JPH06186809A - ステープル除去装置 - Google Patents
ステープル除去装置Info
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- JPH06186809A JPH06186809A JP33643492A JP33643492A JPH06186809A JP H06186809 A JPH06186809 A JP H06186809A JP 33643492 A JP33643492 A JP 33643492A JP 33643492 A JP33643492 A JP 33643492A JP H06186809 A JPH06186809 A JP H06186809A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- staple
- sheet bundle
- sheet
- punching blade
- removal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】完全に自動化されたステ−プル除去装置、及
び、シ−ト束上のステ−プルを簡易な構成で除去するス
テ−プル除去装置を提供する。 【構成】ステ−プルされたシ−ト束Oを束ごと搬送し、
その搬送途中でステ−プルPの位置をステープル検知ロ
ーラ301により検出する。検出したステ−プルPをス
テ−プル除去手段300の除去位置に合致するようにシ
−ト束Oの搬送を制御し、合致した時点で、ステ−プル
除去手段300によりシ−ト束上のステ−プルPを除去
する。また、シ−ト束上のステ−プルPをステ−プル周
囲のシ−ト束Oごと打ち抜く。
び、シ−ト束上のステ−プルを簡易な構成で除去するス
テ−プル除去装置を提供する。 【構成】ステ−プルされたシ−ト束Oを束ごと搬送し、
その搬送途中でステ−プルPの位置をステープル検知ロ
ーラ301により検出する。検出したステ−プルPをス
テ−プル除去手段300の除去位置に合致するようにシ
−ト束Oの搬送を制御し、合致した時点で、ステ−プル
除去手段300によりシ−ト束上のステ−プルPを除去
する。また、シ−ト束上のステ−プルPをステ−プル周
囲のシ−ト束Oごと打ち抜く。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステ−プルを自動的に
除去する装置に関し、詳しくは原稿自動送り装置を備え
た複写装置や、書類裁断機、その他の事務機器に装備し
て用いるステ−プル除去装置に関する。
除去する装置に関し、詳しくは原稿自動送り装置を備え
た複写装置や、書類裁断機、その他の事務機器に装備し
て用いるステ−プル除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数枚のシ−ト束を分散しな
いように固着する手段としてステ−プルが一般的に用い
られている。このステ−プルされたシ−ト束は、様々な
理由により再度分離させる必要が生じた場合、このシ−
ト束からステ−プルを除去する作業が要求される。この
ステープルの除去作業は金属を変形させた上でシ−ト束
から引き抜くという非常に手間と時間がかかる困難な作
業である。従って、過去においてはこのステ−プル除去
作業を容易化するために、一対のレバ−とレバ−先端に
設けられた爪からなり、ユ−ザが一対のレバ−を握り込
むことによってレバ−先端に設けられた爪の作用でステ
−プルを変形させてシ−ト束から除去する装置が提案さ
れている。なお、この種の装置の改良技術としても多く
の提案が為されており、特開昭1−306185号公
報、特開昭2−24069号公報等はこれに属する。
いように固着する手段としてステ−プルが一般的に用い
られている。このステ−プルされたシ−ト束は、様々な
理由により再度分離させる必要が生じた場合、このシ−
ト束からステ−プルを除去する作業が要求される。この
ステープルの除去作業は金属を変形させた上でシ−ト束
から引き抜くという非常に手間と時間がかかる困難な作
業である。従って、過去においてはこのステ−プル除去
作業を容易化するために、一対のレバ−とレバ−先端に
設けられた爪からなり、ユ−ザが一対のレバ−を握り込
むことによってレバ−先端に設けられた爪の作用でステ
−プルを変形させてシ−ト束から除去する装置が提案さ
れている。なお、この種の装置の改良技術としても多く
の提案が為されており、特開昭1−306185号公
報、特開昭2−24069号公報等はこれに属する。
【0003】また、上記の装置は人手を必要とするもの
であるが、これを自動化した装置が実開昭62−154
445号公報に開示されている。この装置は、ユ−ザが
ステ−プルのされたシ−ト束を装置に挿入し、このシ−
ト束上のステ−プルを指定位置に合致させると自動的に
ステ−プル除去爪が動作してステ−プルを除去するもの
である。
であるが、これを自動化した装置が実開昭62−154
445号公報に開示されている。この装置は、ユ−ザが
ステ−プルのされたシ−ト束を装置に挿入し、このシ−
ト束上のステ−プルを指定位置に合致させると自動的に
ステ−プル除去爪が動作してステ−プルを除去するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のステ
−プル除去装置は、何れもステ−プルを除去するために
何らかの人手を必要とし、完全に自動化されたステ−プ
ル除去装置の提案はこれまで為されていなかった。本発
明は、この点に鑑みてなされたものであって、完全に自
動化されたステ−プル除去装置を提供することを目的と
している。
−プル除去装置は、何れもステ−プルを除去するために
何らかの人手を必要とし、完全に自動化されたステ−プ
ル除去装置の提案はこれまで為されていなかった。本発
明は、この点に鑑みてなされたものであって、完全に自
動化されたステ−プル除去装置を提供することを目的と
している。
【0005】また、従来のステ−プル除去装置は、何れ
もステ−プルを除去するためにシ−トを極力損傷しない
ための手段が講じられている。しかしながら、このステ
−プル除去装置の使用目的によっては、シート束の損傷
防止が必須であるものばかりではない。例えば、搬送し
たシートを細かく裁断して廃棄するシート裁断装置にこ
のステープル除去装置を使用した場合には、そのステー
プル除去時におけるシート束の損傷を必ずしも防止する
必要はない。本発明の他の目的は、この点に鑑み、シ−
ト束上のステ−プルを簡易な構成で除去するステ−プル
除去装置を提供することにある。
もステ−プルを除去するためにシ−トを極力損傷しない
ための手段が講じられている。しかしながら、このステ
