JPH06186880A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06186880A
JPH06186880A JP4353714A JP35371492A JPH06186880A JP H06186880 A JPH06186880 A JP H06186880A JP 4353714 A JP4353714 A JP 4353714A JP 35371492 A JP35371492 A JP 35371492A JP H06186880 A JPH06186880 A JP H06186880A
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JP
Japan
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recording material
image forming
forming apparatus
fixing
guide member
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JP4353714A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Okada
保 岡田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、装置を複雑化するとなく、また、
フィルム定着方式にも適用可能で、ジャム処理時の定着
装置の汚れやオフセットを防止することのできる画像形
成装置を提供することを目的としている。 【構成】 フィルム4を介して加熱体5と加圧ローラ8
との間に形成されるニップに対する記録材搬送方向の上
流側に、清掃ローラ12を回動可能な清掃レバー13上
に設け、加圧ローラ8を支持する加圧レバー14の先端
部14cを清掃レバー13の端部と当接させる。これに
より、通常には上記先端部14cが清掃レバー13を押
し上げて清掃ローラ12を記録材1から離間し、ジャム
処理時には加圧ローラ8の離間動作と連動して清掃ロー
ラ12を記録材1に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録材上に未定着トナー
像を形成した後、未定着トナー像を定着して記録材を装
置外に排出する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、電子写真プリンタ等の画
像形成装置に用いられる定着装置としては、加熱ローラ
と加圧ローラを用いた熱ローラ定着方式が広く普及して
いる。
【0003】また、特開昭63−313182号公報に
みられる様に、固定加熱ヘッドと薄膜フィルムを用いた
加熱定着装置も考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の定着装置において記録材のジャムが発生した場合、定
着装置ニップ部より上流の部分は、記録材上に未定着ト
ナー像が存在し、このトナー像が定着装置に付着すれ
ば、加圧部材の汚れやジャム処理後に搬送された記録材
へのオフセットといった問題が発生する。この問題に対
しては以下のような措置が考えられるが、それぞれの措
置において、以下のような新たな問題が発生する。
【0005】(1)記録材搬送方向にジャムした記録材
を引き抜く場合には、定着ローラをクリーニングする手
段を備えれば上記オフセットを防止できる。しかし上述
の薄膜フィルムを用いた方式(以下フィルム定着)にお
いては、フィルム自体が弱いためクリーニング部材等を
接触させることが困難であるという欠点がある。
【0006】(2)これに対し、記録材搬送方向と逆方
向に引き抜くことによって未定着トナーを定着装置に付
着させないということも考えられるが、この場合は、第
一にユーザーにとって分かりにくいと言う欠点がある。
またジャムした記録材上には未定着トナー画像が形成さ
れており、手が汚れてしまうことも予想される。
【0007】(3)また定着装置のジャム処理性の改善
策として、ニップ部を離間することも知られているが、
記録材上の未定着トナーが完全にニップ部へ触れない訳
ではなく不十分である。
【0008】(4)更に定着装置もしくは装置本体を上
下に開放することも行なわれているが、装置の大型化、
複雑化につながり、小型で安価な装置においては不向き
である。
【0009】(5)また定着装置のニップ部を大きく離
間し開放可能とした場合、定着ニップ部にユーザーが触
れる危険性が生じ、特に高温な為、ジャム処理時の火傷
という虞れもある。また上述したフィルム定着において
はフィルム自体が弱く、ユーザーが誤まってフィルムを
破損することも予想される。
【0010】(6)また、図14に示す様に、定着ロー
ラと加圧ローラを離間させその時にローラの対向部分を
覆い隠すカバー126を設けて、記録材上のトナーが定
着ローラに触れない様にしたものが特開平3−6998
