JP4982250B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動部を有し掃除機本体に着脱可能な管部を備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通し集塵袋である紙パックを収容する集塵室が設けられているとともに、この集塵室に連通して本体吸込口が設けられている。この本体吸込口には、管部を構成するホース体、延長管および床ブラシが順次連通接続されている。また、掃除機本体内には、電動送風機の駆動を制御する本体制御部が設けられている。さらに、管部の一部であるホース体の手元操作部には、集塵室に捕集された塵埃量などを表示する表示手段を有する管部制御部が設けられている。また、ホース体の内部には、掃除機本体側と管部制御部とを電気的に接続する電源線が螺旋状に配設されている。そして、本体制御部は、検出した塵埃量に対応して電源電圧を制御することで、指示情報を示す指示信号を含む信号列を管部制御部へと、電源線を介して出力し、管部制御部は、制御された電源電圧を検出して、その検出結果を表示手段などに出力し、この表示手段が本体側から出力された情報を表示したり報知したりする(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−104226号公報(第5頁、図5)
上述の電気掃除機では、本体制御部から管部制御部へと信号列を出力した際に、管部制御部によりこの信号列に含まれる指示信号を読み取るために、この読み取りの前に管部制御部を起動させておかなければならない。そのため、例えば管部制御部に電圧を常時供給して管部制御部を常に動作させた状態としておくことなどが考えられる。
しかしながら、このような構成とすると、管部制御部側を駆動しない状態では電力が無駄となるだけでなく、管部の一部を取り外して掃除をしたり、管部を掃除機本体から取り外して紙パックを廃棄したりする際に、電源線の接続部などが露出し、露出した電源線などに例えば短絡(ショート)などの電気的な問題が生じるおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、本体制御部からの指示信号を確実に読み取りできるとともに、電気的な問題が生じないことにより使い勝手を向上した電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、掃除機本体からの電力により駆動する駆動部を備え、電動送風機の吸込側に連通して掃除機本体に着脱可能な管部と、掃除機本体に設けられ、管部に供給する電圧を制御することで駆動部の動作を指示する指示情報を示す指示信号を備えた位相情報を有する命令信号を出力する本体制御部と、管部に設けられ、本体制御部により制御された電圧が給電されることで動作して本体制御部からの命令信号の指示信号に基づいて駆動部の駆動を制御する管部制御部とを具備し、本体制御部は、管部制御部が起動していない状態で、命令信号の最初の信号を、管部制御部を起動させる起動信号とするものである。
本発明によれば、管部制御部が起動していない状態で、駆動部の動作を指示する指示情報を示す指示信号を備えた位相情報を有する命令信号の最初の信号を、管部制御部を起動させる起動信号とすることで、管部制御部を確実に起動させた状態で指示信号を読み取りできるとともに、管部制御部を動作させない状態では管部制御部側に電力を供給しなくてよいため、電気的な問題が生じず使い勝手が向上する。
以下、本発明の一実施の形態の電気掃除機の構成を図面を参照して説明する。
図2において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、内部に収容された電動送風機2の駆動により生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、着脱可能な集塵部Dにて集塵する。
また、この掃除機本体1には、外部から空気を吸引する本体吸込口3が開口されている。この本体吸込口3には、可撓性を有し湾曲可能な細長略円筒状のホース体4が連通接続されている。このホース体4の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な手元操作部5が設けられている。この手元操作部5には、掃除する際に作業者が把持する把持部6が基端側に向けて突設され、この把持部6には、掃除機本体1内の電動送風機2などを所定の動作モードに設定する複数の操作ボタンである設定ボタン7が設けられている。
