JPH0675683A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

Info

Publication number
JPH0675683A
JPH0675683A JP22852192A JP22852192A JPH0675683A JP H0675683 A JPH0675683 A JP H0675683A JP 22852192 A JP22852192 A JP 22852192A JP 22852192 A JP22852192 A JP 22852192A JP H0675683 A JPH0675683 A JP H0675683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loop coils
block
series
loop
induced voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22852192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Fukuzaki
康弘 福崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacom Co Ltd
Original Assignee
Wacom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacom Co Ltd filed Critical Wacom Co Ltd
Priority to JP22852192A priority Critical patent/JPH0675683A/ja
Publication of JPH0675683A publication Critical patent/JPH0675683A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置検出精度に悪影響を与えることなく無効
エリアを少なくできる位置検出装置を提供する。 【構成】 多数のループコイルを複数のブロックに分
け、各ブロック内の相対位置が同一のループコイル同士
を互いに直列に接続して複数の直列ループコイル2−1
〜2−4を構成し、前記多数のループコイルを少なくと
も2つ含む大きさを有するループコイルを前記各ブロッ
クに対して少なくとも1つ対応する如く配置して複数の
ブロックループコイル3−1〜3−5を構成することに
より、選択すべきループコイルの数を減らして無効エリ
アを少なくし、また、ブロックループコイルより電波を
発生するとともに直列ループコイルを選択して誘導電圧
を検出することにより、位置指示器1が置かれる場所に
よってその共振回路15に到達する電磁エネルギーや誘
導電圧の大きさ、位相に不規則な偏りが生じないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共振回路を有する位置
指示器の指示位置を検出する位置検出装置の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この出願に先立ち、出願人は特願昭61
−213970号(特開昭63−70326号公報参
照)において、共振回路のみを有し且つどこにも接続さ
れない位置指示器の指示位置を検出し得る位置検出装置
を提案した。
【0003】前記装置の内容を簡単に説明すると、位置
検出方向に並設してなる多数のループコイルより一のル
ープコイルを選択し、これに所定の周波数の交流信号を
供給して電波を発信させ、該電波を位置指示器に設けた
共振回路に受信させる。この際、該電波によるエネルギ
ーを受けた共振回路から発生される電波を前記一のルー
プコイルに受信させ、誘導電圧を発生させる。これを多
数のループコイルについて順次切替えて繰返し、各ルー
プコイルに発生した誘導電圧の大きさに基づいて共振回
路の位置、即ち指示位置の座標値を求める如くなしたも
のである。
【0004】しかしながら、前記装置では多数のループ
コイルの周囲に、これらを1つずつ選択するための回路
(マルチプレクサ)を複数配置しなければならず、位置
検出可能な領域(位置検出エリア)の周囲に位置検出で
きない領域(無効エリア)がかなりの範囲に亘って生じ
てしまうという問題があった。
【0005】そこで、出願人は特願平1−282852
号(特開平3−147012号公報参照)において、多
数のループコイルを複数のグループに分け、各グループ
内の一のループコイルをそれぞれ他のグループ内のルー
プコイルと直列に接続することによって選択すべきルー
プコイルの数、いいかえればマルチプレクサの数を減ら
して無効エリアを少なくするとともに、この際、互いに
接続されるループコイルの各グループ内における相対位
置が所定数以上各グループ内及びグループ同士に跨って
同一又は対称とならないようにすることによって、得ら
れる誘導電圧のパターンから位置指示器がいずれのグル
ープ上に位置しているかを識別可能とし、さらに前記同
様に誘導電圧の大きさに基づいて指示位置の座標値を求
める如くなしたものを提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記装
置では不規則な順序で配置された複数のコイルから同時
に電波が発信されるとともに受信されることになるた
め、位置指示器が置かれる場所によってその共振回路に
到達する電磁エネルギーに不規則な偏りが生じたり、誘
導電圧の大きさや位相に不規則な偏りを生じ、この結
果、高精度な位置検出が難しいという問題があった。
【0007】本発明は前記従来の問題点に鑑み、位置検
