JPH0618773B2 - リン脂質含有医薬組成物 - Google Patents

リン脂質含有医薬組成物

Info

Publication number
JPH0618773B2
JPH0618773B2 JP60228985A JP22898585A JPH0618773B2 JP H0618773 B2 JPH0618773 B2 JP H0618773B2 JP 60228985 A JP60228985 A JP 60228985A JP 22898585 A JP22898585 A JP 22898585A JP H0618773 B2 JPH0618773 B2 JP H0618773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
cis
octadecenoyl
alanyl
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60228985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6197215A (ja
Inventor
タルツアイ ラヨス
アイブル ハンスイエルク
フランクハウザー ペーター
パイル アニタ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPS6197215A publication Critical patent/JPS6197215A/ja
Publication of JPH0618773B2 publication Critical patent/JPH0618773B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/50Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/829Liposomes, e.g. encapsulation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合成の実質的に純粋なリン脂質及び薬学的に活
性な物質を含有する医薬組成物、合成の実質的に純粋な
リン脂質の混合物、これらの医薬組成物又は混合物の製
法、及びそれらの使用に関する。
本発明の医薬組成物は水性分散体中のリポソームの形態
で使用される。
(従来の技術) リポソームは多数の刊行物中の文献に記載されてきてい
る。多くの研究はそれらの構造及び使用に関するもので
ある。1つの脂質二重層をもつ単膜リポソームとタマネ
ギの外皮に似た態様で配置されている幾つかの脂質二重
層をもつ多重膜リポソームとの間の区別がなされてい
る。特に、可能なかぎりむらのない大きさで直径が約
2.0×10-8〜5.0×10-6m、好ましくは約2.
0×10-8〜3.0×10-6mである集団をもつリポソ
ームは製薬用途に適している。その球状シエル脂質成
分、例えば両親媒性脂質、例えばリン脂質、例えばレシ
チン、セファリン又はホスファチジン酸でできた、又
は、場合によってはこれらの脂質と天然脂質、例えばコ
レステロールとでできた1つ以上の二重層からなる。こ
れらの二重層は封入すべき化合物を含んだ水性相を収容
している内部空間を取り囲んでおり、封入すべき化合物
に関してはその化合物の構造及びその他のパラメータ
ー、例えば温度又は濃度に依存して、その水性相中及び
(又は)二重層中に存在することが可能である。
広範囲の種類の活性物質のための担体としてのリポソー
ムの治療用途にはたいへんな感心がある。従ってリポソ
ームは蛋白質(例えば抗体又は酵素)、ホルモン、ビタ
ミン又は遺伝子のための担体として、又は分析の目的で
標識化合物のための担体として提案されてきている。
リポソームに基いた医薬投与システムはグレゴリアデイ
ス(G.Gregoriadis)(編集者)の総観著作物、リポソ
ーム テクノロジイ、第II巻、インコーポレーション
オブ ドラッグス、プロテインズ アンド ジエネティ
ック マテリアル(Liposome Technology,vol.II,Incor
poration of Drugs,Proteins and Genetic Materia
l)、シーアールシ プレス(CRC Press)、1984年
発行に記載されている。ナイト(C.G.Knight)(編集
者)の総観著作物、リポソームス:フロムフィズィカル
ストラクテュアー トウ セラピューティック アプ
リケーション(Liposomes:From Physical Structure t
o Therapeutic Applications)、エレセビエール(Else
vier)、1981年発行の第16章166頁にはリポソ
ームに基いた医薬投与形態の利益が次のように要約され
ている: 1. リポソームは生物学的膜に浸透し、それで普通には
不浸透性であるバリヤーを通しての活性物質の移送を容
易にする。特に、リポソームは包封された化合物による
細胞内浸透を容易にする。
2. リポソームはあるタイプの細胞組織との特定の相互
作用の観点から、増加した選択性及び低下した毒性を目
的として使用することができる。
3. 活性物質の薬物動態はリポソームによって、例えば
解放、分布及び体循環からの除去をいくぶん変えること
によって有益に影響され得る。
4. 化学的影響及び代謝によって引起される変化に対し
て敏感な活性物質はリポソームにより失活に対して保護
される。
5. リポソームに包封された抗原の免疫反応を刺激する
ことによって免疫調節効果を得ることができる。
これらはその上の利益、例えば治療効果を達成するの
に、遊離の活性物質を用いる特に比べて、リポソームを
用いた時に必要とされる活性物質の量を減少させるこ
と、又は活性物質の投与回数を減少させることをもたら
す。
リポソームに基いた投与システムは物質をエンドサイテ
イシング細胞(endocytising cell)中に、特に細網内
皮系統のエンドサイテイシング細胞中に導入する時に特
別の有益をもつ。例えば、エンドサイテイシング細胞中
への抗生物質の移送の促進及びこれらの細胞中に存在す
る原因として働く生体との改良された戦いが観察されて
いる。エンドサイテイシング細胞は又炎症過程に伴なわ
れる。リポソームに包封された抗リウマチ性活性物質が
周囲の組織中へよりも上記のような細胞中へ一層迅速に
導入されることが観察されている。リポソームの形態で
内包された細胞増殖抑制物質は細胞内皮系統の特定の器
官(肝臓、脾臓、骨髄)中に導入することができ、又
は、肺において、肺の毛細管中での過及びそれに続く
遊走血液単核細胞による移送の結果として、活性物質は
肺胞マクロファージ中に富化することができ、それ故に
肺又は肝臓の腫瘍に対する作用の改良を達成することが
可能であり、一方同時に毒性を低下させる。
免疫モジュレーターを包封しているリポソームは免疫系
の反応(免疫刺激、免疫抑制)における調節された変化
を成し遂げることができる。例えば、カンサー リサー
チ(Cancer Research)39、881(1979)にお
いて、ポステ(G.Poste)等はリポソームに包封された
リンフォカインによるマウスのマイクロファージの抗腫
瘍特性の活性化を観察している。ソーン(S.Sone)及び
フィドラー(I.J.Fidler)はセル イムノル(Cell.Imm
unol.)57、42(1981)において、リポソーム
中に包封された合成ムラミルジペプチドによるラットの
肺胞マクロファージの抗腫瘍特性の生体外活性化を報告
している。
免疫モジュレーター(例えばムラミルジペプチド及びム
ラミルトリペプチド)ヒトγ−インターフェロン又はマ
クロファージ活性化因子(MAX)をもつリポソームは、
感染、特にウイルス感染に対する防衛のために、また血
液中及びリンパ液中の一次腫瘍組織中の腫瘍細胞との戦
いのために、そしてまた転移との戦いのために、細胞性
免疫系、例えば単核細胞系の細胞、例えば血液単核細
胞、肺胞マクロファージ又は腹腔マクロファージを活性
化するのに適している。
(発明が解決しようとする問題点) リポソームの製造に従来用いられている天然物質、例え
ば天然リン脂質(例えば卵ホスファチジン酸、卵または
大豆レシチン、又は卵または大豆セファリン)及びウシ
脳ホスファチジルセリンは、たとえこの物質が精製され
た形態であり、そして薄膜又はペーパークロマトグラフ
ィーに従って同種のものからなると想定されても、異な
った構造のアシル基をもつホスホグリセリドの混合物で
ある。天然リン脂質をもつ乾燥製剤は熱不安定性であ
り、それで短時間継続するのみであり、また水性相中の
天然リン脂質も不安定であり、それで水性リポソーム混
合物は同様に限られた時間継続するのみである。
天然リン脂質のリポソーム混合物の組成が変化するため
に、また低い収率、種々の粒度分布及びそれらの低い安
定度のために、生体外及び生体内の試験結果及び臨床結
果は必要な再現精度に欠け、このことは、比較的長期間
にわたって知られてきており且つ集中的な研究がなされ
てきているこの投与形態の産業上の有用性に対する結果
を今まで制限してきている。
本発明は、天然リン脂質から成るリポゾームの種々の問
題点、特に毒性の問題を解決し、構造が定義されたリン
脂質を用いることにより、毒性の低いリポゾーム製剤を
提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、 a) 式 (式中R1 及びR2 はそれぞれ他とは無関係に偶数の炭
素原子をもつC10〜C20アルケノイル基であり、nは1
〜3の整数であり、そしてY は医薬として許容される
塩基の陽イオンである) で表わされる合成の実質的に純粋なリン脂質、 b) 式 (式中R1 は偶数の炭素原子をもつC10〜C20アルカノ
イル基であり、R2 は偶数の炭素原子をもつC10〜C20
アルケノイル基であり、R,R及びRは水素原子
又はC〜Cアルキル基であり、そしてnは2〜4の
整数である) で表わされる合成の実質的に純粋なリン脂質、及び c) 生物学的活性をもつ物質又は物質混合物及び場合に
よっては存在していてもよい担体液体及び(又は)追加
の固体担体、 を含有する医薬組成物に関する。
本発明によれば、式(I)で示す基本構造を有しR
が共に不飽和脂肪酸であるリン脂質と、式(II)に
示す基本構造を有し、Rが飽和脂肪酸であり且つR
が不飽和脂肪酸であるリン脂質とを組合わせて使用する
ことにより、毒性の低いリポゾーム製造が提供される。
本発明の説明の範囲内において、前記及び後記の一般用
語は好ましくは次の意味をもつ: 有機基との関連で用いる用語“低級”、例えば低級アル
キル基、低級アルキレン基、低級アルコキシ基、低級ア
ルカノイル基等は、そのような有機基が、特に別に定義
していない限りは、7個以下、好ましくは4個以下の炭
素原子を含有することを意味する。
