JPH10213283A - 管接続装置 - Google Patents

管接続装置

Info

Publication number
JPH10213283A
JPH10213283A JP9013485A JP1348597A JPH10213283A JP H10213283 A JPH10213283 A JP H10213283A JP 9013485 A JP9013485 A JP 9013485A JP 1348597 A JP1348597 A JP 1348597A JP H10213283 A JPH10213283 A JP H10213283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel ball
diameter
ring
small
socket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9013485A
Other languages
English (en)
Inventor
Futoshi Maeda
太 前田
Kenji Adachi
研治 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP9013485A priority Critical patent/JPH10213283A/ja
Publication of JPH10213283A publication Critical patent/JPH10213283A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグとソケットとが確実に接続できる管接
続装置を提供する。 【解決手段】 プラグ1にソケット7をはめ込む際にお
ける軸方向の前端側のOリング6aを小径筒部9により
押し潰す際の荷重がピークになる時点と、鋼球13がテ
ーパ部4に到って鋼球側面押し部によりスプリングを押
しはじめて発生する荷重がピークになる時点とを一致さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を流す管接続
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図14に示すような管接続装
置が知られている。この管接続装置は、プラグ1に外周
部に係止溝部2を設けた大径部3と、大径部3の前端側
にテーパ部4を介して連出した大径部3よりも径の小さ
い小径部5とを設け、該小径部5の外周部に軸方向に2
列にOリング6を取付け、ソケット7の主体を構成する
ソケット本体8に小径部5の外径と略同じ径となった小
径筒部9と、小径筒部9の前端側から内面部が傾斜した
傾斜孔部10を介して連出した大径部3と略同じ径とな
った大径筒部11とを設け、大径筒部11に軸方向に長
くなった長孔状の鋼球挿入孔12を設けると共に該鋼球
挿入孔12に鋼球13を挿入し、ソケット本体8の外周
部に押さえリング14と解除リング15とをそれぞれス
ライド自在に被嵌し、解除リング15の内面部の中央部
に鋼球当接部16を設けると共に鋼球当接部16よりも
前端部側の内面部に解除時鋼球逃がし凹部17を設け且
つ鋼球当接部16よりも後端部側の内面部に挿入時鋼球
逃がし段部18を設け、スプリング21により前方に押
圧力が付与された押さえリング14の前端部の内面部に
鋼球13の側面部を押圧するための鋼球側面押し部19
を設け、押さえリング14の前端部の外面部に挿入時鋼
球逃がし段部18に対向した挿入時逃がし側面構成部2
0を形成したものである。そして、プラグ1にソケット
7をはめ込む際、テーパ部4に鋼球13が達すると、こ
の段階で更にプラグ1乃至ソケット本体8を更に押し込
むと、テーパ部4を鋼球13が乗り上げる際に鋼球13
が長孔状の鋼球挿入孔12に対して軸方向に移動しなが
ら鋼球側面押し部19が押されることでスプリング21
に抗して押さえリング14がスライドして挿入時逃がし
側面構成部20が挿入時鋼球逃がし段部18ら離れて両
者の間に鋼球逃がし用凹所が形成されて、この鋼球逃が
し用凹所に鋼球13の上端部が逃げて嵌まり込むことで
テーパ部4に沿って鋼球13が登り、更に、プラグ1乃
至ソケット本体8を押し込むことで、鋼球13の下端部
が係止溝部2に落ち込んで嵌まり込み、これにより鋼球
13の上端部が鋼球逃がし用凹所から脱離し、スプリン
グ21のばね力により押さえリング14が解除リング1
5側に移動して鋼球側面押し部19により鋼球13の上
部側面を押して鋼球13の上端部が鋼球当接部16に当
接する位置関係となって、ロックがなされるものであ
る。この状態では大径筒部11が大径部3に被嵌され、
また、小径筒部9が小径部5に被嵌されて小径部5によ
り2列のOリング6が押圧されて2列のOリング6の押
圧により2重にシールがなされるようになっている。こ
こで、前後のOリング6a、6bはそれぞれ前後のOリ
ング嵌め込み凹所32a、32bに嵌め込んである。
【0003】一方、プラグ1からソケット本体8を取り
外すに当たっては、解除リング15を押さえリング14
とともにスプリング21に抗して移動させて鋼球13の
上端部を解除時鋼球逃がし凹部17に対向させた状態で
プラグ1をソケット本体8から引き抜くように構成して
ある。上記のような管接続装置においては、プラグ1と
ソケット本体8の接続に当たって、プラグ1又はソケッ
ト7の挿入圧力の特性は図15に示すグラフのようにな
っていた。図15において、挿入時に3つのピークがあ
る。この3つのピークは、1段目のピークであるイは軸
方向の前のOリング6が潰される際の荷重のピークであ
り、2段目のピークであるロは鋼球13が押さえリング
14を押してスプリング21を押し始めて発生する荷重
のピークであり、3段目のピークであるハは軸方向の後
のOリング6が潰される際の荷重のピークである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記の従来
例にあっては、嵌め込みの初期における1段目のピーク
であるイを過ぎて、このイよりもやや大きい2段目のピ
