JP3733169B2 - 管継手 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • F16L21/02Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
    • F16L21/04Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings in which sealing rings are compressed by axially-movable members

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管継手、特に大口径管に対して好適に使用することのできる管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、管継手には、ねじ込み型、メカニカル型、差込み型といった種々のタイプのものが知られている。ねじ込み型管継手は管端に形成したねじ部にシール材を介して管継手のねじ部をねじ込むタイプのものであり、メカニカル型管継手は、管が差し込まれた差込口部のねじ部に押輪のねじ部をねじ込むことによってゴム輪でなるシール材を管の外周に密着させるタイプのものである。これら2つのタイプの管継手では、大口径管の接続作業に際し、締付用工具としてパイプレンチのような大形の締付用工具が必要になるので、特に高所や狭所で大口径管の接続作業を行うときに施工性に欠け、特にメカニカル型管継手にあってはシール材用リテーナやロックリングやゴム輪などの部品を管にセットしなければならないので施工性がさらに低下するという欠点があった。差込み型管継手にあっては、ロックリングによる抜止め作用を確実に発揮させるために管に溝付け加工を行わねばならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の状況のもとでなされたものであり、大口径管の接続作業に際して、必ずしも大形の締付用工具を必要としない管継手を提供することを目的とする。
【0004】
また、本発明は、大口径管の接続作業に際して大形の締付用工具を用いる必要がないにもかかわらず、締付けなどの接続に必要な作業を小さな力で行うことのできる管継手を提供することを目的とする。
【0005】
さらに本発明は、差込口部に管を小さな力で容易に差し込むことができ、管に溝付け加工のような面倒な加工を行う必要のない管継手を提供することを目的とする。
【0006】
さらに本発明は、管の抜止め機能を備えた管継手を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明による管継手は、管の差込口部に設けられた溝状の凹入部に、リング状シール材と、この凹入部内で管軸方向に移動可能なシール材用リテーナと、この凹入部内において拡縮径可能で縮径により上記シール材用リテーナを管軸方向に押し付けて移動させることにより上記リング状シール材をそのシール材用リテーナとこの凹入部の一方の端面との共働により挟圧させて上記差込口部に差し込まれた管の外周に密着させる機能を有するリング体と、このリング体に巻き付けられたバンドとが収容されていると共に、上記バンドの両端部を接近させることによりこのバンドを締め付けて縮径させるための締付操作機構を備え、上記凹入部の周壁に開口が開設され、上記締付操作機構がその開口から差込口部の外側に露出されている、というものである。
【0008】
この管継手において、締付操作機構によりバンドを縮径させると、そのバンドと共にリング体が縮径し、それによってシール材用リテーナが凹入部の一方の端面と共働してリング状シール材を挟圧するので、そのリング状シール材が差込口部に差し込まれた管の外周に密着する。したがって、管と差込口部との隙間がリング状シール材により塞がれて流体が漏れ止めされる。ここで、上記締付操作機構は、凹入部の周壁に開設された開口から差込口部の外側に露出しているので、この締付操作機構を操作することのできる締付用工具を用いるだけで接続作業を行えるようになり、大口径管を接続するときでも大形の締付用工具を用いる必要が必ずしもなくなる。
