JP3771595B2 - 分岐口の閉塞装置およびその装着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、流体管に形成された分岐口を閉塞するための閉塞装置およびこの閉塞装置を不断水工事により分岐口に取り付ける装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば上水道の本管のような流体管には多数の分岐管が接続されている。これら分岐管のうちのいくつかには、後に何らかの事情で撤去する必要が生じることがあり、その際には分岐口を閉塞しなければならない。図19は、そのような場合に分岐口を閉塞するための閉塞装置の一例を示す軸断面図であり、本出願人が特開平2ー120596号において開示したものである。この図に示す分岐口の閉塞装置は、本管1の分岐口2に外側から止水栓3を嵌合し、この止水栓3を覆うようにして本管1に半割管状をなす一対のホルダー4,5を取り付けて概略構成されている。この閉塞装置は、ホルダー4の内周面に形成した凹部4aに止水栓3の頭部3aを収容し、ホルダー4,5に取り付けたボルト6及びナット7を締め付けることにより、止水栓3の頭部3aの周縁部を分岐口2の周囲に押圧して閉塞するようになっている。なお、図中符号8は水密性を確実にするためのプラグである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記閉塞装置においては、ホルダー4,5によって止水栓3を分岐口2の周囲に押圧する構成であるため、分岐口2の大きさばかりでなく本管1の直径にも適合するホルダー4,5を製造しなければならない。このため、寸法の異なる多数のホルダー4,5が在庫として必要となり、その管理に多くの費用を要していた。また、ホルダー4,5は、部品の中で最も大きく、全体価格のうちの大きな割合を占めているため、閉塞装置が割高となる要因になっていた。
【0004】
【発明の目的】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、従来のようなホルダーを必要とせず、よって、種々の直径の流体管に適用することができ、しかも、部品点数が少なく安価な分岐口の閉塞装置(以下、単に閉塞装置と称する)、および、そのような閉塞装置を不断水工事により分岐口に取り付ける装着装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の分岐口の閉塞装置は、平面視リング状をなし、側面視において円弧状をなし、流体管の表面に設けられた開口部に挿入されるリング状をなすシール部材と、円弧状をなす支持部と、この支持部に同軸に設けられたネジ部と、平面視リング状をなし、その直径は上記開口部の直径よりもやや小さく設定され、側面視において円弧状をなし、その中央開口部にこの支持部が嵌合するようにしてこの支持部と一体的に形成されている押え部と、からなる押え駒と、円板状の頂板部と、この頂板部に対して垂直方向にその縁部から延びるとともに側面視において上記シール部材の形状に対応する円弧状をなす押圧板部とからなり、その下面を上記シール部材の上面に合わせた状態で上記支持部に嵌合された押えリングと、上記ネジ部に螺合させたナットと、上記押え駒に端部が上記シール部材の半径方向へ移動自在に設けられ、上記端部が上記押え駒から突出させられることにより上記流体管の内周面と係合する板バネである係止部材と、上記押え駒の内部にその軸方向へ移動自在に設けられ、端部が上記係止部材を押圧することにより上記係止部材の上記端部を上記押え駒の内部に引き込む操作部材とを具備したことを特徴としている。
【0006】
構成をより簡略化することができる好適な具体例としては、係止部材は例えば板バネであり、操作部材はピンで構成される。そして、操作部材は、外部からの力で移動させられることにより板バネをたわませてバネ部材の一端部を押え駒の内部に引き込むとともに、外部からの力が除去されることにより板バネの反発力により元の位置に復帰し、係止部材の一端部を流体管の内部へ突出させる。また、バネ部材は、無負荷状態での全長が開口部の幅を上回る板バネで構成され、その両端部が押え駒に設けた溝に半径方向へ移動自在に支持される。一方、操作部材は係止部材のほぼ中央部を押圧することによりこれをたわませる。
【0007】
係止部材としては、上記板バネに代えて押え駒の半径方向に移動自在な板材を用いることもできる。この場合において、操作部材は、その端部が係止部材の端部を押圧することにより係止部材を半径方向外方へ移動させ、その一端部を押え駒から突出させる。具体的には、係止部材の他端部に、操作部材の移動方向に対して傾斜する傾斜面を形成し、この傾斜面に操作部材の端部が当接させられる。また、操作部材の端部に、係止部材の傾斜面と平行な傾斜面を形成し、かつ、両傾斜面を同傾斜面と平行なアリ溝で互いに係合させて両傾斜面を相対的に摺動自在に接続することもできる。さらに、操作部材の端部を略球面状に形成して係止部材の傾斜面を押圧するように構成することもできる。
【0008】
係止部材を移動させる構成としては、上記のような操作部材を軸方向に移動させる構成に代えて、操作部材を押え駒の軸回りに回転自在に設け、操作部材の端部に、係止部材の端部を押圧するカムを設けることができる。この場合のカムは長円状をなし、その外周面は係止部材の端面と接触させられる。
