JP2023068348A - スクリーンおよび画像投影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】投影したい面の反対側に画像が透けることを回避しつつ、より簡易で、より安価な構成によって、画像の解像度を低下させることなく、スクリーンの投影面を切り替え可能とする。【解決手段】スクリーン10は、投影される光による画像を映すための透明なスクリーン層12と、投影される光の進行方向に沿ってスクリーン層12の下流側の面に配置され、一定方向に沿ってワイヤグリッドが施され、上記一定方向と直交する方向に振動する光を透過し、上記一定方向と平行な方向に振動する光を反射する光学素子(ワイヤグリッド層13)と、投影される光の進行方向に沿ってスクリーン層12の上流側の面に配置された、スクリーン層12の表面での光の反射を抑えるための低反射層11と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、投影される光による画像を映すスクリーン、および、画像を投影する画像投影システムに関する。なお、以下の本開示にて投影対象となる「画像」には、動画像と静止画像の両方が含まれる。
近年、画像を映すスクリーンとして、窓ガラス、壁、パーティション、ブラインドなどの空間を隔てる構成物を活用することが広がっている。例えば、非特許文献1には、動的に窓の一部の透明度を変える窓システムが提案され、非特許文献2には、ディスプレイの透明度を変え、向こう側とのコミュニケーションを可能にするシステムが提案され、非特許文献3には、ガラス製透明スクリーンの製品が紹介されている。
文献「Squama: a programmable window and wall for future physical architectures」、暦本純一著、インターネットアドレスhttps://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/2370216.2370358 文献「Tracs: transparency-control for see-through displays」、David Lindlbauerほか著、インターネットアドレスhttps://dl.acm.org/doi/10.1145/2642918.2647350 製品情報「ガラス製透明スクリーン Glascene(登録商標)」、AGC株式会社、インターネットアドレスhttps://www.agc.com/products/new_markets/detail/transparent_glass_screen.html
ところが、例えば窓ガラスなどの透明なものに画像を投影した場合、意図せずに投影面とは反対側から画像が見えてしまうといった懸念がある。
また、上記に関連して、スクリーンの片面のみでなく、両面に画像を映す技術も知られており、画像投影時にスクリーンの投影面を切り替える技術は、例えばスクリーンの両側にプロジェクタを設置する構成、スクリーンの両面にディスプレイを設置する構成等によって実現できるものの、より簡易で、より安価な構成が待望されている。一方で、投影される画像の解像度を低下させないという点も重要視される。
そこで、本開示は、上記の事情を考慮し、投影したい面の反対側に画像が透けることを回避しつつ、より簡易で、より安価な構成によって、画像の解像度を低下させることなく、スクリーンの投影面を切り替え可能とすることを目的とする。
本開示に係るスクリーンは、投影される光による画像を映すための透明なスクリーン層と、前記投影される光の進行方向に沿って前記スクリーン層の下流側の面に配置された光学素子であって、一定方向に沿ってワイヤグリッドが施され、前記一定方向と直交する方向に振動する光を透過し、前記一定方向と平行な方向に振動する光を反射する当該光学素子と、前記投影される光の進行方向に沿って前記スクリーン層の上流側の面に配置された、前記スクリーン層の表面での光の反射を抑えるための低反射層と、を備える。
上記のスクリーンに対し、上記一定方向(ワイヤグリッドの敷設方向)と平行な方向に振動する画像光が照射された場合、スクリーン層の光進行方向上流側の面に配置された低反射層によって、スクリーン層の表面での光の反射が抑えられ、上記の画像光は、スクリーン層の光進行方向下流側の面に配置された光学素子に到達する。ここで、光学素子は、上記一定方向(ワイヤグリッドの敷設方向)と平行な方向に振動する画像光を透過することなく、反射するため、反射した画像光に基づく画像が前面投影される。
