JPH06187086A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH06187086A
JPH06187086A JP33878592A JP33878592A JPH06187086A JP H06187086 A JPH06187086 A JP H06187086A JP 33878592 A JP33878592 A JP 33878592A JP 33878592 A JP33878592 A JP 33878592A JP H06187086 A JPH06187086 A JP H06187086A
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Yasuhiro Fukuzaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 座標検出のサンプリングレートを落とすこと
なく多くの情報を高速に伝達し得る位置検出装置を提供
する。 【構成】 コード発生器13より発生したコードを、積
分器14により連続的な変化を持たせた信号に変えて可
変容量ダイオード11cに加え、その容量値を変化させ
ることにより位置指示器Aの共振回路11の共振周波数
を前記コードに従って連続的に変化させ、タブレットB
側では位相比較器31及び低域フィルタ34により電圧
制御発振器24の発振周波数が共振回路11の共振周波
数と常に一致するように追従制御し、これによって各ル
ープコイル21−1〜21−4に発生する誘導電圧と同
期検波器30における検波信号との周波数の不一致に起
因するレベル変化をなくすとともに、前記制御にかかわ
る信号からコード発生器13で発生したコード、即ち位
置指示器Aからの情報を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電波を利用した位置検
出装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この出願に先立ち、出願人は特願昭61
−213970号(特開昭63−70326号公報参
照)(以下、先願と称す。)において、センス部と位置
指示器との間で電波をやりとりすることにより、該位置
指示器による指示位置の座標値を求める位置検出装置に
ついて提案した。
【0003】先願の内容を簡単に説明すると、センス部
のループコイルより所定の周波数の電波を送信させ、該
電波を位置指示器に設けた共振回路に受信させる。この
際、該電波を受信した共振回路より発信される電波を前
記ループコイルに受信させ、誘導電圧を発生させる。こ
れをセンス部の複数のループコイルについて順次切替え
て繰返し、各ループコイルに発生した誘導電圧のレベル
に基いて指示位置の座標値を求める如くなしていた。
【0004】ところで、この種の位置検出装置では指示
位置の座標値の外、実際に入力すべき指示位置を特定し
た状態(ペンダウン状態)を表す情報や、位置指示器の
種別、例えばペンかカーソルかを表す情報、あるいはソ
フトウェアに応じて座標値以外のパラメータ、例えば線
の太さ、指示位置あるいは指示領域の色相や濃度(明
度)等を変化させるための情報を、前記指示位置の座標
値とともに入力したいという要求がある。
【0005】前記先願では、共振回路を構成するコイル
及びコンデンサに手動のスイッチを介して他のコンデン
サを接続することにより、該スイッチに対する操作に応
じて共振周波数がわずかに変化するようになし、この共
振周波数のわずかな変化を位相角の変化として検出し、
前述した各種の情報(以下、指示器情報と称す。)とな
していた。
【0006】しかしながら、前述した位置検出装置では
検出可能な位相角の範囲が−60°〜+60°程度に限
られること、並びに周囲の温度変化等によりコイルのイ
ンダクタンスやコンデンサのキャパシタンスが変化する
ため該検出の際の位相角にある程度の幅をもたせなけれ
ばならないこと等の問題より、入力可能な指示器情報の
数をあまり多くすることができないという問題があっ
た。
【0007】そこで、出願人は、位置指示器にコード発
生器を設け、共振回路を構成するコイル及びコンデンサ
に電子スイッチを介して、該コード発生器より出力され
る複数ビットの2進コードに応じて他のコンデンサを断
続することにより、該2進コードに応じて共振周波数が
わずかに変化するようになし、この2進コードに応じた
共振周波数のわずかな変化を位相角の変化として検出し
て前記2進コードを再生することにより、該複数ビット
の2進コードの数に対応した指示器情報を入力可能とな
した位置検出装置について提案した(特願昭61−28
0889号(特開昭63−136124号公報参照)、
特願平1−327276号(特開平3−189716号
公報参照)、特願平1−327277号(特開平3−1
89717号公報参照)等)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た位置検出装置では共振回路の共振周波数が変化すると
受信信号(誘導電圧)のレベルも変化してしまうため、
2進コードの各ビットに対応する期間を1回の座標検出
期間より充分長くするか又は座標検出期間とは全く別に