出精度に悪影響を与えることなく無効エリアを少なくで
きる位置検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1では、共振回路を有する位置指示
器と、位置検出方向に並設されたループコイルとの間で
電波を授受することにより位置指示器の指示位置を検出
する位置検出装置において、位置検出方向に並設された
多数のループコイルを複数のブロックに分け、各ブロッ
ク内の相対位置が同一のループコイル同士を互いに直列
に接続してなる複数の直列ループコイルと、該複数の直
列ループコイルを構成する多数のループコイルを少なく
とも2つ含む大きさを有し且つ前記各ブロックに対して
少なくとも1つ対応する如く配置された複数のブロック
ループコイルと、前記位置指示器の共振回路を励振する
電波を発生するための交流信号を供給する交流信号供給
手段と、ループコイルに発生する誘導電圧のレベルを検
出する誘導電圧検出手段と、前記複数のブロックループ
コイルより一のブロックループコイルを順次選択して前
記交流信号供給手段に接続する第1の選択手段と、前記
複数のブロックループコイルのうちの一のブロックルー
プコイルが選択されている間、前記複数の直列ループコ
イルより一の直列ループコイルを順次選択して前記誘導
電圧検出手段に接続する第2の選択手段と、前記複数の
直列ループコイルに一定レベル以上の誘導電圧が発生し
た際のブロックループコイルの位置から前記位置指示器
の概略位置を求める概略位置決定手段と、前記複数の直
列ループコイルにそれぞれ発生する誘導電圧のレベルに
基づいて前記位置指示器の詳細な指示位置を求める詳細
位置決定手段とを備えた位置検出装置を提案する。
【0009】また、請求項2では、共振回路を有する位
置指示器と、位置検出方向に並設されたループコイルと
の間で電波を授受することにより位置指示器の指示位置
を検出する位置検出装置において、位置検出方向に並設
された多数のループコイルを複数のブロックに分け、各
ブロック内の相対位置が同一のループコイル同士を互い
に直列に接続してなる複数の直列ループコイルと、該複
数の直列ループコイルを構成する多数のループコイルを
少なくとも2つ含む大きさを有し且つ前記各ブロックに
対して少なくとも1つ対応する如く配置された複数のブ
ロックループコイルと、前記位置指示器の共振回路を励
振する電波を発生するための交流信号を供給する交流信
号供給手段と、ループコイルに発生する誘導電圧のレベ
ルを検出する誘導電圧検出手段と、前記複数のブロック
ループコイルより一のブロックループコイルを順次選択
して前記交流信号供給手段と前記誘導電圧検出手段とに
交互に接続する第1の選択手段と、一定レベル以上の誘
導電圧が発生した際のブロックループコイルの位置から
前記位置指示器の概略位置を求める概略位置決定手段
と、前記複数のブロックループコイルのうちの前記一定
レベル以上の誘導電圧が得られたブロックループコイル
を選択して前記交流信号供給手段に接続するとともに、
前記複数の直列ループコイルより一の直列ループコイル
を順次選択して前記誘導電圧検出手段に接続する第2の
選択手段と、前記複数の直列ループコイルにそれぞれ発
生する誘導電圧のレベルに基づいて前記位置指示器の詳
細な指示位置を求める詳細位置決定手段とを備えた位置
検出装置を提案する。
【0010】また、請求項3では、共振回路を有する位
置指示器と、位置検出方向に並設されたループコイルと
の間で電波を授受することにより位置指示器の指示位置
を検出する位置検出装置において、位置検出方向に並設
された多数のループコイルを複数のブロックに分け、各
ブロック内の相対位置が同一のループコイル同士を互い
に直列に接続してなる複数の直列ループコイルと、該複
数の直列ループコイルを構成する多数のループコイルを
少なくとも2つ含む大きさを有し且つ前記各ブロックに
対して少なくとも1つ対応する如く配置された複数のブ
ロックループコイルと、前記位置指示器の共振回路を励
振する電波を発生するための交流信号を供給する交流信
号供給手段と、ループコイルに発生する誘導電圧のレベ
ルを検出する誘導電圧検出手段と、ループコイルに発生
する誘導電圧から前記位置指示器の状態を識別する状態
識別手段と、前記複数のブロックループコイルより一の
ブロックループコイルを順次選択して前記交流信号供給
手段と前記状態識別手段とに交互に接続する第1の選択
手段と、前記複数のブロックループコイルのうちの一の
ブロックループコイルが選択されている間、前記複数の
直列ループコイルより一の直列ループコイルを順次選択
して前記誘導電圧検出手段に接続する第2の選択手段
と、前記複数の直列ループコイルに一定レベル以上の誘
導電圧が発生した際のブロックループコイルの位置から
前記位置指示器の概略位置を求める概略位置決定手段
と、前記複数の直列ループコイルにそれぞれ発生する誘
導電圧のレベルに基づいて前記位置指示器の詳細な指示
位置を求める詳細位置決定手段とを備えた位置検出装置
を提案する。
【0011】また、請求項4では、共振回路を有する位
置指示器と、位置検出方向に並設されたループコイルと
の間で電波を授受することにより位置指示器の指示位置
を検出する位置検出装置において、位置検出方向に並設
された多数のループコイルを複数のブロックに分け、各
ブロック内の相対位置が同一のループコイル同士を互い
に直列に接続してなる複数の直列ループコイルと、該複
数の直列ループコイルを構成する多数のループコイルを
少なくとも2つ含む大きさを有し且つ前記各ブロックに
対して少なくとも1つ対応する如く配置された複数のブ
ロックループコイルと、前記位置指示器の共振回路を励
振する電波を発生するための交流信号を供給する交流信
