して説明する。
【0022】図4において、1は電気掃除機本体で、こ
の電気掃除機本体1には、ホース2の基端が着脱自在に
接続され、このホース2の先端には後方に向けて分岐さ
れた形状の手許操作部3が設けられ、この手許操作部3
には図5および図6に示すように、各種の操作ボタン3a
や掃除モード切換スイッチ3bなどを備えた操作手段3cが
設けられている。また、この手許操作部3の先端には、
着脱自在の延長管4を介して、吸込口本体5が装着され
ている。
【0023】そして、吸込口本体5は、図7に示すよう
に、走行方向に横長矩形状の本体ケース6を有し、この
本体ケース6内の前方には略左右方向に吸込室11が区画
形成されている。さらに、本体ケース6内には、後側略
中央に吸込室11に連通する風路室12と、この風路室12の
一端側に位置する電動機室13と、この風路室12の他端側
に位置する制御室14とが区画形成されている。そして、
図示しない床面と対向する吸込口本体5の下面には、吸
込室11の吸込口15が開口形成されている。
【0024】また、吸込口本体5の略中央後部には、連
結管20の一端が上下方向に回動自在に設けられ、吸込室
11、風路室12、連結管20、延長管4およびホース2を介
して電気掃除機本体1に連通するようになっている。
【0025】さらに、この吸込室11内には回転清掃体で
ある清掃ブレード21が回転自在に支持され、この清掃ブ
レード21の一端にはプーリ22が形成されて、本体ケース
6内に回転自在に支持されている。なお、清掃ブレード
21は、例えば板の間などの平坦な床面には接触せず、例
えば絨毯や畳などの弾性変形する床面に接触するよう
に、清掃ブレード21の下端部が吸込口15から僅かに下方
に突出して設けられている。
【0026】一方、電動機室13には正逆回転自在の直流
電動機25が収納され、この直流電動機25の図示しない駆
動軸には駆動プーリ26が設けられ、清掃ブレード21のプ
ーリ22と駆動プーリ26との間には駆動ベルト27が掛け渡
され、直流電動機25により清掃ブレード21が回転される
ようになっている。
【0027】また、制御室14には、切換手段31を搭載す
る複数の回路基板32が設けられている。さらに、制御室
14には走行方向を検出する走行方向検出手段33が設けら
れている。
【0028】そして、この走行方向検出手段33は、図8
に示すように、下面を開口した押圧体収納室35を有し、
この押圧体収納室35には、揺動軸36に揺動自在に軸支さ
れかつ下方に向かって弾性的に押圧された押圧体37が収
納されている。また、この押圧体37には下側に向かって
接触片37a が突設され、この接触片37a が常時床面に接
触するようになっている。また、この揺動軸36には押圧
体収納室35の外側に位置して押圧レバー38が設けられ、
この押圧レバー38が回路基板32に接続され吸込口本体5
の走行方向を検知する回転切換スイッチ39を押動するよ
うになっている。そして、吸込口本体5の前進・後退に
伴い、押圧体37の接触片37a が床面に摺接して前後に揺
動し、揺動軸36および押圧レバー38を介して回転切換ス
イッチ39を押動し、吸込口本体5の走行方向を検出し
て、直流電動機25の回転方向を正逆方向に切り換え制御
するようになっている。
【0029】さらに、図6に示すように、吸込口本体5
の四隅には、従動前輪40,40および従動後輪41,41が回
転自在に軸支されている。
【0030】次に、図1ないし図3を参照して、電気回
路について説明する。
【0031】まず、図3に示すように、商用交流電源E
にヒューズF1 および電力制御用のトライアックT1
介して、電気掃除機本体1に内蔵された電動送風機42が
接続されている。また、商用交流電源Eには、ヒューズ
1 を介して、各トライアックT1 を制御する電気掃除
機本体1に内蔵された本体制御部43が接続されている。
さらに、この本体制御部43には、図2に示す整流手段4
4、図1に示す切換手段31、この切換手段31を切り換え
る図1に示す動作部45からなる制御手段としての図示し
ない電動機制御部と吸込口本体5に内蔵された直流電動
機25とからなるブレード部47c と、ホース2の手許操作
部3に設けられた操作手段3cとが接続され、これらブレ
ード部47c と操作手段3cとが接続されている。
【0032】そして、整流手段44は、本体制御部43を介
して入力端間に商用交流電源Eが接続される整流回路46
を有し、この整流回路46の出力端子に図5および図6に
示すホース2の手許操作部3の操作手段3cを構成する掃
除モード切換スイッチ3bが接続されている。さらに、掃
除モード切換スイッチ3bは切換スイッチ3b1 ,3b2 、を
有し、この切換により一の極性に整流された脈流電源
が、走行性を向上させる旨の走行モードに対応する極性
に整流されたことを表示する直列回路47a と、ごみ取り
性が向上する旨のごみ取りモードに対応する極性に整流
されたことを表示する直列回路47b とから構成された表
示部47が接続されている。そして、直列回路47a はダイ
オードD1 と抵抗R1 と発光ダイオードLD1 とが直列に
接続され、直流回路47b はダイオードD2 と抵抗R
2 と、発光ダイオードLD2 とが直列に接続され、直列回
路47a と直列回路47b との順方向電流が逆となるように
形成されている。
【0033】一方、切換手段31は、図1に示すように、
ブリッジを構成する4つのスイッチング素子である双方
向制御素子としての双方向サイリスタ、例えばトライア
ックS1 ,S2 ,S3 ,S4 の入力端間が、図2に示す
商用交流電源Eを一の極性に整流された整流手段44の出
力端子AA,BB間に接続され、架橋部間に直流電動機25が
接続されている。さらに、各トライアックS1 〜S4
ゲートおよび一端間には、オンおよびオフを切り換える
スイッチSW1 ,SW2 ,SW3 ,SW4 と、抵抗R11,R12
13,R14との直列回路がそれぞれ接続されている。ま
た、これらスイッチSW1 〜SW4 には、走行方向検出手段
33にて検知された走行方向に対応してスイッチSW1 〜SW
4 のオンおよびオフを切り換える動作部45が設けられて
いる。なお、動作部45は、ブリッジの入力端間に直列状
に接続されるスイッチSW1 〜SW4同士は少なくともいず
れか一方がオフの状態の異なる状態で、かつ、対角状に
位置するスイッチSW1 〜SW4 同士はオンおよびオフ状態
のうち同一状態に切り換えるようになっている。
【0034】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0035】まず、電気掃除機本体1にホース2、延長
管4および吸込口本体5を接続し、商用交流電源Eを供
給する。そして、ホース2の手許操作部3を把持し、操
作手段3cを構成する各種操作ボタン3aを操作して電動送
風機42を所定の駆動状態に駆動させ、手許操作部3を押
したり引いたりして吸込口本体5を床面上で走行させ
る。この吸込口本体5の床面上での走行により、床面に
接触する走行方向検出手段33の接触片37a が揺動し、回
転切換スイッチ39が開閉されて吸込口本体5の走行方向
が検出され、整流手段44にて直流電動機25の回転方向を
正逆方向に切り換え制御する。
【0036】次に、吸込口本体5の走行方向により直流
電動機25の回転方向を切換制御する動作を図1、図2お
よび表1を参照して説明する。なお、表1は、整流手段
44により整流された脈流電源の極性、吸込口本体5の走
行方向、オンするトライアックS1 〜S4 、直流電動機
25に流れる電流方向、直流電動機25の回転方向および掃
除形態の関係を図1に対応して示している。
【0037】
【表1】 ホース2の手許操作部3の操作手段3cを構成する掃除モ
ード切換スイッチ3bの切り換え操作により、走行性を向
上させる旨の設定がされることにより、整流手段44にて
商用交流電源Eを一の極性Aに脈流整流させるととも
に、表示部47の発光ダイオードLD1 を発光させる。この
状態で、ホース2の手許操作部3を押すことにより吸込
口本体5が前進している場合において、走行方向検出手
段33により動作部48にてスイッチSW1 〜SW4 が連動して
それぞれ図1に示すスイッチSW1 〜SW4 の各端子SW11
SW21,SW31,SW41に切り換えられ、トライアックS1
よびトライアックS4 がオンする。この状態で、トライ
アックS1 、直流電動機25およびトライアックS4 に図
1に示す矢印(1)の経路を電流が流れ、直流電動機31
は回転方向(ア)で回転、すなわち吸込口本体5の前進
に対して楽に押動できる清掃ブレード21が順回転となる
ように直流電動機25が回転駆動する。
【0038】また、ホース2の手許操作部3を引くこと
により吸込口本体5が後退している場合において、走行
方向検出手段33により動作部48にてスイッチSW1 〜SW4
が連動してそれぞれ図1に示すスイッチSW1 〜SW4 の端
子SW12,SW22,SW32,SW42に切り換えられ、トライアッ
クS2 およびトライアックS3 がオンする。この状態
で、トライアックS2 、直流電動機25およびトライアッ
クS3 に図1に示す矢印(2)の経路を電流が流れ、直
流電動機31は回転方向(イ)で回転、すなわち吸込口本
体5の後退に対して楽に引動できる清掃ブレード21が順
回転となるように直流電動機25が回転駆動する。
【0039】一方、ホース2の手許操作部3の操作手段
3cを構成する掃除モード切換スイッチ3bの操作により、
ごみ取れ性を向上させる旨の設定がされることにより、
整流手段にて商用交流電源Eを一の極性Bに脈流整流さ
せるとともに、表示部47の発光ダイオードLD2 を発光さ
せる。この状態で、ホース2の手許操作部3を押すこと
により吸込口本体5が前進している場合において、走行
方向検出手段33により動作部48にてスイッチSW1 〜SW4
が連動してそれぞれ図1に示す端子SW11,SW21,SW31
SW41に切り換えられ、トライアックS4 およびトライア
ックS1 がオンする。この状態で、トライアックS4
