JP3006980U - 盲栓及び管継手 - Google Patents

盲栓及び管継手

Info

Publication number
JP3006980U
JP3006980U JP1994008844U JP884494U JP3006980U JP 3006980 U JP3006980 U JP 3006980U JP 1994008844 U JP1994008844 U JP 1994008844U JP 884494 U JP884494 U JP 884494U JP 3006980 U JP3006980 U JP 3006980U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
pipe head
tip
pipe
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994008844U
Other languages
English (en)
Inventor
幸夫 滑川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Priority to JP1994008844U priority Critical patent/JP3006980U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3006980U publication Critical patent/JP3006980U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 先端にパイプ本体の流路に対して交差する軸
方向に開口する開口部を持つパイプヘッドを備えたパイ
プの、前記開口部を簡単な操作で閉鎖し、また他のパイ
プとの接続を可能にする。 【構成】 パイプ本体の流路に対して交差する軸方向に
開口する2つの開口部を持つパイプヘッドの開口部を両
側から挟持して閉鎖する盲栓であって、後端を閉鎖した
主筒体内に、先端部に前記パイプヘッドの一方の開口部
に圧接してシールするシールリングを設け外周面に主筒
体との間をシールするシールリングを設けた摺動筒を摺
動自在に嵌合するとともに、該摺動筒を先端側に前進さ
せるスプリングを設け、また、前記主筒体の先端側に
は、主筒体の先端から延設する枠部を介して前記摺動筒
の先端に対向し且つ所定の間隔をあけて、前記パイプヘ
ッドの他方の開口部に圧接してシールするシールリング
を備えた栓部を固定して設け、更に、前記主筒体には、
前記摺動筒を後退位置でロックする施錠機構を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パイプ本体の流路に対して交差する方向に開口する開口部を持つパ イプヘッドに使用される盲栓及び管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パイプには、その先端にパイプ本体の流路に対して交差する軸方向に開口する 開口部を持つパイプヘッドを備えたものがある(図1,図2)。このような開口 部を有するパイプの、例えば、耐圧試験や漏れ試験を行うために、前記開口部を 閉鎖する場合、従来、パイプ本体の流路に対して交差する軸方向に開口する2つ の開口部を持つパイプヘッド(図1)の開口部を閉鎖するものとして、パイプヘ ッドの開口部両端面にパッキンを当て、開口部内にボルトを通し、前記パッキン をボルトとナットで前記開口部端面に圧接させてシールするといった手段がある 。また、上記のような開口部を有するパイプを他のパイプ等に接続しようとする 場合、これを簡単に接続できる管継手は無い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、先端にパイプ本体の流路に対して交差する軸方向に開口する開 口部を持つパイプヘッドを備えたパイプの前記開口部を閉鎖する場合、図1に示 すパイプ本体の流路に対して交差する軸方向に開口する2つの開口部を持つパイ プヘッドの開口部を閉鎖するものとして、パイプヘッドの開口部両端面にパッキ ンを当て、開口部内にボルトを通し、前記パッキンをボルトとナットで前記開口 部端面に圧接させてシールするといった手段があるが、これによれば、工具を用 いてボルトとナットを締め付けるため、作業が非常に面倒であるといった問題が ある。 また、上記手段によれば、図2に示すようなパイプ本体の流路に対して交差す る方向に1つの開口部を持つパイプヘッドの開口部は閉鎖することができないと いった問題がある。 また、図1,図2に示すような開口部を有するパイプを他のパイプ等に接続し ようとする場合、従来これを簡単に接続できる管継手は無いので不便であるとい った問題がある。
