JP2004169758A - 継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】継手は、略円筒状をなす継手本体11とコア部材30とからなり、継手本体11の基端部内にコア部材30の内端部が挿着されることにより構成されている。コア部材30の継手本体11への内嵌状態において、コア部材30の内端部外周面と継手本体11の基端部内周面との間には空隙35が設けられている。そして、継手本体11に接続された樹脂パイプ16に曲げ応力が加わったときには、コア部材30は前記空隙35により樹脂パイプ16の変形に追従して継手本体11の軸線14と交差する方向への動きが許容され、樹脂パイプ16の変形が防止されるようになっている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば水道配管、温水配管等と樹脂パイプとの間を接続する継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば水道配管に、架橋ポリエチレン又はポリブテン製の樹脂パイプを接続するために継手が使用されている。この種の継手としては、以下に示すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、内部に樹脂パイプを接続可能に構成した継手本体と、樹脂パイプの端部に内嵌されるコア部材と、継手本体から樹脂パイプを抜け止め保持するためのロックリングとを備えているタイプのものである。
【0003】
前記継手本体の中央部内周面には溝部が周設され、その溝部にはOリングが嵌着されている。また、前記コア部材は略円筒状をなし、その外端側には樹脂パイプの内側に嵌入可能な外径を有する筒部が形成され、該筒部の略中央部外周面には収容溝が周設されている。この収容溝にはシールリングが嵌着され、樹脂パイプの端部にコア部材が内嵌された際には、樹脂パイプの端部内周面と筒部の外周面との間をシールするようになっている。そして、コア部材が内嵌された樹脂パイプを継手本体内に挿入すると、前記Oリングの内周面とコア部材の内端部外周面とが密接されることにより、継手本体の内周面とコア部材の内端部外周面との間が完全にシールされるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001―254884号公報 (第3〜5頁、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来構成の場合、継手本体の内周面とコア部材の内端部外周面との間が密接し、コア部材の内端部が継手本体内に実質上固定されている。このため、樹脂パイプに対して曲げ応力が加わった際には、樹脂パイプが前記曲げ応力に応じて変形される。従って、コア部材の外周面の収容溝に嵌着されたシールリングと樹脂パイプの端部内周面との間に隙間が生じ、その部分を通じて漏水するおそれがあるという問題があった。
【0006】
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、樹脂パイプの変形を防ぎ、コア部材の外周面と樹脂パイプの内周面との間の隙間をなくして漏水を防止することができる継手を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の継手は、筒状をなし、基端部には管体が接続され、先端部には樹脂パイプが挿入されて接続されるとともに、中央部内周面は基端部の内径よりも先端部の内径が大きくなる段差状に形成され、その段差部分に樹脂パイプの先端が当接される当接面が設けられた継手本体と、略円筒状をなし、内端部は継手本体の基端部内に挿着され、外端部は継手本体の先端部内に位置し、中央部外周面は内端部の外径よりも外端部の外径が小さくなる段差状に形成され、その段差部分に樹脂パイプの先端が係合される係合面が設けられ、内端部外周面と継手本体の基端部内周面との間には両者間をシールするシール手段が設けられるとともに、外端部外周面には樹脂パイプ内周面との間をシールするシール機構が設けられたコア部材と、継手本体の先端部に設けられ、樹脂パイプを抜け止め保持するための保持手段とを備え、前記コア部材の内端部外周面と継手本体の基端部内周面との間には、樹脂パイプに加わる曲げ応力による変形に追従して継手本体の軸線と交差する方向へのコア部材の動きを許容する空隙が設けられているものである。
【0008】
請求項2に記載の発明の継手は、請求項1に記載の発明において、前記継手本体の当接面の近傍位置には継手本体の軸線と直交する方向に延びる貫通孔が透設され、該貫通孔には継手本体の先端部から挿入された樹脂パイプが当接することにより継手本体の外周面から突出して視認できるような押出ピンが挿通支持されているものである。