式(I)及び(II)のリン脂質の命名法はIUPAC-IUBコミッシ
ョン オン バイオケミカル ノーメンクレイチャー
(Commission on Biochemical Nomenclature)(CBN)
によりEur.J.of Biochem.79、11〜21(197
7)“オーメンクレイチャー オブ リピズ(Nomencla
ture of Lipids)”でなされた勧告に従っている(sn命
名法、立体特異性番号付け)。
別に指摘しない限りは、薬学的に活性な物質については
世界保健機関(WHO)により提案された一般名称〔リコ
メンデッド インターナショナル ノン・プロプリエタ
リー ネームズ(Recommended International Non-propr
ietary Names)〕を用い標準著作物“ファルマザイテシ
ュ ヘミー(Pharmazeutishe Chemie)”〔シュレーダ
ー(E.Schrder)、ルーファー(C.Rufer)及びシュミ
ーチェン(R.Schmiechen)、チーメ ベルラグ スタッ
トガート(Thieme Verlag Stuttgart)、(1982)及び
メルク インデックス(Merck Index)(第10版)か
ら選ばれている。
用いた合成リン脂質の純度は90重量%を越え好ましく
は95重量%を越える。
式(I)の合成リン脂質において、“偶数の炭素原子をも
つC10〜C20アルケノイル基”の意味をもつR及びR
は好ましくは9−シス−ドデセノイル基、9−シス−
テトラデセノイル基、9−シス−ヘキサデセノイル基、
6−シス−オクタデセノイル基、6−トランス−オクタ
デセノイル基、9−シス−オクタデセノイル基、9−ト
ランス−オクタデセノイル基、11−シス−オクタデセ
ノイル基又は9−シス−エイコセノイル基である。
医薬として許容される塩基の様イオンY は、例えば、
アルカリ金属イオン(例えばリチウムイオン、ナトリウ
スイオン又はカリウムイオン)、アンモニウムイオン、
モノー、ジ−又はトリ−C〜Cアルキルアンモニウ
ムイオン(例えばトリメチル−、エチル−、ジエチル−
又はトリエチル−アンモニウムイオン)、2−ヒドロキ
シエチル−トリ−C〜Cアルキルアンモニウムイオ
ン(例えばコリン陽イオン)、又は2−ヒドロキシエチ
ルアンモニウムイオン、及び塩基性アミノ酸例えばリシ
ン又はアルギニンの陽イオンである。
は好ましくはナトリウムイオンである。
式(I)の合成リン脂質において、R及びRは好まし
くは同一であり、そして9−シス−ドデセノイル基、9
−シス−テトラデセノイル基、9−シス−ヘキサデセノ
イル基、9−シス−オクタデセノイル基又は9−シス−
エイコセノイル基であり、nは1であり、そしてY
は、ナトリウムイオンである。
式(I)の合成リン脂質は特に1,2−ジ−(9−シス−オク
タデセノイル)−3−sn−ホスファチジル−(S)−セリ
ンナトリウムである。
式(II)の合成リン脂質において、“偶数の炭素原子をも
つC10〜C20アルカノイル基”の意味をもつR1 は好ま
しくはn−ドデカノイル基、n−テトラデカノイル基、
n−ヘキサデカノイル基、n−オクタデカノイル基又は
n−エイコサノイル基である。
式(II)の合成リン脂質において、Rは式(I)で記載し
た意味をもつ。
式(II)の合成リン脂質において、式−(CnH2n)−の基は
枝分れのない又は枝分れしたアルキレン基、例えば1,1
−エチレン基、1,1−、1,2−又は1,3−プロピレン基又
は1,2−、1,3−又は1,4−ブチレン基、又は好ましくは
1,2−エチレン基(n:2)である。
式(II)の合成リン脂質において、好ましくはR1 はn−
ドデカノイル基、n−テトラデカノイル基、n−ヘキサ
デカノイル基又はn−オクタデカノイル基であり、R2
は9−シス−ドデセノイル基、9−シス−テトラデセノ
イル基、9−シス−ヘキサデセノイル基、9−シス−オ
クタデセノイル基又は9−シス−エイコセノイル基であ
り、Ra、Rb及びRcはメチルであり、そしてnは2であ
る。
式(II)の合成リン脂質は1−n−ヘキサデカノイル−2
−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファ
チジルコリンである。
下記の括弧内に与えられている名称は式(I)及び(II)の
リン脂質中のアシル基R1 及びR2 に対して普通に使用
されている: 9−シス−ドデセイノル基(ラウロレオイル基)、9−
シス−テトラデセノイル基(ミリストレオイル基)、9
−シス−ヘキサデセノイル基(パルミトレオイル基)、
6−シス−オクタデセノイル基(ペトロセロイル基)、
6−トランス−オクタデセノイル基(ペトロセライドル
基)、9−シス−オクタデセノイル基(オレオイル
基)、9−トランス−オクタデセノイル基(エライドイ
ル基)、11−シス−オクタデセノイル基(バクセノイ
ル基)、9−シス−エイコセノイル基(ガドレオイル
基)、n−ドデカノイル基(ラウロイル基)、n−テト
ラデカノイル基(ミリストイル基)、n−ヘキサデカノ
イル基(パルミトイル基)、n−オクタデカノイル基
(ステアロイル基)、n−エイコサノイル基(アラキド
イル基)。
生物学的活性をもつ物質又は物質混合物は特に、消炎
薬、抗生物質、抗リーシュマニア物質、抗真菌物質、抗
腫瘍物質及び免疫モジュレーターを含む群からの薬学的
に活性な物質である。
消炎薬を含む群からの薬学的に活性な物質は、例えば、
グルココルチコイド、例えばコルチゾン、ヒドロコルチ
ゾン、プレドニゾン、プレドニゾロン、フルオコルトロ
ン、トリアムシノロン、メチルプレドニゾロン、プレド
ニリデン、パラメタゾン、デキサメタゾン、ベータメタ
ゾン、ベクロメタゾン、フルプレドニリデン、デスオキ
シメタゾン、フルオシノロン、フルメタゾン、ジフルコ
ルトロン、クロコルトロン、クロベタゾール又はフルオ
コルチンブチルエステル;置換されたフェニル酸酸塩又
は2−フェニルプロピオン酸塩を含む群からの非ステロ
イド系炎症抑制剤、例えばアルクロフェナック、イブフ
ェナック、イブプロフェン、MK-830、BL-2365、
クリンダナック、フェンクロラック、ケトプロフェン、
フェノプロフェン、インドプロフェン、フェンクロフェ
ナック、ジクロフエナック、フルルビプロフェン、ピル
プロフェン、ナプロキセン、ベノキサプロフェン、カル
プロフェン、又はシクロプロフェン;アントラニル酸誘
導体、例えば式 (式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ他とは無関係に
水素原子、メチル基、塩素原子又はトリフルオロメチル
基である)で表わされるアントラニル酸誘導体、例えば
メフェナム酸、フルフェナム酸、トルフェナム酸又はメ
クロフェナム;アニリノ置換ニコチン酸誘導体、例えば
ミフラム酸、クロニキシン又はフルニキシン;2−イン
ドール−3−イル基又はピロール−2−イル基をもつヘ
テロアリール酢酸又は2−ヘテロアリール酢酸、例えば
インドメタシン、オキシメタシン、イントラゾール、ア
セメタジン、シンメタシン、ゾメピラック、トルメチ
ン、コールピラック又はチアプロフエン酸;スリンダッ
クタイプのインデニル酢酸及び鎮痛活性のヘテロアリー
ルオキシ酢酸、例えばベンザダックである。
抗生物質を含む群からの薬学的に活性な物質は、例え
ば、式 (式中、R1は水素原子又はピロリジン−1−イル−メチ
ル基であり、R2 は水素原子又はヒドロキシル基であ
り、R3 は水素原子、ヒドロキシル基又はメチル基であ
り、R4 は水素原子又はメチル基であり、そしてR5
水素原子、塩素原子又はジメチルアミノ基である) で表わされるテトラサイクリン抗生物質、例えばクロル
テトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、テトラサ
イクリン、デメチルクロルテトラサイクリン、メタサイ
クリン、ドキシサイクリン、ミノサイクリン又はロリテ
トラサイクリン;アミノグリコシド、例えばカナマイシ
ン、アミカシン、ゲンタマイシンC1a、C2、C2b又は
C1、シソマイシン、ネチルマイシン、スペクチノマイシ
ン、ストレプトマイシン、トブラマイシン、ネオマイシ
ンB、ジベカシン又はカネンドマイシン;マクロライ
ド、例えばマリドマイシン又はエリスロマイシン;シン
コマイシン、例えばクリンダマイシン又はリンコマイシ
ン;それぞれ6β−又は7β−アシルアミノ基をもつペ
ニシラン酸(6−APA)−及びセファロスポラン酸(7
−ACA)−誘導体(これらは発酵的に、半合成的に又は
完全に合成的に得られる6β−アシルアミノペニシラン
酸又は7β−アシルアミノセファロスポラン酸の誘導体
又は3位で変性されている7β−アシルアミノセファロ
スポラン酸誘導体中に存在する)、例えばペニシリンG
又はV、フェネチシリン、プロピシリン、ナフシリン、
オキサシリン、クロキサシリン、ジクロキサシリン、フ
ルクロキサシリン、サイクラシリン、エピシリン、メシ
リーナム、メチシリン、アズロシリン、サルベニシリ
ン、チカルシリン、メズロシリン、ピペラシリン、カリ
ンダシリン、アジドシリン又はサイクラシリンの名称で
知られてきているペニシラン酸誘導体、又はセファクロ
ール、セフロキシム、セファズルール、セファセトリ
ル、セファゾリン、セファレキシン、セファドロキシ
ル、セファログリシン、セフオキシチン、スファロリジ
ン、セフスロジン、セフォチアム、セフォタジジン、セ
フォニシド、セフォタキシム、セフメノキシム、セフチ
ゾキシム、セファロチン、セフラジン、セファマンドー
ル、セファノン、セファピリン、セフロキサジン、セフ
ァトリジン、セファゼドン、セフトリキソン又はセフォ
ラニドの名称で知られてきているセファロスポリン誘導
体、及びその他のクラバム、ペネム又はカルバペネムタ
イプのβ−ラクタム抗生物質、倒えばモキサラクタム、
クラブラン酸、ノカルジシンA、スルバクタム、アズト
レオナム又はチエナマイシン、及びバイコザマイシン、
ノボビオシン、クロラムフェニコール又はチアムフェニ
コール、リファムピシン、フォスフォマイシン、コリス
チン又はバンコマイシンタイプの抗生物質である。
抗リーシュマニア物質を含む群からの薬学的に活性な物
質は、例えば、アンチモン化合物、例えば酒石酸アンチ
モニルカリウム、スチボフェン、ナトリウムスチボカプ
テート及びナトリウムスチボグルコネートである。
抗真菌物質を含む群からの薬学的に活性な物質は、例え
ば、チオ炭酸誘導体、例えばジベンズチオン、トルナフ
テート又はトルシクレート;イミダゾール誘導体、例え
ばクロトリマゾール、ミコナゾール、エコナゾール、イ
ソコナゾール又はケトコナゾール;又はポリエン抗生物
質、倒えばニスタチン、ナタマイシン又はアムフオテリ
シンBである。
抗腫瘍物質を含む群からの薬学的に活性な物質は、倒え
ば、ビス−(2−クロロエチル)アミン基をもつアルキ