さらに、この手元操作部5の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管8が着脱可能に連通接続されている。またさらに、この延長管8の先端には、被掃除面としての床面上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ9が着脱可能に連通接続されている。そして、これら床ブラシ9、延長管8およびホース体4などにより、管部10が構成されている。
掃除機本体1には、電動送風機2などの駆動を制御するマイクロコンピュータである本体制御部13を実装した本体回路基板14(図1)が組み込まれている。また、この掃除機本体1には、本体回路基板14などに対して、電源コード15から交流電源である商用交流電源Eが供給される。
ホース体4内には、商用交流電源Eと床ブラシ9側とを接続するための一対の電力線16(図1)と、手元操作部5と掃除機本体1側とを接続する信号線17(図1)とが設けられ、電力線16の一方が、信号線17とともに信号線として共用されている。そして、これら電力線16と信号線17とは、ホース体4の一端から他端に亘って連続して配設されている。
設定ボタン7は、電動送風機2と、床ブラシ9に設けられた駆動部としてのモータ21(図3)をそれぞれ異なる駆動状態にする複数種類の運転モードを選択することができるように構成され、ここでは、例えば電動送風機2の停止設定用の設定ボタン7a、電動送風機2の強入力/弱入力の運転設定用の設定ボタン7b、および、モータ21の正転/反転/停止の運転設定用の設定ボタン7cが順次設けられている。
延長管8内には、一対の電力線23(図1)が設けられ、これら電力線23はホース体4に設けられた電力線16と接続されている。
床ブラシ9は、図3に示すように、床面上の塵埃を吸い込む吸込口25を備えている。また、この床ブラシ9内には、上記モータ21が配設されており、このモータ21の回転が、吸込口25に回転自在に設けられた回転清掃体26へと、動力伝達機構27により伝達されるように構成されている。さらに、床ブラシ9の底面部には、モータ21の安全スイッチとして機能する掃除面スイッチSが配設されている。そして、床ブラシ9内には、モータ21の動作を制御するマイクロコンピュータである管部制御部28(図1)を実装した管部回路基板である吸込口体回路基板29が組み込まれている。
次に、電気掃除機の内部構成を説明する。
図1に示すように、本体回路基板14は、制御信号により駆動されるトライアックなどの制御素子である双方向性サイリスタ31と、電流ヒューズ32とが、電動送風機2の一部を構成し交流電源で駆動される整流子モータ33と直列に接続されている。
ここで、整流子モータ33は、例えば図示しないブラシと、このブラシに摺動する整流子を備えた電機子33aと界磁巻線33b,33cとから構成されるユニバーサルモータであり、電機子33aの回転軸に接続され電動送風機2の一部を構成するファン35を回転させるように構成されている。
ファン35は、整流子モータ33の回転軸に接続された遠心型ファンであり、整流子モータ33によりファン35が回転することにより発生する負圧によって、塵埃を含んだ空気が床ブラシ9から延長管8、ホース体4を介して掃除機本体1に吸い込まれるように構成されている。
また、整流子モータ33には、印加する商用交流電源Eの電圧のゼロクロスポイントを検出するゼロクロス検出部36が接続されている。
また、本体制御部13は、主に、手元操作部5に接続された信号線17と接続され手元操作部5からの指示信号が入力されるI/O部41、中央処理部42、メモリ43、および、タイマ44などから構成され、ゼロクロス検出部36により検出した商用交流電源Eのゼロクロスタイミングから周波数、手元操作部5からの指示信号などを読み取るとともに、双方向性サイリスタ31、および、電力線16に接続されたトライアックなどの制御素子である双方向性サイリスタ39の制御端子に制御信号を出力するように構成されている。
なお、本体制御部13の手元操作部5からの指示信号の読み取りは、手元操作部5の各設定ボタン7a〜7cに直列に接続され互いに異なる抵抗値を有する抵抗部品45a〜45cを備えた電圧可変回路45により、商用交流電源Eに接続された本体電源部46の出力電圧の分圧値を設定ボタン7の操作状態に応じて変化させ、この変動する分圧値を周期的に読み取ることでなされる。
メモリ43は、中央処理部42が実行する制御プログラムおよび必要な定数などのデータが予め記憶されているとともに、中央処理部42の演算データなどを一時記憶しておくデータ記憶領域ならびに作業領域として使用される。
さらに、本体制御部13には、電動送風機2に流れる電流を検出する電流検出部47の出力が入力される。そして、本体制御部13は、電流検出部47の出力に応じて掃除機本体1に設けられた出力部である図示しない報知部を動作させることで、集塵部Dの集塵量に関する情報を使用者に報知するように構成されている。
