JP2533218Y2 - 座標位置検出装置 - Google Patents

座標位置検出装置

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JP2533218Y2
JP2533218Y2 JP10031991U JP10031991U JP2533218Y2 JP 2533218 Y2 JP2533218 Y2 JP 2533218Y2 JP 10031991 U JP10031991 U JP 10031991U JP 10031991 U JP10031991 U JP 10031991U JP 2533218 Y2 JP2533218 Y2 JP 2533218Y2
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光徳 杉山
恵一 松島
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清秀 松嶋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、面上の指示位置座標を
読み取る座標位置検出装置に関し、特に読み取り位置を
指示するための位置指示器と本体側のタブレットとが無
線で結ばれた座標位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の座標位置検出装置は、タ
ブレットと読み取り位置を指示する位置指示器とから構
成されている。そして位置指示器は、タブレット側から
発射された電波を受け位置指示器内に電力を取り込む電
力取り込み手段としての電力取り込みコイル及びその共
振用コンデンサ、この電力取り込み手段により位置指示
器内に取り込まれた電力を利用するために整流及び平滑
して直流電流に変換する直流変換器、この直流変換器か
らの直流電流を受け所定の信号を発生する発信器、この
発信器に接続されタブレットに向けて電波を発生する手
段としてのコイルより構成されている。また、タブレッ
トは、上記位置指示器へ電波を発射して電力を供給する
電力供給手段及び位置指示器から発射された電波を検出
する電波検出手段により構成されている。
【0003】次に図4は、位置指示器へ電力を供給する
電力供給手段の構成図である。同図において、1は電力
供給グリッド板、3は正弦波及び余弦波の電流信号を発
生してグリッド板1のコイルを駆動する正弦波・余弦波
発生機構部、Tはトランスである。すなわち、電源供給
グリッド板1上には第1のグリッド線及び第2のグリッ
ド線がそれぞれ一様に形成されており、正弦波・余弦波
発生機構部3からの余弦波信号が第1のグリッド線に、
また、正弦波信号は第2のグリッド線にそれぞれ印加さ
れ、電力供給グリッド板1から均一な電波が発生される
ものとなっている。そして、この発生した電波は位置指
示器内の電力取り込みコイルにより取り込まれ位置指示
器へ電力が供給されるようになっている。なお、上記ト
ランスTは正弦波・余弦波発生機構部3からの正弦波信
号及び余弦波信号を効率良く電力供給グリッド板1へ伝
達するためのインピーダンス整合用として設けられてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の座標位置検出装
置は、電源供給グリッド板1上に形成された各グリッド
線の配線密度が増加し高インピーダンスとなった場合、
これらを正弦波・余弦波発生機構部3により完全に駆動
できない。このため、図5(a)に示すような正規の正
弦波信号或いは余弦波信号を与えても、同図の(b)に
示すように、各グリッド線に流れる電流信号の波形に乱
れを生じる。そしてこの波形の乱れにより、二次高調波
が発生してこれがノイズとして作用し、この結果、電力
取り込み手段の電力検出感度が悪化すると共に電力の検
出感度にムラが生じる等の問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本考案は、位置指示器への電力供給を行うグリ
ッド板上に一様に形成されたグリッド線と、駆動信号を
発生してグリッド線を駆動する駆動回路と、グリッド線
と駆動回路との間に配設され駆動信号を効率よくグリッ
ド線へ伝達するためのトランスとをタブレットに備え、
位置検出装置への電力供給を無線で行う座標位置検出装
置において、トランスとグリッド線との間に直列に第1
のコンデンサを接続すると共に、グリッド線に並列に第
2のコンデンサを接続したものである。
【0006】
【作用】第1,第2のコンデンサとグリッド線とにより
共振回路が形成され、この共振回路へ直接駆動信号が印
加される結果、直ちに共振回路が励振することになり、
この結果、駆動信号が忠実にグリッド線へ伝達される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例ついて図面を参照して
説明する。図1は本考案に係る座標位置検出装置の一実
施例を示すブロック図、また図2は電波発射手段として
のグリッド板の構成例を示す説明図である。図1に示す
ように、この座標位置検出装置は大別して、電力供給グ
リッド板1,電波検出板2,正弦波・余弦波発生機構部
3を含む電気構成部からなるタブレットと、位置指示器
4とから構成されている。
【0008】ここで、タブレットの電力供給グリッド板
1と電波検出板2とは互いに重ねられて1つの座標入力
板を形成しており、この電力供給グリッド板1は図2に
示すように、2個のグリッド線11,12から構成され
ている。そして、第1のグリッド線11と第2のグリッ
ド線12とは、互いに1/4ピッチだけずらされて設け
られており、いわゆる2組の構成を有している。一方、
電波検出板2は、図1に示すように、X方向及びY方向
にそれぞれ張り渡された複数のループコイルを有してお
り、それぞれX軸スキャナ35、Y軸スキャナ36に接
続されている。
【0009】そして、CPU31の指令により水晶発振
器32が動作し所定の周波数のクロックが発生すると、
このクロックは正弦波・余弦波発生機構部3を構成する
分周器37に与えられ、この分周器37により後段の電
力供給グリッド板1を制御する動作クロックとして生成
