JPH0618699U - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JPH0618699U
JPH0618699U JP5645192U JP5645192U JPH0618699U JP H0618699 U JPH0618699 U JP H0618699U JP 5645192 U JP5645192 U JP 5645192U JP 5645192 U JP5645192 U JP 5645192U JP H0618699 U JPH0618699 U JP H0618699U
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JP
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control device
pump
cover
heat
partition wall
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Application number
JP5645192U
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English (en)
Inventor
哲則 坂谷
智昭 佐藤
Original Assignee
株式会社川本製作所
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】カバーによりポンプおよび制御装置を覆った場
合、制御装置の温度上昇を防止したポンプ装置をする。 【構成】カバー20に、ポンプ2aのモータ部4と制御
装置10とを隔離する隔壁21を設け、かつこのカバー
20には制御装置を収容した空間22に通じる放熱孔2
5を開口したことを特徴とする。 【作用】ポンプのモータ部から発せられた熱は隔壁によ
り遮断されて制御装置を加熱するのが防止され、しかも
制御装置を囲む周囲空間の温度が上昇しても、この熱は
放熱孔より逃がされるから、制御装置の温度上昇を防止
することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポンプと、このポンプを発停制御するためのマイコン等の制御部と をユニット化してなる自動給水装置等において、これを屋外に設置する場合にこ れを覆うカバーを設けたポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動給水装置に用いられるポンプは、給水圧力や給水量等に応じて自動的に発 停制御するための制御装置を有している。この制御装置は、マイクロコンピュー タ等からなり、このマイコンは、例えば、ポンプの吐出側圧力が所定圧以下にな るとポンプを起動し、またポンプの吐出側圧力が所定圧以上またはポンプの吐出 側流量が所定流量以下になるとポンプを停止する等のような自動運転制御を行う 。ところで、最近上記ポンプと制御装置とを共通の基台に取り付けてユニット化 した自動給水装置が開発されており、この種のユニット化自動給水装置は、工場 出荷段階でポンプの運転調整および制御調整がなされており、現地での据付が容 易であり、またコンパクトであるから取扱いが容易であるなど、種々の利点があ る。
【0003】 しかし、このようなポンプと制御装置とを基台に一体的に組み付けてユニット 化した自動給水装置は、ユニット化されているがゆえにユニット形態のまま屋外 に設置されることがある。このような自動給水装置を屋外に設置した場合は、雨 水や炎天下に晒されることになり、このためモータ部や制御装置が早期に劣化し て故障し易くなることが心配される。これを防止するため、このユニット全体を カバーで覆う手段が採用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ポンプや制御装置をカバーで覆うと、カバーの断熱作用によっ てカバー内に熱がこもり、カバー内の温度が過度に上昇することがある。上記の 自動給水装置において、運転中に大きな発熱源となるのは、ポンプのモータ部か ら出る熱がほとんどを占めており、電源接続部やスイッチ等から出る熱はきわめ て少ない。したがって、カバーを装着したことにより、カバー内ではポンプのモ ータ部から出た熱により温度上昇が著しくなる。
【0005】 ところで、一般に上記ポンプの制御装置は、回路基板に半導体等の電子部品を 取り付けて構成されているため相対的に熱に対して弱い性質があり、よって上記 カバー内の温度上昇にもとづき、制御装置が熱影響を受けて寿命が短くなったり 、誤作動するなど、信頼性を低下させる問題がある。