1号公報等で知られている。しかし装置自体が複雑化
し、特にカバーを対向部分まで移動させるため、ローラ
対の離間距離を大きくしなければならず、小型な画像形
成装置においては不利である。またカバーにより対向部
が覆われた状態で記録材を引き抜くので、この時引き抜
き方向、力によってはカバーに力が加わり定着装置のニ
ップ部を傷付けることが予想され、特にフィルム定着で
は上述したフィルム破損を生ずる場合も考えられる。
【0011】本発明は、上記問題点を解決し、装置を複
雑化するとなく、また、フィルム定着方式にも適用可能
で、ジャム処理時の定着装置の汚れやオフセットを防止
することのできる画像形成装置を提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願第一発明によれば、
上記目的は、記録材上に未定着トナー像を形成する画像
形成手段と、未定着トナー像を支持した記録材を圧接部
にて挟持搬送することにより未定着トナー像を定着する
定着手段とを有する画像形成装置において、上記画像形
成手段と定着手段の圧接部との間の記録材搬送径路に、
記録材上の未定着トナー像と摺接する未定着トナーの清
掃手段を設けたことにより達成される。
【0013】また、本願第二発明によれば、上記目的
は、記録材上に未定着トナー像を形成する画像形成手段
と、未定着トナー像を支持した記録材を圧接部にて挟持
搬送することにより未定着トナー像を定着する定着手段
と、該定着手段の圧接部を離間せしめる手段を有する画
像形成装置において、上記定着手段の圧接部を形成する
対向領域を除く圧接部近傍で、記録材搬送方向の上流ま
たは下流側の一方もしくは双方に、記録材未定着トナー
像面と摺接するガイド部材を設け、該ガイド部材は、上
記定着手段の圧接部の離間時に、記録材と定着手段の圧
接部形成部が非接触となる位置で該記録材に接触するよ
うに配設されていることにより達成される。
【0014】
【作用】本願第一発明による装置において、定着手段の
圧接部で記録材を挟持搬送している際に、記録材詰まり
が発生した場合には、記録材の搬送は停止され、上記圧
接部に挟持されたままの状態となる。したがって、上記
圧接部よりも記録材搬送方向上流側の記録材上のトナー
像は未定着のままとなるが、本願第一発明によれば、該
未定着のトナー像と摺擦する清掃手段が設けられている
ので、記録材を記録材搬送方向における上流側あるいは
下流側のいずれに引き抜いた場合でも、上記未定着のト
ナー像は除去される。
【0015】また、本願第二発明によれば、上述したよ
うな記録材詰まりが発生した場合には、定着手段の圧接
部が離間し、該圧接部近傍に配設されたガイド部材が記
録材と接触する。しかも、このガイド部材の記録材との
接触位置は、該記録材と上記離間した定着手段とが非接
触となる位置なので、この状態で記録材を引き抜いて
も、記録材の未定着トナー像が定着手段に付着すること
がない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0017】〈実施例1〉先ず、図1(a),(b)を
用いて本発明の実施例1を説明する。本実施例において
は、画像形成手段(図示せず)により記録材1上に未定
着トナー像2が形成され、定着装置3へ搬送される様に
なっている。
【0018】定着装置3は薄膜耐熱フィルム4及び固定
支持された低熱容量加熱体5を有するフィルム方式であ
る。フィルム4は駆動ローラ6、従動ローラ7により張
力を付与されつつ、駆動され、加圧ローラ8はフィルム
4を介して加熱体5へ加圧され、記録材1を挟持搬送す
ることにより未定着トナー像を定着するものである。
【0019】上記定着装置3の前後には、記録材1を上
記加圧部(以下ニップとする)へ案内する入口ガイド
9、更に定着処理後の記録材を本体外部へ排出する排紙
ローラ対10が、開閉可能に支持された排紙カバー11
に設けられている。
【0020】またニップに対して記録材搬送方向の上流
側でかつ、通常時には記録材の通過領域外に、清掃ロー
ラ12が、回動可能な清掃レバー13に対して回転可能
に設けられている。
【0021】更に加圧ローラ8を支持する加圧レバー1
4が支点14aに対して回動可能に設けられ、加圧レバ
ー14は、加圧ローラ8の付勢力により、時計方向に付
勢されている。また加圧レバー14には清掃ローラ12
を押上げる突起部14bが有り、図1(a)に示す状態
に保持される。
【0022】ここで記録材1が紙詰まりを起こし、ジャ
ム処理を行なう場合には、図1(b)に示す様に、排紙
カバー11を開放すると、排紙カバー11に設けられた
カム形状11aにより加圧レバー14の先端部14cが
押下げられ、反時計方向に押下げられる。この結果加圧
ローラ8が加熱体5から離間する。更に上述した加圧レ
バー14の突起部14bが下がる為、清掃ローラ12が
入口ガイド9上の記録材1上へと下降する。この状態で
記録材1を排紙側へ引き抜くと、記録材1上の未定着ト
ナー像2は、清掃ローラ12により清掃されつつ引き抜