【0009】
請求項3に記載の発明の継手は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記コア部材の内端部が継手本体の基端部内に挿着された状態で、コア部材のシール手段から係合面までの距離は、継手本体の当接面から押出ピンの樹脂パイプ当接部までの距離より長くなるように設定されているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、継手本体11は略円筒状をなし、その基端部外周面には第1雄ねじ部12が螺刻され、図示しない水道配管等の管体に螺合可能になっている。継手本体11の基端部内周面は基端部の内径よりも先端部の内径が大きくなる段差状に形成されており、その段差部分が第1当接面13となっている。
【0011】
継手本体11の軸線14方向の中央部内周面は、基端部の内径よりも先端部の内径が大きくなる段差状に形成され、その段差部分が第2当接面15となっている。この第2当接面15を境界として、第2当接面15よりも継手本体11の先端側には樹脂パイプ16等が挿入される空間が形成されている。また、第2当接面15の内端縁には、継手本体11の基端側に向かうに従い縮径する第1面取り部17が設けられている。
【0012】
第2当接面15より僅かに先端側には、略円柱状をなす貫通孔18が継手本体11の軸線14と直交する方向に延びるように1箇所形成されている。貫通孔18の内周面には第1段差部18aが形成され、その第1段差部18aよりも上方における孔径はその下方における孔径に比べて大きくなっている。第1段差部18aよりも上方には略円筒状をなすカラー19が嵌入されており、その内周面には第2段差部19aが設けられ、同第2段差部19aより内部に環状凹部19bが形成されている。そして、樹脂パイプ16の継手本体11内への挿入状態を視認するための略円柱状をなす押出ピン20が前記カラー19を介して貫通孔18に挿通支持されている。この押出ピン20の内端部は円錐形状をなし、内方に向かうほど縮径するテーパ面20aが形成されている。また、押出ピン20の中間部には大径部21が形成されており、この大径部21が前記環状凹部19bをスライドすることによって、押出ピン20が貫通孔18内を往復動可能に構成されている。
【0013】
貫通孔18内における押出ピン20の往復動は、押出ピン20の大径部21の内端面が貫通孔18の第1段差部18aに係合する位置と、大径部21の外端面がカラー19の第2段差部19aに係合する位置との間において規制されている。つまり、押出ピン20の外端部が貫通孔18内に没入し、内端部が貫通孔18から内方へ突出する位置と、押出ピン20の外端部が継手本体11の外周面から外方に突出し、内端部が貫通孔18内に没入する位置との間を変位しうる構成となっている。また、押出ピン20の外周面は赤色に着色されており、押出ピン20が継手本体11の外周面から外方に突出した際に押出ピン20の外端部が視認し易くなっている。
【0014】
図2に示すように、継手本体11内に樹脂パイプ16を挿入する以前は、押出ピン20の大径部21の内端面が貫通孔18の第1段差部18aに係合するとともに、押出ピン20の外端面と継手本体11の外周面とが面一となっている。一方、図1に示すように、樹脂パイプ16の先端が第2当接面15に当接した際には、押出ピン20の大径部21の外端面がカラー19の第2段差部19aに係合するとともに、押出ピン20の外端部が継手本体11の外周面から外方に突出するようになっている。
【0015】
継手本体11の先端部内周面には雌ねじ部22が螺刻され、略円筒状をなす押し輪23の先端部外周面に螺刻された第2雄ねじ部24が螺合されることにより、継手本体11の先端部に押し輪23が取付けられる。該押し輪23の中心には、挿入孔25が貫通形成されており、先端部内周面には挿入孔側端縁から継手本体11の軸線14方向内方に向かうに従い縮径する第2面取り部26が設けられている。
【0016】
継手本体11の内周部において、雌ねじ部22よりも基端側には、内周全体にわたって係止段部27が形成されている。この係止段部27と押し輪23の先端面との間には、樹脂パイプ16を抜け止め保持する保持手段としての一対のロックリング28が、その間に円環状のスペーサ29を介装した状態で挟着されている。図3に示すように、これらロックリング28は、ステンレス鋼等の金属材料製の円環状をなすベースリング28aと、ベースリング28aから内方へ同一長さで一定の角度をもって突出する複数の規制片28bとからそれぞれ構成されている。
【0017】
