JPH0618759U - 超々高圧シーリング装置 - Google Patents

超々高圧シーリング装置

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JPH0618759U
JPH0618759U JP6337392U JP6337392U JPH0618759U JP H0618759 U JPH0618759 U JP H0618759U JP 6337392 U JP6337392 U JP 6337392U JP 6337392 U JP6337392 U JP 6337392U JP H0618759 U JPH0618759 U JP H0618759U
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JP
Japan
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tip
seal
seal portion
taper
central rod
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Application number
JP6337392U
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English (en)
Inventor
隆弘 阿部
建夫 神
照夫 高橋
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧筒のシール部を超々高圧に至るまで確
実に密封する。 【構成】 Oリングと複数枚の皮パッキンと、メタル
パッキンとでシーリング装置を構成する。 【効果】 シール部における圧力がOリングと複数枚
の皮パッキンとによってメタルパッキンに均等に伝わ
り、メタルパッキンが正常に変形して確実に密封され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば高圧筒内を加圧する際に、筒端部を密封するために使用さ れる超々高圧シーリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高圧筒内に加圧液を注入して、高圧筒内面を超々高圧に加圧する場合には、開 放されている筒端部を密封封止しており、この密封部では超々高圧でも漏洩しな いシーリング装置が必要とされる。 従来、上記シーリング装置としては、高圧筒を1000kg/cm2未満の比較的低 圧で加圧する場合には、皮パッキンおよびOリングを使用した構造が知られてお り、1000kg/cm2以上の高圧で加圧する場合には、メタルパッキンを使用した 構造が知られている。
【0003】 さらに、本願出願人は、より高圧で加圧する場合にも確実に封止できるシール 構造を開発しており、前記メタルパッキンを改良して5000〜8000kg/cm2 程度の超高圧にも耐え得るシーリング装置を提案している(特公平2−6090 9号)。 この装置では、図3に示すように、比較的厚みのある1枚の皮パッキン30と Oリング31とで低圧シーリング部を構成し、シール部の先端側において、低圧 シーリングの先端側に、スペーサリング32を介して内向きのテーパー面を設け たメタルパッキン33を配置し、さらに、この先端側に、メタルパッキン33の テーパー面に対応して外向きのテーパー面を持ったリテーナ34を配置している 。また、シール部の基端側では、低圧シーリング装置の基端側に、内向きのテー パー面を設けたメタルパッキン35を配置して、テーパー部36の外周面に、メ タルパッキン35を当接させている。 上記装置では、昇圧に従って低圧シーリングから漏洩しだした圧力水がメタル パッキンを圧迫し、リテーナとの接触面によりメタルパッキンが外方に拡張する ように変形して、高圧筒の内面と高圧状態で密着してシール部を強固に封止する ものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記したシーリング装置は、8000kg/cm2付近で、なおかつ、こ の数値を超える圧力にも耐え得ることを目的として提案されたものである。 しかし、最近では、さらに高圧でも漏洩することなく、確実に密封封止できる シーリング装置の開発が望まれており、具体的には、15000kg/cm2の圧力に も耐えられるシール構造の実現が望まれている。 ところが、上記したシーリング装置では、比較的低圧の状態で、皮パッキンか らOリングさらにメタルパッキンへと圧力が伝達される際に、メタルパッキンに 均等に圧力が伝わらない場合があり、メタルパッキンのすわりが悪くなり、さら に高い圧力がかかることによりメタルパッキンがいびつに変形して、15000 kg/cm2のような超々高圧では良好な密封性が得られないという問題がある。 この考案は上記事情を背景としてなされたものであり、15000kg/cm2以上 の圧力でも確実に封止できるシーリング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願考案の超々高圧シーリング装置は、筒状のシー ル部内に、シール部端部の栓により一端が係止され、かつ先端がシール部内に配 置した中心保持具で保持された中心桿体が挿入されており、シール部内面と僅か な隙間を有する中心桿体の先端部側に、やや小径の円筒部と先端側に向けて小径 となるテーパー部とが先端方向に連続して形成されており、この円筒部とテーパ ー部とに跨ってシール部内面と僅かな隙間を有するリテーナが嵌挿されて位置決 めされているとともに、中心桿体先端に固定したスリーブの後端と接しており、 このリテーナの後方側の円筒部には、先端に内向きのテーパー面を有するメタル パッキンが、リテーナ後端の外向きテーパー面と当接するように嵌挿されており 、さらにメタルパッキンの後方側の円筒部には、複数枚の皮パッキンとOリング とが後方側に順次、嵌挿されていることを特徴とする。