【0009】
請求項2に係る発明の管継手のおいては、請求項1に記載のものにおいて、シール材用リテーナが環状鍔部とこの環状鍔部からバンド側に突き出た環状の突出部とを備え、管の差込口部に、その差込口部に設けられた溝状の凹入部の外周部分に突き出てその凹入部を管軸方向で2つに区画する環状仕切壁が設けられ、この環状仕切壁と上記凹入部の一方の端面との間の第1空間にリング状シール材と上記シール材用リテーナの環状鍔部とが収容されていると共に、上記環状仕切壁と上記凹入部の他方の端面との間の第2空間に上記シール材用リテーナの突出部とリング体とバンドとが収容されており、上記シール材用リテーナの環状鍔部が上記環状仕切壁に重なり合い、かつそのシール材用リテーナと上記凹入部の一方の端面とにより上記リング状シール材が挟圧されて、そのリング状シール材の内径が上記差込口部に差し込まれる管の外周直径よりも径小な寸法でかつその管を差込可能な寸法になるようにそのリング状シール材が縮径されている、というものである。
【0010】
この管継手によると、請求項1に係る発明について上述した作用と同じ作用が発揮される。また、この管継手によると、環状仕切壁により区画形成された第2空間内でリング状シール材がシール材用リテーナと上記凹入部の一方の端面とにより上記リング状シール材が挟圧されて、そのリング状シール材の内径が上記差込口部に差し込まれる管の外周直径よりも径小な寸法でかつその管を差込可能な寸法になるようにそのリング状シール材が縮径されているので、仮に、バンドと共にリング体が緩んだり、バンドが破断したりしてリング体が緩んだりしたときでも、リング状シール材が接続口部に差し込まれた管の外周に密着したままになり、最低限度の流体の漏れ止め作用が持続される。
【0011】
請求項3に係る発明の管継手のように、リング状シール材が、自然状態で差込口部に差し込まれる管の外周直径よりも大きな内径を有しかつシール材用リテーナと凹入部の一方の端面とにより挟圧されることによってその内径が縮径して上記管に密着されるゴム輪でなる、という構成を採用すると、差込口部に管を差し込むときに管でシール材を押し拡げる必要がない。
【0012】
請求項4に係る発明の管継手は、請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載のものにおいて、差込口部の外端部に上記凹入部から遠ざかる程径小になるように傾斜した環状の傾斜面が備わっており、上記凹入部における第2空間に、上記差込口部に差し込まれた管を取り囲みかつ縮径可能なロックリングが上記傾斜面に臨む状態で保持され、リング体の縮径時にそのリング体により上記傾斜面に押し付けられて縮径した上記ロックリングが上記管の外周に当接するようになっている、というものである。この管継手によれば、管を抜止めする機能が当該管継手に付与される。
【0013】
請求項5に係る発明の管継手は、請求項1、請求項2、請求項3に記載のものにおいて、差込口部の外端部に上記凹入部から遠ざかる程径小になるように傾斜した環状の傾斜面が備わっており、上記凹入部における第2空間に、上記差込口部に差し込まれた管を取り囲みかつ縮径可能なロックリングが上記傾斜面に臨む状態で保持され、上記ロックリングが上記傾斜面から遠ざかる管軸方向に移動することを阻止するためのロックリング用リテーナが上記凹入部の他方の端面とリング体との間に挟まれた状態で上記第2空間に収容され、このロックリング用リテーナと上記リング体との重なり面が、リング体が縮径したときにそのリング体をロックリング用リテーナの軸方向端面側に案内する傾斜したガイド面となっている、というものである。
【0014】
この管継手によっても、管を抜止めする機能が当該管継手に付与される。特に、この管継手では、ロックリング用リテーナが凹入部の他方の端面とリング体との間に挟まれた状態で上記第2空間に収容されているので、縮径したリング体によってロックリングが管軸方向に押されることがないので、管がロックリングで不必要に締め付けられることがない。
【0015】