直流電動機25およびトライアックS1 に図1に示す矢印
(3)の経路を電流が流れ、直流電動機25は回転方向
(イ)に回転、すなわち吸込口本体5の前進に対してご
み取れ性が向上する清掃ブレードが逆回転となるように
直流電動機25が回転駆動する。
【0040】また、ホース2の手許操作部3を引くこと
により吸込口本体5が後退している場合において、走行
方向検出手段33により動作部にてスイッチSW1 〜SW4
連動してそれぞれ図1に示す端子SW12,SW22,SW32,SW
42に切り換えられ、トライアックS3 およびトライアッ
クS2 がオンする。この状態で、トライアックS3 、直
流電動機およびトライアックS2 に図1に示す矢印
(4)の経路を電流が流れ、直流電動機25は回転方向
(ア)で回転、すなわち吸込口本体5の後退に対してご
み取れ性が向上する清掃ブレード21が逆回転となるよう
に直流電動機25が回転駆動する。
【0041】したがって、吸込口本体5の走行性または
ごみ取れ性の選択により商用交流電源Eを一の極性に整
流し、吸込口本体5の走行方向に対応して異なる対角状
に位置するトライアックS1 〜S4 に電流が切り替わっ
て流れ、トライアックS1 〜S4 の発熱が抑制され発熱
による損傷が防止される。
【0042】さらに、簡単な構成で、ごみ取り性を重視
した掃除や吸込口本体5の走行性を向上させて掃除作業
性を重視した掃除などの掃除状況に対応して直流電動機
25の駆動方向を設定できるので、掃除性を向上できる。
【0043】また、商用交流電源Eを位相制御すること
により、制御位相角に応じて各トライアックS1 〜S4
がオン・オフするので、直流電動機25の回転数を可変制
御できる。
【0044】一方、切換手段31のスイッチSW1 〜SW4
抵抗R11〜R14を直列に接続したため、スイッチSW1
SW4 の切り換えの際に放電などになる接点摩耗を防止で
き、寿命を向上できる。
【0045】また、ホース2の手許操作部3に表示部47
を設け、操作手段3cを構成する掃除モード切換スイッチ
3bの切り換えに連動して、吸込口本体5の走行性を向上
させる旨の走行モードか、ごみ取り性を向上させるごみ
取りモードかの掃除モードを表示するため、作業者が容
易に掃除モードを確認でき、取扱性を向上できる。
【0046】次に、本発明の電気掃除機の他の実施例を
図面を参照して説明する。
【0047】図9ないし図16に示す実施例は、図1な
いし図8に示す実施例の走行方向検出手段および切換手
段を非接触型とし、床面のごみ量を検出するごみセンサ
を設け、このごみセンサにて所定量のごみ量を検知した
際にその旨を報知する構成のものである。
【0048】すなわち、図12に示すように、商用交流
電源Eに、ヒューズF1 および電力制御用のトライアッ
クT1 を介して、電気掃除機本体1に内蔵された電動送
風機42が接続されている。また、商用交流電源Eには、
ヒューズF1 を介して、各トライアックT1 を制御する
電気掃除機本体1に内蔵された本体制御部43が接続され
ている。さらに、この本体制御部43には、図2に示す整
流手段44、図1に示す切換手段31、この切換手段31を切
り換える図1に示す動作部45からなる制御手段としての
電動機制御部と吸込口本体5に内蔵された直流電動機25
とからなるブレード部47c と、ホース2の手許操作部3
に設けられた操作手段3cと、センサ部50とが接続され、
ブレード部47c には操作手段3cおよびセンサ部50が接続
されている。
【0049】一方、図12および図13において、51は
非接触型の走行方向検出手段で、この走行方向検出手段
51は、下面が開口したスイッチケース体52内に、床面に
接触することにより吸込口本体5の進行方向に従った方
向に回転される回転ローラ53を有し、この回転ローラ53
の回転軸54と同軸に回転部材としての反射ローラ55a,5
5b が取り付けられ、これら反射ローラ55a ,55b の下
面は塵埃の侵入を防止するケースカバー体56がねじ57に
て取り付けられている。なお、反射ローラ55a,55b
は、図13に示すように、互いに90°異なってそれぞ
れ反射面55a1,55b1および非反射面55a2,55b2が180
°ずつに亘り形成されている。
【0050】さらに、非接触型センサであるフォトセン
サ59a ,59b が、反射ローラ55a ,55b に間隙を介して
対向して、スイッチケース体52に取り付けられている。
【0051】次に、図9ないし図11を参照して、電気
回路について説明する。
【0052】まず、図10において、61は整流手段で、
この整流手段61は、入力端間に商用交流電源Eが接続さ
れる整流回路62の出力端子間に掃除モード推奨表示部63
を設けている。そして、掃除モード推奨表示部63は、走
行モードを推奨する表示を行う直列回路63a とごみ取り
モードを推奨する表示を行う直列回路63b とからなり、
直列回路63a は、整流回路62の正の出力端子に抵抗R5
を介して発光ダイオードLD3 のアノード側が接続され、
この発光ダイオードLD3 のカソード側にトランジスタQ
1 のコレクタが接続され、このトランジスタQ1 のエミ
ッタが整流回路62の負の出力端子に接続され、トランジ
スタQ1 のベースに抵抗R6 を介してホース2内を通過
するごみ量を検知するセンサ部50を構成するごみセンサ
64に接続されて構成されている。一方、直流回路63b
は、整流回路62の正の出力端子に抵抗R7 を介して発光
ダイオードLD4 のアノード側が接続され、この発光ダイ
オードLD4 のカソード側にトランジスタQ2 のコレクタ
が接続され、このトランジスタQ2 のエミッタが整流回
路62の負の出力端子に接続され、トランジスタQ2 のベ
ースに抵抗R8 およびインバータ回路65を介してセンサ
部50のごみセンサ64に接続されて構成されている。
【0053】さらに、この掃除モード推奨表示部63に
は、図14および図15に示すホース2の手許操作部3
の操作手段3cを構成する掃除モード切換スイッチ3bが接
続され、この掃除モード切換スイッチ3bには、図1ない
し図8に示す実施例と同様の表示部47が接続されてい
る。
【0054】また、図9に示すように、整流手段61にて
一の極性に整流された脈流電源に、全波整流回路67の交
流入力端子が接続され、この全波整流回路67の出力端子
間には、ダイオードD3 、抵抗R15および定電圧用のツ
ェナダイオードZD1 が接続され、ツェナダイオードZD1
に対して並列に平滑用のコンデンサC1 が接続され、ツ
ェナダイオードZD1 およびコンデンサC1 の接続端子は
各種回路に定電圧を供給する定電圧源Vccである。
【0055】そして、全波整流回路67の出力端子間に
は、抵抗R16および抵抗R17の直列回路が接続され、こ
れら抵抗R16および抵抗R17の接続点にはインバータ回
路68の入力端子が接続され、このインバータ回路62の出
力端子は10m秒毎にクロックを出力するクロック端子
CKを構成している。
【0056】一方、整流手段61にて整流された脈流電源
には切換手段69が接続されている。この切換手段69は、
ブリッジを構成する4つの双方向サイリスタとしてのト
ライアックS1 ,S2 ,S3 ,S4 の入力端間が、整流
手段61の出力端子AA,BB間に接続され、架橋部間に直流
電動機25が接続されている。さらに、各トライアックS
1 〜S4 のゲートおよび一端間には、オンおよびオフを
切り換えるスイッチとしてのフォトカプラSW51,SW52
SW53,SW54と、抵抗R21,R22,R23,R24との直列回
路がそれぞれ接続されている。
【0057】これらフォトカプラSW51〜SW54は、トライ
アックS1 〜S4 のゲートおよび一端間に接続されたフ
ォトダイアックFD1 ,FD2 ,FD3 ,FD4 とこれらフォト
ダイアックFD1 ,FD2 ,FD3 ,FD4 にそれぞれ発光する
一対の発光ダイオードLD5 ,LD6 ,LD7 ,LD8 とから構
成されている。そして、各発光ダイオードLD5 〜LD8
は、抵抗R25,R26,R27,R28がそれぞれ直列に接続
され、これら抵抗R25〜R28にそれぞれ図11に示す動
作部70を介して走行方向検出手段51のフォトセンサ59a
,59b に接続されている。
【0058】そして、この図11に示す動作部70は、フ
ォトセンサ59a が走行方向検出用のD−フリップフロッ
プ回路71のクロック端子に接続され、フォトセンサ59b
がデータ入力端子に接続され、このD−フリップフロッ
プ回路71の非反転出力端子Qおよび反転出力端子Qはそ
れぞれ移動方向検出手段72に接続されている。また、こ
の移動方向検出手段72は、フリップフロップ回路72a ,
72b ,72c ,72d を有し、アンド回路75およびアンド回
路76を介して対角状に位置するフォトカプラSW51〜SW54
にそれぞれ接続されている。
【0059】なお、D−フリップフロップ回路71の非反
転出力端子Qおよび反転出力端子Qのそれぞれに、フリ
ップフロップ回路72a ,72b およびフリップフロップ回
路72c ,72d を2段ずつ接続して、フォトセンサ59a ,
59b からの反転に対応する。
【0060】また、フォトカプラSW51〜SW54は、表2に
示すように、吸込口本体5の走行方向が前進の場合、ア
ンド回路75からHレベル出力するとともにアンド回路76
からLレベル出力する。このため、フォトカプラSW51
SW54は発光ダイオードLD5 ,LD8 が発光することにより
フォトダイアックFD1 ,FD4 がオンし、フォトカプラSW
52,SW53は発光ダイオードLD6 ,LD7 が発光せずにフォ
トダイアックFD2 ,FD3 がオフする。一方、吸込口本体
5の走行方向が後退の場合、アンド回路75からLレベル
出力するとともにアンド回路76からHレベル出力して、
ファトカプラSW52,SW53は発光ダイオードLD6 ,LD7
発光することによりフォトダイアックFD2 ,FD3 がオン
し、フォトカプラSW51,SW54は発光ダイオードLD5 ,LD
8 が発光せずにフォトダイアックFD1 ,FD4 がオフする