【0004】 本考案は上記点に鑑み、先端にパイプ本体の流路に対して交差する軸方向に開 口する開口部を持つパイプヘッドを備えたパイプの前記開口部を簡単な操作で閉 鎖し、また他のパイプとの接続を可能にすることを目的とした盲栓及び管継手を 提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、パイプ本体の流 路に対して交差する軸方向に開口する2つの開口部を持つパイプヘッドの開口部 を両側から挟持して閉鎖する盲栓であって、後端を閉鎖した主筒体内に、先端部 に前記パイプヘッドの一方の開口部に圧接してシールするシールリングを設け外 周面に主筒体との間をシールするシールリングを設けた摺動筒を摺動自在に嵌合 するとともに、該摺動筒を先端側に前進させるスプリングを設け、また、前記主 筒体の先端側には、主筒体の先端から延設する枠部を介して前記摺動筒の先端に 対向し且つ所定の間隔をあけて、前記パイプヘッドの他方の開口部に圧接してシ ールするシールリングを備えた栓部を固定して設け、更に、前記主筒体には、前 記摺動筒を後退位置でロックする施錠機構を備えた構成とした。
【0006】 請求項2記載の考案は、パイプ本体の流路に対して交差する方向に1つの開口 部を持つパイプヘッドを両側から挟持して開口部を閉鎖する盲栓であって、後端 を閉鎖した主筒体内に、先端部に前記パイプヘッドの開口部に圧接してシールす るシールリングを設け外周面に主筒体との間をシールするシールリングを設けた 摺動筒を摺動自在に嵌合するとともに、該摺動筒を先端側に前進させるスプリン グを設け、また、前記主筒体の先端側には、主筒体の先端から延設する枠部を介 して前記摺動筒の先端と所定の間隔をあけて、前記前進する摺動筒とともにパイ プヘッドを挟持する支持部を固定して設け、更に、前記主筒体には、前記摺動筒 を後退位置でロックする施錠機構を備えた構成とした。
【0007】 請求項3記載の考案は、パイプ本体の流路に対して交差する軸方向に開口する 2つの開口部を持つパイプヘッドの開口部を両側から挟持する管継手であって、 後端を閉鎖した主筒体内に、先端部に前記パイプヘッドの一方の開口部に圧接し てシールするシールリングを設け外周面に主筒体との間をシールするシールリン グを設けた摺動筒を摺動自在に嵌合するとともに、該摺動筒を先端側に前進させ るスプリングを設け、また、前記主筒体の先端側には、主筒体の先端から延設す る枠部を介して前記摺動筒の先端に対向し且つ所定の間隔をあけて、前記パイプ ヘッドの他方の開口部に圧接してシールするシールリングを備えた栓部を固定し て設け、また、前記主筒体の後端閉鎖部と枠部に固定された栓部の双方或いはい ずれか一方に、前記パイプヘッド内と外部とを連通する連通孔を設け、更に、前 記主筒体には、前記摺動筒を後退位置でロックする施錠機構を備えた構成とした 。
【0008】 請求項4記載の考案は、パイプ本体の流路に対して交差する方向に1つの開口 部を持つパイプヘッドを両側から挟持する管継手であって、後端を閉鎖した主筒 体内に、先端部に前記パイプヘッドの開口部に圧接してシールするシールリング を設け外周面に主筒体との間をシールするシールリングを設けた摺動筒を摺動自 在に嵌合するとともに、該摺動筒を先端側に前進させるスプリングを設け、また 、前記主筒体の先端側には、主筒体の先端から延設する枠部を介して前記摺動筒 の先端と所定の間隔をあけて、前記前進する摺動筒とともにパイプヘッドを挟持 する支持部を固定して設け、また、前記主筒体の後端閉鎖部に前記パイプヘッド 内と外部とを連通する連通孔を設け、更に、前記主筒体には、前記摺動筒を後退 位置でロックする施錠機構を備えた構成とした。
【0009】
【作用】