−プル除去装置の使用目的によっては、シート束の損傷
防止が必須であるものばかりではない。例えば、搬送し
たシートを細かく裁断して廃棄するシート裁断装置にこ
のステープル除去装置を使用した場合には、そのステー
プル除去時におけるシート束の損傷を必ずしも防止する
必要はない。本発明の他の目的は、この点に鑑み、シ−
ト束上のステ−プルを簡易な構成で除去するステ−プル
除去装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、ステ−プルされたシ−ト束を搬送する
シ−ト束搬送手段と、上記シ−ト束の搬送途中において
上記シ−ト束上のステ−プルを検出するステ−プル検出
手段と、このステ−プル検出手段により検出されたステ
−プルを所定位置に停止させるために上記シ−ト束搬送
手段を制御する搬送制御手段と、所定位置に停止したス
テ−プルをシ−ト束上から除去するステ−プル除去手段
とを有するステ−プル除去装置であって、上記ステ−プ
ル除去手段を上記シ−ト束の搬送方向に対して直角方向
に移動させる除去移動手段と、上記ステ−プル検出手段
により検出された情報により、上記除去移動手段を制御
する除去移動制御手段とを具備する構成とする。
解決するために、ステ−プルされたシ−ト束を搬送する
シ−ト束搬送手段と、上記シ−ト束の搬送途中において
上記シ−ト束上のステ−プルを検出するステ−プル検出
手段と、このステ−プル検出手段により検出されたステ
−プルを所定位置に停止させるために上記シ−ト束搬送
手段を制御する搬送制御手段と、所定位置に停止したス
テ−プルをシ−ト束上から除去するステ−プル除去手段
とを有するステ−プル除去装置であって、上記ステ−プ
ル除去手段を上記シ−ト束の搬送方向に対して直角方向
に移動させる除去移動手段と、上記ステ−プル検出手段
により検出された情報により、上記除去移動手段を制御
する除去移動制御手段とを具備する構成とする。
【0007】また、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、ステ−プルされたシ−ト束を搬送する搬送手段
と、上記シ−ト束の搬送途中において上記シ−ト束上の
ステ−プルを検出するステ−プル検出手段と、このステ
−プル検出手段により検出されたステ−プルを所定位置
に停止させるために上記シ−ト束搬送手段を制御する搬
送制御手段と、ステ−プルされたシ−ト束の表面から作
用し上記ステ−プルの周囲のシ−トに対して切断力を与
えるシート打ち抜き刃と、ステ−プルされたシ−ト束の
裏目から上記シ−ト束を支持するとともに、上記シート
打ち抜き刃が通過可能な受け穴を有する受け台とを具備
する構成とする。
めに、ステ−プルされたシ−ト束を搬送する搬送手段
と、上記シ−ト束の搬送途中において上記シ−ト束上の
ステ−プルを検出するステ−プル検出手段と、このステ
−プル検出手段により検出されたステ−プルを所定位置
に停止させるために上記シ−ト束搬送手段を制御する搬
送制御手段と、ステ−プルされたシ−ト束の表面から作
用し上記ステ−プルの周囲のシ−トに対して切断力を与
えるシート打ち抜き刃と、ステ−プルされたシ−ト束の
裏目から上記シ−ト束を支持するとともに、上記シート
打ち抜き刃が通過可能な受け穴を有する受け台とを具備
する構成とする。
【0008】更に、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、ステ−プルされたシ−ト束を搬送するシ−ト束搬
送手段と、上記シ−ト束の搬送途中において上記シ−ト
束上のステ−プルを検出するステ−プル検出手段と、こ
のステ−プル検出手段により検出されたステ−プルを所
定位置に停止させるために上記シ−ト束搬送手段を制御
する搬送制御手段と、上記シ−ト束の上面から作用しス
テ−プル周囲のシ−トに対して切断力を与えるシート打
ち抜き刃と、上記シ−ト束の下面から上記シ−ト束を支
持するとともに上記シート打ち抜き刃が通過可能な穴を
有する受け台と、上記シート打ち抜き刃を上記シ−ト束
の搬送方向に対して直角方向に移動させる打ち抜き刃移
動手段と、上記受け台を上記シ−ト束の搬送方向に対し
て直角方向に移動させる受け台移動手段と、上記シート
打ち抜き刃移動手段と上記受け台移動手段を駆動する1
つの駆動源とを有する構成とする。
めに、ステ−プルされたシ−ト束を搬送するシ−ト束搬
送手段と、上記シ−ト束の搬送途中において上記シ−ト
束上のステ−プルを検出するステ−プル検出手段と、こ
のステ−プル検出手段により検出されたステ−プルを所
定位置に停止させるために上記シ−ト束搬送手段を制御
する搬送制御手段と、上記シ−ト束の上面から作用しス
テ−プル周囲のシ−トに対して切断力を与えるシート打
ち抜き刃と、上記シ−ト束の下面から上記シ−ト束を支
持するとともに上記シート打ち抜き刃が通過可能な穴を
有する受け台と、上記シート打ち抜き刃を上記シ−ト束
の搬送方向に対して直角方向に移動させる打ち抜き刃移
動手段と、上記受け台を上記シ−ト束の搬送方向に対し
て直角方向に移動させる受け台移動手段と、上記シート
打ち抜き刃移動手段と上記受け台移動手段を駆動する1
つの駆動源とを有する構成とする。
【0009】
【作用】本発明のステープル除去装置によれば、ステ−
プルされたシ−ト束が束ごと搬送され、搬送途中におい
てステ−プル位置が検出される。さらに、検出されたス
テ−プルがステ−プル除去手段の除去位置に合致するよ
うにシ−ト束の搬送が制御される。そして、ステ−プル
除去手段の除去位置にステ−プルが合致した時点で、ス
テ−プル除去手段が作用してシ−ト束上のステ−プルが
除去される。
プルされたシ−ト束が束ごと搬送され、搬送途中におい
てステ−プル位置が検出される。さらに、検出されたス
テ−プルがステ−プル除去手段の除去位置に合致するよ
うにシ−ト束の搬送が制御される。そして、ステ−プル
除去手段の除去位置にステ−プルが合致した時点で、ス
テ−プル除去手段が作用してシ−ト束上のステ−プルが
除去される。
【0010】また、本発明のステープル除去装置によれ
ば、シ−ト束上のステ−プルがステ−プル周囲のシ−ト
束ごと打ち抜かれる。
ば、シ−ト束上のステ−プルがステ−プル周囲のシ−ト
束ごと打ち抜かれる。
【0011】
【実施例】本発明のステープル除去装置は、分離給送さ
れたシート束上のステ−プルの有無を検知し、ステ−プ
ルがあった場合、シート束上からステ−プルを除去する
装置であって、本実施例のステープル除去装置は、搬送
されたシート束上のステ−プルを検知するステ−プル検
知手段と、このステープル検知手段により検知されたス
テープルをシート束上から除去するステ−プル除去手段