ようになっている。
【0061】
【表2】 そして、この動作部70により、吸込口本体5の走行方向
の反転時に直流電動機25に逆起電力が生じなくなり、大
電流が発生することを防止する。
【0062】次に、上記実施例の動作について図9ない
し図11および表3を参照して説明する。なお、表3
は、表1と同様に、整流手段61により整流された脈流電
源の極性、吸込口本体5の走行方向、オンするトライア
ックS1 〜S4 、直流電動機25に流れる電流方向、直流
電動機25の回転方向および掃除形態の関係を、図8に対
応して示している。
【0063】
【表3】 そして、ホース2の手許操作部3の操作手段3cを構成す
る掃除モード切換スイッチ3bの切り換え操作により、走
行性を向上させる旨の設定がされることにより、表示部
47の発光ダイオードLD1 が点灯して走行モードである旨
を表示するとともに、整流手段61にて商用交流電源を一
の極性Aの脈流に整流する。この状態で、ホース2の手
許操作部3を押すことにより吸込口本体5が前進してい
る場合において、走行方向検出手段51により動作部70は
アンド回路75からHレベル出力しアンド回路76からLレ
ベル出力する。この出力信号に基づいてフォトカプラSW
51,SW54の発光ダイオードLD5 ,LD8 が発光し、フォト
ダイアックFD1 ,FD4 がオンし、フォトカプラSW52,SW
53の発光ダイオードLD6 ,LD7 は発光せず、フォトダイ
アックFD2 ,ED3 はオフとなる。これらフォトカプラSW
51,SW54のオンおよびフォトカプラSW52,SW53のオフに
より、トライアックS1 およびトライアックS4 がオン
し、図9に示す矢印(1)の経路を電流が流れ、直流電
動機25は回転方向(ア)で回転、すなわち吸込口本体5
の前進に対して楽に押動できる清掃ブレード21が順回転
となるように直流電動機25が回転駆動する。
【0064】また、ホース2の手許操作部3を引くこと
により吸込口本体5が後退している場合において、走行
方向検出手段51により動作部70はアンド回路75からLレ
ベル出力するとともにアンド回路76からHレベル出力
し、フォトカプラSW52,SW53は発光ダイオードLD6 ,LD
7 が発光することによりフォトダイアックFD2 ,FD3
オンし、フォトカプラSW51,SW54は発光ダイオードL
D5 ,LD8 が発光せずにフォトダイアックFD1 ,FD4 54
がオフとなる。このため、トライアックS1 およびトラ
イアックS4 がオンし、図9に示す矢印(2)の経路を
電流が流れ、直流電動機25は回転方向(イ)で回転、す
なわち吸込口本体5の後退に対して楽に引動できる清掃
ブレード21が順回転となるように直流電動機25が回転駆
動する。
【0065】一方、ホース2の手許操作部3の操作手段
3cを構成する掃除モード切換スイッチ3bの切り換え操作
により、ごみ取れ性を向上させる旨の設定がされること
により、表示部65の発光ダイオードLD2 が点灯してごみ
取りモードである旨を表示するとともに、整流手段61に
て交流電源が一の極性(B)に整流され、ホース2の手
許操作部3を押すことにより吸込口本体5が前進してい
る場合において、走行方向検出手段51により動作部70は
アンド回路75からLレベル出力するとともにアンド回路
76からHレベル出力し、フォトカプラSW52,SW53は発光
ダイオードLD6,LD7 が発光することによりフォトダイ
アックFD2 ,FD3 がオンし、フォトカプラSW51,SW54
発光ダイオードLD5 ,LD8 が発光せずにフォトダイアッ
クFD1 ,FD4 がオフする。このため、トライアックS2
およびトライアックS3 がオンし、図9に示す矢印
(3)の経路を電流が流れ、直流電動機25は回転方向
(イ)で回転、すなわち吸込口本体5の前進に対してご
み取れ性が向上できる清掃ブレード21が逆回転となるよ
うに直流電動機25が回転駆動する。
【0066】また、ホース2の手許操作部3を引くこと
により吸込口本体5が後退している場合において、走行
方向検出手段51により動作部70はアンド回路75からHレ
ベル出力しアンド回路76からLレベル出力する。この出
力信号に基づいてフォトカプラSW51,SW54の発光ダイオ
ードLD5 ,LD8 が発光し、フォトダイアックFD1 ,FD4
がオンし、フォトカプラSW52,SW53の発光ダイオードLD
6 ,LD7 は発光せず、フォトダイアックFD2 ,ED3 はオ
フとなる。これらフォトカプラSW51,SW54のオンおよび
フォトカプラSW52,SW53のオフにより、トライアックS
1 およびトライアックS4 がオンし、図9に示す矢印
(4)の経路を電流が流れ、直流電動機25は回転方向
(ア)で回転、すなわち吸込口本体5の後退に対してご
み取れ性が向上できる清掃ブレード21が逆回転となるよ
うに直流電動機25が回転駆動する。
【0067】したがって、図9ないし図16に示す実施
例のように非接触型とすることで摩耗やアーク放電など
による損傷を防止できる。
【0068】また、ホース2にごみセンサ64を設けて、
吸引したごみが所定量を検知した際に、床面にごみがあ
り清掃ブレード21を走行方向に対して逆方向に回転させ
てごみを効率よく掻き取るごみ取りモードにするように
発光ダイオードLD4 を発光表示して報知したり、その逆
にごみがあまりなく走行性をよくする走行モードにする
報知をするため、これらの報知により作業者が掃除モー
ド切換スイッチ3bを切り換えて適宜清掃ブレード21の回
転方向を反転させることができ、効率よく掃除できる。
【0069】なお、上記図9ないし図16に示す実施例
において、発光ダイオードLD3 ,LD4 にて表示して報知
する構成について説明したが、ブザーや音声などにて報
知してもできる。
【0070】さらに、ごみセンサ64の代わりに床面の種
類を検出し、絨毯などの吸込口本体5の走行性が低下す
る床面の場合には、走行性を向上させる旨の制御を行う
ようにしたり、負圧を検知して所定値以下の負圧を検出
することにより、吸込口本体5が床面に吸い付いた状態
で走行性が損なわれていると判断して走行性を向上させ
る旨の制御を行うようにするなどの走行センサなどを用
いてもできる。
【0071】また、単に全波整流回路67に掃除モード切
換スイッチ3bを設けた簡単な構成のものや図17ないし
図19に示す構成、図20ないし図23に示す構成のも
のなどでもできる。
【0072】すなわち、図17に示す整流手段81は、入
力端間に商用交流電源Eが接続される整流回路82の出力
端子間に掃除モード適性表示部83を設けている。さら
に、この掃除モード適性表示部83には、図9ないし図1
6に示す実施例と同様に、図18および図19に示すホ
ース2の手許操作部3の操作手段3cを構成する掃除モー
ド切換スイッチ3bおよび表示部47が接続されている。
【0073】さらに、整流回路82の出力端子間に抵抗R
30、抵抗R31およびダイオードD4からなる一致判断直
列回路84a の一の入力端子が接続されている。そして、
抵抗R30と抵抗R31との接続点が一致判断回路84の入力
端子に接続されている。また、この一致判断回路84の他
の入力端子にはセンサ部50のごみセンサ64が接続されて
いる。
【0074】そして、この掃除モード適性表示部83は、
整流回路82の正の出力端子に抵抗R32を介して発光ダイ
オードLD10のアノード側が接続され、この発光ダイオー
ドLD10のカソード側がトランジスタQ3 のコレクタが接
続され、このトランジスタQ3 のエミッタが整流回路82
の負の出力端子に接続され、トランジスタQ3 のベース
に抵抗R34を介して一致判断回路84の出力端子に接続さ
れている。
【0075】この構成により、表4に示すように、掃除
モード切換スイッチ3bの走行モードへの切り換えによ
り、整流手段81の出力端子AAが正の極性Aとなる。これ
によって、表示部47の直流回路47a に電流が流れて発光
ダイオードLD1 が発光するとともに、一致判断直列回路
84a に電流が流れ、一致判断回路84にHレベル出力の電
圧が印加される。そして、センサ部50のごみセンサ64が
ごみ量が多い旨のLレベル出力すると、一致判断直列回
路84a が一致しないと判断し、Lレベル出力する。この
ため、掃除モード適性表示部83のトランジスタQ3 がオ
ンせず、発光ダイオードLD10は発光しない。このよう
に、掃除モード切換スイッチ3bによる切り換えにて整流
される極性方向と、ごみセンサ64によるごみ量の検出と
から、設定する掃除モードと実際のごみ量との関係が一
致する場合のみ掃除モード適性表示部83の発光ダイオー
ドLD10を発光させて表示させ、作業者に適正な掃除モー
ドを設定しているか否かを認識させることができ、作業
者は発光ダイオードLD10が点灯するように掃除モードを
設定し、整流する極性を反転させて直流電動機25の駆動
方向を反転させることにより、効率よく掃除できる。
【0076】
【表4】 一方、図20および図23に示す整流手段85は、本体制
御部43を介して商用交流電源Eにブリッジ状のトライア
ックS1 ,S2 ,S3 ,S4 の入力端間が接続され、架
橋部は表示部47を介して一の極性に整流して交流電源を
出力する出力端子AA,BBとなっている。
【0077】さらに、各トライアックS1 〜S4 のゲー
トおよび一端間には、オンおよびオフを切り換えるスイ
ッチSW61,SW62,SW63,SW64と抵抗R41,R42,R43
44との直列回路がそれぞれ接続されている。そして、
これらスイッチSW61〜SW64は、それぞれ一対のフォトカ
プラSW61a ,SW61b 、フォトカプラSW62a ,SW62b 、フ
ォトカプラSW63a ,SW63b およびフォトカプラSW64a
SW64b から構成されている。
【0078】そして、一対のフォトカプラSW61a ,SW
61b は、それぞれトライアックS1 のゲートおよび一端
間に接続されたダイオードDa1,Db1およびフォトトラ
イアックFDa1,FDb1の直列回路と、図19に示すセンサ
回路86およびアース間に接続されフォトトライアックFD
