JP2010196782A5 - - Google Patents
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各種流体を移送するホースやパイプを連結する配管用継手の一つとして、クイックコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
クイックコネクタは、外筒を形成する雌部材と、雌部材に挿入する管状の雄部材と、この雄部材を雌部材に固定する保持部材とから構成されている。すなわち、雄部材は、その外周に環状のフランジ部を備え、保持部材は、雄部材のフランジ部に取り付けられ、このフランジ部から雄部材の先端とは反対方向に延出して雄部材の軸線側および反対側に弾性変形可能な延出部と、この延出部の延出端に設けられる被操作部と、この延出部における被操作部よりもフランジ部側に設けられる爪部とを備えており、作業者が手で持って雄部材を雌部材に挿入すれば、雄部材に設けられた保持部材の爪部が雌部材の窓部に係合して雄部材が雌部材に固定される。
また、作業者が指で保持部材の被操作部を外方から押下すれば、被操作部が雄部材の軸線側に弾性変形して爪部が雌部材の窓部から外れ、雄部材を雌部材から抜くことができる。
クイックコネクタは、外筒を形成する雌部材と、雌部材に挿入する管状の雄部材と、この雄部材を雌部材に固定する保持部材とから構成されている。すなわち、雄部材は、その外周に環状のフランジ部を備え、保持部材は、雄部材のフランジ部に取り付けられ、このフランジ部から雄部材の先端とは反対方向に延出して雄部材の軸線側および反対側に弾性変形可能な延出部と、この延出部の延出端に設けられる被操作部と、この延出部における被操作部よりもフランジ部側に設けられる爪部とを備えており、作業者が手で持って雄部材を雌部材に挿入すれば、雄部材に設けられた保持部材の爪部が雌部材の窓部に係合して雄部材が雌部材に固定される。
また、作業者が指で保持部材の被操作部を外方から押下すれば、被操作部が雄部材の軸線側に弾性変形して爪部が雌部材の窓部から外れ、雄部材を雌部材から抜くことができる。
上述課題を解決するため、本発明は、外筒を形成する雌部材と、この雌部材に挿入する管状の雄部材と、この雄部材を雌部材に固定する保持部材とを備え、雄部材は、その外周に環状のフランジ部を備え、保持部材は、雄部材のフランジ部に取り付けられ、このフランジ部から雄部材の先端とは反対方向に延出して雄部材の軸線側および軸線の反対側に弾性変形可能な延出部と、この延出部の延出端に設けられる被操作部と、この延出部における被操作部よりもフランジ部側に設けられる爪部とを備え、雌部材は、雄部材が挿入された場合に、保持部材の被操作部が雌部材の外方に位置した状態で、保持部材の爪部が係合する窓部を備え、この係合を、保持部材の被操作部を雄部材の軸線側に弾性変形させて解除自在なクイックコネクタにおいて、前記保持部材の被操作部に当接してこの被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける解除器具を設け、この解除器具により前記係合を解除して前記雄部材と前記雌部材とを着脱自在にすることを特徴とする。
この発明によれば、保持部材の被操作部に当接してこの被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける解除器具を設け、この解除器具により係合を解除して雄部材と雌部材とを着脱自在にするので、被操作部が小さくても被操作部へ簡単にアクセスして係合を容易に解除することができる。
この発明によれば、保持部材の被操作部に当接してこの被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける解除器具を設け、この解除器具により係合を解除して雄部材と雌部材とを着脱自在にするので、被操作部が小さくても被操作部へ簡単にアクセスして係合を容易に解除することができる。
また、上記構成において、前記操作部は、前記被操作部に当接して当該解除器具が前記雄部材の軸線側に移動するに従って前記被操作部を雄部材の軸線側に押し付けるテーパー面を有するようにしてもよい。この構成によれば、このテーパー面により被操作部を雄部材の軸線側に少しずつ押し付けることができ、簡単な操作で係合を解除できる。