コード識別のための期間を設けなければならず、その
分、指示器情報の伝達に時間がかかる又は座標検出のサ
ンプリングレートが低くなるという問題があった。
【0009】本発明は前述した従来の問題点に鑑み、座
標検出のサンプリングレートを落とすことなく多くの情
報を高速に伝達し得る位置検出装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、少なくとも共振回路を有する位置指示
器と、該位置指示器に対して電波を送受信することによ
り該位置指示器による指示位置の座標値を求めるタブレ
ットとからなる位置検出装置において、位置指示器に、
複数の指示器情報にそれぞれ対応した複数のコードを発
生するコード発生手段と、該コードに応じて共振回路の
共振周波数を連続的に変化させる共振周波数制御手段と
を設け、タブレットに、位置指示器の共振回路から発生
される電波の周波数を検出する周波数検出手段と、該検
出された周波数に応じて送信する電波の周波数及び受信
する電波の周波数を前記共振回路の共振周波数と常に一
致するように追従制御する周波数追従制御手段と、前記
周波数検出手段で検出された周波数から前記共振回路に
おける共振周波数の変化に対応したコードを再生し、指
示器情報を識別する情報識別手段とを設けた位置検出装
置を提案する。
【0011】また、本発明では、少なくとも電波を発生
する電波発生手段及びこれを駆動する電源とを有する位
置指示器と、該位置指示器より送信される電波を受信し
て該位置指示器による指示位置の座標値を求めるタブレ
ットとからなる位置検出装置において、位置指示器に、
複数の指示器情報にそれぞれ対応した複数のコードを発
生するコード発生手段と、該コードに応じて電波発生手
段の周波数を連続的に変化させる周波数制御手段とを設
け、タブレットに、位置指示器の電波発生手段から発生
される電波の周波数を検出する周波数検出手段と、該検
出された周波数に応じて受信する電波の周波数を前記電
波発生手段の周波数と常に一致するように追従制御する
周波数追従制御手段と、前記周波数検出手段で検出され
た周波数から前記電波発生手段における周波数の変化に
対応したコードを再生し、指示器情報を識別する情報識
別手段とを設けた位置検出装置を提案する。
【0012】
【作用】本発明によれば、位置指示器の共振回路から発
生される電波の周波数が周波数検出手段で検出され、送
信する電波の周波数及び受信する電波の周波数が該検出
された周波数と常に一致するように周波数追従制御手段
により追従制御されて、該周波数の変化に起因するレベ
ル変化がなくなり、前記検出された周波数から情報識別
手段により前記共振回路における共振周波数の変化に対
応したコードが再生され、指示器情報が識別される。
【0013】また、本発明によれば、位置指示器の電波
発生手段から発生される電波の周波数が周波数検出手段
で検出され、受信する電波の周波数が該検出された周波
数と常に一致するように周波数追従制御手段により追従
制御されて、該周波数の変化に起因するレベル変化がな
くなり、前記検出された周波数から情報識別手段により
前記電波発生手段における周波数の変化に対応したコー
ドが再生され、指示器情報が識別される。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すもので、
図中、11aはコイル、11bは直流阻止用のコンデン
サ、11cは可変容量ダイオード、12は電源供給用の
ダイオード、13はコード発生器、14は電圧制御器、
例えば積分器、15は電源供給用のコンデンサ、S1,
S2はスイッチであり、これらは位置指示器Aを構成す
る。また、21−1,21−2,21−3,21−4は
ループコイル、22は選択回路、23は補助アンテナコ
イル、24は電圧制御発振器、25は電流ドライバ、2
6,27は送受切替回路、28,29は受信アンプ、3
0は同期検波器、31は位相比較器、32はスイッチ、
33,34は低域フィルタ(LPF)、35,36はア
ナログ・ディジタル(A/D)変換回路、37は処理装
置(CPU)であり、これらはタブレットBを構成す
る。
【0015】コイル11a、コンデンサ11b及び可変
容量ダイオード11cは互いに直列に接続され、周知の
共振回路11を構成する如くなっている。ダイオード1
2は前記共振回路11中に発生する誘導電圧より直流電
圧を取り出し、これを電源電圧としてコード発生器13
及び積分器14に供給する。コード発生器13はスイッ
チS1,S2がいずれも操作されない状態においてはビ
ット“0”に対応したローレベルの電圧を発生し、ま
た、スイッチS1又はS2が操作された場合は該操作さ
れたスイッチに応じた複数ビット、ここでは8ビットの
2進コードb1〜b8の前後にスタートビットST
(“1”)及びストップビットSP(“0”)を付加し
てなる周知の調歩同期方式のデータ信号を発生し、これ
を積分器14に供給する。なお、該データ信号のコード
発生周期は、後述する1回の走査期間の10倍程度の時
間、例えば10ms程度に設定される。積分器14はオペ
アンプ、抵抗、コンデンサ等からなる周知のもので、前
記データ信号を受け、そのローレベルからハイレベルへ
の変化及びハイレベルからローレベルへの変化を連続的