ークであるロを過ぎ、その後に挿入荷重がほぼ平坦なと
ころに至るため、使用者は、段階的に高くなる2段階の
ピークを過ぎて平坦なところに至った時点で、Oリング
6を押圧するための挿入荷重と、鋼球13が押さえリン
グ14を押してスプリング21を押す際の挿入荷重との
操作を完了してしまったと上記段階的に高くなるイ、ロ
の2段階の手の感触で誤解してしまい、上記イ、ロを経
た後に平坦な所に至った時点で接続完了となったという
勘違いを起こし、それ以上挿入しないという事態(つま
り接続未完了の状態)になることがあった。
【0005】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、プラグ1とソケット7とが確実に
接続できる管接続装置を提供することを課題とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、プラグ1に外周部に係止溝部2を設けた
大径部3と、大径部3の前端側にテーパ部4を介して連
出した大径部3よりも径の小さい小径部5とを設け、該
小径部5の外周部に軸方向に2列にOリング6を取付
け、ソケット7の主体を構成するソケット本体8に小径
部5の外径と略同じ内径となった小径筒部9と、小径筒
部9の前端側から内面部が傾斜した傾斜孔部10を介し
て連出した大径部3と略同じ内径となった大径筒部11
とを設け、大径筒部11に軸方向に長くなった長孔状の
鋼球挿入孔12を設けると共に該鋼球挿入孔12に鋼球
13を挿入し、ソケット本体8の外周部に押さえリング
14と解除リング15とをそれぞれスライド自在に被嵌
し、解除リング15の内面部の中央部に鋼球当接部16
を設けると共に鋼球当接部16よりも前端部側の内面部
に解除時鋼球逃がし凹部17を設け且つ鋼球当接部16
よりも後端部側の内面部に挿入時鋼球逃がし段部18を
設け、スプリング21により前方に押圧力が付与された
押さえリング14の前端部の内面部に鋼球13の側面部
を押圧するための鋼球側面押し部19を設け、押さえリ
ング14の前端部の外面部に挿入時鋼球逃がし段部18
に対向した挿入時逃がし側面構成部20を形成し、プラ
グ1にソケット7をはめ込むに当たって、テーパ部4を
鋼球13が乗り上げる際に鋼球13が長孔状の鋼球挿入
孔12に対して軸方向に移動しながら鋼球側面押し部1
9が押されることでスプリング21に抗して押さえリン
グ14がスライドして挿入時逃がし側面構成部20が挿
入時鋼球逃がし段部18から離れて両者の間に形成され
る鋼球逃がし用凹所に鋼球13の上端部が嵌まり込み且
つ大径筒部11が大径部3に被嵌された状態で鋼球13
の下端部が係止溝部2に嵌まり込んで鋼球13の上端部
が鋼球当接部16に当接すると共に小径筒部9が小径部
5に被嵌されて小径部5により2列のOリング6が押圧
され、プラグ1からソケット7を取り外すに当たって、
解除リング15を押さえリング14とともにスプリング
21に抗して移動させて鋼球13の上端部を解除時鋼球
逃がし凹部17に対向させた状態でプラグ1をソケット
本体8から引き抜くようにした管接続装置において、プ
ラグ1にソケット7をはめ込む際における軸方向の前端
側のOリング6aを小径筒部9により押し潰す際の荷重
がピークになる時点と、鋼球13がテーパ部4に到って
鋼球側面押し部19によりスプリングを押しはじめて発
生する荷重がピークになる時点とを一致させて成るもの
である。
【0007】ここで、軸方向の前側のOリング6の小径
筒部9による押し潰し率を、軸方向の後側のOリング6
bの小径筒部9による押し潰し率よりも大きくする構成
であってもよい。また、軸方向の前端側のOリング6a
のゴム硬度を軸方向の後側のOリング6bのゴム硬度よ
りも高くする構成としてもよいものである。また、軸方
向の後側のOリング6bの外径を軸方向の前側のOリン
グ6aの外径よりも大きくし、ソケット本体8の小径筒
部9の前部の内径を小径筒部9の後部の内径よりも大き
くし、プラグ1とソケット本体8とを接合する際におけ
る小径筒部9の前部による後側のOリング6bが押圧さ
れるタイミングと、小径筒部9の後部による前側のOリ
ング6aが押圧されるタイミングとを一致させ、接合の
際における両Oリング6a、6bが押圧される時点より
も前に鋼球13がテーパ部4に到って鋼球側面押し部1
9によりスプリング21を押しはじめて発生する荷重が
ピークになる時点がくるように設定してもよい。
【0008】上記のように、プラグ1にソケット7をは
め込む際における軸方向の前端側のOリング6aを小径
筒部9により押し潰す際の荷重がピークになる時点と、
鋼球13がテーパ部4に到って鋼球側面押し部によりス
プリング21を押しはじめて発生する荷重がピークにな
る時点とを一致させることで、挿入時における1段目の
ピーク値が高くなって、1段目を超える際に大きな力が
必要となり、この1段目を超えるに当たっての大きな力
を加えることで、そのまま、平坦な部分を一気に通り過
ぎて2段目のピークを乗り越えてしまって途中で止まる
ことがないものである。
【0009】また、軸方向の前側のOリング6の小径筒
部9による押し潰し率を、軸方向の後側のOリング6b
の小径筒部9による押し潰し率よりも大きくすること
で、挿入時における1段目のピーク値が高くなって、1
段目を超える際に大きな力が必要となり、この1段目を
超えるに当たっての大きな力を加えることで、そのま
ま、途中で止まることなく最後まで一気に接続されてし
まうものであって、途中で止まることがないものであ
る。
【0010】また、軸方向の前端側のOリング6aのゴ
ム硬度を軸方向の後側のOリング6bのゴム硬度よりも
高くすることで、1段目を超える際に大きな力が必要と
なり、この1段目を超えるに当たっての大きな力を加え
ることで、そのまま、途中で止まることなく最後まで一
気に接続されてしまうものであって、途中で止まること
がないものである。
【0011】また、軸方向の後側のOリング6bの外径
を軸方向の前側のOリング6aの外径よりも大きくし、
ソケット本体8の小径筒部9の前部の内径を小径筒部9