とを有している。本実施例におけるステープル検知手段
は、図1に示すように、感圧導電性ゴムロ−ラで構成さ
れたステープル検知ローラ301からなり、このステ−
プル検知ローラ301は、感圧部材によってシート束を
挟み込むことによって、ステ−プルの有無をシート束上
の凸部として検知するように構成されている。
れたシート束上のステ−プルの有無を検知し、ステ−プ
ルがあった場合、シート束上からステ−プルを除去する
装置であって、本実施例のステープル除去装置は、搬送
されたシート束上のステ−プルを検知するステ−プル検
知手段と、このステープル検知手段により検知されたス
テープルをシート束上から除去するステ−プル除去手段
とを有している。本実施例におけるステープル検知手段
は、図1に示すように、感圧導電性ゴムロ−ラで構成さ
れたステープル検知ローラ301からなり、このステ−
プル検知ローラ301は、感圧部材によってシート束を
挟み込むことによって、ステ−プルの有無をシート束上
の凸部として検知するように構成されている。
【0012】このステープル検知手段の検出原理を以下
に示す。先ず、ステープル検知ローラ301の構成を図
2及び図3に示す。ステープル検知ローラ301は、図
2及び図3に示すように、互いに直交する方向に電極が
設けられた電極板326と327とで感圧導電性ゴム3
25を挟んだシ−トを、ロ−ラの表面に貼付して構成さ
れている。ここで、電極板326及び327は、それぞ
れ複数の電極が同一方向にしかも平行に並ぶように構成
されている。すなわち、このステープル検知ローラ30
1の表面からみると、図5に示すように、感圧導電性ゴ
ム325を挟んで、各電極板326,327の電極が格
子状に構成されることになる。また、感圧導電性ゴム3
25は、圧力が加わった部分のみ電流が流れるというゴ
ムシートであり、その分解能は極めて高く、ステープル
等の突起物の詳細位置検出に適している。
に示す。先ず、ステープル検知ローラ301の構成を図
2及び図3に示す。ステープル検知ローラ301は、図
2及び図3に示すように、互いに直交する方向に電極が
設けられた電極板326と327とで感圧導電性ゴム3
25を挟んだシ−トを、ロ−ラの表面に貼付して構成さ
れている。ここで、電極板326及び327は、それぞ
れ複数の電極が同一方向にしかも平行に並ぶように構成
されている。すなわち、このステープル検知ローラ30
1の表面からみると、図5に示すように、感圧導電性ゴ
ム325を挟んで、各電極板326,327の電極が格
子状に構成されることになる。また、感圧導電性ゴム3
25は、圧力が加わった部分のみ電流が流れるというゴ
ムシートであり、その分解能は極めて高く、ステープル
等の突起物の詳細位置検出に適している。
【0013】次に、このステープル検知ローラ301に
よるステープルの検知方法を図4及び図5によって説明
する。図4に示すように、ステープルPで束ねられたシ
ート束Oの表面を上記のステープル検知ローラ301が
回転すると、ステープルPがシート束表面に対して凸出
しているので、その部分だけステープル検知ローラ30
1を加圧することになる。図5に、断面で示す位置にあ
るステープルPによって加圧されたときの、ステープル
検知ローラ301の表面と、それを検知するための回路
図を示す。ここで、電極板326の電極列をX方向、電
極板327の電極列をY方向とする。X方向の電極列に
は、コンパレータ328の一方の入力端子(図5では+
側)が接続されており、さらに、抵抗R1を介してVc
cに接続されている一方、オープンコレクタタイプのバ
ッファ329の出力端子にも接続されている。このバッ
ファ329の入力端子はCPUの出力ポートに接続され
ている。また、コンパレータ328の他方の入力端子
(図5では−側)には所定の基準電圧が入力されてい
る。コンパレータ328の出力端子はCPUの入力ポー
トに接続されている。Y方向の電極列には、コンパレー
タ330の一方の入力端子(図5では+側)が接続され
ており、さらに、抵抗R2を介してGNDに接続されて
いる。また、コンパレータ330の他方の入力端子には
所定の基準電圧が入力されている。コンパレータ330
の出力端子はCPUの入力ポートに接続されている。
よるステープルの検知方法を図4及び図5によって説明
する。図4に示すように、ステープルPで束ねられたシ
ート束Oの表面を上記のステープル検知ローラ301が
回転すると、ステープルPがシート束表面に対して凸出
しているので、その部分だけステープル検知ローラ30
1を加圧することになる。図5に、断面で示す位置にあ
るステープルPによって加圧されたときの、ステープル
検知ローラ301の表面と、それを検知するための回路
図を示す。ここで、電極板326の電極列をX方向、電
極板327の電極列をY方向とする。X方向の電極列に
は、コンパレータ328の一方の入力端子(図5では+
側)が接続されており、さらに、抵抗R1を介してVc
cに接続されている一方、オープンコレクタタイプのバ
ッファ329の出力端子にも接続されている。このバッ
ファ329の入力端子はCPUの出力ポートに接続され
ている。また、コンパレータ328の他方の入力端子
(図5では−側)には所定の基準電圧が入力されてい
る。コンパレータ328の出力端子はCPUの入力ポー
トに接続されている。Y方向の電極列には、コンパレー
タ330の一方の入力端子(図5では+側)が接続され
ており、さらに、抵抗R2を介してGNDに接続されて
いる。また、コンパレータ330の他方の入力端子には
所定の基準電圧が入力されている。コンパレータ330
の出力端子はCPUの入力ポートに接続されている。
【0014】これらの2個のコンパレータ328,33
0は、そのラインの電極がステープルPに加圧され、電
気的に導通されているか否かを区別するものである。す
なわち、もし、そのライン上にステープルPがなけれ
ば、コンパレータ328の+側の電位はVccとなり、
基準電位の設定をVccより小さい電位となるように設
定しておけば、このコンパレータ328の出力はハイレ
ベルとなり、同様に、コンパレータ330の基準電位を
GNDレベルより高く設定しておけば、このコンパレー
タ328の出力はローレベルとなる。ところが、ステー
プルPにより、このラインの電極が加圧されると各電極
列X,Yが電気的に導通し、コンパレータ328,33
0の+側入力はVccをR1とR2によって分圧された
電位が入力されることになる。よって、コンパレータ3
28の基準電位がこの分圧値よりも高い設定ならば、出
力はローレベルに変化し、コンパレータ330の基準電
位がこの分圧値より低い設定ならば出力はハイレベルに
変化する。従って、コンパレータ328の基準電位は、
