JP3581489B2 - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents
浴室暖房乾燥機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3581489B2 JP3581489B2 JP13912896A JP13912896A JP3581489B2 JP 3581489 B2 JP3581489 B2 JP 3581489B2 JP 13912896 A JP13912896 A JP 13912896A JP 13912896 A JP13912896 A JP 13912896A JP 3581489 B2 JP3581489 B2 JP 3581489B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- bathroom
- case
- housing
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内を暖房・乾燥室として機能させるために浴室内に設置する浴室暖房乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の浴室暖房乾燥機としては、ハウジング内に熱交換器のような加熱手段や、ファンのような送風手段や、これらを制御する回路部を内装して形成されている。この浴室暖房乾燥機は浴室内で壁面等に取着され、温水等を循環する循環パイプが熱交換器のような加熱手段に接続され、送風手段で風を加熱手段を介して送ることで温風を発生し、温風を浴室内に送って暖房や乾燥を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記のような従来例にあっては、回路部は内部への水分の混入を考慮すると、回路部全体を密閉型にする必要があり、また配線の接続を考慮すると回路部を一体化する必要があった。よって、回路部自体が大型化し、回路部を設置するための設置スペースが広く必要となり、ハウジングの寸法が大きくなり、浴室暖房乾燥機の設置スペースに制約を生じる等の問題があった。また回路部が故障した場合、回路部全体を交換する必要があり、交換費用が高くなるという問題があった。
【0004】
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、回路部の設置に要するスペースを狭くし、また回路部に結露や浸水等が発生しやすい高温多湿な環境においても回路不良を防止し、さらに故障した回路部だけを交換することが可能となるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の浴室暖房乾燥機は、浴室内に設置して温風の吹き出しにて浴室内の暖房や乾燥を行う浴室暖房乾燥機であって、ハウジング内に加熱手段や送風手段が内装されると共に電源部や制御部としての回路ブロックが内装され、この回路ブロックが2個の回路部に分割され、各回路部が一面を開口せるケース部内に基板部が内装されると共にケース部内に充填したポッティング剤にて基板部が埋設されて形成され、一方の回路部が開口部が下を向くようにしてハウジング内の回路収納空所に挿入され、他方の回路部が開口部が後面側を向くようにして回路収納空所の前面側に配置されると共にこの他方の回路部のケース部からハウジングの設置用リブにビスのような固着具が打入されることで他方の回路部が設置用リブに取り付けられ、他方の回路部のケースに設けた固定用リブが一方の回路部のケース部に係止されたことを特徴とするものである。回路ブロックが2個の回路部に分割されたことと、回路部が完全密閉するもののように大型にならないことにより、回路部の設置にスペースを要しなくなり、ハウジングを小型にして浴室暖房乾燥機の大きさを小さくして浴室暖房乾燥機の浴室への設置に制約を受けないようになる。また回路部が一面を開口せるケース部内に基板部が内装されると共にケース部内に充填したポッティング剤にて基板部が埋設されて形成されただけのものであっても、一方の回路部がケース部の開口部が下を向くように設置されると共に他方の回路部が開口部が後面側を向くように設置されたことにより、回路部に結露や浸水等が発生しやすい高温多湿な環境下で回路不良を防止できる。また回路ブロックを2個の回路部に分割したことにより、故障した回路部のみを交換することが可能になり、安価に修理が可能となる。また回路ブロックが2個の回路部に分割され、一方の回路部がハウジングと他方の回路部とで支持固定されたことにより、一方の回路部の固定に専用の固定部材を要しないようにできる。
【0006】
また上記他方の回路部に表示部が設けられたことを特徴とすることも好ましい。この場合、他方の回路部に表示部を設けたことで一方の回路部の設置場所に制限がなくなり、省スペースに設置可能となるためハウジングの大きさも小型化が可能となる。
【0007】
また上記他方の回路部とハウジングとの間にサーミスタのような別部品が挟持されたことを特徴とすることも好ましい。この場合、サーミスタのような別部品を固定するための専用部材を形成する必要がなくなると共にサーミスタのような別部品を抜けないように確実に取り付けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
浴室暖房乾燥機Aは図4乃至図7に示すようにハウジング1内に加熱手段となる熱交換器2や送風手段として循環ファンブロック3や電源部や制御部としての回路ブロック4を内装して形成されている。循環ファンブロック3はモータ5とクロスフローファン6とによって形成されている。ハウジング1の正面には吸い込み口7や吐き出し口8を有するグリル板9が装着されており、グリル板9の吸い込み口7には着脱自在に吸い込み口用フィルター10が装着されており、グリル板9の吐き出し口8には吐き出しルーバー11が装着されている。この浴室暖房乾燥機Aは浴室12内で壁面13の上部に設置されており、浴室12の壁面13や天井14に沿って温水の循環パイプ15や電源線16が配置され、循環パイプ15や電源線16の端部が図3に示すように浴室暖房乾燥機Aのハウジング1内に導入されている。循環パイプ15は熱交換器2に接続されており、電源線16は回路ブロック4に接続されている。
【0009】