そして、継手本体11内に接続された樹脂パイプ16に引き抜き力が作用したときには、両ロックリング28の各規制片28bの先端が樹脂パイプ16の外周面にそれぞれ食い込むことにより、樹脂パイプ16は継手本体11内に抜け止め保持されるようになっている。このため、継手は、継手本体11内に樹脂パイプ16を挿入する作業のみで樹脂パイプ16を挿着することができるワンタッチ継手として構成されている。
【0018】
図2に示すように、コア部材30は略円筒状をなし、その内端部が継手本体11の基端部内に挿着されている。継手本体11の先端部内周面とコア部材30の外端部外周面との間には樹脂パイプ挿入空間31が設けられ、該樹脂パイプ挿入空間31の厚みは樹脂パイプ16の厚みと略同一に設定されている。コア部材30の外周面は内端部の外径よりも外端部の外径が小さくなる段差状に形成されており、その段差部分が係合面32となっている。この係合面32とコア部材30の内端面との継手本体11の軸線14方向への距離は、継手本体11内の第2当接面15と第1当接面13との前記軸線14方向への距離と略同一に形成されている。そして、図1に示すように、継手本体11に樹脂パイプ16が接続された際には、その先端が継手本体11内の第2当接面15に当接するとともに、コア部材30の係合面32に係合するようになっている。
【0019】
係合面32よりも内端側には一対の第1収容溝33が周設され、各第1収容溝33にはゴム材料製の断面円形状をなすシール手段としてのOリング34が嵌着されている。そして、継手本体11の基端部内周面に各Oリング34の外周面がそれぞれ密接されることにより、継手本体11の基端部内周面とコア部材30の内端部外周面との間がシールされるようになっている。また、コア部材30の内端部外周面と継手本体11の基端部内周面との間には前記軸線14方向に均一の間隔を有する空隙35が設けられている。この空隙35は継手本体11に接続された樹脂パイプ16に加わる曲げ応力による樹脂パイプ16の変形に追従して、継手本体11の軸線14と交差する方向へのコア部材30の動きを許容するためのものである。従って、空隙35はコア部材30の内端部を継手本体11の基端部内に挿入するために必要な設計上の隙間よりも大きくなるように設定しなければならない。具体的にはその空隙35は、好ましくは0.05〜0.5mm、さらに好ましくは0.1〜0.2mmに設定される。
【0020】
この空隙35が0.05mm未満では、コア部材30の内端部外周面と継手本体11の基端部内周面との間がほぼ密接された状態となり、コア部材30がその内端部を介して継手本体11内に実質上固定される。このため、継手本体11に接続された樹脂パイプ16に対して曲げ応力が加わった際には、継手本体11の軸線14と交差する方向へのコア部材30の動きが抑制され、樹脂パイプ16のみが前記曲げ応力に応じて変形する。従って、コア部材30の外端部外周面と樹脂パイプ16の端部内周面との間に隙間が生じ、この隙間を通じて漏水するおそれがある。一方、0.5mmを越えると、前記シールリング39によるコア部材30の内端部外周面と継手本体11の基端部内周面との間のシール状態を保持することが困難になり、空隙35を通じて漏水するおそれがある。加えて、継手本体11内へのコア部材30の仮固定が不十分となり、継手本体11内に樹脂パイプ16を挿入する際にはコア部材30にがたつきが生じ、接続し難くなる可能性がある。
【0021】
また、先端側のOリング34から係合面32までの距離(a)は、継手本体11内に挿入された樹脂パイプ16の先端が前記押出ピン20と当接し、その外端部が継手本体11の外周面から外方へ最大量突出したときの押出ピン20の樹脂パイプ当接部37から係合面32までの距離(b)よりも長く設定されている。このため、樹脂パイプ16の先端が第2当接面15に当接せず、押出ピン20のテーパ面20aの先端と第2当接面15との間に位置したときでも、一対のOリング34によって継手本体11の基端部内周面とコア部材30の内端部外周面との間のシール状態が保持されるようになっている。
【0022】
前記係合面32よりも外端側は円筒状の筒部36となっており、その外径は樹脂パイプ16の内径と略同一に形成されている。また、コア部材30の外端部外周面、つまり筒部36の外周面には継手本体11の軸線14方向に沿って一対の第2収容溝38が周設され、各第2収容溝38にはシール機構を構成するシールリング39が嵌着されている。図2及び図3に示すように、シールリング39には筒部36の外周面よりも径方向外側に突出する突出部39aが形成され、該突出部39aよりも外端側には筒部36の外周面と略面一に形成された外周面を有する平坦部39bが設けられている。そして、継手本体11に樹脂パイプ16が挿入接続されたときには、樹脂パイプ16の内周面に各シールリング39の外周面がそれぞれ密接されることにより、樹脂パイプ16の内周面と筒部36の外周面との間がシールされるようになっている。