の後部の内径よりも大きくし、プラグ1とソケット本体
8とを接合する際における小径筒部9の前部による後側
のOリング6bが押圧されるタイミングと、小径筒部9
の後部による前側のOリング6aが押圧されるタイミン
グとを一致させ、接合の際における両Oリング6a、6
bが押圧される時点よりも前に鋼球13がテーパ部4に
到って鋼球側面押し部19によりスプリング21を押し
はじめて発生する荷重がピークになる時点がくるように
設定することで、一段目のピークを過ぎて2段目のピー
クに至るまでの間で接続のためにプラグ1又はソケット
本体8を押す力を解除した場合、スプリング21のばね
力によりプラグ1が外れてしまって、接続完了と勘違い
することがないものである。また、一般に挿入荷重は鋼
球13がテーパ部4に到って鋼球側面押し部19により
スプリング21を押す際の荷重よりも、2つのOリング
6を押圧する際の荷重の方が大きいので、1段目は軽く
挿入し、途中で止まることなく2段目に到って押し込む
ことで確実に接続することができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。図1乃至図3には本発明の
一実施形態が示してある。プラグ1には一端部に、外周
部に係止溝部2を設けた大径部3と、大径部3の前端側
にテーパ部4を介して連出した大径部3よりも径の小さ
い小径部5とが設けてある。またこのプラグ1の他端
部、略中央部にはそれぞれ径の異なるホース接続部3
0、31が設けてある。プラグ1の一端部に設けた小径
部5の外周部には軸方向に2列のOリング嵌め込み凹所
32a、32bが設けてあり、各Oリング嵌め込み凹所
32a、32bにそれぞれにOリング6をはめ込んで取
付けてあり、Oリング6の外周部が小径部5の外面より
外方に突出している。
【0013】ソケット7は主体を構成するソケット本体
8の外周部に押さえリング14と解除リング15とをそ
れぞれスライド自在に被嵌して構成してある。ソケット
本体8の一端部にはプラグ1の小径部5の外径と略同じ
内径となった小径筒部9と、小径筒部9の前端側から内
面部が傾斜した傾斜孔部10を介して連出したプラグ1
の大径部3と略同じ内径となった大径筒部11とを設け
てある。大径筒部11には軸方向に長くなった長孔状の
鋼球挿入孔12が設けてあり、この鋼球挿入孔12には
大径筒部11の肉厚よりも大径の鋼球13が挿入してあ
る。
【0014】ソケット本体8の外周部にスライド自在に
被嵌された解除リング15は大径筒部11の外面部にス
ライド自在に被嵌されているが、大径筒部11に設けた
ストッパ50により外れないようになっている。この解
除リング15は軸方向の略中央部の内周部が最も内径が
小さくなっていて、この部分が鋼球当接部16となって
いる。また、解除リング15の上記鋼球当接部16より
も前端部側の内面部に解除時鋼球逃がし凹部17が設け
てあり、鋼球当接部16よりも後端部側の内面部に挿入
時鋼球逃がし段部18が設けてある。
【0015】ソケット本体8の外周部に上記解除リング
15と共にスライド自在に被嵌された押さえリング14
には前端部の内面部に鋼球13の側面部を押圧するため
の鋼球側面押し部19が設けてあり、押さえリング14
の前端部の外面部に挿入時鋼球逃がし段部18に対向し
た挿入時逃がし側面構成部20が設けてある。鋼球側面
押し部19の後面側と、大径筒部11に設けた支持部3
3との間にスプリング21が介在してあって、該スプリ
ング21により押さえリング14を前方に押すばね力が
付与してあり、ソケット7をプラグ1に接続操作する前
の状態と後述のソケット7とプラグ1とを完全に接合し
た状態では、押さえリング14に設けた鋼球側面押し部
19が鋼球13の上端部の側面を押し、挿入時逃がし側
面構成部20が挿入時鋼球逃がし段部18に近接対向
し、鋼球13の上端部が鋼球当接部16に当接した状態
となっている。なお、図示を省略しているが、鋼球挿入
孔12の内側端部(つまり大径筒部11の内面側の端
部)の径は鋼球13の径よりも小さくて鋼球13の下端
部が鋼球挿入孔12の内側端部から大径筒部11の内面
側に飛び出すことができるが、鋼球13全体が鋼球挿入
孔12の内側端部から大径筒部11の内面側に完全に飛
び出さないようにしてある。また、押さえリング14と
解除リング15とは固定してなくて両者は相互にスライ
ド自在となっているが、上記のように押さえリング14
に設けた鋼球側面押し部19が鋼球13の上端部の側面
を押し、挿入時逃がし側面構成部20が挿入時鋼球逃が
し段部18に近接対向し、鋼球13の上端部が鋼球当接
部16に当接した状態では解除リング15を押して該解
除リング15と共に押さえリング14をスプリング21
のばね力に抗して押すことができるようになっており、
この状態では鋼球13が解除リング15の前端部内周の
解除時鋼球逃がし凹部17に対向して鋼球13の上端が
解除時鋼球逃がし凹部17に逃げ込むことができる状態
となるように設定してある。
【0016】そして、プラグ1にソケット7をはめ込む
際には、鋼球13がテーパ部4に至った時点で鋼球13
が長孔状の鋼球挿入孔12に対して軸方向に移動しなが
ら鋼球側面押し部19が押されることでスプリング21
に抗して押さえリング14がスライドして挿入時逃がし
側面構成部20が挿入時鋼球逃がし段部18から離れて
両者の間に鋼球逃がし用凹所が形成され、この鋼球逃が
し用凹所に鋼球13の上端部が逃げ込んで嵌まり込むこ
とで、鋼球13をテーパ部4を乗り上げさせながらプラ
グ1をソケット7にはめ込むことができるものであり、
鋼球13がテーパ部4を乗り越えて係止溝部2に至った
時点で鋼球13の下端部が係止溝部2に落ち込んで嵌ま
り込み、これにより鋼球13の上端部が鋼球逃がし用凹
所から脱離することで、スプリング21により押さえリ
ング14が押されて押さえリング14を解除リング15
側に移動させ、鋼球側面押し部19により鋼球13の上
部側面を押して鋼球13の上端部が鋼球当接部16に当
接する位置関係となって、ロックがなされるものであ
る。この状態では大径筒部11が大径部3に被嵌され、
また、小径筒部9が小径部5に被嵌されて小径部5によ