a1,FDb1にそれぞれ照射する一対の発光ダイオードL
Da1,LDb1および抵抗Ra1,Rb1の直列回路とからな
り、ダイオードDa1,Db1の電流方向が逆方向となるよ
うに接続されている。フォトカプラSW62a ,SW62b 、フ
ォトカプラSW63a ,SW63b およびフォトカプラSW64a
SW64b も、同様に構成されている。
【0079】なお、整流手段85は、ブリッジの入力端間
に直列状に接続されるフォトカプラSW61a 〜SW64a 同士
のダイオードDa1〜Da4はそれぞれ異なる極性で、対角
状に位置するフォトカプラSW61a 〜SW64a 同士のダイオ
ードDa1〜Da4はそれぞれ同じ方向の極性で接続されて
いる。さらに、フォトカプラSW61b 〜SW64b も同様に、
ブリッジの入力端間に直列状に接続される同士のダイオ
ードDb1〜Db4はそれぞれ異なる方向の極性で、対角状
に位置する同士のダイオードDb1〜Db4はそれぞれ同じ
方向の極性で、かつ、フォトカプラSW61a 〜SW64a の対
角状のダイオードDa1〜Da4と、この対角方向と異なる
極性の対角状のフォトカプラSW61b 〜SW64b のダイオー
ドDb1〜Db4とが同じ方向の極性で接続されている。
【0080】また、図19に示すセンサ回路86は、定電
圧源Vccおよびアース間にボリュームスイッチVSと抵抗
45との直列回路を接続し、これらボリュームスイッチ
VSと抵抗R45との接続点にごみセンサ64の入力側が接続
されている。さらに、ごみセンサ64の出力側は、図20
に示す整流手段85のフォトカプラSW61a ,SW62a ,SW
63a ,SW64a の入力端子a1,a2,a3,a4にそれぞれ接続
されるとともに、インバータ回路87を介してフォトカプ
ラSW61b ,SW62b ,SW63b ,SW64b の入力端子b1,b2,
b3,b4にそれぞれ接続されている。
【0081】そして、この整流手段85に電圧を印加し、
適宜ボリュームスイッチVSを調整して掃除を行うと、ご
みセンサ64がごみを所定量検知しない、すなわち床面が
それ程汚れていない場合には、ごみセンサ64はHレベル
出力する。このHレベル出力の電圧が整流手段85のフォ
トカプラSW61a 〜SW64a の入力端子a1〜a4に印加され、
フォトカプラSW61a 〜SW64a の発光ダイオードLDa1〜LD
a4が発光し、フォトダイオードFDa1〜FDa4がオンする。
【0082】なお、ごみセンサ64がHレベル出力した場
合には、インバータ回路87によりフォトカプラSW61a
SW64a の入力端子b1〜b4には、Hレベル出力の電圧が印
加されず、フォトカプラSW61b 〜SW64b の発光ダイオー
ドLDb1〜LDb4は発光せず、フォトカプラSW61b 〜SW64b
はオンしない。
【0083】そして、表5に示すように、各ダイオード
a1〜Da4,Db1〜Db4の方向により、商用交流電源が
正の半波の場合にトライアックS1 ,S4 がオンし、負
の半波の場合にトライアックS3 ,S2 がオンし、出力
端子AA,BBには正の極性に整流された脈流電源Aが出力
される。
【0084】さらに、出力端子AA,BB間には正の極性の
脈流電源Aにより、断続的ではあるが表示部47の発光ダ
イオードLD1 が発光表示し、作業者に走行モードとなっ
ていることを報知する。
【0085】
【表5】 一方、ごみセンサ64がごみを所定量以上検知した場合に
は、ごみセンサ64はLレベル出力する。このLレベル出
力の電圧が整流手段85のフォトカプラSW61a 〜SW64a
入力端子a1〜a4に印加されるが、フォトカプラSW61a
SW64a の発光ダイオードLDa1〜LDa4が発光しない。ま
た、このごみセンサ64からのLレベル出力は、インバー
タ回路87によりHレベル出力としてフォトカプラSW61a
〜SW64a の入力端子b1〜b4に印加され、フォトカプラSW
61b 〜SW64b の発光ダイオードLDb1〜LDb4が発光し、フ
ォトダイオードFDb1〜FDb4がオンする。
【0086】そして、表5に示すように、各ダイオード
a1〜Da4,Db1〜Db4の方向により、商用交流電源E
が正の半波の場合にトライアックS2 ,S3 がオンし、
負の半波の場合にトライアックS4 ,S1 がオンし、出
力端子AA,BBには負の極性に整流された脈流電源Bが出
力される。
【0087】さらに、出力端子AA,BB間には負の極性の
脈流電源Bにより、断続的ではあるが表示部47の発光ダ
イオードLD2 が発光表示し、作業者にごみ取りモードと
なっていることを報知する。
【0088】したがって、接点の放電や摩耗などの損傷
を防止でき、誤作動の防止や寿命の延長が図れる。
【0089】なお、ボリュームスイッチVSの調整によ
り、ごみ量の検知レベルを可変できるため、掃除モード
の切り換えタイミングを可変でき、掃除状況に合わせて
適宜掃除モードの切り換えができ、掃除性を向上でき
る。
【0090】次に、本発明のさらに他の実施例を図24
ないし図34に示す。
【0091】この図24ないし図34に示す実施例は、
図9ないし図16に示す実施例と同様に非接触型で、双
方向制御素子である双方向サイリスタとしてのトライア
ックの代わりにスイッチング素子であるトランジスタを
用いたもので、図24ないし図28に示す電気回路を構
成する。
【0092】すなわち、図28に示すように、商用交流
電源Eに、ヒューズF1 および電力制御用のトライアッ
クT1 を介して、電気掃除機本体1に内蔵された電動送
風機42が接続されている。また、同様に、この商用交流
電源Eには、ヒューズF1 を介してトライアックT1
制御する電気掃除機本体1に内蔵され整流手段91を有す
る位相制御用の第1の制御手段92が接続され、さらにこ
の第1の制御手段92に吸込口本体5に内蔵された直流電
動機25および第2の制御手段93が接続されている。そし
て、これら第1の制御手段92と第2の制御手段93とにて
制御手段94が構成されている。また、この第1の制御手
段92には、ホース2の手許操作部3に設けられた操作手
段3cが接続されている。
【0093】そして、整流手段92は、図25に示すよう
に、商用交流電源EにヒューズF1を介して全波整流回
路95の交流入力端子が接続され、この全波整流回路95の
出力端子には、ホース2の手許操作部3の操作手段3cを
構成する掃除モード切換スイッチ3bに連動して切り換え
る整流スイッチ96が接続されている。この掃除モード切
換スイッチ3bの切り換え操作により連動して整流スイッ
チ96を切り換えると、表6に示すように、商用交流電源
Eは一の極性に整流される。
【0094】
【表6】 一方、第2の制御手段93は、図24に示すように、整流
手段91から供給される整流された脈流電源に、全波整流
回路98の交流入力端子が接続され、この全波整流回路98
の出力端子間には、ダイオードD21、抵抗R51および定
電圧用のツェナダイオードZD21が接続され、ツェナダイ
オードZD21に対して並列に平滑用のコンデンサC21が接
続され、ツェナダイオードZD21およびコンデンサC21
接続端子は定電圧源Vccである。
【0095】また、ダイオードD21および抵抗R51間に
は、切換制御素子であるトランジスタQ21および切換制
御素子である電界効果トランジスタQ22および電流検出
用の抵抗R52が直列に接続され、トランジスタQ21およ
び電界効果トランジスタQ22に対して並列に、切換制御
素子であるトランジスタQ23および切換制御素子である
電界効果トランジスタQ24の直列回路が接続されてい
る。そして、トランジスタQ21、電界効果トランジスタ
22、トランジスタQ23および電界効果トランジスタQ
24にて、切換手段99を構成している。
【0096】さらに、トランジスタQ21のベースおよび
一端間には、トランジスタQ25の一端、他端および抵抗
53が接続され、このトランジスタQ25のベースは抵抗
54を介してダイオードD21および抵抗R51の接続点に
接続されるとともに、抵抗R55を介してトランジスタQ
23および電界効果トランジスタQ24の接続点に接続され
ている。また、トランジスタQ23のベースおよび一端間
には、トランジスタQ26の一端、他端および抵抗R56
接続され、このトランジスタQ26のベースは抵抗R57
介してダイオードD21および抵抗R51の接続点に接続さ
れるとともに、抵抗R58を介してトランジスタQ21およ
び電界効果トランジスタQ22の接続点に接続されてい
る。
【0097】そして、全波整流回路98の出力端子間に
は、抵抗R61および抵抗R62の直列回路が接続され、こ
れら抵抗R61および抵抗R62の接続点にはインバータ回
路100が接続され、このインバータ回路100 の出力端子
は10m秒毎にクロックを出力するクロック端子CKを構
成している。
【0098】さらに、脈流に整流された交流電源には、
この整流された脈流電源の極性を認識する極性認識手段
101 が接続され、この極性認識手段101 の出力端子にモ
ード確定手段102 が接続されている。また、モード確定
手段102 には走行検知手段103 の出力端子が接続され、
この走行検知手段103 には、図9ないし図16に示す実
施例の走行方向検出手段51と同様の走行方向検出手段51
が接続され、この走行方向検出手段51からの信号に基づ
いて走行方向を検知するようになっている。そして、こ
れらモード確定手段102 、極性認識手段101 および走行
検知手段103 にて動作部104 を構成している。なお、モ
ード確定手段102 は、極性認識手段101からの脈流電源
の極性を認識するとともに、この認識した極性と走行検
知手段103 からの走行方向の出力とに基づいて、所定の
信号を切換手段99に出力し、直流電動機25の駆動方向を
切り換えるようになっている。
【0099】そして、極性認識手段101 は、図26に示
すように、一端が整流手段91の出力端子AAに接続される
抵抗R71および抵抗R72の直流回路と抵抗R73および抵
抗R74の直流回路とが一対接続され、これら抵抗R71
