JPS639677Y2 - - Google Patents

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JPS639677Y2
JPS639677Y2 JP1983192676U JP19267683U JPS639677Y2 JP S639677 Y2 JPS639677 Y2 JP S639677Y2 JP 1983192676 U JP1983192676 U JP 1983192676U JP 19267683 U JP19267683 U JP 19267683U JP S639677 Y2 JPS639677 Y2 JP S639677Y2
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JP
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pressing
pipe
passage
hole
enlarged diameter
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JP1983192676U
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JPS60100490U (ja
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  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は岩盤内に高圧流体を送流するようにし
た送流孔入口に使用するパツキング装置に関する
ものである。
従来のパツキング装置は気密性が低く、数100
気圧の流体に対しては使用不可能であつた。
そこで、本考案は従来の問題点を解消するため
に、高圧の漏洩し易い流体を確実に封じ込めるこ
とができる、パツキング装置を提供するにある。
本考案の実施例を図面にしたがつて説明する
と、第1図において、1は長さ方向の中央部に先
端にまで貫設した圧力流体通路2を有するパイプ
で、その先端部には、背面が先端側に向かつて傾
斜した拡径円錐部3を形成してあり、基端部には
通路2に圧力流体を供給するポンプ等に接続され
るホース(図示せず)を接続してある。
4は通路2の先端に連通させてパイプ1の円錐
部先端面中央に穿設した凹所で、この中に通路2
の開口端を閉止するポペツト5と該ポペツト5を
押圧するバネ6を内装していると共に凹所4の開
口端に、中央に該凹所4内に連通する通孔7を貫
設したボルト体8を螺合させ、このボルト体8の
内端面で前記バネ6の一端部を受止させて差圧弁
9を形成してある。
10,10′はパイプ1の外周面に摺動可能に
嵌合した一対の押圧体で、小間隔を存して対向さ
せてあり、これらの対向面と反対側の面の内周部
にくさび状の突起11,11′を一体に周設して
ある。
12は中心部にパイプ1の基端部外周面に設け
た雄ねじ13と螺合する雌ねじ14を有する締付
部材で、前記一方の押圧体10′と対向する円板
形状のフランジ15を雌ねじ14と一体に設けて
なるものである。なお、拡径部3、押圧体10,
10′、フランジ15の外径はそれぞれ略等しく
形成する。さらに16および16′は拡径部3と
押圧体10および押圧体10′と締付部材12の
フランジ15との間に嵌合した押圧体10等の径
よりもやや大きい径のゴム、樹脂等よりなる環状
の可変形弾性体である。17,17′はパイプ1
の外周に設けた凹所に嵌装したシールで、パイプ
1と押圧体10,10′との間を水密にしている。
18は押圧体10と10′との間に生じる空間1
9に向けて、パイプ1に穿孔した通路2と連通し
た開口である。
上記のように構成したパツキング装置を岩盤2
0に穿つた先端が閉塞した孔21内に挿入する。
この挿入に当つて、孔21の径は押圧体10の径
よりも大きく、可変形弾性体16,16′の径と
略等しくしてあるので、可変形弾性体16,1
6′は孔21の壁面22に接し乍ら挿入される。
この状態で、加圧ポンプで通路2内へ流体を送入
すると差圧弁9のポペツト5がばね6によつて通
路2を閉塞しているので、孔21側へは流入せず
通路2内の流体は開口18から空間19内に流入
する。空間19内に入つた流体の圧力はばね6の
弾性力に抗するだけの圧力になるまで、押圧体1
0,10′に作用する。押圧体10は拡径部3の
方向へ移動し、可変形弾性体16を押圧変形させ
る。この変形は拡径部3と押圧体10とパイプ1
とで拘束されているので孔21の壁面22の方向
に変形し、可変形弾性体16は孔21の壁面22
に密着する。さらに押圧体10のくさび状突起1
1や拡径部3の形状によつて弾性体16を壁面2
2の方向に拡張することができ、壁面22への押
圧力は大きくなる。押圧体10′によつても同様
に弾性体16′を壁面22に変形させる。この弾
性体16,16′の壁面22への密着度合や押圧
力の大きさは空間19に作用する流体圧力に比例
する。
さらに、加圧水を通路2内に送給してその圧力
がポペツト5を押す力がばね6の弾力に抗する大
きさ以上になると流体は凹所4をへて、ボルト8
の孔7を通り孔21に流入する。このとき、空間
19内ではばね6のポペツト5を押圧するだけの
圧力が常に作用している。孔21内に流入した流
体が孔21内に充満し、さらに加圧して孔21内
の圧力が上昇する。このときの空間19の圧力は
孔21内の圧力にばね6の押圧力だけ大きい圧力
が作用しており、その圧力は弾性体16,16′
を壁面22に押圧するように作用している。この
弾性体16,16′の壁面22への密着と押圧力
による摩擦力によつて、孔21内の流体の止水を
果すとともに、流体の拡径部3等のパイプ1端面
に作用する力に抗する。このように孔21内より
も常に高い圧力で可変形弾性体16,16′を壁
面に変形させているのである。さらに、流体の圧
力を上昇させると孔21内の圧力はその壁面22
に作用するとともに、拡径部3の孔21側端面に
も作用する。この作用によつてパツキング装置全
体は孔外(後方)に移動しようとするが、可変形
弾性体16と壁面22との摩擦抵抗は、可変形弾
性体16と拡径部3の円錐面との摩擦抵抗よりも
大きいので、弾性体16は壁面22を滑らず、円
錐面も滑動する。