請求項6に係る発明の管継手は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、差込口部における凹入部の隣接箇所に設けられた環状溝に、差込口部に差し込まれた管の外周に密着される耐熱性パッキンが保持されている、というものである。この構成であれば、火災時などに差込口部などが加熱されても、耐熱性パッキンがそれに特有の耐熱温度よりも高い温度に加熱されるまでは流体のシール性がこの耐熱性パッキンによって確保される。
【0016】
請求項7係る発明の管継手は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、締付操作機構が、帯状金属でなるバンドの一端部に設けられたナット体と、上記バンドの他端部に設けられたボルト頭受け部材と、ボルト頭受け部材に設けられたボルト挿通孔に挿通されて上記ナット体のねじ孔にねじ込まれる頭付きボルトとを備える、というものである。上記頭付きボルトには、請求項8に係る発明の管継手のように、頭付きボルトの頭部に回転用工具との係合孔が形成されているものを選択することができる。
【0017】
この構成の管継手では、六角レンチのような小形の締付用工具を用いて頭付きボルトが締め付けられる。そのため、大口径管を接続する場合であっても大形の締付用工具を必要としなくなり、同時に、頭付きボルトを締め付けるのに大きな力を必要としなくなる。
【0018】
請求項9に係る発明の管継手のように、シール材用リテーナとリング体とがポリアセタール樹脂で作られていると、ポリアセタール樹脂に特有の優れた滑り性がリング体とシール材用リテーナとの互いに重なり合った傾斜面の相互間に付与される。このため、リング体を縮径させてシール材用リテーナでシール材を押圧するのに必要な力が小さくなり、そのことが、頭付きボルトを締め付ける力を小さく抑えることに役立つ。
【0019】
請求項10に係る発明の管継手は、管の差込口部に設けられた溝状の凹入部に、リング状シール材と、この凹入部内で管軸方向に移動可能なシール材用リテーナと、この凹入部内において拡縮径可能で縮径により上記シール材用リテーナを管軸方向に押付け移動させることにより上記リング状シール材をそのシール材用リテーナとこの凹入部の一方の端面との共働により挟圧させて上記差込口部に差し込まれた管の外周に密着させる機能を有するリング体と、このリング体に巻き付けられたバンドとが収容されていると共に、上記バンドの両端部を接近させることによりこのバンドを締め付けて縮径させるための締付操作機構を備え、
【0020】
締付操作機構が、上記凹入部の外壁部における相対する箇所のそれぞれに各別に形成されたねじ孔にねじ込まれて上記凹入部内に突き出される一対のボルトと、上記バンドの両端部に各別に設けられて上記ねじ孔に各別にねじ込まれたボルトの先端部によって互いに接近する方向に押し付けられるボルト受部とを有する、というものである。
【0021】
この管継手において、締付操作機構のボルトを差込口部の外側で締付方向に回転させると、バンドが縮径し、そのバンドと共にリング体が縮径してシール材用リテーナが凹入部の一方の端面と共働してシール材を挟圧するので、そのシール材が差込口部に差し込まれた管の外周に密着する。したがって、管と差込口部との隙間がシール材によって塞がれて流体が漏れ止めされる。上記ボルトには、小形のスパナやレンチといった小形の締付用工具が用いられる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施形態による管継手Aの一部破断側面図であり、左半分は差込口部1に管100が差し込まれた状態を示し、右半分は差込口部1に差し込まれた管100を接続した状態を示している。図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は図1の左半分の要部を示す拡大断面図、図4は図1の右半分の要部を示す拡大断面図、図5は締付操作機構7の概略斜視図である。
【0023】