一方、上記のスクリーンに対し、上記一定方向(ワイヤグリッドの敷設方向)と直交する方向に振動する画像光が照射された場合、上記と同様に、低反射層によって、スクリーン層の表面での光の反射が抑えられ、上記の画像光は、スクリーン層の光進行方向下流側の面に配置された光学素子に到達する。ここで、光学素子は、上記一定方向(ワイヤグリッドの敷設方向)と直交する方向に振動する画像光を反射することなく、透過するため、透過した画像光に基づく画像が背面投影される。
また、上記の前面投影においても、背面投影においても、スクリーンの表面全体を用いて画像の投影が行われるため、画像の解像度低下を抑えることができる。
以上により、本開示に係るスクリーンによって、投影したい面の反対側に画像が透けることを回避しつつ、より簡易で、より安価な構成によって、画像の解像度を低下させることなく、スクリーンの投影面を切り替え可能とすることができる。
本開示によれば、投影したい面の反対側に画像が透けることを回避しつつ、より簡易で、より安価な構成によって、画像の解像度を低下させることなく、スクリーンの投影面を切り替え可能とすることができる。
(a)は、第1実施形態における画像投影システムの構成および動作を説明するための図であり、(b)は、ワイヤグリッド偏光板の機能を説明するための図である。 第1実施形態における制御部の動作を示すフロー図である。 (a)は、前面と背面に異なる言語の文字を投影した例を示す図であり、(b)は、同じ物を前方から見た姿を前面に、後方から見た姿を背面に、それぞれ投影した例を示す図であり、(c)は、スクリーンの一部を覆うLCDシャッターのオフ時およびオン時の投影像を示す図である。 (a)は、第2実施形態における画像投影システムの構成および前面投影時の動作を説明するための図であり、(b)は、背面投影時の動作を説明するための図である。 第2実施形態における制御部の動作を示すフロー図である。 第3実施形態における画像投影システムの構成および動作を説明するための図である。 第3実施形態における制御部の動作を示すフロー図である。 第4実施形態における画像投影システムの構成および動作を説明するための図である。 (a)は、第4実施形態における画像の明るさに基づく制御を示すフロー図であり、(b)は、スクリーン周辺の明るさに基づく制御を示すフロー図である。 第5実施形態における画像投影システムの構成および動作を説明するための図である。 第5実施形態における制御部の動作を示すフロー図である。 制御部のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係るスクリーンおよび画像投影システムのさまざまな実施形態を説明する。以下では、5つの実施形態を説明するが、まず、それらの概要を述べる。
第1実施形態は、スクリーンと、前面投影用のS偏光された光(S-polarized light)を投影する第1投影部および背面投影用のP偏光された光(P-polarized light)を投影する第2投影部を含む投影装置と、を備えた画像投影システムに関する実施形態である。第2実施形態は、スクリーンと、単一の投影部および画像光をS偏光又はP偏光する液晶素子を含む投影装置と、を備えた画像投影システムに関する実施形態である。第3実施形態は、スクリーンに接近した物体の画像データに基づいてスクリーン近傍のLCDシャッター(遮光部材)の透明度を制御する構成を第1実施形態の構成に追加した実施形態である。第4実施形態は、画像の明るさ又はスクリーン周辺の明るさに基づいて画像光の強度を調節する構成を第1実施形態の構成に追加した実施形態である。第5実施形態は、スクリーン面の反対側に映ってしまうゴーストイメージを除去するための構成を第1実施形態の構成に追加した実施形態である。
[第1実施形態]
図1(a)に示すように、第1実施形態における画像投影システム1は、投影された画像を映すためのスクリーン10と、スクリーン10の片側に設けられた投影装置20と、を備える。
スクリーン10は、低反射層11、スクリーン層12、およびワイヤグリッド層13の3つの層で構成され、上記3つの層は、投影される光の受光面側(図1(a)における左側)から厚み方向(図1(a)における左右方向)に沿って、低反射層11、スクリーン層12、ワイヤグリッド層13の順に配置されている。
このうちスクリーン層12は、投影される光による画像を映すための透明な層である。低反射層11は、スクリーン層12の表面での光の反射を抑えるための低反射素材により構成された層である。ワイヤグリッド層13は、一定方向に沿ってワイヤグリッドが施された層であり、本実施形態では、一例として、後述する第1投影装置20Aから射出されたS偏光された光を反射する方向(図1(a)における上下方向)に沿ってワイヤグリッドが施されている。そのため、図1(b)に示すように、ワイヤグリッド層13は、S偏光された光を反射し、後述する第2投影装置20Bから射出されたP偏光された光を透過する。なお、図1(a)では、低反射層11およびワイヤグリッド層13を層状に図示したが、低反射層11およびワイヤグリッド層13は、スクリーン層12の表面に薄く貼り付けられた構成としてもよい。