な変化、ここでは一定の傾きをもった変化に変えて、可
変容量ダイオード11cに供給する如くなっている。
【0016】前記可変容量ダイオード11cは加わる電
圧によってその容量値が変化するため、スイッチS1又
はS2が操作され、コード発生器13よりデータ信号が
発生し、これが積分器14を介して供給されると、該信
号の電圧値に対応して共振回路11の共振周波数も変化
する。
【0017】図2(a)(b)はそれぞれスイッチS1,S2
が操作された場合の共振周波数の変化のようすの一例を
示すもので、図中、周波数f1及びf2はそれぞれコー
ド発生器13よりローレベル及びハイレベルの電圧が出
力された際の共振回路11の共振周波数、例えば495
kHz及び505kHzである。ここではスイッチS1
が操作された場合にコード発生器13で発生する2進コ
ードb1〜b8が“00110100”であり、また、
スイッチS2が操作された場合にコード発生器13で発
生する2進コードb1〜b8が“01001010”で
ある例を示している。
【0018】ループコイル21−1〜21−4は位置検
出方向に互いにほぼ平行に並設されており、その各一端
は選択回路22に接続され、また、その各他端は共通に
接地されている。選択回路22は処理装置37より加え
られる所定の選択信号に従って、ループコイル21−1
〜21−4より一のループコイルを順次選択する。補助
アンテナコイル23はループコイル21−1〜21−4
の周囲を取り巻くように配置されており、その一端は電
圧制御発振器24に接続され、また、他端は接地されて
いる。
【0019】電圧制御発振器24は前述した周波数f1
とf2との中間の周波数f0、例えば500kHzを自
走周波数とし、所定の制御信号、ここでは低域フィルタ
34の出力電圧に応じた周波数及び位相の交流信号を発
生して、これを電流ドライバ25、同期検波器30及び
位相比較器31に送出する。電流ドライバ25は前記交
流信号を電流に変換して送受切替回路27へ送出する。
送受切替回路26は処理装置37より加えられる所定の
送受切替信号に従って、前記選択回路22によって選択
された一のループコイルを受信アンプ28に接続し又は
接地する。送受切替回路27は処理装置37より加えら
れる所定の送受切替信号に従って、補助アンテナコイル
23に電流ドライバ25及び受信アンプ29を交互に切
替え接続する。
【0020】受信アンプ28は前記選択された一のルー
プコイルに発生し、選択回路22及び送受切替回路26
を介して送られてくる誘導電圧を増幅し、これを同期検
波器30へ送出する。受信アンプ29は前記補助アンテ
ナコイル23に発生し、送受切替回路27を介して送ら
れてくる誘導電圧を増幅し、これを位相比較器31へ送
出する。同期検波器30は前記一のループコイルに発生
した誘導電圧、即ち受信信号を電圧制御発振器24から
の交流信号を検波信号として同期検波し、低域フィルタ
33へ送出する。位相比較器31は前記補助アンテナコ
イルに発生した誘導電圧と電圧制御発振器24からの交
流信号との位相比較を行い、位相差信号を発生し、スイ
ッチ32を介して低域フィルタ34へ送出する。なお、
スイッチ32は処理装置37からの制御信号に従って、
送受切替回路27が送信側になっている時の位相比較器
31の出力信号が低域フィルタ34へ送出されないよう
にするためのものである。
【0021】低域フィルタ33は前述した周波数f0,
f1,f2より充分低い遮断周波数を有しており、同期
検波器30の出力信号を直流信号に変換し、A/D変換
回路35へ送出する。また、低域フィルタ34も前述し
た周波数f0,f1,f2より充分低い遮断周波数を有
しており、位相比較器31の出力信号を直流信号に変換
して電圧制御発振器24及びA/D変換回路36へ送出
する。A/D変換回路35及び36はそれぞれ前記低域
フィルタ33及び34の出力をアナログ・ディジタル変
換して処理装置37へ送出する。処理装置37は前記デ
ィジタル値に変換された各ループコイル21−1〜21
−4に対応した受信信号の電圧値に基いて位置指示器A
の指示位置の座標値を算出するとともに、前記ディジタ
ル値に変換された電圧制御発振器24の制御信号に基い
て、位置指示器Aのスイッチの状態を識別する。
【0022】次に、前記装置の動作について述べる。
【0023】まず、補助アンテナコイル23が送受切替
回路27を介して電流ドライバ25に接続され、電圧制
御発振器24による自走周波数f0の交流電流が供給さ
れると、該補助アンテナコイルからは周波数f0の電波
が発生する。該電波は位置指示器Aのコイル11aを励
振し、共振回路11に電磁エネルギーを与える。また、
この際、選択回路22は処理装置37からの選択信号に
基いてループコイル21−1〜21−4より一のループ
コイルを選択しているが、送受切替回路26は電波の送
信期間中、受信アンプ28の入力端を接地するため、該
一のループコイルに発生する信号は受信アンプ28には
伝達されない。この後、前記補助アンテナコイル23が
送受切替回路27を介して受信アンプ29に接続される
と、該補助アンテナコイル23からの電波の発生は停止
する。
【0024】一方、前記共振回路11に与えられた電磁