この管継手Aにおいて、差込口部1には溝状の凹入部11が設けられており、この凹入部11が、上記差込口部1に設けられて上記凹入部11の外周部分に突き出す環状仕切壁17によって管軸方向に並ぶ第1空間S1と第2空間S2とに2区画されている。そして、環状仕切壁17と凹入部11の一方の端面12との間の上記第1空間S1に、リング状シール材2と、この第1空間S2内で上記端面12に近づく管軸方向に移動可能なシール材用リテーナ3の環状鍔部35とが収容されている。これに対し、環状仕切壁17と凹入部11の他方の端面14との間の上記第2空間S2に、シール材用リテーナ3の突出部36と、シール材用リテーナ3を上記した管軸方向に押付け移動させるためのリング体4と、リング体4に巻き付けられたバンド5と、差込口部1に差し込まれた管100を取り囲みかつ縮径可能なロックリング6と、ロックリング用リテーナ65とが収容されている。
【0024】
上記シール材用リテーナ3の環状鍔部35は上記環状仕切壁17に重なり合っており、しかも、このシール材用リテーナ3の一端面31とシール材2との間にはポリエチレン樹脂でなるスペーサリング39が介在されている。そして、シール材用リテーナ3ないしスペーサリング39と凹入部11の一方の端面12とにより上記リング状シール材2が挟圧されている。この挾圧により、リング状シール材2の内径が上記差込口部1に差し込まれてくる管100の外周直径よりも径小な寸法でかつその管100を差込可能な寸法になるようにそのリング状シール材2が縮径されている。なお、リング状シール材2にはOリングなどのゴム輪が用いられていて、そのリング状シール材2の自然状態での内径は、管100の外周直径よりも大きな内径を有しているものであっても、あるいは、差込口部1に差し込まれてくる管100の外周直径よりも径小な寸法でかつその管100を差込可能な内径であってもよい。
【0025】
上記差込口部1の外端部には、上記凹入部から遠ざかる程径小になるように傾斜した環状の傾斜面15が備わっており、上記ロックリング6は、この傾斜面15に臨む状態で上記第2空間S2に保持されている。このロックリング6は差込口部1に差し込まれた管100を取り囲む程度の内径を有しており、縮径されたときにそのロックリング6の内周部が管100に圧接して、あるいはくい込んで管100を抜止めするようになっている。また、ロックリング用リテーナ65は、ロックリング6が上記傾斜面15から遠ざかる管軸方向に移動することを阻止する垂直面66を有していると共に、このロックリング用リテーナ65と上記リング体4との重なり面が、リング体4が縮径したときにそのリング体4をロックリング用リテーナの軸方向端面68側に案内する傾斜したガイド面67となっている。また、リング体4と上記シール材用リテーナ3とに互いに重なり合うことのできる傾斜面42,32がそれぞれ備わっている。これらの傾斜面42,32は上記リング体4の縮径時にシール材用リテーナ3が凹入部11の一方の端面12に近付く方向に押付け移動されるように同一勾配で同一方向に傾斜している。そして、リング体4とシール材用リテーナ3とは共にポリアセタール樹脂で作られている。このため、ポリアセタール樹脂に特有の優れた滑り性により、リング体4が縮径したときには上記傾斜面42,32が滑ってシール材用リテーナ3が凹入部11の一方の端面12に近付く方向に無理なく移動する。
【0026】
差込口部1における凹入部11の周壁に周方向に長い開口17が開設されている。
【0027】
リング体4には巻き付けられているバンド5は発錆しにくい金属製の帯板、たとえばステンレス製の帯板で製作されており、その両端部相互間に亘って図1、図2、図5などに示した締付操作機構7が設けられている。この締付操作機構7は、上記バンド5の一端部に設けられたナット体71と、上記バンド5の他端部に設けられたボルト頭受け部材72と、ボルト頭受け部材72に設けられたボルト挿通孔73に挿通されて上記ナット体71のねじ孔74にねじ込まれる頭付きボルト75とを備えている。図例において、ナット体71は発錆しにくい金属であるステンレスの丸棒を短く切断してそれにねじ孔74を形成したものであり、上記バンド5の一端部を外側にカールさせて溶接することにより形成した保持部51に嵌合状に保持されている。また、ボルト頭受け部材72は、発錆しにくい金属であるステンレスの丸棒を短く切断してそれにボルト挿通孔73を形成したものであり、上記バンド5の他端部を外側にカールさせて溶接することにより形成した保持部52に嵌合状に保持されている。そして、上記の各保持部51,52にはねじ孔74やボルト挿通孔73を露出させるために開口53,54が開設されている。また、上記頭付きボルト75は、その頭部77に回転用工具との係合孔76が形成されている。図例の頭付きボルト75では係合孔76を六角形として六角レンチ(不図示)でそれを回転操作できるようにしてある。