【0006】 第2の考案は、筒状のシール部内に、シール部端部の栓により一端が係止され 、かつ先端がシール部内に配置した中心保持具で保持された中心桿体が挿入され ており、シール部内面と僅かな隙間を有する中心桿体の基端部側に、先端側に向 けて小径となるテーパー部とやや小径の円筒部とが先端方向に連続して形成され ており、前記テーパー部には、基端側に内向きのテーパー面を有するメタルパッ キンが当接するように嵌挿されており、さらにメタルパッキンの前方側の円筒部 には、複数の皮パッキンとOリングとが、前方側に順次、嵌挿されていることを 特徴とする。
【0007】
【作用】
すなわち、本願考案の超々高圧シーリング装置によれば、中心桿体とシール部 との隙間に注入された圧力液は、第1、第2の考案に基づいて基端側または先端 側で封止される。圧力液は中心桿体とシール部との僅かな隙間を通って、小径円 筒部の最も内側にあるOリングを押圧する。この押圧力は複数枚の皮パッキンを 通してメタルパッキンへと伝達される。皮パッキンは比較的厚さの薄いものを複 数枚重ねて使用するので、Oリングからの圧力を平均かつ安定してメタルパッキ ンへと伝える。メタルパッキンは、圧力が均等にかかることで姿勢も安定し、さ らに高い圧力がかかった際にも、いびつに変形することなく正常に圧潰する。こ の結果、低圧から超々高圧に至るまでシール部が確実に封止され、例えば150 00kg/cm2を越える圧力でも圧力液の漏洩はなく、良好な密封性が確保される。
【0008】
【実施例】
以下に、この考案の一実施例を第1図および第2図に基づいて説明する。 高圧が付加される高圧筒1は内外周に緩やかなテーパーが形成されており、そ の大径側一端に開放されたシール部2があり、シール部2の端部内面にめねじ2 aが形成されている。 上記シール部2には、高圧筒1の内面と隙間を有する長尺略円柱状の中心桿体 3が挿入されており、高圧筒1の大径側では、中心桿体3の外周にスリーブ4が 嵌込まれており、スリーブ4とシール部2とは僅かな隙間を有している。
【0009】 上記中心桿体3の基端側に設けられた中心ロッド5は、シール部に螺合された 栓体6の中心孔を貫通してネジ固定されており、また中心桿体3の先端側に設け られた中心ロッド7は、シール部2の内面に沿った外形を有し、かつシール部2 の内部に配置された中心保持具8を貫通してネジ固定されている。 中心桿体3は、基端部3aでシール部2の内面と僅かな隙間を有しており、こ の基端部3aの先端側には徐々に小径となるテーパー部9が形成され、これに続 いて基端部3aよりもやや小径な円筒部10が形成されている。この円筒部10 よりも先端側は段部を介してさらに小径となっており、中心桿体3の中途に至る まで、前記したスリーブ4が嵌挿されている。なお、中心桿体3の中心には、中 心ロッド5の後端で開口する加圧液移送路11が形成されており、加圧液移送路 11は中心桿体3の中途で屈曲して外周面に達し、さらにスリーブ4の外周面を 貫通している。
【0010】 中心桿体3の円筒部10の基端側には、テーパー部9と対面する内向きのテー パー面を有するメタルパッキン12が嵌挿されており、これに接するように先端 側にスペーサリング13が嵌挿され、引続き2枚の皮パッキン14、14とOリ ング15とが嵌挿されている。このOリング15の近傍であって、円筒部の端部 には、前記したスリーブ4の端部が伸長している。 次に、中心桿体3の先端部3bは、高圧筒1の内周面と僅かな隙間を有してお り、この先端部3bの先端側に、やや小径な円筒部21が形成され、続いて先端 側に向けて徐々に小径となるテーパー部22と、さらに小径な円筒部23が形成 されている。
【0011】 前記円筒部21およびテーパー部22には、これに跨ってリテーナリング24 が嵌挿されており、リテーナリング24の先端は、テーパー部22の略中間に達 している。このリテーナリング24の先端には、円筒部23に嵌挿されたスリー ブ25が当接しており、スリーブ25の先端は中心保持具7に形成されたフラン ジに当接している。リテーナリング24は、このスリーブ25によって前方への 移動が規制されているとともに、円筒部21およびテーパー部22の外周面との 当接によって位置決めされている。
【0012】 リテーナリング24の後端には外向きのテーパー面が形成されており、このテ ーパー面に当接するように、先端に内向きのテーパー面が形成されたメタルパッ キン26が円筒部21の先端側に嵌挿されている。メタルパッキン26の後方に はこれに続いてスペーサリング27と、2枚の皮パッキン28、28と、Oリン グ29とが順次嵌挿されており、Oリング29は円筒部21の後端近傍に位置し ている。