投影装置20は、スクリーン10に対し一方の側(以下「前面側」という)に配置され、S偏光された光を射出する第1投影装置20Aと、同じく前面側に配置され、P偏光された光を射出する第2投影装置20Bと、を含む。第1投影装置20Aは、偏光されていない光を射出する第1プロジェクタ21Aと、第1プロジェクタ21Aから射出された光の水平方向成分を吸収する第1偏光素子22Aとを含み、第1偏光素子22Aによって上記光の水平方向成分が吸収されるため、第1投影装置20AからはS偏光された光が射出される。即ち、第1偏光素子22Aは、第1プロジェクタ21Aから射出された光を、前述したワイヤグリッド層13のワイヤグリッド敷設方向と平行な方向に振動する光に偏光する。一方、第2投影装置20Bは、偏光されていない光を射出する第2プロジェクタ21Bと、第2プロジェクタ21Bから射出された光の垂直方向成分を吸収する第2偏光素子22Bとを含み、第2偏光素子22Bによって上記光の垂直方向成分が吸収されるため、第2投影装置20BからはP偏光された光が射出される。即ち、第2偏光素子22Bは、第2プロジェクタ21Bから射出された光を、前述したワイヤグリッド層13のワイヤグリッド敷設方向と直交する方向に振動する光に偏光する。なお、第1投影装置20A、第2投影装置20Bはそれぞれ1台ずつから構成されることに限定されるものではなく、それぞれ複数台で構成されてもよい。
また、投影装置20は、投影する画像の画像データを第1プロジェクタ21Aおよび第2プロジェクタ21Bに供給する制御部28をさらに含み、制御部28は、上記画像データを記憶した画像DB29を内蔵している。なお、制御部28は、実行すべき画像投影処理に関する情報(前面投影、背面投影、同じ画像の両面投影、異なる画像の両面投影の何れかを示す情報)を予め保持しているものとし、かかる情報に基づき、実行すべき画像投影処理を判断する。また、前述した第1投影装置20A、第2投影装置20Bのそれぞれにおいて、プロジェクタと偏光素子とは必ずしも接触した状態でなくてもよく、所定の距離を置いて離隔した状態であってもよい。
次に、第1実施形態の画像投影システム1における処理動作を説明する。まず、制御部28は、実行すべき画像投影処理が「前面投影」、「背面投影」、「同じ画像の両面投影」、「異なる画像の両面投影」の何れであるかを判断し、判断結果に応じた画像データの供給を行う。例えば、制御部28は、図2に示すステップS1で実行すべき画像投影処理が片面投影か否(両面投影)かを判断し、YESであれば、ステップS2で同処理が片面投影のうち前面投影か否(背面投影)かを判断する。一方、ステップS1でNO(両面投影)であれば、ステップS3で同処理が同じ画像を投影するものか否(異なる画像を投影するもの)かを判断する。
実行すべき画像投影処理が前面投影の場合、図2のステップS1、S2でYESとなり、ステップS4へ進み、制御部28は、前面投影する画像データを第1プロジェクタ21Aへ供給する。これにより、図1に実線で示すように、前面投影する画像を表す偏光されていない光が第1プロジェクタ21Aから射出され、第1偏光素子22Aによって上記光の水平方向成分が吸収されて、第1投影装置20AからはS偏光された画像光が射出され、スクリーン10へ到達する。このとき、低反射層11によって、スクリーン層12の表面での光の反射が抑えられ、S偏光された画像光は、ワイヤグリッド層13に到達する。ここで、ワイヤグリッド層13は、図1(b)に示すようにS偏光された画像光を透過することなく、反射するため、反射した画像光に基づく画像が前面投影される。
実行すべき画像投影処理が背面投影の場合、図2のステップS1でYES、ステップS2でNOとなり、ステップS5へ進み、制御部28は、背面投影する画像データを第2プロジェクタ21Bへ供給する。これにより、図1に破線で示すように、背面投影する画像を表す偏光されていない光が第2プロジェクタ21Bから射出され、第2偏光素子22Bによって上記光の垂直方向成分が吸収されて、第2投影装置20BからはP偏光された画像光が射出され、スクリーン10へ到達する。このとき、低反射層11によって、スクリーン層12の表面での光の反射が抑えられ、P偏光された画像光は、ワイヤグリッド層13に到達する。ここで、ワイヤグリッド層13は、図1(b)に示すようにP偏光された画像光を反射することなく、透過するため、透過した画像光に基づく画像が背面投影される。
実行すべき画像投影処理が異なる画像の両面投影の場合、図2のステップS1、S3でNOとなり、ステップS7へ進み、制御部28は、前面投影する画像データを第1プロジェクタ21Aへ、背面投影する画像データを第2プロジェクタ21Bへ、それぞれ供給する。これにより、図1に実線で示すように、前面投影する画像を表す偏光されていない光が第1プロジェクタ21Aから射出され、第1偏光素子22Aによって上記光の水平方向成分が吸収されて、第1投影装置20AからはS偏光された画像光が射出され、スクリーン10へ到達する。また、同時に、背面投影する画像を表す偏光されていない光が第2プロジェクタ21Bから射出され、第2偏光素子22Bによって上記光の垂直方向成分が吸収されて、第2投影装置20BからはP偏光された画像光が射出され、スクリーン10へ到達する。以後は、前述したステップS4に係る動作と、ステップS5に係る動作の両方が同時に実行され、その結果、前面投影と背面投影の両方(即ち、両面投影)が実現する。
実行すべき画像投影処理が同じ画像の両面投影の場合、図2のステップS1でNO、ステップS3でYESとなり、ステップS6へ進み、制御部28は、前面投影する画像データを第1プロジェクタ21Aへ、前面投影する画像の鏡像の画像データを第2プロジェクタ21Bへ、それぞれ供給する。これにより、前面投影する画像を表す偏光されていない光が第1プロジェクタ21Aから射出され、第1偏光素子22Aによって上記光の水平方向成分が吸収されて、第1投影装置20AからはS偏光された画像光が射出され、スクリーン10へ到達する。また、同時に、前面投影する画像の鏡像を表す偏光されていない光が第2プロジェクタ21Bから射出され、第2偏光素子22Bによって上記光の垂直方向成分が吸収されて、第2投影装置20BからはP偏光された画像光が射出され、スクリーン10へ到達する。以後は、前述したステップS4に係る動作と、ステップS5に係る動作の両方が同時に実行され、その結果、前面投影と背面投影の両方(即ち、両面投影)が実現し、このとき、前面投影する画像の鏡像が背面投影されることとなり、背面から見た画像は、前面投影する画像と同じになるため、同じ画像の両面投影が実現する。また、上記の前面投影においても、背面投影においても、投影したい面の反対側に画像が透けることを回避できるとともに、スクリーンの表面全体を用いて画像の投影が行われることで、画像の解像度低下を抑えることができる。
以上説明した第1実施形態によれば、投影したい面の反対側に画像が透けることを回避しつつ、より簡易で、より安価な構成によって、画像の解像度を低下させることなく、スクリーンの投影面を切り替え可能とすることができる。具体的には、スクリーンの両側への投影装置の配置を必要とせず、スクリーンの片側に2種類の投影装置を配置して、「前面投影」、「背面投影」、「同じ画像の両面投影」および「異なる画像の両面投影」の計4パターンを自在に切り替えることができる。
これにより、例えば、実行すべき画像投影処理が異なる画像の両面投影の場合、図3(a)に示すように、「Hello」の英語文字を前面投影しつつ、「こんにちは」の日本語文字を背面投影することができる。また、図3(b)に示すように、牛の人形を前から見た像を前面投影しつつ、同じ牛の人形を後から見た像を背面投影することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、スクリーンと、単一の投影部および画像光をS偏光又はP偏光する液晶素子を含む投影装置と、を備えた画像投影システムに関する実施形態を説明する。
図4(a)、(b)に示すように、第2実施形態における画像投影システム1は、投影された画像を映すためのスクリーン10と、スクリーン10の片側に設けられた単一の投影装置20と、を備える。スクリーン10の構成は、前述した第1実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
投影装置20は、スクリーン10に対し一方の側(前面側)に配置され、投影する画像の光を射出する第3プロジェクタ21と、第3プロジェクタ21から射出された光を、S偏光された光又はP偏光された光に偏光する液晶素子23と、制御部28と、を含む。
制御部28は、第1実施形態で述べた機能に加え、液晶素子23による後述する偏光動作を制御する機能を備える。また、制御部28は、実行すべき画像投影処理に関する情報(前面投影、背面投影の何れかを示す情報)を予め保持しているものとし、かかる情報に基づき、実行すべき画像投影処理を判断する。また、前述した第3プロジェクタ21と液晶素子23とは必ずしも接触した状態でなくてもよく、所定の距離を置いて離隔した状態であってもよい。
次に、第2実施形態の画像投影システム1における処理動作を説明する。まず、制御部28は、実行すべき画像投影処理が「前面投影」、「背面投影」の何れであるかを判断し、判断結果に応じた画像データの供給を行う。例えば、制御部28は、図5に示すステップS11で実行すべき画像投影処理が前面投影か否(背面投影)かを判断する。
ステップS11でYESであれば、制御部28は、水平偏光するように液晶素子23を切り替えて、前面投影する画像データを第3プロジェクタ21へ供給する(ステップS12)。これにより、前面投影する画像を表す偏光されていない光が第3プロジェクタ21から射出され、上記切り替え後の液晶素子23によって上記光の水平方向成分が吸収されて、S偏光された画像光がスクリーン10へ到達する。このとき、低反射層11によって、スクリーン層12の表面での光の反射が抑えられ、S偏光された画像光は、ワイヤグリッド層13に到達する。ここで、ワイヤグリッド層13は、図1(b)に示すようにS偏光された画像光を透過することなく、反射するため、反射した画像光に基づく画像が前面投影される。
一方、図5のステップS11でNOであれば、制御部28は、垂直偏光するように液晶素子23を切り替えて、背面投影する画像データを第3プロジェクタ21へ供給する(ステップS13)。これにより、背面投影する画像を表す偏光されていない光が第3プロジェクタ21から射出され、上記切り替え後の液晶素子23によって上記光の垂直方向成分が吸収されて、P偏光された画像光がスクリーン10へ到達する。このとき、低反射層11によって、スクリーン層12の表面での光の反射が抑えられ、P偏光された画像光は、ワイヤグリッド層13に到達する。ここで、ワイヤグリッド層13は、図1(b)に示すようにP偏光された画像光を反射することなく、透過するため、透過した画像光に基づく画像が背面投影される。
以上説明した第2実施形態によれば、スクリーン10と単一の投影装置20とを備えた簡易且つ安価な構成の画像投影システム1において、投影したい面の反対側に画像が透けることを回避しつつ、画像の解像度を低下させることなく、前面投影と背面投影のうち一方を実現することができる。また、制御部28により液晶素子23の偏光機能(水平偏光、垂直偏光)を高速に切り替えることで、前面投影と背面投影の両方を同時に実行することもできる。
なお、第2実施形態では、制御部28が、前面投影か背面投影かに応じて、液晶素子23による偏光動作を制御する例を説明したが、このような制御部28による制御は必須ではなく、液晶素子23を、水平偏光、垂直偏光のうち一方を実行する構成に固定することで、前面投影、背面投影のうち一方を実行する構成としてもよい。
[第3実施形態]
第3実施形態では、スクリーンに接近した物体の画像データに基づいてスクリーン近傍の遮光部材の透明度を制御する構成を第1実施形態の構成に追加した実施形態を説明する。
図6に示すように、第3実施形態における画像投影システム1は、スクリーン10の近傍に設けられた遮光部材の一例としてのLCD(Liquid Crystal Display)シャッター32と、スクリーン10に接近した物体の画像データを取得する第1画像センサ31と、をさらに備え、第3実施形態における制御部は、画像投影処理の制御(図2)に加え、LCDシャッター32の動作制御(図7)を行う第1制御部28Aにより構成されている。なお、LCDシャッター32は、通電する電圧を変えると光の透過性が変わる液晶の性質を利用した液晶シャッターであり、上記電圧を制御することで透明度を制御可能とされている。図6に示すその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、重複した説明を省略する。
次に、図7のフロー図を用いて、第3実施形態に特有の処理を説明する。まず、第1制御部28Aは、第1画像センサ31から画像データを取得し(ステップS21)、画像データに基づく画像に、スクリーン10に接近した人間が映っているか否かを既存の顔認識技術等に基づき判断する(ステップS22)。ここで、スクリーン10に接近した人間が映っていれば、LCDシャッター32における上記人間の視線方向に対応する部分への通電電圧を制御し、当該対応する部分の透明度を低くすることで、スクリーン10に接近した人間が、スクリーン10に映る画像を見えないように制御する(ステップS23)。なお、図7の処理は、例えば所定の時間間隔又は所定のスケジュールに基づき定期的に実行してもよいし、さらに、第1制御部28Aのオペレータによる開始指示によりオンデマンドで実行してもよい。
以上の第3実施形態における制御によって、スクリーン10に接近した人間を検知し、その人間によって、スクリーン10に映る画像が見られてしまう事態を未然に防止することができる。
なお、図7のステップS22では、スクリーン10に接近した人間以外に、カメラを搭載したドローン、動物などの他の物体を検知してもよい。例えば、図3(c)には、スクリーン10に接近したウサギを検知し、ウサギの視線方向に対応する部分のみ透明度を低くする制御を行った例を示す。また、ステップS22のように、接近した人間の視線方向に対応する部分のみ透明度を低くする制御に限定されるものではなく、LCDシャッター32全体の透明度を低くする制御を行ってもよい。
また、第3実施形態では、スクリーンに接近した物体の画像データに基づいてスクリーン近傍の遮光部材の透明度を制御する構成を第1実施形態の構成に追加した例を説明したが、上記と同様に遮光部材の透明度を制御する構成を第2実施形態の構成(単一の投影装置を備えた構成)に追加してもよく、同様の効果を奏することができる。
[第4実施形態]
第4実施形態では、画像の明るさ又はスクリーン周辺の明るさに基づいて画像光の強度を調節する構成を第1実施形態の構成に追加した実施形態を説明する。
図8に示すように、第4実施形態における画像投影システム1は、スクリーン10の前面若しくは背面に映る画像の明るさ、又は、スクリーン10の周辺の明るさを検出する照度センサ33、をさらに備え、第4実施形態における制御部は、画像投影処理の制御(図2)に加え、検出された明るさに基づき投影光の強度を調節する制御(図9(a)、図9(b))を行う第2制御部28Bにより構成されている。スクリーン10に映る画像が明るすぎると、画像光に起因した不要な像が目立つようになるため、第2制御部28Bは、投影光の強度調節を開始すべき上記画像の明るさに関する基準値を「第1基準」として予め定めて記憶している。また、スクリーン周辺が暗すぎると、画像光に起因した不要な像が目立つようになるため、第2制御部28Bは、投影光の強度調節を開始すべきスクリーン周辺の明るさに関する基準値を「第2基準」として予め定めて記憶している。なお、図8に示すその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、重複した説明を省略する。
次に、図9(a)、図9(b)のフロー図を用いて、第4実施形態に特有の処理を説明する。照度センサ33として、スクリーン10の前面若しくは背面に映る画像の明るさを検出するセンサを採用する場合、図9(a)の処理が実行される。第2制御部28Bは、照度センサ33から上記画像の明るさに関するデータを取得し(ステップS31)、上記画像の明るさが予め記憶した第1基準以上であるか否かを判断する(ステップS32)。ここで、上記画像の明るさが第1基準以上であれば、投影光の強度調節を開始すべきと判断されるため、第2制御部28Bは、投影される光の強度が低くなるように調節する(ステップS33)。このような第4実施形態の制御によって、スクリーン10に映る画像が明るすぎて、不要な像が目立つようになる事態を速やかに検知し、画像光の強度が低くなるように調節することで、不要な像が目立つ状態を未然に防止することができる。
また、照度センサ33として、スクリーン周辺の明るさを検出するセンサを採用する場合、図9(b)の処理が実行される。第2制御部28Bは、照度センサ33からスクリーン周辺の明るさに関するデータを取得し(ステップS34)、スクリーン周辺の明るさが予め記憶した第2基準以下であるか否かを判断する(ステップS35)。ここで、スクリーン周辺の明るさが第2基準以下であれば、投影光の強度調節を開始すべきと判断されるため、第2制御部28Bは、投影される光の強度が低くなるように調節する(ステップS36)。このような第4実施形態の制御によって、スクリーン周辺が暗すぎて、不要な像が目立つようになる事態を速やかに検知し、画像光の強度が低くなるように調節することで、不要な像が目立つ状態を未然に防止することができる。なお、図9(a)、図9(b)の処理は、例えば所定の時間間隔又は所定のスケジュールに基づき定期的に実行してもよいし、さらに、第2制御部28Bのオペレータによる開始指示によりオンデマンドで実行してもよい。
なお、第4実施形態では、画像の明るさ又はスクリーン周辺の明るさに基づいて画像光の強度を調節する構成を第1実施形態の構成に追加した例を説明したが、上記同様に画像光の強度を調節する構成を第2実施形態の構成(単一の投影装置を備えた構成)に追加してもよく、同様の効果を奏することができる。
[第5実施形態]
第5実施形態では、スクリーン面の反対側に映ってしまうゴーストイメージを除去するための構成を第1実施形態の構成に追加した実施形態を説明する。