【0028】
また、差込口部1には、凹入部11の内側方向で隣接する箇所に環状溝16が形成されており、この環状溝16に耐熱性パッキン8が保持されている。この耐熱性パッキン8は、火災により当該管継手Aが加熱されたときでもそのシール機能を失わない耐熱性能を有している。
【0029】
上記したシール材用リテーナ3、リング体4およびロックリング6は周方向の一箇所または2箇所が分断されている。そして、それらを縮径させて差込口部1の外側から上記凹入部11に嵌め込み、嵌め込んだ後に元の自然状態に復元させることによって凹入部11に収容してある。また、締付操作機構7を備えたバンド5は、差込口部1の開口17を利用して凹入部11に挿入されていて、締付操作機構7をその開口17から差込口部1の外側に露出させてある。したがって、頭付きボルト75を差込口部1の外側から操作して回転させることが可能である。
【0030】
以上のように構成された管継手Aにおいて、管100を差込口部1に差し込むときには、図1の左半分や図2および図3のように、締付操作機構7の頭付きボルト75が緩められてバンド5が拡径されている。リング体4はそれ自体の弾性復元力により管100を遊嵌できる内径になるように拡径している。ロックリング用リテーナ65やシール材用リテーナ3も管100を遊嵌できる内径になるように拡径している。したがって、管100が、ロックリング6と、ロックリング用リテーナ65と、リング体4と、シール材用リテーナ3と、リング状シール材2とに、この順に貫挿された後、耐熱性パッキン8に貫挿されるようになり、完全に差し込んだときには、耐熱性パッキン8が管100の外周に密着してその箇所の流体シール性を保つと共に、リング状シール材2が管100との接触箇所をシールする。
【0031】
差込口部1に管100を差し込んだ後、差込口部1の外側から締付操作機構7の頭付きボルト75を締め付ける方向に回転させると、バンド5の両端部が接近してバンド5が縮径し、そのバンド5によって縮径方向に押圧されたリング体4も縮径する。頭付きボルト75を回転させるときには、差込口部1の外側から、たとえば小形の六角レンチ(不図示)を頭部77の係合孔76に差し込んで回転させる。
【0032】
リング体4が縮径すると、そのリング体4の傾斜面42がシール材用リテーナ3の傾斜面32を押し付けるので、シール材用リテーナ3が凹入部11の一方の端面12に近付く管軸方向に移動し、それによりシール材2をスペーサリング39を介してその端面12との間に挟んで挟圧する。これによりシール材2が軸方向に圧縮されて図1の右半分や図4に示したように第1空間S1の端面12や管100の外周面に密着してその箇所の流体シール性を保つ。また、リング体4が適正な状態まで縮径されたときには、上記ガイド面67がリング体4をロックリング用リテーナ65の軸方向端面68側に案内するので、そのリング体4がシール材用リテーナ3の突出部36とロックリング用リテーナ65の軸方向端面68との間に嵌まり込む。このため、シール材用リテーナ4によるシール材2の圧縮量が一定に保たれてシール材2が必要以上に圧縮されてしまうことがないという利点がある。管100が引抜き方向に引っ張られたときには、ロックリング6が管100と共に傾斜面15の径小側に移動しようとし、その結果、傾斜面15により縮径方向に押されたロックリング6の内周部が管100に圧接して、あるいはくい込んで管100を抜止めする。
【0033】
図6は第2の実施形態による管継手Aの一部破断側面図であり、左半分は差込口部1に管100が差し込まれた状態を示し、右半分は差込口部1に差し込まれた管100を接続した状態を示している。図7は図6の管継手を一部破断して示した正面図である。
【0034】