よび抵抗R72の接続点にオペアンプ105 の非反転入力端
子が接続され、抵抗R73および抵抗R74の接続点にオペ
アンプ106 の非反転入力端子が接続されている。また、
オペアンプ105 の反転入力端子には、定電圧源Vccおよ
びアース間に接続された抵抗R76および抵抗R77の直流
回路の接続点が接続され、オペアンプ106 の反転入力端
子には、定電圧源Vccおよびアース間に接続された抵抗
78および抵抗R79の直流回路の接続点が接続されてい
る。
【0100】そして、オペアンプ105 の出力端子は抵抗
81を介して定電圧源Vccに接続されるとともにモノマ
ルチバイブレータ回路107 の入力端子に接続され、オペ
アンプ106 の出力端子は抵抗R82を介して定電圧源Vcc
に接続されるとともにモノマルチバイブレータ回路108
の入力端子に接続されている。さらに、モノマルチバイ
ブレータ回路107 の入力端子には、動作安定用の例えば
10m秒の時間を設定する定電圧源Vccおよびアース間
に接続された抵抗R83およびコンデンサC25の直列回路
の接続点が接続され、モノマルチバイブレータ回路108
の入力端子には、動作安定用の定電圧源Vccおよびアー
ス間に接続された抵抗R84およびコンデンサC26の直列
回路の接続点が接続されている。そして、表7に示すよ
うに、モノマルチバイブレータ回路107 から出力AA' が
なされ、モノマルチバイブレータ回路108 から出力BB'
がなされる。
【0101】
【表7】 一方、走行検知手段103 は、図27に示すように、フォ
トセンサ59a が走行方向検出用のD−フリップフロップ
回路110 のクロック端子に接続され、フォトセンサ59b
がデータ入力端子に接続され、このD−フリップフロッ
プ回路110 の非反転出力端子Qおよび反転出力端子Qは
それぞれ移動方向検出手段111 に接続されている。ま
た、この移動方向検出手段111 は、フリップフロップ回
路112 ,113 ,114 ,115 を有し、アンド回路116 およ
びアンド回路117 を介してモード確定手段102 を接続す
る一方の出力端子aaに接続されるとともに、アンド回路
118およびアンド回路119 を介して他方の出力端子bbに
接続されている。また、フォトセンサ59b が例えば1秒
間動作維持させる動作維持用のモノマルチバイブレータ
回路121 に接続されるとともに、定電圧源Vccおよびア
ース間に接続された抵抗R85およびコンデンサC51の接
続点がモノマルチバイブレータ回路121 に接続され、こ
のモノマルチバイブレータ回路121 の出力端子Qはアン
ド回路117 およびアンド回路119 に接続される。
【0102】なお、D−フリップフロップ回路110 の非
反転出力端子Qおよび反転出力端子Qのそれぞれに、フ
リップフロップ回路112 ,113 およびフリップフロップ
回路114 ,115 を2段ずつ接続して、フォトセンサ59a
,59b からの反転に対応する。
【0103】そして、移動方向検出手段111 は、図33
に示すように、フォトセンサ59b がHレベル出力の状態
で、フォトセンサ59a のHレベル出力からLレベル出力
に立ち下がると、吸込口本体5が例えば前進しているこ
とを検出し、表8に示すように、アンド回路117 から出
力端子aaにHレベル出力し、フォトセンサ59b がLレベ
ル出力の状態で、フォトセンサ59a がHレベル出力から
Lレベル出力に立ち下がると、吸込口本体5が例えば後
退していることを検出し、アンド回路119 から出力端子
bbにHレベル出力する。
【0104】
【表8】 次に、上記実施例の動作を説明する。
【0105】まず、商用交流電源Eは、整流手段91の全
波整流回路95で全波整流され、ホース2の手許操作部3
の操作手段3cを構成する掃除モード切換スイッチ3bを切
り換え操作して、走行性を向上させる旨またはごみ取れ
性を向上させる旨を設定する。この掃除モードの設定に
より、整流手段91の整流スイッチ96が連動して切り替わ
り、例えばa−a´とc−c´とが接続され、表6に示
すように、商用交流電源Eは一の極性である正の極性A
の脈流に整流され、出力端子AA,BBに出力される。さら
に、脈流に整流された交流電源は、再び全波整流回路98
で正の極性の交流電源に全波整流され、ツェナダイオー
ドZD21で定電圧が設定されるとともにコンデンサC21
平滑して、トランジスタQ21および電界効果トランジス
タQ22間、および、トランジスタQ23および電界効果ト
ランジスタQ24間に直流定電圧を印加する。
【0106】そして、ホース2の手許操作部3を押すま
たは引くことにより吸込口本体5を前進または後退させ
る。この吸込口本体の走行により、図33に示すよう
に、走行方向検出手段51のフォトセンサ59a およびフォ
トセンサ59b の出力に基づき、走行検知手段103 の移動
方向検出手段111 で、吸込口本体5の移動方向が前進方
向であると検出するとともに、フォトセンサ59b からの
最後の出力の後所定時間、例えば1秒間はモノマルチバ
イブレータ回路121 の非反転出力端子からHレベル出力
がなされ、アンド回路117 から出力される。
【0107】また、フォトセンサ59a およびフォトセン
サ59b の出力に基づき、移動方向検出手段111 で吸込口
本体5の移動方向が後退方向に反転したことを検出する
と、フォトセンサ59b からの出力によりモノマルチバイ
ブレータ回路121 の非反転出力端子からLレベル出力が
なされ、アンド回路119 から出力がなされる。
【0108】一方、表7に示すように、極性認識手段10
1 により整流手段91にて整流された脈流電源が正の極性
Aの場合に、出力端子AA' からHレベル出力し、出力端
子BB' からLレベル出力する。また、負の極性Bの場合
には、出力端子AA' からLレベル出力し、出力端子BB'
からHレベル出力する。そして、モード確定手段102
は、図34に示すように、走行検知手段103 からの出力
信号および極性認識手段101 からの出力信号に基づい
て、出力端子FA ,FB にHレベル出力およびLレベル
出力し、Hレベル出力側の電界効果トランジスタQ22
たは電界効果トランジスタQ24をオンさせ、直流電動機
25を所定方向に駆動させる。
【0109】なお、電界効果トランジスタQ22および電
界効果トランジスタQ24を同時にオンしてしまうと、ト
ランジスタQ21および電界効果トランジスタQ22の直列
回路、および、トランジスタQ23および電界効果トラン
ジスタQ24の直列回路が形成されて短絡電流が流れてし
まうので、図33および図34に示すように、電界効果
トランジスタQ22または電界効果トランジスタQ24をオ
フした後、フリップフロップ回路112 ,113 ,114 ,11
5 、アンド回路116 ,118 により、それぞれバッファ時
間を設定して、電界効果トランジスタQ24または電界効
果トランジスタQ22をオンする。
【0110】次に、図29ないし図32に示すフローチ
ャートを参照してモード確定手段102 の動作を説明す
る。
【0111】まず、走行モード変数Xおよびごみ取りモ
ード変数Yをそれぞれ0に設定してリセットする(ステ
ップ1)。そして、極性認識手段101 の出力端子AA' か
らHレベル出力されたか否かを判断し(ステップ2)、
Hレベル出力されていないすなわちLレベル出力された
場合には、走行モードでない旨の走行モード変数Xを0
に設定する(ステップ3)。また、ステップ2で極性認
識手段101 の出力端子AA' からHレベル出力されたこと
を認識した場合には、走行設定モードとなる(ステップ
4)。
【0112】次に、ステップ3での走行モード変数Xの
0設定およびステップ4での走行設定モードの終了後、
極性認識手段101 の出力端子BB' からHレベル出力され
たか否かを判断し(ステップ5)、Hレベル出力されて
いないすなわちLレベル出力された場合には、ごみ取り
モードでない旨の走行モード変数Yを0に設定する(ス
テップ6)。また、ステップ5で極性認識手段101 の出
力端子BB' からHレベル出力されたことを認識した場合
には、ごみ取り設定モードとなる(ステップ7)。
【0113】そして、ステップ3での走行モード変数X
の0設定およびステップ4での走行設定モードの終了
後、走行モードが設定された旨の走行モード変数Xが1
であるか否かを判断し(ステップ8)、走行モード変数
Xが1でない、すなわち走行モードでない旨の走行モー
ド変数Xが0の場合には次にステップに進む。また、ス
テップ8で、走行モードが設定された旨の走行モード変
数Xが1と判断した場合には、走行検知手段103 の出力
端子aaからHレベル出力されたか否かを判断する(ステ
ップ9)。そして、走行検知手段103 の出力端子aaから
Hレベル出力されたと認識し、吸込口本体5が前進して
いると判断した場合、モード確定手段102の出力端子F
A からHレベル出力させ、出力端子FB からLレベル出
力させ(ステップ10)、ステップ2に戻る。
【0114】この設定により、電界効果トランジスタQ
22のゲートに電圧が印加されて電界効果トランジスタQ
22がオンするとともにトランジスタQ23のベースに電流
が供給されてトランジスタQ23がオンし、トランジスタ
23および電界効果トランジスタQ22がオンすることに
より直流電動機25に順電流が流れて、直流電動機25が正
転する。この状態で、清掃ブレード21は吸込口本体5の
前進に対して順回転して走行を補助するとともに順回転
で塵埃を掻きあげ、走行性が向上する。
【0115】また、ステップ9で走行検知手段103 の出
力端子aaからHレベル出力されない、すなわち出力端子
aaからLレベル出力されたことを認識した場合には、走
行検知手段103 の出力端子bbからHレベル出力されたか
否かを判断する(ステップ11)。そして、走行検知手段
103 の出力端子bbからHレベル出力されたと認識し吸込
口本体5が後退していると判断した場合、モード確定手
段102 の出力端子FAからLレベル出力させ、出力端子
B からHレベル出力させ(ステップ12)、ステップ2