【0009】
より具体的には、押え駒は円板状をなす駒本体とこの駒本体に同軸に設けられた雄ネジ部とを有し、移動手段は雄ネジ部に螺合させたナットで構成される。また、押えリングは、駒本体の外周部に軸方向へ摺動自在に嵌合するとともに駒本体に対する相対回転が阻止されている。さらに、操作部材は、押え駒にこれと同軸に設けた孔に挿入された軸で構成される。そして、本発明は、このように構成された閉塞装置を分岐口に不断水工事により取り付ける装着装置を提供するものでもある。
【0010】
すなわち、本発明の装着装置は、フレームに、外側から順に締込みロッド、接続ロッドおよび操作ロッドが同軸に設けられてなるロッドアッセンブリをその軸方向へ移動可能に設け、締込みロッドの先端部にソケットレンチを設け、接続ロッドを締込みロッドに相対的に摺動自在かつ回転自在に設け、かつ、その後端部を締込みロッドの後端部から突出させるとともに先端部に雌ネジ部を設け、操作ロッドを、接続ロッドに相対的に摺動自在かつ回転自在に設け、かつ、その後端部を接続ロッドの後端部から突出させるとともに、その先端部を、閉塞装置の係止部材を駆動するための操作孔に挿入可能な形状とし、さらに、フレームに、締込みロッドを液密状態で摺動自在かつ回転自在に支持するアウトフレームと、開口部に設けられた弁手段に接続されるフランジ部と、このフランジ部と上記アウトフレームとに架設され、ロッドアッセンブリの先端部の周囲を外部から液密に遮蔽する管とを備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】
まず、操作部材を押え駒の軸方向へ移動させて係止部材を押圧し、係止部材の端部を押え駒の内部に引き込む。この状態で閉塞装置を流体管の開口部に挿入し、操作部材を元の位置まで戻す。これにより、係止部材の端部が押え駒から突出して流体管の内周面と係合し、閉塞装置は開口部から抜けなくなる。次に、押え駒と押えリングとを互いに接近させることによりシール部材を圧縮する。すると、シール部材は半径方向外方へ拡径するように変形し、シール部材の外周面が開口部の内周面に密着する。このように、本発明の閉塞装置においては、シール部材を半径方向外方へ変形させることにより、シール部材と開口部との間の隙間を封止するから、シール部材の大きさが開口部に適合していれば流体管がどのような直径を有していても適用することができる。また、係止部材を押え駒から突出させる抜止め機構を構成しているから、流体の圧力が高い場合であっても開口部を確実に閉塞することができる。
【0012】
また、上記構成の装着装置により閉塞装置を流体管の開口部に装着するに際しては、まず、接続ロッドの雌ネジ部を押え駒の雄ネジ部に螺合させる。次に、締込みロッドを前進させてその先端のソケットレンチを閉塞装置のナットに嵌合させる。次に、操作ロッドの先端部を閉塞装置の操作孔に挿入し、押え駒内部の軸を移動させて係止部材を押え駒の内部に引き込む。次に、フランジ部を例えば制水弁などの弁手段に取り付けて弁手段を開く。この状態でロッドアッセンブリを開口部側へ移動させて閉塞装置を流体管の開口部に挿入する。次に、締込みロッドを接続ロッドに対して相対的に回転させ、ナットを押え駒の雄ネジ部に締め込む。これにより、押えリングが押え駒に対して軸方向へ相対的に移動し、押えリングと押え駒との間でシール部材が圧縮される。なお、押え駒の内部の軸を回転させ、あるいは軸方向へ移動させることにより係止部材を駒本体から突出させる構成を用いる場合には、閉塞装置を開口部に挿入してから操作ロッドを操作し、係止部材を押え駒から突出させる。
【0013】
【実施例】
以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明する。図1は実施例の閉塞装置Aを本管1の分岐口2に装着した状態を示す横断面図、図2は縦断面図である。図において符号10は押え駒である。押え駒10は、図5ないし図7に示すように、駒本体11と、この駒本体11の下端部の周囲を延在する押え部12とからなっている。駒本体11は、円板状をなす支持部13と、この支持部13の中央に突設されたネジ部14とからなり、ネジ部14は、下半部の大径ネジ部14aと、上半部の小径ネジ部14bとからなっている。大径ネジ部14aの側部には、図7(B)に示すように、平坦な把持部14cが形成されている。また、駒本体11の中央部には、その下面に開口する断面円形の第1の孔15aと、第1の孔15aよりも小径な断面円形の第2の孔15bと、第2の孔15bよりも断面が小さくかつ矩形状をなす第3の孔(操作孔)15cが形成されている。
【0014】
また、押え部12は平面視リング状をなし、その直径は分岐口2の直径よりもやや小さく設定されている。また、押え部12は、側面視において所定の曲率で円弧状をなしている。この押え部12は、その中央開口部12aに駒本体11の支持部13が嵌合するようにして駒本体11と一体的に形成されている。また、押え部12の上面のうち最も上方に盛り上がった部分には、半径方向へ向かって延びる溝12bが形成されている。溝12bは断面矩形状をなし、駒本体11の支持部13に形成された同形同大の孔13aと連続することにより、後述する爪23bを収容するためのガイド16を形成している。