り2列のOリング6が押圧されて2列のOリング6の押
圧により2重にシールがなされるようになっている。
【0017】ここで、本実施形態においては、プラグ1
にソケット7をはめ込む際における軸方向の前側のOリ
ング6aを小径筒部9により押し潰す際の荷重がピーク
になる時点と、鋼球13がテーパ部4に到って鋼球側面
押し部によりスプリングを押しはじめて発生する荷重が
ピークになる時点とを一致させ、その後に、後側のOリ
ング6bを小径筒部9により押し潰す際の荷重がピーク
になる時点が来るように設定してある。
【0018】上記プラグ1にソケット7をはめ込む際に
おける軸方向の前側のOリング6aを小径筒部9により
押し潰す際の荷重がピークになる時点とは、前後に2個
あるOリング6a、6bのうち前のOリング6aの線径
の中心部分が押し潰される時点のことであり、また、鋼
球13がテーパ部4に到って鋼球側面押し部によりスプ
リングを押しはじめて発生する荷重がピークになる時点
とは、鋼球13がテーパ部4と鋼球側面押し部19の両
方に押し当たった時点から所定長さ(例えば0.5m
m)挿入してテーパ部4に鋼球13が接触してから押し
込み荷重がピークになる時点のことである。また、後側
のOリング6bを小径筒部9により押し潰す際の荷重が
ピークに時点とは、上記前のOリング6aの押し潰しの
ピークとこれと同時に設定された鋼球13がテーパ部4
に到って鋼球側面押し部によりスプリングを押しはじめ
て発生する荷重がピークとを過ぎた後に、最終段階で後
側のOリング6bの線径の中心部分が押し潰される時点
のことである。
【0019】そして、上記挿入圧力特性は図3のグラフ
に示されるようなものであり、図3のニに示すピーク値
が、プラグ1にソケット7をはめ込む際における軸方向
の前側のOリング6aを小径筒部9により押し潰す際の
荷重がピークになる時点と、鋼球13がテーパ部4に到
って鋼球側面押し部によりスプリングを押しはじめて発
生する荷重がピークになる時点とが一致したところであ
る。また、図3のホに示すピーク値が、後側のOリング
6bを小径筒部9により押し潰す際の荷重がピークにな
る所である。このように、本実施形態では、挿入圧力特
性がニとホの2段階のピークを持つものとなり、しか
も、ニで示される1段目のピーク値は、図3の想像線で
示すイやロで示す従来のピーク値よりも大きなピーク値
となる。したがって、本実施形態においては、上記のよ
うにニで示す1段目のピーク値が高いため、1段目のピ
ーク値を超える力を加えると、そのままの勢いで一気に
2段目のピーク値であるホに到って一気に接続されてし
まい、途中で止まることがなく、接続完了することがで
きることになる。
【0020】一方、プラグ1からソケット本体8を取り
外すに当たっては、解除リング15を押さえリング14
とともにスプリング21に抗して移動させて鋼球13の
上端部を解除時鋼球逃がし凹部17に対向させた状態で
プラグ1をソケット本体8から引き抜くものである。な
お、本実施形態のものは、Oリング6を前後に2個設け
ることを前提としたものであるが、本実施形態の技術思
想をOリング6を1個だけ設けるものに適用することも
可能であり、この場合には、ニで示す1段目のピーク値
を超えるのみで、接続が完了するものである。
【0021】次に、図4乃至図7に基づいて本発明の他
の実施形態につき説明する。本実施形態のプラグ1、ソ
ケット7の基本的な構造は上記した図1、図2に示した
実施形態と同様であるので、重複する構成についての説
明は省略し、図1、図2に示した実施形態と異なる構成
につき説明する。すなわち、本実施形態において、軸方
向の前側のOリング6aの小径筒部9による押し潰し率
を、軸方向の後側のOリング6bの小径筒部9による押
し潰し率よりも大きく設定してある。つまり、軸方向の
前側のOリング6aの小径筒部9による押し潰し率を、
軸方向の後側のOリング6bの小径筒部9による押し潰
し率よりも大きくすることにより、図7に示すように、
挿入時における1段目のピーク値(図7においてヘで示
す)が高くなって、1段目のピーク値であるへを超える
際に大きな力が必要となり、この1段目のピーク値であ
るヘを超えるに当たって大きな力を加えることで、鋼球
13がテーパ部4に到って鋼球側面押し部19によりス
プリング21を押しはじめて発生する荷重がピークにな
る時点であるトを通り過ぎて、そのまま、途中の平坦部
分で止まることなく最後のチで示す最終段階で後側のO
リング6bの線径の中心部分が押し潰されるピーク値ま
で到って最後まで一気に接続されてしまうものであっ
て、途中で止まることがないものである。
【0022】ここで、軸方向の前側のOリング6aの小
径筒部9による押し潰し率を、軸方向の後側のOリング
6bの小径筒部9による押し潰し率よりも大きく設定す
るに当たっては、例えば、図5に示すように前後のOリ
ング嵌め込み凹所32a、32bの溝深さを同じにし
て、前側のOリング6aの径を後側のOリング6bの径
よりも大きくする(例えば前側のOリング6aの潰し率
を23%とし、後側のOリング6bの潰し率を20%と
する)ものである。また、図6に示すように、前のOリ
ング嵌め込み凹所32aの溝深さを後のOリング嵌め込
み凹所32bの溝深さより浅くして、前側のOリング6
aの径と後側のOリング6bの径とを同じ径とすること
で、前後のOリング6a、6bの潰し率を変える(例え
ば前側のOリング6aの潰し率を23%とし、後側のO
リング6bの潰し率を20%とする)ようにしてもよい
ものである。なお潰し率の数値は上記の例にのみ限定さ
れるものではない。
【0023】次に、図8乃至図10に基づいて本発明の
他の実施形態につき説明する。本実施形態のプラグ1、
ソケット7の基本的な構造は上記した図1、図2に示し
た実施形態と同様であるので、重複する構成についての
説明は省略し、図1、図2に示した実施形態と異なる構
成につき説明する。すなわち、本実施形態においては軸
方向の前側のOリング6aのゴム硬度を軸方向の後側の
Oリング6bのゴム硬度よりも高く設定してある。つま
り、軸方向の前側のOリング6aのゴム硬度を軸方向の