エネルギーはコイル11aに供給され、これより電波を
発生させるとともに、その一部はダイオード12,コン
デンサ15を介してコード発生器13及び積分器14に
供給され、これらを駆動する。この時、位置指示器Aの
スイッチS1,S2がいずれも操作されていないとする
と、コード発生器13の出力は前述したようにローレベ
ルのままであり、共振回路11の共振周波数はf1とな
るから、コイル11aからは周波数f1の電波が継続し
て発生する。該電波は前記選択された一のループコイル
とともに補助アンテナコイル23を逆に励振するため、
該一のループコイル及び補助アンテナコイル23には前
記周波数f1の誘導電圧が発生する。
【0025】前記補助アンテナコイル23に発生した誘
導電圧は受信アンプ29により増幅され、位相比較器3
1に送出され、電圧制御発振器24からの交流信号と位
相比較される。ここで、共振回路11の共振周波数は前
述したようにf1であり、当初、前記誘導電圧の位相は
交流信号の位相に対して遅れているため、位相比較器3
1の出力電圧はマイナスとなる。従って、低域フィルタ
34の出力電圧もマイナスとなり、電圧制御発振器24
の発振周波数はf0からf1へ追従して変化する。ま
た、低域フィルタ34の出力電圧はA/D変換回路36
を介して処理装置37へ送出されるが、この場合、0か
らマイナスへ変化する(実際には、低域フィルタ34の
出力電圧0[V]に対応する所定のディジタル値からこ
れより小さいディジタル値へ変化する)のみであるか
ら、処理装置37は位置指示器AのスイッチS1,S2
がいずれも操作されていないと識別する。
【0026】前記一のループコイルに発生した誘導電圧
は受信アンプ28により増幅されて同期検波器30に送
出され、電圧制御発振器24からの交流信号を検波信号
として同期検波され、さらに低域フィルタ33及びA/
D変換回路35を介して電圧値として処理装置37へ送
出される。その後、選択回路23により選択される一の
ループコイルが順次切替えられるとともに前記同様な動
作が繰返され、各ループコイル21−1〜21−4に発
生する誘導電圧の電圧値が処理装置37へ送出される。
【0027】前記各ループコイル21−1〜21−4よ
り取出される誘導電圧の電圧値は各ループコイルと共振
回路11との距離に依存し、この距離が小さいほど大き
くなる。従って、各ループコイル21−1〜21−4よ
り取出される誘導電圧の電圧値は共振回路11の位置、
即ち位置指示器Aの指示位置に最も近いループコイルに
対応する誘導電圧を最大として、対応するループコイル
が指示位置から離れるに従って徐々に小さくなる。前記
各誘導電圧の電圧値は処理装置37により演算処理さ
れ、電圧値の分布が極大となる位置、即ち位置指示器A
による指示位置の座標値が求められる。
【0028】この状態において、例えば位置指示器Aの
スイッチS1が操作されると、共振回路11の共振周波
数は該スイッチS1に対応した8ビットの2進コード
“00110100”(実際には、その前後にスタート
ビットST“1”及びストップビットSP“0”を付加
して)に応じて、図2(a)に示すようにf1〜f2の間
で変化するため、補助アンテナコイル23に発生する誘
導電圧の周波数も同様に変化する。
【0029】前記周波数f0以外の誘導電圧の位相と電
圧制御発振器24からの交流信号の位相とは一致しない
ため、該誘導電圧の周波数がf1〜f2の間で変化する
期間中、位相比較器31よりその位相差に応じた符号及
び値を有する電圧が出力される。従って、低域フィルタ
34の出力も誘導電圧の周波数がf1〜f2の間で変化
する期間中、前記位相差に応じた符号及び値を有するも
のとなり、これによって電圧制御発振器24は周波数f
1〜f2の間で発振するように制御され、前記誘導電圧
の周波数の変化が同期検波器30の出力電圧値を変化さ
せない、即ち指示位置の座標値に影響を与えない。
【0030】また、この際、低域フィルタ34の出力電
圧は前述したようにA/D変換回路36においてディジ
タル値に変換され、処理装置37に送出されるが、前記
誘導電圧の周波数がf0以外の期間では該周波数に対応
した値、即ち低域フィルタ34の出力電圧0[V]に対
応する所定のディジタル値より小さい又は大きい値とな
るから、前記誘導電圧の周波数が最初にf1からf2へ
変化し、前記ディジタル値が最初に前記所定のディジタ
ル値より大きくなった時点を開始点(スタートビットS
T)として、前記コード発生器13のコード発生周期で
サンプリングし、該所定のディジタル値より大きいか小
さいかを検出することにより、処理装置37はA/D変
換回路36の出力ディジタル値から8ビットの2進コー
ドを再生でき、この場合、位置指示器Aにおいてスイッ
チS1が操作されたことを識別できる。また、位置指示
器AにおいてスイッチS2が操作された場合も同様にし
て識別できる。
【0031】このように本実施例によれば、共振回路の
共振周波数が変化しても受信信号の信号強度が変化しな
いため、従来のように2進コードの各ビットに対応する
期間を1回の座標検出期間より充分長くしたり、あるい
は座標検出期間とは全く別にコード識別のための期間を
設ける必要がなく、従って、座標検出のサンプリングレ
ートを落とすことなく多くの情報を高速に伝達すること