号供給手段と、ループコイルに発生する誘導電圧のレベ
ルを検出する誘導電圧検出手段と、ループコイルに発生
する誘導電圧から前記位置指示器の状態を識別する状態
識別手段と、前記複数のブロックループコイルより一の
ブロックループコイルを順次選択して前記交流信号供給
手段と前記誘導電圧検出手段及び状態識別手段とに交互
に接続する第1の選択手段と、一定レベル以上の誘導電
圧が発生した際のブロックループコイルの位置から前記
位置指示器の概略位置を求める概略位置決定手段と、前
記複数のブロックループコイルのうちの前記一定レベル
以上の誘導電圧が得られたブロックループコイルを選択
して前記交流信号供給手段に接続するとともに、前記複
数の直列ループコイルより一の直列ループコイルを順次
選択して前記誘導電圧検出手段に接続する第2の選択手
段と、前記複数の直列ループコイルにそれぞれ発生する
誘導電圧のレベルに基づいて前記位置指示器の詳細な指
示位置を求める詳細位置決定手段とを備えた位置検出装
置を提案する。
【0012】
【作用】本発明の請求項1によれば、規則的に配置され
た複数のブロックループコイルのうちの一のブロックル
ープコイルから電波が発生され、また、位置指示器から
反射された電波は規則的に配置された多数のループコイ
ルを一定の順序で直列に接続した複数の直列ループコイ
ルにて受信されるため、位置指示器が置かれる場所によ
ってその共振回路に到達する電磁エネルギーに不規則な
偏りが生じたり、誘導電圧の大きさや位相に不規則な偏
りを生じることがなくなり、従って、位置検出精度が悪
化することがなく、また、選択すべきループコイルの数
は前述した直列接続によって減ることになるため、無効
エリアを少なくできる。
【0013】また、請求項2によれば、位置指示器に対
し、当初、複数のブロックループコイルのみから電波が
送受信されてその概略位置を求められるため、複数のブ
ロックループコイルの全てに対して直列ループコイルを
選択する必要がなくなり、その分、1回の位置検出にか
かる時間を短縮することができる。
【0014】また、請求項3によれば、位置指示器から
反射され、カバーエリアの大きなブロックループコイル
で受信された電波による誘導電圧から状態識別が行われ
るため、より安定で正確な識別結果を得ることができ
る。
【0015】また、請求項4によれば、ブロックループ
コイルのみを用いた電波の送受信の際の誘導電圧から位
置指示器の状態を識別するようになしたため、識別結果
をより高速に得られるとともに、カバーエリアの大きな
ブロックループコイルで受信された電波による誘導電圧
から状態識別が行われるため、より安定で正確な識別結
果を得ることができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の位置検出装置の第1の実施例
を示すもので、図中、1は位置指示器、2−1,2−
2,2−3,2−4は第1のループコイル、3−1,3
−2,3−3,3−4,3−5は第2のループコイル、
4,5は選択回路、6は交流信号源、7は電流ドライ
バ、8,9は送受切替回路、10は受信アンプ、11は
検波器、12は低域フィルタ(LPF)、13はアナロ
グ・ディジタル(A/D)変換回路、14は処理装置
(CPU)である。
【0017】位置指示器1は所定の周波数、例えばfo
を共振周波数とする共振回路15を有しており、オペレ
ータの操作に応じて任意の位置に移動し得る如くなって
いる。
【0018】第1のループコイル2−1〜2−4は所定
間隔を隔てて位置検出方向、例えばx方向にほぼ平行に
並設された多数、ここでは12本のループコイルを複
数、ここでは3つのブロックに分け、各ブロック内の相
対位置が同一のループコイル同士を互いに直列に接続し
てなっており、その各一端は選択回路5に接続され、ま
た、その各他端は共通に接地されている。以下、この第
1のループコイル2−1〜2−4を直列ループコイル2
−1〜2−4と称す。
【0019】第2のループコイル3−1〜3−5は前記
直列ループコイル2−1〜2−4を構成する多数のルー
プコイルを4つ含む大きさを有し、且つ、互いに重なり
合って前述した各ブロックに対し2つずつ対応する如く
配置されてなっており、その各一端は選択回路4に接続
され、また、その各他端は共通に接地されている。以
下、この第2のループコイル3−1〜3−5をブロック
ループコイル3−1〜3−5と称す。
【0020】選択回路4及び5は処理装置14より加え
られる所定の選択信号に従って、ブロックループコイル
3−1〜3−5及び直列ループコイル2−1〜2−4よ
り、それぞれ一のブロックループコイル及び直列ループ
コイルを選択する。
【0021】交流信号源6は前述した所定の周波数fo
の交流信号を発生して、これを電流ドライバ7に送出す
る。電流ドライバ7は前記交流信号を電流に変換して送
受切替回路8へ送出する。送受切替回路8は処理装置1
4より加えられる所定の送受切替信号に従って前記選択
回路4により選択されたブロックループコイル3−1〜
3−5中の一のブロックループコイルを交互に電流ドラ
イバ7に接続し又は開放する。また、送受切替回路9は
受信アンプ10を交互に、処理装置14より加えられる
所定の送受切替信号に従って前記選択回路5により選択
された直列ループコイル2−1〜2−4中の一の直列ル
ープコイルに接続し又は接地する。
【0022】受信アンプ10は前記選択された直列ルー
プコイル2−1〜2−4中の一の直列ループコイルに発
生し、選択回路5及び送受切替回路9を介して送られて
くる誘導電圧を増幅し、これを検波器11へ送出する。
検波器11は前記誘導電圧、即ち受信信号を検波・整流
して低域フィルタ12へ送出する。