この実施形態の管継手Aにおいて、締付操作機構7は、頭付きボルト75と、バンド5の一端部に設けられたフランジ部78と、バンド5の他端部に設けられたフランジ部79と、ナット体71とを備えている。図例において、ナット体71には発錆しにくい金属であるステンレスで作られた汎用的な六角ナットが用いられており、頭付きボルト75には発錆しにくい金属であるステンレスで作られた六角孔付きボルト(図2などで説明した頭付きボルトと同じもの)が用いられている。そして、各フランジ部78,79に形成したボルト挿通孔を通した頭付きボルト75にナット体71をねじ込んで頭付きボルト75を締め付けるようになっている。頭付きボルト75は六角レンチ(不図示)で回転操作することができる。
【0035】
図6および図7に示した実施形態の管継手Aにおいては、図1、図3よび図4で説明したロックリング用リテーナ65を用いず、リング体4に形成した傾斜面43がロックリング6を直接に押し付ける構成になっており、また、図1、図3よび図4で説明した仕切壁17もない。したがって、リング体4が縮径したときには、凹入部11内においてリング体4がシール材用リテーナ3を管軸方向に押し付けて移動させる。そのため、リング状シール材2がそのシール材用リテーナ3と凹入部11の一方の端面12との共働により挟圧されて差込口部1に差し込まれた管100の外周に密着する。また、ロックリング6がリング体4により押され、傾斜面15の作用により縮径されて管100を抜け止めする。その他の構成は上述した第1の実施形態と同じかあるいはそれに準じた構成になっている。作用についても同様である。したがって、同一または相応する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図6において、13は凹入部11の周面を示している。
【0036】
図8および図9は締付操作機構7の変形例を示している。この締付操作機構7は、バンド5の一端部にねじホルダー701を固着してあるのに対し、バンド5の他端部にねじ溝702を形成し、上記ねじホルダー701に回転のみ自在にねじ軸703を取り付けたものであり、バンド5の他端部を上記ねじホルダー701に挿通してバンド5の一端部に重ね合わせ、そのねじ溝702に上記ねじ軸703のねじ山を噛合させてある。ねじ軸703の頭部704にはドライバビット(不図示)の係合溝705が設けられている。
【0037】
このような締付操作機構を備えたバンド5は、第1の実施形態や第2の実施形態として説明したバンド5に置き換えることが可能であるけれども、締付強度に関しては第1の実施形態や第2の実施形態として締付操作機構7の方が大きくできるので、大きな締付強度が必要な場合には、図8や図9で説明した締付操作機構7を用いるよりもむしろ第1の実施形態や第2の実施形態で説明した締付操作機構7を用いることが好ましい。
【0038】
図10は第3の実施形態による管継手Aの一部破断側面図であり、左半分は差込口部1に管100が差し込まれた状態を示し、右半分は差込口部1に差し込まれた管100を接続した状態を示している。図11は図10の管継手を一部破断して示した正面図である。
【0039】
この管継手Aでは、差込口部1が口部本体1aとその口部本体1aの外端部にねじ込まれたブッシュ1bとに分割されている。そして、ブッシュ1bの端面が上述した凹入部11の他方の端面14に相当している。また、締付操作機構7は、凹入部11の外壁部における相対する箇所のそれぞれに各別に形成されたねじ孔18,18にねじ込まれて上記凹入部11内に突き出される一対のボルト710,710と、バンド5の両端部に各別に設けられたボルト受部720、720とを有しており、それらのボルト受部720,720が上記ねじ孔18,18に各別にねじ込まれたボルト710,710の先端部によって互いに接近する方向に押し付けられるようになっている。
【0040】
なお、この実施形態の管継手Aにおいて、差込口部1に第1や第2の実施形態で説明した開口17が設けられていない。その他の構成は第1や第2の実施形態で説明したものと同様である。作用についても同様である。したがって、同一または相応する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略する。図10において、13は凹入部11の周面を示している。