【0006】 本考案はこのような事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは 、カバーによりポンプおよび制御装置を覆った場合に、制御装置の温度上昇を防 止したポンプ装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、カバーに、ポンプのモータ部と制御装置と を隔離する隔壁を設け、かつこのカバーには制御装置を収容した空間に通じる放 熱孔を開口したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案の構成の場合、ポンプのモータ部から発せられた熱は隔壁により遮断さ れて制御装置を加熱するのが防止され、しかも制御装置を囲む周囲空間の温度が 上昇しても、この熱は放熱孔より逃がされるから、制御装置の温度上昇を防止す ることができる。
【0009】
【実施例】
以下本考案について、図面に示す一実施例にもとづき説明する。
【0010】 図面は自動給水装置として用いられるポンプ装置を示し、1は金属板からなる 基台である。この基台1には2台のポンプ2a、2bが並べて載置されている。 これらポンプ2a、2bは、それぞれポンプケーシング3およびモータ部4を有 し、ポンプケーシング3に収容した図示しない羽根車が駆動軸を介して上記モー タ部4により回転駆動されるようになっている。なお、各ポンプケーシング3お よびモータ部4は、それぞれ脚部15、16を介して基台1に固定されている。 上記それぞれのポンプ2a、2bのポンプケーシング3、3には、前面に吸込 口フランジ5、5が取着されており、これら吸込口フランジ5、5には図示しな い吸込管が接続されるようになっている。また、各ポンプケーシング3、3の上 面には吐出口フランジ6、6が取着されており、これら吐出口フランジ6、6に は、これら両吐出口フランジ6、6に跨がって連結曲管7が接続されている。こ の連結曲管7は集合管をなしており、前面側に設けたフランジ継手8により図示 しない吐出管に接続されるようになっている。
【0011】 上記基台1には、上記2個のポンプ2a、2b間に位置してアキュムレータ9 が設けられており、このアキュムレータ9の後方に位置して制御装置(制御盤) 10が設置されている。
【0012】 制御装置(制御盤)10は、制御盤ケース11内に図示しないマイクロコンピ ュータを組み込んで構成されており、マイクロコンピュータは図示しないが回路 基板に集積回路や半導体等の電子部品を実装して構成されている。そして、この マイクロコンピュータは、上記2台のポンプ2a、2bを、吐出圧力および吐出 流量にもとづき発停制御するようになっているとともに、これら2台にポンプ2 a、2bを交互運転および並列同時運転するように制御する。 上記のような制御装置10は、制御盤ケース11がステー12を介して基台1 に固定されている。 なお、制御盤ケース11の外面には放熱効果を上げるために、放熱フィン13 …が形成されている。
【0013】 このような構成の自動給水装置は、2台のポンプ2a、2b、アキュムレータ 9および制御装置10が、共通の基台1に固定されているので一体化、つまりユ ニット化されているものである。
【0014】 そして、このような自動給水装置は屋外で使用する場合に、カバー20で覆わ れるようになっている。カバー20は合成樹脂などのような断熱材からなり、上 記基台1、および2台のポンプ2a、2b、アキュムレータ9および制御装置1 0を全部覆うようになっている。但し、カバー20には図示しないが、各ポンプ 2a、2bに接続された前記吸込管および吐出管を引き出すための開口が形成さ れている。
【0015】 カバー20には隔壁21が形成されている。この隔壁21は、カバー20内を 、上記ポンプ2a、2bおよびアキュムレータ9を収容する空間22と、制御装 置10を収容する空間23とに区画しており、この隔壁21により制御装置10 はポンプ2a、2bの各モータ部4、4から熱的に隔離されるようになっている 。 なお、隔壁21の下端は基台1の上面から若干離れており、この隔壁21の 下端と基台1の上面との間に、ポンプ側空間22と、制御装置側空間23の間を 連通する連通隙間24が形成されている。この連通隙間24には、図示しないが 、制御装置10とモータ部4、4とを電気的に接続する動力線や、各種センサー の信号線などが挿通され、かつ空気の流通も可能となっている。
【0016】 また、上記カバー20には、上記制御装置側空間23を構成する側壁の上部に 位置して、制御装置側空間23とカバ−20の外部とを連通する放熱孔25が形 成されている。この放熱孔25は制御装置側空間23の空気を対流により外部に 逃がすためのものである。そして、この放熱孔25には、雨水の侵入を防止する ため、ガラリー部26が設けられている。
【0017】 なお、カバー20は基台1に対し、ねじ27…により脱着可能に固定されてい る。すなわち、基台1には複数箇所にスティ28…が設けられており、これに対 しカバー20には固定片29…が形成されている。これら固定片29…をスティ 28…に重合し、これらをねじ27…により連結してある。 この場合、カバー20の下端開口縁は地面などの設置面から浮かされて、設置 面との間に隙間を存するようになっている。 また、カバー20の内面に吸音材を設けておけば、ポンプ2a、2bから発せ られる騒音を遮断することができる。 このような構成の実施例について、作用を説明する。