また、上記構成において、前記解除器具は、前記保持部材の被操作部に当接してこの被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける解除器具本体より延出するにぎり部を備えるようにしてもよい。この構成によれば、解除器具を持ちやすくすることができ、解除器具の操作性を向上できる。
また、上記構成において、前記解除器具は、前記保持部材の被操作部に当接してこの被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける解除器具本体より延出するにぎり部を備えるようにしてもよい。この構成によれば、解除器具を持ちやすくすることができ、解除器具の操作性を向上できる。
本発明では、保持部材の被操作部に当接してこの被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける解除器具を設け、この解除器具により係合を解除して雄部材と雌部材とを着脱自在にするので、被操作部へ簡単にアクセスして係合を容易に解除することができる。
また、保持部材には、複数の被操作部が設けられ、解除器具は、複数の被操作部に当接してこれら被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける複数の操作部を備えるので、全ての被操作部を確実に操作することができる。
また、解除器具は、雄部材の軸線の直交面に沿って雄部材の軸線側に挿入自在な板状の解除器具本体を備え、複数の操作部は、解除器具本体に形成されるので、解除器具本体を小型かつ単純な構造で被操作部へのアクセスを可能にでき、クイックコネクタの係合を容易に解除することができる。
また、操作部は、被操作部に当接して当該解除器具が雄部材の軸線側に移動するに従って被操作部を雄部材の軸線側に押し付けるテーパー面を有するので、簡単な操作で係合を解除できる。
また、保持部材には、複数の被操作部が設けられ、解除器具は、複数の被操作部に当接してこれら被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける複数の操作部を備えるので、全ての被操作部を確実に操作することができる。
また、解除器具は、雄部材の軸線の直交面に沿って雄部材の軸線側に挿入自在な板状の解除器具本体を備え、複数の操作部は、解除器具本体に形成されるので、解除器具本体を小型かつ単純な構造で被操作部へのアクセスを可能にでき、クイックコネクタの係合を容易に解除することができる。
また、操作部は、被操作部に当接して当該解除器具が雄部材の軸線側に移動するに従って被操作部を雄部材の軸線側に押し付けるテーパー面を有するので、簡単な操作で係合を解除できる。
この大径筒部53Aは、雄部材31のフランジ部31B、保持部材33の本体部70および爪部71、71を収容する部分であり、外径だけでなく内径も最も大きく、この大径筒部53Aの周壁に、保持部材33の一対の爪部71、71が係合する一対の窓部54、54が、雌部材32の軸線L0(ニップル部52を除く部分(収容部53)の軸線)に対して180度間隔で形成されている。
ここで、このクイックコネクタ30では、雄部材31、雌部材32(ニップル部52を除く部分(収容部53))および保持部材33が同軸に配置されるため、各部材31、32および33の軸線が一致している。以下、これらの共通軸線を軸線L0と表記する。
ここで、このクイックコネクタ30では、雄部材31、雌部材32(ニップル部52を除く部分(収容部53))および保持部材33が同軸に配置されるため、各部材31、32および33の軸線が一致している。以下、これらの共通軸線を軸線L0と表記する。
中径筒部53Bは、大径筒部53Aよりも内径および外径が小さく、内周面と雄部材31のパイプ部31Aの外周面との間に介挿されるブッシュ55(図3参照)とリング状のシール部材56、56(図3参照)とを保持する。ブッシュ55の内周面は、漏斗状に一方(大径筒部53A側)に向かって拡がって形成されており、雄部材31の先端を挿入し易くする。また、シール部材56、56は、雄部材31と雌部材32との間の水密性および気密性を充分に確保する。