【0013】 次に、上記装置の作用について説明すると、外部の加圧装置(図示しない)で 加圧された加圧液を、加圧液移送路11へと送り込む。加圧液は、移送路11を 通って、スリーブ4の外周側へと注入され、後端側でスリーブ4と高圧筒1との 隙間、先端側で中心桿体3と高圧筒1との隙間に充満される。加圧液は、先後端 の円筒部10、21のOリング15、29を押圧し、さらに外側にある皮パッキ ン14、14、28、28を押圧する。Oリングからの圧力は皮パッキンに均等 かつ安定して伝わり、さらに外側にあるメタルパッキン12、26を安定して押 圧する。このため、メタルパッキン12、26は、安定した姿勢でリテーナリン グ24またはテーパー部9に押し付けられる。さらに、押圧力が増大すると、メ タルパッキン12、26は、大きく変形し、リテーナリング24またはテーパー 部9との当接面形状に従って、いびつに変形することなく正常に圧潰し、シール 部2の内面に圧着して、これを確実に封止する。 上記のシーリング装置において、加圧液の圧力を15000kg/cm2まで昇圧さ せたが、シール部からの漏洩は全くなく、確実に封止されていた。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本願考案の超々高圧シーリング装置によれば、筒状のシ ール部内に、シール部端部の栓により一端が係止され、かつ先端がシール部内に 配置した中心保持具で保持された中心桿体を挿入し、シール部内面と僅かな隙間 を有する中心桿体の先端部側に、やや小径の円筒部と先端側に向けて小径となる テーパー部とを先端方向に連続して形成し、この円筒部とテーパー部とに跨って シール部内面と僅かな隙間を有するリテーナを嵌挿して位置決めするとともに、 中心桿体先端に固定したスリーブの後端と当接させ、このリテーナの後方側の円 筒部には、先端に内向きのテーパー面を有するメタルパッキンを、リテーナ後端 の外向きテーパー面と当接するように嵌挿し、さらにメタルパッキンの後方側の 円筒部に、複数枚の皮パッキンとOリングとを後方側に順次、嵌挿し、または、 シール部内面と僅かな隙間を有する中心桿体の基端部側に、先端側に向けて小径 となるテーパー部とやや小径の円筒部とが先端方向に連続して形成し、前記テー パー部には、基端側に内向きのテーパー面を有するメタルパッキンを当接するよ うに嵌挿し、さらにメタルパッキンの前方側の円筒部に、複数の皮パッキンとO リングとを、前方側に順次、嵌挿したので、高圧においても圧力が均等かつ安定 してメタルパッキンに伝達され、メタルパッキンが正常に変形して密封が確実に なされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例の一部断面図である。
【図2】図2は、同じく実施例の一部拡大断面図であ
る。
【図3】図3は、従来例の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 高圧筒 2 シール
部 3 中心桿体 8 中心保
持具 9 テーパー部 10 円筒部 11 加圧液移送路 12 メタ
ルパッキン 14 皮パッキン 15 Oリ
ング 21 円筒部 22 テー
パー部 24 リテーナリング 26 メタ
ルパッキン 28 皮パッキン 29 Oリ
ング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のシール部内に、シール部端部の栓
    により一端が係止され、かつ先端がシール部内に配置し
    た中心保持具で保持された中心桿体が挿入されており、
    シール部内面と僅かな隙間を有する中心桿体の先端部側
    に、やや小径の円筒部と先端側に向けて小径となるテー
    パー部とが先端方向に連続して形成されており、この円
    筒部とテーパー部とに跨ってシール部内面と僅かな隙間
    を有するリテーナが嵌挿されて位置決めされているとと
    もに、中心桿体先端に固定したスリーブの後端と接して
    おり、このリテーナの後方側の円筒部には、先端に内向
    きのテーパー面を有するメタルパッキンが、リテーナ後
    端の外向きテーパー面と当接するように嵌挿されてお
    り、さらにメタルパッキンの後方側の円筒部には、複数
    枚の皮パッキンとOリングとが後方側に順次、嵌挿され
    ていることを特徴とする超々高圧シーリング装置
  2. 【請求項2】 筒状のシール部内に、シール部端部の栓
    により一端が係止され、かつ先端がシール部内に配置し
    た中心保持具で保持された中心桿体が挿入されており、
    シール部内面と僅かな隙間を有する中心桿体の基端部側
    に、先端側に向けて小径となるテーパー部とやや小径の
    円筒部とが先端方向に連続して形成されており、前記テ
    ーパー部には、基端側に内向きのテーパー面を有するメ
    タルパッキンが当接するように嵌挿されており、さらに
    メタルパッキンの前方側の円筒部には、複数の皮パッキ
    ンとOリングとが、前方側に順次、嵌挿されていること
    を特徴とする超々高圧シーリング装置
JP6337392U 1992-08-19 1992-08-19 超々高圧シーリング装置 Pending JPH0618759U (ja)

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JPH0618759U true JPH0618759U (ja) 1994-03-11

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ID=13227427

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS636271A (ja) * 1986-06-25 1988-01-12 Japan Steel Works Ltd:The 高圧筒の加圧時の超高圧シ−リング装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS636271A (ja) * 1986-06-25 1988-01-12 Japan Steel Works Ltd:The 高圧筒の加圧時の超高圧シ−リング装置

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