【0023】
前記継手本体11と、継手本体11に内嵌されるコア部材30と、継手本体11に挿入接続された樹脂パイプ16を抜け止め保持するためのロックリング28等とにより本実施形態の継手が構成されている。
【0024】
次に、前記継手の作用について以下に記載する。
さて、図2に示すような継手を組み立てる場合には、まず図3に示すように、継手本体11内にコア部材30を挿入する。このとき、継手本体11内の第1面取り部17がコア部材30の挿入案内の役割をし、コア部材30の内端面が継手本体11内の第1当接面13に当接するまで挿入する。次いで、スペーサ29が介装された一対のロックリング28を継手本体11内に挿入し、係止段部27に係止させる。そして、継手本体11の先端部内周面の雌ねじ部22に押し輪23の第2雄ねじ部24を螺合し、継手本体11の先端部に押し輪23を取付け、その先端面と係止段部27との間に一対のロックリング28を挟着する。
【0025】
次いで、継手本体11に樹脂パイプ16を接続する場合には、まず樹脂パイプ16の先端を樹脂パイプ挿入空間31に挿入する。このとき、前記押し輪23の第2面取り部26が樹脂パイプ16の挿入案内の役割をし、樹脂パイプ16の端部にコア部材30の筒部36が内嵌される。そして、図4に示すように、樹脂パイプ16の端部がシールリング39を通過するときには、まずシールリング39の平坦部39bが最初に樹脂パイプ16に内挿され、続いて突出部39aが内挿される。樹脂パイプ16を継手本体11の内奥側へさらに挿入すると、両ロックリング28の各規制片28bの先端が外方へ押圧されながら樹脂パイプ16にそれぞれ摺接される。このとき、樹脂パイプ16は各規制片28bの元に戻ろうとする力に基づく内方への付勢力に抗して継手本体11の内奥側へ挿入される。
【0026】
図5に示すように、樹脂パイプ16を継手本体11の内奥側へさらに挿入すると、もう1つの第2収容溝38に嵌着されたシールリング39も同様に樹脂パイプ16に内挿されるとともに、樹脂パイプ16の先端が押出ピン20のテーパ面20aに当接する。このテーパ面20aは内方に向かうほど縮径しているため、樹脂パイプ16によって側方から力を受けると、その力が径方向の力に変換され、押出ピン20の大径部21が環状凹部19b内を外方へ移動する。このとき、押出ピン20の外端部が貫通孔18内に没入した状態から外方へ突出し、押出ピン20の外周面の赤色の着色が視認される。そして、樹脂パイプ16をさらに内奥側へ押し込むにつれて押出ピン20は大径部21を介して徐々に外方へ移動し、樹脂パイプ16の先端が前記テーパ面20aの先端まで摺動したとき、押出ピン20の外端部の突出量は最大となる。
【0027】
続いて、図1に示すように、樹脂パイプ16の先端が継手本体11内の第2当接面15及びコア部材30の係合面32に当接するまで樹脂パイプ16を継手本体11の内奥側へさらに挿入する。その後、二点鎖線で示すように、継手本体11に接続された樹脂パイプ16に曲げ応力が加わったときには、コア部材30は前記空隙35により樹脂パイプ16の変形に追従した動きが許容される。また、樹脂パイプ16に引き抜き力が作用したときには、両ロックリング28の各規制片28bの先端が樹脂パイプ16の外周面に食い込むことにより、樹脂パイプ16は継手本体11内に抜け止め保持される。そして、継手本体11に内嵌されたコア部材30にその抜け出し方向への力が作用したときには、前記係合面32が樹脂パイプ16の先端に係合することによりコア部材30の動きが規制される。
【0028】
以上の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 本実施形態の継手は、継手本体11にコア部材30が内嵌して構成されており、コア部材30の内端部外周面と継手本体11の基端部内周面との間には空隙35が設けられている。このため、継手本体11に接続された樹脂パイプ16に曲げ応力が加わったときには、コア部材30は前記空隙35により樹脂パイプ16の変形に追従して継手本体11の軸線14と交差する方向への動きが許容され、樹脂パイプ16の変形を防ぐことができる。このとき、樹脂パイプ16の端部内周面に各シールリング39の外周面がそれぞれ密接された状態が維持されるため、コア部材30の外周面と樹脂パイプ16の内周面との間の隙間をなくして漏水を防止することができる。
【0029】
・ また、継手本体11内の第2当接面15より僅かに先端側には貫通孔18が設けられ、この貫通孔18には押出ピン20が挿通支持されている。そして、継手本体11内に樹脂パイプ16を挿入する際には、樹脂パイプ16の先端が押出ピン20のテーパ面20aに当接することにより、押出ピン20の外端部が貫通孔18から突出するようになっている。このため、押出ピン20の外端部が継手本体11の外周面から外方へ突出しているか否かによって樹脂パイプ16の挿入状態を容易に視認することができる。