に戻る。
【0116】そして、この設定により、電界効果トラン
ジスタQ24のゲートに電圧が印加されて電界効果トラン
ジスタQ24がオンするとともにトランジスタQ21のベー
スに電流が供給されてトランジスタQ21がオンし、トラ
ンジスタQ21および電界効果トランジスタQ24がオンす
ることにより直流電動機25に逆電流が流れて、直流電動
機25が逆転する。この状態で、清掃ブレード21は吸込口
本体5の後退に対して順回転して走行を補助するととも
に順回転で塵埃を掻きあげ、走行性が向上する。
【0117】さらに、ステップ11で、走行検知手段103
の出力端子bbからHレベル出力されない、すなわち出力
端子bbからLレベル出力されたことを認識した場合に
は、吸込口本体5が停止または走行方向の反転と判断
し、すなわちモード確定手段102の出力端子FA からL
レベル出力させ、出力端子FB からLレベル出力させ
(ステップ13)、ステップ2に戻る。
【0118】この設定により、電界効果トランジスタQ
22,Q24がオフとなり、直流電動機25には電流が流れ
ず、直流電動機25は停止する。
【0119】一方、ステップ8で走行モード変数Xが1
でない、すなわち走行モードでない旨の走行モード変数
Xが0と認識した場合には、図30のフローチャートに
示すように、ごみ取りモードが設定された旨のごみ取り
モード設定変数Yが1か否かを判断し(ステップ14)、
ごみ取りモード設定変数Yが1でない、すなわちごみ取
りモードでない旨のごみ取りモード変数Yが0の場合に
は、断線やホース2の接続不良などにより電源が供給さ
れていないと判断し、直流電動機25を停止させる旨のモ
ード確定手段102 の出力端子FA からLレベル出力さ
せ、出力端子FBからLレベル出力させ(ステップ1
5)、ステップ2に戻る。
【0120】また、ステップ14で、ごみ取りモードが設
定された旨のごみ取りモード変数Yが1と判断した場合
には、走行検知手段103 の出力端子aaからHレベル出力
されたか否かを判断する(ステップ16)。そして、走行
検知手段103 の出力端子aaからHレベル出力されたと認
識し、吸込口本体5が前進していると判断した場合、モ
ード確定手段102 の出力端子FA からLレベル出力さ
せ、出力端子FB からHレベル出力させ(ステップ1
7)、ステップ2に戻る。
【0121】この設定により、電界効果トランジスタQ
24のゲートに電圧が印加されて電界効果トランジスタQ
24がオンするとともにトランジスタQ21のベースに電流
が供給されてトランジスタQ21がオンし、トランジスタ
21および電界効果トランジスタQ24がオンすることに
より直流電動機25に逆電流が流れて、直流電動機25が逆
転する。この状態で、清掃ブレード21は吸込口本体5の
前進に対して逆回転して塵埃を効率よく掻きあげ、ごみ
取れ性が向上する。
【0122】また、ステップ16で走行検知手段103 の出
力端子aaからHレベル出力されない、すなわち出力端子
aaからLレベル出力されたことを認識した場合には、走
行検知手段103 の出力端子bbからHレベル出力されたか
否かを判断する(ステップ18)。そして、走行検知手段
103 の出力端子bbからHレベル出力されたと認識し吸込
口本体5が後退していると判断した場合、モード確定手
段102 の出力端子FAからLレベル出力させ、出力端子
B からHレベル出力させ(ステップ19)、ステップ2
に戻る。
【0123】この設定により、電界効果トランジスタQ
22のゲートに電圧が印加されて電界効果トランジスタQ
22がオンするとともにトランジスタQ23のベースに電流
が供給されてトランジスタQ23がオンし、トランジスタ
23および電界効果トランジスタQ22がオンすることに
より直流電動機25に順電流が流れて、直流電動機25が正
転する。この状態で、清掃ブレード21は吸込口本体5の
後退に対して逆回転して塵埃を効率よく掻きあげ、ごみ
取れ性が向上する。
【0124】さらに、ステップ18で、走行検知手段103
の出力端子bbからHレベル出力されない、すなわち出力
端子bbからLレベル出力されたことを認識した場合に
は、吸込口本体5が停止または走行方向の反転と判断
し、すなわちモード確定手段102の出力端子FA からL
レベル出力させ、出力端子FB からLレベル出力させ
(ステップ20)、ステップ2に戻る。
【0125】この設定により、電界効果トランジスタQ
22,Q24がオフとなり、直流電動機25には電流が流れ
ず、直流電動機25は停止する。
【0126】次に、ステップ2において、操作手段3cの
掃除モード切換スイッチ3bの切り換え操作により走行モ
ードが設定され、整流手段91にて商用交流電源Eが正の
極性Aの脈流に整流されたことを認識をした旨の極性認
識手段101 の出力端子AA' からのHレベル出力をモード
確定手段102 が認識して設定された走行設定モードにつ
いて、図31に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0127】走行設定モードでは、第2の制御手段93を
構成する図示しない計時手段およびカウンタ回路にて走
行モード時間変数Ta に半波の周期である1クロック、
すなわち10m秒毎にカウントする(ステップ21)。そ
して、このカウント毎に走行モード時間変数Ta が10
カウントを超えたか否かを判断し(ステップ22)、走行
モード時間変数Ta が10カウントを超えていない場合
には走行モードでない旨の走行モード変数Xを0に設定
し(ステップ23)、走行モード時間変数Ta が10カウ
ントを超えた場合には走行モードが設定された旨の走行
モード変数Xを1に設定し(ステップ24)、走行モード
を確定させる。
【0128】次に、操作手段3cの掃除モード切換スイッ
チ3bの切り換え操作によりごみ取りモードが設定され、
整流手段91にて商用交流電源Eが正の極性Aの脈流に整
流されたことを認識をした旨の極性認識手段101 の出力
端子BB' からのHレベル出力をモード確定手段102 が認
識して設定されたごみ取り設定モードについて、図32
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0129】ごみ取り設定モードでは、第2の制御手段
93を構成する図示しない計時手段およびカウンタ回路に
てごみ取りモード時間変数Tb に半波の周期である1ク
ロック、すなわち10m秒毎にカウントする(ステップ
31)。そして、このカウント毎にごみ取りモード時間変
数Tb が10カウントを超えたか否かを判断し(ステッ
プ32)、ごみ取りモード時間変数Tb が10カウントを
超えていない場合には走行モードでない旨の走行モード
変数Yを0に設定し(ステップ33)、ごみ取りモード時
間変数Tb が10カウントを超えた場合にはごみ取りモ
ードが設定された旨の走行モード変数Yを1に設定し
(ステップ34)、ごみ取りモードを確定させる。
【0130】これら走行設定モードおよびごみ取り設定
モードにより、断線やホース2の接続不良、静電気など
にて、図34に示す交流電源にノイズなどが生じた場合
でも、モード確定手段102 は整流された脈流電源の極性
の認識をノイズにより反転されることがないため、直流
電動機25が設定した掃除モードと異なる駆動方向で駆動
する誤作動が防止できる。
【0131】上記図24ないし図34に示す実施例によ
れば、整流手段91にて商用交流電源Eを正または負の極
性の脈流に整流し、極性認識手段101 にて整流されたこ
の脈流電源の極性を認識し、走行方向検出手段51からの
出力信号により走行検知手段103 にて検出された吸込口
本体5の走行方向と極性認識手段101 にて認識した脈流
電源の極性とに基づいて、モード確定手段102 にて、ブ
リッジを構成するトランジスタQ21〜Q24を適宜切り換
えて直流電動機25の駆動方向を設定するため、例えば商
用交流電源Eを位相制御することにより制御位相角に応
じて平均電圧を変化させて直流電動機25を駆動したり、
吸込口本体5の走行方向に対応した直流電動機25の駆動
方向の反転時の電流を小さくするなどの細かな駆動制御
ができる。
【0132】なお、上記図24ないし図34に示す実施
例において、走行検知手段103 は、図35に示す電気回
路としてもできる。
【0133】すなわち、フォトセンサ59a が走行方向検
出用のD−フリップフロップ回路131 のクロック端子に
接続され、フォトセンサ59b がデータ入力端子に接続さ
れ、このD−フリップフロップ回路131 の非反転出力端
子Qおよび反転出力端子Qはそれぞれ移動方向検出手段
132 に接続されている。また、この移動方向検出手段13
2 は、フリップフロップ回路133 ,134 ,135 ,136 を
有し、アンド回路138およびアンド回路139 を介してモ
ード確定手段102 を接続する一方の出力端子aaに接続さ
れるとともに、アンド回路140 およびアンド回路141 を
介して他方の出力端子bbに接続されている。また、フォ
トセンサ59b が動作維持用のモノマルチバイブレータ回
路142 に接続されるとともに、定電圧源Vccおよびアー
ス間に接続された抵抗R91およびコンデンサC61の接続
点がモノマルチバイブレータ回路142 に接続され、この
モノマルチバイブレータ回路142 の出力端子Qはアンド
回路139 およびアンド回路141 に接続される。なお、D
−フリップフロップ回路131 の非反転出力端子Qおよび
反転出力端子Qのそれぞれに、フリップフロップ回路13
3 ,134 およびフリップフロップ回路135 ,136 を2段
づつ接続して、フォトセンサ59a ,59b からの反転に対
応する。
【0134】また、過電流検出手段145 を有しており、
この過電流検出手段145 は、例えば比較的小さい電流値
である1Aの過電流の第1の設定電流値を設定する抵抗
92および抵抗R93の定電圧源Vccおよびアース間に接
続された直列回路と、より大きな電流値である2.5A
の過電流の設定電流値を設定する抵抗R94および抵抗R
95の定電圧源Vccおよびアース間に接続された直列回路