ル化剤、例えばクロルメチン、クロラムブシル、メルフ
ァラム、ウラムスチン、マノムスチン、リン酸エストラ
ムスチン、メクロルメタミンオキシド、シクロホスファ
ミド、イフォスファミド又はトリフォスファミド;アジ
リジン構造もつアルキル化剤、例えばトレタミン、チオ
テパ、トリアジクオン又はミトマイシン;アルキル化性
メタンスルホン酸エステル、例えばブスルファン;アル
キル化性N−アルキル−N−ニトロソウレア誘導体、倒
えばカルムスチン、ロムスチン、セムスチン又はストレ
プトゾトシン;及びミトブロニトール、ダカルバジン又
はプロカルバジンタイプのアルキル化剤、葉酸タイプの
代謝拮抗物質、例えばメトトレキセート、プリン誘導体
倒えばメルカプトプリン、チオグアニン、アザチオプリ
ン、チアミプリン、ビダラビン又はプロマイシン、ピリ
ミジン誘導体、例えばフルオロウラシル、フルオキシウ
リジン、テガファー、シタラビン、イドックスウリジ
ン、フルシトシン、癌化学療法に用いられている抗生物
質、例えばダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソ
ルビシン、ミスラマイシン、ブレオマイシンA2又はB2
はエトポシド、及びビニカアルカロイド、例えばビンク
リスチン、場合によってはクロルメタミン、プレドニソ
ロン又はプレドニソンと組合わされたもの、及びプロカ
ルバジンである。
免疫モジュレーターは、例えば、ムラミルペプチド、例
えばムラミルジペプチド又はムラミルトリペプチド、特
に式 (式中、Xは基-C(=0)-又は-C(=0)-0-であり、R1 はL-
Ala-D-isoGln-L-Ala−2−(1,2−ジパルミトイル−sn
−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)−エチ
ルアミド基、L-Ala-D-Glu(Cγ-L-Ala)−2−(1,2−ジ
パルミトイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリ
ルオキシ)−エチルアミド基、L-Ala-D-isoGlnOH基、L-
Ala-D-GlnNH2-α-n-ブチルエステル基、L-Ala-D-isoGln
-L-(ステアロイル)-Lys基、L-Val-D-Gln-NH2-α-n-メ
チルエステル基、L-Ala-D-isoGln-L-Ala-1,2-ジパルミ
トイル-sn-グリセリンエステル基又はL-Ala-D-isoGln-L
-Ala-コレステロールエステル基であり、R2 は水素原
子、メチル基又はn−プロピル基であり、R3 は水素原
子、n−ステアロイル基、10−(2,3−ジメトキシ−
1,4−ジオキソ−5−メチル)−2,5−シクロヘキサジエ
ノイル基、2−ベヘノイルオキシ−2−メチルプロパノ
イル基又はn−オクタノイル基であり、R4 は水素原子
又はn−オクタノイル基であり、R5 はC1〜C4アルキル
基であり、そしてR6 は水素原子又はC1 〜C4 アルキ
ル基である)で表わされるもの及びそれの相当する2−
パルミトイルチオ誘導体;n−ラウロイル-L-Ala-D-iso
Gln-(m-DA-Gly)-NH2、n−ラウロイル-L-Ala-D-isoGln-
(L-DAP-Gly)-NH2、n−ラウロイル-L-Ala-D-isoGln-(L-
Lys-D-Aly)-NH2、n−オクタノイル-L-Ala-D-isoGln-(L
-Lys-D-ALa)-NH2又はパルミトイル-Cys-((2R)-2,3-ジラ
ウロイルオキシプロピル)-Ala-D-Glu-(Gly-タウリン-N
a-NH2タイプの免疫調節特性をもつリポペプチドであ
り、又はそれらは抗原又はマイトジエン等によって刺激
された時にリンパ球、単核細胞又はマクロファージによ
って分泌されるリンフォカインである。
リンフオカインを含む群としては、例えば、公知のタイ
プのインターフェロン、特に天然又は組換え体のヒト−
γインタ−フェロン、例えば、ヨーロッパ特許出願第6
3,482号、第77,670号、第83,777号、
第88,540号、第89,676号、第95,350
号、第99,084号、第110,044号及び第11
2,967号及び国際出願(PCT)WO83/04,053
及びWO84/02,129に従って得ることのできるヒトγイン
ターフェロンがある。
ヨーロッパ特許出願第121,157号に従った、次の
アミノ酸配列をもつ組換え体ヒトγインターフェロン: H2N-Cys-Tyr-Cya-Gln-Asp-Pro-Tyr-Val-Gln-Glu-Ala-Gl
n-Asn-Leu-Lys-Lys-Tyr-Phe-Asn-Ala-Gly-His-Ser-Asp-
Val-Ala-Asp-Asn-Gly-Thr-Leu-Phe-Leu-Gly-Ile-Leu-Ly
s-Asn-Trp-Lys-Glu-Glu-Ser-Asp-Arg-Lys-Ile-Met-Gln-
Ser-Gln-Ile-Val-Ser-Phe-Tyr-Phe-Lys-Leu-Phe-Lys-As
n-Phe-Lye-Asp-Asp-Gln-Ser-Ile-Gln-Lys-Ser-Val-Glu-
Thr-Ile-Lys-Glu-Asp-Met-Asn-Val-Lys-Phe-Phe-Asn-Se
r-Asn-Lys-Lys-Lys-Arg-Asp-Asp-Phe-Glu-Lys-Leu-Thr-
Asn-Tyr-Ser-Val-Thr-Asp-Leu-Asn-Val-Gln-Arg-Lys-Al
a-Ile-His-Glu-Leu-Ile-Gln-Val-Met-Ala-Glu-Les-Ser-
Pro-Ala-Ala-Lys-Thr-Glu-Lys-Arg-Lys-Arg-Ser-Gln-Me
t-Leu-Phe-Gln-Gly-Arg-Arg-Ala-Ser-Gln-OH、 及び英国特許出願第2,107,718号に従った、次
のアミノ酸配列をもつ組換え体ヒトγインターフェロ
ン: H2N-Cys-Tyr-Cya-Gln-Asp-Pro-Tyr-Val-Lys-Glu-Ala-Gl
n-Asn-Leu-Lys-Lys-Tyr-Phe-Asn-Ala-Gly-His-Ser-Asp-
Val-Ala-Asp-Asn-Gly-Thr-Leu-Phe-Leu-Gly-Ile-Leu-Ly
s-Asn-Trp-Lys-Glu-Glu-Ser-Asp-Arg-Lys-Ile-Met-Gln-
Ser-Gln-Ile-Val-Ser-Phe-Tyr-Phe-Lys-Leu-Phe-Lys-As
n-Phe-Lye-Asp-Asp-Gln-Ser-Ile-Gln-Lys-Ser-Val-Glu-
Thr-Ile-Lys-Glu-Asp-Met-Asn-Val-Lys-Phe-Phe-Asn-Se
r-Asn-Lys-Lys-Lys-Arg-Asp-Asp-Phe-Glu-Lys-Leu-Thr-
Asn-Tyr-Ser-Val-Thr-Asp-Leu-Asn-Val-Gln-Arg-Lys-Al
a-Ile-His-Glu-Leu-Ile-Gln-Val-Met-Ala-Glu-Leu-Ser-
Pro-Ala-Ala-Lys-Thr-Glu-Lys-Arg-Lys-Arg-Ser-Gln-Me
t-Leu-Phe-Arg-Gly-Arg-Arg-Ala-Ser-Gln-OH、 が好ましい。
リンフオカインを含む群としてはまた精製された形態の
ヒトインターロイキン2、例えば、T細胞マイトジエン
によるヒト腫瘍白血病細胞又はリンパ腫細胞の活性化の
後に培養物液中で得ることができまた逆相HPLCによっ
て精製されているインターロイキン2;抗原又はマイト
ジエンによる刺激の後に脾臓又は末梢血液からのヒトT
リンパ球をもつ培養物から得ることができる培養物
液、例えばヒトT細胞−白血病−リンパ腫ウイルス(HT
LV-I)、植物凝集素又はコンカナバリンA;及びマクロ
ファージ遊走阻止因子(MIF)、白血球遊走阻止因子、
白血球遊走拡大因子、マクロファージ活性化因子(MA
F)、コロニー刺激因子、インターロイキン1及び2及
びγインターフェロンの用語で知られてきている成分を
もつ混合物を含有する培養物液、特にマイクロファー
ジ活性化因子(MAF)を高い含有率でもつ培養物液又
は単離物がある。
本発明の医薬組成物は比較的むらのない大きさ(約2.
0〜3.0×10-9m)及び良好な貯蔵安定性を特徴と
する。例えば、上記の合成リン脂質及びムラニルペプチ
ドからなる乾燥製剤(凍結乾燥物)は数ヶ月から数年ま
での期間継続する。乾燥製剤は使用の直前に振盪(ポル
テックス)又は振動によって水性緩衝液中に非常に簡単
に分散させることができ、それで現場で使用することが
でき、ほとんど場合に過、中和、透析等の如き追加の
処理を避けることができる。合成のリン脂質及び包接化
合物としてのムラミルペプチドをもつ水性リポソーム分
散体は10℃以下の温度で数週間から数ヶ月の期間継続
し、また凍結乾燥体の形態で貯蔵安定性にすることさえ
できる。
本発明の医薬組成物は特に良好な生理学的安全度、例え
ば低い毒性及びそれらがリポソームの水性分散体の形態
で投与される時に好ましい薬物動態プロフィルを特徴と
する。従って、特に単核細胞系の細胞を通して非常に迅
速なエンドサイト−シスが起る。前記の合成リン脂質及
び包装化合物としてのムラミルジ−又はトリ−ペプチド
からなるリポソームは肺及び肝臓中に特に十分に富化す
ることができそしてマクロファージによって迅速に取込
まれる。特に、肺胞マイクロファージは刺激され、そし
て生理学的に異常な物質、例えばウイルス又は転移腫瘍
細胞を排除する、リポソームの形態の本発明の医薬組成
物はそれ故に転移腫瘍と戦うための癌の化学療法に極め
て適している。
本発明の医薬組成物の製造に用いることのできるリン脂
質(I)及び(II)の混合物は、水性相中での分散の後に約
37℃よりも低い相転移温度(液体−ゲル形態)をも
つ。リポソーム分散体は加熱することなしで作ることが
できる。
水性分散体中の式(I)及び(II)のリン脂質がリポソーム
の形態となっており、その内部に生物学的活性をもつ前
記の化合物又は物質混合物が封入されているその水性分
散体は医薬投与システムであり、これは、場合によって
は例えば超遠心分離によって濃縮する又は単離した後に
経口(p.o.)又は非経口(l.v.、i.m.、i.p.又は局所)
投与のための治療目的に適している。
経口投与の場合には、リポソームに基いた投与システム
は活性成分の吸収を改善することができる。
経口投与につちえは、pH70〜7.8、好ましくは7.
2〜7.4に緩衝化されたリポソームを含有する水性分
散体は製薬的に許容される稀釈剤又は担体と、又は通例
の添加物、例えば着色剤又は香料と混合することがで
き、又シロップの形態で又はカプセルの形態で用いるこ
とができる。
非経口投与については、リポソームは、pH7.0〜7.