【0023】低域フィルタ12は前述した周波数fo よ
り充分低い遮断周波数を有しており、検波器11の出力
信号を直流信号に変換し、A/D変換回路13へ送出す
る。A/D変換回路13は前記低域フィルタ12の出力
をアナログ・ディジタル変換して処理装置14へ送出す
る。処理装置14は前記ディジタル値に変換された直列
ループコイル2−1〜2−4に対応した受信信号の電圧
値に基づいて位置指示器1の位置を算出する。
【0024】図2は本実施例における処理の流れを示す
もので、以下、これに従ってその動作を説明する。ここ
で、mは選択するブロックループコイルの番号を、ま
た、nは選択する直列ループコイルの番号を示す。
【0025】まず、選択回路4によりブロックループコ
イル3−1が選択され、送受切替回路8を介して電流ド
ライバ7に接続され、交流信号源6による所定の周波数
foの交流電流が供給されると、該ブロックループコイ
ル3−1からは所定の周波数fo の電波が発生する。こ
の電波は位置指示器1の共振回路15を励振し、これに
電磁エネルギーを与える。また、この時、選択回路5に
より直列ループコイル2−1が選択されているが、送受
切替回路9が受信アンプ10の入力を接地しているた
め、該直列ループコイル2−1には何も発生しない。
【0026】この後、前記ブロックループコイル3−1
が送受切替回路8の切り替えに伴って開放されると、該
ブロックループコイル3−1からの電波の発生は停止す
る。この際、共振回路15は前記与えられた電磁エネル
ギーに基づいて前記所定の周波数fo とほぼ同一周波数
の電波を発生する。
【0027】一方、前述した送受切替回路8の切り替え
に同期して送受切替回路9が受信アンプ10の入力を選
択回路5に接続するため、直列ループコイル2−1は前
記共振回路15からの電波により励振され、前記所定の
周波数fo とほぼ同一周波数の誘導電圧が発生する。該
誘導電圧は受信アンプ10により増幅され、検波器1
1、低域フィルタ12及びA/D変換回路13を介して
電圧値として処理装置14へ送出される。
【0028】その後、選択回路5により選択される直列
ループコイルが2−2,2−3,2−4と順次切り替え
られるとともに前記同様な電波の送受信が繰り返され、
直列ループコイル2−1〜2−4に発生する誘導電圧の
電圧値が処理装置14へ送出される。
【0029】前記直列ループコイル2−1〜2−4より
取出される誘導電圧の電圧値は、共振回路15がブロッ
クループコイル3−1上にあるか否かによって大きく異
なり、該共振回路15がブロックループコイル3−1上
にあれば一定レベル以上となるが、なければ著しく小さ
くなる。そこで、得られた誘導電圧の電圧値のレベルを
チェックし、一定レベル以下であれば、選択回路4によ
りブロックループコイルを3−2に切り替え、前記同様
な電波の送受信を繰り返し、以下、一定レベル以上の誘
導電圧が得られるまでブロックループコイルを3−3,
3−4,3−5と順次切り替えて、これを繰り返す。こ
こで、一定レベル以上の誘導電圧が得られた時のブロッ
クループコイルの位置は共振回路15、即ち位置指示器
1の概略位置を表すことになる。
【0030】また、直列ループコイル2−1〜2−4よ
り取出される、一定レベル以上の誘導電圧についてさら
に詳細にみると、各電圧値は共振回路15と直列ループ
コイル2−1〜2−4との距離に依存し、この距離が小
さいほど大きくなる。従って、直列ループコイル2−1
〜2−4より取出される誘導電圧の電圧値は共振回路1
5、即ち位置指示器1の指示位置に最も近い直列ループ
コイルに対応する誘導電圧を最大として、対応する直列
ループコイルが指示位置から離れるに従って徐々に小さ
くなる。
【0031】前記各誘導電圧の電圧値は処理装置14に
より演算処理され、電圧値の分布が極大となる位置が求
められ、これと前述した概略位置から位置指示器1の指
示位置の座標値が求められる。
【0032】このように第1の実施例によれば、電波を
発生するループコイル及び電波を受信するループコイル
とも規則的に配置することができたため、位置指示器が
置かれる場所によってその共振回路に到達する電磁エネ
ルギーに不規則な偏りが生じたり、誘導電圧の大きさや
位相に不規則な偏りを生じることがなくなり、従って、
位置検出精度が悪化することがなく、また、詳細な位置
を検出するための多数のループコイルは直列に接続する
ことによってその数を減らすことができたため、これに
よって選択回路の数も少なくて済むことになり、無効エ
リアを少なくできる。
【0033】図3は本発明の位置検出装置の第2の実施
例を示すもので、ここでは第1の実施例において当初は
ブロックループコイル3−1〜3−5のみを用いて電波
の送受信を行い、位置指示器の概略位置を求めるように
なした例を示す。即ち、図中、16は選択回路であり、
概略位置を求める際は送受切替回路8を介してブロック
ループコイル3−1〜3−5からの受信信号を送受切替
回路9に送出し、また、詳細な指示位置を求める際は選
択回路5を介して直列ループコイル2−1〜2−4から
の受信信号を送受切替回路9に送出する如くなってい
る。なお、その他の構成は第1の実施例の場合と同様で
あるが、図面の都合上、位置指示器1は省略した。
【0034】図4は本実施例における処理の流れを示す
もので、以下、これに従ってその動作を説明する。ここ
で、kは選択回路16においてブロックループコイル3
−1〜3−5からの受信信号を選択するか又は直列ルー
プコイル2−1〜2−4からの受信信号を選択するかの
状態(「0」はブロックループコイルからの受信信号を
選択する状態、「1」は直列ループコイルからの受信信
号を選択する状態)を示す。