図10に示すように、第5実施形態における画像投影システム1は、投影光の進行方向に沿ってスクリーン10の下流側に配置され、前面投影時又は両面投影時にスクリーン10の背面に映ってしまう背面ゴーストイメージの画像データを取得する第2画像センサ34と、投影光の進行方向に沿ってスクリーン10の上流側に配置され、背面投影時又は両面投影時にスクリーン10の前面に映ってしまう前面ゴーストイメージの画像データを取得する第3画像センサ35と、をさらに備える。また、第5実施形態における制御部は、画像投影処理の制御(図2)に加え、第2画像センサ34により取得された背面ゴーストイメージの画像データに基づいて、背面ゴーストイメージをグレーアウトさせる画像をスクリーン背面に映すための画像光を第2投影装置20Bから射出させ、第3画像センサ35により取得された前面ゴーストイメージの画像データに基づいて、前面ゴーストイメージをグレーアウトさせる画像をスクリーン前面に映すための画像光を第1投影装置20Aから射出させる制御(図11)を行う第3制御部28Cにより構成されている。即ち、前面投影時には、背面ゴーストイメージが映る可能性があり、背面投影時には、前面ゴーストイメージが映る可能性があり、両面投影時には、前面ゴーストイメージと背面ゴーストイメージの両方又は一方が映る可能性があるところ、第3制御部28Cは、実際に映ったゴーストイメージを除去する機能を有する。なお、図10に示すその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、重複した説明を省略する。
次に、図11のフロー図を用いて、第5実施形態に特有の処理を説明する。まず、第3制御部28Cは、第2画像センサ34と第3画像センサ35からゴーストイメージの画像データを取得し(ステップS41)、上記ゴーストイメージをグレーアウトさせる画像をスクリーン10に映すための画像光を射出させる(ステップS42)。具体的には、第3制御部28Cは、前面投影時又は両面投影時には、背面ゴーストイメージの画像データを第2画像センサ34から取得して、取得された背面ゴーストイメージの画像データに基づいて、背面ゴーストイメージをグレーアウトさせる画像をスクリーン背面に映すための画像光を第2投影装置20Bから射出させる。また、第3制御部28Cは、背面投影時又は両面投影時には、前面ゴーストイメージの画像データを第3画像センサ35から取得して、取得された前面ゴーストイメージの画像データに基づいて、前面ゴーストイメージをグレーアウトさせる画像をスクリーン前面に映すための画像光を第1投影装置20Aから射出させる。グレーアウトさせる画像に関し、ステップS42では、一例として、画像データから得られるゴーストイメージのRGB値とグレーアウトさせる画像のRGB値の合計がRGB(255,255,255)となるように、グレーアウトさせる画像を求め、当該画像をスクリーン10に映すための画像光を射出させる。この場合、ゴーストイメージは、RGB(255,255,255)の白色画像に変わり、ゴーストイメージが目立たないようにすることができる。なお、図11の処理は、例えば所定の時間間隔又は所定のスケジュールに基づき定期的に実行してもよいし、さらに、第3制御部28Cのオペレータによる開始指示によりオンデマンドで実行してもよい。
一般に、背面投影時と前面投影時では、背面投影時の方がより強くゴーストイメージ(前面ゴーストイメージ)が映る傾向があるが、上記の第5実施形態における制御によって、背面投影時又は両面投影時に、より強く映る可能性の有る前面ゴーストイメージを目立たなくし、除去することができる。さらに、前面投影時又は両面投影時に映る可能性の有る背面ゴーストイメージについても、目立たなくし、除去することができる。
[用語、変形態様などについて]
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
例えば、制御部28は、上記実施形態における処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図12は、制御部28のハードウェア構成例を示す図である。上述の制御部28は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。制御部28のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
制御部28における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。なお、第1制御部28A、第2制御部28B、第3制御部28Cについても、上記の制御部28の構成と同様である。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
1…画像投影システム、10…スクリーン、11…低反射層、12…スクリーン層、13…ワイヤグリッド層、20…投影装置、20A…第1投影装置、20B…第2投影装置、21A…第1プロジェクタ、21B…第2プロジェクタ、21…第3プロジェクタ、22A…第1偏光素子、22B…第2偏光素子、23…液晶素子、28…制御部、28A…第1制御部、28B…第2制御部、28C…第3制御部、29…画像DB、31…第1画像センサ、32…LCDシャッター、33…照度センサ、34…第2画像センサ、35…第3画像センサ、1001…プロセッサ、1002…メモリ、1003…ストレージ、1004…通信装置、1005…入力装置、1006…出力装置、1007…バス。