【0015】
このように構成された押え駒10には、シール部材18が押え部12と支持部13とに密着するようにして嵌合させられている。シール部材18は、ゴムや弾性変形可能な合成樹脂などで構成され、図9に示すように平面視リング状をなしている。また、シール部材18は、側面視において押え部12の形状に対応する円弧状をなしている。シール部材18は、無負荷の状態ではその直径が分岐口2の内径よりも小さく、支持部13に嵌合させられた押えリング20と押え部12とによって圧縮されることにより半径方向に変形し、分岐口2の内周面と水密に密着している。なお、図1において符号1aはモルタルライニングである。
【0016】
押えリング20は、図8に示すように、円板状の頂板部20aと、この頂板部20aに対して垂直方向にその縁部から延びる押圧板部20bとからなっている。押圧板部20bは、側面視においてシール部材18の形状に対応する円弧状をなしている。また、頂板部20aの中央部には、押え駒10の大径ネジ部14aの断面形状と同じ形状を有し、大径ネジ部14aと緩く嵌合する孔20cが形成されている。そして、このように構成された押えリング20は、その下面をシール部材18の上面に合わせた状態で押え駒10の支持部13に嵌合され、大径ネジ部14aに取り付けたナット21によりシール部材18側へ押圧されている。
【0017】
次に、押え駒10には、以下の構成を有する抜止め機構が備えられている。図1に示すように、押え駒10の第2の孔15bおよび第3の孔15cには、軸(操作部材)22がその軸方向に摺動自在に挿入されている。軸22の下半部は断面円形に形成され、上半部は第3の孔15cの断面形状に対応して断面矩形とされている。一方、軸22の下端部には、ストッパー(係止部材)23がボルト24により取り付けられている。
【0018】
ストッパ23は、図10に示すように、板バネ23aと、この板バネ23aの両端部に固定された爪23bとから構成されている。なお、図中符号23cはボルト24が貫通するための孔である。このように構成されたストッパ23は、その爪23bをガイド16に収容した状態で軸22に取り付けられている。そして、板バネ23aがたわんでいない状態において爪23bの先端部がガイド16から突出し、図2に示すように、本管1の内周面と係合している。なお、図1において符号25はOリングである。
【0019】
次に、上記構成の閉塞装置Aを分岐口2に装着する装着装置の実施例について図11ないし図14を参照して説明する。図11において符号30は、装着装置の骨組みとなるフレームであり、このフレーム30は、一対のアウトフレーム31,31を2本の支柱32で連結して構成されている。アウトフレーム31は、図13に示すように逆三角形状をなし、その両端部に支柱32を取り付けるためのボルト32aが位置している。先端側(図1において左側)のアウトフレーム(フレーム)31には、管33を介して接続フランジ(フランジ部)34が固定されている。この接続フランジ34は、後述するスラストフランジ80に接続するためのものである。なお、図12において符号33aで示す箇所には、閉塞装置Aの水漏れの有無を確認するためのバルブ(図示せず)が取り付けられている。また、図11において符号34aは、作業時の水密性を確保するためのOリングである。
【0020】
次に、支柱32には、センターフレーム35が軸受35aによって前後方向に摺動自在に支持されている。センターフレーム35の下端中央部には、図12に示すようにネジ受36が取り付けられ、ネジ受36には、支柱32に平行な送りネジ37が挿通されている。送りネジ37の両端部は、アウトフレーム31,31に取り付けた軸受38,39に回転自在に支持されている。そして、送りネジ37の後端部は断面矩形に形成されており、そこに着脱式のハンドルなどを装着して回転させることにより、センターフレーム35を前後方向へ移動させるようになっている。
【0021】
センターフレーム35と先端側のアウトフレーム31には、締込みロッド50、接続ロッド60および拡張ロッド(操作ロッド)70から概略構成されたロッドアッセンブリRが軸受40,41を介して回転自在かつ軸方向に摺動自在に支持されている。締込みロッド50はパイプ状をなし、その先端部には上記押え駒10のナット21と嵌合するソケットレンチ51がカップリング52を介して固定されている。また、締込みロッド50の後端部には、六角ナット部(係合部)53が固定されている。そして、このように構成された締込みロッド50には、接続ロッド60が締込みロッド50に対して回転自在かつ軸方向に摺動自在に挿入されている。
【0022】
接続ロッド60はパイプ状をなし、その先端部には上記押え駒10の小径ネジ部14bに取り付けられる雌ネジ(雌ネジ部)61が固定されている。接続ロッド60の後端部は、締込みロッド50の後端部から突出させられて軸受41に支持されている。また、接続ロッド60の後端部には、軸受41の内径よりも外径が大きい六角ナット部(係合部)62が形成されている。六角ナット部62と締込みロッド50の後端面との間には、スペーサー63がネジ63aによって着脱自在に取り付けられている。スペーサー63は、締込みロッド50と接続ロッド60との軸方向の相対位置を設定するためのものである。さらに、接続ロッド60の軸受41から突出した端部には、軸受41の内径よりも外径が大きい雄ネジ64が形成されている。これにより、接続ロッド60は、雄ネジ64と六角ナット部62の間の円筒状部分の長さだけ軸受41に対して相対的に移動可能となっている。