【0041】
以上説明した第1〜第3の各実施形態の管継手Aには、長尺管の一端部または両端部に設けられたものや、2本の管の相互間に介在されてそれらの管を接続するものが含まれることは勿論、3つあるいは4つの差込口部1を有するT字型あるいは十字型のものも含まれる。
【0042】
【発明の効果】
本発明に係る管継手によれば、バンドを縮径させるための締付操作機構が差込口部の外側に露出しているので、この締付操作機構を操作することのできる六角レンチのような小形の工具を用いるだけで接続作業を行えるようになり、大口径管を接続する場合にも大形の工具を用いる必要がなくなり、また、締付けに大きな力を必要としなくなる。この効果は、シール材用リテーナとリング体とをポリアセタール樹脂で作ることによりいっそう顕著になる。
【0043】
本発明において、リング状シール材の自然状態での内径を管の外周直径よりも大きくしておくと、小さな力で管を差込口部に差し込むことができるという効果がある。
【0044】
また、本発明の管継手において、ロックリングを具備させておくと、管を抜止めする機能が当該管継手に付与され、また、耐熱性パッキンで流体漏れを防ぐようにしておくと、火災時などに当該管継手が加熱されても耐熱性パッキンの性質によって流体のシール性が確保されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による管継手の一部破断側面図であり、左半分は差込口部に管が差し込まれた状態を示し、右半分は差込口部に差し込まれた管を接続した状態を示している。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1の左半分の要部を示す拡大断面図である。
【図4】図1の右半分の要部を示す拡大断面図である。
【図5】締付操作機構の概略斜視図である。
【図6】第2の実施形態による管継手の一部破断側面図であり、左半分は差込口部に管が差し込まれた状態を示し、右半分は差込口部に差し込まれた管を接続した状態を示している。
【図7】図6の管継手を一部破断して示した正面図である。
【図8】締付操作機構の変形例を一部破断して示す部分正面図である。
【図9】図8の締付操作機構の部分側面図である。
【図10】第2の実施形態による管継手の一部破断側面図であり、左半分は差込口部に管が差し込まれた状態を示し、右半分は差込口部に差し込まれた管を接続した状態を示している。
【図11】図11の管継手を一部破断して示した正面図である。
【符号の説明】
A 管継手
1 差込口部
2 リング状シール材
3 シール材用リテーナ
4 リング体
5 バンド
6 ロックリング
7 締付操作機構
8 耐熱性パッキン
10 環状仕切壁
11 凹入部
12 凹入部の一方の端面
14 凹入部の他方の端面
15 傾斜面
16 環状溝
17 開口
35 シール材用リテーナの環状鍔部
36 シール材用リテーナの突出部
65 ロックリング用リテーナ
67 ガイド面
71 ナット体
72 ボルト頭受け部材
73 ボルト挿通孔
74 ねじ孔
75 頭付きボルト
76 係合孔
77 頭部
100 管
710,710 ボルト
720,720 ボルト受部
S1 第1空間
S2 第2空間

Claims (10)

  1. 管の差込口部に設けられた溝状の凹入部に、リング状シール材と、この凹入部内で管軸方向に移動可能なシール材用リテーナと、この凹入部内において拡縮径可能で縮径により上記シール材用リテーナを管軸方向に押し付けて移動させることにより上記リング状シール材をそのシール材用リテーナとこの凹入部の一方の端面との共働により挟圧させて上記差込口部に差し込まれた管の外周に密着させる機能を有するリング体と、このリング体に巻き付けられたバンドとが収容されていると共に、上記バンドの両端部を接近させることによりこのバンドを締め付けて縮径させるための締付操作機構を備え、上記凹入部の周壁に開口が開設され、上記締付操作機構がその開口から差込口部の外側に露出されていることを特徴とする管継手。