【0035】まず、ブロックループコイル3−1〜3−
5からの受信信号が送受切替回路9に送出されるよう、
選択回路16が切り替えられる。次に、選択回路4によ
りブロックループコイル3−1が選択され、送受切替回
路8を介して電流ドライバ7に接続され、交流信号源6
による所定の周波数fo の交流電流が供給されると、該
ブロックループコイル3−1からは所定の周波数fo の
電波が発生する。この電波は位置指示器1の共振回路1
5を励振し、これに電磁エネルギーを与える。
【0036】この後、前記ブロックループコイル3−1
が送受切替回路8の切り替えに伴って選択回路16に接
続されると、該ブロックループコイル3−1からの電波
の発生は停止する。この際、共振回路15は前記与えら
れた電磁エネルギーに基づいて前記所定の周波数fo と
ほぼ同一周波数の電波を発生する。
【0037】一方、前述した送受切替回路8の切り替え
に同期して送受切替回路9が受信アンプ10の入力を選
択回路16に接続するため、前記ブロックループコイル
3−1は前記共振回路15からの電波により励振され、
前記所定の周波数fo とほぼ同一周波数の誘導電圧が発
生する。該誘導電圧は受信アンプ10により増幅され、
検波器11、低域フィルタ12及びA/D変換回路13
を介して電圧値として処理装置14へ送出される。
【0038】前記ブロックループコイル3−1より取出
される誘導電圧の電圧値は、共振回路15がブロックル
ープコイル3−1上にあるか否かによって大きく異な
り、該共振回路15がブロックループコイル3−1上に
あれば一定レベル以上となるが、なければ著しく小さく
なる。そこで、得られた誘導電圧の電圧値のレベルをチ
ェックし、一定レベル以下であれば、選択回路4により
ブロックループコイルを3−2に切り替え、前記同様な
電波の送受信を繰り返し、以下、一定レベル以上の誘導
電圧が得られるまでブロックループコイルを3−3,3
−4,3−5と順次切り替えて、これを繰り返す。ここ
で、一定レベル以上の誘導電圧が得られた時のブロック
ループコイルの位置は共振回路15、即ち位置指示器1
の概略位置を表すことになる。
【0039】前述したブロックループコイルのみによる
電波の送受信において一定レベル以上の誘導電圧が得ら
れた場合は、直列ループコイル2−1〜2−4からの受
信信号が送受切替回路9に送出されるよう、選択回路1
6が切り替えられる。
【0040】以下、前記一定レベル以上の誘導電圧が得
られたブロックループコイルと直列ループコイル2−1
〜2−4との間で、第1の実施例の場合と同様な電波の
送受信が繰り返され、該直列ループコイル2−1〜2−
4に発生する誘導電圧の電圧値が処理装置14へ送出さ
れ、前記同様に演算処理され、電圧値の分布が極大とな
る位置が求められ、これと前述した概略位置から位置指
示器1の指示位置の座標値が求められる。
【0041】このように第2の実施例によれば、ブロッ
クループコイル3−1〜3−5のみを用いた電波の送受
信の際の誘導電圧から位置指示器1の概略位置を求め、
その後、該当ブロックループコイルと直列ループコイル
2−1〜2−4との間で電波の送受信を行って詳細位置
を求めるようになしたため、ブロックループコイル3−
1〜3−5の全てに対して直列ループコイル2−1〜2
−4を選択する必要がなくなり、その分、1回の位置検
出にかかる時間を短縮することができる。なお、その他
の効果は第1の実施例と同様である。
【0042】図5は本発明の位置検出装置の第3の実施
例を示すもので、ここでは第2の実施例においてブロッ
クループコイル3−1〜3−5からの受信信号より、状
態に応じて共振回路の共振周波数が変化する位置指示器
の状態を識別するようになした例を示す。即ち、図中、
17は位相検波器(PSD)、18は低域フィルタ(L
PF)、19はアナログ・ディジタル(A/D)変換回
路である。また、図示しないが、位置指示器の共振回路
は該位置指示器の状態、例えばペンダウン状態かペンア
ップ状態かによってコイル又はコンデンサの値が変化し
あるいはスイッチ等を介して別のコンデンサ,コイル等
が接続されて、その共振周波数が変化する如くなってい
る。なお、その他の構成は第2の実施例の場合と同様で
ある。
【0043】図6は本実施例における処理の流れを示す
もので、以下、これに従ってその動作を説明するが、位
置検出にかかわる動作は第2の実施例の場合と同様であ
る。
【0044】ブロックループコイル3−1〜3−5のみ
による電波の送受信の結果、ブロックループコイルに発
生した誘導電圧は選択回路4及び送受切替回路8を介し
て位相検波器17にも送出され、交流信号源6からの周
波数fo の交流信号を検波信号として位相検波される。
この際、位置指示器がペンアップ状態にあり、共振回路
の共振周波数が所定の周波数fo と正確に一致してい
て、前記誘導電圧の位相と交流信号の位相とが一致して
いれば、位相検波器17の出力信号電圧は0となる。該
位相検波器17の出力信号は周波数fo より充分低い遮
断周波数を有する低域フィルタ18に送出されるが、該
低域フィルタ18の出力も0となり、A/D変換回路1
9からは何も出力されない。処理装置14は一定レベル
以上の誘導電圧が得られた時のA/D変換回路19の出
力信号から位置指示器の状態を識別するが、ここでは何
も出力されないことからペンアップ状態であると識別す
る。
【0045】ここで、位置指示器がペンダウン状態とな
り、その共振回路の共振周波数が周波数fo とわずかに
異なる周波数に変化したとすると、前記誘導電圧の位相
と交流信号の位相とは不一致となり、位相検波器17よ
りその位相差に応じた符号及び値を有する電圧の信号が
出力される。従って、低域フィルタ18の出力信号も前