請求項1記載の考案の盲栓によれば、後端を閉鎖した主筒体内に、先端部に前 記パイプヘッドの一方の開口部に圧接してシールするシールリングを設け外周面 に主筒体との間をシールするシールリングを設けた摺動筒を摺動自在に嵌合する とともに、該摺動筒を先端側に前進させるスプリングを設け、また、前記主筒体 の先端側には、主筒体の先端から延設する枠部を介して前記摺動筒の先端に対向 し且つ所定の間隔をあけて、前記パイプヘッドの他方の開口部に圧接してシール するシールリングを備えた栓部を固定して設け、更に、前記主筒体には、前記摺 動筒を後退位置でロックする施錠機構を備えたので、摺動筒をスプリングの弾発 力に抗して後退させ、施錠機構により後退位置でロックさせた状態で、主筒体の 先端から延設する枠部を介して前記摺動筒の先端に対向し且つ所定の間隔をあけ て設けてある栓部のシールリングに、パイプ本体の流路に対して交差する軸方向 に開口する2つの開口部を持つパイプヘッドの一方の開口部を当ててから、前記 施錠機構を操作し摺動筒のロックを解除すると、摺動筒はスプリングに付勢され 前進して摺動筒の先端部に設けたシールリングが前記パイプヘッドの他方の開口 部に圧接し、これにより、パイプヘッドの2つの開口部は閉鎖される。
【0010】 請求項2記載の考案の盲栓によれば、後端を閉鎖した主筒体内に、先端部に前 記パイプヘッドの開口部に圧接してシールするシールリングを設け外周面に主筒 体との間をシールするシールリングを設けた摺動筒を摺動自在に嵌合するととも に、該摺動筒を先端側に前進させるスプリングを設け、また、前記主筒体の先端 側には、主筒体の先端から延設する枠部を介して前記摺動筒の先端と所定の間隔 をあけて、前記前進する摺動筒とともにパイプヘッドを挟持する支持部を固定し て設け、更に、前記主筒体には、前記摺動筒を後退位置に保持する施錠機構を備 えたので、摺動筒をスプリングの弾発力に抗して後退させ、施錠機構により後退 位置でロックさせた状態で、主筒体の先端から延設する枠部を介して前記摺動筒 の先端と所定の間隔をあけて設けてある支持部に、パイプ本体の流路に対して交 差する方向に1つの開口部を持つパイプヘッドの背面を当て開口部を摺動筒の先 端に向けてから、前記施錠機構を操作し摺動筒のロックを解除すると、摺動筒は スプリングに付勢され前進して摺動筒の先端部に設けたシールリングが前記パイ プヘッドの開口部に圧接し、これにより、パイプヘッドの開口部は閉鎖される。
【0011】 請求項3記載の考案の管継手によれば、後端を閉鎖した主筒体内に、先端部に 前記パイプヘッドの一方の開口部に圧接してシールするシールリングを設け外周 面に主筒体との間をシールするシールリングを設けた摺動筒を摺動自在に嵌合す るとともに、該摺動筒を先端側に前進させるスプリングを設け、また、前記主筒 体の先端側には、主筒体の先端から延設する枠部を介して前記摺動筒の先端に対 向し且つ所定の間隔をあけて、前記パイプヘッドの他方の開口部に圧接してシー ルするシールリングを備えた栓部を固定して設け、また、前記主筒体の後端閉鎖 部と枠部に固定された栓部の双方或いはいずれか一方に、前記パイプヘッド内と 外部とを連通する連通孔を設け、更に、前記主筒体には、前記摺動筒を後退位置 に保持する施錠機構を備えたので、摺動筒をスプリングの弾発力に抗して後退さ せ、施錠機構により後退位置でロックさせた状態で、主筒体の先端から延設する 枠部を介して前記摺動筒の先端に対向し且つ所定の間隔をあけて設けてある栓部 のシールリングに、パイプ本体の流路に対して交差する軸方向に開口する2つの 開口部を持つパイプヘッドの一方の開口部を当ててから、前記施錠機構を操作し 摺動筒のロックを解除すると、摺動筒はスプリングに付勢され前進して摺動筒の 先端部に設けたシールリングが前記パイプヘッドの他方の開口部に圧接し、これ により、パイプヘッドは、両側から2つの開口部シールされた状態で挟持される 。 請求項4記載の考案の管継手によれば、先端部に前記パイプヘッドの開口部 に圧接してシールするシールリングを設け外周面に主筒体との間をシールするシ ールリングを設けた摺動筒を摺動自在に嵌合するとともに、該摺動筒を先端側に 前進させるスプリングを設け、また、前記主筒体の先端側には、主筒体の先端か ら延設する枠部を介して前記摺動筒の先端と所定の間隔をあけて、前記前進する 摺動筒とともにパイプヘッドを挟持する支持部を固定して設け、また、前記主筒 体の後端閉鎖部に前記パイプヘッド内と外部とを連通する連通孔を設け、更に、 前記主筒体には、前記摺動筒を後退位置に保持する施錠機構を備えたので、摺動 筒をスプリングの弾発力に抗して後退させ、施錠機構により後退位置でロックさ せた状態で、主筒体の先端から延設する枠部を介して前記摺動筒の先端と所定の 間隔をあけて設けてある支持部に、パイプ本体の流路に対して交差する方向に1 つの開口部を持つパイプヘッドの背面を当て開口部を摺動筒の先端に向けてから 、前記施錠機構を操作し摺動筒のロックを解除すると、摺動筒はスプリングに付 勢され前進して摺動筒の先端部に設けたシールリングが前記パイプヘッドの開口 部に圧接し、これにより、パイプヘッドは、両側から開口部シールされた状態で 挟持される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1,図2は本考案が取り付けられるパイプヘッドの一例を示すもので、図1 はパイプ本体1の流路2に対して交差する軸方向に開口する2つの開口部3,4 を持つパイプヘッド5を示し、図2はパイプ本体6の流路7に対して交差する方 向に1つの開口部8を持つパイプヘッド9を示すものである。
