JPH0618813A - 講演装置 - Google Patents
講演装置Info
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- JPH0618813A JPH0618813A JP7281793A JP7281793A JPH0618813A JP H0618813 A JPH0618813 A JP H0618813A JP 7281793 A JP7281793 A JP 7281793A JP 7281793 A JP7281793 A JP 7281793A JP H0618813 A JPH0618813 A JP H0618813A
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- Japan
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- half mirror
- image
- audience
- lecturer
- lecture
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 講演者は講演、発表等の際、聴衆から視線を
落として講演、発表等の原稿を見ることなく、聴衆に向
かって視線を合わせながら前記原稿等を監視し、聴衆を
ひきつけ、適確な講演、発表ができるようにする。 【構成】 画像信号発生装置2の出力信号を表示し、該
画像の虚像を聴衆方向に生成する反射鏡3とハーフミラ
ー4とからなる画像表示装置1をもって講演装置を構成
した。
落として講演、発表等の原稿を見ることなく、聴衆に向
かって視線を合わせながら前記原稿等を監視し、聴衆を
ひきつけ、適確な講演、発表ができるようにする。 【構成】 画像信号発生装置2の出力信号を表示し、該
画像の虚像を聴衆方向に生成する反射鏡3とハーフミラ
ー4とからなる画像表示装置1をもって講演装置を構成
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、講演、発表等のプレゼ
ンテーションの際に利用する講演装置と、かかる講演、
発表および各種会議等の行われる会場、会議室に設置さ
れる講演台の講演装置に関する。
ンテーションの際に利用する講演装置と、かかる講演、
発表および各種会議等の行われる会場、会議室に設置さ
れる講演台の講演装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長時間の講演、発表等で講演者
は、講演のすべての内容を記憶することは不可能である
ので、あらかじめ用意していた発表、講演の原稿等(以
下原稿等という)を講演台に置き、聴衆から視線を落と
して前記原稿等を見るのが通例であった。この場合、講
演者は講演で最も重要とされる聴衆との視線を合わせる
ことがなくなるので、聴衆をひきつける迫力に欠けると
いう欠点があった。前記原稿等を用意していないときに
は、講演者は必要な情報を述べるのを忘れたり、適確に
発表、報告ができないということがあった。
は、講演のすべての内容を記憶することは不可能である
ので、あらかじめ用意していた発表、講演の原稿等(以
下原稿等という)を講演台に置き、聴衆から視線を落と
して前記原稿等を見るのが通例であった。この場合、講
演者は講演で最も重要とされる聴衆との視線を合わせる
ことがなくなるので、聴衆をひきつける迫力に欠けると
いう欠点があった。前記原稿等を用意していないときに
は、講演者は必要な情報を述べるのを忘れたり、適確に
発表、報告ができないということがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、講演
者は講演、発表等の際、聴衆から視線を落として、前記
原稿等を見るのが通例で、講演者は聴衆と視線を合わせ
ることがなくなり、そのため聴衆をひきつける迫力に欠
けるという欠点があったので、本発明は講演者は講演、
発表等の際聴衆に向かって視線を合わせながら前記原稿
等を監視し、講演、発表等が適確にできるような講演装
置を提供するものである。
者は講演、発表等の際、聴衆から視線を落として、前記
原稿等を見るのが通例で、講演者は聴衆と視線を合わせ
ることがなくなり、そのため聴衆をひきつける迫力に欠
けるという欠点があったので、本発明は講演者は講演、
発表等の際聴衆に向かって視線を合わせながら前記原稿
等を監視し、講演、発表等が適確にできるような講演装
置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1ないし請求項3において、画像を表示する第1
の手段と、該画像の虚像を聴衆方向に生成する第2の手
段とを有し、前記第1の手段は、画像信号を発生する装
置の出力信号を表示し、前記第2の手段は反射鏡とハー
フミラーとから、もしくはハーフミラーからなるように
講演装置を構成した。また、請求項4において、画像を
表示する第1の手段と、該画像の虚像を聴衆方向に生成
する第2の手段とを具備した会場、会議室に設置される
講演台を構成し講演装置とした。
請求項1ないし請求項3において、画像を表示する第1
の手段と、該画像の虚像を聴衆方向に生成する第2の手
段とを有し、前記第1の手段は、画像信号を発生する装
置の出力信号を表示し、前記第2の手段は反射鏡とハー
フミラーとから、もしくはハーフミラーからなるように
講演装置を構成した。また、請求項4において、画像を
表示する第1の手段と、該画像の虚像を聴衆方向に生成
する第2の手段とを具備した会場、会議室に設置される
講演台を構成し講演装置とした。
【0005】
【作用】本発明を前記の通り構成したので、画像信号発
生装置から発生した原稿等の画像信号は表示装置に表示
され、その出力光が反射鏡で反射されてハーフミラーに
入力され、その入力光の一部がハーフミラーで反射され
て講演者の眼に入り、その結果講演者は、講演台に視線
を落とすことなく原稿等を見ることができる。さらに、
講演者はハーフミラーを通して聴衆を見ることができ、
また聴衆はハーフミラーを通して講演者を見ることもで
きる。
生装置から発生した原稿等の画像信号は表示装置に表示
され、その出力光が反射鏡で反射されてハーフミラーに
入力され、その入力光の一部がハーフミラーで反射され
て講演者の眼に入り、その結果講演者は、講演台に視線
を落とすことなく原稿等を見ることができる。さらに、
講演者はハーフミラーを通して聴衆を見ることができ、
また聴衆はハーフミラーを通して講演者を見ることもで
きる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面と共に説明する。以下
に説明する実施例1および実施例2は本発明の講演装置
の実施例であり、また実施例3ないし実施例5は本発明
の講演台を構成した講演装置の実施例である。 (実施例1)図1において、1は画像表示装置、2は画
像信号発生装置、3は反射鏡、4はハーフミラーであ
る。ハーフミラー4および反射鏡3は画像信号発生装置
2に支持棒6によって支持されている。ハーフミラー4
は、講演者が聴衆を見る視線上付近に配置され、かつハ
ーフミラー4で反射した光が講演者の眼に入射するよう
に角度θで設置されている。本構成によれば、画像信号
発生装置2から原稿等の画像信号を、発生するようにし
てあるので、該信号は画像表示装置1に表示され、その
出力光が反射鏡3で反射され、ハーフミラー4に入力さ
れ、その入力光の一部がハーフミラーで反射されて講演
者の眼に入り、その結果講演者は講演台に視線を落とさ
ずに原稿等を見ることができ、かつ講演者はハーフミラ
ー4を通して聴衆を見ることができる。さらに聴衆はハ
ーフミラー4を通して講演者を見ることもできる。かく
して、講演者は聴衆と視線を交わしつつ原稿等を見なが
ら講演が可能となる。図1の実施例1において、画像信
号発生装置2と画像表示装置1は市販のラップトップ型
コンピューターそのもので構成できる。あるいは、画像
表示装置1をコンピューターのディスプレイとし、画像
信号発生装置2をコンピューターの本体とし、該コンピ
ューター本体は、講演台の外に配置しても良いことはい
うまでもない。また、画像信号発生装置2は、講演原稿
を撮影記録されたビデオテープが装着されたビデオ装置
であってもよい。図2(A)は、前記ハーフミラー4の
横断面図を示している。ハーフミラー4は3層より形成
され、4−1はARコートもしくはノングレア処理した
面であり、4−2はプラスチック等の透明板である。4
−3はハーフミラーコートされた面であって、透過率は
高く反射率は低くしている。例えば透過率は約90%、
反射率は数%としている。ハーフミラー4の反射面の形
状は、図2(B)に示すように液晶画面の形状と比較し
て横長としており、液晶画面はハーフミラー面4−3で
反射されて講演者はこの反射像を見る。反射率は数%と
低いが、液晶パネルのバックライトの輝度が15000
ntと明るいので、反射像の輝度は液晶の透過率を考慮
しても100nt程度得られ、通常のオフィスでも十分
な明るさである。また、ハーフミラー面4−3の透過率
が約90%と高いので、講演者は聴衆をハーフミラーを
通して見ることができる。天井にある照明からの外光は
面4−1で聴衆側ヘ反射されるが、前記ARコートされ
ていれば外光は大幅に減衰されて反射する。また、ノン
グレア処理されていれば前記外光は拡散される。講演者
が左右に移動した場合は、図2(B)に示したハーフミ
ラー4が横長の形状であるので、講演者は図示範囲以内
で液晶画面の反射像を見ることができる。 (実施例2)図3は、本発明の講演装置の他の実施例を
示す図であり、画像表示装置1とハーフミラー4は図1
の場合と同じ機能を有している。画像信号発生装置22
は、原稿等のイメージ情報を裏返えしにし、講演者がハ
ーフミラー4から反射してきた原稿等を見たとき正常に
読めるように画像信号を発生する装置である。配置条件
は実施例1で説明したのと同様である。 (実施例3)図4は本発明による講演台の実施例を示す
図である。1は画像表示装置、2は画像信号発生装置、
3は反射鏡、4はハーフミラー、5は講演台フレームで
ある。ハーフミラー4は支持棒6によって講演台フレー
ム5に支持され、講演者が聴衆を見る視線上付近に配置
され、かつハーフミラー4で反射した光が講演者の眼に
入射するような角度θで設置されている。本構成によれ
ば、画像信号発生装置2から原稿等の画像情報を発生す
るようにしてあるので、該情報は画像表示装置1に表示
され、その出力光が反射鏡3で反射されてハーフミラー
4に入力され、その入力光の一部がハーフミラー4で反
射されて講演者の眼に入り、その結果講演者は講演台に
視線を落とすことなく原稿等を見ることができる。さら
に聴衆はハーフミラー4を通して講演者を見ることがで
き、講演者は聴衆と視線を交わしつつ前記原稿等を見な
がら講演が可能となる。実施例1において述べたよう
に、画像信号発生装置と画像表示装置とは市販のラップ
トップ型コンピューターそのもので構成できる。あるい
は画像表示装置をコンピューターのディスプレイとし、
画像信号発生装置をコンピューターの本体とし、該コン
ピューター本体は講演台の外に配置してもよいことは本
実施例に対しても同様である。また、画像信号発生装置
は原稿等を撮影記録されたビデオテープが装着されたビ
デオ装置に対しても実施例1の場合と同様である。 (実施例4)図5は画像信号発生装置に設けられたハー
フミラーの取付角度θおよび該ハーフミラーの取付高さ
を調節するための機構説明図である。4はハーフミラ
ー、12はハーフミラー取付角度調節部材で、ちょうど
螺番等と類似の機構を有し、該部材12の両脚部はハー
フミラーを保持し、かつ、α軸を中心として取付角度へ
の回動と固定を可能ならしめている。13、14、15
は垂直を保ち、それぞれ相互に嵌合して上下に摺動停止
可能な断面四角の支持部材である。なお、支持部材15
は画像表示装置16に連結して取付けられている。17
は液晶パネル、18は画像表示装置16にコードをもっ
て接続されるパーソナルコンピューター、19は該パー
ソナルコンピューターの前面に設けられたフロッピーデ
ィスクスロットである。上述したような構成になってい
るので、講演者はその身長に応じて、前記部材13、1
4を上下に摺動させることによって、ハーフミラーの高
さを容易に調節変更することができる。そして、講演者
が聴衆を見る視線とハーフミラーに投影された画像を見
る視線とが合致するように、取付角度調節部材12の操
作により取付角度θを調節できる。なお、図5ではパー
ソナルコンピューター18を画像表示装置16の外部に
設置しているのに対し、図6では前記表示パネルを除い
たCPUボード、ディスク、インタフェース回路等を前
記画像表示装置16の中に内蔵実装させた場合を示して
いる。なお、19は図5のパーソナルコンピューター前
面に設けられたのと同様に、前記画像表示装置16の前
面に設けられたフロッピーディスクスロットを示してい
る。特に図6において、他のパーソナルコンピューター
やワードプロセサー使用して文書及び図形データを作成
し、フロッピーディスクにあらかじめ保存しておき、こ
の原稿フロッピーディスクをスロット19に挿入して、
画像表示装置に表示するような使い方がシステムとして
最もシンプルな形態として有用である。 (実施例5)図7は本発明の講演台の他の実施例を示し
ている。図7(A)において4,5は図4と同じ機能を
有しており、画像信号発生装置32は原稿等のイメージ
情報を裏返えしにし、講演者がハーフミラー4から反射
してきた原稿等を見たときに正常に読めるように画像信
号を発生する装置であって、その配置条件は実施例3で
説明したのと同様である。図7(B)は図7(A)とそ
の構成および作用は同じで、配置角度とハーフミラーの
支持棒を変更した例である。図8は画像信号発生装置3
2に配置されている液晶パネルの実装状態を示したもの
である。図8において27および27′は透過型液晶パ
ネル、28はバックライト、29はドライバ回路を示
す。図8(A)は従来の液晶パネルの実装方法であり、
パーソナルコンピューターの画面と同じで、正転像が表
示されるように液晶パネルが実装されている。これに対
し、図8(B)は本発明による実装方法で、α軸を中心
に180°回転して液晶パネルが実装されているので、
液晶パネルにはパーソナルコンピューターの画面の反転
像が表示されている。従って、ハーフミラー上に通常の
正転像が表示されるためには、パーソナルコンピュータ
ー側で画像を反転して出力する余分のソフト処理を必要
としたものが、かかる余分のソフト処理を必要とせず講
演者はハーフミラー4から反射してきた原稿等を見たと
き、正常に読めるように構成されている。なお、上記画
像の正転像、反転像の関係は図3における場合も同様で
ある。以上に示した実施例1ないし実施例5の構成に対
し画像信号発生装置に含まれる複数枚のページの原稿情
報を、スクロールあるいはページ更新の指示を与えるス
イッチ等の機構を講演台に実装することは、公知の技術
例えばキーボード、マウスあるいは赤外線リモコン等で
実現させることができる。次に、コントロールパネル上
のキー配列として「スピード」、「開示/停止」、「前
頁」、「次頁」のキー順とした場合を例に、キー操作に
よるソフトの制御を説明する。キーを押すと所定のコー
ドに変換されRS232C等の回線を通して、コードを
パーソナルコンピューターへ転送し、原稿表示ソフトを
制御する。ページ変更は原稿等を液晶画面単位で更新
し、開始/停止キーは液晶画面のスクロール表示の開始
と停止を制御する。スピードキーは液晶画面のスクロー
ル表示の速度を講演者の読取り速度に合わすように調整
する。講演者は、講演中にアドリブや話題を変えたい時
に、講演者は手元のコントロールパネルを操作するだけ
でスクロールを停止したり、ページ更新したりすること
ができ、聴衆から見て、講演者の不自然な動作がなく講
演を臨機応変にすることができる。
に説明する実施例1および実施例2は本発明の講演装置
の実施例であり、また実施例3ないし実施例5は本発明
の講演台を構成した講演装置の実施例である。 (実施例1)図1において、1は画像表示装置、2は画
像信号発生装置、3は反射鏡、4はハーフミラーであ
る。ハーフミラー4および反射鏡3は画像信号発生装置
2に支持棒6によって支持されている。ハーフミラー4
は、講演者が聴衆を見る視線上付近に配置され、かつハ
ーフミラー4で反射した光が講演者の眼に入射するよう
に角度θで設置されている。本構成によれば、画像信号
発生装置2から原稿等の画像信号を、発生するようにし
てあるので、該信号は画像表示装置1に表示され、その
出力光が反射鏡3で反射され、ハーフミラー4に入力さ
れ、その入力光の一部がハーフミラーで反射されて講演
者の眼に入り、その結果講演者は講演台に視線を落とさ
ずに原稿等を見ることができ、かつ講演者はハーフミラ
ー4を通して聴衆を見ることができる。さらに聴衆はハ
ーフミラー4を通して講演者を見ることもできる。かく
して、講演者は聴衆と視線を交わしつつ原稿等を見なが
ら講演が可能となる。図1の実施例1において、画像信
号発生装置2と画像表示装置1は市販のラップトップ型
コンピューターそのもので構成できる。あるいは、画像
表示装置1をコンピューターのディスプレイとし、画像
信号発生装置2をコンピューターの本体とし、該コンピ
ューター本体は、講演台の外に配置しても良いことはい
うまでもない。また、画像信号発生装置2は、講演原稿
を撮影記録されたビデオテープが装着されたビデオ装置
であってもよい。図2(A)は、前記ハーフミラー4の
横断面図を示している。ハーフミラー4は3層より形成
され、4−1はARコートもしくはノングレア処理した
面であり、4−2はプラスチック等の透明板である。4
−3はハーフミラーコートされた面であって、透過率は
高く反射率は低くしている。例えば透過率は約90%、
反射率は数%としている。ハーフミラー4の反射面の形
状は、図2(B)に示すように液晶画面の形状と比較し
て横長としており、液晶画面はハーフミラー面4−3で
反射されて講演者はこの反射像を見る。反射率は数%と
低いが、液晶パネルのバックライトの輝度が15000
ntと明るいので、反射像の輝度は液晶の透過率を考慮
しても100nt程度得られ、通常のオフィスでも十分
な明るさである。また、ハーフミラー面4−3の透過率
が約90%と高いので、講演者は聴衆をハーフミラーを
通して見ることができる。天井にある照明からの外光は
面4−1で聴衆側ヘ反射されるが、前記ARコートされ
ていれば外光は大幅に減衰されて反射する。また、ノン
グレア処理されていれば前記外光は拡散される。講演者
が左右に移動した場合は、図2(B)に示したハーフミ
ラー4が横長の形状であるので、講演者は図示範囲以内
で液晶画面の反射像を見ることができる。 (実施例2)図3は、本発明の講演装置の他の実施例を
示す図であり、画像表示装置1とハーフミラー4は図1
の場合と同じ機能を有している。画像信号発生装置22
は、原稿等のイメージ情報を裏返えしにし、講演者がハ
ーフミラー4から反射してきた原稿等を見たとき正常に
読めるように画像信号を発生する装置である。配置条件
は実施例1で説明したのと同様である。 (実施例3)図4は本発明による講演台の実施例を示す
図である。1は画像表示装置、2は画像信号発生装置、
3は反射鏡、4はハーフミラー、5は講演台フレームで
ある。ハーフミラー4は支持棒6によって講演台フレー
ム5に支持され、講演者が聴衆を見る視線上付近に配置
され、かつハーフミラー4で反射した光が講演者の眼に
入射するような角度θで設置されている。本構成によれ
ば、画像信号発生装置2から原稿等の画像情報を発生す
るようにしてあるので、該情報は画像表示装置1に表示
され、その出力光が反射鏡3で反射されてハーフミラー
4に入力され、その入力光の一部がハーフミラー4で反
射されて講演者の眼に入り、その結果講演者は講演台に
視線を落とすことなく原稿等を見ることができる。さら
に聴衆はハーフミラー4を通して講演者を見ることがで
き、講演者は聴衆と視線を交わしつつ前記原稿等を見な
がら講演が可能となる。実施例1において述べたよう
に、画像信号発生装置と画像表示装置とは市販のラップ
トップ型コンピューターそのもので構成できる。あるい
は画像表示装置をコンピューターのディスプレイとし、
画像信号発生装置をコンピューターの本体とし、該コン
ピューター本体は講演台の外に配置してもよいことは本
実施例に対しても同様である。また、画像信号発生装置
は原稿等を撮影記録されたビデオテープが装着されたビ
デオ装置に対しても実施例1の場合と同様である。 (実施例4)図5は画像信号発生装置に設けられたハー
フミラーの取付角度θおよび該ハーフミラーの取付高さ
を調節するための機構説明図である。4はハーフミラ
ー、12はハーフミラー取付角度調節部材で、ちょうど
螺番等と類似の機構を有し、該部材12の両脚部はハー
フミラーを保持し、かつ、α軸を中心として取付角度へ
の回動と固定を可能ならしめている。13、14、15
は垂直を保ち、それぞれ相互に嵌合して上下に摺動停止
可能な断面四角の支持部材である。なお、支持部材15
は画像表示装置16に連結して取付けられている。17
は液晶パネル、18は画像表示装置16にコードをもっ
て接続されるパーソナルコンピューター、19は該パー
ソナルコンピューターの前面に設けられたフロッピーデ
ィスクスロットである。上述したような構成になってい
るので、講演者はその身長に応じて、前記部材13、1
4を上下に摺動させることによって、ハーフミラーの高
さを容易に調節変更することができる。そして、講演者
が聴衆を見る視線とハーフミラーに投影された画像を見
る視線とが合致するように、取付角度調節部材12の操
作により取付角度θを調節できる。なお、図5ではパー
ソナルコンピューター18を画像表示装置16の外部に
設置しているのに対し、図6では前記表示パネルを除い
たCPUボード、ディスク、インタフェース回路等を前
記画像表示装置16の中に内蔵実装させた場合を示して
いる。なお、19は図5のパーソナルコンピューター前
面に設けられたのと同様に、前記画像表示装置16の前
面に設けられたフロッピーディスクスロットを示してい
る。特に図6において、他のパーソナルコンピューター
やワードプロセサー使用して文書及び図形データを作成
し、フロッピーディスクにあらかじめ保存しておき、こ
の原稿フロッピーディスクをスロット19に挿入して、
画像表示装置に表示するような使い方がシステムとして
最もシンプルな形態として有用である。 (実施例5)図7は本発明の講演台の他の実施例を示し
ている。図7(A)において4,5は図4と同じ機能を
有しており、画像信号発生装置32は原稿等のイメージ
情報を裏返えしにし、講演者がハーフミラー4から反射
してきた原稿等を見たときに正常に読めるように画像信
号を発生する装置であって、その配置条件は実施例3で
説明したのと同様である。図7(B)は図7(A)とそ
の構成および作用は同じで、配置角度とハーフミラーの
支持棒を変更した例である。図8は画像信号発生装置3
2に配置されている液晶パネルの実装状態を示したもの
である。図8において27および27′は透過型液晶パ
ネル、28はバックライト、29はドライバ回路を示
す。図8(A)は従来の液晶パネルの実装方法であり、
パーソナルコンピューターの画面と同じで、正転像が表
示されるように液晶パネルが実装されている。これに対
し、図8(B)は本発明による実装方法で、α軸を中心
に180°回転して液晶パネルが実装されているので、
液晶パネルにはパーソナルコンピューターの画面の反転
像が表示されている。従って、ハーフミラー上に通常の
正転像が表示されるためには、パーソナルコンピュータ
ー側で画像を反転して出力する余分のソフト処理を必要
としたものが、かかる余分のソフト処理を必要とせず講
演者はハーフミラー4から反射してきた原稿等を見たと
き、正常に読めるように構成されている。なお、上記画
像の正転像、反転像の関係は図3における場合も同様で
ある。以上に示した実施例1ないし実施例5の構成に対
し画像信号発生装置に含まれる複数枚のページの原稿情
報を、スクロールあるいはページ更新の指示を与えるス
イッチ等の機構を講演台に実装することは、公知の技術
例えばキーボード、マウスあるいは赤外線リモコン等で
実現させることができる。次に、コントロールパネル上
のキー配列として「スピード」、「開示/停止」、「前
頁」、「次頁」のキー順とした場合を例に、キー操作に
よるソフトの制御を説明する。キーを押すと所定のコー
ドに変換されRS232C等の回線を通して、コードを
パーソナルコンピューターへ転送し、原稿表示ソフトを
制御する。ページ変更は原稿等を液晶画面単位で更新
し、開始/停止キーは液晶画面のスクロール表示の開始
と停止を制御する。スピードキーは液晶画面のスクロー
ル表示の速度を講演者の読取り速度に合わすように調整
する。講演者は、講演中にアドリブや話題を変えたい時
に、講演者は手元のコントロールパネルを操作するだけ
でスクロールを停止したり、ページ更新したりすること
ができ、聴衆から見て、講演者の不自然な動作がなく講
演を臨機応変にすることができる。
【0007】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載の効果を奏する。 (1)本発明の講演装置と講演台は、講演者が聴衆から
視線を落とすことなく視線を交わしながら講演すること
が可能とする。従って講演者は会場、会議室等で講演、
発表のような場合、最も重要とされる聴衆との視線を交
わしながら講演ができるので聴衆をひきつける迫力のあ
る講演、発表等ができる。 (2)ハーフミラーは、反射率を低く透過率は高くして
いるので、講演者は聴取をはっきり見ることができ、ま
た聴衆側から見える反射面をARコートあるいはノング
レア処理しているので、天井の照明がまともに聴衆へ反
射することがない。従って、照明の反射によるまぶしさ
が低減され、素通しで講演者やその背景を見ることがで
きる。 (3)ハーフミラーの取付角度および取付位置の調節可
能な機構では、講演者の身長に対応させ、さらに講演者
が聴衆を見る視線とハーフミラーに投影された原稿等を
見る視線とが合うようにハーフミラーの取付角度を変え
ることができる。従って、ハーフミラーを最適な角度、
位置に置くことによって、聴衆とアイコンタクトを保っ
たプレゼンテーションを行うことができる。 (4)従来の方法では、パーソナルコンピューターの画
面そのままを液晶パネルが表示するので、ハーフミラー
上に通常の画面が表示されるためにはパーソナルコンピ
ューター側で画面を反転して出力するようにパーソナル
コンピューターのソフトによる反転処理が必要であった
が、本発明では、かかる余分なソフト処理が不要とな
り、性能、コストの面で大幅に改善することができる。 (5)従来の画像表示装置ではパソコンを外部に設置し
ていたのに対し、本発明ではパーソナルコンピューター
の表示パネルを除いたCPUボード、ディスク、インタ
ーフェース回路等を前記画像表示装置に内蔵した構成に
より運搬と移動が容易で、講演台を短時間に構成でき
る。
で次に記載の効果を奏する。 (1)本発明の講演装置と講演台は、講演者が聴衆から
視線を落とすことなく視線を交わしながら講演すること
が可能とする。従って講演者は会場、会議室等で講演、
発表のような場合、最も重要とされる聴衆との視線を交
わしながら講演ができるので聴衆をひきつける迫力のあ
る講演、発表等ができる。 (2)ハーフミラーは、反射率を低く透過率は高くして
いるので、講演者は聴取をはっきり見ることができ、ま
た聴衆側から見える反射面をARコートあるいはノング
レア処理しているので、天井の照明がまともに聴衆へ反
射することがない。従って、照明の反射によるまぶしさ
が低減され、素通しで講演者やその背景を見ることがで
きる。 (3)ハーフミラーの取付角度および取付位置の調節可
能な機構では、講演者の身長に対応させ、さらに講演者
が聴衆を見る視線とハーフミラーに投影された原稿等を
見る視線とが合うようにハーフミラーの取付角度を変え
ることができる。従って、ハーフミラーを最適な角度、
位置に置くことによって、聴衆とアイコンタクトを保っ
たプレゼンテーションを行うことができる。 (4)従来の方法では、パーソナルコンピューターの画
面そのままを液晶パネルが表示するので、ハーフミラー
上に通常の画面が表示されるためにはパーソナルコンピ
ューター側で画面を反転して出力するようにパーソナル
コンピューターのソフトによる反転処理が必要であった
が、本発明では、かかる余分なソフト処理が不要とな
り、性能、コストの面で大幅に改善することができる。 (5)従来の画像表示装置ではパソコンを外部に設置し
ていたのに対し、本発明ではパーソナルコンピューター
の表示パネルを除いたCPUボード、ディスク、インタ
ーフェース回路等を前記画像表示装置に内蔵した構成に
より運搬と移動が容易で、講演台を短時間に構成でき
る。
【図1】本発明の実施例1を示す構成図
【図2】(A)はハーフミラーの横断面図、(B)はハ
ーフミラーと液晶画面との形状対比を示す説明図
ーフミラーと液晶画面との形状対比を示す説明図
【図3】本発明の実施例2を示す構成図
【図4】本発明の実施例3を示す構成図
【図5】ハーフミラーの取付角度と取付位置を調節する
ための機構説明図
ための機構説明図
【図6】図5のパーソナルコンピューターの構成部品を
内蔵した画像表示装置の概要図
内蔵した画像表示装置の概要図
【図7】本発明の実施例5を示す構成図であって、図7
(A)は画像信号発生装置がイメージ情報の裏返えしを
正常に読めるようにした場合の構成を示し、図7(B)
はハーフミラーの配置角度と該ハーフミラーの支持棒を
変更した場合の構成を示す図
(A)は画像信号発生装置がイメージ情報の裏返えしを
正常に読めるようにした場合の構成を示し、図7(B)
はハーフミラーの配置角度と該ハーフミラーの支持棒を
変更した場合の構成を示す図
【図8】画像信号発生装置の液晶パネル実装状態図で、
図8(A)は従来の実装状態の場合、図8(B)は本発
明の実装状態の場合を示す
図8(A)は従来の実装状態の場合、図8(B)は本発
明の実装状態の場合を示す