記位相差に応じた符号及び値を有するものとなり、該信
号はさらにA/D変換回路19にてディジタル値に変換
されて処理装置14に送出され、その符号及び値から位
置指示器がペンダウン状態となったことが識別される。
【0046】このように第3の実施例によれば、ブロッ
クループコイル3−1〜3−5のみを用いた電波の送受
信の際の誘導電圧から位置指示器の状態を識別するよう
になしたため、識別結果をより高速に得られるととも
に、カバーエリアの大きなブロックループコイルで受信
された電波による誘導電圧から状態識別を行っているた
め、より安定で正確な識別結果を得ることができる。な
お、その他の効果は第2の実施例と同様である。
【0047】また、前記実施例では位置指示器の状態に
応じて共振回路の共振周波数を変化させ、該共振周波数
の変化を受信信号の位相の変化として検出して状態を識
別するようになしたが、共振回路内部の損失を変化さ
せ、受信信号の減衰率を検出して状態を識別するように
なしても良く、また、信号強度や位相や減衰率の時間変
化を検出して状態を識別することもできる。この場合、
変化量に意味を持たせる方法やディジタルデータを時系
列で送る方法も含まれる。さらにまた、ループコイル側
より発生する電波の周波数を、位置指示器の共振回路の
共振周波数の変化に合わせてこれと一致するように変化
させ、この変化量から状態を識別することもできる。
【0048】また、これまでの実施例では、直列ループ
コイル及びブロックループコイルとも全て1ターンで構
成したが、2ターン以上で構成しても良く、また、複数
の直列ループコイルを離して配置したが、互いに重なり
合うように配置しても良い。また、ブロックループコイ
ルは互いに半分ずつ重なり合うように配置したが、電波
を発生できない領域が生じなければどのような配置でも
良い。さらにまた、直列ループコイルの数やそれぞれを
構成するループコイルの数、ブロックループコイルの数
は一例であって、任意の数に設定できることはいうまで
もない。
【0049】また、これまで説明した実施例は一方向の
位置検出を行うものであるが、直列ループコイル及びブ
ロックループコイルと同様なループコイルをこれと直交
する如く配置し、前記同様な選択回路を設けるとともに
他の回路を切り替え使用して交互にその位置検出を行う
ことにより、直交する2方向の指示位置を検出できるこ
とはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、電波を発生するループコイル及び電波を受信す
るループコイルとも規則的に配置することができ、位置
指示器が置かれる場所によってその共振回路に到達する
電磁エネルギーに不規則な偏りが生じたり、誘導電圧の
大きさや位相に不規則な偏りを生じることがなくなり、
従って、位置検出精度が悪化することがなく、また、詳
細な位置を検出するための多数のループコイルは直列に
接続することによってその数を減らすことができ、これ
によって選択回路の数も少なくて済むことになり、無効
エリアを少なくできる。
【0051】また、本発明の請求項2によれば、複数の
ブロックループコイルの全てに対して直列ループコイル
を選択する必要がなくなり、その分、1回の位置検出に
かかる時間を短縮することができる。
【0052】また、本発明の請求項3によれば、カバー
エリアの大きなブロックループコイルで受信された電波
による誘導電圧から状態識別を行うことができ、より安
定で正確な識別結果を得ることができる。
【0053】また、本発明の請求項4によれば、ブロッ
クループコイルのみを用いた電波の送受信の際の誘導電
圧から位置指示器の状態を識別することができ、識別結
果をより高速に得られるとともに、カバーエリアの大き
なブロックループコイルで受信された電波による誘導電
圧から状態識別を行うことができ、より安定で正確な識
別結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置検出装置の第1の実施例を示す構
成図
【図2】第1の実施例における処理の流れ図
【図3】本発明の位置検出装置の第2の実施例を示す構
成図
【図4】第2の実施例における処理の流れ図
【図5】本発明の位置検出装置の第3の実施例を示す構
成図
【図6】第3の実施例における処理の流れ図
【符号の説明】
1…位置指示器、2−1〜2−4…直列ループコイル、
3−1〜3−5…ブロックループコイル、4,5,16
…選択回路、6…交流信号源、7…電流ドライバ、8,
9…送受切替回路、10…受信アンプ、11…検波器、
12,18…低域フィルタ、13,19…アナログ・デ
ィジタル変換回路、14…処理装置、15…共振回路、
17…位相検波器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振回路を有する位置指示器と、位置検
    出方向に並設されたループコイルとの間で電波を授受す
    ることにより位置指示器の指示位置を検出する位置検出
    装置において、 位置検出方向に並設された多数のループコイルを複数の
    ブロックに分け、各ブロック内の相対位置が同一のルー
    プコイル同士を互いに直列に接続してなる複数の直列ル
    ープコイルと、 該複数の直列ループコイルを構成する多数のループコイ
    ルを少なくとも2つ含む大きさを有し且つ前記各ブロッ
    クに対して少なくとも1つ対応する如く配置された複数
    のブロックループコイルと、 前記位置指示器の共振回路を励振する電波を発生するた
    めの交流信号を供給する交流信号供給手段と、 ループコイルに発生する誘導電圧のレベルを検出する誘