小径筒部53Cは、中径筒部53Bよりもさらに内径および外径が小さく、雄部材31の先端を収容して保持する。つまり、雌部材32の小径筒部53Cで雄部材31の先端31Cを保持し、これによって、雌部材32に対して雄部材31の姿勢が安定し、クイックコネクタ30の接続が安定する。
小径筒部53Cは、中径筒部53Bよりもさらに内径および外径が小さく、雄部材31の先端を収容して保持する。つまり、雌部材32の小径筒部53Cで雄部材31の先端31Cを保持し、これによって、雌部材32に対して雄部材31の姿勢が安定し、クイックコネクタ30の接続が安定する。
ここで、一対の被操作部73、73は、図3に示すように、一対の爪部71、71よりも外周側に突出しており、より具体的には、一対の爪部71、71が雌部材32の窓部54、54に各々係合した状態で、雌部材32の挿入開口端部51の内径よりも外周側に突出している。このため、保持部材33が取り付けられた雄部材31を、雌部材32に挿入していけば、この一対の被操作部73、73が雌部材32の挿入開口端部51に当接する位置で、それ以上の挿入が規制されえる。
この規制位置は、一対の爪部71、71が雌部材32の窓部54、54に各々係合する位置であり、一対の被操作部73、73は挿入深さを規制する挿入深さ規制部材としても機能している。
ただし、この一対の被操作部73、73は、図3に示すように、一対の爪部71、71が雌部材32の窓部54、54に各々係合した状態(クイックコネクタ接続状態)では、雌部材32の挿入開口端部51よりも外側(外周側)へは突出せず、雌部材32の外径内に収まるようになっている。
この規制位置は、一対の爪部71、71が雌部材32の窓部54、54に各々係合する位置であり、一対の被操作部73、73は挿入深さを規制する挿入深さ規制部材としても機能している。
ただし、この一対の被操作部73、73は、図3に示すように、一対の爪部71、71が雌部材32の窓部54、54に各々係合した状態(クイックコネクタ接続状態)では、雌部材32の挿入開口端部51よりも外側(外周側)へは突出せず、雌部材32の外径内に収まるようになっている。
このクイックコネクタ30を接続する接続手順は、雄部材31に保持部材33を取り付け状態で行う第一接続手順と、雌部材32に保持部材33を取り付けた状態で行う第二接続手順とがある。
詳述すると、第一接続手順では、雄部材31のフランジ部31Bに保持部材33の窓部70A、70Aを嵌合させた状態で、雄部材31の先端31Cを、保持部材33ごと雌部材32の収容部53に挿入し、雄部材31の先端31Cを、雌部材32の大径筒部53Aおよび中径筒部53Bを通して小径筒部53C内にほぼ隙間無く嵌合させることによって行われる。
この雄部材31の先端31Cが小径筒部53Cに入って嵌合した状態では、雄部材31に取り付けられた保持部材33の爪部71、71が雌部材32の窓部54、54に係合するので、雄部材31、保持部材33および雌部材32が連結され、クイックコネクタ30の接続状態となる。
詳述すると、第一接続手順では、雄部材31のフランジ部31Bに保持部材33の窓部70A、70Aを嵌合させた状態で、雄部材31の先端31Cを、保持部材33ごと雌部材32の収容部53に挿入し、雄部材31の先端31Cを、雌部材32の大径筒部53Aおよび中径筒部53Bを通して小径筒部53C内にほぼ隙間無く嵌合させることによって行われる。
この雄部材31の先端31Cが小径筒部53Cに入って嵌合した状態では、雄部材31に取り付けられた保持部材33の爪部71、71が雌部材32の窓部54、54に係合するので、雄部材31、保持部材33および雌部材32が連結され、クイックコネクタ30の接続状態となる。
また、第二接続手順では、雌部材32の窓部54、54に保持部材33の爪部71、71を係合した状態で、雄部材31の先端31Cを、雌部材32の収容部53に挿入し、雄部材31の先端31Cを、雌部材32の大径筒部53Aおよび中径筒部53Bを通して小径筒部53C内にほぼ隙間無く嵌合させることによって行われる。