Vccよりも低く、しかも、R1,R2によってつくら
れる電位よりも高い値に設定する必要があり、また、コ
ンパレータ330の基準電位はGNDレベルよりも高
く、しかも、R1,R2でつくられる電位よりも低い値
に設定する必要がある。さらに、各電極列X,Yの両方
を同時に判断するためには、それぞれのラインを同時に
みると、ステープルPは点ではなく面積で加圧するの
で、その加圧された部分に含まれるラインをすべて導通
してしまうため不具合がある。よってバッファ329を
用いて、注目するラインのみアクティブとし、残りのラ
インはすべてローレベルにする。このようにして、順次
各電極列X,YのレベルをCPUで読んで行くことによ
り、ステープルPの詳細位置を判別することができ、ま
た、先に説明したシート束Oの先端を検知するフォトセ
ンサ123を用いて、シート束OとステープルPの相対
的な位置を知ることが可能となる。
0は、そのラインの電極がステープルPに加圧され、電
気的に導通されているか否かを区別するものである。す
なわち、もし、そのライン上にステープルPがなけれ
ば、コンパレータ328の+側の電位はVccとなり、
基準電位の設定をVccより小さい電位となるように設
定しておけば、このコンパレータ328の出力はハイレ
ベルとなり、同様に、コンパレータ330の基準電位を
GNDレベルより高く設定しておけば、このコンパレー
タ328の出力はローレベルとなる。ところが、ステー
プルPにより、このラインの電極が加圧されると各電極
列X,Yが電気的に導通し、コンパレータ328,33
0の+側入力はVccをR1とR2によって分圧された
電位が入力されることになる。よって、コンパレータ3
28の基準電位がこの分圧値よりも高い設定ならば、出
力はローレベルに変化し、コンパレータ330の基準電
位がこの分圧値より低い設定ならば出力はハイレベルに
変化する。従って、コンパレータ328の基準電位は、
Vccよりも低く、しかも、R1,R2によってつくら
れる電位よりも高い値に設定する必要があり、また、コ
ンパレータ330の基準電位はGNDレベルよりも高
く、しかも、R1,R2でつくられる電位よりも低い値
に設定する必要がある。さらに、各電極列X,Yの両方
を同時に判断するためには、それぞれのラインを同時に
みると、ステープルPは点ではなく面積で加圧するの
で、その加圧された部分に含まれるラインをすべて導通
してしまうため不具合がある。よってバッファ329を
用いて、注目するラインのみアクティブとし、残りのラ
インはすべてローレベルにする。このようにして、順次
各電極列X,YのレベルをCPUで読んで行くことによ
り、ステープルPの詳細位置を判別することができ、ま
た、先に説明したシート束Oの先端を検知するフォトセ
ンサ123を用いて、シート束OとステープルPの相対
的な位置を知ることが可能となる。
【0015】このステ−プル検知手段は、図6に示すよ
うに、ステープル検知ローラ(中心固定ローラ)301
と、ステープル検知ローラ(中心可動ローラ)302と
からなる一対の感圧ローラで構成されており、それぞ
れ、ウォーム301a,302a、及びウォームギヤ3
01b,302bを介して、駆動モ−タ301c,30
2cにより所定方向に回転駆動される。ここで、ステー
プル検知ローラ(中心固定ローラ)301に対する駆動
モ−タ301cの配設方向は任意の方向でよいが、中心
可動ローラ302の駆動モ−タ302cの配設方向は、
中心可動ローラ302が図8において矢印方向に移動し
ても、この駆動モータ302cの駆動が確実に伝達され
るように、ウォ−ム302aの軸心と、中心可動ローラ
302の移動方向とが平行になるように配置されてい
る。
うに、ステープル検知ローラ(中心固定ローラ)301
と、ステープル検知ローラ(中心可動ローラ)302と
からなる一対の感圧ローラで構成されており、それぞ
れ、ウォーム301a,302a、及びウォームギヤ3
01b,302bを介して、駆動モ−タ301c,30
2cにより所定方向に回転駆動される。ここで、ステー
プル検知ローラ(中心固定ローラ)301に対する駆動
モ−タ301cの配設方向は任意の方向でよいが、中心
可動ローラ302の駆動モ−タ302cの配設方向は、
中心可動ローラ302が図8において矢印方向に移動し
ても、この駆動モータ302cの駆動が確実に伝達され
るように、ウォ−ム302aの軸心と、中心可動ローラ
302の移動方向とが平行になるように配置されてい
る。
【0016】また、中心可動ローラ302両端には、図
7に示すように、ソレノイド303がそれぞれ配置され
ており、感圧時(検知時)以外は、各ソレノイド303
がオフされて、各ステープル検知ローラ301,302
を互いに解除状態(加圧していない状態)に保ってい
る。各ソレノイド303は、フォトセンサ123によ
り、シート束分離給送装置から搬送されたシート束Oの
先端が検知され、各ステープル検知ローラ301,30
2にシート束Oの先端が到達するタイミングでオンされ
る。これにより、各ステープル検知ローラ301,30
2が加圧され、同時に両駆動モ−タ301c,302c
がオンして、シート束O上のステ−プルPの位置検出が
行なわれる。
7に示すように、ソレノイド303がそれぞれ配置され
ており、感圧時(検知時)以外は、各ソレノイド303
がオフされて、各ステープル検知ローラ301,302
を互いに解除状態(加圧していない状態)に保ってい
る。各ソレノイド303は、フォトセンサ123によ
り、シート束分離給送装置から搬送されたシート束Oの
先端が検知され、各ステープル検知ローラ301,30
2にシート束Oの先端が到達するタイミングでオンされ
る。これにより、各ステープル検知ローラ301,30
2が加圧され、同時に両駆動モ−タ301c,302c
がオンして、シート束O上のステ−プルPの位置検出が
行なわれる。
【0017】次に、本実施例におけるステ−プル除去手
段について説明する。このステープル除去手段は、搬送
されてきたシート束O上のステ−プルPを除去する手段
であって、ステ−プル打ち抜き手段を有している。ステ
−プル打ち抜き手段は、シート束O上のステ−プルPの
周囲のシート束に対して打ち抜き刃による切断力を作用
させ、シート束のステープル部を用紙ごと打ち抜く手段
であって、その全体の断面図を図1に示す。
段について説明する。このステープル除去手段は、搬送
されてきたシート束O上のステ−プルPを除去する手段
であって、ステ−プル打ち抜き手段を有している。ステ
−プル打ち抜き手段は、シート束O上のステ−プルPの
周囲のシート束に対して打ち抜き刃による切断力を作用
させ、シート束のステープル部を用紙ごと打ち抜く手段