ができる。
【0032】前記実施例は一方向の位置検出を行うもの
であるが、ループコイル21−1〜21−4と同様な複
数のループコイルをこれと直交する如く配置し、前記同
様な選択回路を設けるとともに他の回路を切替え使用し
て交互にその位置検出を行うことにより、直交する2方
向の指示位置を検出できることはいうまでもない。な
お、この場合、1回の走査がx及びy方向の2方向に行
われるため、データ信号のコード発生周期は一方向の場
合の2倍、例えば20ms程度に設定される。
【0033】図3は前記第1の実施例における位置指示
器の他の例を示すもので、ここではコード発生器及び積
分器の電源として電源供給用のダイオード及びコンデン
サの代わりに電池を設けた例を示す。即ち、図中、16
は周知のニッカド電池等の電池であり、その両端はコー
ド発生器13及び積分器14の電源端子にそれぞれ接続
されている。本構成によれば、安定した電源電圧でコー
ド発生器及び積分器を駆動することができ、情報を誤り
なく伝達できる。
【0034】図4は本発明の第2の実施例を示すもの
で、図中、第1の実施例と同一構成部分は同一符号をも
って表す。即ち、11aはコイル、13はコード発生
器、14は積分器、16は電池、17は電圧制御発振
器、S1,S2はスイッチであり、これらは位置指示器
Aを構成する。また、23は補助アンテナコイル、28
は受信アンプ、30は同期検波器、33は低域フィルタ
(LPF)、35,36はアナログ・ディジタル(A/
D)変換回路、37aは処理装置(CPU)、38−
1,38−2,……38−8は導体、39は選択回路、
40はPLL受信回路であり、これらはタブレットBを
構成する。
【0035】電圧制御発振器17は前述した周波数f1
を自走周波数とし、所定の制御信号、ここでは積分器1
4の出力電圧に応じた周波数及び位相の交流信号を発生
して、これをコイル11aへ送出する。前述したように
コード発生器13はスイッチS1,S2がいずれも操作
されない状態においてはビット“0”に対応したローレ
ベルの電圧を発生しており、この場合、電圧制御発振器
17は周波数f1の交流信号を発生する如くなってい
る。従って、本位置指示器Aのコイル11aからはスイ
ッチS1,S2がいずれも操作されない状態において周
波数f1の電波が発信され、また、スイッチS1又はS
2が操作された場合は周波数が図2に示したようにf1
〜f2の間で変化する電波が発信される。
【0036】導体38−1〜38−8は位置検出方向に
互いにほぼ平行に並設されており、その各一端は選択回
路39に接続され、また、その各他端は共通に接地され
ている。選択回路39は処理装置37aより加えられる
所定の選択信号に従って、導体38−1〜38−8より
一の導体を順次選択する。補助アンテナコイル23は導
体38−1〜38−8の周囲を取り巻くように配置され
ており、その一端はPLL受信回路40に接続され、ま
た、他端は接地されている。
【0037】PLL受信回路40は前記補助アンテナコ
イル23に発生した誘導電圧と同じ周波数及び位相を備
えた基準交流信号を発生させ、これを同期検波器30へ
送出するとともに、前記誘導電圧の周波数及び位相を表
す制御信号をA/D変換回路36を介して処理装置37
aへ送出する。受信アンプ28は前記選択された一の導
体に発生し、選択回路39を介して送られてくる誘導電
圧を増幅し、これを同期検波器30へ送出する。同期検
波器30は前記一の導体に発生した誘導電圧、即ち受信
信号をPLL受信回路40からの基準交流信号を検波信
号として同期検波し、低域フィルタ33へ送出する。
【0038】低域フィルタ33は前述した周波数f0,
f1,f2より充分低い遮断周波数を有しており、同期
検波器30の出力信号を直流信号に変換し、A/D変換
回路35へ送出する。A/D変換回路35及び36はそ
れぞれ前記低域フィルタ33及びPLL受信回路40の
出力をアナログ・ディジタル変換して処理装置37aへ
送出する。処理装置37aは前記ディジタル値に変換さ
れた各導体38−1〜38−8に対応した受信信号の電
圧値に基いて位置指示器Aの指示位置の座標値を算出す
るとともに、前記ディジタル値に変換されたPLL受信
回路40の制御信号に基いて、位置指示器Aのスイッチ
の状態を識別する。
【0039】以下、前記装置の動作を説明する。
【0040】当初、位置指示器AのスイッチS1,S2
がいずれも操作されておらず、コイル11aから周波数
f1の電波が継続して発生しているとすると、該電波は
各導体38−1〜38−8及び補助アンテナコイル23
に周波数f1の誘導電圧を発生させる。各導体38−1
〜38−8に発生した誘導電圧は選択回路39により順
次サンプリングされ、受信アンプ28により増幅されて
同期検波器30に送出され、PLL受信回路40からの
基準交流信号を検波信号として同期検波され、さらに低
域フィルタ33及びA/D変換回路35を介して電圧値
として処理装置37aへ送出される。
【0041】ここで、前記電波の各導体に対する向きは
コイル11aの中心位置(指示位置)を境として逆であ
り、誘導電圧の位相も指示位置を境として反転するた
め、同期検波器30の出力信号も指示位置を境として逆