熱交換器2には温水パイプがあり、循環パイプ15から供給される温水が循環している。循環ファンブロック3の駆動により浴室12内の空気は図12に示すようにグリル板9の吸い込み口7から吸い込まれると共に吐き出し口8から浴室12内に吐き出されるが、吸い込み口7から吸い込まれて熱交換器2を通過する際に熱交換器2より放熱された熱によって空気が暖まり、吐き出し口8より温風が吐き出され、浴室12内が暖房したり乾燥したりされる。
【0010】
ハウジング1内に内装される回路ブロック4は2つの回路部4a,4bに分割してある。回路部4aは図8に示すように一面を開口せるケース部18内に基板部19を内装し、ケース部18内にポッティング剤20を充填してポッティング剤20で基板部19を埋設して形成してある。回路部4bは図9に示すように一面を開口せるケース部21内に基板部22を内装し、ケース部21内にポッティング剤23を充填してポッティング剤23で基板部22を埋設して形成されている。回路部4bの場合、ポッティング剤23で電子部品を完全に覆うようになっている。ハウジング1の内の一方の側部で上面に近い位置には図10(a)に示すように前面を開口せる回路収納空所24を設けてあり、この回路収納空所24内に回路部4aを挿入してある。このとき回路部4aのケース部18の開口が下を向くように回路部4aが配置される。つまり、図8の矢印の方向が下向きになるように配置してある。回路収納空所24の両側には設置用リブ25が設けられており、回路部4bのケース部21の開口を後面側に向けて回路部4bが設置用リブ25の前面に当接するように回路収納空所24の前面側に配置され、回路部4bのケース部21の縁部から設置用リブ25にビスのような固着具26を打入することで回路部4bは設置用リブ25に取り付けられる。回路部4bのケース部21には複数の固定用リブ27が設けられており、回路部4bを設置用リブ25に取り付けた状態で固定用リブ27は回路部4aのケース部18に係止し、回路部4aがハウジング1と固定用リブ27とで挟持するように固定される。回路部4bのケース部21の前面側には浴室暖房乾燥機Aの動作状態を表示する表示部28が設けてある。この表示部28はLED等で電源やエラーを点灯表示するものである。また設置用リブ25には図11に示すように固定用リブ29が設けられており、固定用リブ29の端部には略U字状の切り欠き30が設けられており、この切り欠き30に別部品としてのサーミスタ31が嵌合されており、これにより、回路部4bとハウジング1とでサーミスタ31を挟持するように固定されている。
【0011】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、叙述のように回路ブロックが2個の回路部に分割され、各回路部が一面を開口せるケース部内に基板部が内装されると共にケース部内に充填したポッティング剤にて基板部が埋設されて形成され、一方の回路部が開口部が下を向くようにしてハウジング内の回路収納空所に挿入され、他方の回路部が開口部が後面側を向くようにして回路収納空所の前面側に配置されると共にこの他方の回路部のケース部からハウジングの設置用リブにビスのような固着具が打入されることで他方の回路部が設置用リブに取り付けられ、他方の回路部のケースに設けた固定用リブが一方の回路部のケース部に係止されたものであって、回路ブロックが2個の回路部に分割されたことと、回路部が完全密閉するもののように大型にならないことにより、回路部の設置にスペースを要しなくなり、ハウジングを小型にして浴室暖房乾燥機の大きさを小さくして浴室暖房乾燥機の浴室への設置に制約を受けないようにできるものであり、また回路部が一面を開口せるケース部内に基板部が内装されると共にケース部内に充填したポッティング剤にて基板部が埋設されて形成されただけのものであっても、一方の回路部がケース部の開口部が下を向くように設置されると共に他方の回路部が開口部が後面側を向くように設置されたことにより、回路部に結露や浸水等が発生しやすい高温多湿な環境下で回路不良を防止できるものであり、さらに回路ブロックを2個の回路部に分割したことにより、故障した回路部のみを交換することが可能になり、安価に修理が可能となるものであり、また回路ブロックが2個の回路部に分割され、一方の回路部がハウジングともう他方の回路部とで支持固定されたので、一方の回路部の固定に専用の固定部材を要しないようにできるものである。
【0012】
また本発明の請求項2の発明は、上記他方の回路部に表示部が設けられたものであって、他方の回路部に表示部を設けたことで一方の回路部の設置場所に制限がなくなり、省スペースに設置可能となるためハウジングの大きさも小型化が可能となるものである。
【0013】
また本発明の請求項3の発明は、上記他方の回路部とハウジングとの間にサーミスタのような別部品が挟持されたので、サーミスタのような別部品を固定するための専用部材を形成する必要がなくなると共にサーミスタのような別部品を抜けないように確実に取り付けることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴室暖房乾燥機の実施の形態の一例の内部の構造の要部を示す正面図である。
【図2】同上の浴室暖房乾燥機を浴室内に設置した状態の斜視図である。
【図3】同上の浴室暖房乾燥機に循環パイプや電源線を導入する部分の断面図である。
【図4】同上の浴室暖房乾燥機の内部の構造を示す正面図である。
【図5】同上の浴室暖房乾燥機の側面から見た断面図である。
【図6】同上の浴室暖房乾燥機の全体を示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。
【図7】同上の浴室暖房乾燥機の分解斜視図である。
【図8】同上の一方の回路部を示す断面図である。
【図9】同上の他方の回路部を示す断面図である。
【図10】(a)は同上の回路部を取り付ける状態を示す分解斜視図、(b)は回路部を取り付けた状態の斜視図である。
【図11】同上のサーミスタを取り付ける状態の斜視図である。
【図12】同上の浴室暖房乾燥機の動作を説明する断面図である。
【符号の説明】
A 浴室暖房乾燥機
1 ハウジング
2 熱交換器
3 循環ファンブロック
4 回路ブロック
4a 回路部
4b 回路部
18 ケース部
19 基板部
20 ポッティング剤
21 ケース部
22 基板部
23 ポッティング剤
31 サーミスタ
Claims (3)