Claims (9)

  1. 投影される光による画像を映すための透明なスクリーン層と、
    前記投影される光の進行方向に沿って前記スクリーン層の下流側の面に配置された光学素子であって、一定方向に沿ってワイヤグリッドが施され、前記一定方向と直交する方向に振動する光を透過し、前記一定方向と平行な方向に振動する光を反射する当該光学素子と、
    前記投影される光の進行方向に沿って前記スクリーン層の上流側の面に配置された、前記スクリーン層の表面での光の反射を抑えるための低反射層と、
    を備えるスクリーン。
  2. 請求項1に記載のスクリーンと、
    前記スクリーンにおける前記投影される光の入射側である前面側に配置され、
    前記投影される光を射出する第1プロジェクタ、および、
    前記第1プロジェクタから射出された光を、前記一定方向と平行な方向に振動する光に偏光する第1偏光素子、
    を含む第1投影装置と、
    前記前面側に配置され、
    前記投影される光を射出する第2プロジェクタ、および、
    前記第2プロジェクタから射出された光を、前記一定方向と直交する方向に振動する光に偏光する第2偏光素子、
    を含む第2投影装置と、
    を備えた画像投影システム。
  3. 請求項1に記載のスクリーンと、
    前記スクリーンにおける前記投影される光の入射側である前面側に配置され、
    前記投影される光を射出する第3プロジェクタ、および、
    前記第3プロジェクタから射出された光を、前記一定方向と平行な方向に振動する光又は前記一定方向と直交する方向に振動する光に偏光する液晶素子、
    を含む第3投影装置と、
    を備えた画像投影システム。
  4. 前記投影される光の進行方向に沿って前記スクリーンの下流側に配置され、透明度可変とされた遮光部材と、
    前記遮光部材の透明度を制御する第1制御部と、
    をさらに備える請求項2又は3に記載の画像投影システム。
  5. 前記画像投影システムは、
    前記スクリーンに接近した物体の画像データを取得する第1画像センサ、
    をさらに備え、
    前記第1制御部は、前記第1画像センサにより取得された画像データに基づいて、前記遮光部材の一部又は全部の透明度を制御する、
    請求項4に記載の画像投影システム。
  6. 前記第1制御部は、
    前記取得された画像データが、前記スクリーンに接近した人間を表す画像データである場合、前記遮光部材における前記人間の視線方向に対応する部分の透明度を低くして前記スクリーンに映る画像が見られないように制御する、
    請求項5に記載の画像投影システム。
  7. 前記スクリーンの前面若しくは背面に映る画像の明るさ、又は、前記スクリーン周辺の明るさを検出する照度センサと、
    前記照度センサにより検出された明るさに基づいて、前記投影される光の強度を調節する第2制御部と、
    をさらに備える請求項2又は3に記載の画像投影システム。
  8. 前記第2制御部は、
    前記画像の明るさが所定の第1基準以上である場合、又は、前記スクリーン周辺の明るさが所定の第2基準以下である場合に、前記投影される光の強度が低くなるように調節する、
    請求項7に記載の画像投影システム。
  9. 前記投影される光の進行方向に沿って前記スクリーンの下流側に配置され、前面投影時又は両面投影時に前記第1投影装置からの前面投影光により前記スクリーンの背面に映る背面ゴーストイメージの画像データを取得する第2画像センサと、
    前記投影される光の進行方向に沿って前記スクリーンの上流側に配置され、背面投影時又は両面投影時に前記第2投影装置からの背面投影光により前記スクリーンの前面に映る前面ゴーストイメージの画像データを取得する第3画像センサと、
    前記第2画像センサにより取得された前記背面ゴーストイメージの画像データに基づいて、前記背面ゴーストイメージをグレーアウトさせる画像を前記スクリーンの背面に映すための画像光を前記第2投影装置から射出させ、前記第3画像センサにより取得された前記前面ゴーストイメージの画像データに基づいて、前記前面ゴーストイメージをグレーアウトさせる画像を前記スクリーンの前面に映すための画像光を前記第1投影装置から射出させる第3制御部と、
    をさらに備える請求項2に記載の画像投影システム。
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