8、好ましくは7.2〜7.4に緩衝化された担体液体
として役立つ無菌水溶液、例えば無菌の、カルシウムを
含まない、等張塩水又はグルコース溶液中に分散させ
る。
局所投与については、pH7.0〜7.8、好ましくは
7.2〜7.4に緩衝化されたリポソーム含有水性分散
液を通例の固体担体、例えば増粘剤、例えばヒドロキシ
プロピルセルロース、及び適した防腐剤、酸化防止剤又
は香料と混合され、それで皮膚又は粘膜に塗布するため
にローション又はゲルの形態で用いられる。
本発明は狭い意味では式(I)のリン脂質対式(II)のリン
脂質の混合比約10:90〜約50:50モル%で合成
の実質的に純粋なリン脂質を含有し、また消炎約、抗生
物質、抗ルーシュマニア物質、抗真菌物質、抗腫瘍物質
及び免疫モジュレーターを含む群からの製薬的に活性な
物質又は物質混合物を含有し、そして場合によっては存
在してもよい、pH7.0〜7.8に緩衝された担体液及
び(又は)追加の固体担体を含有してもよい医薬組成物
に関する。
本発明は好ましくは、 a)式(I)においてR1 及びR2は同じであって9−シス
−ドデセノイル基、9−シス−テトラゼセノイル基、9
−シス−ヘキサデセノイル基、9−シス−オクタデセノ
イル基又は9−シス−エイコセノイル基であり、nは1
であり、そしてY はナトリウムイオンである式(I)で
表わされる合成の実質的に純粋なリン脂質、 b)式(II)においてR1 はn−ドデカノイル基、n−テ
トラデカノイル基、n−ヘキサデカノイル基又はn−オ
クタデカノイル基であり、R2 は9−シス−ドデセノイ
ル基、9−シス−テトラデセノイル基、9−シス−ヘキ
サデセノイル基、9−シス−オクタデセノイル基又は9
−シスエイコセノイル基であり、そしてRa ,Rb 及び
c はメチル基である式(II)で表わされる合成の実質的
に純粋なリン脂質、 c)消炎薬、抗生物質、抗リーシュマニア物質、抗真菌
物質、抗腫瘍物質及び免疫モジュレーターを含む群から
の製薬的に活性な物質又は物質混合物、及び場合によっ
ては存在してもよい、pH7.2〜7.4に緩衝された担
体液体、 を含有する医薬組成物に関する。
本発明は特に、 a)合成の、実質的に純粋なナトリウム1,2−ジ−(9
−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファチジル
−(S)−セリン、 b)合成の、実質的に純粋な1−n−ヘキサデカノイル
−2−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホス
ファチジルコリン、 c)消炎薬、抗生物質、抗リーシュマニア物質、抗真菌
物質、抗腫瘍物質及び免疫モジュレーターを含む群から
の製薬的に活性な物質又は物質混合物、及び場合によっ
ては存在してもよい。pH7.2〜7.4に緩衝された担
体液体、 を含有する医薬組成物に関する。
本発明は一層特定的には、 a)合成の、実質的に純粋なナトリウム1,2−ジ−(9
−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファチジル
−(S)−セリン、 b)合成の、実質的に純粋な1−n−ヘキサデカノイル
−2−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホス
ファチジルコリン、 c)消炎薬、例えばジクロフナック又はピルプロフェ
ン;抗腫瘍物質、例えばミトマイシン、シタラビン、ダ
クチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン又は
エトポシド;免疫モジュレーター、例えばN−アセチル
ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−
アラミン−2−(1,2−ジパルミトイル−sn−グリセ
ロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)エチルアミド、
N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−グルタミン
酸−(Cγ)−L−アラニン−2−(1,2−ジパルミ
トイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキ
シ)エチルアミドの二ナトリウム塩、N−アセチルデス
チルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミンのナ
トリウム塩、N−アセチル−D−ムラミル−L−アラニ
ル−D−イソグルタミンのナトリウム塩、N−アセチル
−D−ムラミル−L−アラニル−D−グルタミン−α−
n−ブチルエステル、Nα−(N−アセチル−D−ムラ
ミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル)−Nε
ステアロイル−L−リシン又は6−o−ステアロイル−
N−アセチルムラミル−L−アラニン−D−イソグルタ
ミン;リンフオカイン又はそれらとの組合せ、を含む群
からの製薬的に活性な物質又は物質混合物、及び場合に
よっては存在していてもよい、pH7.2〜7.4に緩衝
された担体液体、 を含有する医薬組成物に関する。
本発明は一層特定的には、 a)合成の、実質的に純粋なナトリウム1,2−ジ−
(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファチ
ジル−(S)−セリン、 b)合成の、実質的に純粋な1−n−ヘキサデカノイル
−2−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホス
ファチジルコリン、 c)抗腫瘍物質、例えばミトマイシン、シタラビン、ダ
クチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン又は
エトポシド、及び免疫モジュレーター、例えばN−アセ
チルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−
L−アラニン−2−(1,2−ジパルミトイル−sn−グ
ルセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)エチルアミ
ド、N−アセチルデスメチルムラミル−L−アラニル−
D−イソグルタミンのナトリウム塩又はN−アセチル−
D−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミンのナ
トリウム塩であって、場合によってはヒトγインターフ
ェロン又はインターロイキン2、あるいは抗原又はマイ
トジエンによる刺激の後に脾臓又は末梢血液からのヒト
Tリンパ球をもつ培養物から得られた培養物液中に含
まれておりそしてマクロファージ活性化因子(MAF)の
高い含有率を特徴とする物質混合物と組合わされている
もの、を含む群からの製薬的に活性な物質及び場合によ
っては存在していてもよい、pH7.2〜7.4に緩衝さ
れた担体液体、 を含有する医薬組成物に関する。
本発明は何よりもまず、 a)合成の、実質的に純粋なナトリウム1,2−ジ−
(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファチ
ジル−(S)−セリン、 b)合成の、実質的に純粋な1−n−ヘキサデカノイル
−2−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホス
ファチジルコリン、 c)免疫調節作用をもつ化合物、例えばN−アセチルム
ラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−ア
ラニン−2−(1,2−ジパルミトイル−sn−グリセロ
−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)エチルアミド、N
−アセチルデスメチルムラミル−L−アラニル−D−イ
ソグルタミンのナトリウム塩又はN−アセチル−D−ム
ラミル−L−アラニル−D−イソグルタミンのナトリウ
ム塩であって場合によっては抗原又はマイトジエンによ
る刺激の後に脾臓又は末梢血液からのヒトTリンパ球を
もつ培養物から得られら培養物液中に含まれておりそ
して少なくとも70%のMAF含有率を特徴とする物質混
合物と組合わされているもの、及び場合によっては存在
していてもよい、pH7.2〜7.4に緩衝された担体液
体、 を含有する医薬組成物に関する。
上記の医薬組成物は乾燥製剤の形態で市販することがで
き、そしてpH7.0〜7.8に緩衝化された担体液体中
の水性リポソーム分散液の形態で用いることができる。
投与すべき活性物質の投与量は一般的には、例えばゾイ
ツ薬局方に規定されている、及び特定の投与形態、患者
の年令及び患者の健康に対して問題の活性物質について
知られている最高量及び最低量である。本発明に従って
作ることのできるリポソームをもった水性分散液は又、
しかしながら、より少ない投与量で投与された活性物質
は受容器官に受け取らせることができそれで治療効果も
たらすことができ、又は一層高い投与量での投与では望
ましくない副作用を避けることができる。
リポソームの形態で包封されているムラミルペプチド又
はリポペプチドタイプの前記の免疫モジュレーターの好
ましい投与量は1回の投与当り体重1kg当り0.01〜
約10mgである。リポソーム形態のリンフオカイン、例
えばヒトγ−インターフェロン又はMAFを含有する混合
物の場合には、好ましい投与量はγインターフェロン又
はMAF1ml当り約100〜100,000単位である。
本発明は又式(I)及び(II)で表わされる合成の実質的に
純粋なリン脂質の混合物、特に均質混合物、特に式(I)
のリン脂質対式(II)のリン脂質の混合比が約10:90
〜約50:50モル%である混合物に関する。30:7
0モル%の混合比が好ましい。これらの混合物は水溶性
活性物質を含有する水性相中でリポソームを作るのに用
いることができる。
本発明の医薬組成物他は前記した混合物は、例えば、次
のようにして作られる: a)式(I)及び(II)で表わされる合成の、実質的に純粋
なリン脂質及び生物学的活性をもつ親油性の物質又は物
質混合物を含む均質混合物を作り、そしてリポソームの
製造のためにその生成均質混合物を水性相中に分散さ
せ、又は b)式(I)及び(II)で表わされる合成の、実質的に純粋
なリン脂質を含む均質混合物を作り、そしてリポソーム
の製造のために、その生成均質混合物を、生物学的活性
をもつ水溶性物質又は物質混合物を含有する水性相中に
分散させ、そして必要ならばその生成した水性分散液を
pH7.0〜7.8に緩衝し、そして所望によりその生成
リポソームを濃縮し且つ(又は)分離する。
均質混合物は例えばフイルム形成によって又は好ましく
は凍結乾燥体の生成によって作られる。
フイルムの形成は、変法a)に従って式(I)及び(II)の
合成リン脂質及び包封されるべき親油性物質又は物質混
合物を溶解させることによって、又は変法b)に従って
式(I)及び(II)の合成リン脂質を、融点の低い有機溶媒
中に溶解させ、そして溶媒を除去することによって実施
される。
フイルムの製造に適した溶媒の選択は脂質成分及び包接
化合物の溶解度に依存する。フイルム形成による均質混
合物の製造に適した溶媒は、例えば、低融点且つ低融点
(0℃未満)で、置換されていない又は置換されてい
る、例えばハロゲン化されている脂肪族又は脂環式の炭
化水素、例えばn−ヘキサン、シクロヘキサン、塩化メ
チレン又はクロロホルム;アルコール、例えばメタノー
ル;低級アルカンカルボン酸エステル、例えば酢酸エチ
ル;又はエーテル、例えばジエチルエーテル、又はこれ
らの溶媒の混合物である。溶媒は真空中で、好ましくは
高真空下で、又は不活性ガス、例えば窒素での吹き出し
によって除去される。
凍結乾燥体の生成は変法a)に従て式(I)及び(II)の合
成リン脂質及び包封されるべき親油性物質又は物質混合
物の溶液を凍結乾燥することによって、又は変法b)に
従ってドイツ特許出願第2,818,655号に記載の
方法で式(I)及び(II)の合成リン脂質の、融点の高い有
機溶媒中の溶液を凍結乾燥することによって実施され
る。適した溶媒は脂質成分及び包接化合物と共に凍結乾
燥の間、例えばメタノール−、エタノール−又はアセト
ン−ドライアイス混合物の温度で固体であるものであ
り、それで、例えば0℃よりも高い融点をもつ有機溶
媒、例えば氷酢酸、ベンゼン又はジオキサン、特に第三
ブタノールである。
均一混合物は又、有機溶媒、例えばクロロホルム中のリ
ン脂質及び親油性包接化合物の溶液を噴霧乾燥すること
によって作ることができる。均質混合物は粉末の形態で
得られる。
式(I)のリン脂質対式(II)のリン脂質のおおよその混合
比約10:90〜約50:50モル%、特に30:70
モル%は均質混合物の製造に適している。包接化合物対
脂質の合計量のおおよその混合比は0.001〜1.