【0023】
接続ロッド60の雄ネジ64にはネジキャップ65が取り付けられている。ネジキャップ65の側面には平坦なスパナ掛け65aが形成され、その端面には孔65bが形成されている。ネジキャップ65の内部には、後端部を孔65bから突出させた拡張ロッド押え66が回転自在に収容されている。拡張ロッド押え66は略円筒状をなし、その端部に形成された大径部がネジキャップ65の内面と係合して抜けないようになっている。また、拡張ロッド押え66の内周面には雌ネジ66aが形成されている。そして、ネジキャップ65を雄ネジ64に締め付けることにより、拡張ロッド押え66が固定されるようになっている。さらに、拡張ロッド押え66のネジキャップ65から突出した端部には、図12に示すように、六角ナット部66bが形成されている。そして、このように構成された接続ロッド60には、拡張ロッド70が接続ロッド60に対して回転自在かつ軸方向に摺動自在に挿入されている。
【0024】
拡張ロッド70の先端部71は、押え駒10の第3の孔15cと緩く嵌合するように断面矩形に形成されている。また、拡張ロッド70の後端部には、拡張ロッド押え66の雌ネジ66aと螺合するネジ72が形成されている。さらに、拡張ロッド70の拡張ロッド押え66から突出した端部には、断面矩形のスパナ掛け73が形成されている。なお、図中符号75,76はOリングである。
【0025】
次に、上記のように構成された装着装置は、図3に示すようなスラストフランジ80の端面に取り付けられる。図3は、本管1の分岐口2に実施例の閉塞装置Aを取り付けている状態を示す横断面図であり、図において符号95は割T字管、96は制水弁(弁手段)である。分岐管は、通常、制水弁96のフランジ97に取り付けられているが、図3は、分岐管を取り外してスラストフランジ80を取り付けた状態を示している。
【0026】
スラストフランジ80は、分岐口2の中心と上記装着装置の中心との芯ずれを修正するためのものであって、以下の構成を有している。すなわち、図3において符号81は取付フランジである。取付フランジ81の後面には、可動ブロック82が取り付けられている。可動ブロック82は、中心部が円筒状をなし、中心部から放射状に突出する4本の固定部83を有している。固定部83には孔84(図(A)参照)が形成され、孔84には、取付フランジ81に固定されたピン85が挿通されている。ピン85の直径は孔84の内径よりも充分小さく、また、その先端部にはネジ85aが形成されている。ネジ85aにはワッシャ86を介してナット87が取り付けられ、可動ブロック82を取付フランジ81に押圧固定している。また、取付フランジ81の側面には、固定部83と相対向する支持板88が固定されている。この支持板88には、孔88aが形成されている。
【0027】
一方、固定部83の側面には、支持板88の孔88aを貫通するネジ89が固定されている。ネジ89は、その直径が孔88aの内径よりも十分小さく設定されており、孔88aの中で横方向へ相対的に移動できるようになっている。また、ネジ89の先端部にはナット90が締め付けられてこれを引っ張っている。さらに、可動ブロック82の中央部には管91が固定され、管91の端面にはフランジ92が取り付けられている。このような構成により、上記スラストフランジ80においては、ナット90の締め具合を調節することにより、可動ブロック82の位置を調節することができ、スラストフランジ80に取り付けられた装着装置の中心を分岐口2の中心に一致させることができる。
【0028】
次に、上記構成の装着装置を用いて実施例の閉塞装置Aを分岐口2に装着する手順は、以下の通りである。
1.送りネジ37を回転させてセンターフレーム35を前進させる。
2.スペーサー63を接続ロッド60から取り外し、締込みロッド50を接続ロ
ッド60のナット部62の所まで後退させる。
3.拡張ロッド押え66を回転させ、拡張ロッド70を後退させる。
4.接続ロッド60の雌ネジ61に閉塞装置Aの小径ネジ部14bを取り付ける。
5.拡張ロッド押え66を回転させて拡張ロッド70を前進させ、その先端部71を押え駒10の第3の孔15cに挿入する。その際、拡張ロッド70のスパナ掛け73を適当な工具で回転させることにより、拡張ロッド70の先端部71と第3の孔15cとの位相を合わせる。そして、拡張ロッド70の先端部を第3の孔15cの奥部へ挿入し、軸22を押圧する。すると、軸22はストッパ23の板バネ23aの中央部をたわませ、これにより爪23bがガイド16
内に収容され、閉塞装置Aを分岐口2へ挿入できる状態になる。
6.締込みロッド50を手で持って前進させ、その先端部のソケットレンチ51を閉塞装置Aのナット21に嵌合させる。次に、スペーサー63を接続ロッド60に取り付け、締め付けロッド50が接続ロッド60に対して相対的に後退
しないようにする。
7.制水弁96のフランジ97にスラストフランジ80を取り付け、スラストフ
ランジ80のフランジ92と分岐口2の中心とを合わせる。
8.スラストフランジ80に装着装置の接続フランジ34を取り付け、制水弁9