かれるためニップ部分へ未定着トナーが到達することを
阻止できることとなる。なお清掃ローラ12、清掃レバ
ー13は本実施例では自重による移動を行なっている
が、バネ等の付勢手段を設けて、記録材への押圧を安定
させることも可能である。
【0023】〈実施例2〉次に図2(a),(b)を用
いて本発明の実施例2を説明する。なお、実施例1との
共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0024】本実施例で用いる定着装置3は定着ローラ
15と加圧ローラ8とから成るローラ方式である。図2
(a)が通常状態、図2(b)がジャム処理時の状態を
示すものである。本実施例では定着ローラ15を含む定
着上ユニット16を上方に離間するタイプで、上ユニッ
ト16には清掃ローラ12を上方に支持するため突起部
16aが設けられ、清掃レバー13を図2(b)に図示
する位置に保持している。ジャム処理時には、定着上ユ
ニット16を上方に開放することにより突起部16aが
上がり、結果として清掃ローラ12が入口ガイド9上に
下降する。
【0025】これにより、記録材1は清掃ローラ12に
よって清掃されつつ引き抜かれることになる。
【0026】〈実施例3〉次に図3(a),(b)を用
いて、本発明の実施例3を説明する。なお、実施例1及
び実施例2との共通箇所には同一符号を付して説明を省
略する。
【0027】本実施例は実施例2と同様にローラ方式を
用いた定着装置3から成る。ニップ近傍には回転可能に
支持された清掃ローラ12が設けられている。また入口
ガイド9は、回動支点9aに対して回動可能に支持さ
れ、更に入口ガイド9を保持する為に揺動アーム17が
回動可能に設けられており、揺動アーム17の一端17
aは排紙カバー11に設けられた押圧部18により図示
する状態に保持され、揺動アーム17のもう一方の先端
17bにより、入口ガイド9が保持されている。そして
ジャム処理時に排紙カバー11を開放することにより、
揺動アーム17が反時計方向に移動し、入口ガイド9を
押上げ、清掃ローラ12へ押圧することが可能となり、
同様の効果を得ることが可能となる。
【0028】上述してきた実施例では、種々のジャム処
理動作と連動させているが、他の動作、例えばワニ口開
閉動作や別カバーの開放動作と連動させても良く、当
然、単独に清掃ローラや入口ガイドを動作させても良い
ことは言うまでもない。また、ソレノイド等の駆動手段
を設ければ、装置稼動中もしくは記録材搬送中時に、記
録材搬送径路外へ退避させ、ジャム発生時のエラー信号
に同期させて該駆動手段を作動させて、記録材と接触す
る位置へ移動させれば同様の効果を実現することができ
る。
【0029】また清掃手段としては、スポンジやフェル
ト等の弾性ローラーや、表層に粘着層を有するローラ等
を用いれば良い。またトナー自身に磁性体を含んでいる
ものであれば、マグネットローラ又はマグネット板の様
なもので、磁力によってトナーを吸着して清掃すること
も可能である。また、ブラシ状のもので記録材表面を払
ったり、スクレーパ等の部材でトナー像をかき取り、本
体内で捕集してしまう構成でも良い。また清掃部材を容
易に交換可能に設ければ定期メンテナンス時や、ユーザ
ー自身の交換も可能で、更にはドラムカートリッジ等の
交換パーツに一体的に設ければ、定期的な交換が容易か
つ確実に実施できる。
【0030】また図4に示す様に、記録材を清掃する部
分へ、清掃材を供給する補助ローラ19を設け、排紙カ
バー開放動作等のジャム処理動作に連動して、順次一定
量ずつ送り込む構成とすれば、常に新しい清掃面が記録
材と接触可能になり、一定の清掃能力が実現できる。も
ちろん、補助ローラで順次巻き取る構成としても良いこ
とは言うまでもない。
【0031】更に清掃手段を設ける領域としては記録材
全域が望ましいが、定着装置では、定着ローラや加圧ロ
ーラへの記録材巻き付きを防止するために、軽圧で当接
させる分離爪や、熱ローラ方式での温度制御手段とし
て、サーミスタ等の温度検知素子を当接させており、特
にこの領域ではトナーの付着を防止する必要がある。分
離爪部では当接部分にトナーが多く付着すると、記録材
の分離性能の劣化や、逆にジャム発生の原因となり得
る。またサーミスタ部分にトナーが付着すれば、定着ロ
ーラ表面を傷付けたり、温度検知不良を生じたりする虞
れがある。そこで、清掃手段を全域に設けない場合、分
離爪、サーミスタの当接位置と、清掃手段の位置を合わ
せれば、少なくとも上記の問題を防止することが可能と
なる。
【0032】また本発明は特に定着装置へのトナー付着
を防止することを主目的としているが、画像形成部近傍
に清掃手段を設ければ、画像形成手段の上流側の搬送手
段、例えば給紙ローラ等の汚れをも防止可能で、定着装
置のニップ近傍と画像形成位置の近傍の少なくとも二位
置に設ければ、記録材が、搬送方向のどちら側に引き抜
かれてもトナー付着による弊害を防止できる。
【0033】また本発明の清掃手段は、定着ローラや他
の記録材搬送手段に対して、常時当接させて清掃を行な
う従来手段に比べて、記録材のジャム処理時のみ清掃を
行なうものなので、耐久性の面でも非常に有効なもので
ある。またジャム処理時ではなく、通常の定着処理にお
いて、清掃を必要とする装置で、定着ローラに清掃パッ
ドやローラを当接させている装置においても、本発明を
併せて実施することにより、ジャム処理時に定着ローラ
等へ付着していた未定着トナーを清掃できるため、結果
として上述の清掃パッド等の耐久性が向上できる。した
がって従来よりも小型かつ安価な清掃手段でも満足する
ことが可能となる。
【0034】以上説明してきた様に、本発明は記録材上
のトナー像を清掃可能とすることが目的で、その構成は
特に限定されるものではなく、各種装置の条件に応じ
て、設定し、組合わせて実施すれば良い。
【0035】〈実施例4〉次に、本発明の実施例4を図
5(a),(b)に基づいて説明する。本実施例装置に
おいては画像形成手段(図示せず)により記録材101
上に未定着トナー像102が形成され定着装置103へ
と搬送される。定着装置103は定着ローラ104及び
加圧ローラ105によりニップ部106が形成されてい
る。該ニップ部106の前方には、該ニップ部106へ
記録材101を導く入口ガイド107が設けられ、後方
には、定着処理された記録材を排出する排紙部108が
設けられている。また、上記ニップ近傍の両側にはガイ
ド部材109,109′が図5(a)に示す様に記録材
101とは接触しない位置に回動可能に設けられてい
る。
【0036】以上のような本実施例装置において、定着
部で記録材101が詰まった際には、図5(b)に示す
様に、定着ローラ104と加圧ローラ105が離間す
る。更にガイド部材109,109′は回動し第2の位
置をとる。この時ガイド部材109,109′によって
形成される記録通過径路は、一点鎖線110により示さ
れ、これにより、記録材を矢印A方向つまり記録材搬送
方向に引き抜く処理を行なっても、記録材101上の未
定着トナー像102は定着ローラ104に接触しないた
め、ジャム処理後の定着ローラ104、加圧ローラ10
5の汚れ及び記録材へのオフセットといった問題を防止
しているのである。
【0037】ガイド部材は本実施例の様にニップ両側へ
設けることが望ましいが、記録材搬送方向の上流側つま
り未定着トナー像が形成された側のみでも同等の効果が
得られる。またガイド部材については本実施例では回動
可能に支持しているが、ニップとの相対的な移動を実現
する上で限定されるものではない。
【0038】〈実施例5〉次に本発明の実施例5につい
て図6(a),(b)を用いて説明する。なお、実施例
4との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0039】本実施例は、入口ガイド107、排紙部1
08については図5と同様で、定着装置103が耐熱薄
膜フィルム111、フィルムを駆動しつつ張力を付与す
る駆動する駆動ローラー112、従動ローラ113、固
定支持された低熱容量発熱体114と、フィルムを介し
て記録材を挟持搬送する加圧ローラ105とから成って
いるフィルム方式の定着装置であるところが実施例4と
異なる。
【0040】本実施例では定着部のジャム発生時には、
加圧ローラ105を除く上ユニット115部分が図6
(b)に示す様に上方向に退避する。この時、固定支持
されたガイド部材109,109′による記録通過径路
は一点鎖線110により示されるが、上ユニット115
が退避しているため、実施例4と同様に、未定着トナー
像102とフィルム111との非接触状態が実現し、同
等の効果が得られる。
【0041】以上実施例4,5において、熱ロール方式
とフィルム方式とに分けて述べているがそれぞれ定着方
式に限定されるものではない。またガイド部材とニップ
形成の上ユニット(実施例4の場合、定着ローラ)とが
相対的な位置関係、つまりガイドにより形成される記録
材通過径路内に上ユニットが存在しなければ良いので、
ガイド部材、上ユニット双方を移動させても同様の効果
が得られることは明らかである。
【0042】〈実施例6〉次に、図7に基づいて本発明
の実施例6を説明する。なお、実施例4との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0043】定着装置103は定着ローラ104、加圧
ローラ105から成り、加圧ローラ105は加圧バネ1
16により上方に加圧されている。回動可能に支持され
た加圧レバー117には、ガイド部材109,109′
と各々係合する係合部117a,117bが設けられて
いる。加圧レバー117を矢印B方向に押し下げること
により加圧ローラ105は定着ローラ104と離間す
る。この時当然係合部117aは下方へ、117bは上
方へ動き、これに連動してガイド部材109は時計方向
へ、109′は反時計方向へ回動し、定着ローラ104
と記録材が接触しない記録材通過径路が形成される。ま
た加圧レバー端部にコロ部118を設け、更に排紙部1
08にカム形状108′を設ければ、排紙部開放時にガ
イド部材を連動することが可能となる。
【0044】〈実施例7〉次に、本発明の実施例7を図
8に基づいて説明する。なお、実施例4及び実施例5と
の共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0045】本実施例は、図8に示す様にワニ口構成の
画像形成装置において、定着装置103の上ユニット1
15をワニ口本体の上方へ取りつければ、ワニ口開放時
に定着装置の上ユニット115のみが退避する構成とな
る。なお、以上述べてきた実施例4〜実施例7は、ジャ
ム処理動作に連動させることを示すもので、特に上記構
成に限定されるものではなく、機種によって設定するべ
きものであり、他のジャム処理動作や、メンテナンス動
作と連動するものでも良い。
【0046】〈実施例8〉次に、本発明の実施例8を図
9に基づいて説明する。なお、実施例4との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0047】本実施例は、上下方向にスライド可能に支
持されたガイドレバー119及びガイド部材109,1
09′と係合する係合部119a,119bを設ける。
ガイドレバー119は更に回動可能に支持された揺動レ
バー120と係合し、揺動レバー120は駆動手段(ソ
レノイド)121と連結している。またガイドレバー1
19は付勢部材122により下方に付勢支持されている
ため、通常時はガイド部材109,109′が図示する
位置に保持される。画像形成装置稼働もしくは記録材が
ガイド109,109′近傍に接近した時に、駆動手段
121を動作させると、揺動レバー120が時計方向に
回動し、ガイドレバー119が上方に押し上げられ、ガ
イド部材109,109′が記録材搬送径路外へと退避
するものである。逆にジャム発生時やジャム処理のため
に本体電源OFFとなった時には、駆動手段121が解
除されガイド部材が図示する位置に保持される。そして
この時ニップ部が離間することにより、上述してきた同
様の効果が得られることとなる。
【0048】〈実施例9〉次に、本発明の実施例9を図
10に基づいて説明する。なお、実施例4及び実施例5
との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0049】本実施例は、定着装置の保護を兼ねるもの
で、特にフィルム定着において有効な手段である。ガイ
ド部材109,109′をジャム処理時に図示する位置
に移動することで、定着ニップ周辺を覆い隠すことが可
能となるこれによりフィルムや定着ローラの保護、更に
はユーザーのジャム処理時の火傷防止も同時に実現可能
となっている。またガイド部材109,109′の先端
は未定着トナー像と接触して汚れるのでブレードやブラ
シ等の清掃手段123をガイド109,109′と当接
させれば、ガイド部材が可動する際に付着したトナーを
除去することが可能となる。また清掃手段122の下部
を収納部124を設ければ、トナーの機内飛散を防止で
きる。
【0050】〈実施例10〉次に、本発明の実施例10
を図11に基づいて説明する。なお、実施例4及び実施
例5との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0051】本実施例は図11に示す様に上記各実施例
で説明したガイド109の先端に回動するコロ125を
設け、ジャム処理時の、記録材とガイドとの摺動抵抗を
減少させ、ジャム処理時における記録材の破損を防止す
るものである。
【0052】〈実施例11〉次に、本発明の実施例11
を図12に基づいて説明する。なお、実施例4及び実施
例5との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0053】本実施例は、図12の様に定着ローラ10
4の一部をガイド部材109及び109’で覆う様にし
たものである。図14示す従来例の様にカバー部材12
6を設けた場合のローラ対の離間距離g1 に比べ、定着
ローラ104とガイド部材109,109′との互いの
相対位置により、未定着トナー像と定着ローラを非接触
状態とできるため、当然g1 >g2 とすることが可能と
なる。
【0054】したがって、装置自体の大型化を防ぐこと
ができる。また対向部自体を覆う構成の場合、記録材を
過度に上方向へ引き抜くと、カバー部材によって定着ロ
ーラ104を傷付ける虞れがあり、特にフィルム定着の
場合フィルム破損といった危険性が予想されるが、本実
施例によれば、これを防止することができる。また図1
4様な対向部を覆うカバー16を有する場合、何らかの
処理ミス、動作ミスによって、カバー126が図示する
位置のままで定着装置が加圧状態になると、定着装置自
体が破損することも考えられるが、本実施例によれば、
このような危険性がない。
【0055】〈実施例12〉次に、本発明の実施例12
を図13に基づいて説明する。なお、実施例4との共通
箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0056】本実施例は図13に示す様に、記録材搬送
方向の下流側のガイド109自体に、記録材分離用の突
起部127を一体に設けたもので、これにより定着ロー
ラーの分離爪等を設ける必要がなくなる。
【0057】以上に述べた本発明における実施例は、各
々の装置において最適化して実施すれば良く、それぞれ
組み合わせても同等の効果が得られることは明白であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上述べた様に、本願第一及び第二発明
によれば、画像形成手段と定着装置のニップ間の記録材
搬送径路で、かつ記録材上の未定着トナー像と対向する
位置に、未定着トナー像を清掃する手段を設けることに
より、定着部でのジャム処理時に発生する定着ニップ部
の汚れや、記録材へのオフセットを防止することができ
る。またこれにより、記録材を記録材搬送方向と同一方
向に引き抜いても弊害がないため、ジャム処理の作業性
が向上する。特にフィルム方式の様なクリーニング手段
を設けにくい方式において有効である。またニップ部分
をシャッター等で覆い隠す方式に比べて、装置を大型
化、複雑化させることなく実施でき、定着装置のニップ
自体を破損する虞れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例1における通常動作時
の清掃手段の位置を示す図、(b)は該清掃手段のジャ
ム処理時の位置を示す図である。
【図2】(a)は本発明の実施例2における通常動作時
の清掃手段の位置を示す図、(b)は該清掃手段のジャ
ム処理時の位置を示す図である。
【図3】(a)は本発明の実施例3における通常動作時
の清掃手段の位置を示す図、(b)は該清掃手段のジャ
ム処理時の位置を示す図である。
【図4】本発明の清掃手段の他の実施例を示すもの図で
ある。
【図5】(a)は本発明の実施例4における通常動作時
のガイド部材の位置を示す図、(b)は該ガイド部材の
ジャム処理時の位置を示す図である。
【図6】(a)は本発明の実施例5における通常動作時
のガイド部材の位置を示す図、(b)は該ガイド部材の
ジャム処理時の位置を示す図である。
【図7】本発明の実施例6装置の概略構成を示す断面図
である。
【図8】本発明の実施例7装置の概略構成を示す断面図
である。
【図9】本発明の実施例8装置の概略構成を示す断面図
である。
【図10】本発明の実施例9装置の概略構成を示す断面
図である。
【図11】本発明の実施例10装置の概略構成を示す斜
視図である。
【図12】本発明の実施例11装置の概略構成を示す断
面図である。
【図13】本発明の実施例12装置の概略構成を示す断
面図である。
【図14】従来例装置の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 記録材 2 未定着トナー像 4 フィルム(定着手段) 8 加圧ローラ(定着手段) 12 清掃ローラ(清掃手段) 15 定着ローラ(定着手段) 101 記録材 102 未定着トナー像 104 定着ローラ(定着手段) 105 加圧ローラ(定着手段) 109 ガイド部材 111 薄膜フィルム(定着手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 112 7369−2H 21/00 111

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材上に未定着トナー像を形成する画
    像形成手段と、未定着トナー像を支持した記録材を圧接
    部にて挟持搬送することにより未定着トナー像を定着す
    る定着手段とを有する画像形成装置において、上記画像
    形成手段と定着手段の圧接部との間の記録材搬送径路
    に、記録材上の未定着トナー像と摺接する未定着トナー
    の清掃手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 清掃手段を、記録材上の未定着トナー像
    に接触する位置と、該未定着トナー像から離間する位置
    とに接離移動せしめる手段を備えたこととする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 清掃手段を接離移動せしめる手段は、記
    録材搬送中もしくは画像形成中は清掃手段を離間位置へ
    退避させるように設定されていることとする請求項2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 定着手段の圧接部を離間せしめる定着離
    間手段を備え、清掃手段を接離移動せしめる手段は、該
    定着離間手段と連動して駆動するように設定されている
    こととする請求項2または請求項3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 清掃手段を接離移動せしめる手段は、記