0:1.0、好ましくは0.005〜0.1:1.0モルで
ある。
分散は、例えば、変法a)に従って、前もって作られた
リン脂質(I)及び(II)及び親油性包接化合物の均質混合
物が加えられている水性相、又は変法b)に従って、水
溶性包接化合物を含有しており且つ前もって作らたリン
脂質(I)及び(II)の均質混合物が加えられている水性相
を振盪する(例えばボルテックスミキサー)かまたは撹
拌することによってもたらされる。大きいか、小さい
か、単膜か又は多重膜かであり得るリポソームの生成は
自生的に(自生小胞化)、即ち外部エネルギーの追加の
供給なしで、高速で起る。(水性分散液の全重量との相
関で)約0.1〜50重量%、好ましくは2〜20重量
%の均質混合物を水性相中に分散させることができる。
酸性的に又は塩基性的に反応する水性分散液はpH7.0
〜7.8、好ましくは7.2〜7.4に緩衝化される。
分散は好ましくはすでにそのpH値に緩衝化されている水
性相中で実施される。
変法a)は親油性でわずかに水溶性の活性物質、例えば
ムラニルジ−又はトリペプチドをリポソームの形態で封
入すべきである時に特に適している。変法b)は水溶性
活性物質、例えばトリフォスファミドタイプのシタラビ
ン又はシトスタチックスのリポソーム混合物を作る時に
さし示される。
水性リポソーム混合物の形態の本発明の医薬組成物の製
造はリポソームの製造について今まで知られてきている
他の任意の方法に従って、例えばリン脂質(I)及び(II)
及び包接化合物を含有する水性分散液を超音波で、又は
注入法又は逆相蒸発によって処理することによって通例
の方法で実施できる。
分散は約36℃未満の温度で、好ましくは室温で実施さ
れる。包封すべき化合物の敏感さが必要とするならば、
そのプロセスを、冷却しながらそして場合によっては不
活性ガス雰囲気、例えば窒素又はアルゴン雰囲気下で実
施する。生成リポソームは水性相中で非常に長期間(数
週間又は数ケ月まで)安定である。水性リポソーム分散
液の形態の医薬組成物は、場合によっては安定剤、例え
ばマンニトール又はラクトースの添加後において、凍結
乾燥によって貯蔵安定性になる。
生成される単膜リポソームの大きさは、とりわけ、活性
物質の製造及び脂質成分、これらの成分の混合比及び水
性分散液中のこれらの成分の濃度に依存する。例えば、
脂質成分の濃度を増加又は減少させることによって小さ
い又は大きいリポソームの含有率の高い水性相を作るこ
とができる。
リポソーム分散液の後処理によって、例えば超音波での
処理によって又はストレート穴フィルター〔例えばヌク
レオポール(Nucleopore)〕を通しての押出しによっ
て、リポソームの特にむらのない大きさ分布を達成する
ことが可能である。
小さなリポソームからの大きなリポソームの分離は、実
際に必要であるならば、通例の分離方法によって、例え
ばゲル過によって、例えば担体としてセファロス(Se
pharose)4B又はセファクリル(sphacryl)を用い
て、又は超遠心分離、例えば160,000gでの超遠
心分離でのリポソームの沈降によって実施される。例え
ば、数時間、例えば約3時間のそのような重力場での遠
心分離の後に、大きなリポソームは沈積し、一方小さな
リポソームは分散したままであり、それでデカント分離
できる。数時間の遠心分離の後、小さなリポソームから
の大きなリポソームの完全な分離が達成される。
もし、変法b)に従って、水性相が包封されていない水
溶性化合物を含有しているならば、リポソームは好まし
くは分別される。特に、水溶性抗腫瘍物質、例えばアル
キル化剤は、例えば過、限外過、透析又は遠心分離
によって分別されるべきである。なぜなら、これらの活
性物質は溶解した形態では特に十分には許容されないか
らである。富化したリポソームは担体液体、例えば等張
の無菌塩水と混合することができる。比較的むらのない
大きさの小さなリポソームをもつ水性分散液は超音波処
理によっても得られる。
6.0×10-8mよりも大きな直径をもつ水性相中の全
てのリポソーム及び高分子量凝集物中に存在する包封さ
れていない親油性活性物質及び余分の分散した脂質も、
ゲル過によって分別することも可能であり、それで比
較的むらのない大きさのリポソーム部分をもつ水性分散
液を得ることが可能である。
リポソームの完了した生成及び水性相中のそれらの含有
率は種々の物理的測定法を用いてそれ自体公知の方法で
検知できる。例えば電子顕微鏡での凍結破壊試料及び薄
片の使用、X線回折、ダイナミックライトスカッタリン
グ、分析超遠心分離での液の質量測定及び特に分光分
析法例えば核共鳴スペクトル(1H、13C及び31P)で
の分光分析法で検知できる。
式(I)及び(II)の合成の実質的に純粋なリン脂質は公知
である。例えばブラウニング(J.Browning)及びシーリン
グ(J.Seelig)はケム・アンド フィズックス オブ
リピズ(Chem.and Physics of Lipids)24(197
9),103〜118頁に記載の総観的報文“シンセシ
ス オブ スペシフィカリリ デューテレートッド サ
チュレーテッド アンド アンサチュレーテッド フォ
スファチジルセリンズ(Synthesis of Specifically De
nterated Saturated and Unsaturated Phosphatidylser
ins)”において、1,2−ジ−(9−シス−オクタデ
セノイル)−3−sn−ホスファチジル−(S)−セリン
の製造を記載している。
消炎薬、抗生物質、抗リーシュマニア物質及び癌化学療
法剤を含む群からの製薬的に活性な物質は公知である。
メルク イデックス(Merck Index)、第10版、又は
前記したシュレーダー(Schrder)等の総観著作物
“ファーマゼウティシュ ヘミヘ(Pharmazeutische Ch
emie)”を参照のこと。
式(VI)のムラミルペプチドタイプの前記した免疫モジュ
レーターも公知である。例えばヨーロッパ特許明細書第
25495号及び第21367号及びフランス特許明細
書第7,637,091号を参照のこと。
リポペプチドタイプの前記の免疫モジュレーターも公知
である。例えばEP−A−114,787又はヨーロッ
パ特許明細書第330号を参照のこと。
精製インターロイキン2の製造もEP−A−01061
79及び米国特許明細書第4,448,879号に記載
されている。
マクロファージ遊走阻止因子(MIF)、白血球遊走阻止
因子、白血球遊走拡大因子、マクロファージ活性化因子
(MAF)、コロニー刺激因子等を含有する物質混合物は
多数の刊行物、例えば、サラヒュディ(Salahuddi S.
Z.)等、サイエンス(Science)223(4637)7
03−707(1984)に記載されている。ヒトMAF
の特に高い含有率をもつ培養物液の製造も多数の刊行
物、例えばレ(Le J.)等、J.イムノロジィー(J. Im
munology)Vol. 131、2821〜2826(198
3)、クレイネルマン(Kleinermann)等、J.クリニ
カル インベスティゲーション(J. Clinical Investig
ation)、72、304−315(1983)、カメロン
(Cameron D.J.)、J. Clin. Lab. Immunol.(198
4)、13、47−50、及びクライネルマン(Kleinermann
E.S.)及びフィドラー(Fidler I.J.)リンフォキン
リサーチ(Lymphokine Reseach)、Vol. 2、No1、7−1
2(1983)に記載されている。
7.0〜7.8のpHをもつ、使用する緩衝液は好ましく
は、例えばHagers Handbuch der Pharmazeutischem Pra
xis,Springer Verlag,Vol 1,pp357−359に示
された指示に従って製造できる二水素/水素ホスフェー
トに基いた無菌ホスフェート緩衝液である。特にpH7.
2をもつ無菌の等張のカルシウムを含まない緩衝液(デ
ュルベコ)が使用される。
以下の実施例は本発明を限定することなしで本発明を例
示する。
実施例1 無菌の第三ブタノール586mg、N−アセチルムラミル
−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−アラニン
−2−(1,2−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−
ヒドロキシホスホリルオキシ)エチルアミド(ヨーロッ
パ特許明細書第25,495号に従って製造したもの)
0.1mg、ナトリウム1,2−ジ−(9−シス−オクタ
デセノイル)−3−sn−ホスファチジル−(S)−セリ
ン(純度95%)〔ブラウニング(J.Brawning)及びシ
ーリグ(J.Selig)の報文、ケム・アンド フィズック
ス オブ リピズ(Chem. and Physics of Lipid)24
(1979)103〜118頁に従って製造したもの)
75mg及び1−n−ヘキサデカノイル−2−(9−シス
−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファチジルコリン
(アバンティ、極性脂質)(純度95%)175mgを丸
底フラスコ中で溶解させる。その溶液をアクロディスク
(2.0×10-7m)で無菌過し、無菌バイアル中に
入れ、そして−45℃で凍結させる。そのバイアル25
℃の温度に達するまで真空中で乾燥し、そしてアルゴン
雰囲気下で密封する。
使用の前に、無菌の、カルシウムを含まない、ホスフェ
ートで緩衝化された(pH7.2〜7.4)塩水(デュル
ベコ)2.5mlを無菌のシリンジを用いて室温でこの乾
燥製剤(凍結乾燥物)に加え、そしてそのバイアルを標
準化された実験室用振盪機(ボルテックス、段階6)で
10分間振盪する。その生成するリポソーム分散液は4
℃で貯蔵可能であり、そして非経口(i.v.)投与に適し
ている。
実施例2 無菌の第三ブタノール586mg、N−アセチルムラミル
−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−アラニン
−2−(1,2−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−
ヒドロキシホスホリルオキシ)エチルアミド(ヨーロッ
パ特許明細書第25,495号に従って製造したもの)
0.1mg、ナトリウム1,2−ジ−(9−シス−オクタ
デセノイル)−3−sn−ホスファチジル−(s)−セリ
ン(純度95%)(ブラウニング及びシーリグの報文、
ケム・アンド フィズックス オブ リピズ25(197
9)103−118頁に従って製造したもの75mg及び
1−n−ヘキサデカノイル−2−(9−シス−オクタデ
セノイル)−3−sn−ホスファチジルコリン(アバンテ
ィ、極性脂質)(純度95%)175mgを丸底フラスコ
中で溶解させる。その溶液をアクロディスク(2.0×
10-7m)で無菌過し、そして無菌バイアル中に入れ
る。そのバイアルを150rpmで回転させそしてその溶
媒を、1バールの圧力下で、過されている精製窒素流
中で吹き出しによって除去する。次いでそのバイアルに
6.0×10-2ミリバールの高真空下で真空を生じさせ
る。そのバイアルをアルゴン保護ガス雰囲気下で密封す
る。
使用の前に、無菌の、カルシウムを含まない、ホスフェ
ートで緩衝化された(pH7.2〜7.4)塩水(デュル
ベコ)2.5mlを室温で無菌のシリンジを用いて、すで
に製造されているフィルムに加え、そしてそのバイアル
を標準化された実験室用振盪機(ボルテックス、段階
6)で10分間振盪させる。その生成リポソーム分散液