- 浴室内に設置して温風の吹き出しにて浴室内の暖房や乾燥を行う浴室暖房乾燥機であって、ハウジング内に加熱手段や送風手段が内装されると共に電源部や制御部としての回路ブロックが内装され、この回路ブロックが2個の回路部に分割され、各回路部が一面を開口せるケース部内に基板部が内装されると共にケース部内に充填したポッティング剤にて基板部が埋設されて形成され、一方の回路部が開口部が下を向くようにしてハウジング内の回路収納空所に挿入され、他方の回路部が開口部が後面側を向くようにして回路収納空所の前面側に配置されると共にこの他方の回路部のケース部からハウジングの設置用リブにビスのような固着具が打入されることで他方の回路部が設置用リブに取り付けられ、他方の回路部のケースに設けた固定用リブが一方の回路部のケース部に係止されたことを特徴とする浴室暖房乾燥機。
- 上記他方の回路部に表示部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の浴室暖房乾燥機。
- 上記他方の回路部とハウジングとの間にサーミスタのような別部品が挟持されたことを特徴とする請求項1記載の浴室暖房乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13912896A JP3581489B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 浴室暖房乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13912896A JP3581489B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 浴室暖房乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09313791A JPH09313791A (ja) | 1997-12-09 |
JP3581489B2 true JP3581489B2 (ja) | 2004-10-27 |
Family
ID=15238180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13912896A Expired - Fee Related JP3581489B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 浴室暖房乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3581489B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5158566B2 (ja) * | 2008-03-28 | 2013-03-06 | 株式会社ノーリツ | 壁掛け型の浴室空調機 |
JP6953964B2 (ja) * | 2017-09-29 | 2021-10-27 | 株式会社ノーリツ | 浴室用機器 |
JP7324988B2 (ja) * | 2019-05-28 | 2023-08-14 | 株式会社ノーリツ | 浴室暖房乾燥機 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP13912896A patent/JP3581489B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09313791A (ja) | 1997-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4923952B2 (ja) | 空調装置 | |
JP3581489B2 (ja) | 浴室暖房乾燥機 | |
WO2008069201A1 (ja) | 空気調和機 | |
KR101515530B1 (ko) | 제습 유닛 및 그를 갖는 공기조화기 | |
JP6022387B2 (ja) | 除湿機 | |
JP3954460B2 (ja) | 浴室暖房装置 | |
JP3789807B2 (ja) | 浴室暖房機 | |
JP5304367B2 (ja) | 送風装置 | |
JPH0842965A (ja) | 浴室暖房乾燥機及びその制御方法 | |
KR100845183B1 (ko) | 일체형 공기조화기의 파워코드 고정구조 | |
CN1240913A (zh) | 可改变制热容量的空调器的加热器组件 | |
JP2020165576A (ja) | 換気装置 | |
JP4265359B2 (ja) | 浴室暖房乾燥機 | |
JP4552339B2 (ja) | 放熱装置の制御方法 | |
KR20050062044A (ko) | 공기조화기 | |
KR20080102104A (ko) | 공기조화기 실내기 | |
KR100347947B1 (ko) | 공기조화기의 토출구 구조 | |
KR100437133B1 (ko) | 냉난방 겸용 에어컨의 전기히터 장착 구조 | |
JP3913131B2 (ja) | 浴室暖房換気装置 | |
KR0115206Y1 (ko) | 공기조화기의 회로기판 설치구조 | |
JP3688472B2 (ja) | 浴室暖房乾燥機 | |
KR101216998B1 (ko) | 차량 공조시스템용 송풍유닛 | |
JP2005083654A (ja) | 空気調和機 | |
KR200146093Y1 (ko) | 공기조화기용 실내기의 회로기판 보호장치 | |
JP4093166B2 (ja) | 浴室暖房乾燥機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040203 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040405 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040713 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040723 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |