JP2620516B2 - 透過型ディスプレイ装置 - Google Patents

透過型ディスプレイ装置

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JP2620516B2
JP2620516B2 JP6138933A JP13893394A JP2620516B2 JP 2620516 B2 JP2620516 B2 JP 2620516B2 JP 6138933 A JP6138933 A JP 6138933A JP 13893394 A JP13893394 A JP 13893394A JP 2620516 B2 JP2620516 B2 JP 2620516B2
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マイケル・ミン−タク・ロイ
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概して云えば、透過型
のデータ・ディスプレイに関するものであり、詳しく云
えば、液晶ディスプレイのためのバックライト・システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(LCD)の分野で
は、高い解像度及び広い視野角度を持った高輝度スクリ
ーン・ディスプレイを得るために多くの資源が費やされ
てきた。一般的には、LCDの表示が明るいほど、解像
度が高いほど、そして表示を見ることができる視野角度
が広いほど、そのディスプレイは良好なものであると考
えられている。これは、一般的には、例えば、ラップト
ップ・コンピュータ及びLCDテレビジョンの分野では
真理であろう。
【0003】従って、IBM CL57SXのようなラ
ップトップ・コンピュータにおいて見られるカラー・デ
ィスプレイのような高輝度で広い視野角度の高解像度L
CDディスプレイの開発に多くの研究が向けられてい
る。これらのLCDディスプレイは、前述の望ましい特
性に関してみた場合、優れた品質のものである。しか
し、それらが機能するためには大量の電力を必要とし、
携帯使用のためにバッテリ電源を用いた場合、約1時間
という比較的短い表示時間を与えるに過ぎない。
【0004】ディスプレイを通して投影された光をコリ
メートしてそのディスプレイを更に効率的にするように
選択されたバックライト・システムを有するLCDディ
スプレイを以下で説明する。
【0005】米国特許第4,704,004号は、液晶デ
ィスプレイを一様に明るくするよう光をコリメートする
ために、リフレクタ、線形フレネル・レンズ、偏光子、
及び拡散手段を組み込んだライト・ボックスを示してい
る。そのコリメートされた光はLCDディスプレイを通
して投影される。拡散手段は視野角度を広げるよう必要
に応じて位置付けられる。
【0006】米国特許第4,874,228号は、狭い角
度の入射光を、入射角に対して90゜で反射するように
構成されたレンズを有するバックライト・ディスプレイ
を示している。少なくとも1つの光源は、狭い入射角で
光を与えるように位置付けられる。この光は、90゜の
角度で反射され、実質的にコリメートされた光を隣接の
LCDディスプレイを通して投影する。
【0007】コリメートされてない光を利用するシステ
ムとは対照的に、上記2つの米国特許は、コリメートさ
れたバックライト・システムを利用してLCDディスプ
レイの輝度及び効率を改良している。しかし、これらの
コリメートされたバックライト・システムでさえ大量の
電力を必要とし、携帯時の動作ではバッテリ時間を制限
される。
【0008】多くの適用例では、スクリーン輝度を維持
しながら電力消費を制限することに加えて、視野領域が
制限されても(即ち、視野角度が狭められても)高輝度
スクリーン及び高解像度スクリーンであることが望まし
い。そのような適用例では、例えば、典型的には、銀行
等で見られる自動入出金機のようなデータ入力タッチ・
スクリーンを使用する時のように、プライバシが望まし
いものが含まれる。その他の用途としては、例えば、公
衆の場におけるノートブック・コンピュータの人目に触
れない操作、及び同様な公衆の場での映画又は他の娯楽
媒体の個人的鑑賞が含まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な且つ改良された透過型データ・ディスプレイを提供す
ることにある。
【0010】本発明のもう1つの目的は、高輝度及び高
解像度を持つ上記のようなディスプレイを提供すること
にある。
【0011】本発明の更にもう1つの目的は、照射領
域、従って、個人的な目視のために視野角度が制限可能
である上記のようなディスプレイを提供することにあ
る。
【0012】本発明の更にもう1つの目的は、コンパク
トなサイズの上記のようなディスプレイを提供すること
にある。
【0013】本発明の更にもう1つの目的は、通常の透
過型のデータ・ディスプレイに比べてかなり低い電力し
か必要としない上記のようなディスプレイを提供するこ
とにある。
【0014】本発明の更にもう1つの目的は、立体光学
的な、即ち、3次元的な物体及び背景を表示するように
適応した上記のようなディスプレイを提供することにあ
る。
【0015】本発明の更にもう1つの目的は、例えば、
コンピュータ・ディスプレイ、及び映画又は他の媒体表
示を含む多くの種々の適用に容易に適応し得る上記のよ
うなディスプレイを提供することにある。
【0016】本発明の更にもう1つの目的は、通常のL
CDパネルと共に使用するように容易に適応し得る上記
のようなディスプレイを提供することにある。
【0017】本発明の更にもう1つの目的は、通常の費
用効果のある光学素子を使用して製造可能な上記のよう
なディスプレイを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの特徴によ
れば、透過的にデータを表示するための所定領域を有す
る表示スクリーンを含む表示アセンブリが与えられる。
所定の強度の光を発生するための光源が設けられ、又、
光源と表示手段との間には、表示手段に関して光源と反
対側にその表示手段を通して光源を結像させる光学的結
像手段が設けられる。その光源の強度は、透過性データ
の直接的な目視に適するように選択される。
【0019】好ましくは、光は、例えば、液晶表示パネ
ルより成る表示スクリーンを通して結像される前に拡散
される。その結像は正のレンズを使用して行うことが可
能であり、特に、円形のフレネル・レンズが望ましい。
【0020】その表示アセンブリは、低い電力消費及び
自分だけの選択的目視という利点を与えるものなので、
バッテリ電源のポータブル・コンピュータにおいて使用
するように適応可能である。更に、そのアセンブリは、
例えば、ポータブル通信装置、及びビデオ・ゲームで見
られるもの又は航空機における乗客による目視のための
もののような種々の媒体表示装置を含む透過型ディスプ
レイを使用する他の多くの適用例に対しても容易に適応
可能である。
【0021】本発明のもう1つの実施例では、独立した
右目用のデータ及び左目用のデータと共に多数の光源が
設けられる。立体光学的又は3次元的視野を与えるため
にフレネル・レンズの合焦効果が利用される。本発明が
位置検出器及びランプ選択スイッチと共に使用される
時、それは種々の位置における目視者に立体光学的視野
を与えるように動作する。
【0022】本発明のもう1つの実施例によれば、デー
タを透過的に表示するステップを含むデータの表示方法
が与えられる。所定の強度の光源が与えられ、そしてそ
の光源は透過性データに関して光源の反対側にその透過
データを通して結像される。光源の強度は、人がその透
過データを直接的に目視するのに適するように選択され
る。
【0023】好ましくは、光は、例えば、液晶ディスプ
レイより成る透過型ディスプレイを通して結像される前
に拡散される。結像装置は正のレンズ、好ましくは、フ
レネル・レンズより成る。
【0024】同期した左目用のデータ及び右目用のデー
タと組み合わせて複数の光源が設けられ、それによっ
て、立体光学的又は3次元的視野を与えるためにフレネ
ル・レンズの合焦効果が利用される。位置センサと組み
合わせて、それら複数の光源は、位置が変化する目視者
に立体光学的イメージを与えるように作動可能である。
【0025】
【実施例】図面を参照すると、図1は、キーボード支持
ベース34上にピボット回動可能に装着されたLCD表
示アセンブリ32を含むポータブル・コンピュータ・シ
ステム30を示す。表示アセンブリ32は、ピボット・
ヒンジ37を介してベース34にピボット回動可能に装
着された支持フレーム36を有する。後部カバー38が
ピボット・ヒンジ39を介してフレーム36に、同様に
ピボット回動可能に装着される。フレーム36は、その
フレームのほぼ中央に置かれ且つ目視のためにベース3
4上で前方が開けられた薄膜トランジスタ(TFT)カ
ラーLCDパネル40を支持する。この実施例では、L
CDパネル40は幅が6インチ(約15.2cm)、高
さが8インチ(約20.3cm)のものである。
【0026】ディスプレ・アセンブリ32の側面パネル
及び底面パネル、即ち、フレーム36及びカバー38に
跨るパネルは、例えば、可撓性のベローズ又はファン型
のプラスチック板より成り、本発明を説明する便宜上省
略されている。
【0027】更に図2を参照すると、光拡散板42がL
CDパネル40の内側後面に装着される。拡散板42は
後述の小角度分散特性を持つように選択され、LCDパ
ネル40の後面全体を覆うようなサイズになっている。
後部カバー38の内面には反射型ミラー付き面44が設
けられる。
【0028】フレーム36の内部に且つLCDパネル4
0の下に光源46が位置付けられる。好ましくは、光源
46はまっすぐな又はU字型の蛍光管より成り、LCD
パネル40の幅の1/2乃至3/4の範囲の直線部分の
長さを持ち、そのパネルの下端の下の中心に置かれるよ
うに位置付けられる。
【0029】正のフレネル・レンズ48が拡散板42の
後面に重畳して表示アセンブリ32の内側に位置付けら
れる。図3を参照すると、フレネル・レンズ48は円形
であること、即ち、一方の表面上に合焦プリズム50の
同心円状の円形リングを支持していることがわかる。フ
レネル・レンズはその円形合焦リング及び円形合焦効果
のために「円形」であるように云われるけれども、レン
ズ全体の形状は矩形であり、少なくとも、LCDパネル
40と同じサイズとなるように選択される。もっと詳し
く後述するように、フレネル・レンズ48は、LCDパ
ネル40の目視側に光源46の像を形成するように動作
する。フレーム36及びフレネル・レンズ48は、その
レンズが表示アセンブリ32から容易に取り外しできる
ように設置可能である。
【0030】バッテリ52のような電源装置及びLCD
パネル駆動電子回路54がベース34に含まれ、既知の
方法でLCDディスプレイ32に接続される。このよう
な電源装置及び駆動電子回路はLCDディスプレイ・シ
ステムと関連した一般的なコンポーネントである。本願
では、便宜上、コンピュータ・システムの他の一般的な
コンポーネントについての説明は行わない。
【0031】表示アセンブリ32の光学的特性を説明す
ると、図4は拡散板42の小角度散乱分布(angul
ar scattering distributio
n−A.S.D)を示す。更に詳しく云うと、入射光線L
は角度のある光線L1乃至Lnに散乱する。図4における
電力対角度のグラフに示されるように、拡散板42を通
過する光は強度が一様ではなく、光線Lの軸上にピーク
を持った全体的にはベル型の分布を有する。後述のよう
に、拡散板42は入射光を和らげる又は滑らかにするよ
うに機能し、フレネル・レンズ48及びLCDパネル4
0の間に形成され易いモアレ・パターンを取り除くため
に十分に広いA.S.Dを持つように選択される。後述の
ように、A.S.D及び拡散板42の位置は、表示アセン
ブリ32に対する所望の照射及び目視特性に従って選択
される。
【0032】図5を参照して、本発明を最も良く示すた