この雄部材31の先端31Cが収容部53に挿入された際に、この収容部53に保持される保持部材33に雄部材31が挿入され、この雄部材31の先端31Cが保持部材33を通って小径筒部53Cに嵌合した状態では、雄部材31のフランジ部31Bが保持部材33の窓部70A、70Aに係合し、雄部材31、保持部材33および雌部材32が連結され、クイックコネクタ30の接続状態となる。つまり、クイックコネクタ30の接続手順は、上記の二通りの手順のいずれによっても行うことができる。
この雄部材31の先端31Cが収容部53に挿入された際に、この収容部53に保持される保持部材33に雄部材31が挿入され、この雄部材31の先端31Cが保持部材33を通って小径筒部53Cに嵌合した状態では、雄部材31のフランジ部31Bが保持部材33の窓部70A、70Aに係合し、雄部材31、保持部材33および雌部材32が連結され、クイックコネクタ30の接続状態となる。つまり、クイックコネクタ30の接続手順は、上記の二通りの手順のいずれによっても行うことができる。
図4は解除器具100の三面図を示しており、図4(A)は解除器具100の平面図を示し、図4(B)は側断面図を示し、図4(C)は図4(A)を下方から見た図を示している。
この解除器具100は、一方が開口する切り欠き部102を有した略C型形状の板部材からなる解除器具本体110を有し、樹脂材料で形成されている。なお、樹脂材料に限らず、剛性を有する他の材料で形成してもよい。
この解除器具本体110は、樹脂製の円板部材(軸線LAの円板部材)に切り欠き部102を設けた形状を有し、この切り欠き部102は、大別すると、解除器具本体110の略中央に設けられた中央開口部102Aと、この中央開口部102Aに連なり中央開口部102Aから解除器具本体110の外側に行くに従ってその開口幅HAが徐々に拡がる案内用開口部102Bとを備えている。
この中央開口部102Aは、解除器具本体110の中心軸線LAを中心とした直径RAの開口形状に形成されており、この直径RAは、保持部材33の被操作部73、73が縮径して爪部71、71が窓部54、54に非係合の状態での一対の被操作部73、73(図3に二点鎖線で示す状態)の外側面間の距離L1(図3参照)に相当する長さに形成されている。
この解除器具100は、一方が開口する切り欠き部102を有した略C型形状の板部材からなる解除器具本体110を有し、樹脂材料で形成されている。なお、樹脂材料に限らず、剛性を有する他の材料で形成してもよい。
この解除器具本体110は、樹脂製の円板部材(軸線LAの円板部材)に切り欠き部102を設けた形状を有し、この切り欠き部102は、大別すると、解除器具本体110の略中央に設けられた中央開口部102Aと、この中央開口部102Aに連なり中央開口部102Aから解除器具本体110の外側に行くに従ってその開口幅HAが徐々に拡がる案内用開口部102Bとを備えている。
この中央開口部102Aは、解除器具本体110の中心軸線LAを中心とした直径RAの開口形状に形成されており、この直径RAは、保持部材33の被操作部73、73が縮径して爪部71、71が窓部54、54に非係合の状態での一対の被操作部73、73(図3に二点鎖線で示す状態)の外側面間の距離L1(図3参照)に相当する長さに形成されている。
また、解除器具100は、図5に示すように、雄部材31の軸線L0の直交面M1に沿って雄部材31の軸線L0側に挿入自在な板状の解除器具本体110を有し、この板状の解除器具本体110に一対の操作部(一対の内側面102A1、102B1)を設けているので、クイックコネクタ30の雄部31の近傍に側壁(壁部)18Aが存在し、この側壁18Aとクイックコネクタ30との間の隙間Sが狭い場合でも、かかる隙間Sに解除器具本体110を外方から容易に入れることができる。
この場合、この解除器具本体110を燃料ポンプ10の側壁18Aに沿わせれば、該隙間Sに容易に入れることができ、つまり、燃料ポンプ10の側壁18Aを利用して簡単にクイックコネクタ30の解除操作を行うことが可能である。これによって、解除器具本体110を小型かつ単純な構造で被操作部73、73へのアクセスを可能にでき、クイックコネクタ30の係合を容易に解除することができる。