は4℃で貯蔵可能であり、また非経口(i.v.)投与に適
している。
実施例3 ナトリウム1,2−ジ−(9−シス−オクタデセノイ
ル)−3−sn−ホスファチジルセリン75mg(0.09
1ミリモル)、1−n−ヘキサデカノイル−2−(9−
シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファチジルコ
リン175mg(0.231ミリモル)及びN−アセチル
ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−
アラニン−2−(1,2−ジパルミトイル−sn−グリセ
ロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)エチルアミド
0.1〜10mgからなるリポソームを含有する水性分散
液を実施例2で記載した方法と類似の方法で製造するこ
とができる。
実施例4 無菌の第三ブタノール586mg、ナトリウム1,2−ジ
−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファ
チジル−(S)−セリン(純度95%)75mg及び1−
n−ヘキサデカノイル−2−(9−シス−オクタデセノ
イル)−3−sn−ホスファチジルコリン(純度95%)
175mgを丸底フラスコ中で溶解させ、アクロディスク
(2.0×10-7m)で無菌過し、そして無菌のバイ
アル中に入れる。そのバイアルを1750rpmで回転さ
せ、そして過されている精製窒素流中で1バールの圧
力下で吹き出しによって溶媒を除去する。次いでそのバ
イアルに6.0×10-2ミリバールの高真空下で真空を
生じさせる。そのバイアルをアルゴン保護ガス雰囲気下
で密封する。
使用の前に、4g/の濃度でドキソルビシンを含有す
る無菌の、カルシウムを含まない、ホスフェートで緩衝
された(pH7.2〜7.4)塩水(デュルペコ)2.5
mlを室温で、無菌のシリンジを用いて、すでに製造され
ているフィルムに加え、そしてそのバイアルを標準化さ
せた実験室用振盪機(ボルテックス、段階6)で10分
間振盪させる。
次いでその分散液を40000gで60分間速心分離す
る。液を取り出し、そしてそのリポソームを0.85
%無菌塩水2.5ml中に懸濁させる。
実施例5 無菌の第三ブタノール506mg、ナトリウム1,2−ジ
−(9−シス−オクタデノイル)−3−snホスファチジ
ル−(S)−セリン(純度98%)(ブラウニング及び
シーリングの報文、ケム・アンド フィズックス オブ
リピズ24(1979)103頁に従って製造したも
の)75mg及び1−n−ヘキサデカノイル−2−(9−
シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファチジルコ
リン(純度99.5%)〔エイブル(H.Eiblの報文、ケム
アンド フィジックス オブ リピズ 26(198
0)239頁及びエイブルの報文アンゲワンテ ヘミエ
(Angewandte Chemie)96(1984)247頁に従
って製造したもの)175mgをバイアル(15ml)中で
溶解させる。その溶液をアナログデスク(2.0×10
-7m)で無菌過し、無菌バイアル中に入れ、そして−
45℃え凍結させる。そのバイアルを25℃の温度に達
成するまで真空中で乾燥し、そしてアルゴン雰囲気下で
密封する。
使用の前に、4g/の濃度でドキソルビシンを含有す
る無菌の、カルシウムを含まない、ホスフェートで緩衝
された塩水(デュルベコ)2.5mlを無菌シリンジを用
いてこの乾燥製剤に加え、そしてそのバイアルを標準化
された実験室用振盪機(ボルテックス、段階6)で1分
間振盪する。無菌の、カルシウムを含まない、ホスフェ
ートで緩衝された塩水22.5mlの添加(このことは1
0℃で平衡にならせている)の後、その懸濁液を2分間
振盪させ、次いで10000g及び10℃で30分間速
心分離する。残留物を取り出しそしてリポソームを無菌
塩水25ml中に10℃で再懸濁させる。リポソームを
0.85%無菌塩水2.5ml中再懸濁させるとすぐに遠
心分離プロセスをくり返す。リポソーム懸濁液は液体2
50mg当り9mgのドキソルビシンを含有しており、i.v.
投与に適している。
実施例6 実施例5で記載した方法と類似の方法で、1−n−ヘキ
サデカノイル−2−(9−シス−オクタデセノイル)−
3−sn−ホスファチジルコリン(純度99.5%)22
5mg(0.297ミリモル)及びナトリウム1,2−ジ
−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファ
チジル−S−セリン(純度98%)25mg(0.030
ミリモル)を含有する乾燥製剤からドキソルビシン含有
リポソームを作ることができる。そのリポソーム懸濁液
は液体250mg当り7mgのドキソルビシンを含有し、そ
してi.v.投与に適している。
実施例7 1g/の濃度でミトマイシンCを含有する無菌の、カ
ルシウムを含まない、ホスフェートで緩衝された(pH
7.2〜7.4)塩水(デュルベコ)2.5ml中にリン
脂質の乾燥製剤を分散させ、その分散液を遠心分離し、
そしてその生成物を塩水中に懸濁させることによって、
実施例4及び5に記載の方法と類似の方法でリポソーム
分散液を作ることができる。
実施例8 50〜200μgのナトリウムN−アセチル−D−ムラ
ミル−L−アラニル−D−イソグルミン(英国特許明細
書第1,570,625号)及びヨーロッパ特許出願第
121,157号(協和発酵工業株式会社)に従って単
離した1,000〜10,000単位の組換え体ヒトγ
−インターフェロンを含有する無菌の、カルシウムを含
まない、ホスフェートで緩衝された(pH7.2〜7.
4)塩水(デュルベコ)2.5ml中にリン脂質の乾燥製
剤を分散させることによって、実施例5で記載した方法
と類似の方法で、しかし遠心分離は用いないでリポソー
ム分散液を作ることができる。
実施例9 50〜200μgのナトリウムN−アセチルデスメチル
−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン及び
1,000〜100,000単位の組換え体ヒトγ−イ
ンターフェロンを含有する無菌の、カルシウムを含まな
い、ホスフェートで緩衝された(pH7.2〜7.4)塩
水(デュルベコ)中にリン脂質の乾燥製剤を分散させる
ことによって、実施例5で記載した方法と類似の方法
で、しかし遠心分離は用いないでリポソーム分散液を作
ることができる。
実施例10 50〜200μgのナトリウムN−アセチル−D−ムラ
ミル−L−アラニル−D−イソグルタミン及び1,00
0〜100,000単位の組換え体ヒトγ−インターフ
ェロンを含有する無菌の、カルシウムを含まない、ホス
フェートで緩衝化された(pH7.2〜7.4)塩水(デ
ュルベコ)2.5ml中にリン脂質の乾燥製剤を分散させ
ることによって、実施例4に記載の方法と類似の方法
で、しかし遠心分離プロセスは用いないでリポソームの
懸濁液を作ることができる。
実施例11 約50〜200μgのナトリウムN−アセチルデスメチ
ル−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン及び
1,000〜100,000単位の組換えたヒトγ−イ
ンターフェロンを含有する無菌の、カルシウムを含まな
い、ホスフェートで緩衝された(pH7.2〜7.4)塩
水(デュルベコ)2.5ml中にリン脂質の乾燥製剤を分
散させることによって、実施例4で記載方法と類似の方
法で、しかし遠心分離は用いないのでリポソーム懸濁液
を作ることができる。
実施例12 1gのソルビトール(結晶の大きさ125〜500μ
m)を含有する丸底フラスコに、1〜10mgのN−アセ
チルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−
L−アラニル−2−(1,2−ジパルミトイル−sn−グ
リセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)−エチルア
ミド(ヨーロッパ特許明細書第25,495号に従って
製造したもの)、75mgのナトリウム1,2−ジ−(9
−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファチジル
−(S)−セリン及び175mgの1−n−ヘキサデカノ
イル−2−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−
ホスファチジルコリンを含有する無菌の第三ブタノール
14.2mlを真空中で滴下する。次いで溶媒を調節され
た温度条件下で真空中で除去する。その生成乾燥粉末製
剤をアルゴン雰囲気下で密封する。
使用の前に、この乾燥製剤に無菌蒸溜水20mlを室温で
無菌シリンジを用いて添加し、そしてフラスコを10分
間振盪させる。
実施例13 実施例12で記載した方法と類似の方法において、担体
としてソルビトールの代りにグルコース、サッカロー
ス、ラクトース又は塩化ナトリウムを用いてもよい。
比較実験例1. I.被験リポゾーム組成物 次の脂質組成のリポゾームを調製した。
(1)1,2−ジ−n−ヘキサデカノイル−3−sn−ホ
スファチジル−S−セリン(Avanti Polar Lipids Inc.
Birmingham Ala.)及び1,2−ジ−n−オクタデカノ
イル−3−sn−ホスファチジルコリン(Avanti)の重量
比3:7組成物(両脂質が飽和脂肪酸を含む比較例) (2)1,2−ジ(9−シス−オクタデセノイル)−3
−sn−ホスファチジル−S−セリン(Browning J.及びS
eeling J., Chem. and Physics of Lipids 24 (1979) 1
03に従って製造したもの)及び1,2−ジ−n−オクタ
デカノイル−3−sn−ホスファチジルコリン(Avanti)
の重量比3:7の組成物(式(II)のリン脂質において
のみならずRも飽和脂肪酸である比較例) (3)1,2−ジ−(9−シス−オクタデセノイル)−
3−sn−ホスファチジル−S−セリン(前記)及び1−
n−ヘキサデカノイル−2−(9−シス−オクタデセノ
イル)−3−sn−ホスファチジルコリン(Eibl H., Che
m. and Physics of Lipids 26 (1980) 239及びEibl H.,
Angewandte Chemie 96 (1984) 247に従って製造したも
の)の重量比3:7の組成物(本発明) リポゾーム組成物を次の様にして調製した。前記脂質の
クロロホルム溶液1ml15mlのバイアルに入れた。用材を
所越した後、脂質が薄層となってバイアルの壁に付着し
た。残留する溶剤を、室温にて15時間真空にすることに
より除去した。次に、バイアルを窒素雰囲気下でシール
した。バイアルを−20℃にて貯蔵した。バイアルを50℃
に加温し、2.5mlの無菌のカルシウム不含有リン酸緩
衝液(pH7.2〜7.4)を無菌の注射器により注入
し、室温にて放置することによりフィルムを10分間予備
膨潤させ、そして標準化された実験室振とう装置(ボル
テックス、ダイアルセット6)中で10分間振とうするこ
とにより分散させて、試験すべきリポゾーム組成物を調
製した。
II.マウスニおける急性毒性試験 静脈内急性毒性試験を、17〜24gのTif:MAGf(SPF)マウ
スを用いて行った。すべてのマウスを、温度22±2℃、
相対湿度50〜70%の調節された動物室に入れた。人工光
線を毎日14時間与えた。動物 Macrolon(商標)ケージ
で飼育した。
リポゾーム組成物(2.5ml)を、10ml/kgの標準体積
の注射が可能な濃度に希釈した。尾部静脈を通して0.