であって、その全体の断面図を図1に示す。
【0018】このステープル打ち抜き手段の打ち抜き部
は、打ち抜き可動側と打ち抜き受け側とに大きく分けら
れ、これらのスラスト方向の動きは、図8に示すよう
に、1つのウォ−ムギア304が駆動モータ304aで
回転されることにより、その打ち抜き可動側の一対のウ
ォームホイル305と、打ち抜き受け側の一対のウォ−
ムホイ−ル306とがそれぞれ回転され、これらのウォ
−ムホイ−ル305,306と同軸上に固定された各ス
クリュー軸305a、306a(図9)が回転されて、
これらのスクリュー軸305a,306aに嵌合された
可動側ベース307(図10)と受け側ベース308
(図11)とがそれぞれ同時にスラスト方向(スクリュ
ー軸305a,306aに沿った方向)に移動されるこ
とにより行なわれる。
は、打ち抜き可動側と打ち抜き受け側とに大きく分けら
れ、これらのスラスト方向の動きは、図8に示すよう
に、1つのウォ−ムギア304が駆動モータ304aで
回転されることにより、その打ち抜き可動側の一対のウ
ォームホイル305と、打ち抜き受け側の一対のウォ−
ムホイ−ル306とがそれぞれ回転され、これらのウォ
−ムホイ−ル305,306と同軸上に固定された各ス
クリュー軸305a、306a(図9)が回転されて、
これらのスクリュー軸305a,306aに嵌合された
可動側ベース307(図10)と受け側ベース308
(図11)とがそれぞれ同時にスラスト方向(スクリュ
ー軸305a,306aに沿った方向)に移動されるこ
とにより行なわれる。
【0019】一方、このステープル打ち抜き手段の打ち
抜き部と、シート束上のステ−プルPとの角度合わせ
は、図12に示すような可動側回転ユニット309と、
図13に示すような受け側回転ユニット310との回転
によって行なわれる。これらの可動側回転ユニット30
9と受け側回転ユニット310とは、打ち抜き可動側と
打ち抜き受け側ともそれぞれ同一の構成により、可動側
ベース307及び受側ベース308に対してそれぞれ回
転自在に配置されており、各ベ−スに配置されたベース
内臓モ−タ311(図14)によって、それぞれのベー
スに対する回転角度、すなわち、シート束上のステ−プ
ルPに対する角度を任意に変えられるように構成されて
いる。
抜き部と、シート束上のステ−プルPとの角度合わせ
は、図12に示すような可動側回転ユニット309と、
図13に示すような受け側回転ユニット310との回転
によって行なわれる。これらの可動側回転ユニット30
9と受け側回転ユニット310とは、打ち抜き可動側と
打ち抜き受け側ともそれぞれ同一の構成により、可動側
ベース307及び受側ベース308に対してそれぞれ回
転自在に配置されており、各ベ−スに配置されたベース
内臓モ−タ311(図14)によって、それぞれのベー
スに対する回転角度、すなわち、シート束上のステ−プ
ルPに対する角度を任意に変えられるように構成されて
いる。
【0020】また、このステープル打ち抜き手段の打ち
抜き可動側には、可動側ベ−ス307に回転自在に配置
された加圧カム312と、シート束押え部材313と、
可動側回転ユニット309内で回転方向には規制されつ
つスライド自在な打ち抜き刃314とが配設されてい
る。加圧カム312は、図15乃至図17に示すよう
に、その加圧カム駆動モ−タ(図示せず)のオンにより
矢印方向に回転して、最初にシート束押え部材313を
加圧(図16)し、その後、打ち抜き刃314を加圧
(図17)する2段構成となっている。ここで、図18
乃至図20に示すように、シート束押え部材313を加
圧ソレノイド315と加圧ア−ム316とで加圧(図1
9)し、その後、2段構成でない加圧カム312によっ
て打ち抜き刃314を加圧するようにしてもよい。
抜き可動側には、可動側ベ−ス307に回転自在に配置
された加圧カム312と、シート束押え部材313と、
可動側回転ユニット309内で回転方向には規制されつ
つスライド自在な打ち抜き刃314とが配設されてい
る。加圧カム312は、図15乃至図17に示すよう
に、その加圧カム駆動モ−タ(図示せず)のオンにより
矢印方向に回転して、最初にシート束押え部材313を
加圧(図16)し、その後、打ち抜き刃314を加圧
(図17)する2段構成となっている。ここで、図18
乃至図20に示すように、シート束押え部材313を加
圧ソレノイド315と加圧ア−ム316とで加圧(図1
9)し、その後、2段構成でない加圧カム312によっ
て打ち抜き刃314を加圧するようにしてもよい。
【0021】シート束押え部材313は、図1に示すよ
うに、これと可動側ベ−ス307との間に配設されたス
プリング317により、平生、シート束Oの経路とは逆
側に加圧されている。また、打ち抜き刃314は、これ
とシート束押え部材313との間に配設されたスプリン
グ318により、シート束押え部材313と同じく、シ
ート束Oの経路とは逆側に加圧されている。このステ−
プル打ち抜き手段による打ち抜き形状を長方形状にする
場合には、図21乃至図23に示すように、刃先の側面
から見た端面形状が凹曲面をなし、且つ刃先の正面から
見た端面形状が凹曲面(図24)又は平面(図25)を
なす抜き打ち刃314が使用される。また、ステープル
Pの足のみを打ち抜く場合には、図26乃至図28に示
すように、ステープルPの足部と対応した2つの刃先を
有し、且つ各刃先の側面又は正面から見た端面形状が凹
曲面をなす打ち抜き刃314が使用される。
うに、これと可動側ベ−ス307との間に配設されたス
プリング317により、平生、シート束Oの経路とは逆
側に加圧されている。また、打ち抜き刃314は、これ
とシート束押え部材313との間に配設されたスプリン
グ318により、シート束押え部材313と同じく、シ
ート束Oの経路とは逆側に加圧されている。このステ−
プル打ち抜き手段による打ち抜き形状を長方形状にする
場合には、図21乃至図23に示すように、刃先の側面
から見た端面形状が凹曲面をなし、且つ刃先の正面から
見た端面形状が凹曲面(図24)又は平面(図25)を
なす抜き打ち刃314が使用される。また、ステープル
Pの足のみを打ち抜く場合には、図26乃至図28に示
すように、ステープルPの足部と対応した2つの刃先を
有し、且つ各刃先の側面又は正面から見た端面形状が凹
曲面をなす打ち抜き刃314が使用される。
【0022】ところで、シート裁断装置では、搬送され
たシートを裁断破棄することを目的としているので、そ
のステープル除去装置としては、検知されたステープル
針を、その周辺のシートごと打ち抜いて除去する比較的
大きなシート打ち抜き刃(例えば、大径のパンチなど)
で構成してもよい。このように、ステープル除去手段に