【0018】 ポンプ2a、2bが運転されると、主としてモータ部4から発熱し、この熱は カバー20内に籠る。しかしながら、カバー20内は隔壁21によりポンプ側空 間22と制御装置側空間23とに区画されているから、上記モータ部4から放出 された熱は主にポンプ側空間22に滞留して制御装置側空間23に伝わり難くな る。このため、モータ部4からの発熱による制御装置側空間23の温度上昇が抑 制され、制御装置10を加熱する割合が低くなる。
【0019】 また、ポンプ側空間22で高温となった空気が、隔壁21の下部に形成された 連通隙間24から制御装置側空間23に洩れ流れてきたとしても、この空気は対 流により上昇して放熱孔25から外部に逃がされる。この連通隙間24は、むし ろ、外部の冷たい空気を導入し、制御装置側空間23に導くので制御装置側空間 23内に効果的な対流を誘起する。
【0020】 そしてまた、制御装置10の内部に収容した電子部品や半導体スイッチなどか ら発熱があったとしても、これらの発熱は上記モータ部4から発熱に比べると微 量であり、しかも制御盤ケース11の外面に形成した放熱フィン13…から制御 装置側空間23に放熱されて、制御盤ケース11内の温度上昇を防止する。 制御盤ケース11から放出された熱は空気の対流により放熱孔25から外部に 逃がされる。
【0021】 よって、自動給水装置を雨水や外気から守るためにカバー20を設置しても、 制御装置側空間23内部の温度上昇が防止され、制御盤ケース11内の温度上昇 が防止されるから、マイクロコンピュータ等の電子部品が熱損傷したり、熱劣化 することがなくなり、長寿命となり、長期に亘り安定した作動をなすので信頼性 が向上する。
【0022】 このようなことから、ファン等のような格別な強制空冷装置を用いる必要もな く、低騒音で、ランニングコストが安く、安価なポンプ装置を提供することがで きる。 なお、本考案は上記実施例に制約されるものではない。 すなわち、上記実施例の場合、カバー20は合成樹脂製としたが、金属板金製 であってもよい。 また、放熱孔25をカバー20の側面でなく上面に形成して、雨水の侵入を防 止するガラリー部を設けるようにしてもよい。
【0023】 さらにまた、図示しないが、ポンプ側空間22に対応してカバー20の側面や 上面に放熱孔を形成してもよく、この場合はモータから発せられる熱が直接逃が されるからカバー20内の温度上昇を防止するのに有効となる。但し、このよう な放熱孔を設けると、防滴効果および遮音機能が低下するので、防滴効果および 遮音機能を重要視する場合は、放熱孔は少ない方がよい。
【0024】 そして、上記実施例では、自動給水装置の場合について説明したが、要するに 本考案は、ポンプとこれの運転を制御する制御装置とを一体的に組み付けたポン プ装置であれば実施可能である。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ポンプのモータ部から発せられた熱はカ バーに設けた隔壁により遮断され、制御装置を加熱するのが防止され、しかも制 御装置を囲む周囲空間の温度は放熱孔より逃がされるから、制御装置の温度上昇 を防止することができる。このため制御装置を構成するマイクロコンピュータ等 の電子部品が熱損傷したり、熱劣化することがなくなり、長寿命となり、長期に 亘り安定した作動をなし、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す自動給水装置のカバー
のみを横断面した平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…基台、2a、2b…ポンプ、3…ケーシング、4…
モータ部、10…制御装置、11…制御盤ケース、13
…フィン、20…カバー、21…隔壁、22…ポンプ側
空間、23…制御装置側空間、24…連通隙間、25…
放熱孔、26…ガラリー部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー内に、モータ部を備えたポンプお
    よびこのポンプを発停制御するための制御装置を収容し
    たポンプ装置において、 上記カバーに、上記ポンプのモータ部と上記制御装置と
    を隔離する隔壁を設け、かつこのカバーには上記制御装
    置を収容した空間の熱を外部に逃がす放熱孔を開口した
    ことを特徴とするポンプ装置。
JP5645192U 1992-08-11 1992-08-11 ポンプ装置 Pending JPH0618699U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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