1ml/10秒の速度で静内注射を行った。
投与レベル当り3匹の動物から成る群を用いて処置した
後、マウスを5分間観察して死亡率を決定した。
IV.結 論 これらの結果から、2種類の飽和脂質成分1,2−ジ−
n−ヘキサデカノイル−3−sn−ホスファチジル−S−
セリン及び1,2−ジ−n−オクタデカノイル−3−sn
−ホスファチジルコリンを含むリポゾーム組成物、並び
に1種の飽和脂質成分1,2−ジ−n−オクタデカノイ
ル−3−sn−ホスファチジルコリンを含有するリポゾー
ム組成物は、250mg/kg及び500mg/kgのレベルにおいて
毒性であり(3匹のマウスのすべてが死亡)、他方2種
類の不飽和脂質成分1,2−ジ−(9−cis−オクタデ
セノイル)−3−sn−ホスファチジル−S−セリン及び
1−n−ヘキサデカノイル−2−(9−cis−オクタデ
セノイル)3−sn−ホスファチジルコリンを含有するリ
ポゾーム組成物は500mg/kgの高投与レベルにおいて非
毒性であった(3匹のマウスのすべてが生き残った)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター フランクハウザー スイス国,4107 エツテインゲン,ハウプ トシユトラーセ 65 (72)発明者 アニタ パイル スイス国,4057 バーゼル,フエルトベル クシユトラーセ 50

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)次の式(I): (式中R及びRはそれぞれ他方とは無関係に偶数個
    の炭素原子をもつC10〜C20アルケノイル基であり、n
    は1〜3の整数であり、そしてY は医薬として許容さ
    れる塩基の陽イオンである) で表わされる実質的に純粋な合成リン脂質、 b)式 (式中、Rは偶数個の炭素原子をもつC10〜C20アル
    カノイル基であり、Rは偶数個の炭素原子をもつC10
    〜C20アルケノイル基であり、R,R及びRは水
    素原子又はC〜Cアルキル基であり、そしてnは2
    〜4の整数である) で表わされる実質的に純粋な合成リン脂質、並びに c)生物学的活性をもつ物質又は物質混合物、及び場合
    によっては存在していてもよい担体液体及び(又は)追
    加の固体担体、 を含有するリポゾーム医薬組成物。
  2. 【請求項2】式(I)のリン脂質対式(II)のリン脂質
    の混合比が10:90〜約50:50モル%で実質的に純粋な合
    成リン脂質を含有し、また消炎薬、抗生物質、抗リーシ
    ュマニア物質、抗真菌物質、抗腫瘍物質及び免疫モジュ
    レーターを含む群からの医薬的に活性な物質又は物質混
    合物を含有し、そしてpH 7.0〜7.8 に緩衝化された担体
    液及び(又は)追加の固体担体を場合によっては含有す
    る、特許請求の範囲第1項記載のリポゾーム医薬組成
    物。
  3. 【請求項3】a)式(I)においてR及びRが同じ
    であって9−シス−ドデセノイル基、9−シス−テトラ
    デセノイル基、9−シス−ヘキサデセノイル基、9−シ
    ス−オクタデセノイル基又は9−シス−エイコセノイル
    基であり、nが1であり、そしてY がナトリウムイオ
    ンである式(I)で表わされる実質的に純粋な合成リン
    脂質、 b)式(II)においてRがn−ドデカノイル基、n−
    テトラデカノイル基、n−ヘキサデカノイル基又はn−
    オクタデカノイル基であり、Rは9−シス−ドデセノ
    イル基、9−シス−テトラデセノイル基、9−シス−ヘ
    キサデセノイル基、9−シス−オクタデセノイル基又は
    9−シスエイコセノイル基であり、そしてR,R
    びRがメチル基である式(II)で表わされる実質的に
    純粋な合成リン脂質、 c)消炎薬、抗生物質、抗リーシュマニア物質、抗真菌
    物質、抗腫瘍物質及び免疫モジュレーターを含む群から
    の医薬的に活性な物質又は物質混合物を含有し、そして
    pH 7.2〜7.4 に緩衝化された担体液体を場合によっては
    含有する、特許請求の範囲第1項記載のリポゾーム医薬
    組成物。
  4. 【請求項4】a)実質的に純粋な合成ナトリウム1,2
    −ジ−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホス
    ファチジル−(S)−セリン、 b)実質的に純粋な合成1−n−ヘキサデカノイル−2
    −(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファ
    チジルコリン、並びに c)消炎薬、抗生物質、抗リーシュマニア物質、抗真菌
    物質、抗腫瘍物質及び免疫モジュレーターを含む群から
    の医薬的に活性な物質又は物質混合物を含有し、そして
    pH 7.2〜7.4 に緩衝化された担体液体を場合によっては
    含有する、特許請求の範囲第3項記載のリポゾーム医薬
    組成物。
  5. 【請求項5】a)実質的に純粋な合成ナトリウム1,2
    −ジ−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホス
    ファチジル−(S)−セリン、 b)実質的に純粋な合成1−n−ヘキサデカノイル−2
    −(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファ
    チジルコリン、 c)ジクロフェナック、ピルプロフェン、ミトマイシ
    ン、シタラビン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、
    ドキソルビシン、エトポシド、N−アセチルムラミル−
    L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−アラニン−
    2−(1,2−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−ヒ
    ドロキシホスホリルオキシ)エチルアミド、N−アセチ
    ルムラミル−L−アラニル−D−グルタミン酸−(C
    γ)−L−アラニン−2−(1,2−ジパルミトイル−
    sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)エチ
    ルアミドの二ナトリウム塩、N−アセチルデスメチルム
    ラミル−L−アラニル−D−イソグルタミンのナトリウ
    ム塩、N−アセチル−D−ムラミル−L−アラニル−D
    −イソグルタミンのナトリウム塩、N−アセチル−D−
    ムラミル−L−アラニル−D−グルタミン−α−n−ブ
    チルエステル、Nα−(N−アセチル−D−ムラミル−
    L−アラニル−D−イソグルタミニル)−Nε−ステア
    ロイル−L−リシン又は6−O−ステアロイル−N−ア
    セチルムラミル−L−アラニン−D−イソグルタミン、
    リンフオカイン及びそれらとの組合せを含む群からの医
    薬的に活性な物質又は物質混合物を含有し、そしてpH
    7.2〜7.4 に緩衝化された担体液体を場合によっては含
    有する、特許請求の範囲第4項記載のリポゾーム医薬組
    成物。
  6. 【請求項6】a)実質的に純粋な合成ナトリウム1,2
    −ジ−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホス
    ファチジル−(S)−セリン、 b)実質的に純粋な合成1−n−ヘキサデカノイル−2
    −(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファ
    チジルコリン、 c)ミトマイシン、シタラビン、ダクチノマイシン、ダ
    ウノルビシン、ドキソルビシン、エトポシド、N−アセ
    チルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−
    L−アラニン−2−(1,2−ジパルミトイル−sn−グ
    リセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)エチルアミ
    ド、N−アセチルデスメチルムラミル−L−アラニル−
    D−イソグルタミンのナトリウム塩又はN−アセチル−
    D−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミンのナ
    トリウム塩を含む群からの医薬的に活性な物質を含有
    し、これらは場合によってはヒトγ−インターフェロン
    もしくはインターロイキン2、又は抗原もしくはマイト
    ジエンによる刺激の後の脾臓又は末梢血液からのヒトT
    リンパ球を有する培養物から得られた培養物濾液中に含
    まれておりそしてマクロファージ活性化因子(MAF) の高
    い含有率を特徴とする物質混合物と組合わされており、
    そしてpH 7.2〜7.4 に緩衝された担体液体を場合によっ
    ては含有する、特許請求の範囲第5項記載のリポゾーム
    医薬組成物。
  7. 【請求項7】a)実質的に純粋な合成ナトリウム1,2
    −ジ−(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホス
    ファチジル−(S)−セリン、 b)実質的に純粋な合成1−n−ヘキサデカノイル−2
    −(9−シス−オクタデセノイル)−3−sn−ホスファ
    チジルコリン、 c)N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグ
    ルタミニル−L−アラニン−2−(1,2−ジパルミト
    イル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキ
    シ)エチルアミド、N−アセチルデスメチルムラミル−
    L−アラニル−D−イソグルタミンのナトリウム塩又は
    N−アセチル−D−ムラミル−L−アラニル−D−イソ
    グルタミンのナトリウム塩であって場合によっては抗原
    又はマイトジエンによる刺激の後の脾臓又は末梢血液か
    らのヒトTリンパ球を有する培養物から得られた培養物
    濾液中に含まれておりそして少なくとも70%の MAF含有
    率を特徴とする物質混合物の組合わされているものを含
    有し、そしてpH 7.2〜7.4 に緩衝された担体液体を場合
    によっては含有する、特許請求の範囲第6項記載のリポ
    ゾーム医薬組成物。
JP60228985A 1984-10-16 1985-10-16 リン脂質含有医薬組成物 Expired - Lifetime JPH0618773B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH495184 1984-10-16
CH4951/84-7 1984-10-16

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5255752A Division JPH0816067B2 (ja) 1984-10-16 1993-10-13 リン脂質含有医薬組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6197215A JPS6197215A (ja) 1986-05-15
JPH0618773B2 true JPH0618773B2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=4285361

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60228985A Expired - Lifetime JPH0618773B2 (ja) 1984-10-16 1985-10-16 リン脂質含有医薬組成物
JP5255752A Expired - Lifetime JPH0816067B2 (ja) 1984-10-16 1993-10-13 リン脂質含有医薬組成物

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5255752A Expired - Lifetime JPH0816067B2 (ja) 1984-10-16 1993-10-13 リン脂質含有医薬組成物

Country Status (21)

Country Link
US (1) US4971802A (ja)
EP (1) EP0178624B1 (ja)
JP (2) JPH0618773B2 (ja)
KR (1) KR890000908B1 (ja)
AT (1) ATE58474T1 (ja)
AU (1) AU590221B2 (ja)
CA (1) CA1260393A (ja)
DD (1) DD239117A5 (ja)
DE (1) DE3580648D1 (ja)
DK (1) DK165220C (ja)
ES (1) ES8700934A1 (ja)
FI (1) FI86371C (ja)
GR (1) GR852492B (ja)
HK (1) HK135793A (ja)
HU (1) HU198128B (ja)
IE (1) IE58143B1 (ja)
IL (1) IL76700A (ja)
NO (1) NO171443C (ja)
PH (1) PH22978A (ja)
PT (1) PT81298B (ja)
ZA (1) ZA857888B (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH668554A5 (de) * 1984-04-09 1989-01-13 Sandoz Ag Liposomen welche polypeptide mit interleukin-2-aktivitaet enthalten sowie verfahren zu ihrer herstellung.