【0013】 図3,図4は前記図1に示すパイプヘッド5の開口部3,4を両側から挟持し て閉鎖する盲栓の一実施例を示すものであって、同図において、10は主筒体、 11は主筒体10の後端外周に螺着して主筒体10の後端を閉鎖する閉鎖蓋部で ある。12は主筒体10と閉鎖蓋部11との間をシールするシールリング、13 はバックアップリングである。
【0014】 14は前記主筒体10内に軸方向に摺動自在に嵌合した摺動筒であり、この摺 動筒14は、主筒体10の内周面に摺接する後筒部15と、後筒部15より外周 が小径となっている前筒部16とにより構成されている。17は摺動筒14の先 端部即ち前筒部16の先端部に設けたシールリングであり、摺動筒14の前進に より前記パイプヘッド5の一方の開口部3の端面に圧接してシールするものであ る。18は前筒部16の先端から突出し、前記パイプヘッド5の開口部3に嵌合 可能なガイド筒であり、前記摺動筒14と一体になって移動するものである。こ の実施例では摺動筒14とガイド筒18とは別体に構成されているが、一体であ ってもよい。前記シールリング17は摺動筒14の先端内周面とガイド筒18の 外周面との間で挟着固定されている。 この実施例では、パイプヘッド5と摺動筒14の前筒部16との間を、パイプ ヘッド5の端面でシールしているが、エッジ部や内周面でシールしてもよい。
【0015】 19は摺動筒14を先端側に前進させるスプリング、20は摺動筒14と主筒 体10との間をシールするシールリングで、摺動筒14の後筒部15の外周面に 設けてある。このシールリング20は摺動筒14の先端部に設けた前記シールリ ング17の径より大径となっている。21は主筒体10の先端部内周に形成した 小径段部であり、前記摺動筒14がスプリング19に付勢されて前進したとき、 摺動筒14の後筒部15と前筒部16との間の段部22が前記小径段部21に係 止して摺動筒14の抜け出しが防止されるようになっている。摺動筒14が前進 して主筒体10の先端から突出する量は、摺動筒14の前筒部16の長さにより 設定される。
【0016】 23は摺動筒14を後退位置でロックする施錠機構であり、次のように構成さ れている。 主筒体10に貫通孔24が円周方向に複数形成され、この貫通孔24にロック ボール25が主筒体10内に出没自在に嵌合されており、このロックボール25 が主筒体10内に没入したとき、該ロックボール25に摺動筒14の段部22が 係止して摺動筒14の前進が阻止され、ロックボール25が遠心方向に移動し段 部22から外れると、摺動筒14の前進が可能となる。主筒体10の外周には、 内周面にロックボール25を求心方向に押圧する押圧部26とロックボール25 の遠心方向への移動を可能にする解放部27を有し、前進して押圧部26により ロックボール25を求心方向に押圧し、後退して解放部27によりロックボール 25の遠心方向への移動を許容するスリーブ28が摺動自在に嵌合している。2 9はスリーブ28を前進方向に付勢するスプリング、30はスリーブ28の前進 を規制する係止段部である。前記ロックボール25と摺動筒14の段部22との 係止位置は、摺動筒14がその先端と主筒体10の先端とが概ね一致する位置に あるとき係止するように設定されている。
【0017】 31,32は主筒体10の先端から軸方向に所定の長さ延設した一対の枠部で あり、枠部31,32間は前記パイプヘッド5が挿入可能な間隔となっている。 33は枠部31,32の先端部に前記摺動筒14の先端に対向し且つ所定の間隔 をあけて固定して設けられた栓部であり、摺動筒14の先端に対向する面に、前 記パイプヘッド5の他方の開口部4の端面に圧接してシールするシールリング3 4を設けている。35は栓部33から突出し、前記パイプヘッド5の開口部4に 嵌合可能なガイド部であり、前記摺動筒14の先端から突出しているガイド筒1 8と同軸上に設けられている。この実施例ではガイド部35と栓部33とは別体 に構成されているが、一体であってもよい。前記シールリング34は栓部33の 端部内周面とガイド部35の外周面との間で挟着固定されている。また、ガイド 部35は一方の開口部が閉鎖された筒状となっており、ガイド部35と栓部33 との間はシールリング36によりシールされている。