後側のOリング6bのゴム硬度よりも高く設定すること
により、図10に示すように、挿入時における1段目の
ピーク値(図10においてリで示す)が高くなって、1
段目のピーク値であるリを超える際に大きな力が必要と
なり、この1段目のピーク値であるリを超えるに当たっ
て大きな力を加えることで、鋼球13がテーパ部4に到
って鋼球側面押し部19によりスプリング21を押しは
じめて発生する荷重がピークになる時点であるヌを通り
過ぎて、そのまま、途中の平坦部分で止まることなく最
終段階で後側のOリング6bの線径の中心部分が押し潰
されるピーク値であるルまで到って最後まで一気に接続
されてしまうものであって、途中で止まることがないも
のである。
【0024】ここで、前のOリング6aはニトリルゴム
製であって線径φ2.4mmでスプリング硬度80(J
IS HS)であり、後のOリング6bはエチレンプロ
ピレンゴム製であって線径φ2.4mmでスプリング硬
度70(JIS HS)であるり、また、上記前のOリ
ング6a、6bはいずれも内径がφ11mmである。も
ちろん、前後のOリング6a、6bの硬度の数値は上記
例にのみ限定されるものではない。
【0025】次に、図11乃至図13に基づいて本発明
の更に他の実施形態に基づいて説明する。本実施形態の
プラグ1、ソケット7の基本的な構造は上記した図1、
図2に示した実施形態と同様であるので、重複する構成
についての説明は省略し、図1、図2に示した実施形態
と異なる構成につき説明する。すなわち、本実施形態に
おいては、プラグ1の一端部に設けた小径部5が前小径
部5aと前小径部5aよりも外径が大きく且つ大径部3
よりも外径の小さな後小径部5bとで構成してあり、前
小径部5aに前のOリング嵌め込み凹所32aが形成さ
れて該前のOリング嵌め込み凹所32aに前のOリング
6aがはめ込んであって、該前のOリング6aの外周端
部が前小径部5aの外周面よりも外部に飛び出してお
り、また、後小径部5bに後のOリング嵌め込み凹所3
2bが形成されて該後のOリング嵌め込み凹所32bに
後のOリング6bがはめ込んであって、該後のOリング
6bの外周端部が後小径部5bの外周面よりも外部に飛
び出しており、この結果、後側のOリング6bの外径が
軸方向の前側のOリング6aの外径よりも大きくなって
いる。また、本実施形態においては、ソケット本体8の
小径筒部9の前部を前小径筒部9aとすると共に後部を
後小径筒部9bとし、前小径筒部9aの内径を後小径筒
部9bの内径よりも大きくしてある。そして、プラグ1
とソケット本体8とを接合する際における小径筒部9の
前小径筒部9aによる後側のOリング6bが押圧される
タイミングと、小径筒部9の後小径筒部9bによる前側
のOリング6aが押圧されるタイミングとを一致させて
あり、さらに、接合の際における両Oリング6a、6b
が同時に押圧されるピーク値であるワよりも前に鋼球1
3がテーパ部4に到って鋼球側面押し部19によりスプ
リング21を押しはじめて発生する荷重のピーク値であ
るヲがくるように設定してある。
【0026】しかして、この実施形態においては、挿入
時の最初のピーク値であるワが小さくて、挿入するとヲ
を超えて一気に最大のピーク値であるワに到って、途中
で止まることなく一気に接続が完了するものである。ま
た、最初のピーク値であるワを超えて、次のピーク値で
あるヲに至るまでの間でプラグ1又はソケット本体8を
押す力を解除すると、スプリング21のばね力によりプ
ラグ1が外れてしまって、従来のような接続完了と勘違
いすることがないものである。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1発明にあっては、プラ
グにソケットをはめ込む際における軸方向の前側のOリ
ングを小径筒部により押し潰す際の荷重がピークになる
時点と、鋼球がテーパ部に到って鋼球側面押し部により
スプリングを押しはじめて発生する荷重がピークになる
時点とを一致させてあるので、挿入時における1段目の
ピーク値が従来よりも高くなり、この結果、従来に比べ
て1段目を超える際に大きな力が必要となり、この1段
目を超えるに当たって大きな力を加えることで、そのま
ま、平坦な部分を一気に通り過ぎて2段目のピークを乗
り越えさせることができて、挿入の途中で止まることが
なくて、確実にプラグとソケットとの接続ができるもの
である。
【0028】また、請求項2記載の発明にあっては、軸
方向の前側のOリングの小径筒部による押し潰し率を、
軸方向の後側のOリングの小径筒部による押し潰し率よ
りも大きくしてあるので、挿入時における1段目のピー
ク値が従来よりも高くなって、1段目を超える際に大き
な力が必要となり、この結果、この1段目を超えるに当
たって大きな力を加えることで、そのまま、途中で止ま
ることなく最後まで一気に接続できるものであって、挿
入の途中で止まることがなくて、確実にプラグとソケッ
トとの接続ができるものである。
【0029】また、請求項3記載の発明にあっては、軸
方向の前端側のOリングのゴム硬度を軸方向の後側のO
リングのゴム硬度よりも高くしてあるので、挿入時にお
ける1段目のピーク値が従来よりも高くなって、1段目
を超える際に大きな力が必要となり、この結果、この1
段目を超えるに当たって大きな力を加えることで、その
まま、途中で止まることなく最後まで一気に接続できる
ものであって、挿入の途中で止まることがなくて、確実
にプラグとソケットとの接続ができるものである。
【0030】また、請求項4記載の発明にあっては、軸
方向の後側のOリングの外径を軸方向の前側のOリング
の外径よりも大きくし、ソケット本体の小径筒部の前部
の内径を小径筒部の後部の内径よりも大きくし、プラグ
1とソケット本体とを接合する際における小径筒部の前
部による後側のOリングが押圧されるタイミングと、小
径筒部の後部による前側のOリングが押圧されるタイミ
ングとを一致させ、接合の際における両Oリングが押圧
される時点よりも前に鋼球がテーパ部に到って鋼球側面
押し部によりスプリングを押しはじめて発生する荷重が