    導電圧検出手段と、 前記複数のブロックループコイルより一のブロックルー
    プコイルを順次選択して前記交流信号供給手段に接続す
    る第1の選択手段と、 前記複数のブロックループコイルのうちの一のブロック
    ループコイルが選択されている間、前記複数の直列ルー
    プコイルより一の直列ループコイルを順次選択して前記
    誘導電圧検出手段に接続する第2の選択手段と、 前記複数の直列ループコイルに一定レベル以上の誘導電
    圧が発生した際のブロックループコイルの位置から前記
    位置指示器の概略位置を求める概略位置決定手段と、 前記複数の直列ループコイルにそれぞれ発生する誘導電
    圧のレベルに基づいて前記位置指示器の詳細な指示位置
    を求める詳細位置決定手段とを備えたことを特徴とする
    位置検出装置。
  2. 【請求項2】 共振回路を有する位置指示器と、位置検
    出方向に並設されたループコイルとの間で電波を授受す
    ることにより位置指示器の指示位置を検出する位置検出
    装置において、 位置検出方向に並設された多数のループコイルを複数の
    ブロックに分け、各ブロック内の相対位置が同一のルー
    プコイル同士を互いに直列に接続してなる複数の直列ル
    ープコイルと、 該複数の直列ループコイルを構成する多数のループコイ
    ルを少なくとも2つ含む大きさを有し且つ前記各ブロッ
    クに対して少なくとも1つ対応する如く配置された複数
    のブロックループコイルと、 前記位置指示器の共振回路を励振する電波を発生するた
    めの交流信号を供給する交流信号供給手段と、 ループコイルに発生する誘導電圧のレベルを検出する誘
    導電圧検出手段と、 前記複数のブロックループコイルより一のブロックルー
    プコイルを順次選択して前記交流信号供給手段と前記誘
    導電圧検出手段とに交互に接続する第1の選択手段と、 一定レベル以上の誘導電圧が発生した際のブロックルー
    プコイルの位置から前記位置指示器の概略位置を求める
    概略位置決定手段と、 前記複数のブロックループコイルのうちの前記一定レベ
    ル以上の誘導電圧が得られたブロックループコイルを選
    択して前記交流信号供給手段に接続するとともに、前記
    複数の直列ループコイルより一の直列ループコイルを順
    次選択して前記誘導電圧検出手段に接続する第2の選択
    手段と、 前記複数の直列ループコイルにそれぞれ発生する誘導電
    圧のレベルに基づいて前記位置指示器の詳細な指示位置
    を求める詳細位置決定手段とを備えたことを特徴とする
    位置検出装置。
  3. 【請求項3】 共振回路を有する位置指示器と、位置検
    出方向に並設されたループコイルとの間で電波を授受す
    ることにより位置指示器の指示位置を検出する位置検出
    装置において、 位置検出方向に並設された多数のループコイルを複数の
    ブロックに分け、各ブロック内の相対位置が同一のルー
    プコイル同士を互いに直列に接続してなる複数の直列ル
    ープコイルと、 該複数の直列ループコイルを構成する多数のループコイ
    ルを少なくとも2つ含む大きさを有し且つ前記各ブロッ
    クに対して少なくとも1つ対応する如く配置された複数
    のブロックループコイルと、 前記位置指示器の共振回路を励振する電波を発生するた
    めの交流信号を供給する交流信号供給手段と、 ループコイルに発生する誘導電圧のレベルを検出する誘
    導電圧検出手段と、 ループコイルに発生する誘導電圧から前記位置指示器の
    状態を識別する状態識別手段と、 前記複数のブロックループコイルより一のブロックルー
    プコイルを順次選択して前記交流信号供給手段と前記状
    態識別手段とに交互に接続する第1の選択手段と、 前記複数のブロックループコイルのうちの一のブロック
    ループコイルが選択されている間、前記複数の直列ルー
    プコイルより一の直列ループコイルを順次選択して前記
    誘導電圧検出手段に接続する第2の選択手段と、 前記複数の直列ループコイルに一定レベル以上の誘導電
    圧が発生した際のブロックループコイルの位置から前記
    位置指示器の概略位置を求める概略位置決定手段と、 前記複数の直列ループコイルにそれぞれ発生する誘導電
    圧のレベルに基づいて前記位置指示器の詳細な指示位置
    を求める詳細位置決定手段とを備えたことを特徴とする
    位置検出装置。
  4. 【請求項4】 共振回路を有する位置指示器と、位置検
    出方向に並設されたループコイルとの間で電波を授受す
    ることにより位置指示器の指示位置を検出する位置検出
    装置において、 位置検出方向に並設された多数のループコイルを複数の
    ブロックに分け、各ブロック内の相対位置が同一のルー
    プコイル同士を互いに直列に接続してなる複数の直列ル
    ープコイルと、 該複数の直列ループコイルを構成する多数のループコイ
    ルを少なくとも2つ含む大きさを有し且つ前記各ブロッ
    クに対して少なくとも1つ対応する如く配置された複数
    のブロックループコイルと、 前記位置指示器の共振回路を励振する電波を発生するた
    めの交流信号を供給する交流信号供給手段と、 ループコイルに発生する誘導電圧のレベルを検出する誘
    導電圧検出手段と、 ループコイルに発生する誘導電圧から前記位置指示器の
    状態を識別する状態識別手段と、 前記複数のブロックループコイルより一のブロックルー
    プコイルを順次選択して前記交流信号供給手段と前記誘