    録材排出口カバーの開閉動作と連動して駆動するように
    設定されていることとする請求項2または請求項3に記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 清掃手段を接離移動せしめる手段は、画
    像形成装置本体のワニ口開閉動作と連動して駆動するよ
    うに設定されていることとする請求項2または請求項3
    に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 清掃手段を接離移動せしめる手段は、画
    像形成装置本体の動作エラー信号もしくは記録材搬送エ
    ラー信号と同期させて駆動するように設定されているこ
    ととする請求項2または請求項3に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 清掃手段に対して記録材を押し当てるガ
    イド部材を設けたこととする請求項1ないし請求項7の
    うちの一つに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 記録材上に未定着トナー像を形成する画
    像形成手段と、未定着トナー像を支持した記録材を圧接
    部にて挟持搬送することにより未定着トナー像を定着す
    る定着手段と、該定着手段の圧接部を離間せしめる手段
    を有する画像形成装置において、上記定着手段の圧接部
    を形成する対向領域を除く圧接部近傍で、記録材搬送方
    向の上流または下流側の一方もしくは双方に、記録材未
    定着トナー像面と摺接するガイド部材を設け、該ガイド
    部材は、上記定着手段の圧接部の離間時に、記録材と定
    着手段の圧接部形成部が非接触となる位置で該記録材に
    接触するように配設されていることを特徴とする画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】 ガイド部材は位置を不動に配設されて
    おり、定着手段は、該ガイド部材と記録材とにより形成
    される記録材通過領域外へ移動して圧接部を離間するよ
    うに配設されていることとする請求項9に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 ガイド部材は、装置稼働中における記
    録材と非接触な第一の位置と、定着手段の圧接部離間時
    における記録材上の未定着トナー像面と該圧接部を接触
    させないように記録材に接触する第二の位置との少なく
    とも二位置に移動自在に配設されており、上記ガイド部
    材を随時上記二位置に移動せしめるガイド部材移動手段
    を備えたこととする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 ガイド部材移動手段は、記録材がガイ
    ド部材近傍を通過中の場合にはガイド部材を第一の位置
    に退避させるように設定されていることとする請求項1
    1に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 ガイド部材移動手段は、定着手段の圧
    接部を離間せしめる手段と連動して駆動するように設定
    されていることとする請求項11に記載の画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】 ガイド部材移動手段は、記録材排出口
    カバーの開閉動作と連動して駆動するように設定されて
    いることとする請求項11に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 ガイド部材移動手段は、画像形成装置
    本体のワニ口開閉動作と連動して駆動するように設定さ
    れていることとする請求項11に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 ガイド部材移動手段は、画像形成装置
    本体の動作エラー信号もしくは定着手段での記録材搬送
    エラー信号と同期させて駆動するように設定されている
    こととする請求項11記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 ガイド部材の記録材未定着トナー像面
    と接触する側の表面を清掃する手段を設けたこととする
    請求項9ないし請求項16のうちの一つに記載の画像形
    成装置。
  18. 【請求項18】 ガイド部材が定着手段の保護及び外部
    への熱遮弊部材を兼ねることとする請求項9ないし請求
    項17のうちの一つに記載の画像形成装置。
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