US5243062A (en) * 1984-10-12 1993-09-07 Ciba-Geigy Corporation Substituted propane-phosphonous acid compounds
JPS61172833A (ja) * 1985-07-17 1986-08-04 Nakanishi Michio 消炎鎮痛性医薬組成物
US5133973A (en) * 1986-08-07 1992-07-28 Medice Chem.-Pharm. Fabrik Putter Gmbh & Co. Kg Pharmaceutical preparations
PT85537B (pt) * 1986-08-18 1990-06-29 Univ Texas Processo para a preparacao de um sistema de administracao farmaceutica contendo peptidos apresentando quimiotaxia
JPH0761940B2 (ja) * 1986-11-17 1995-07-05 株式会社資生堂 外皮用リポソ−ム製剤
EP0274219A3 (en) * 1986-12-04 1988-08-03 Takeda Chemical Industries, Ltd. Interleukin-2-containing liposome composition and method for the production thereof
US4944941A (en) * 1987-08-07 1990-07-31 Genentech, Inc. Methods and compositions for the treatment of lung conditions
US5830498A (en) * 1987-10-16 1998-11-03 Board Of Regents, The University Of Texas System Liposomal-polyene preliposomal powder and method for its preparation
US5178875A (en) * 1991-01-14 1993-01-12 The Board Of Regents, The University Of Texas System Liposomal-polyene preliposomal powder and method for its preparation
FI874742A (fi) * 1987-10-28 1989-04-29 K & V Licencing Oy Foerfarande foer framstaellning av liposomer.
EP0331635A3 (en) * 1988-02-29 1990-02-28 The Board of Regents of the University of Texas System Preparations for treating bladder cancer
DE3806852A1 (de) * 1988-03-03 1989-09-14 Knoll Ag Neue (alpha)-aminodicarbonsaeure-derivate, ihre herstellung und verwendung
AU4525589A (en) * 1988-10-27 1990-05-14 Regents Of The University Of Minnesota Liposome immunoadjuvants containing il-2
US5466468A (en) * 1990-04-03 1995-11-14 Ciba-Geigy Corporation Parenterally administrable liposome formulation comprising synthetic lipids
IL97681A (en) * 1990-04-03 1996-01-31 Ciba Geigy Ag Liposome preparations containing synthetic lipids, given parenterally
US5270053A (en) * 1990-04-03 1993-12-14 Ciba-Geigy Corp. Parenterally administerable liposome formulation comprising synthetic lipid
US5162361A (en) * 1990-04-10 1992-11-10 The United States Of America As Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services Method of treating diseases associated with elevated levels of interleukin 1
EP0467838A3 (en) * 1990-07-17 1992-09-02 Ciba-Geigy Ag Process for preparing an injectable liposome dispersion
AU664359B2 (en) * 1990-12-03 1995-11-16 Nexstar Pharmaceuticals, Inc. Prevention of synovial adhesions
AU3423493A (en) * 1991-12-31 1993-07-28 Zymogenetics Inc. Methods and compositions for reducing blood loss
PT100487B (pt) * 1992-05-14 1999-07-30 Univ Texas Formulacoes lipossomais de rifamicinas com elevada estabilidade e eficacia de incorporacao de antibiotico, e processo para a sua preparacao
DE59406065D1 (de) * 1993-03-24 1998-07-02 Ciba Geigy Ag Verfahren zur Herstellung einer Liposomendispersion im Hochdruckbereich
DE69407292T2 (de) * 1993-06-30 1998-06-25 Genentech Inc Verfahren zur herstellung von liposomen
US5474985A (en) * 1993-12-22 1995-12-12 The Regents Of The University Of California Preventing and treating elevated intraocular pressure associated with administered or endogenous steroids using non-steroidal cyclooxygenase inhibitors
US6313106B1 (en) * 1995-06-07 2001-11-06 D-Pharm Ltd. Phospholipid derivatives of valproic acid and mixtures thereof
US5674888A (en) * 1995-06-07 1997-10-07 University Of California Method for the treatment of a trabecular meshwork whose cells are subject to inhibition of cell division
US5599535A (en) * 1995-06-07 1997-02-04 Regents Of The University Of California Methods for the cyto-protection of the trabecular meshwork
ATE310505T1 (de) * 1996-05-14 2005-12-15 Stanislaw R Burzynski Liposomale antineoplaston therapie mit bemerkenswert verbesserter antineoplastischer aktivität
US6723338B1 (en) * 1999-04-01 2004-04-20 Inex Pharmaceuticals Corporation Compositions and methods for treating lymphoma
GB9921958D0 (en) * 1999-09-16 1999-11-17 Pharmacia & Upjohn Spa Formulations for parenteral use of estramustine phosphate and sulfoalkylether-cyclodextrins
JP4262480B2 (ja) * 2000-11-29 2009-05-13 ブラッコ インターナショナル ビー.ヴイ. 結合能を有するシアリル・ルイスx類似物
WO2007014754A1 (en) * 2005-08-02 2007-02-08 I.D.M. Immuno-Designed Molecules Process for the preparation of liposomal formulations
JP4931527B2 (ja) * 2006-09-20 2012-05-16 富士フイルム株式会社 フッ素化ホスファチジルセリン化合物
WO2008074487A2 (en) * 2006-12-19 2008-06-26 Novosom Ag Lipids and lipid assemblies comprising transfection enhancer elements
US9758536B2 (en) 2011-12-07 2017-09-12 Omega Protein Corporation Phospholipid compositions enriched for palmitoleic, myristoleic or lauroleic acid, their preparation and their use in treating metabolic and cardiovascular disease
MX2015005992A (es) 2012-11-20 2016-03-07 Spectrum Pharmaceuticals Inc Metodo mejorado para la preparacion de la vincristina liposomal encapsulada para el uso terapeutico.
TWI678213B (zh) 2015-07-22 2019-12-01 美商史倍壯製藥公司 用於長春新鹼硫酸鹽脂質體注射之即可使用的調配物
CN113995852B (zh) * 2021-11-08 2024-01-30 河北大学 Arg-脂质体微囊、微囊包封的鱼精蛋白-siRNA复合体及其制备方法和应用

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1523965A (en) * 1976-03-19 1978-09-06 Ici Ltd Pharmaceutical compositions containing steroids
USRE30748E (en) * 1976-10-12 1981-09-22 Phosphatidyl quaternary ammonium compounds
DE2647395C2 (de) * 1976-10-20 1984-03-29 A. Nattermann & Cie GmbH, 5000 Köln Verfahren zur Herstellung von Estern des Glycerophosphocholins
GB2026340B (en) * 1978-07-03 1982-12-22 Ash P Stabilising microvesicles
FI75578C (fi) * 1979-07-25 1988-07-11 Ciba Geigy Ag Analogifoerfarande foer framstaellning av farmakologiskt verkande lipofila fosfatidylmuramylpeptider.
US4302459A (en) * 1980-03-19 1981-11-24 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Liposome carriers in leishmaniasis chemotherapy with 8-aminoquinoline derivatives
IL64397A0 (en) * 1981-01-07 1982-02-28 Weder Hans G Process for the preparation of liposomal medicaments
US4485045A (en) * 1981-07-06 1984-11-27 Research Corporation Synthetic phosphatidyl cholines useful in forming liposomes
EP0088046B1 (de) * 1982-02-17 1987-12-09 Ciba-Geigy Ag Lipide in wässriger Phase
DE3209537A1 (de) * 1982-03-16 1983-09-22 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Elektrokleinmotor mit einer vorrichtung zum einstellen des axialspiels
DE3239817A1 (de) * 1982-07-06 1984-01-12 Max Planck Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V., 3400 Göttingen Neue glycerinderivate zur synthese von phospholipiden
US4666893A (en) * 1983-02-15 1987-05-19 St. Thomas Institute Methods of inducing resistance to bacterial and viral infections
US4515736A (en) * 1983-05-12 1985-05-07 The Regents Of The University Of California Method for encapsulating materials into liposomes
US4622219A (en) * 1983-06-17 1986-11-11 Haynes Duncan H Method of inducing local anesthesia using microdroplets of a general anesthetic
GB8322178D0 (en) * 1983-08-17 1983-09-21 Sterwin Ag Preparing aerosol compositions
DE3346525A1 (de) * 1983-12-22 1985-07-04 A. Nattermann & Cie GmbH, 5000 Köln Pharmazeutische zubereitung mit speziellen 1,2-diacyl-glycero-3-phosphocholinen zur behandlung von erkrankungen im magen-darmbereich
JPS6150912A (ja) * 1984-08-16 1986-03-13 Shionogi & Co Ltd リポソ−ム製剤の製造法
JPS62501631A (ja) * 1985-01-11 1987-07-02 ザ・リ−ジェンツ・オブ・ジ・ユニバ−シィティ・オブ・カリフォルニア リポソ−ムの保持法
US4774085A (en) * 1985-07-09 1988-09-27 501 Board of Regents, Univ. of Texas Pharmaceutical administration systems containing a mixture of immunomodulators

Also Published As

Publication number Publication date
EP0178624B1 (de) 1990-11-22
NO171443C (no) 1993-03-17
ES8700934A1 (es) 1986-11-16
HU198128B (en) 1989-08-28
DE3580648D1 (de) 1991-01-03
JPS6197215A (ja) 1986-05-15
JPH07238038A (ja) 1995-09-12
EP0178624A3 (en) 1987-05-27
EP0178624A2 (de) 1986-04-23
DK471085D0 (da) 1985-10-15
FI86371B (fi) 1992-05-15
JPH0816067B2 (ja) 1996-02-21
IE58143B1 (en) 1993-07-14
AU4871385A (en) 1986-04-24
PT81298A (en) 1985-11-01
GR852492B (ja) 1986-02-11
PT81298B (pt) 1988-02-17
NO171443B (no) 1992-12-07
DD239117A5 (de) 1986-09-17
CA1260393A (en) 1989-09-26
DK165220B (da) 1992-10-26
AU590221B2 (en) 1989-11-02
IL76700A0 (en) 1986-02-28
IL76700A (en) 1990-06-10
KR860003015A (ko) 1986-05-19
HUT40332A (en) 1986-12-28
KR890000908B1 (ko) 1989-04-13
DK165220C (da) 1993-03-22
HK135793A (en) 1993-12-17
FI853982A0 (fi) 1985-10-14
ES547889A0 (es) 1986-11-16
IE852527L (en) 1986-04-16
ZA857888B (en) 1986-05-28
FI86371C (fi) 1992-08-25
FI853982L (fi) 1986-04-17
ATE58474T1 (de) 1990-12-15
PH22978A (en) 1989-02-24
US4971802A (en) 1990-11-20
NO854085L (no) 1986-04-17
DK471085A (da) 1986-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0618773B2 (ja) リン脂質含有医薬組成物
US4774085A (en) Pharmaceutical administration systems containing a mixture of immunomodulators
US4863740A (en) Interleukin therapy
US5549910A (en) Preparation of liposome and lipid complex compositions
US5277914A (en) Preparation of liposome and lipid complex compositions
US4983397A (en) Pharmaceutical compositions consisting of acylated phospholipids
US4916118A (en) Pharmaceutical administration systems containing chemotactic peptides
JP2798302B2 (ja) リポソームおよび脂質複合体組成物の調製
IE911231A1 (en) Long-acting liposome peptide pharmaceutical products and¹processes for the preparation thereof
CA1273575A (en) Pharmaceutical compositions consisting of acylated phospholipids
CA1309346C (en) Pharmaceutical administration systems containing chemotactic peptides
JP3572428B2 (ja) 重合リポソームの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term