極性の信号となる。従って、低域フィルタ33の出力信
号は指示位置に対応して0[V]を交差するものとな
る。前記各誘導電圧の電圧値は処理装置37aにより演
算処理され、電圧値が0[V]を交差する位置、即ち位
置指示器Aによる指示位置の座標値が求められる。
【0042】また、補助アンテナコイル23に発生した
誘導電圧はPLL受信回路40に受信され、該PLL受
信回路40にて前記誘導電圧と同じ周波数及び位相を備
えた基準交流信号が発生されて同期検波器30に送出さ
れるとともに、前記誘導電圧の周波数及び位相を表す制
御信号が発生され、A/D変換回路36を介して処理装
置37aへ送出される。ここで、前記誘導電圧の周波数
は継続してf1であり、制御信号もこれに対応したもの
であるから、処理装置37aは位置指示器Aのスイッチ
S1,S2がいずれも操作されていないと識別する。
【0043】この状態において、例えば位置指示器Aの
スイッチS1が操作されると、コイル11aより発信さ
れる電波の周波数は該スイッチS1に対応した8ビット
の2進コード“00110100”(実際には、その前
後にスタートビットST“1”及びストップビットSP
“0”を付加して)に応じて、図2(a)に示されたよう
にf1〜f2の間で変化するため、補助アンテナコイル
23に発生する誘導電圧の周波数も同様に変化する。
【0044】前記周波数f1以外の誘導電圧も周波数f
1の誘導電圧と同様、PLL受信回路40に受信され、
同じ周波数及び位相を備えた基準交流信号が発生されて
同期検波器30に送出されるため、前記誘導電圧の周波
数の変化は同期検波器30の出力電圧値を変化させな
い、即ち指示位置の座標値に影響を与えない。
【0045】また、この際、PLL受信回路40より出
力される誘導電圧の周波数及び位相を表す制御信号は前
述したようにA/D変換回路36においてディジタル値
に変換され、処理装置37aに送出され、前記ディジタ
ル値が最初に所定の値、例えば周波数f0に対応した値
より大きくなった時点を開始点(スタートビットST)
として、前記コード発生器13のコード発生周期でサン
プリングし、該周波数f0に対応した値より大きいか小
さいかを検出することにより、処理装置37aはA/D
変換回路36の出力ディジタル値から8ビットの2進コ
ードを再生でき、この場合、位置指示器Aにおいてスイ
ッチS1が操作されたことを識別できる。また、位置指
示器AにおいてスイッチS2が操作された場合も同様に
して識別できる。
【0046】このように本実施例によれば、位置指示器
より発信される電波の周波数が変化しても受信信号の信
号強度が変化しないため、従来のように2進コードの各
ビットに対応する期間を1回の座標検出期間より充分長
くしたり、あるいは座標検出期間とは全く別にコード識
別のための期間を設ける必要がなく、従って、座標検出
のサンプリングレートを落とすことなく多くの情報を高
速に伝達することができる。また、本実施例ではタブレ
ット側より位置指示器へ電波を送信する必要がなく、ま
た、一旦、位置指示器の位置を検出した後はその両側に
位置する2本の導体を選択するのみで位置検出が可能で
あるため、第1の実施例の場合に比べて1回の走査周期
を大幅に短縮することができ、これによって、データ信
号のコード発生周期も第1の実施例の場合より大幅に短
縮でき、より高速に情報を伝達できる。
【0047】前記実施例は一方向の位置検出を行うもの
であるが、導体38−1〜38−8と同様な複数の導体
をこれと直交する如く配置し、前記同様な選択回路を設
けるとともに他の回路を切替え使用して交互にその位置
検出を行うことにより、直交する2方向の指示位置を検
出できることはいうまでもない。なお、この場合、1回
の走査がx及びy方向の2方向に行われるため、データ
信号のコード発生周期は一方向の場合の2倍に設定され
る点は第1の実施例の場合と同様である。
【0048】図5は前記第2の実施例におけるタブレッ
トの他の例を示すもので、ここではPLL受信回路の代
わりにFM検波回路及び電圧制御発振器を用いた例を示
す。即ち、図中、41はFM検波回路、42は電圧制御
発振器であり、該FM検波回路41は補助アンテナコイ
ル23に発生した誘導電圧をFM検波し、該誘導電圧の
周波数及び位相を表す周波数信号を発生し、これを電圧
制御発振器42に送出するとともにA/D変換回路36
を介して処理装置37aへ送出する。また、電圧制御発
振器42は前述した周波数f0を自走周波数として、所
定の制御信号、ここではFM検波回路41からの周波数
信号に応じた周波数及び位相の交流信号を発生して、こ
れを同期検波器30に送出する。なお、その他の構成及
び動作は第2の実施例のタブレットと同様である。
【0049】これまでの実施例では位置指示器に2個の
スイッチを設けた場合を示しているが、8ビットの2進
コードに対応した28個のスイッチを設けてこれらを識
別させることが可能であり、2進コードのビット数を増
やせばさらに多くのスイッチを設けることも可能であ
る。また、位置指示器自体の種別を表す情報を送るよう
な場合、該情報については常時、送るようになしても良
い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、共