ピークになる時点がくるように設定してあるので、1段
目のピークを過ぎて2段目のピークに至るまでの間で接
続のためにプラグ又はソケット本体を押す力を解除した
場合、スプリングのばね力によりプラグ1が外れてしま
って、接続完了と勘違いすることがないものであり、ま
た、一般に挿入荷重は鋼球がテーパ部に到って鋼球側面
押し部によりスプリングを押す際の荷重よりも、2つの
Oリング6を押圧する際の荷重の方が大きいので、1段
目は軽く挿入し、途中で止まることなく2段目に到って
押し込むことで確実に接続することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のプラグとソケットの接続
途中の状態を示す一部破断した正面図である。
【図2】同上の要部拡大断面図である。
【図3】同上の挿入圧力特性を示すグラフである。
【図4】本発明の他の実施形態のプラグとソケットの接
続途中の状態を示す一部破断した正面図である。
【図5】同上の要部拡大断面図である。
【図6】同上の他の例の要部拡大断面図である。
【図7】同上の挿入圧力特性を示すグラフである。
【図8】本発明の他の実施形態のプラグとソケットの接
続途中の状態を示す一部破断した正面図である。
【図9】同上の要部拡大断面図である。
【図10】同上の挿入圧力特性を示すグラフである。
【図11】本発明の他の実施形態のプラグとソケットの
接続途中の状態を示す一部破断した正面図である。
【図12】同上の要部拡大断面図である。
【図13】同上の挿入圧力特性を示すグラフである。
【図14】従来例のプラグとソケットの接続途中の状態
を示す一部破断した正面図である。
【図15】同上の挿入圧力特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 プラグ 2 係止溝部 3 大径部 4 テーパ部 5 小径部 6 Oリング 6a 前のOリング 6b 後のOリング 7 ソケット 8 ソケット本体 9 小径筒部 10 傾斜孔部 11 大径筒部 12 鋼球挿入孔 13 鋼球 14 押さえリング 15 解除リング 16 鋼球当接部 17 解除時鋼球逃がし凹部 18 挿入時鋼球逃がし段部 19 鋼球側面押し部 20 挿入時逃がし側面構成部 21 スプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグに外周部に係止溝部を設けた大径
    部と、大径部の前端側にテーパ部を介して連出した大径
    部よりも径の小さい小径部とを設け、該小径部の外周部
    に軸方向に2列にOリングを取付け、ソケットの主体を
    構成するソケット本体に小径部の外径と略同じ内径とな
    った小径筒部と、小径筒部の前端側から内面部が傾斜し
    た傾斜孔部を介して連出した大径部と略同じ内径となっ
    た大径筒部とを設け、大径筒部に軸方向に長くなった長
    孔状の鋼球挿入孔を設けると共に該鋼球挿入孔に鋼球を
    挿入し、ソケット本体の外周部に押さえリングと解除リ
    ングとをそれぞれスライド自在に被嵌し、解除リングの
    内面部の中央部に鋼球当接部を設けると共に鋼球当接部
    よりも前端部側の内面部に解除時鋼球逃がし凹部を設け
    且つ鋼球当接部よりも後端部側の内面部に挿入時鋼球逃
    がし段部を設け、スプリングにより前方に押圧力が付与
    された押さえリングの前端部の内面部に鋼球の側面部を
    押圧するための鋼球側面押し部を設け、押さえリングの
    前端部の外面部に挿入時鋼球逃がし段部に対向した挿入
    時逃がし側面構成部を形成し、プラグにソケットをはめ
    込むに当たって、テーパ部を鋼球が乗り上げる際に鋼球
    が長孔状の鋼球挿入孔に対して軸方向に移動しながら鋼
    球側面押し部が押されることでスプリングに抗して押さ
    えリングがスライドして挿入時逃がし側面構成部が挿入
    時鋼球逃がし段部から離れて両者の間に形成される鋼球
    逃がし用凹所に鋼球の上端部が嵌まり込み且つ大径筒部
    が大径部に被嵌された状態で鋼球の下端部が係止溝部に
    嵌まり込んで鋼球の上端部が鋼球当接部に当接すると共
    に小径筒部が小径部に被嵌されて小径部により2列のO
    リングが押圧され、プラグからソケットを取り外すに当
    たって、解除リングを押さえリングとともにスプリング
    に抗して移動させて鋼球の上端部を解除時鋼球逃がし凹
    部に対向させた状態でプラグをソケット本体から引き抜
    くようにした管接続装置において、プラグにソケットを
    はめ込む際における軸方向の前側のOリングを小径筒部
    により押し潰す際の荷重がピークになる時点と、鋼球が
    テーパ部に到って鋼球側面押し部によりスプリングを押
    しはじめて発生する荷重がピークになる時点とを一致さ
    せて成ることを特徴とする管接続装置。
  2. 【請求項2】 プラグに外周部に係止溝部を設けた大径
    部と、大径部の前端側にテーパ部を介して連出した大径
    部よりも径の小さい小径部とを設け、該小径部の外周部
    に軸方向に2列にOリングを取付け、ソケットの主体を
    構成するソケット本体に小径部の外径と略同じ内径とな
    った小径筒部と、小径筒部の前端側から内面部が傾斜し
    た傾斜孔部を介して連出した大径部と略同じ内径となっ
    た大径筒部とを設け、大径筒部に軸方向に長くなった長
    孔状の鋼球挿入孔を設けると共に該鋼球挿入孔に鋼球を
    挿入し、ソケット本体の外周部に押さえリングと解除リ
    ングとをそれぞれスライド自在に被嵌し、解除リングの
    内面部の中央部に鋼球当接部を設けると共に鋼球当接部
    よりも前端部側の内面部に解除時鋼球逃がし凹部を設け
    且つ鋼球当接部よりも後端部側の内面部に挿入時鋼球逃
    がし段部を設け、スプリングにより前方に押圧力が付与
    された押さえリングの前端部の内面部に鋼球の側面部を
    押圧するための鋼球側面押し部を設け、押さえリングの
    前端部の外面部に挿入時鋼球逃がし段部に対向した挿入
    時逃がし側面構成部を形成し、プラグにソケットをはめ
    込むに当たって、テーパ部を鋼球が乗り上げる際に鋼球
    が長孔状の鋼球挿入孔に対して軸方向に移動しながら鋼
    球側面押し部が押されることでスプリングに抗して押さ
    えリングがスライドして挿入時逃がし側面構成部が挿入
    時鋼球逃がし段部から離れて両者の間に形成される鋼球
    逃がし用凹所に鋼球の上端部が嵌まり込み且つ大径筒部
    が大径部に被嵌された状態で鋼球の下端部が係止溝部に
    嵌まり込んで鋼球の上端部が鋼球当接部に当接すると共
    に小径筒部が小径部に被嵌されて小径部により2列のO
    リングが押圧され、プラグからソケットを取り外すに当
    たって、解除リングを押さえリングとともにスプリング
    に抗して移動させて鋼球の上端部を解除時鋼球逃がし凹
    部に対向させた状態でプラグをソケット本体から引き抜
    くようにした管接続装置において、軸方向の前側のOリ
    ングの小径筒部による押し潰し率を、軸方向の後側のO
    リングの小径筒部による押し潰し率よりも大きくして成
    ることを特徴とする管接続装置。
  3. 【請求項3】 プラグに外周部に係止溝部を設けた大径
    部と、大径部の前端側にテーパ部を介して連出した大径
    部よりも径の小さい小径部とを設け、該小径部の外周部
    に軸方向に2列にOリングを取付け、ソケットの主体を
    構成するソケット本体に小径部の外径と略同じ内径とな
    った小径筒部と、小径筒部の前端側から内面部が傾斜し
    た傾斜孔部を介して連出した大径部と略同じ内径となっ
    た大径筒部とを設け、大径筒部に軸方向に長くなった長
    孔状の鋼球挿入孔を設けると共に該鋼球挿入孔に鋼球を
    挿入し、ソケット本体の外周部に押さえリングと解除リ
    ングとをそれぞれスライド自在に被嵌し、解除リングの
    内面部の中央部に鋼球当接部を設けると共に鋼球当接部
    よりも前端部側の内面部に解除時鋼球逃がし凹部を設け
    且つ鋼球当接部よりも後端部側の内面部に挿入時鋼球逃
    がし段部を設け、スプリングにより前方に押圧力が付与
    された押さえリングの前端部の内面部に鋼球の側面部を
    押圧するための鋼球側面押し部を設け、押さえリングの
    前端部の外面部に挿入時鋼球逃がし段部に対向した挿入
    時逃がし側面構成部を形成し、プラグにソケットをはめ
    込むに当たって、テーパ部を鋼球が乗り上げる際に鋼球
    が長孔状の鋼球挿入孔に対して軸方向に移動しながら鋼
    球側面押し部が押されることでスプリングに抗して押さ
    えリングがスライドして挿入時逃がし側面構成部が挿入
    時鋼球逃がし段部から離れて両者の間に形成される鋼球
    逃がし用凹所に鋼球の上端部が嵌まり込み且つ大径筒部
    が大径部に被嵌された状態で鋼球の下端部が係止溝部に
    嵌まり込んで鋼球の上端部が鋼球当接部に当接すると共
    に小径筒部が小径部に被嵌されて小径部により2列のO
    リングが押圧され、プラグからソケットを取り外すに当
    たって、解除リングを押さえリングとともにスプリング
    に抗して移動させて鋼球の上端部を解除時鋼球逃がし凹
    部に対向させた状態でプラグをソケット本体から引き抜
    くようにした管接続装置において、軸方向の前側のOリ
    ングのゴム硬度を軸方向の後側のOリングのゴム硬度よ
    りも高くして成ることを特徴とする管接続装置。
  4. 【請求項4】 プラグに外周部に係止溝部を設けた大径
    部と、大径部の前端側にテーパ部を介して連出した大径
    部よりも径の小さい小径部とを設け、該小径部の外周部
    に軸方向に2列にOリングを取付け、ソケットの主体を
    構成するソケット本体に小径部の外径と略同じ内径とな
    った小径筒部と、小径筒部の前端側から内面部が傾斜し
    た傾斜孔部を介して連出した大径部と略同じ内径となっ
    た大径筒部とを設け、大径筒部に軸方向に長くなった長
    孔状の鋼球挿入孔を設けると共に該鋼球挿入孔に鋼球を
    挿入し、ソケット本体の外周部に押さえリングと解除リ
    ングとをそれぞれスライド自在に被嵌し、解除リングの
    内面部の中央部に鋼球当接部を設けると共に鋼球当接部
    よりも前端部側の内面部に解除時鋼球逃がし凹部を設け
    且つ鋼球当接部よりも後端部側の内面部に挿入時鋼球逃
    がし段部を設け、スプリングにより前方に押圧力が付与
    された押さえリングの前端部の内面部に鋼球の側面部を
    押圧するための鋼球側面押し部を設け、押さえリングの
    前端部の外面部に挿入時鋼球逃がし段部に対向した挿入
    時逃がし側面構成部を形成し、プラグにソケットをはめ
    込むに当たって、テーパ部を鋼球が乗り上げる際に鋼球
    が長孔状の鋼球挿入孔に対して軸方向に移動しながら鋼
    球側面押し部が押されることでスプリングに抗して押さ
    えリングがスライドして挿入時逃がし側面構成部が挿入
    時鋼球逃がし段部から離れて両者の間に形成される鋼球
    逃がし用凹所に鋼球の上端部が嵌まり込み且つ大径筒部
    が大径部に被嵌された状態で鋼球の下端部が係止溝部に
    嵌まり込んで鋼球の上端部が鋼球当接部に当接すると共
    に小径筒部が小径部に被嵌されて小径部により2列のO
    リングが押圧され、プラグからソケットを取り外すに当
    たって、解除リングを押さえリングとともにスプリング
    に抗して移動させて鋼球の上端部を解除時鋼球逃がし凹
    部に対向させた状態でプラグをソケット本体から引き抜
    くようにした管接続装置において、軸方向の後側のOリ
    ングの外径を軸方向の前側のOリングの外径よりも大き
    くし、ソケット本体の小径筒部の前部の内径を小径筒部
    の後部の内径よりも大きくし、プラグとソケット本体と
    を接合する際における小径筒部の前部による後側のOリ
    ングが押圧されるタイミングと、小径筒部の後部による
    前側のOリングが押圧されるタイミングとを一致させ、
    接合の際における両Oリングが押圧される時点よりも前
    に鋼球がテーパ部に到って鋼球側面押し部によりスプリ
    ングを押しはじめて発生する荷重がピークになる時点が
    くるように設定して成ることを特徴とする管接続装置。
JP9013485A 1997-01-28 1997-01-28 管接続装置 Withdrawn JPH10213283A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9013485A JPH10213283A (ja) 1997-01-28 1997-01-28 管接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9013485A JPH10213283A (ja) 1997-01-28 1997-01-28 管接続装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10213283A true JPH10213283A (ja) 1998-08-11

Family

ID=11834430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9013485A Withdrawn JPH10213283A (ja) 1997-01-28 1997-01-28 管接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10213283A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4500416B2 (ja) * 1999-10-26 2010-07-14 サーパス工業株式会社 連結装置
WO2017099084A1 (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 日東工器株式会社 管継手
CN117338406A (zh) * 2023-09-25 2024-01-05 湖南凯美达医疗器械有限公司 一种可拿取方式切换的yag激光美容手具

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4500416B2 (ja) * 1999-10-26 2010-07-14 サーパス工業株式会社 連結装置
WO2017099084A1 (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 日東工器株式会社 管継手
TWI636213B (zh) * 2015-12-10 2018-09-21 日東工器股份有限公司 Pipe joint
CN117338406A (zh) * 2023-09-25 2024-01-05 湖南凯美达医疗器械有限公司 一种可拿取方式切换的yag激光美容手具
CN117338406B (zh) * 2023-09-25 2024-05-28 湖南凯美达医疗器械有限公司 一种拿取方式可切换的yag激光美容手具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8240719B2 (en) Adaptor and method for converting standard tube fitting/port to push-to-connect tube fitting/port
EP1033522B1 (en) Chuck and tube joint
JP2004169758A (ja) 継手
JP2016148457A5 (ja)
ZA200108608B (en) Fitting or mounting for producing a press joint with an inserted tube end.
EP1310720A3 (en) Improvements in or relating to tube couplings
CA2637939C (en) Adaptor and method for converting standard tube fitting/port to push-to-connect tube fitting/port
US6068303A (en) Tube for connection to female socket
US5112089A (en) Rapid assembly connector
JPH10213283A (ja) 管接続装置
KR20000071451A (ko) 수지제 관조인트의 이너링 압입지그
JP2006509161A (ja) ホース連結具および方法
US2534199A (en) Threadless tube coupling
JP2007255667A (ja) 継手付ホースの製造方法及びこれに用いるかしめ具
JP2002061785A (ja) ワンタッチ継手
KR101918082B1 (ko) 약압 압착식 관 이음쇠 및 그 압착 방법
JP2002022079A (ja) 継手金具付ホース及びその製造方法
US4765659A (en) High pressure tube attachment mechanism
JP4422834B2 (ja) 差込み式管継手
JP3527836B2 (ja) 管継手
JP2022175808A (ja) 継手付パイプの製造方法
JP3226382B2 (ja) 継手金具
US20240068606A1 (en) Connection of a pipe-like component with a connecting part
JPH0237353Y2 (ja)
JPH1137316A (ja) 液圧機器の栓部材

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040406