【0018】 上記の実施例によれば、施錠機構23により摺動筒14を後退位置にロックし た状態で図1に示すパイプヘッド5を摺動筒14と栓部33との間に挿入し(図 3)、パイプヘッド5の開口部4に栓部33のガイド部35を嵌合させて栓部3 3に設けたシールリング34をパイプヘッド5の開口部4の端面に当接させてか ら、前記施錠機構23のスリーブ28をスプリング29の弾発力に抗して後退さ せる。これにより摺動筒14の段部22に係止して摺動筒14をロックしている ロックボール25が外れ、摺動筒14はスプリング19の弾発力により前進して 主筒体10の先端から突出し、摺動筒14のガイド筒18が、パイプヘッド5の 開口部3に嵌合し、摺動筒14の先端部に設けたシールリング17がパイプヘッ ド5の開口部3の端面に当接する。前記パイプヘッド5はスプリング19の弾発 力により前進する摺動筒14と摺動筒14の前進側に固定して設けられている栓 部33により挟持されその開口部3,4の端面にシールリング17,34が圧接 し、これによりパイプヘッド5の開口部3,4は閉鎖される(図4)。
【0019】 この状態で、パイプ本体1の流路2に流体を流すと、摺動筒14の先端部に設 けたシールリング17より、摺動筒14と主筒体10の間をシールするために摺 動筒14の外周に設けたシールリング20の方が大径となっているので、このシ ールリング17とシールリング20の径の差により両者間に差圧が生じ、この差 圧により摺動筒14に強い背圧がかかり、この背圧により摺動筒14が前進方向 に付勢され、シールリング17,34が前記パイプヘッド5の開口部3,4の端 面に一層強く圧接することになり、シール性が向上する。
【0020】 さて、次に前記パイプヘッド5を外す場合は、パイプヘッド5で摺動筒14を 押圧してスプリング19の弾発力に抗して後退させ、摺動筒14の段部22にロ ックボール25を係止させる。これにより摺動筒14は後退位置に固定され、パ イプヘッド5は摺動筒14と栓部33の間から取り外せる。
【0021】 なお、この実施例は図1に示すパイプヘッド5の盲栓であるが、また、図2に 示すパイプヘッド9の盲栓として使用することも可能である。この場合、パイプ ヘッド9の開口部8にガイド筒18を嵌合させ、パイプヘッド9の背面をガイド 部35の先端に当接させるようにする。また、前記ガイド部35の先端面に略V 状の凹溝を形成しておけば、背面が曲面となっているT型パイプも安定よく挟持 することができる。
【0022】 図5は前記図2に示すパイプヘッド9を両側から挟持し、開口部8を閉鎖する 盲栓の一実施例を示すものであり、その構成の大部分が前記図3の構成と同じな ので、図3と同じ構成には図3と同じ符号を付しその説明を省略する。
【0023】 同図において、37は主筒体10の先端から延設された枠部31,32の先端 部に摺動筒14の先端と所定の間隔をあけて固定して設けられた支持部であり、 パイプヘッド9の背面を支持し、前記スプリング19で付勢され前進する摺動筒 14との間でパイプヘッド9を挟持するようになっている。
【0024】 上記の実施例によれば、摺動筒14を後退位置にロックした状態で図2に示す パイプヘッド9を摺動筒14と支持部37との間に挿入し(図5)、パイプヘッ ド9の開口部8を摺動筒14の先端に向けた状態でその背面を支持部37に当て 、摺動筒14のロックを解除する。ロックを解除された摺動筒14はスプリング 19に付勢されて前進して主筒体10の先端から突出し、摺動筒14のガイド筒 18がパイプヘッド9の開口部8に嵌合し、摺動筒14の先端部に設けたシール リング17がパイプヘッド9の開口部8の端面に当接する。
【0025】 前記パイプヘッド9は、スプリング19の弾発力により前進する摺動筒14と 摺動筒14の前進側に固定して設けられている支持部37により挟持され、その 開口部8の端面にシールリング17が圧接し、これによりパイプヘッド9の開口 部8は閉鎖される。この状態でパイプ本体6の流路7に流体を流すと、シールリ ング17とシールリング20の径の差により両者間に差圧が生じ、この差圧によ り摺動筒14に強い背圧がかかり、この背圧により摺動筒14が前進方向に付勢 され、シールリング17が前記パイプヘッド9の開口部8の端面に一層強く圧接 することになり、シール性が向上する。
【0026】 さて、次に前記パイプヘッド9を外す場合は、パイプヘッド9で摺動筒14を 押圧してスプリング19の弾発力に抗して後退させ、摺動筒14の段部22にロ ックボール25を係止させる。これにより摺動筒14は後退位置に固定され、パ イプヘッド9は摺動筒14と支持部37の間から取り外せる。
【0027】 図6は前記図1に示すパイプヘッド5の開口部3,4を両側から挟持する管継 手の一実施例を示すものであり、その構成の大部分が前記図3の構成と同じなの で、図3と同じ構成については図3と同じ符号を付してその説明を省略する。
【0028】 同図において、38は主筒体10の後端を閉鎖している閉鎖蓋部11に形成し た連通孔であり、摺動筒14と栓部33とで開口部3,4を両側から挟持したパ イプヘッド5内と主筒体10の外部とを連通するものであり、内面に雌ねじが形 成されている。39は主筒体10の先端から延設された枠部31,32に固定さ れた栓部33に設けたガイド部35に形成した連通孔であり、前記摺動筒14と 栓部33とで挟持したパイプヘッド5内と栓部33の外部とを連通するものであ る。前記ガイド部35はその端部が栓部33から突出しており、この突出部40 の外周に雄ねじが形成されている。
【0029】 上記の実施例によれば、摺動筒14と栓部33とでパイプヘッド5の開口部3 ,4を両側から挟持することにより、パイプヘッド5は主筒体10に固着され、 そしてパイプヘッド5の流路2と連通孔38,39とが連通する。この連通孔3 8の内面には雌ねじが形成されており、また連通孔39を内部に有するガイド部 35の突出部40の外周に雄ねじが形成されているので、適宜ねじ手段を介して 、配管等への接続が可能となり、またホースニップルを螺着することによりホー スの接続が可能になる。
【0030】 また、前記連通孔38の内面に形成した雌ねじ及び連通孔39を内部に有する ガイド部35の突出部40の外周に雄ねじに、適宜な栓を螺着することによりパ イプヘッド5の盲栓としての使用を可能にする。 上記図6に示す実施例では閉鎖蓋部11及び栓部33のいずれにも連通孔38 ,39を設けているが、閉鎖蓋部11及び栓部33のいずれか一方にだけ設けて もよい。
【0031】 なお、この実施例は図1に示すパイプヘッド5の管継手であるが、また、図2 に示すパイプヘッド9の管継手として使用することも可能である。この場合、パ イプヘッド9の開口部8にガイド筒18を嵌合させ、パイプヘッド9の背面をガ イド部35の先端に当接させるようにする。また、前記ガイド部35の先端面に 略V状の凹溝を形成しておけば、背面が曲面となっているT型パイプも安定よく 挟持することができる。
【0032】 図7は前記図2に示すパイプヘッド9を両側から挟持する管継手の一実施例を 示すものであり、その構成の大部分が前記図5の構成と同じなので、図5と同じ 構成については図5と同じ符号を付してその説明を省略する。
【0033】 同図において、41は主筒体10の後端を閉鎖している閉鎖蓋部11に形成し た連通孔であり、摺動筒14と支持部37とで両側から挟持したパイプヘッド9 内と主筒体10の外部とを連通するものであり、内面に雌ねじが形成されている 。
【0034】 上記の実施例によれば、摺動筒14と支持部37とでパイプヘッド9を両側か ら挟持することにより、パイプヘッド9は主筒体10に固着され、そしてパイプ ヘッド9の流路7と連通孔41とが連通する。この連通孔41の内面には雌ねじ が形成されているので、適宜ねじ手段を介して、配管等への接続が可能となり、 またホースニップルを螺着することによりホースの接続が可能になる。 また、前記連通孔41の内面に形成した雌ねじに、適宜な栓を螺着することに よりパイプヘッド9の盲栓としての使用を可能にする。
【0035】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る盲栓及び管継手によれば、先端にパイプ本体の流路 に対して交差する軸方向に開口部をもつパイプヘッドを備えたパイプの前記開口 部を、簡単な操作で容易に且つ確実に閉鎖し、また開口部と他のパイプ等との接 続を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が取付けられるパイプヘッドの一例を示
す斜視図。
【図2】本考案が取付けられるパイプヘッドの一例を示
す斜視図。
【図3】本考案に係る盲栓の一実施例を示す一部縦断側
面図。
【図4】図3に示す盲栓でパイプヘッドの開口部を閉鎖
した状態を示す一部縦断側面図。
【図5】本考案に係る盲栓の他の実施例を示す一部縦断
側面図。
【図6】本考案に係る管継手の一実施例を示す一部縦断
側面図。
【図7】本考案に係る管継手の他の実施例を示す一部縦
断側面図。
【符号の説明】
1 パイプ本体 2 流路 3,4 開口部 5 パイプヘッド 6 パイプ本体 7 流路 8 開口部 9 パイプヘッド 10 主筒体 11 閉鎖蓋部 12 シールリング 13 バックアップリング 14 摺動筒 15 後筒部 16 前筒部 17 シールリング 18 ガイド筒 19 スプリング 20 シールリング 21 小径段部 22 段部 23 施錠機構 24 貫通孔 25 ロックボール 26 押圧部 27 解放部 28 スリーブ 29 スプリング 30 係止段部 31,32 枠部 33 栓部 34 シールリング 35 ガイド部 36 シールリング 37 支持部 38 連通孔 39 連通孔 40 突出部 41 連通孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ本体の流路に対して交差する軸方
    向に開口する2つの開口部を持つパイプヘッドの開口部
    を両側から挟持して閉鎖する盲栓であって、後端を閉鎖
    した主筒体内に、先端部に前記パイプヘッドの一方の開
    口部に圧接してシールするシールリングを設け外周面に
    主筒体との間をシールするシールリングを設けた摺動筒
    を摺動自在に嵌合するとともに、該摺動筒を先端側に前
    進させるスプリングを設け、また、前記主筒体の先端側
    には、主筒体の先端から延設する枠部を介して前記摺動
    筒の先端に対向し且つ所定の間隔をあけて、前記パイプ
    ヘッドの他方の開口部に圧接してシールするシールリン
    グを備えた栓部を固定して設け、更に、前記主筒体に
    は、前記摺動筒を後退位置でロックする施錠機構を備え
    てなる盲栓。
  2. 【請求項2】 パイプ本体の流路に対して交差する方向
    に1つの開口部を持つパイプヘッドを両側から挟持して
    開口部を閉鎖する盲栓であって、後端を閉鎖した主筒体
    内に、先端部に前記パイプヘッドの開口部に圧接してシ
    ールするシールリングを設け外周面に主筒体との間をシ
    ールするシールリングを設けた摺動筒を摺動自在に嵌合
    するとともに、該摺動筒を先端側に前進させるスプリン
    グを設け、また、前記主筒体の先端側には、主筒体の先
    端から延設する枠部を介して前記摺動筒の先端と所定の
    間隔をあけて、前記前進する摺動筒とともにパイプヘッ
    ドを挟持する支持部を固定して設け、更に、前記主筒体
    には、前記摺動筒を後退位置でロックする施錠機構を備
    えてなる盲栓。
  3. 【請求項3】 パイプ本体の流路に対して交差する軸方
    向に開口する2つの開口部を持つパイプヘッドの開口部
    を両側から挟持する管継手であって、後端を閉鎖した主
    筒体内に、先端部に前記パイプヘッドの一方の開口部に
    圧接してシールするシールリングを設け外周面に主筒体
    との間をシールするシールリングを設けた摺動筒を摺動
    自在に嵌合するとともに、該摺動筒を先端側に前進させ
    るスプリングを設け、また、前記主筒体の先端側には、
    主筒体の先端から延設する枠部を介して前記摺動筒の先
    端に対向し且つ所定の間隔をあけて、前記パイプヘッド
    の他方の開口部に圧接してシールするシールリングを備
    えた栓部を固定して設け、また、前記主筒体の後端閉鎖
    部と枠部に固定された栓部の双方或いはいずれか一方
    に、前記パイプヘッド内と外部とを連通する連通孔を設
    け、更に、前記主筒体には、前記摺動筒を後退位置でロ
    ックする施錠機構を備えてなる管継手。
  4. 【請求項4】 パイプ本体の流路に対して交差する方向
    に1つの開口部を持つパイプヘッドを両側から挟持する
    管継手であって、後端を閉鎖した主筒体内に、先端部に
    前記パイプヘッドの開口部に圧接してシールするシール
    リングを設け外周面に主筒体との間をシールするシール
    リングを設けた摺動筒を摺動自在に嵌合するとともに、
    該摺動筒を先端側に前進させるスプリングを設け、ま
    た、前記主筒体の先端側には、主筒体の先端から延設す