振回路の共振周波数が変化しても受信信号の信号強度が
変化しないため、従来のように2進コードの各ビットに
対応する期間を1回の座標検出期間より充分長くした
り、あるいは座標検出期間とは全く別にコード識別のた
めの期間を設ける必要がなく、従って、座標検出のサン
プリングレートを落とすことなく多くの情報を高速に伝
達することができる。
【0051】また、本発明によれば、位置指示器より発
信される電波の周波数が変化しても受信信号の信号強度
が変化しないため、従来のように2進コードの各ビット
に対応する期間を1回の座標検出期間より充分長くした
り、あるいは座標検出期間とは全く別にコード識別のた
めの期間を設ける必要がなく、従って、座標検出のサン
プリングレートを落とすことなく多くの情報を高速に伝
達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置検出装置の第1の実施例を示す構
成図
【図2】スイッチS1,S2が操作された場合の共振周
波数の変化のようすの一例を示す図
【図3】第1の実施例における位置指示器の他の例を示
す構成図
【図4】本発明の位置検出装置の第2の実施例を示す構
成図
【図5】第2の実施例におけるタブレットの他の例を示
す構成図
【符号の説明】
11a…コイル、11b…コンデンサ、11c…可変容
量ダイオード、12…電源供給用のダイオード、13…
コード発生器、14…積分器、15…電源供給用のコン
デンサ、16…電池、17,24,42…電圧制御発振
器、25…電流ドライバ、S1,S2…スイッチ、21
−1〜21−4…ループコイル、22,39…選択回
路、23…補助アンテナコイル、26,27…送受切替
回路、28,29…受信アンプ、30…同期検波器、3
1…位相比較器、32…スイッチ、33,34…低域フ
ィルタ(LPF)、35,36…アナログ・ディジタル
(A/D)変換回路、37,37a…処理装置(CP
U)、38−1〜38−8…導体、40…PLL受信回
路、41…FM検波回路、A…位置指示器、B…タブレ
ット。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも共振回路を有する位置指示器
    と、該位置指示器に対して電波を送受信することにより
    該位置指示器による指示位置の座標値を求めるタブレッ
    トとからなる位置検出装置において、 位置指示器に、 複数の指示器情報にそれぞれ対応した複数のコードを発
    生するコード発生手段と、該コードに応じて共振回路の
    共振周波数を連続的に変化させる共振周波数制御手段と
    を設け、 タブレットに、 位置指示器の共振回路から発生される電波の周波数を検
    出する周波数検出手段と、該検出された周波数に応じて
    送信する電波の周波数及び受信する電波の周波数を前記
    共振回路の共振周波数と常に一致するように追従制御す
    る周波数追従制御手段と、前記周波数検出手段で検出さ
    れた周波数から前記共振回路における共振周波数の変化
    に対応したコードを再生し、指示器情報を識別する情報
    識別手段とを設けたことを特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】 複数の指示器情報にそれぞれ対応した複
    数のコードを発生するコード発生器、該コードに応じて
    連続的に変化する電圧値を発生する電圧制御器、該電圧
    値に応じて容量値又は誘導値が変化する素子を含む共振
    回路、並びに該共振回路に生起した誘導電圧より前記コ
    ード発生器及び電圧制御器を駆動するための直流電圧を
    取り出す電源回路を有する位置指示器と、 位置検出方向に並設された複数のループコイル、該複数
    のループコイルより一のループコイルを順次選択する選
    択手段、前記複数のループコイルの近傍に設けられた補
    助アンテナコイル、前記位置指示器の共振回路を励振す
    る電波を発生するための交流信号を前記補助アンテナコ
    イルに供給する交流信号供給手段、前記補助アンテナコ
    イルに発生する誘導電圧の周波数を検出する周波数検出
    手段、該検出された周波数に応じて前記交流信号供給手
    段から供給する交流信号の周波数を前記共振回路の共振
    周波数と常に一致するように制御する周波数追従制御手
    段、前記選択されたループコイルに発生する誘導電圧を
    前記交流信号供給手段から発生する交流信号で検波する
    受信検波手段、該検波された各誘導電圧の大きさに基い
    て前記位置指示器の指示位置を求める位置決定手段、並
    びに前記周波数検出手段で検出された周波数から前記共
    振回路における共振周波数の変化に対応したコードを再
    生し、指示器情報を識別する情報識別手段を有するタブ
    レットとからなることを特徴とする位置検出装置。
  3. 【請求項3】 複数の指示器情報にそれぞれ対応した複
    数のコードを発生するコード発生器、該コードに応じて
    連続的に変化する電圧値を発生する電圧制御器、該電圧
    値に応じて容量値又は誘導値が変化する素子を含む共振