シート打ち抜き刃を使用することにより、ステープルと
シート打ち抜き刃との厳密な位置合わせが不要となり、
このステープル除去装置の構成及び動作を簡素化でき
る。
たシートを裁断破棄することを目的としているので、そ
のステープル除去装置としては、検知されたステープル
針を、その周辺のシートごと打ち抜いて除去する比較的
大きなシート打ち抜き刃(例えば、大径のパンチなど)
で構成してもよい。このように、ステープル除去手段に
シート打ち抜き刃を使用することにより、ステープルと
シート打ち抜き刃との厳密な位置合わせが不要となり、
このステープル除去装置の構成及び動作を簡素化でき
る。
【0023】次に、本実施例におけるステープル除去装
置の動作の制御について説明する。本実施例におけるス
テープル除去装置の駆動手段及び検知手段等の各機器
は、1個または複数個のCPUによって順次コントロー
ルされ、このCPUと、このステープル除去装置が搭載
される本体のCPUとは、シリアルまたはパラレル通信
ラインで接続されていて、随時本体に本装置の状態を知
らせたり、また、本体からの命令を受け、その通りに本
装置を制御することが可能となるように構成されてい
る。本実施例の動作のタイムチャートを図29に示す。
以下、順を追って本実施例の各手段の制御動作を説明す
る。
置の動作の制御について説明する。本実施例におけるス
テープル除去装置の駆動手段及び検知手段等の各機器
は、1個または複数個のCPUによって順次コントロー
ルされ、このCPUと、このステープル除去装置が搭載
される本体のCPUとは、シリアルまたはパラレル通信
ラインで接続されていて、随時本体に本装置の状態を知
らせたり、また、本体からの命令を受け、その通りに本
装置を制御することが可能となるように構成されてい
る。本実施例の動作のタイムチャートを図29に示す。
以下、順を追って本実施例の各手段の制御動作を説明す
る。
【0024】(1).ステープル位置検知手段の動作。 図1において、搬送ベルト110,111によって搬送
されてきたシート束がシート先端検知センサ123をオ
ンさせたとき、加圧ソレノイド303をオンしてステー
プル検知ローラ301,302を加圧し、ステープルP
の位置を検知する。次いで、シート束の先端がシート先
端検知センサ123をオンしてからステープル検知ロー
ラ301,302のニップに到達するまでの時間t4秒
後に、感圧中心固定側のステープル検知ローラ301の
駆動モータ301cと、感圧中心可動側のステープル検
知ローラ302の駆動モータ302cとを同時にオンす
る。そして、ステープル検知ローラ301,302によ
るステープル位置検知が終了した時点(図29のD点)
で、加圧ソレノイド303をオフしてステープル検知ロ
ーラ301,302の圧を解除し、駆動モータ301
c,302cを同時にオフする。その後、駆動モータ3
01c,302cを逆回転させて、ステープル検知ロー
ラ301,302の検知部を初期状態に戻しておく。こ
れは、ステープル検知ローラ301,302の全周面に
センス部が有るのではなく、ステープルの位置を検知す
る領域分のみセンス部が有るためであり、また、ステー
プル検知ローラ301,302にある電極をCPUと電
気的に接続するためのハーネス等の信号引き出し手段を
有するためである。すなわち、このステープル検知ロー
ラ301,302を一方向だけ回転させていくと、ハー
ネス等の信号引き出し手段が絡まってしまう。ここで、
このような信号引き出し手段を持たないステープル検知
ローラ301,302ならば、必ずしもステープル検知
ローラ301,302を戻す動作は必要ない。また、こ
のステープル位置検知手段で、ステープルPが検知され
なかった場合には、搬入されたシートが一枚のみのシー
トと判断して、次の(2)のステープル除去動作を行わ
ずに、直接、シートを次の工程へ搬送する。
されてきたシート束がシート先端検知センサ123をオ
ンさせたとき、加圧ソレノイド303をオンしてステー
プル検知ローラ301,302を加圧し、ステープルP
の位置を検知する。次いで、シート束の先端がシート先
端検知センサ123をオンしてからステープル検知ロー
ラ301,302のニップに到達するまでの時間t4秒
後に、感圧中心固定側のステープル検知ローラ301の
駆動モータ301cと、感圧中心可動側のステープル検
知ローラ302の駆動モータ302cとを同時にオンす
る。そして、ステープル検知ローラ301,302によ
るステープル位置検知が終了した時点(図29のD点)
で、加圧ソレノイド303をオフしてステープル検知ロ
ーラ301,302の圧を解除し、駆動モータ301
c,302cを同時にオフする。その後、駆動モータ3
01c,302cを逆回転させて、ステープル検知ロー
ラ301,302の検知部を初期状態に戻しておく。こ
れは、ステープル検知ローラ301,302の全周面に
センス部が有るのではなく、ステープルの位置を検知す
る領域分のみセンス部が有るためであり、また、ステー
プル検知ローラ301,302にある電極をCPUと電
気的に接続するためのハーネス等の信号引き出し手段を
有するためである。すなわち、このステープル検知ロー
ラ301,302を一方向だけ回転させていくと、ハー
ネス等の信号引き出し手段が絡まってしまう。ここで、
このような信号引き出し手段を持たないステープル検知
ローラ301,302ならば、必ずしもステープル検知
ローラ301,302を戻す動作は必要ない。また、こ
のステープル位置検知手段で、ステープルPが検知され
なかった場合には、搬入されたシートが一枚のみのシー
トと判断して、次の(2)のステープル除去動作を行わ
ずに、直接、シートを次の工程へ搬送する。
【0025】(2).ステープル除去手段の動作。 前述のステープル位置検知が終了した後、その情報と、
シート先端検知センサ123がオンしてからの時間とに
より、各搬送ベルト110,111のベルト駆動モータ
54をオフするまでの時間t5をCPUで演算して、シ
ート束のステープルの送り方向の位置がステープル除去
装置300の位置に達するまでシート束を搬送して静電
吸着ベルト駆動モータ54をオフする(図29のE
点)。その後、ステープル除去装置300をスラスト方
向に移動するウォームギヤ304の駆動モータ304a
を正転、すなわち、ステープルPのある方向へステープ
ル除去装置300が移動するように回転させ、ステープ
ル除去装置300をステープルPの真上に移動させる。
このとき、このステープル除去装置300の移動量をC
PUで記憶しておく(図29F点)。次いで、ステープ
ル除去装置300のベース内臓モータ(角度調節モー
タ)311を回転させて、ステープルPの角度とステー