1 画像表示装置 2 画像信号発生装置 3 反射鏡 4 ハーフミラー 5 講演台フレーム 6 支持棒 7 支持棒 8 透明板 12 角度調節部材 13 支持部材 14 支持部材 15 支持部材 16 画像表示装置 17 液晶パネル 18 パーソナルコンピューター 19 フロッピーディスクスロット 22 画像信号発生装置 27 液晶パネル 27′ 液晶パネル 28 バックライト 29 ドライバ回路 32 画像信号発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船越 宣博 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 講演装置において、 画像を表示する第1の手段と、 該画像の虚像を聴衆方向に生成する第2の手段と、とか
らなることを特徴とする講演装置。 - 【請求項2】 前記第1の手段は、画像信号を発生する
装置の出力信号を表示することを特徴とする請求項1記
載の講演装置。 - 【請求項3】 前記第2の手段は、反射鏡とハーフミラ
ーとから、もしくはハーフミラーからなることを特徴と
する請求項1記載の講演装置。 - 【請求項4】 前記第1の手段と、前記第2の手段とを
具備した講演台であることを特徴とする請求項1記載の
講演装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7281793A JPH0618813A (ja) | 1992-03-10 | 1993-03-09 | 講演装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-86160 | 1992-03-10 | ||
JP8616092 | 1992-03-10 | ||
JP7281793A JPH0618813A (ja) | 1992-03-10 | 1993-03-09 | 講演装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618813A true JPH0618813A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=26413953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7281793A Pending JPH0618813A (ja) | 1992-03-10 | 1993-03-09 | 講演装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618813A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0894958A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-04-12 | Murakami Kaimeidou:Kk | 原稿表示装置 |
CN102715736A (zh) * | 2012-06-29 | 2012-10-10 | 四川大学 | 双镜面书桌 |
CN109683325A (zh) * | 2019-02-03 | 2019-04-26 | 尤祥铭 | 一种平视书写阅读工具 |
CN115023754A (zh) * | 2020-01-31 | 2022-09-06 | 麦克赛尔株式会社 | 车辆用信息显示系统和信息显示系统 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6134122B2 (ja) * | 1980-02-28 | 1986-08-06 | Intaanashonaru Sutandaado Erekutoritsuku Corp | |
JPH01292972A (ja) * | 1988-05-20 | 1989-11-27 | Asahi Glass Co Ltd | プロンプター及びカメラ |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP7281793A patent/JPH0618813A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6134122B2 (ja) * | 1980-02-28 | 1986-08-06 | Intaanashonaru Sutandaado Erekutoritsuku Corp | |
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