    る枠部を介して前記摺動筒の先端と所定の間隔をあけ
    て、前記前進する摺動筒とともにパイプヘッドを挟持す
    る支持部を固定して設け、また、前記主筒体の後端閉鎖
    部に前記パイプヘッド内と外部とを連通する連通孔を設
    け、更に、前記主筒体には、前記摺動筒を後退位置でロ
    ックする施錠機構を備えてなる管継手。
JP1994008844U 1994-07-21 1994-07-21 盲栓及び管継手 Expired - Lifetime JP3006980U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994008844U JP3006980U (ja) 1994-07-21 1994-07-21 盲栓及び管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994008844U JP3006980U (ja) 1994-07-21 1994-07-21 盲栓及び管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3006980U true JP3006980U (ja) 1995-01-31

Family

ID=43142835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994008844U Expired - Lifetime JP3006980U (ja) 1994-07-21 1994-07-21 盲栓及び管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3006980U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3491047B2 (ja) 1999-10-08 2004-01-26 株式会社日本製鋼所 金属射出成形機のスクリュ軸連結装置
JP2017187129A (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 日東工器株式会社 真空装置及び真空装置用器具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3491047B2 (ja) 1999-10-08 2004-01-26 株式会社日本製鋼所 金属射出成形機のスクリュ軸連結装置
JP2017187129A (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 日東工器株式会社 真空装置及び真空装置用器具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4540201A (en) Tube connector
JPH0753031Y2 (ja) 試料採取配管用管継手
JP3909339B1 (ja) 管継手の継手部材
JPH0712694U (ja) 管継手
JPH0645192U (ja) 管継手
NZ224535A (en) Pressure tight plug coupling: rim of movable sleeve locks clamping jaws in an engaged position
JPH01295093A (ja) 配管接続用コネクタ
JP2000240875A (ja) 管継手
JP2010196782A5 (ja)
JP2002295768A (ja) 管継手
JP3029520B2 (ja) 管継手のソケット
JP3006980U (ja) 盲栓及び管継手
US3962769A (en) Hydraulic chuck
JPH089514Y2 (ja) 管継手
JP2008106920A (ja) 管継手
WO2013132585A1 (ja) リテーナ及びフレキシブル管用継手
JP3771595B2 (ja) 分岐口の閉塞装置およびその装着装置
JP4067829B2 (ja) 管継手
JPH022157Y2 (ja)
JP2577515B2 (ja) 液垂れ防止管継手
JPH0426791Y2 (ja)
US20120001418A1 (en) Connector
KR100537777B1 (ko) 원터치 튜브커넥터
JPH11148565A (ja) ボールバルブ
JP6021381B2 (ja) 管端受入れソケット及びソケットに円筒管を挿入連結する方法