プル除去装置300の角度を合わせる(図29のG
点)。続いて、シート束を押える加圧ソレノイド(シー
ト押えソレノイド)315をオンしてシート束を押さえ
ながら、加圧カム312の加圧カム駆動モータ312a
をオンし、加圧カム312を動作させてステープルを打
ち抜く。そして、加圧カム312が動作し終わったら加
圧カム駆動モータ312aをオフする(図29のH
点)。さらに、シート押えソレノイド315をオフした
後、角度調節モータ311を先ほどと逆方向に回転させ
て、ステープル除去装置300の角度を初期の角度に戻
す(図29のI,J点)。また、ウォームギヤ304の
駆動モータ304aを先ほどと逆回転させて初期の位置
にステープル除去装置300を戻す。これらの動作が終
わった後、ベルト駆動モータ54を再びオン(図29の
K点)して、ステープルPが除去されたシート束の先端
が再分離部505に到達するまで移動させる(図29の
L点)。なお、(1)で説明した通り、セットされたシ
ートの幅は既に認知されているので、その情報を基に、
送られてくるシートの幅の位置まで、ステープル除去装
置300を予め移動しておくことも可能であり、図29
ではこの様子を示してある(図29M点)。
シート先端検知センサ123がオンしてからの時間とに
より、各搬送ベルト110,111のベルト駆動モータ
54をオフするまでの時間t5をCPUで演算して、シ
ート束のステープルの送り方向の位置がステープル除去
装置300の位置に達するまでシート束を搬送して静電
吸着ベルト駆動モータ54をオフする(図29のE
点)。その後、ステープル除去装置300をスラスト方
向に移動するウォームギヤ304の駆動モータ304a
を正転、すなわち、ステープルPのある方向へステープ
ル除去装置300が移動するように回転させ、ステープ
ル除去装置300をステープルPの真上に移動させる。
このとき、このステープル除去装置300の移動量をC
PUで記憶しておく(図29F点)。次いで、ステープ
ル除去装置300のベース内臓モータ(角度調節モー
タ)311を回転させて、ステープルPの角度とステー
プル除去装置300の角度を合わせる(図29のG
点)。続いて、シート束を押える加圧ソレノイド(シー
ト押えソレノイド)315をオンしてシート束を押さえ
ながら、加圧カム312の加圧カム駆動モータ312a
をオンし、加圧カム312を動作させてステープルを打
ち抜く。そして、加圧カム312が動作し終わったら加
圧カム駆動モータ312aをオフする(図29のH
点)。さらに、シート押えソレノイド315をオフした
後、角度調節モータ311を先ほどと逆方向に回転させ
て、ステープル除去装置300の角度を初期の角度に戻
す(図29のI,J点)。また、ウォームギヤ304の
駆動モータ304aを先ほどと逆回転させて初期の位置
にステープル除去装置300を戻す。これらの動作が終
わった後、ベルト駆動モータ54を再びオン(図29の
K点)して、ステープルPが除去されたシート束の先端
が再分離部505に到達するまで移動させる(図29の
L点)。なお、(1)で説明した通り、セットされたシ
ートの幅は既に認知されているので、その情報を基に、
送られてくるシートの幅の位置まで、ステープル除去装
置300を予め移動しておくことも可能であり、図29
ではこの様子を示してある(図29M点)。
【0026】ところで、前記実施例におけるステープル
除去装置300は、ステープルPを打ち抜くことによっ
て、シート束からステープルを除去するように構成され
ているが、このステープル除去装置としては、シート束
からステープルを引き抜いて除去するように構成しても
よい。このように、シート束からステープルを引き抜い
て除去する構成のステープル除去装置を図30乃至図3
3に示す。このステープル除去装置300’は、図30
に示すように、前記実施例におけるシート押え部材31
3と同様に可動側回転ユニット309に対して進退自在
に嵌合されるシート押え部材313’と、前記実施例に
おけるシート打ち抜き刃314に替ってステープルを挾
持するステープル挾持爪314’と、前記実施例におけ
る加圧ソレノイド315に替ってステープル挾持爪31
4’を引き上げる引抜きソレノイド315’などで構成
されている。
除去装置300は、ステープルPを打ち抜くことによっ
て、シート束からステープルを除去するように構成され
ているが、このステープル除去装置としては、シート束
からステープルを引き抜いて除去するように構成しても
よい。このように、シート束からステープルを引き抜い
て除去する構成のステープル除去装置を図30乃至図3
3に示す。このステープル除去装置300’は、図30
に示すように、前記実施例におけるシート押え部材31
3と同様に可動側回転ユニット309に対して進退自在
に嵌合されるシート押え部材313’と、前記実施例に
おけるシート打ち抜き刃314に替ってステープルを挾
持するステープル挾持爪314’と、前記実施例におけ
る加圧ソレノイド315に替ってステープル挾持爪31
4’を引き上げる引抜きソレノイド315’などで構成
されている。
【0027】ここで、ステープル挾持爪314’は、左
右一対の挾持爪314’a,314’bを開閉自在に組
み合わせて構成(図31)されており、このステープル
挾持爪314’は、シート押え部材313’の上端部に
枢支された支軸313’a(図32)によって、開閉自
在に支持されている。また、ステープル挾持爪314’
の各挾持爪314’a,314’bは、開閉リンク31
6’を介して、引抜きソレノイド315’に連結(図3
0)されており、引抜きソレノイド315’のオン/オ
フにより、この開閉リンク316’がシート押え部材3
13’に対して進退することによって、図30及び図3
3に示すように、その各挾持爪314’a,314’b
が開閉するように構成されている。
右一対の挾持爪314’a,314’bを開閉自在に組
み合わせて構成(図31)されており、このステープル
挾持爪314’は、シート押え部材313’の上端部に
枢支された支軸313’a(図32)によって、開閉自
在に支持されている。また、ステープル挾持爪314’
の各挾持爪314’a,314’bは、開閉リンク31
6’を介して、引抜きソレノイド315’に連結(図3
0)されており、引抜きソレノイド315’のオン/オ
フにより、この開閉リンク316’がシート押え部材3
13’に対して進退することによって、図30及び図3
3に示すように、その各挾持爪314’a,314’b
が開閉するように構成されている。
【0028】このステープル除去装置300’は、図3
0に示すように、シート束Oが、そのステープルPをス