を有している。
【0135】そして、抵抗R93および抵抗R94の接続点
は、オペアンプ144 の反転入力端子に接続され、このオ
ペアンプ144 の非反転入力端子は電流検出用の抵抗R52
に接続され、出力端子は抵抗R96を介して定電圧源Vcc
に接続されるとともにモノマルチバイブレータ回路147a
の入力端子に接続されている。また、抵抗R94および抵
抗R95の接続点は、オペアンプ146 の反転入力端子に接
続され、このオペアンプ146 の非反転入力端子は電流検
出用の抵抗R52に接続され、出力端子は抵抗R97を介し
て定電圧源Vccに接続されるとともにモノマルチバイブ
レータ回路147bの入力端子に接続されている。さらに、
モノマルチバイブレータ回路147aの入力端子には、動作
安定用の例えば1.5m秒の時間を設定する定電圧源V
ccおよびアース間に接続された抵抗R98およびコンデン
サC62の直列回路の接続点が接続され、同様に、モノマ
ルチバイブレータ回路147bの入力端子には、動作安定用
のたとえば1.5m秒の時間を設定する定電圧源Vcc
よびアース間に接続された抵抗R99およびコンデンサC
63の直列回路の接続点が接続されている。
【0136】また、モノマルチバイブレータ回路147aの
リセット端子は、リセット手段としてのオア回路149 を
介してアンド回路138 およびアンド回路140 の出力端子
が接続されており、モノマルチバイブレータ回路147bの
リセット端子は、直流電動機25の起動を検出するリセッ
ト手段としてのリセット部品150 が接続されている。
【0137】さらに、モノマルチバイブレータ回路147a
およびモノマルチバイブレータ回路147bの出力端子には
計測手段152 が接続され、この計測手段152 は、比較的
小さい電流値の過電流に対応する比較的長い200クロ
ックである約2秒の設定時間を設定する2つのカウンタ
回路153 ,154 と、より大きい電流値の過電流に対応す
る4クロックである約40m秒の設定時間を設定するカ
ウンタ回路155 とを備え、これらカウンタ回路155 およ
びカウンタ回路154 はオア回路156 に接続され、オア回
路156 の出力端子は停止手段としてのモノマルチバイブ
レータ回路157の入力端子に接続され、このモノマルチ
バイブレータ回路157 の反転出力端子Qはアンド回路13
9 およびアンド回路141 の入力端子に接続されている。
【0138】そして、例えば吸込口本体5が絨毯あるい
は板の間などの床面に押し付けられて、直流電動機25の
回転数が低下し、直流電動機25の逆起電力が低下して直
流電動機25に流れる負荷電流が1A以上2A未満の比較
的小さな過電流が流れて抵抗R52に流れる電流値が上昇
し、抵抗R92および抵抗R93で設定された設定値以上に
なると、オペアンプ144 はHレベル出力し、モノマルチ
バイブレータ回路147aに入力される。
【0139】そして、カウンタ回路153 およびカウンタ
回路154 により、200カウント例えば2秒計測し、2
秒以上負荷電流が1A以上2A未満である場合に、モノ
マルチバイブレータ回路157 の反転出力端子がLレベル
出力して、アンド回路139 およびアンド回路141 に入力
し、いずれのアンド回路139 およびアンド回路141 をも
Lレベル出力となり、モード確定手段102 に電圧を印加
せず、直流電動機25を停止させる。このため、直流電動
機25の劣化や電子部品の過度の加熱を防止する。
【0140】また、負荷電流が1A以上の状態で、移動
方向検出手段132 にて吸込口本体5の移動方向が反転し
たと判断されると、オア回路149 によりモノマルチバイ
ブレータ回路147aをリセットし、カウンタ回路153 およ
びカウンタ回路154 はカウントをリセットして1からカ
ウントを始める。したがって、吸込口本体5の走行方向
の反転毎にカウントがリセットされるため、直流電動機
25が頻繁に停止することを防止して、例えば絨毯などに
吸込口本体5を押し付けて清掃しても不必要に直流電動
機25が停止しないので操作性が向上するとともに、比較
的小さな過電流のために、短時間の通電では直流電動機
25の劣化や電子部品の過度の加熱も生じにくい。
【0141】一方、例えば直流電動機25がレアショート
して、あるいは、清掃ブレード21に異物が絡まり、直流
電動機25に流れる負荷電流が2A以上の大きな過電流が
流れて抵抗R52に流れる電流値が上昇し、抵抗R94およ
び抵抗R95で設定された設定値以上になると、オペアン
プ146 もオペアンプ144 とともにHレベル出力し、モノ
マルチバイブレータ回路147bに入力される。
【0142】そして、カウンタ回路155 により、4カウ
ント例えば40m秒計測し、40m秒以上負荷電流が2
A以上である場合に、モノマルチバイブレータ回路157
の反転出力端子がLレベル出力して、アンド回路139 お
よびアンド回路141 に入力し、いずれのアンド回路139
およびアンド回路141 をもLレベル出力となり、電界効
果トランジスタQ22および電界効果トランジスタQ24の
いずれのゲートにも電圧を印加せず、直流電動機25を停
止させる。したがって、大きな電流の過電流が生ずる
と、瞬時に直流電動機25への電流の供給を停止し、直流
電動機25の劣化や電子部品の過度の加熱を防止する。
【0143】また、負荷電流が2A以上の状態では、な
んらかの比較的大きな異常、例えば直流電動機25のレア
ショート、あるいは、清掃ブレード21に異物が絡まるこ
とが考えられるので、直流電動機25が再起動するまでカ
ウンタ回路155 をリセットせず、直流電動機25の起動に
よりカウンタ回路155 はカウントをリセットして1から
カウントを始める。したがって、負荷電流が大きい状態
を維持することがないため、直流電動機25の劣化や電子
部品の過度の加熱も生じにくい。
【0144】すなわち、直流電動機25がレアショートし
た場合には、ヒューズF1 が切れるまでに通常1秒程度
かかるため、この間に各回路部品に大電流が流れ、これ
ら回路部品の劣化、破壊、あるいは電気掃除機本体1側
の部品の破壊を招くことがあるが、40m秒で直ちに直
流電動機25に供給される電流を停止できるため、直流電
動機25の破壊、他の電子部品の加熱、破壊を防止でき
る。
【0145】このようにして、操作性の向上を図りつ
つ、電気掃除機の保護、すなわち、部品の劣化の抑制、
部品の長寿命化、一部の部品が故障した際の他の部品の
故障を防止することによる交換部品の削減などを図るこ
とができる。
【0146】また、制御用の電子部品は、一般に4〜5
Aの電流値でも100m秒以下であれば、劣化および損
傷を防止できるため、2Aの電流が流れても40m秒で
電流を遮断するので、電子部品の安全動作領域内にな
り、安全上も問題ない。
【0147】したがって、比較的大きな異常、例えば清
掃ブレード21に異物が絡まり直流電動機25がロックした
状態などのときには早急に直流電動機25への供給電流を
停止させるので直流電動機25などを保護できる。また比
較的小さな過電流状態である第1の設定時間を大きな過
電流状態である第2の設定時間より長くしたので床面に
吸込口本体5を一時的に押し付けたときなどに不用意に
直流電動機25が停止しないので操作性も良好にできる。
【0148】しかも、吸込口本体5の移動方向が反転し
た際、第1の設定時間をリセットするようにしたので、
第1の設定時間を短くして、より素子、直流電動機25な
どを確実に保護することができる。すなわち第1の設定
時間を短くしても掃除中に吸込口本体5を反転させてい
れば、不用意に直流電動機25が止まることはない。
【0149】上記図1ないし図8に示す実施例、図8な
いし図16に示す実施例、図17ないし図19に示す実
施例、図20ないし図23に示す実施例、図24ないし
図34に示す実施例および図35に示す実施例におい
て、吸込口本体5の走行方向を検出し、この吸込口本体
5に設けた清掃ブレード21を回転させる直流電動機25の
駆動方向を反転させて説明したが、電気掃除機本体1に
吸込口を形成するとともに清掃ブレード21を設け、電気
掃除機本体1の走行方向を検出し、清掃ブレード21の回
転方向を反転させるようにしてもできる。
【0150】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機によれば、制
御手段により、床面のごみ量や床面の種類などに応じて
作業者が操作手段にて直流電動機の駆動方向を適宜設定
し、この設定された駆動方向に基づき走行方向検出手段
にて検出した本体ケースの走行方向に対応して直流電動
機の駆動方向を反転させるため、ごみ取り性を重視した
掃除や本体ケースの走行性を向上させて掃除作業性を重
視した掃除などの掃除状況に対応して直流電動機の駆動
方向を反転でき、掃除性を向上できる。
【0151】請求項2記載の電気掃除機によれば、制御
手段により、ブリッジを構成する各双方向制御素子の制
御端子および一端間に接続されたスイッチを、走行方向
検出手段にて検知した本体ケースの走行方向に対応して
入力端間に直列状のスイッチ同士はそれぞれオンおよび
オフ状態のうち異なる状態でかつ、対角状のスイッチ同
士は同一状態に動作部にて切り換え、床面のごみ量や床
面の種類などに応じてごみ取り性を重視した掃除や本体
ケースの走行性を向上させて掃除作業性を重視した掃除
などの掃除状況を作業者が操作手段にて設定することに
より、直流電動機の駆動方向に対応してブリッジの入力
端に接続され整流手段にて一の極性に整流される脈流電
源の極性を反転させてブリッジの架橋部間に接続する直
流電動機の駆動方向を反転させるため、本体ケースの走
行方向ごとに異なる対角状に位置する双方向制御素子に
交流電源が印加され、双方向制御素子の発熱が抑制され
発熱による損傷が防止される簡単な構成で、ごみ取り性
を重視した掃除や本体ケースの走行性を向上させて掃除
作業性を重視した掃除などの掃除状況に対応して直流電
動機の駆動方向を設定でき、掃除性を向上できる。
【0152】請求項3記載の電気掃除機によれば、制御
手段により、整流手段にて正または負の極性に整流した