  2. シール材用リテーナが環状鍔部とこの環状鍔部からバンド側に突き出た環状の突出部とを備え、管の差込口部に、その差込口部に設けられた溝状の凹入部の外周部分に突き出てその凹入部を管軸方向で2つに区画する環状仕切壁が設けられ、この環状仕切壁と上記凹入部の一方の端面との間の第1空間にリング状シール材と上記シール材用リテーナの環状鍔部とが収容されていると共に、上記環状仕切壁と上記凹入部の他方の端面との間の第2空間に上記シール材用リテーナの突出部とリング体とバンドとが収容されており、上記シール材用リテーナの環状鍔部が上記環状仕切壁に重なり合い、かつそのシール材用リテーナと上記凹入部の一方の端面とにより上記リング状シール材が挟圧されて、そのリング状シール材の内径が上記差込口部に差し込まれる管の外周直径よりも径小な寸法でかつその管を差込可能な寸法になるようにそのリング状シール材が縮径されている請求項1に記載の管継手。
  3. リング状シール材が、自然状態で差込口部に差し込まれる管の外周直径よりも大きな内径を有しかつシール材用リテーナと凹入部の一方の端面とにより挟圧されることによってその内径が縮径して上記差込口部に差し込まれた管に密着されるゴム輪でなる請求項1に記載の管継手。
  4. 差込口部の外端部に上記凹入部から遠ざかる程径小になるように傾斜した環状の傾斜面が備わっており、上記凹入部における第2空間に、上記差込口部に差し込まれた管を取り囲みかつ縮径可能なロックリングが上記傾斜面に臨む状態で保持され、リング体の縮径時にそのリング体により上記傾斜面に押し付けられて縮径した上記ロックリングが上記管の外周に当接するようになっている請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載の管継手。
  5. 差込口部の外端部に上記凹入部から遠ざかる程径小になるように傾斜した環状の傾斜面が備わっており、上記凹入部における第2空間に、上記差込口部に差し込まれた管を取り囲みかつ縮径可能なロックリングが上記傾斜面に臨む状態で保持され、上記ロックリングが上記傾斜面から遠ざかる管軸方向に移動することを阻止するためのロックリング用リテーナが上記凹入部の他方の端面とリング体との間に挟まれた状態で上記第2空間に収容され、このロックリング用リテーナと上記リング体との重なり面が、リング体が縮径したときにそのリング体をロックリング用リテーナの軸方向端面側に案内する傾斜したガイド面となっている請求項1、請求項2、請求項3に記載の管継手。
  6. 差込口部における凹入部の隣接箇所に設けられた環状溝に、差込口部に差し込まれた管の外周に密着される耐熱性パッキンが保持されている請求項1に記載の管継手。
  7. 締付操作機構が、帯状金属でなるバンドの一端部に設けられたナット体と、上記バンドの他端部に設けられたボルト頭受け部材と、ボルト頭受け部材に設けられたボルト挿通孔に挿通されて上記ナット体のねじ孔にねじ込まれる頭付きボルトとを備える請求項1に記載の管継手。
  8. 頭付きボルトの頭部に回転用工具との係合孔が形成されている請求項7に記載の管継手。
  9. シール材用リテーナとリング体とがポリアセタール樹脂で作られている請求項7または請求項8に記載の管継手。
  10. 管の差込口部に設けられた溝状の凹入部に、リング状シール材と、この凹入部内で管軸方向に移動可能なシール材用リテーナと、この凹入部内において拡縮径可能で縮径により上記シール材用リテーナを管軸方向に押付け移動させることにより上記リング状シール材をそのシール材用リテーナとこの凹入部の一方の端面との共働により挟圧させて上記差込口部に差し込まれた管の外周に密着させる機能を有するリング体と、このリング体に巻き付けられたバンドとが収容されていると共に、上記バンドの両端部を接近させることによりこのバンドを締め付けて縮径させるための締付操作機構を備え、
    締付操作機構が、上記凹入部の外壁部における相対する箇所のそれぞれに各別に形成されたねじ孔にねじ込まれて上記凹入部内に突き出される一対のボルトと、上記バンドの両端部に各別に設けられて上記ねじ孔に各別にねじ込まれたボルトの先端部によって互いに接近する方向に押し付けられるボルト受部とを有することを特徴とする管継手。
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