このため、弾性体16は拡径部3の外周面と壁
面22との隙間25にくい込むように進入し、く
さびの作用をするので、弾性体16が後退するこ
とがない。こうして、さらに流体圧を上昇させて
孔21内の圧力によつて岩盤20を破砕するので
ある。破砕が終ると、締付部材12を逆に回転さ
せて、可変形弾性体16,16′を元の状態に復
帰させ、パツキング装置を孔21から取り出すこ
とができ、再び使用することができるのである。
なお、上記第1図においては、可変形弾性体1
6,16′の径を孔21の径と略等しくしたが、
第2図に示すように空間19内に押圧体10,1
0′に当接し、開口18と連通する開口23を有
するリング24あるいはばねを介在させておき、
締付部材12を回転させて弾性体16,16′を
初期に変形させるようにすると、弾性体16,1
6′の径を孔21の径よりも少々小さくすること
ができ、弾性体16,16′の孔21への挿入を
容易にすることができる。
以上のように本考案は、中央部に全長に亘つて
圧力流体通路2を設けたパイプ1の先端部に拡径
部3を一体に形成し、この拡径部3の中心部にお
いて外部に連通した前記圧力流体通路2の開口端
部に該通路2を所定の押圧力で閉止する差圧弁9
を設けると共に前記パイプ1の基端部外周に締付
部材12を進退自在に螺合させ、この締付部材1
2と前記拡径部3間におけるパイプ1の外周面に
小間隔を存して一対の押圧体10,10′を摺動
自在に嵌合し、一方の押圧体10と拡径部3との
対向面間及び他方の押圧体10と締付部材12と
の対向面間に夫々可変形弾性体16,16′を介
在させ、さらに、前記通路2から対の押圧体1
0,10′間の小間隔部に連通する開口18を設
けてなるパツキング装置に係るものであるから、
この装置を岩盤等に穿設した孔内に挿入したの
ち、通路2を通して圧力流体を供給すれば、該圧
力流体は開口18から一対の押圧体10,10′
間に圧入して該押圧体10,10′を夫々拡径部
3と締付部材12側に押進させ、可変形弾性体1
6,16′を外径方向に拡張させてその外周面を
強固に穿設孔の内壁に圧着させることができ、さ
らに、通路2に供給する圧力流体の圧力が増大す
れば、差圧弁9を開弁させて穿設孔内に圧力流体
が流入し、該穿設孔内の流体圧が増大するが、通
路2側には常に該差圧弁の圧力分だけ大きな流体
圧力が作用して穿孔孔内内の流体圧力よりも大き
くなり、可変形弾性短16,16′によつて確実
なパツキング作用を発揮させることができると共
に穿設孔内に大きな流体圧を作用させて岩盤等の
破砕作業を行うことができるものである。
又、パイプ1の拡径部3の背面を端面側に向か
つて傾斜させておけば、弾性体16,16′の変
形を有効に壁面22に向けさせて壁面22との水
密性を向上させることができ、しかも流体の圧力
が下がつたのち、締付部材12を緩めて弾性体1
6,16′を容易に取り出すことができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
その簡略断面図、第2図はその変形例を示す簡略
断面図である。 1……パイプ、2……通路、3……拡径部、9
……差圧弁、10,10′……押圧体、12……
締付部材、15……フランジ、16,16′……
可変形弾性体、18……開口、19……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部に全長に亘つて圧力流体通路2を設けた
    パイプ1の先端部に拡径部3を一体に形成し、こ
    の拡径部3の中心部において外部に連通した前記
    圧力流体通路2の開口端部に該通路2を所定の押
    圧力で閉止する差圧弁9を設けると共に前記パイ
    プ1の基端部外周に締付部材12を進退自在に螺
    合させ、この締付部材12と前記円錐部3間にお
    けるパイプ1の外周面に小間隔を存して一対の押
    圧体10,10′を摺動自在に嵌合し、一方の押
    圧体10と拡径部3との対向面間及び他方の押圧
    体10′と締付部材12との対向面間に夫々可変
    形弾性体16,16′を介在させ、さらに、前記
    通路2から対の押圧体10,10′間の小間隔部
    に連通する開口18を設けてなるパツキング装
    置。
JP19267683U 1983-12-13 1983-12-13 パツキング装置 Granted JPS60100490U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19267683U JPS60100490U (ja) 1983-12-13 1983-12-13 パツキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19267683U JPS60100490U (ja) 1983-12-13 1983-12-13 パツキング装置

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Publication Number Publication Date
JPS60100490U JPS60100490U (ja) 1985-07-09
JPS639677Y2 true JPS639677Y2 (ja) 1988-03-22

Family

ID=30414593

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19267683U Granted JPS60100490U (ja) 1983-12-13 1983-12-13 パツキング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019031134A1 (ja) * 2017-08-10 2019-02-14 株式会社クレハ プラグ、保持部材、および当該プラグを用いた坑井掘削方法

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Publication number Publication date
JPS60100490U (ja) 1985-07-09

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