この場合、この解除器具本体110を燃料ポンプ10の側壁18Aに沿わせれば、該隙間Sに容易に入れることができ、つまり、燃料ポンプ10の側壁18Aを利用して簡単にクイックコネクタ30の解除操作を行うことが可能である。これによって、解除器具本体110を小型かつ単純な構造で被操作部73、73へのアクセスを可能にでき、クイックコネクタ30の係合を容易に解除することができる。
また、解除器具100の操作部(一対の内側面102A1、102B1)は、保持部材33の被操作部73、73を、非係合となる直前の状態まで押し込むテーパー面の第一操作部と、第一操作部により押し付けられた被操作部73、73を、非係合の状態に保持する第二操作部とで構成されるので、簡単な操作で保持部材33の被操作部73、73を徐々に押し付けて係合を確実に解除することができる。
また、解除器具100は、解除器具本体110より延出するにぎり部120、120を備えるので、解除器具100を持ちやすくすることができ、解除器具100の操作性を向上できる。
さらに、この解除器具100は、一方が開口する切り欠き部102を有した略C型形状の解除器具本体110を備え、この切り欠き部102は、当該解除器具100を雄部材31の軸線L0側に移動した際に雄部材31およびこの雄部材31に取り付けられた保持部材33を挿入自在に開口すると共に、保持部材33の被操作部73、73に当接して雄部材31の軸線L0側に押し付ける操作部となる形状に形成されているので、燃料配管16の一部を構成する雄部材31を避けつつ、この雄部材31の近傍に位置する被操作部73、73を確実に操作することができる。
また、解除器具100は、解除器具本体110より延出するにぎり部120、120を備えるので、解除器具100を持ちやすくすることができ、解除器具100の操作性を向上できる。
さらに、この解除器具100は、一方が開口する切り欠き部102を有した略C型形状の解除器具本体110を備え、この切り欠き部102は、当該解除器具100を雄部材31の軸線L0側に移動した際に雄部材31およびこの雄部材31に取り付けられた保持部材33を挿入自在に開口すると共に、保持部材33の被操作部73、73に当接して雄部材31の軸線L0側に押し付ける操作部となる形状に形成されているので、燃料配管16の一部を構成する雄部材31を避けつつ、この雄部材31の近傍に位置する被操作部73、73を確実に操作することができる。
この中央開口部102Aの開口幅HB1は、保持部材33の被操作部73、73が縮径して爪部71、71が窓部54、54に非係合の状態での一対の被操作部73、73(図3に二点鎖線で示す状態)の外側面間の距離L1(図3参照)に相当する長さに形成されている。つまり、中央開口部102Aの一対の内側面102A1、102A1は、一対の被操作部73、73を、爪部71、71と窓部54、54とが非係合の状態に保持する一対の第二操作部として機能する。
また、案内用開口部102Bは、中央開口部102Aに向かってその開口幅HBを徐々に狭くするように傾斜する左右対称形状の一対のテーパー面を内側面102B1、102B1としており、最も外側の開口幅HB1は、保持部材33の被操作部73、73が拡径して爪部71、71が窓部54、54に係合している状態での一対の被操作部73、73(図3に実線で示す状態)の外側面間の距離L2(図3参照)よりも大きく形成されている(HB1>L2)。
つまり、案内用開口部102Bの一対の内側面102B1、102B1は、保持部材33の被操作部73、73を、爪部71、71と窓部54、54とが非係合となる直前の状態まで押し込む一対の第一操作部として機能する。
従って、これら第一操作部および第二操作部によって、保持部材33の被操作部73、73に当接して、これら被操作部73、73を、爪部71、71と窓部54、54が非係合となる位置まで徐々に押し込む一対の操作部が構成される。
また、案内用開口部102Bは、中央開口部102Aに向かってその開口幅HBを徐々に狭くするように傾斜する左右対称形状の一対のテーパー面を内側面102B1、102B1としており、最も外側の開口幅HB1は、保持部材33の被操作部73、73が拡径して爪部71、71が窓部54、54に係合している状態での一対の被操作部73、73(図3に実線で示す状態)の外側面間の距離L2(図3参照)よりも大きく形成されている(HB1>L2)。