また、I/O部41には、商用交流電源Eの電圧を検出する電圧検出部49が電気的に接続され、この電圧検出部49によりI/O部41にその電圧情報が入力されるように構成されている。
一方、吸込口体回路基板29は、商用交流電源Eに、本体制御部13により制御信号の出力タイミングを制御される双方向性サイリスタ39を介して管部電源部である吸込口体電源部51が接続されている。
吸込口体電源部51は、電力線23に接続される整流部51a、降圧部51bおよび定電圧部51cなどから構成されている。整流部51aは、例えば4つのダイオードから構成されたダイオードブリッジであり、定電圧部51cは、例えば電解コンデンサから構成されている。
また、整流部51aの出力側には、トランジスタなどの例えば4つのスイッチング素子53a〜53dから構成されるブリッジ回路53が接続され、さらに、このブリッジ回路53にモータ21が接続されている。また、吸込口体電源部51は、吸込口体回路基板29の電源としても機能する。
そして、管部制御部28は、主に、図示しないI/O部、中央処理部55、メモリ56、およびタイマ57から構成される。メモリ56は、モータ21の動作に係る制御プログラム、ならびに必要な定数などのデータが予め記憶されている。
また、管部制御部28には、電源検出部61、吸込口体電源部51の電圧が閾値電圧Vthを越えたときに管部制御部28を動作させるリセットICを使った回路などであるリセット部62、および、本体制御部13から出力された指示情報に対して動作するLEDなどの表示素子63がそれぞれ接続される。
さらに、管部制御部28には、電源検出部61から掃除機本体1より吸込口体電源部51に供給される電圧の波形情報、換言すれば位相情報が入力される。そして、管部制御部28は、この入力された波形情報に応じて、ブリッジ回路53の各スイッチング素子53a〜53dへオン、オフの制御信号を出力して、モータ21の回転速度や回転方向を制御する。例えば、管部制御部28が、スイッチング素子53a,53dをオンさせた場合は、掃除面に対して床ブラシ9が前方向に進むように回転(正転)し、逆に、スイッチング素子53b,53cをオンさせた場合は、床面に対して床ブラシ9が後方向に進むように回転(反転)するように構成されている。
次に、上記一実施の形態の動作を、図4ないし図6も参照しながら説明する。
手元操作部5の設定ボタン7が操作されると、この操作に基づいた指示信号が本体制御部13に入力される。電動送風機2を動作させる旨の信号である場合には、本体制御部13から双方向性サイリスタ31の制御端子に制御信号が供給され、電動送風機2が駆動される。このとき、本体制御部13は、位相制御により電動送風機2の入力を可変させる。
次に、設定ボタン7によりモータ21を動作させる旨の指示信号が本体制御部13に入力された場合には、商用交流電源Eの電源電圧からゼロクロス検出部36を介して生成されるゼロクロス波形を基に制御パルスを生成し、この結果、電力線16,16間あるいは電力線23,23間に電力線間電圧波形を生じさせ、この電圧波形を変換して管部制御部28が位相情報を検出する。
具体的に、例えば、管部制御部28が動作していない状態でモータ21を正転動作させる旨の信号が本体制御部13に入力されると、本体制御部13は、時間T1までの間に本体制御部13から床ブラシ9に出力する指示情報を決定する。この指示情報は、例えば手元操作部5の設定ボタン7操作によるモータ21の正転・反転・停止指示や、集塵部Dが塵埃でいっぱいになった旨などの管部制御部28に出力すべき情報が含まれる。
ここで、床ブラシ9に出力する指示情報は、異なる位相情報を有する制御パルスを組み合せた指示信号により構成する。例えば、図4(c)において、制御パルスP2,P3は位相情報t1を、制御パルスP4,P5は位相情報t2を、それぞれ有している。
次いで、時間T1までに指示情報が決定すると、本体制御部13は、図4(b)に示すゼロクロス波形を基に信号を出力、すなわち、双方向性サイリスタ39の制御端子に加える電圧を制御して交流電源波形を位相制御する。双方向性サイリスタ39は、電源電圧が反転するまで導通するので、位相制御により電力線16,16間あるいは電力線23,23間には、図4(d)に示す電力線間電圧が発生する。
ここで、本体制御部13が出力する最初の信号である制御パルスP1は、管部制御部28が起動していない状態で、この管部制御部28の起動信号となるもので、そのオン時間Tが長くなる(導通期間が長くなる)ように設定され、ここでは、信号を構成する他の制御パルスP2〜P5までのどの制御パルスよりもオン時間が長くなるように設定されている。
起動信号である制御パルスP1を出力したら、本体制御部13は、次の半周期から指示信号を出力する。すなわち、本体制御部13からは、これら起動信号および指示信号を含む命令信号が出力される。本実施の形態では、例えば4種類の情報を指示情報として管部制御部28に出力する場合について述べる。この4種類の情報とは、ここでは、例えば設定ボタン7の操作によるモータ21の正転・反転・停止の指示や、集塵部Dが塵埃でいっぱいになったという4つの情報である。
これらの情報を管部制御部28に出力する場合に信号を組み合せる。ここでは、4種類の指示情報を構成するために、2つの信号を組み合せ、これら2つの信号を時分割で出力するように構成する。
すなわち、図4(c)に示すように、位相情報t1を有する制御パルスP2,P3を最初に、連続して位相情報t2を有する制御パルスP4,P5を2度目に、それぞれ出力することにより、1つの指示情報を表す。すなわち、2つの異なる位相情報を有する制御パルスを異なる組み合わせおよび異なる順序で出力することで、合計4つの指示情報を表すことが可能となる。
また、ここでは、商用交流電源Eの1周期(周波数50Hzの場合20ms)を信号の出力切り換え周期(位相情報の変更周期)として設定している。このため、1周期に2度同じ位相情報の制御パルスを出力して、電源電圧半周期ごとの指示情報のばらつきを抑制している。
モータ21を動作させる旨の指示情報である場合には、本体制御部13は、制御パルスP5まで出力したら、制御パルスP6以降はフルデューティ、すなわちオフ時間をゼロにして常にHigh状態を維持する。床ブラシ9には負荷の大きなモータ21が搭載されているので、モータ21を駆動するにはHigh状態の維持が妥当だからである。
なお、双方向性サイリスタ39は、電源電圧が反転するまで導通するので、本実施の形態では図4(c)のように決まったオン時間T2を有する制御パルスを出力しているが、この制御パルスは、電源電圧の極性が変わるゼロクロスポイントより手前の近傍まで出力することも可能である。特に、複数の指示情報を伝達したい場合、各信号を確実に伝達しなければならないので、ゼロクロスポイント近傍までオン時間を継続することにより、ノイズで双方向性サイリスタがオフしてしまうことがないようにして信号としての質を高めることができる。
ここで、ゼロクロスポイントではなくその手間の近傍までとしているのは、ゼロクロスポイントまでを制御パルスのオン時間として設定すると、ゼロクロスポイント検出部36の検出のばらつきなどの要因により、ゼロクロスポイント後まで制御パルスがオンされて指示信号を出力したいにも拘らずフルデューティ、すなわちHigh状態になってしまう可能性もあるからである。
また、ここでは、各指示信号の制御パルスのオフ時間は概ね0〜7ms程度の範囲に設定する。すなわち、指示信号のオンデューティを30%〜100%に設定する。本実施の形態では、電力線16,16間あるいは電力線23,23間に現れる電力線間電圧波形を指示信号として利用するとともに、床ブラシ9のモータ21の電源としても利用しているため、デューティが小さいとモータ21の電源としての機能に悪影響を与えるためである。
次に、制御パルスP1〜P6を管部10の電力線16,16および電力線23,23にて伝達し、床ブラシ9に設けた管部制御部28においてこれらを検出する。
床ブラシ9では、制御パルスP1〜P6により生じる図4(d)に示す電力線間電圧から吸込口体電源部51の電圧を生成し、これを管部制御部28の電源としている。ここで、図4(d)に示す電力線間電圧から、図5(a)に示すように吸込口体電源部51の電圧が生成され始めると、時間Taから吸込口体電源部51の電圧が上昇し始める。この電圧は、時間Tcにかけて、例えば5Vまで上昇するが、途中(時間Tb)で閾値電圧Vth、例えば4.2Vを通過する。この結果、リセット部62により管部制御部28は動作される。そして、管部制御部28は、図5(b)に示すように、閾値電圧である4.2Vよりも吸込口体電源部51の電圧が低い状態ではオフ状態にあり、高い場合にはオン状態にある。
本実施の形態では、制御パルスP1のオン時間を制御パルスP2〜P5までのどの制御パルスよりも長く設定しているので、時間Tb以降、すなわち管部制御部28がオン状態である期間が充分に得られる。このため、仮に商用交流電源Eの電圧が低下したとしても、指示信号を受信する前に、管部制御部28を確実にオン状態にすることができる。そして電源オン状態になった後、管部制御部28は、ここでは図4(e)に示すように連続して出力される位相情報t1を2回、位相情報t2を2回検出して指示情報を検出する。このとき、例えば2回読み取った位相情報t1の時間の平均を求め、この平均値を位相情報t1の代表値にするなどの処理として、電源電圧半周期毎の指示情報のばらつきを抑制してもよい。当然、指示信号を2度だけではなく、さらに多数回検出するようにして、この多数の指示信号の位相情報を処理することも可能である。この場合、本体制御部13から出力する指示信号の数も変更する必要がある。
一方、例えばモータ21を上記のように正転させた状態から反転動作させる旨の信号が本体制御部13に入力されると、本体制御部13は、図6に示すように、時間T3までの間に本体制御部13から床ブラシ9に出力する指示情報を決定し、本体制御部13が図6(b)に示すゼロクロス波形を基に信号を出力、すなわち、双方向性サイリスタ39に加える電圧を位相制御する。このとき、管部制御部28の電源は既にオン状態になっているため、出力される命令信号には、指示情報のみが含まれていればよい。ここでは、例えば、制御パルスP7,P8を介して位相情報t2を2回出力するとともに、制御パルスt9,t10を介して位相情報t1を2回出力した後、制御パルスP11以降はフルデューティ、すなわちオフ時間をゼロにして常にHigh状態を維持する。この結果、これら位相制御により電力線16,16間あるいは電力線23,23間に発生した図6(d)に示す電力線間電圧を変換することで、図6(e)に示す位相情報を管部制御部28で読み取る。
そして、管部制御部28は、読み取った指示情報により、本体制御部13から4種類のうちどの指示情報が出力されてきたのか、すなわち、設定ボタン7の操作によるモータ21の正転指示なのか反転指示なのか停止指示なのか、または集塵部Dが塵埃でいっぱいなので表示素子63を点滅させるのかなどを認識し、この認識に基づきモータ21や表示素子63を制御する。
なお、モータ21および表示素子63の両方を停止させる際には、管部制御部28への電源の供給を停止する。
このように、上記一実施の形態の電気掃除機によれば、管部制御部28が起動していない状態で、モータ21の動作を指示する指示情報を示す指示信号を備えた命令信号の最初の信号を、管部制御部28を起動させる信号とすることで、管部制御部28を確実に起動させた状態で指示信号を読み取りできるとともに、管部制御部28を動作させない状態では管部制御部28側に電力を供給しなくてよいため、例えば管部10の手元操作部5から延長管8を取り外したり、延長管8の先端から床ブラシ9を取り外したりして使用する際などでも、この取り外した部分で露出した電力線16,16間あるいは電力線23,23間の短絡(ショート)などの電気的な問題が発生することがないなど、使い勝手が向上する。
すなわち、電気掃除機においては、例えば狭い場所を掃除する際などには、床ブラシ9を延長管8から取り外して使用することがあり、また、卓上などを掃除する際などには、延長管8を手元操作部5から取り外して使用することがあり、これら使用状態では、各接続部に配設された電力線16,16あるいは電力線23,23の接続用の端子が外部に露出することがある。このため、管部制御部28を起動させてモータ21への指示信号を読み取る必要があるときにだけ、この管部制御部28へと起動信号として電圧を送ることで、動作部が動作していない場合は電力線16,16間、あるいは電力線23,23間に電位差が生じることを防止し、床ブラシ9などを取り外して使用している状態で、露出している電力線16,16あるいは電力線23,23などの短絡などによる本体回路基板14上に設けられる素子の破損などを確実に防止できる。
また、本体制御部13は、起動信号のオンデューティすなわち制御パルスP1のオン時間を、指示信号のオンデューティすなわちその他の制御パルスP2〜P5のオン時間に比べて長く設定するので、管部制御部28を確実に起動することができ、適切な時間内で指示情報を伝達することが可能である。適切な時間内で指示情報を伝達できるので、掃除機使用者が設定ボタン7の操作からモータ21や表示素子63の動作の反応が鈍いと感じることを抑制できる。
このため、管部制御部28を起動できないことによる読み取り不具合を回避することができ、本体制御部13から何度も指示信号を出力する必要性はなくなるため、適切な時間内で指示情報を管部制御部28へと伝達することが可能である。
また、制御パルスP1により管部制御部28を確実に起動し、管部制御部28は位相情報を検出するための時間待ちができ、この時間待ちを位相情報の検出タイミング開始時間として設定できるため、検出の基準を設けることができることから、管部制御部28の認識処理がしやすくなる。
さらに、本体制御部13は、管部制御部28に出力する制御パルスを少なくとも複数として、これら複数の制御パルスの組み合せにより指示情報を生成して出力するようにしたので、多くの指示情報を本体制御部13から管部制御部28に伝達することを可能にする。例えば各信号の制御パルスのオフ時間を0〜7msの範囲で設定すれば、電源周波数50Hz下において3つ程度の信号を構成することが可能であり、これら3つの信号を組み合せて指示情報を構成するようにすれば、上記4通りの指示情報伝達だけではなく、数10通りの指示情報を伝達することも可能となる。
そして、このように数10通りの指示情報を伝達することができれば、モータ21や表示素子63の制御だけではなく、例えば手元操作部5に設けた圧電素子あるいは振動モータなどに指示情報を出力して振動による掃除機のインターフェースを構成したり、手元操作部5に音声ICを組み込み、使用者により近い場所である手元操作部5から、音声により掃除機本体1の情報を出力したりすることも可能となる。
また、管部制御部28が起動している状態では、本体制御部13が指示信号のみを命令信号として管部制御部28へと出力することで、管部制御部28により指示信号を早く読み取らせて、管部制御部28側での反応を早めることができる。
なお、上記一実施の形態において、電圧検出部49で検出した商用交流電源Eの電圧情報に従い、本体制御部13は制御パルスP1のオン時間を調整して出力することもできる。この場合、電圧が高い場合は制御パルスP2〜P5と同じように出力し、例えば商用交流電源Eの電圧が予め設定された所定の電圧、例えば85V未満になった場合のみ、起動信号のオンデューティすなわち制御パルスP1のオン時間を他の制御パルスP2〜P5までのどの制御パルスよりも長くなるよう設定することで、管部制御部28を確実にオン状態に起動させることができる。
また、本体制御部13の制御や管部制御部28の読み取りを簡単にするために、管部制御部28が既に起動されている場合でも、起動用の制御パルスP1を含む命令信号を出力してもよい。
さらに、駆動部としては、モータ21以外でも、表示素子63あるいは音声手段、電力駆動する任意のものとすることができるだけでなく、床ブラシ9以外でも、例えば手元操作部5など、管部10中の任意の位置に設けてもよい。
しかも、上記実施の形態においては、掃除機本体1から床ブラシ9に位相制御された交流電圧を供給するものについて説明したが、直流電圧を供給するようにしたものでもよい。
本発明の一実施の形態の電気掃除機を示す回路図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 同上電気掃除機の管部の一部を示す平面図である。 同上電気掃除機の駆動部を正転動作させる際のタイミングチャートである。 管部制御部側に図4(e)の波形が現れる状況の立ち上り側の拡大図である。 同上電気掃除機の駆動部を反転動作させる際のタイミングチャートである。
符号の説明
1 掃除機本体
2 電動送風機
10 管部
13 本体制御部
21 駆動部としてのモータ
28 管部制御部
49 電圧検出部

Claims (4)

  1. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    この掃除機本体からの電力により駆動する駆動部を備え、前記電動送風機の吸込側に連通して前記掃除機本体に着脱可能な管部と、
    前記掃除機本体に設けられ、前記管部に供給する電圧を制御することで前記駆動部の動作を指示する指示情報を示す指示信号を備えた位相情報を有する命令信号を出力する本体制御部と、
    前記管部に設けられ、前記本体制御部により制御された電圧が給電されることで動作して前記本体制御部からの命令信号の指示信号に基づいて前記駆動部の駆動を制御する管部制御部とを具備し、
    前記本体制御部は、前記管部制御部が起動していない状態で、命令信号の最初の信号を、前記管部制御部を起動させる起動信号とする
    ことを特徴とした電気掃除機。
  2. 本体制御部から管部制御部へと出力する起動信号は、指示信号よりもオンデューティが大きい
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 掃除機本体の電源の電圧を検出する電圧検出部を具備し、
    本体制御部は、前記電圧検出部により検出した電圧が予め設定された所定値よりも低いとき、前記管部制御部へと出力する起動信号のオンデューティを大きくする
    ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 本体制御部は、管部制御部が起動している場合には、指示信号のみを命令信号として前記管部制御部に出力する
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。
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