    回路、並びに前記コード発生器及び電圧制御器を駆動す
    るための直流電圧を供給する電池を有する位置指示器
    と、 位置検出方向に並設された複数のループコイル、該複数
    のループコイルより一のループコイルを順次選択する選
    択手段、前記複数のループコイルの近傍に設けられた補
    助アンテナコイル、前記位置指示器の共振回路を励振す
    る電波を発生するための交流信号を前記補助アンテナコ
    イルに供給する交流信号供給手段、前記補助アンテナコ
    イルに発生する誘導電圧の周波数を検出する周波数検出
    手段、該検出された周波数に応じて前記交流信号供給手
    段から供給する交流信号の周波数を前記共振回路の共振
    周波数と常に一致するように制御する周波数追従制御手
    段、前記選択されたループコイルに発生する誘導電圧を
    前記交流信号供給手段から発生する交流信号で検波する
    受信検波手段、該検波された各誘導電圧の大きさに基い
    て前記位置指示器の指示位置を求める位置決定手段、並
    びに前記周波数検出手段で検出された周波数から前記共
    振回路における共振周波数の変化に対応したコードを再
    生し、指示器情報を識別する情報識別手段を有するタブ
    レットとからなることを特徴とする位置検出装置。
  4. 【請求項4】 電圧値に応じて容量値が変化する素子と
    して、可変容量ダイオードを用いたことを特徴とする請
    求項2又は3記載の位置検出装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも電波を発生する電波発生手段
    及びこれを駆動する電源とを有する位置指示器と、該位
    置指示器より送信される電波を受信して該位置指示器に
    よる指示位置の座標値を求めるタブレットとからなる位
    置検出装置において、 位置指示器に、 複数の指示器情報にそれぞれ対応した複数のコードを発
    生するコード発生手段と、該コードに応じて電波発生手
    段の周波数を連続的に変化させる周波数制御手段とを設
    け、 タブレットに、 位置指示器の電波発生手段から発生される電波の周波数
    を検出する周波数検出手段と、該検出された周波数に応
    じて受信する電波の周波数を前記電波発生手段の周波数
    と常に一致するように追従制御する周波数追従制御手段
    と、前記周波数検出手段で検出された周波数から前記電
    波発生手段における周波数の変化に対応したコードを再
    生し、指示器情報を識別する情報識別手段とを設けたこ
    とを特徴とする位置検出装置。
  6. 【請求項6】 複数の指示器情報にそれぞれ対応した複
    数のコードを発生するコード発生器、該コードに応じて
    連続的に変化する電圧値を発生する電圧制御器、該電圧
    値に応じて周波数が変化する発振器を含む電波発生手
    段、並びに前記コード発生器、電圧制御器及び電波発生
    手段を駆動する電源を有する位置指示器と、 位置検出方向に並設された複数の導体、該複数の導体よ
    り一の導体を順次選択する選択手段、前記複数の導体の
    近傍に設けられた補助アンテナコイル、該補助アンテナ
    コイルに発生する誘導電圧の周波数を検出する周波数検
    出手段、該検出された周波数と一致する周波数の検波信
    号を発生する検波信号発生手段、前記選択された導体に
    発生する誘導電圧を前記検波信号で検波する受信検波手
    段、該検波された各誘導電圧の極性変化に基づいて前記
    位置指示器の指示位置を求める位置決定手段、並びに前
    記周波数検出手段で検出された周波数から前記電波発生
    手段における周波数の変化に対応したコードを再生し、
    指示器情報を識別する情報識別手段を有するタブレット
    とからなることを特徴とする位置検出装置。
  7. 【請求項7】 周波数検出手段及び検波信号発生手段と
    してPLL受信回路を用いたことを特徴とする請求項6
    記載の位置検出装置。
  8. 【請求項8】 周波数検出手段としてFM検波回路を用
    い、検波信号発生手段として電圧制御発振器を用いたこ
    とを特徴とする請求項6記載の位置検出装置。
  9. 【請求項9】 コードとして調歩同期方式のデータ信号
    を用いたことを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載
    の位置検出装置。
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JP2007257359A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Wacom Co Ltd 位置検出装置及びコンピュータ
JP2008522183A (ja) * 2004-12-01 2008-06-26 エヌ−トリグ リミテッド 位置検出システムおよび装置ならびにその使用および制御のための方法

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