つまり、案内用開口部102Bの一対の内側面102B1、102B1は、保持部材33の被操作部73、73を、爪部71、71と窓部54、54とが非係合となる直前の状態まで押し込む一対の第一操作部として機能する。
従って、これら第一操作部および第二操作部によって、保持部材33の被操作部73、73に当接して、これら被操作部73、73を、爪部71、71と窓部54、54が非係合となる位置まで徐々に押し込む一対の操作部が構成される。
以上説明したように、この解除器具100は、保持部材33の被操作部73、73に当接してこの被操作部73、73を雄部材31の軸線L0側に押し付ける解除器具本体110と、この解除器具本体110を雌部材32の外面に沿って雄部材31の軸線L0側に案内する案内体として機能する上板131および左右の側板132、132とを備えるので、第1実施形態の各種効果に加えて、解除器具100の操作をより容易にすることができる。
また、一対の側板132、132は、解除器具本体110より延出する一対のにぎり部としても機能し、作業者が解除器具100を片手で持って解除操作を容易に行うことが可能である。
また、一対の側板132、132は、解除器具本体110より延出する一対のにぎり部としても機能し、作業者が解除器具100を片手で持って解除操作を容易に行うことが可能である。
この中央開口部102Aの直径RC1は、保持部材33の被操作部73、73が縮径して爪部71、71が窓部54、54に非係合の状態での一対の被操作部73、73(図3に二点鎖線で示す状態)の外側面間の距離L1(図3参照)に相当する長さに形成されている。つまり、中央開口部102Aの一対の内側面102A1、102A1は、一対の被操作部73、73を、爪部71、71と窓部54、54とが非係合の状態に保持する一対の第二操作部として機能する。
また、案内用開口部102Bは、中央開口部102Aに向かってその開口幅HC1を徐々に狭くするように傾斜する左右対称形状の一対のテーパー面を内側面102B1、102B1としており、最も外側の開口幅HC1は、保持部材33の被操作部73、73が拡径して爪部71、71が窓部54、54に係合している状態での一対の被操作部73、73(図3に実線で示す状態)の外側面間の距離L2(図3参照)よりも大きく形成されている(HC1>L2)。
つまり、案内用開口部102Bの一対の内側面102B1、102B1は、保持部材33の被操作部73、73を、爪部71、71と窓部54、54とが非係合となる直前の状態まで押し込む一対の第一操作部として機能する。
従って、本実施形態においても、上記実施形態と同様に、これら第一操作部および第二操作部によって、保持部材33の被操作部73、73に当接して、これら被操作部73、73を、爪部71、71と窓部54、54が非係合となる位置まで徐々に押し込む一対の操作部が構成される。
また、案内用開口部102Bは、中央開口部102Aに向かってその開口幅HC1を徐々に狭くするように傾斜する左右対称形状の一対のテーパー面を内側面102B1、102B1としており、最も外側の開口幅HC1は、保持部材33の被操作部73、73が拡径して爪部71、71が窓部54、54に係合している状態での一対の被操作部73、73(図3に実線で示す状態)の外側面間の距離L2(図3参照)よりも大きく形成されている(HC1>L2)。
つまり、案内用開口部102Bの一対の内側面102B1、102B1は、保持部材33の被操作部73、73を、爪部71、71と窓部54、54とが非係合となる直前の状態まで押し込む一対の第一操作部として機能する。
従って、本実施形態においても、上記実施形態と同様に、これら第一操作部および第二操作部によって、保持部材33の被操作部73、73に当接して、これら被操作部73、73を、爪部71、71と窓部54、54が非係合となる位置まで徐々に押し込む一対の操作部が構成される。
さらに、一対の大径湾曲板部141A、141Aの内側には、内周側に突出して雌部材32の窓部54、54に係止する突起141C、141Cが各々設けられている。この一対の突起141C、141Cは、解除器具本体110を保持部材33の一対の被操作部73、73を押し付ける解除位置に移動した際に(図12参照)、窓部54、54に嵌る位置であって、かつ、窓部54、54における爪部71、71が係止する係止面54A、54Aと軸方向で反対側の面54B、54Bに略係止する位置に設けられている。