6を開ける。
9.送りネジ37を回転させて閉塞装置Aを前進させ、その押えリング20が本
管1の表面に当るまで分岐口2に挿入する(図4参照)。
10.拡張ロッド押え66を回転させて拡張ロッド70を後退させる。すると、軸22がフリーな状態になるため、ストッパー23の板バネ23aがその弾性力により元の真っ直ぐな状態に復帰し、閉塞装置Aのストッパー23の爪23bが押え駒10から突出する。これにより、爪23bが本管1の内周面と係合
し、閉塞装置Aが分岐口から抜けない状態になる。
11.送りネジ37を回転させてセンターフレーム35のみを後退させる。この
際、ロッドアッセンブリRが後退しないように手で押さえておく。
12.ラチェットレンチ等を締込みロッド50の六角ナット部53に装着してこれを回転させる。その際、接続ロッド60が回転しないようにスパナ等でその六角ナット部62を押さえておく。これによりナット21が押え駒10に対して相対的に回転し、押え駒10がその大径ネジ部14aに沿って外側へ引き出される。これにより、押え駒10の押え部12および押えリング20によってシール部材18が圧縮され、その外周部が半径方向へ拡張して分岐口2と密着する。なお、押え駒10とともに接続ロッド60が後退するが、センターフレーム35が予め後退させられているので、接続ロッド60は軸受41内を摺動
することができる。
13.管33の符号33aで示す箇所に取り付けられたバルブを開けて水漏れの有無を確認する。管33内には本管1の水が流入しているため、バルブ33aを開けた当初はそこから水が流出するが、水の流出が止まれば分岐口2が閉塞
装置Aにより密閉されていることが判る。
14.接続ロッド60を回転させてその雌ネジ61を押え駒10の小径ネジ部14bから取り外す。また、締込みロッド50を後退させてそのソケットレンチ51をナット21から取り外す。そして、センターフレーム35を後退させてロッドアッセンブリRを制水弁96およびスラストフランジ80から引き出す。
15.装着装置の接続フランジ34をスラストフランジ80から取り外し、スラ
ストフランジ80を制水弁96から取り外す。
【0029】
このように、上記構成の閉塞装置Aにおいては、シール部材18を半径方向外方へ変形させることにより、シール部材18と分岐口2との間の隙間を封止するから、シール部材18の大きさが分岐口2に適合していれば本管1がどのような直径を有していても用いることができる。また、ストッパー23の爪23bを押え駒10から突出させて本管1の内周面と係合させる構成であるため、流体の圧力が高い場合であっても分岐口2を確実に閉塞することができる。
【0030】
特に、上記実施例では、板バネ23aの中央部を押圧してたわませることにより、爪23bを押え駒10内に引き込む構成であるから、その構成が簡略化され安価に製造することができる。なお、上記実施例では2つの爪23bを押え駒10から突出させる構成であるが、爪23bを1つにすることも可能である。この場合の板バネは、図2に示す板バネ24の片側が切除されたような形状となる。
【0031】
また、上記構成の装着装置においては、ロッドアッセンブリRの装着作業を行う先端部が、接続フランジ34、アウトフレーム31および管33によって形成された密閉空間の中に配置されているから、制水弁96を開いても本管1の水は管33内へ流入するにとどまり、外部へ流出するようなことがない。よって、閉塞装置Aを不断水工事により装着することができる。
【0032】
特に、上記実施例では、締込みロッド50、および接続ロッド60の外周部に、それぞれ六角ナット部53,62を形成しているので、ラチェットレンチを用いることによりそれらを簡単かつ迅速に回転させることができ、取付工事の時間を短縮することができる。さらに、上記実施例では、装着装置を制水弁96にスラストフランジ80を介して取り付ける構成であるため、スラストフランジ80のフランジ92の中心を分岐口2の中心に予め合わせておけば、装着装置を取り付けた後にその芯合せをする必要が一切なく、よって、閉塞装置Aの取付工事をより一層迅速に行うことができる。
【0033】
次に、図15および図16は本発明の他の実施例を示す図である。これらの図に示す閉塞装置Bは、押え駒の抜止め機構を変更したものであり、前記実施例と同等の構成要素には同符号を付してその説明を省略する。図において符号100は押え駒である。この押え駒100は、第3の孔15cの上端部にネジ穴101を形成した点のみが前記実施例の押え駒10と異なっている。第2の孔15bおよび第3の孔15cには、それらと断面形状を等しくする軸102が軸方向に摺動自在に挿入されている。
【0034】
軸102の下端部には、その外周面から下端面にかけて斜めに切り欠いてなる一対の傾斜面102a,102aが背中合わせにして形成されている。一方、押え駒100のガイド16には、ストッパー103が半径方向に摺動自在に挿入されている。ストッパー103は矩形板状をなし、その内側の端部はガイド16の隙間よりも厚く形成されている。これによって、ストッパー103の先端部は、ガイド16から所定寸法だけ突出することができるようになっている。また、ストッパー103の内側の角部には、その上面から端面にかけて斜めに切り欠いてなる傾斜面103aが形成され、この傾斜面103aは軸102の傾斜面102aと摺接する。なお、図中符号104は、軸102の位置を固定するためにネジ穴101に取り付けられたプラグである。