交流電源の極性を極性認識手段にて認識し、この交流電
源の極性と走行方向検出手段にて検出された本体ケース
の走行方向とに基づいて、直流電動機の駆動状態を制御
するため、直流電動機の駆動方向の反転のみならず、例
えばスイッチング素子をチョッピングして、本体ケース
の走行方向に対応した直流電動機の駆動方向の反転時の
電流を小さくするなどの細かな駆動制御ができる。
【0153】請求項4記載の電気掃除機によれば、請求
項1ないし3いずれか記載の電気掃除機に加え、床面の
ごみ量を検出するごみセンサおよび本体ケースの走行性
を検出する走行センサの少なくともいずれか一を設ける
ため、例えばごみセンサにてごみ量が多い旨を検知した
場合に本体ケースの走行方向に対して回転清掃体を逆回
転させるように作業者に報知あるいは回転清掃体を走行
方向に対して逆回転に反転させる制御をしたり、走行セ
ンサにて本体ケースの走行性が悪い旨を検知した場合に
本体ケースの走行方向に対して回転清掃体を順回転させ
るように作業者に報知あるいは回転清掃体を走行方向に
対して順回転に反転させる制御をでき、さらに掃除性を
向上できる。
【0154】請求項5記載の電気掃除機によれば、請求
項4記載の電気掃除機に加え、制御手段により、ごみセ
ンサにて床面のごみ量が多い旨の検知にて走行方向検出
手段にて検出した本体ケースの走行方向に対して直流電
動機を逆回転に制御、または、走行センサにて走行性が
悪い旨の検知により、走行方向検出手段にて検出した本
体ケースの走行方向に対して直流電動機を順回転に制御
するため、さらに掃除性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施例の切換手段およ
び直流電動機を示す回路図である。
【図2】同上整流手段および操作手段を示す回路図であ
る。
【図3】同上直流電動機および電動送風機を駆動させる
回路を示す回路図である。
【図4】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図5】同上ホースの手許操作部を示す側面図である。
【図6】同上平面図である。
【図7】同上の吸込口本体を示す一部を切り欠いた平面
図である。
【図8】同上走行方向検出手段を示す斜視図である。
【図9】本発明の電気掃除機の他の実施例の切換手段お
よび直流電動機を示す回路図である。
【図10】同上整流手段および操作手段を示す回路図で
ある。
【図11】同上動作部を示す回路図である。
【図12】同上直流電動機および電動送風機を駆動させ
る回路を示す回路図である。
【図13】同上走行方向検出手段を示す分解斜視図であ
る。
【図14】同上ローラを示す断面図である。
【図15】同上ホースの手許操作部を示す側面図であ
る。
【図16】同上平面図である。
【図17】本発明の電気掃除機のさらに他の実施例の整
流手段、操作手段およびセンサ部を示す回路図である。
【図18】同上ホースの手許操作部を示す側面図であ
る。
【図19】同上平面図である。
【図20】本発明の電気掃除機のさらに他の実施例の整
流手段を示す回路図である。
【図21】センサ回路を示す回路図である。
【図22】同上ホースの手許操作部を示す側面図であ
る。
【図23】同上平面図である。
【図24】本発明の電気掃除機のさらに他の実施例の第
2の制御手段を示す回路図である。
【図25】同上整流手段を示す回路図である。
【図26】同上極性認識手段を示す回路図である。
【図27】同上走行検知手段を示す回路図である。
【図28】同上直流電動機および電動送風機を駆動させ
る回路を示す回路図である。
【図29】同上直流電動機の駆動方向を設定する動作を
説明するフローチャートである。
【図30】同上直流電動機の駆動方向を設定する動作を
説明するフローチャートである。
【図31】同上直流電動機の駆動方向を設定する動作の
走行設定モードを説明するフローチャートである。
【図32】同上直流電動機の駆動方向を設定する動作の
ごみ取り設定モードを説明するフローチャートである。
【図33】同上走行検知手段による吸込口本体の走行方
向を閾値にて判断する動作を説明する説明図である。
【図34】同上直流電動機の駆動方向を閾値にて設定す
る動作を説明する説明図である。
【図35】本発明の電気掃除機のさらに他の実施例の走
行検知手段を示す回路図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 3c 操作手段 6 本体ケース 15 吸込口 21 回転清掃体としての清掃ブレード 25 直流電動機 31,69,99 切換手段 33,51 走行方向検出手段 44,61,81,85,91 整流手段 48,70,104 動作部 64 ごみセンサ 94 制御手段 101 極性認識手段 S1 ,S2 ,S3 ,S4 双方向制御素子であるトラ
イアック SW1 ,SW2 ,SW3 ,SW4 スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、 この本体ケース内に回転自在に設けられた回転掃除体
    と、 前記本体ケース内に収納され前記回転掃除体を回転駆動
    する正逆駆動自在の直流電動機と、 この直流電動機の駆動状態を設定する操作手段と、 前記本体ケースに設けられこの本体ケースの走行方向を
    検出する走行方向検出手段と、 この走行方向検出手段にて検出した前記本体ケースの走
    行方向に対応して前記操作手段にて設定された駆動状態
    に基づき前記直流電動機の駆動方向を反転させる制御手
    段とを具備したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 本体ケースと、 この本体ケース内に回転自在に設けられた回転掃除体
    と、 前記本体ケース内に収納され前記回転掃除体を回転駆動
    する正逆駆動自在の直流電動機と、 この直流電動機の駆動状態を設定する操作手段と、 前記本体ケースに設けられこの本体ケースの走行方向を
    検出する走行方向検出手段と、 前記直流電動機の駆動を制御する制御手段とを備え、 制御手段は、 交流電源を前記操作手段の切り換え操作に対応して正ま
    たは負の極性の脈流に切り換えて整流する整流手段と、 入力端間に前記整流手段にて一の極性に整流された電源
    が接続され架橋部間に前記直流電動機が接続されてブリ
    ッジを構成しそれぞれ制御端子を有する複数の双方向制
    御素子、一端が前記双方向制御素子の制御端子にそれぞ
    れ接続され他端が前記双方向制御素子の一端にそれぞれ
    接続された複数のスイッチ、および、走行方向検出手段
    による前記本体ケースの走行方向に対応して前記入力端
    間に直列状に接続された前記スイッチ同士はそれぞれオ
    ンおよびオフ状態のうち異なる状態で、かつ、対角状に
    位置する前記スイッチ同士はオンおよびオフ状態のうち
    同一状態に切り換える動作部を備えた切換手段とを備
    え、 前記操作手段の操作に対応して前記整流手段にて整流す
    る脈流電源の極性を反転させることを特徴とする電気掃
    除機。
  3. 【請求項3】 本体ケースと、 この本体ケース内に回転自在に設けられた回転掃除体
    と、 前記本体ケース内に収納され前記回転掃除体を回転駆動
    する正逆駆動自在の直流電動機と、 この直流電動機の駆動状態を設定する操作手段と、 前記本体ケースに設けられこの本体ケースの走行方向を
    検出する走行方向検出手段と、 前記電動機の駆動を制御する制御手段とを備え、 制御手段は、 交流電源を正または負の極性の脈流に整流する整流手段
    と、 この整流手段にて整流された脈流電源の極性を認識する
    極性認識手段とを備え、 前記走行方向検出手段にて検出された前記本体ケースの
    走行方向、および、前記極性認識手段にて検出された脈
    流電源の極性に基づいて前記直流電動機の駆動状態を制
    御することを特徴とした電気掃除機。
  4. 【請求項4】 床面のごみ量を検出するごみセンサおよ
    び本体ケースの走行性を検出する走行センサの少なくと
    もいずれか一を備えたことを特徴とする請求項1ないし
    3いずれか記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、ごみセンサにて床面のごみ
    量が多い旨の検出により走行方向検出手段にて検出した
    本体ケースの走行方向に対して直流電動機を逆回転に制
    御、または、走行センサにて走行性が悪い旨の検出によ
    り、走行方向検出手段にて検出した本体ケースの走行方
    向に対して直流電動機を順回転に制御することを特徴と
    した請求項4記載の電気掃除機。
JP15969495A 1995-06-26 1995-06-26 電気掃除機 Pending JPH0910152A (ja)

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JP15969495A JPH0910152A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 電気掃除機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013102699A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Orion Machinery Co Ltd 搾乳機の動作モード切換方法及び搾乳システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013102699A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Orion Machinery Co Ltd 搾乳機の動作モード切換方法及び搾乳システム

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