このため、解除器具100を、保持部材33の被操作部73、73を押し込む位置(解除位置に相当)に移動すると、解除器具100に設けられた一対の突起141C、141Cが、窓部54、54に係止してその位置に解除器具100を保持させることができる。また、一対の突起141C、141Cが窓部54、54に各々係止するため、雌部材32に対する解除器具100の回転も規制することができる。
このため、解除器具100を、保持部材33の被操作部73、73を押し込む位置(解除位置に相当)に移動すると、解除器具100に設けられた一対の突起141C、141Cが、窓部54、54に係止してその位置に解除器具100を保持させることができる。また、一対の突起141C、141Cが窓部54、54に各々係止するため、雌部材32に対する解除器具100の回転も規制することができる。
Claims (7)
- 外筒を形成する雌部材と、この雌部材に挿入する管状の雄部材と、この雄部材を雌部材に固定する保持部材とを備え、
雄部材は、その外周に環状のフランジ部を備え、
保持部材は、雄部材のフランジ部に取り付けられ、このフランジ部から雄部材の先端とは反対方向に延出して雄部材の軸線側および軸線の反対側に弾性変形可能な延出部と、この延出部の延出端に設けられる被操作部と、この延出部における被操作部よりもフランジ部側に設けられる爪部とを備え、
雌部材は、雄部材が挿入された場合に、保持部材の被操作部が雌部材の外方に位置した状態で、保持部材の爪部が係合する窓部を備え、この係合を、保持部材の被操作部を雄部材の軸線側に弾性変形させて解除自在なクイックコネクタにおいて、
前記保持部材の被操作部に当接してこの被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける解除器具を設け、この解除器具により前記係合を解除して前記雄部材と前記雌部材とを着脱自在にすることを特徴とするクイックコネクタの解除器具。 - 前記保持部材には、複数の前記被操作部が設けられ、
前記解除器具は、前記複数の被操作部に当接してこれら被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける複数の操作部を備えることを特徴とする請求項1に記載のクイックコネクタの解除器具。 - 前記解除器具は、前記雄部材の軸線の直交面に沿って前記雄部材の軸線側に挿入自在な板状の解除器具本体を備え、前記複数の操作部は、前記解除器具本体に形成されることを特徴とする請求項2に記載のクイックコネクタの解除器具。
- 前記操作部は、前記被操作部に当接して当該解除器具が前記雄部材の軸線側に移動するに従って前記被操作部を雄部材の軸線側に押し付けるテーパー面を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のクイックコネクタの解除器具。
- 前記解除器具は、前記保持部材の被操作部に当接してこの被操作部を雄部材の軸線側に押し付ける解除器具本体より延出するにぎり部を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のクイックコネクタの解除器具。
- 前記解除器具は、一方が開口する切り欠き部を有した略C型形状の解除器具本体を備え、この切り欠き部は、当該解除器具を前記雄部材の軸線側に移動した際に、前記雄部材およびこの雄部材に取り付けられた保持部材を挿入自在に開口すると共に、前記保持部材の被操作部に当接して雄部材の軸線側に押し付ける操作部となる形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のクイックコネクタの解除器具。
- 前記解除器具は、前記雌部材の外面に沿って当該解除器具を前記雄部材の軸線側に案内する案内体を有し、この案内体は、前記係合を解除した位置で前記雌部材の窓部に係止する突起を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のクイックコネクタの解除器具。
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