【0035】
上記構成の閉塞装置Bを本管1の分岐口2に装着するには、閉塞装置Bを前記装着装置に取り付け、これを分岐口2に挿入する前にストッパー103を押え駒100の中に収容しておく。なお、閉塞装置Bを分岐口2に装着する前にストッパー103が自重などによってガイド16から勝手に突出するのを防止するために、ガイド16の開口部を上下方向に横断するように樹脂製のテープを貼着しておくことができる。ただし、このテープは、ストッパー103を突出させたときにその中央部で容易に切断される反面、押え駒100から決して離脱しないように強固に固着されていなければならない。そして、閉塞装置Bを分岐口2に挿入したら装着装置の拡張ロッド70を前進させて軸102を押し込む。すると、軸102の傾斜面102aの移動に伴ってストッパー103が押え駒100のガイド16から突出し、本管1の内周面と係合する。次いで、前記実施例と同様にナット21を締め付けてシール部材18を変形させ、分岐口2の内周面に密着させる。そして、閉塞装置Bから装着装置を取り外した後にネジ穴101にネジ104を取り付けて完了する。
【0036】
上記構成の閉塞装置Bにおいても、前記実施例と同等の効果を奏することができるのは勿論のこと、ストッパー103をこれと軸102とに構成したカム機構により移動させるから、ストッパー103を確実に突出させて閉塞装置Bの抜止めを行うことができるという利点がある。なお、この実施例では、ストッパー103と軸102の2つの傾斜面103a,102aでカム機構を構成しているが、両傾斜面103a,102aに断面台形状あるいはT字状のアリ溝を形成して互いを摺動自在に結合してもよい。このように構成することにより、軸102を引き出す方向へ移動させてストッパー103を押え駒100内に機械的に引き入れることができるので、ストッパー103が勝手に突出するようなことがない。なお、そのように構成する場合には、装着装置の拡張ロッド70と軸102とをネジで結合すればよい。また、軸102に傾斜面102aを形成しているが、球面を形成してもよい。さらに、上記実施例は、軸102を軸線方向へ摺動させてストッパー103をカム駆動するものであるが、軸を回転させてカム駆動するように構成しても良い。図17および図18はそのような構成の例を示す図である。
【0037】
図17および図18に示すように、押え駒200には、前記実施例と同様に断面円形の第1の孔15a、および第2の孔15bが形成されている。しかしながら、第3の孔201は、第2の孔15bよりも内径が小径の断面円形に形成されている。そして、第2の孔15bおよび第3の孔201には、それらと断面形状を等しくする軸202が回転自在に挿入されている。
【0038】
軸202の下端面には、図18(B)に示すように長円状をなすカム203が取り付けられている。また、押え駒200の第1の孔15aの底面には、軸202が図中下方へ抜け出るのを防止するための板204が取り付けられている。一方、押え駒200のガイド16には、ストッパー205が半径方向に摺動自在に挿入されている。ストッパー205は矩形板状をなし、前記実施例と同様に、その内側の端部はガイド16の隙間よりも厚く形成されている。
【0039】
また、軸201の上端部には、その両側を平坦に切り欠かかれてなる板部206が形成されている。板部206には、その板厚方向に向けて貫通する孔206aが形成されている。孔206aには、押え駒200の小径ネジ部14bを貫通するボルト207が挿通され、ボルト207の端部にはナット208が取り付けられている。なお、この実施例の閉塞装置Cを分岐口2に取り付ける装着装置においては、拡張ロッド70に板部206と嵌合するスリットが形成される。
【0040】
上記構成の閉塞装置Cを本管1の分岐口2に装着するには、閉塞装置Cを前記装着装置に取り付け、軸202の位相を図に示す状態に対して直角をなす状態にし、ストッパー205を押え駒200の中に収容する。なお、この場合においても、ストッパー205がガイド16から勝手に飛び出すのを防止するために、ガイド16の開口部に樹脂製のテープを貼着することができる。次に、この状態で閉塞装置Cを分岐口2に挿入し、装着装置の拡張ロッド70を前進させて、その先端のスリットを軸202の板部206に嵌合させる。次いで、拡張ロッド70を90゜回転させるとストッパー205がカム203に押されて前進し、その先端部が押え駒200のガイド16から突出して本管1の内周面と係合する。次いで、前記実施例と同様にナット21を締め付けてシール部材18を変形させ、分岐口2の内周面に密着させる。そして、閉塞装置Cから装着装置を取り外した後にボルト207およびナット208を押え駒200に取り付けて完了する。
【0041】
このように、上記構成の閉塞装置Cにおいても、前記実施例と同等の効果を奏することができる。また、軸200とストッパー205とのカム機構については、その他、リンク機構やトグルジョイント機構など種々のものを使用することができる。また、本発明は上記のような水道管用に限定されるものではなく、原油のパイプラインやガス管などにも適用することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、流体管の表面に設けられた開口部に挿入されるリング状をなすシール部材と、このシール部材に、その内周面及び内側を向く端面と接触するように挿通させられた押え駒と、この押え駒に設けられてシール部材の外側を向く端面と接触する押えリングと、この押えリングを押え駒に対して相対的に移動させることにより、シール部材を押えリング及び押え駒で圧縮して半径方向へ変形させ、シール部材の外周面を開口部の内周面に密着させる移動手段と、押え駒に端部が半径方向に移動自在に設けられ、端部が押え駒から突出させられることにより流体管の内周面と係合する係止部材と、押え駒の内部にその軸方向へ移動自在に設けられ、端部が係止部材を押圧することにより係止部材の端部を押え駒の内部に引き込む操作部材とを具備しているから、従来のようなホルダーを必要とせず、よって、種々の直径の流体管に適用することができ、しかも、部品点数が少なく安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による分岐口の閉塞装置を示す横断面図である。
【図2】実施例の閉塞装置を示す縦断面図である。
【図3】(A)は実施例の閉塞装置を分岐口に装着している状態を示す(B)のAーA線断面図、(B)は(A)のBーB線矢視図である。
【図4】図3に示す閉塞装置の縦断面図である。
【図5】押え駒を示す側面図である。
【図6】押え駒を示す側断面図である。
【図7】(A)は押え駒を示す図6のVIIーVII線断面図、(B)は(A)のB方向矢視図である。
【図8】(A)は押えリングを示す側断面図、(B)は(A)のB方向矢視図である。
【図9】(A)はシール部材を示す側断面図、(B)は(A)のB方向矢視図である。
【図10】(A)はストッパーを示す平面図、(B)は側面図である。
【図11】本発明の閉塞装置を分岐口に装着するための装着装置を示す平断面図であり、図13のXIーXI線断面を示している。
【図12】図11に示す装着装置の側断面図であり、図14におけるXIIーXII線断面を示している。
【図13】図12に示す装着装置のXIIIーXIII線矢視図である。
【図14】図12に示す装着装置のXIVーXIV線矢視図である。
【図15】本発明の他の実施例の閉塞装置を示す横断面図である。
【図16】(A)は図15に示す閉塞装置の縦断面図、(B)は(A)のB方向矢視図である。
【図17】本発明のさらに他の実施例の閉塞装置を示す横断面図である。
【図18】(A)は図17に示す閉塞装置の縦断面図、(B)は(A)のB方向矢視図である。
【図19】従来の分岐口の閉塞装置を示す軸断面図である。
【符号の説明】
1…本管(流体管)、2…分岐口、10…押え駒、
15c…第3の孔(操作孔)、18…シール部材、
20…押えリング、21…ナット(移動手段)、
22…軸(操作部材)、23…ストッパー(係止部材)、
31…アウトフレーム(フレーム)、34…接続フランジ(フランジ部)、
33…管、50…締込みロッド、51…ソケットレンチ、
61…雌ネジ(雌ネジ部)、60…接続ロッド、
70…拡張ロッド(操作ロッド)、96…制水弁(弁手段)、
A…閉塞装置、R…ロッドアッセンブリ。

Claims (10)

  1. 平面視リング状をなし、側面視において円弧状をなし、流体管の表面に設けられた開口部に挿入されるリング状をなすシール部材と、
    円板状をなす支持部と、この支持部の中央に突設されたネジ部と、平面視リング状をなし、その直径は上記開口部の直径よりもやや小さく設定され、側面視において円弧状をなし、その中央開口部にこの支持部が嵌合するようにしてこの支持部と一体的に形成されている押え部と、からなる押え駒と、
    円板状の頂板部と、この頂板部に対して垂直方向にその縁部から延びるとともに側面視において上記シール部材の形状に対応する円弧状をなす押圧板部とからなり、その下面を上記シール部材の上面に合わせた状態で上記支持部に嵌合された押えリングと、
    上記ネジ部に螺合させたナットと、
    上記押え駒に端部が上記シール部材の半径方向へ移動自在に設けられ、上記端部が上記押え駒から突出させられることにより上記流体管の内周面と係合する板バネである係止部材と、
    上記押え駒の内部にその軸方向へ移動自在に設けられ、端部が上記係止部材を押圧することにより上記係止部材の上記端部を上記押え駒の内部に引き込む操作部材と
    を具備したことを特徴とする分岐口の閉塞装置。
  2. 前記操作部材は、外部からの力で移動させられることにより上記板バネをたわませてバネ部材の前記一端部を前記押え駒の内部に引き込むとともに、上記外部からの力が除去されることにより上記板バネの反発力により元の位置に復帰して上記一端部を前記流体管の内部へ突出させるピンである
    ことを特徴とする請求項1に記載の分岐口の閉塞装置。
  3. 前記係止部材は、無負荷状態での全長が前記開口部の幅を上回る板バネであるとともに、その両端部が前記押え駒に設けた溝に半径方向へ移動自在に支持され、
    前記操作部材は上記バネ部材のほぼ中央部に当接している
    ことを特徴とする請求項2に記載の分岐口の閉塞装置。