    導電圧検出手段及び状態識別手段とに交互に接続する第
    1の選択手段と、 一定レベル以上の誘導電圧が発生した際のブロックルー
    プコイルの位置から前記位置指示器の概略位置を求める
    概略位置決定手段と、 前記複数のブロックループコイルのうちの前記一定レベ
    ル以上の誘導電圧が得られたブロックループコイルを選
    択して前記交流信号供給手段に接続するとともに、前記
    複数の直列ループコイルより一の直列ループコイルを順
    次選択して前記誘導電圧検出手段に接続する第2の選択
    手段と、 前記複数の直列ループコイルにそれぞれ発生する誘導電
    圧のレベルに基づいて前記位置指示器の詳細な指示位置
    を求める詳細位置決定手段とを備えたことを特徴とする
    位置検出装置。
JP22852192A 1992-08-27 1992-08-27 位置検出装置 Pending JPH0675683A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22852192A JPH0675683A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22852192A JPH0675683A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0675683A true JPH0675683A (ja) 1994-03-18

Family

ID=16877728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22852192A Pending JPH0675683A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0675683A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5691513A (en) * 1995-04-11 1997-11-25 Wacom Co., Ltd. Scanning method for sensor coils in coordinate data input device
US7656390B2 (en) 2004-10-12 2010-02-02 Wacom Co., Ltd. Position detecting device
JP2012098833A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Brother Ind Ltd 電子筆記装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5691513A (en) * 1995-04-11 1997-11-25 Wacom Co., Ltd. Scanning method for sensor coils in coordinate data input device
US7656390B2 (en) 2004-10-12 2010-02-02 Wacom Co., Ltd. Position detecting device
JP2012098833A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Brother Ind Ltd 電子筆記装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960001648B1 (ko) 좌표입력장치 및 그 입력펜
EP0389963B1 (en) A device for determining position coordinates of points on a surface
EP0716390B1 (en) Position detecting device and its method
JPS6370326A (ja) 位置検出装置
JP3517449B2 (ja) 位置検出方法及びその装置
US4661656A (en) Graphic tablet and method
EP1607851A2 (en) Position detecting device
EP1462919B1 (en) Position detection system
JPH07109576B2 (ja) 位置検出装置
EP0549956B1 (en) Coordinate reading system for detecting operation states of numerous switches
EP0356496B1 (en) Shifting wire sequence digitizer system
JPH0675683A (ja) 位置検出装置
JP3273669B2 (ja) 位置検出装置
JP2608895B2 (ja) 座標入力方法及びその装置
US5714720A (en) High efficiency passive pointer digitizer system
JP3078391B2 (ja) 位置検出装置
JP3150686B2 (ja) 位置検出装置
JP3249861B2 (ja) 位置検出装置及びその位置指示器
JP2583500B2 (ja) 位置検出装置
JPH0667790A (ja) 座標入力装置
JPS63108426A (ja) 位置検出装置
JPH07134630A (ja) 座標入力装置
JP3134238B2 (ja) コードレスデジタイザ
JPH03204717A (ja) コードレスタブレット
JPS63108425A (ja) 位置検出装置