めに、先ず、光源46、フレネル・レンズ48及びLC
D40に関する表示アセンブリ32の動作を説明する。
拡散板42は除かれ、光源46は図示のようにフレネル
・レンズ48を直接に照射する。(説明の便宜上、反射
面44は省略されているけれども、反射面による動作は
実質的に同じであることは勿論である)。
【0033】図5を見ると、フレネル・レンズ48は、
ランプ46から発散する入射光線A、A'、A"を集めて
集中光線B、B',B"にするように選択され、焦点Cに
おいてその光源の像を形成する。フレネル・レンズ48
の合焦効果が2次元で示されているが、すべての正のレ
ンズの場合のように、3次元においてもポイントCに像
を与えるように合焦が生じることは勿論である。フレネ
ル・レンズ48は、好ましくは、15乃至20cmの範
囲の焦点距離を持つように選択される。
【0034】更に図5を参照すると、フレネル・レンズ
48を含む図示の光学システムは、非常に狭い目視領域
を持つことがわかる。即ち、光源46によって照射され
たLCDパネル40を見るためには、目視者56は、焦
点Cに、又は光線B及びB"により囲まれた目視範囲内
に自分の目を直接に位置付けなければならないであろ
う。拡散手段がない場合、目視者56はフレネル・レン
ズ48とLCD40との間に生じた望ましくないモアレ
・パターンを見ることになろう。
【0035】フレネル・レンズ48は光源46だけの像
を生じ、LCD40の像を生じないことに注意すること
が重要であり、本発明を理解するキーとなる。従って、
ランプ、即ち、光源46及びフレネル・レンズ48より
成るバックライト・システムはLCDパネル40を照射
するためにのみ機能し、LCDパネル表示データを結像
し、或いは光学的に修正するようには機能しない。従っ
て、図5に示されたシステムの目視解像度はLCDパネ
ル40の固有の解像度によって決定され、フレネル・レ
ンズ48によって決定されるものではない。
【0036】図6を参照すると、LCDパネル40及び
フレネル・レンズ48の間に置かれた拡散板42を含む
図5の(即ち、図1に示された構成の)光学システムが
示される。拡散板42、光源46、及びLCDパネル4
0を含むこのバックライト表示システムは49として全
体的に表わされる。
【0037】図6に示された光学システムでは、拡散板
42によって行われる角散乱(図4に示されるような)
は光線A、A'、A"を含む入射光線を分散させ、滑らか
にするように機能する。図6を見ると、拡散板42は、
光線D−D'によって囲まれた角度で入射光Aを分散す
ることがわかる。勿論、この角度は拡散板42のA.S.
D特性及びフレネル・レンズ48に関するその拡散板の
位置によって決定される。同様に、入射光A'及びA"
は、それぞれ、光線E−E'及びF−F'によって囲まれ
た領域に分散される。
【0038】この入射光の平滑化は、図5に関して説明
した照射領域よりもかなり大きな照射領域を生じ、その
結果、更に広い視野角度を生じる。更に詳しくいえば、
光線D及びF'によって制限され且つ光線D'及びFの前
方にある照射された領域内の何処に位置した目視者56
もその照射されたLCDパネルを見ることができる。図
6のバックライト・システム49によって与えられる大
いに増大した目視領域を明瞭に示すために、それは陰影
領域57によって示される。
【0039】拡散板46に対するA.S.Dの選択、及び
その拡散板46及びフレネル・レンズ48相互の位置及
び間隔、並びにそれらLCD40に対する位置及び間隔
は、陰影領域57によって表わされる照射領域を制御す
るであろう。この目視可能領域57は、図7に示される
ようにLCDパネル40の端から発散され、即ち、広げ
られるように、又は図8に示されるようにそれの端で実
質的にコリメートされるように、又は図9に示されるよ
うに狭められそして制限されるように、簡単に選択可能
である。図9に示されたように狭められた視野角度の場
合でも、拡散板42は如何なる可視モアレ・パターンも
取り除くように、そして目視を容易にするように光線を
滑らかにするように機能する。
【0040】コンピュータ・システム30の動作時に
は、回路54からの電子的信号に応答して、データがL
CDパネル40上に透過的に表示される。ランプ46を
作動するために電源52が使用され、発散する光を表示
アセンブリ32の内部に照射させる。この発散光はミラ
ー付き面44で反射され、フレネル・レンズ48及び拡
散板42を介して与えられる。従って、LCDパネル4
0が照射され、図4乃至図9に関して説明したように目
視可能となる。
【0041】上記のように、ランプ46、フレネル・レ
ンズ48及び拡散板42を使用すると、LCDパネル4
0は非常に高い輝度で表示され、本発明なしで同じ輝度
を得るために必要な電力の1/10程度の電力しか使用
しないことがわかった。更に、バックライト・コンポー
ネントの相対的特性及び位置は、表示アセンブリ32の
照射領域、従って、それの視野角度及び目視領域を制御
するように簡単に選択可能である。照射領域が狭められ
るので、ランプ及び全体の電力消費は更に減少される。
このバックライト・システムはLCDパネル40を照射
するためにのみ機能し、パネルに像を生じさせるように
は機能しないので、目視解像度はそのパネルの解像度の
みによって決定され、フレネル・レンズの質によって決
まるものではない。
【0042】図10を参照すると、表示アセンブリ32
が閉じた位置にあるコンピュータ・システム30が示さ
れる。この位置では、カバー38はヒンジ39において
ピボット回動され、フレーム36の背後上で閉じられ
る。フレーム36はヒンジ37の回りにピボット回動さ
れ、ベース34と対面するように閉じられる。その結果
生じたパッケージはコンパクトであり、保管又は搬送に
も安全である。
【0043】従って、新規な且つ改良されたLCD表示
アセンブリ32を持ったコンピュータ・システムが開示
された。このLCD表示アセンブリは、ランプ46、フ
レネル・レンズ48、及び拡散板44を含むバックライ
ト・システムを利用して、従来技術に比べてかなり少な
い電力消費しか必要とせずに高輝度の目視可能なディス
プレイを提供するものである。希望次第で、自分だけの
目視のために、しかもそれを低電力消費で行うために、
制限された照射、従って、制限された視野角度及び小さ
くされた目視領域を与えることが可能である。本発明
は、上記のタイプの表示アセンブリによって、通常の表
示アセンブリを動作させるために必要な電力の約1/1
0を使用して、通常の広い視野角度のLCD表示アセン
ブリと同じ輝度、鮮明度、及び解像度を得ることがで
き、従って、システム全体では、約1/3乃至1/2の
電力軽減が得られる。従って、バッテリ動作のポータブ
ル・コンピュータ・システムのような電力を気にする適
用例にとっては、バッテリの寿命を少なくとも2倍に延
ばすことができる。
【0044】本発明のもう1つの重要な利点は、自分だ
けの目視のためのディスプレイを提供すると云うことで
ある。制限された照射領域及び目視領域を与えるために
フレネル・レンズ及び拡散手段を使用することによっ
て、そのディスプレイは、表示情報がその目視者にとっ
て個人的なものである場合、第三者に近接していても目
視可能である。後述するように、本発明は、通常の透過
型データ表示システムでは実用的でなかった種々の適
用、望ましくは、プライバシを必要とする適用を可能に
する。
【0045】本発明を1つの実施例に関して説明したけ
れども、多くの種々な変形及び構成が明らかとなろう。
次に、表示アセンブリ・コンポーネントのうちのいくつ
かの機能及びそれらコンポーネントの代替を説明する。
【0046】正のフレネル・レンズ48を使用すること
を先ず考えると、この光学素子の目的は、光源46の像
を与えることである。この同じ機能を達成する他の素子
をフレネル・レンズの代りにすることが可能である。更
に詳しく云えば、LCDパネル40とともに機能するに
十分なサイズの通常の正のレンズをフレネル・レンズ4
8の代りにすることができる。そのようなレンズはポー
タブル・コンピュータに実用的に組み込むには大きすぎ
るけれども、もっと小さいディスプレイ利用するか或い
は重さを拘束されない他の適用例にとっては、それは十
分かもしれない。同様に、フレネル・レンズ48の代わ
りに、同じ効果を持った合焦ミラーを使用することも可
能である。
【0047】表示パネル40に関しては、実質的には如
何なる透過型データ・ディスプレイも前述のTFT L
CDディスプレイの代用となり得る。唯一の必要なこと
は、そのディスプレイが透過型のものであること、即
ち、そのディスプレイ上のデータ像がバックライトによ
って可視的にされることである。
【0048】次に、ランプ46、リフレクタ44、及び
拡散板42を含む照射システムを考えると、このシステ
ムによって遂行される機能は、フレネル・レンズにより
透過型LCDパネル40を通して結像させるために、適
当に目視可能な強度のほぼ一様な光を与えることであ
る。ランプ46はリフレクタ44と共に光源を与えるよ
うに機能し、例えば、直接照明、通常のアパーチャ・ラ
ンプ、又はランプとリフレクタとの他の適当な構成によ
って代用可能である。拡散板44は、図4に関連して前
述した方法で入射光を滑らかにするように機能する。
【0049】表示アセンブリ32の上記実施例は、ポー
タブル・コンピュータにおいて実施されたものが示され
たが、それは他の多くの適用において使用可能である。
更に詳しく云えば、電源52及び駆動電子回路54を含
む表示アセンブリ32を動作させるための電子的コンポ
ーネントはコンピュータ・システムに特有なものではな
い。それらは、表示アセンブリを必要とする多くの種々
な環境で実施可能な一般的なコンポーネントである。表
示アセンブリ32に対する他の適用例を以下で説明す
る。
【0050】図11を参照すると、図1のポータブル・
コンピュータ・システムの代替例が示され、そこでは、
図1の素子と同じ素子が同じ参照番号によって表わされ
る。本発明のこの実施例では、拡散板42はバック・カ
バー38の内面におけるミラー付き面44に位置付けら
れる。フレネル・レンズ48はLCDパネルの背面に直
接位置付けられる。
【0051】コンピュータ・システム60の表示アセン
ブリ32の動作は、上記のコンピュータ・システム30
に関して説明したものと実質的に同じである。上記のよ
うに、拡散板42、フレネル・レンズ48、及びLCD
パネル40の間の相対的位置及び間隔は、所望の視野特
性を与えるように選択される。
【0052】図12を参照すると、図1のコンピュータ
・システム30のもう1つの代替例70が示され、そこ
でも、図1におけるものと同じ素子は同じ参照番号によ
って表わされる。この実施例では、フレネル・レンズ4
8は、ここでは72として表わされたバック・カバーの
反射面44上に一体化される。図1の実施例におけるよ
うに、拡散板42がLCDパネル40の背面に位置付け
られる。その代替として、フレネル・レンズ、拡散素
子、及び反射素子を単一のユニットに一体化することに
よって、拡散板42の拡散特性をフレネル・レンズ48
に一体化させることもできる。
【0053】図11の実施例のように、ポータブル・コ
ンピュータ・システム70における表示アセンブリ32
の動作は、図1に示された表示アセンブリの動作と同じ
である。表示アセンブリ32におけるエレメントの相対
的位置、間隔、及び特性はLCDパネル40、従って、
表示視野特性を通して結像を制御するように簡単に選択
可能である。
【0054】ランプ46、反射面44、拡散板42、及
びフレネル・レンズ48を含むバックライト・システム
の機能を達成するために、多くの変形及び構成が利用可
能であることは、図11及び図12、並びに上記の説明
を考察すれば明らかである。これらの構成は、所望の表
示特性及び他のシステム考察事項に依存して選択可能で
ある。そのようなシステム考察事項は、例えば、表示ア
センブリ32が使用される適用例、及び如何なるサイ
ズ、重さ、又は消費電力の制限が存在しようとも、使用
されるLCDパネルのタイプ、製造者に利用可能な生産
プロセス及び技法、コスト制限、及び当業者には容易に
明らかな他の多くの考察事項を含み得るものである。
【0055】本発明の表示アセンブリに対する種々な適
用例に話を移すと、少なくとも2つの一般的なタイプの
適用例における特定の共働物、即ち、電力が制限される
タイプ及び自分だけの目視が望ましいタイプにおいて共
働物を有することは明らかである。このような多くの適
用例が存在するけれども、いくつかの例を以下で説明す
る。
【0056】図13及び図14を参照すると、ワイヤレ
ス・データ通信、又はセルラ・データ通信のために使用
可能なようなパーソナル・データ通信装置(PDC)8
0が示される。先ず図13を見ると、PDC80は、ほ
ぼ電話の受話機の大きさの2インチ*2インチ*9イン
チ(約5.1cm*5.1cm*22.9cm)という手
持ちされるべき大きさにされる。PDC80はLCDパ
ネル82、rfアンテナ84、及び種々のデータ・エン
トリ・キー88をサポートするキーボード86を有す
る。
【0057】図14に最も良く示されるように、PDC
80は本発明に従って構成された表示アセンブリ90を
示す。その表示アセンブリ90は、LCDパネル82、
そのLCDパネルの背後に重畳する拡散板92、及びそ
の拡散板の背後に重畳するフレネル・レンズ94を含
む。フレネル・レンズの背後には、蛍光管ランプ96が
置かれる。リフレクタ98がランプ96を部分的に取り
囲み、それの開口部がフレネル・レンズ94の背面に向
けられている。ランプ96を含むPDC80のためのバ
ッテリ100が設けられる。LCDパネル82上にデー
タ及び像を表示するためのLCDパネル駆動電子回路1
02が設けられる。
【0058】PDC80内には、更に、データを送信及
び受信するためのアンテナ84に接続されたrf送受信
電子回路、及びPDC内のデータ又は像を操作するため
の計算及び制御電子回路が含まれる。これらの素子は何
れも、PDCが適用されべき特殊な適用例に従って通常
のコンポーネントから選択される。
【0059】動作時には、照射のためにランプ96が給
電される。その照射はリフレクタ98によってフレネル
・レンズ94に向けられる。フレネル・レンズ94はL
CDパネル82を照射するために拡散板92及びLCD
パネル82を通してそのランプを結像させる。拡散板9
2は光線の均一性を得るために、フレネル・レンズを通
過する光を拡散する。前述と同様に、LCDパネル82
を通過する光によって与えられる照射領域はPDC80
の機能を最適化するように選択される。例えば、適度に
十分な目視領域を与えながら電力消費を最小にするため
に、図8に示されるようにコリメートされた照射領域を
選択することが望ましいであろう。プライバシが望まし
い場合、図9に関して述べたように、制限された目視領
域が選択可能である。
【0060】PDC80は、例えば、株式のデータのよ
うな個人的なデータを公衆の場で取り扱う場合に良く適
している。更に、SDC80のためのケースの形状が平
面的なカルテに似せてわずかに変更された場合、PDC
80は、看護婦又は医師が診察中に患者のカルテに入れ
る個人的な医療データを処理するためにも十分に適して
いるであろう。
【0061】PDC80は、本発明が前述のポータブル
・コンピュータのディスプレイの大型のスクリーンへの
適用に適するだけではないことも示すものである。それ
は、PDC80において示されたディスプレイよりもず
っと小型のディスプレイを与えるためにも容易に利用さ
れる。事実、本発明の表示アセンブリより成るコンポー
ネントのサイズはLCDパネルのサイズと共に縮小され
るので、本発明は、LCD腕時計において見られるパネ
ルような非常に小型のLCDパネルとして実施可能であ
る。
【0062】図15及び16を見ると、航空機における
客室の一部分が示される。本発明に対するもう1つの適
用例を示すために、隣接した座席116及び118にお
ける乗客112及び114は、それぞれ、自分自身の表
示スクリーンを備えられている。更に詳しく云えば、こ
の実施例では、乗客112は前席の椅子124の背もた
れに置かれたスクリーン120を使用可能であり、一
方、乗客114は同様に別のスクリーン122が前席の
背もたれに置かれている。
【0063】目視スクリーン120及び122は概略的
に示されているけれども、それは、電源及び電子駆動回
路が表示アセンブリの外に置かれていることを除けば、
図1の表示アセンブリと実質的に同じである。更に詳し
く云えば、電力は集中制御で供給可能である。電子的駆
動回路は、例えば、目視スクリーンにおける、又は背も
たれにおける都合の良い場所に、或いは都合の良い遠隔
位置に設置可能である。目視スクリーン120及び12
2は、それぞれの乗客112及び114に対して、他と
比べて個人的な目視を与えるように構成される。
【0064】動作時には、ニュース表示、書物表示、又
は映画のような種々の選択可能な媒体が、飛行中に見る
ために、乗客の好みで利用可能にされる。本発明の表示
アセンブリによって与えられる自分だけの目視領域のた
めに、各乗客は隣接した乗客を邪魔することなく異なる
目視の好みを選ぶことができる。必要な場合には、音声
のためのイアホーンを備えることも可能である。
【0065】図17及び18を参照すると、表示アセン
ブリ130が立体光学的、即ち、3次元の視野を与える
ようにされた本発明のもう1つの実施例を示す。本発明
を示す便宜上、表示アセンブリ130は、図1に関連し
て示し、説明したシステム30と実質的に同じポータブ
ル・コンピュータ・システム132において実施された
ものが示される。図1における同様な素子は同様の参照
番号でもって表わされる。
【0066】この実施例とシステム60(図1)との相
違を述べると、この実施例では、光源46(図1)が取
り除かれ、1対のランプ134及び136によって置換
される。ランプ134及び136はランプ46の軸上に
装着され、目視者56の目に結像されるように距離Dだ
け離れて置かれる。従って、距離Dは、フレネル・レン
ズ48を通して結像することによって与えられる拡大効
果のために調節されるので、目視者56の両目の間の距
離となる。各ランプ134及び136は、それぞれ13
8及び140として示されたリフレクタによって囲まれ
る。リフレクタ138及び140は、ランプからの光を
反射面44に向けるように位置付けられる。フレネル・
レンズ48及び拡散板42という2つの素子は前述のよ
うな方法でLCDパネル40の背後に積層して位置付け
られる。フレネル・レンズ48、拡散板42、及びラン
プ134、136は、それぞれ、目視者56の右目及び
左目にランプを結像するように位置付けられる。
【0067】更に、システム30(図1)とは対照的
に、LCD駆動回路54は、各々が異なる電気的信号を
LCDパネル40に供給する2つの独立した駆動回路5
4A及び54Bを与えるように、物理的又は電気的に変
更されている。
【0068】駆動回路54A及び54Bに接続され且つ
それらによって同期化されたスイッチ142は、電源5
2及びランプ134、136間に設けられ、そのランプ
の動作が駆動回路におけるデータの動作と同期されるこ
とを可能にする。他のすべての点で、システム132は
システム30と同じである。
【0069】動作時には、駆動回路54Aは左目信号を
ランプ134に与えるためのバッファとして利用され、
一方、駆動回路54Bは右目信号をランプ136に供給
するためのバッファとして利用される。左目データがL
CDパネル40上に表示される時にランプ134が照射
されるように、及び右目データがLCDパネル40上に
表示される時にランプ136が照射されるように、スイ
ッチ142はランプ134、136の動作と同期する。
【0070】パネル40に供給される左目データ及び右
目データの切り換え及びランプ134、136の同期し
た照射は、30Hzを超える速度で、好ましくは、60
Hzを超える速度で行われ、それによって、その変化は
目視者56には実質的に見ることができない。
【0071】説明の便宜上、図18(光学的に概略した
態様でシステムを示す)は、破線Lによって表わされた
左目の照射を示し、一方、右目の照射は鎖線Rによって
表わされる。
【0072】目視者が表示アセンブリ130の前方の一
定の場所に位置する場合、ランプ134が照射される
時、左目の照射光Lは、LCDパネル40上の左目用透
過データを介してフレネル・レンズ48によって目視者
の左目に合焦される。同様に、LCDパネル40上に右
目用の透過データが表示されるのと同期してランプ13
6が照射される時、フレネル・レンズ48は右目の照射
光Rを目視者の右目に合焦させる。表示システム132
に関して適当な位置が維持される時、目視者56は立体
光学な、即ち、3次元(3−D)の像を見るであろう従
って、フレネル・レンズの合焦効果のために、本発明は
そのような立体光学的な、即ち、3次元の視野を目視者
に与えるように容易に適応する。
【0073】ポータブル・コンピュータ・システムにお
いて実施した時の立体光学的機能を説明したけれども、
透過型データ・ディスプレをサポートできる如何なるア
センブリにおいてもそれが容易に実施可能であることは
勿論である。このような立体光学的表示アセンブリに対
する適用例は、例えば、ビデオ・ゲーム及び映画鑑賞ス
クリーンを含む。このような立体光学的視野が望ましい
他の多くの適用例も当業者には容易に明らかであろう。
【0074】図17及び図18に示された立体光学的表
示アセンブリは効果的に機能し、設置するにも経済的で
あるけれども、十分な3次元効果を味わうためには、目
視者は比較的一定の目視位置を維持する必要がある。
【0075】図19及び20を参照すると、立体光学的
表示アセンブリ162を含むポータブル・コンピュータ
・システム160が示される。そのシステムは、例え
ば、目視者が位置1から位置2に移動している時も立体
光学的表示を与えるよう適応する。システム132(図
17及び図18)の素子と同じ素子は同じ参照番号によ
って表わされる。
【0076】システム160をシステム132(図17
及び図18)に比べると、ランプ134が取り除かれ、
ランプ・アレー164がそれに代用される。ランプ・ア
レー164は、A乃至Eで示される10個のランプを含
み、各ランプは、ミラー付き面44から表示アセンブリ
162の背後に向けて光を反射するように位置付けられ
たそれぞれの適当なリフレクタ168によって囲まれて
いる。
【0077】1対の超音波距離センサ178及び180
を含む距離感知回路176が、LCDパネル40の下側
の水平方向における中央位置でフレーム36に装着され
る。ベース34には、計算回路182が含まれ、それ
は、表示アセンブリ162に関する目視者56の位置を
三角測量によって計算するために、センサ178及び1
80の出力に接続される。距離センサに基づき三角測量
によって動作するそのような位置感知装置がその分野で
知られていることは明らかであろう。一方、計算回路1
82はスイッチ142に接続される。
【0078】動作時には、表示アセンブリ162に関す
る目視者56の位置を決定するために、距離感知回路1
76及び計算回路182が使用される。前述のように、
左目及び右目用のデータを表示するために、駆動回路5
4A及び54Bがスイッチ回路142を通して電源52
と同期する。更に、計算回路182はスイッチ回路14
2に目視者位置情報を与える。
【0079】左目及び右目用表示データに加えて目視者
位置データを与えられたスイッチ回路142は、正しい
左目及び右目用のデータに対する照射がいつも目視者5
6に対して正しい位置で合焦されるよう、ランプ・アレ
ー164における適当なランプ対A乃至Eを照射するた
めに動作する。従って、目視者が、例えば、表示アセン
ブリ162に関して位置1から位置2へ移動している時
でも、左目及び右目の照射は目視者56の対応する目の
位置でいつも合焦されるであろう。
【0080】従って、立体光学的視野のみならず、目視
者の位置に動的に応答した立体光学的視野が与えられ
る。システム160(図17及び図18)に関連して示
された立体光学的視野よりもわずかに複雑であるけれど
も、この実施例は、それが目視者の動作に対して与えら
れるという点でより適応性がある。
【0081】
【発明の効果】以上のように、選択可能な照射領域、従
って、選択可能な視野角度及び領域を生じるように結像
レンズを利用する透過型データ・ディスプレイが与えら
れる。そのシステムは、通常のディスプレイを駆動する
に必要な電力の数分の一しか利用しないけれども、高輝
度、高解像度のディスプレイを与える。更に、そのシス
テムは、自分だけの目視領域及び低電力消費の両方を生
じる狭い照射領域を与えるために使用可能である。この
システムは通常の経済的なコンポーネントを使用して製
造可能である。それは種々の適用例(そのいくつかを説
明した)にも適応可能である。更に、この目視システム
は、立体光学的な3次元の視野を与えるように種々な構
成で容易に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された表示アセンブリを含
むポータブル・コンピュータ・システムの部分的に概略
的な側面図である。
【図2】図1の線1A−1Aによって切り取られた、表
示アセンブリのコンポーネントのみを示す断面図であ
る。
【図3】図1のフレネル・レンズの平面図である。
【図4】図1の拡散板の小角散乱特性を示すグラフを含
む、拡散板の側面図である。
【図5】図1のフレネル・レンズ及びLCDパネルの概
略図であり、そのレンズの光学的な合焦効果を示すもの
である。
【図6】図5の概略図と同様の概略図であり、図1の拡
散板を含むシステムの光学的効果を示すためのものであ
る。
【図7】図6のバックライト・ディスプレイ・システム
の概略図であり、本発明を使用して得られる照射特性の
1つを示すものである。
【図8】図6のバックライト・ディスプレイ・システム
の概略図であり、本発明を使用して得られる照射特性の
1つを示すものである。
【図9】図6のバックライト・ディスプレイ・システム
の概略図であり、本発明を使用して得られる照射特性の
1つを示すものである。
【図10】図1のポータブル・コンピュータ・システム
の閉じられた状態における側面図である。
【図11】本発明の他の実施例の部分的に概略的な側面
図である。
【図12】本発明の更に他の実施例の部分的に概略的な
側面図である。
【図13】本発明の表示アセンブリを組み込んだパーソ
ナル伝送装置の正面図である。
【図14】表示アセンブリを説明するために部分的切り
取られた図13のパーソナル伝送装置の側面図である。
【図15】航空機の客室環境で使用される本発明の表示
アセンブリを示す側面図である。
【図16】図15に示された乗客及び表示スクリーンを
示す概略図である。
【図17】本発明の他の実施例の部分的に概略的な側面
図である。
【図18】目視者に関する図17の表示アセンブリのコ
ンポーネント及びそれらの機能を示す光学的概略図であ
る。
【図19】本発明の更に他の実施例の部分的に概略的な
側面図である。
【図20】目視者に関する図19の表示アセンブリのコ
ンポーネント及びそれらの機能を示す光学的概略図であ
る。
【符号の説明】
30・・・ポータブル・コンピュータ・システム 32・・・表示アセンブリ 34・・・ベース 36・・・フレーム 37・・・ピボット・ヒンジ 38・・・カバー 39・・・ピボット・ヒンジ 40・・・LCDパネル 42・・・拡散板 46・・・光源 48・・・フレネル・レンズ 52・・・バッテリ 54・・・LCDパネル駆動電子回路 56・・・目視者
フロントページの続き (72)発明者 ロドニー・トレバー・ホッジソン アメリカ合衆国ニューヨーク州、オッシ ニング、パインズブリッジ・ロード 822番地 (72)発明者 ジェイムズ・サージェント・リプスコム アメリカ合衆国ニューヨーク州、ヨーク タウン・ハイツ、ペイン・ストリート 1646番地 (72)発明者 マイケル・ミン−タク・ロイ アメリカ合衆国ニューヨーク州、マウン ト・キスコ、キャスリーン・レーン 35 番地 (72)発明者 ロバート・ハワード・ウォルフェ、ジュ ニア アメリカ合衆国ニューヨーク州、ヨーク タウン・ハイツ、ウェイバリー・ロード 481番地 (56)参考文献 特開 平2−136818(JP,A) 特開 昭63−311382(JP,A) 特開 平2−204770(JP,A) 特開 平2−10394(JP,A) 実開 昭64−51913(JP,U)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透過性データを表示するための所定領域を
    有する表示手段と、 所定の強度の光を発生するための光源と、 該光源及び該表示手段の間に配置され、該表示手段の該
    光源とは反対側に、該表示手段を通して該光源を結像さ
    せるための光学的結像手段と、 前記光源及び前記表示手段の間に配置され、前記光を拡
    散するための拡散手段と、 より成り、 該光源の強度は人が該透過性データを直接的に目視する
    に適したものであることを特徴とする透過型ディスプレ
    イ装置。
  2. 【請求項2】前記光学的結像手段は正のレンズより成る
    ことを特徴とする請求項1に記載の透過型ディスプレイ
    装置。
  3. 【請求項3】前記正のレンズは円形のフレネル・レンズ
    より成ることを特徴とする請求項2に記載の透過型ディ
    スプレイ装置。
  4. 【請求項4】前記フレネル・レンズは約15乃至20c
    mの範囲の焦点距離を持つように選択されたことを特徴
    とする請求項3に記載の透過型ディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】前記拡散手段は小角度の拡散手段であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の透過型ディスプレイ装
    置。
  6. 【請求項6】前記光源は蛍光灯より成ることを特徴とす
    る請求項1に記載の透過型ディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】前記拡散手段及び前記フレネル・レンズは
    前記表示手段に隣接して位置付けられることを特徴とす
    る請求項3に記載の透過型ディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】前記光源は反射面を含むこと、及び 前記拡散手段は該反射面上に配置されること、 を特徴とする請求項1に記載の透過型ディスプレイ装
    置。
  9. 【請求項9】透過性データを表示するための全体として
    平坦な所定領域を有する透過型ディスプレイと、 所定の強度の光を発生するための光源と、 該光源及び該透過型ディスプレイの間に位置付けられ、
    該光を拡散するための小角度の光拡散手段と、 該光源及び該透過型ディスプレイの間に位置付けられ、
    該透過型ディスプレイの該光源とは反対側に、該透過型
    ディスプレイを通して該光源を結像させるための円形の
    フレネル・レンズと、 より成り、 該光源の強度は約20乃至200cmの範囲内の距離に
    おいて人が該透過型ディスプレイを直接的に目視するに
    適したものであり、 前記透過型ディスプレイ、前記光源、前記拡散手段、及
    び前記フレネル・レンズは目視者に対して発散照射の領
    域を与えるように位置付けられることを特徴とする透過
    型ディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】透過性データを表示するための全体とし
    て平坦な所定領域を有する透過型ディスプレイと、 所定の強度の光を発生するための光源と、 該光源及び該透過型ディスプレイの間に位置付けられ、
    該光を拡散するための小角度の光拡散手段と、 該光源及び該透過型ディスプレイの間に位置付けられ、
    該透過型ディスプレイの該光源とは反対側に、該透過型
    ディスプレイを通して該光源を結像させるための円形の
    フレネル・レンズと、 より成り、 該光源の強度は約20乃至200cmの範囲内の距離に
    おいて人が該透過型ディスプレイを直接的に目視するに
    適したものであり、 前記透過型ディスプレイ、前記光源、前記拡散手段、及
    び前記フレネル・レンズは目視者に対してほぼコリメー
    トされた照射の領域を与えるように位置付けられること
    を特徴とする透過型ディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】透過性データを表示するための全体とし
    て平坦な所定領域を有する透過型ディスプレイと、 所定の強度の光を発生するための光源と、 該光源及び該透過型ディスプレイの間に位置付けられ、
    該光を拡散するための小角度の光拡散手段と、 該光源及び該透過型ディスプレイの間に位置付けられ、
    該透過型ディスプレイの該光源とは反対側に、該透過型
    ディスプレイを通して該光源を結像させるための円形の
    フレネル・レンズと、 より成り、 該光源の強度は約20乃至200cmの範囲内の距離に
    おいて人が該透過型ディスプレイを直接的に目視するに
    適したものであり、 前記透過型ディスプレイ、前記光源、前記拡散手段、及
    び前記フレネル・レンズは目視者による前記データの自
    分だけの目視のために狭められた照射の領域を与えるよ
    うに位置付けられることを特徴とする透過型ディスプレ
    イ装置。
  12. 【請求項12】前記透過型ディスプレイは液晶表示パネ
    ルより成ることを特徴とする請求項1、9、10、およ
    び11の何れかに記載の透過型ディスプレイ装置。
  13. 【請求項13】前記フレネル・レンズは前記装置から選
    択的に取り除き可能であることを特徴とする請求項9な
    いし11の何れかに記載の透過型ディスプレイ装置。
  14. 【請求項14】データを入力するための手段と、 データを遠隔ロケーションに送るための手段と、 を含むポータブル通信装置に組み込まれたことを特徴と
    する請求項9ないし11の何れかに記載の透過型ディス
    プレイ装置。
  15. 【請求項15】航空機の客室に組み込まれ、該航空機の
    乗客に対して自分だけの目視を与えるようにしたことを
    特徴とする請求項11に記載の透過型ディスプレイ装
    置。
  16. 【請求項16】データ入力手段と、 前記光源に電力を供給するためのバッテリ手段と、 前記透過型ディスプレイに電子信号を供給することによ
    って、前記透過型ディスプレイ上にデータ又はイメージ
    を発生させるための手段と、 を具備したポータブル・コンピュータ・システムに組み
    込まれたことを特徴とする請求項9ないし11の何れか
    に記載の透過型ディスプレイ装置。
  17. 【請求項17】ポータブル・コンピュータ・システムで
    あって、 カバーを含み、表示アセンブリを支持するための携帯用
    のケースと、 該ケースに含まれ、該ポータブル・コンピュータ・シス
    テムのための電源を与えるためのバッテリと、 該ポータブル・コンピュータ・システムに電子的データ
    を与えるための入力装置と、 該電子的データを処理するための電子的回路と、 より成り、 該表示アセンブリは、 全体として平坦な所定の領域を有し、該電子的データを
    透過的に表示するための表示手段と、 所定の強度の光を発生するための光源と、 該光源と該表示手段との間に配置され、該表示手段の該
    光源とは反対側に、該表示手段を通して該光源を結像さ
    せるための円形のフレネル・レンズと、 該光源と該表示手段との間に配置され、該光を拡散する
    ための拡散手段と、 を具備し、 該光源の強度は人が該電子的データを直接的に目視する
    に適したものであることを特徴とするポータブル・コン
    ピュータ・システム。
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