  4. 平面視リング状をなし、側面視において円弧状をなし、流体管の表面に設けられた開口部に挿入されるリング状をなすシール部材と、
    円板状をなす支持部と、この支持部の中央に突設されたネジ部と、平面視リング状をなし、その直径は上記開口部の直径よりもやや小さく設定され、側面視において円弧状をなし、その中央開口部にこの支持部が嵌合するようにしてこの支持部と一体的に形成されている押え部と、からなる押え駒と、
    円板状の頂板部と、この頂板部に対して垂直方向にその縁部から延びるとともに側面視において上記シール部材の形状に対応する円弧状をなす押圧板部とからなり、その下面を上記シール部材の上面に合わせた状態で上記支持部に嵌合された押えリングと、
    上記ネジ部に螺合させたナットと、
    上記押え駒に上記シール部材の半径方向に移動自在に設けられ、一端部が上記押え駒から突出させられることにより上記流体管の内周面と係合する係止部材と、
    上記押え駒の内部にその軸方向へ移動自在に設けられ、端部が上記係止部材の他端部を押圧することにより上記係止部材を半径方向外方へ移動させて上記一端部を上記押え駒から突出させる操作部材と
    を具備し、
    前記係止部材の前記他端部に、前記操作部材の移動方向に対して傾斜する傾斜面を形成し、この傾斜面に上記操作部材の端部を当接させた
    ことを特徴とする分岐口の閉塞装置。
  5. 前記操作部材の端部に、前記係止部材の傾斜面と平行な傾斜面を形成し、かつ、両傾斜面を同傾斜面と平行なアリ溝で互いに係合させて両傾斜面を相対的に摺動自在に接続した
    ことを特徴とする請求項4に記載の分岐口の閉塞装置。
  6. 前記操作部材の端部を略球面に形成したことを特徴とする請求項4に記載の分岐口の閉塞装置。
  7. 平面視リング状をなし、側面視において円弧状をなし、流体管の表面に設けられた開口部に挿入されるリング状をなすシール部材と、
    円板状をなす支持部と、この支持部の中央に突設されたネジ部と、平面視リング状をなし、その直径は上記開口部の直径よりもやや小さく設定され、側面視において円弧状をなし、その中央開口部にこの支持部が嵌合するようにしてこの支持部と一体的に形成されている押え部と、からなる押え駒と、
    円板状の頂板部と、この頂板部に対して垂直方向にその縁部から延びるとともに側面視において上記シール部材の形状に対応する円弧状をなす押圧板部とからなり、その下面を上記シール部材の上面に合わせた状態で上記支持部に嵌合された押えリングと、
    上記ネジ部に螺合させたナットと、
    上記押え駒に上記シール部材の半径方向に移動自在に設けられ、一端部が上記押え駒から突出させられることにより上記流体管の内周面と係合する係止部材と、
    上記押え駒の内部にその軸回りに回転自在に設けられ、回転させられたときに端部に設けたカムが上記係止部材の他端部を押圧することにより上記係止部材を半径方向外方へ移動させて上記係止部材の一端部を上記押え駒から突出させる操作部材と
    を具備し、
    前記カムは長円状をなし、その外周面が前記係止部材の端面と接触している
    ことを特徴とする分岐口の閉塞装置。
  8. 前記係止部材の前記端部は、前記流体管の軸方向へ移動可能であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の分岐口の閉塞装置。
  9. 流体管の表面に設けられた開口部に同開口部を閉塞する閉塞装置を取り付ける閉塞装置の装着装置であって、
    フレームに、外側から順に締込みロッド、接続ロッドおよび操作ロッドが同軸に設けられてなるロッドアッセンブリをその軸方向へ移動可能に設け、上記締込みロッドの先端部にソケットレンチを設け、上記接続ロッドを上記締込みロッドに対して相対的に摺動自在かつ回転自在に設け、かつ、その後端部を上記締込みロッドの後端部から突出させるとともに先端部に雌ネジ部を設け、上記操作ロッドを、上記接続ロッドに対して相対的に摺動自在かつ回転自在に設け、かつ、その後端部を上記接続ロッドの後端部から突出させるとともに、先端部を、上記閉塞装置の係止部材を駆動するための軸が収納された操作孔に挿入可能な形状とし、さらに、上記フレームに、上記締込みロッドを液密状態で摺動自在かつ回転自在に支持するアウトフレームと、
    上記開口部に設けられた弁手段に接続されるフランジ部と、
    このフランジ部と上記アウトフレームとに架設され、上記ロッドアッセンブリの先端部の周囲を外部から液密に遮断する管と
    を備えたことを特徴とする閉塞装置の装着装置。
  10. 前記アウトフレームに、さらに他のアウトフレームを支柱を介して互いに離間して接続し、
    上記支柱に、上記アウトフレームの中間に位置するセンターフレームを軸方向に摺動自在に支持し、上記センターフレームに、前記接続ロッドの後端部をその軸方向へ摺動自在かつ回転自在に支持し、かつ、上記一対のアウトフレームに回転自在に取り付けた送りネジを螺合することにより軸方向へ移動可能に構成し、さらに、前記締込みロッド、接続ロッドおよび操作ロッドの外周に回転用工具と係合する係合部を設けた
    ことを特徴とする請求項9に記載の閉塞装置の装着装置。
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