される。生成された動作クロックに基づき次段の移相器
38は、正弦波信号(Sin信号)と余弦波信号(Co
s信号)とを作成する。作成された余弦波信号は増幅器
391により増幅のうえトランスT1を介し図2に示す
第1のグリッド線11に印加されると共に、正弦波信号
は増幅器392により増幅されてトランスT2を介し第
2のグリッド線12に印加される。電力供給グリッド板
1はこれにより電波を発生する。
【0010】電力供給グリッド板1から発射された電波
は、位置指示器4の受電コイル41を励振する。この受
電コイル41にはコンデンサが接続され共振回路を構成
している。そして、整流回路或いは充電池等により構成
された電力変換器42に電力として取り込まれ、この電
力が位置指示器を構成する水晶発振器40,復調器4
3,並列・直列変換器45,変調器46,増幅器47及
び分周器49のエネルギーとなる。
【0011】また、スイッチ群44の個々のスイッチ
は、各々異なる符号列が付されており、いずれかのスイ
ッチが操作されたとき、増幅器47及び電波送出コイル
48により送出される電波に上記の符号列情報が重畳さ
れるように構成されている。
【0012】電波送出コイル48からの電波は、電波検
出板2の各々のループコイルに作用し、この結果各々の
ループコイルには、位置指示器4の電波送出コイル48
との結合度に応じた誘導電圧が発生する。そして、X軸
スキャナ35及びY軸スキャナ36によりこれらのルー
プコイルに発生した誘導電圧が検出されて本体回路34
に送出され、本体回路34及びCPU31の演算により
位置指示器4の指示する位置が決定される。
【0013】ところで、この座標位置検出装置において
は、正弦波・余弦波発生機構部3内の移相器38により
作成された正弦波信号及び余弦波信号を、それぞれ増幅
器391,392により増幅のうえ電源供給グリッド板
1内の第1のグリッド線11及び第2のグリッド線12
に印加している。そして、各グリッド線とのインピーダ
ンス整合をとるために、グリッド線11と増幅器391
との間にトランスT1を設けると共に、グリッド線12
と増幅器392との間にはトランスT2を設けている。
さらに、各増幅器から出力される正弦波信号及び余弦波
信号と同等の電流信号が各グリッド線上で得られるよう
に、トランスとグリッド線間にコンデンサC1〜C4が
設けられている。すなわち、トランスT1とグリッド線
11との間にはコンデンサC1を直列に接続すると共
に、コンデンサC2を並列に接続している。また、トラ
ンスT2とグリッド線12との間にも、同様に、コンデ
ンサC3及びC4をそれぞれ直列及び並列に接続してい
る。
【0014】図3(a)は、本発明の要部を示す図であ
り、電源供給グリッド板1上に形成されたグリッド線1
1への信号の伝達の一例を示すものである。すなわち、
上記したように、正弦波・余弦波発生機構部3にはグリ
ッド線11のインピーダンスとインピーダンス整合をと
る目的でトランスT1が設けられており、このトランス
T1とグリッド線11との間にはコンデンサC1が直列
に接続されると共に、コンデンサC2が並列に接続され
ている。そして、正弦波・余弦波発生機構部3からの余
弦波信号は、トランスT1を介しびコンデンサC1,C
2とグリッド線11からなる共振回路へ印加される。図
3(b)はこのような信号伝達回路の等価回路を示した
ものである。
【0015】すなわち、グリッド線11に直列にコンデ
ンサC1、並列にコンデンサC2を接続することによ
り、コンデンサC1,C2の各容量とグリッド線11の
インダクタンスとからなる共振回路が形成され、トラン
スT1を介する余弦波信号により、直接このグリッド線
11を含む共振回路が共振する結果、グリッド線11が
高インピーダンスの場合でも余弦波信号が忠実にグリッ
ド線11に伝達される。この結果、グリッド線11のイ
ンピーダンスが高い場合でもこれの電流信号の波形は印
加される余弦波信号の波形と同等になって波形の乱れを
生じなくなり、したがって二次高調波の発生が防止され
る。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
第1,第2のコンデンサとグリッド線とにより共振回路
を形成すると共に、この共振回路に直接駆動信号が与え
られて励振されるため、駆動信号を忠実にグリッド線へ
伝達することができる。したがって、グリッド線のイン
ピーダンスが高い場合でもこれの電流信号波形に乱れが
生じなくなると共に二次高調波の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る座標位置検出装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】上記装置の電源供給グリッド板の一例を示す構
成図である。
【図3】本考案の要部を示す図である。
【図4】従来の座標位置検出装置のブロック図である。
【図5】従来の座標位置検出装置における電源供給グリ
ッド板の入出力波形図である。
【符号の説明】
1 電源供給グリッド板 2 電波検出板 3 正弦波・余弦波発生機構部 11,12 グリッド線 T1,T2 トランス C1〜C4 コンデンサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置指示器およびこの位置指示器の指示
    位置を検出するタブレットからなり、前記位置指示器へ
    の電力供給を行うグリッド板上に一様に形成されたグリ
    ッド線と、駆動信号を発生して前記グリッド線を駆動す
    る駆動回路と、前記グリッド線と駆動回路との間に配設
    され前記駆動信号を効率よくグリッド線へ伝達するため
    のトランスとを前記タブレットに備え、前記位置検出装
    置への電力供給を無線で行う座標位置検出装置におい
    て、 前記トランスとグリッド線との間に直列に第1のコンデ
    ンサを接続すると共に、前記グリッド線に並列に第2の
    コンデンサを接続し、前記駆動信号を前記グリッド線へ
    忠実に伝達するようにしたことを特徴とする座標位置検
    出装置。
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