【0030】
・ さらに、コア部材30の先端側のOリング34から係合面32までの距離(a)は、押出ピン20の樹脂パイプ当接部37から係合面32までの距離(b)よりも長く設定されている。このため、樹脂パイプ16の先端が押出ピン20の樹脂パイプ当接部37と第2当接面15との間で止まっているときでも、一対のOリング34によって継手本体11の基端部内周面とコア部材30の内端部外周面との間のシール状態が保持され、両者間の空隙35を通じての漏水を防止することができる。
【0031】
・ 前記第2収容溝38に嵌着されたシールリング39には、コア部材30の筒部36の外周面と略面一に形成された外周面を有する平坦部39bが設けられ、該平坦部39bよりも内端側には突出部39aが設けられている。このため、樹脂パイプ16の先端がシールリング39の突出部39aに突き当たるときには、既に同シールリング39の平坦部39bが樹脂パイプ16に内挿された状態にある。従って、樹脂パイプ16の先端が斜めに切断され、その先端部分がシールリング39の突出部39aに当たった状態から樹脂パイプ16をさらに内奥側へ押し込んだとしても、第2収容溝38からのシールリング39の抜け出しを効果的に抑制することができる。
【0032】
・ 継手本体11の軸線14方向に沿って並んで配置される一対のシールリング39によって樹脂パイプ16の端部の内周面とコア部材30の筒部36の外周面との間をシールするようにしているので、高いシール性を発揮することができる。
【0033】
・ 押出ピン20の外周面は赤色に着色されているため、継手本体11の外周面から外方に突出した際の押出ピン20の外端部を容易に視認することができる。
【0034】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ コア部材30の先端側のOリング34から係合面32までの距離(a)が、押出ピン20の前記軸線14方向外端から係合面32までの距離よりも長く設定される構成を採用してもよい。このように構成した場合、押出ピン20の外端部が継手本体11の外周面から僅かに外方に突出した状態を以って樹脂パイプ16の接続を完了した場合でも、コア部材30の内端部外周面と継手本体11の基端部内周面との間のシール性能を確実に維持することができる。
【0035】
・ 押出ピン20の内端部の形状をかまぼこ状、三角柱状等に変更してもよい。
・ コア部材30の内端部を継手本体11の軸線14方向外方に向かうに従い僅かに縮径するテーパ状に形成してもよい。すなわち、前記空隙35は継手本体11の軸線14方向外方に向かうに従い僅かに拡大される。このように構成した場合、継手本体11に接続された樹脂パイプ16に曲げ応力が加わったときには、コア部材30は樹脂パイプ16の変形に追従できる許容範囲が大きくなり、樹脂パイプ16の変形をさらに効果的に防ぐことができる。
【0036】
・ 本実施形態の継手の保持手段を次のように構成してもよい。
即ち、継手本体11の先端部内周面には、継手本体11の軸線14方向外方に向かうに従い拡径するテーパ面が形成される。継手本体11と押し輪23との間には保持手段としての前記軸線14方向に延びる切り割りが形成され、その外周面に継手本体11内のテーパ面に対応するテーパ面を有する押圧リングが介装される。
【0037】
継手に樹脂パイプ16を接続するときには、樹脂パイプ16を継手本体11内に挿入した後、スパナ等を用いて押し輪23を継手本体11に締付ける。このとき、押圧リングは、継手本体11内のテーパ面によってガイドされることにより縮径しながら継手本体11内に押し込まれ、押圧リングの内周面が樹脂パイプ16の外周面に圧接することにより、樹脂パイプ16は継手本体11内に抜け止め保持される。
【0038】
・ コア部材30の筒部36に設けられた各第2収容溝38に嵌着されるシールリング39の形状を断面円形状、断面楕円形状等に変更してもよい。
・ 継手本体11の基端部内周面にコア部材30の内端部外周面との間をシールするシール手段を設ける構成を採用してもよい。すなわち、継手本体11の基端部内周面に一対の第1収容溝33が周設されるとともに、各第1収容溝33にはOリング34が嵌着される。
【0039】
・ コア部材30の外端部外周面と樹脂パイプ16の端部内周面との間をシールするシールリング39の数は一対に限定されるものでなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
【0040】
・ 押出ピン20の外周面を黄色、緑色等の赤色以外の色で着色してもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記コア部材はその内端部外周面と継手本体の基端部内周面との間に設けられたシール手段によって継手本体内に仮固定されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の継手。この構成によれば、コア部材を継手本体に予め挿入接続しておくことができる。
【0041】
・ 前記コア部材に設けられたシール機構にはシールリングが用いられ、該シールリングには外端部外周面よりも径方向外側に突出する突出部が形成され、該突出部よりも外端側には外端部外周面と略面一に形成された外周面を有する平坦部が設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の継手。この構成によれば、継手本体に樹脂パイプを接続する際に、シール機構を確実に維持することができる。
【0042】
・ 前記継手本体の内周部には係止段部が形成され、先端部には押し輪が螺合接続され、係止段部と押し輪の先端面との間には樹脂パイプを抜け止め保持するための保持手段が介装されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の継手。この構成によれば、樹脂パイプを継手本体内に容易に挿入することができるとともに、樹脂パイプの抜け止めを効果的に行うことができる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の継手によれば、樹脂パイプの変形を防ぎ、コア部材の外周面と樹脂パイプの内周面との間の隙間をなくして漏水を防止することができる。
【0044】
請求項2に記載の発明の継手によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、樹脂パイプの挿入状態を容易に視認することができる。
請求項3に記載の発明の継手によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、コア部材の内端部外周面と継手本体の基端部内周面との間のシール性能を確実に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の継手に樹脂パイプを接続した状態を示す部分破断側面図。
【図2】継手を示す部分破断側面図。
【図3】継手を示す分解側断面図。
【図4】継手本体内に樹脂パイプを挿入し始めた状態の部分破断側面図。
【図5】樹脂パイプの先端が押出ピンに当接した状態を示す部分破断側面図。
【符号の説明】
11…継手本体、14…軸線、15…当接面としての第2当接面、16…樹脂パイプ、18…貫通孔、20…押出ピン、28…保持手段としてのロックリング、30…コア部材、32…係合面、34…シールリングとしてのOリング、35…空隙、37…樹脂パイプ当接部、39…シール機構を構成するシールリング。
Claims (3)
- 筒状をなし、基端部には管体が接続され、先端部には樹脂パイプが挿入されて接続されるとともに、中央部内周面は基端部の内径よりも先端部の内径が大きくなる段差状に形成され、その段差部分に樹脂パイプの先端が当接される当接面が設けられた継手本体と、略円筒状をなし、内端部は継手本体の基端部内に挿着され、外端部は継手本体の先端部内に位置し、中央部外周面は内端部の外径よりも外端部の外径が小さくなる段差状に形成され、その段差部分に樹脂パイプの先端が係合される係合面が設けられ、内端部外周面と継手本体の基端部内周面との間には両者間をシールするシール手段が設けられるとともに、外端部外周面には樹脂パイプ内周面との間をシールするシール機構が設けられたコア部材と、継手本体の先端部に設けられ、樹脂パイプを抜け止め保持するための保持手段とを備え、前記コア部材の内端部外周面と継手本体の基端部内周面との間には、樹脂パイプに加わる曲げ応力による変形に追従して継手本体の軸線と交差する方向へのコア部材の動きを許容する空隙が設けられていることを特徴とする継手。
- 前記継手本体の当接面の近傍位置には継手本体の軸線と直交する方向に延びる貫通孔が透設され、該貫通孔には継手本体の先端部から挿入された樹脂パイプが当接することにより継手本体の外周面から突出して視認できるような押出ピンが挿通支持されている請求項1に記載の継手。
- 前記コア部材の内端部が継手本体の基端部内に挿着された状態で、コア部材のシール手段から係合面までの距離は、継手本体の当接面から押出ピンの樹脂パイプ当接部までの距離より長くなるように設定されている請求項1又は請求項2に記載の継手。
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