テープル挾持爪314’に対向させて停止された状態
で、先ず、可動側回転ユニット309により、そのステ
ープル挾持爪314’が、ステープルPの向きと一致す
るように回転される。次いで、ステープル挾持爪31
4’が、ステープルPの向きと一致した状態で、シート
押え部材313’のシート押圧面313’b及び各挾持
爪314’a,314’bの先端部がシート束Oにそれ
ぞれ圧接する(これにより、ステープルPの頭部がシー
ト束Oの表面から若干浮き上がり、ステープルPの頭部
とシート束Oの表面との間に隙間ができる)。引抜きソ
レノイド315’は、この状態でオンされ、これによ
り、図33に示すように、ステープル挾持爪314’の
各挾持爪314’a,314’bが開閉リンク316’
によって閉じられて、各挾持爪314’a,314’b
によりステープルPの頭部が挾持されるとともに、ステ
ープル挾持爪314’が引き上げられて、シート束Oか
らステープルPが引き抜かれる。この後、シート押え部
材313’が初期の待機位置に復帰して引抜きソレノイ
ド315’がオフされ、シート束Oが次の工程に向けて
搬送される。
0に示すように、シート束Oが、そのステープルPをス
テープル挾持爪314’に対向させて停止された状態
で、先ず、可動側回転ユニット309により、そのステ
ープル挾持爪314’が、ステープルPの向きと一致す
るように回転される。次いで、ステープル挾持爪31
4’が、ステープルPの向きと一致した状態で、シート
押え部材313’のシート押圧面313’b及び各挾持
爪314’a,314’bの先端部がシート束Oにそれ
ぞれ圧接する(これにより、ステープルPの頭部がシー
ト束Oの表面から若干浮き上がり、ステープルPの頭部
とシート束Oの表面との間に隙間ができる)。引抜きソ
レノイド315’は、この状態でオンされ、これによ
り、図33に示すように、ステープル挾持爪314’の
各挾持爪314’a,314’bが開閉リンク316’
によって閉じられて、各挾持爪314’a,314’b
によりステープルPの頭部が挾持されるとともに、ステ
ープル挾持爪314’が引き上げられて、シート束Oか
らステープルPが引き抜かれる。この後、シート押え部
材313’が初期の待機位置に復帰して引抜きソレノイ
ド315’がオフされ、シート束Oが次の工程に向けて
搬送される。
【0029】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の構成によれば、
ステ−プルされたシ−ト束上のステ−プルを自動的に検
知し、この検知されたステ−プルに対してステ−プル除
去手段が自動的に作用して除去するので、ステ−プル除
去作業を完全に自動化できる。また、シ−ト束上のステ
−プル検知をシ−ト束の搬送途中において行うとととも
に、ステ−プルと除去手段の位置合わせを除去手段に対
してシ−ト束を搬送することによって行うので、装置が
大型化することもない。更に、本発明によれば、ステ−
プル除去手段が上記シ−ト束の搬送方向に対して直角方
向に移動するので、シ−ト束の搬送方向に直角方向であ
ればステ−プルされた位置が異なってもこれを除去する
ことが可能となる。
ステ−プルされたシ−ト束上のステ−プルを自動的に検
知し、この検知されたステ−プルに対してステ−プル除
去手段が自動的に作用して除去するので、ステ−プル除
去作業を完全に自動化できる。また、シ−ト束上のステ
−プル検知をシ−ト束の搬送途中において行うとととも
に、ステ−プルと除去手段の位置合わせを除去手段に対
してシ−ト束を搬送することによって行うので、装置が
大型化することもない。更に、本発明によれば、ステ−
プル除去手段が上記シ−ト束の搬送方向に対して直角方
向に移動するので、シ−ト束の搬送方向に直角方向であ
ればステ−プルされた位置が異なってもこれを除去する
ことが可能となる。
【0030】本発明の請求項2記載の構成によれば、請
求項1記載の発明の効果に加えて、ステ−プルが所定位
置に達するまでの間にステ−プル除去手段の移動が開始
されるので、ステ−プル除去の時間を短縮できる。
求項1記載の発明の効果に加えて、ステ−プルが所定位
置に達するまでの間にステ−プル除去手段の移動が開始
されるので、ステ−プル除去の時間を短縮できる。
【0031】本発明の請求項3記載の構成によれば、請
求項1記載の発明の効果に加えて、複数のステ−プルを
除去するにあたり、ステ−プル除去手段の移動を極力少
なくできるので、シ−ト束の搬送速度がステ−プル除去
手段の移動時間よりも早い場合に効率の良い制御を行う
ことが可能となり、ステ−プル除去の時間を短縮でき
る。
求項1記載の発明の効果に加えて、複数のステ−プルを
除去するにあたり、ステ−プル除去手段の移動を極力少
なくできるので、シ−ト束の搬送速度がステ−プル除去
手段の移動時間よりも早い場合に効率の良い制御を行う
ことが可能となり、ステ−プル除去の時間を短縮でき
る。
【0032】本発明の請求項4記載の構成によれば、請
求項1記載の発明の効果に加えて、複数のステ−プルを
除去するにあたり、シ−ト搬送束の逆方向への搬送を行
うことなく除去が可能となる。
求項1記載の発明の効果に加えて、複数のステ−プルを
除去するにあたり、シ−ト搬送束の逆方向への搬送を行
うことなく除去が可能となる。
【0033】本発明の請求項5記載の構成によれば、請
求項1記載の発明の効果に加えて、ステ−プル除去手段
が回転するので、シ−ト束上に為されたステ−プルの方
向が異なってもこれを除去することが可能となる。
求項1記載の発明の効果に加えて、ステ−プル除去手段
が回転するので、シ−ト束上に為されたステ−プルの方
向が異なってもこれを除去することが可能となる。
【0034】本発明の請求項6記載の構成によれば、請
求項1記載の発明の効果に加えて、ステ−プルが所定位
置に達するまでの間にステ−プル除去手段の回転が開始
されるので、ステ−プル除去の時間を短縮できる。
求項1記載の発明の効果に加えて、ステ−プルが所定位
置に達するまでの間にステ−プル除去手段の回転が開始
されるので、ステ−プル除去の時間を短縮できる。
【0035】本発明の請求項7記載の構成によれば、シ
−ト束上のステ−プルをステ−プル周囲のシ−トごと打
ち抜くので、簡易な構成でシ−ト上のステ−プルを除去
することが可能となる。
−ト束上のステ−プルをステ−プル周囲のシ−トごと打
ち抜くので、簡易な構成でシ−ト上のステ−プルを除去
することが可能となる。
【0036】本発明の請求項8記載の構成によれば、請
求項7記載の発明の効果に加え、打ち抜き性能が向上す
る。
求項7記載の発明の効果に加え、打ち抜き性能が向上す
る。
【0037】本発明の請求項9記載の構成によれば、請
求項7記載の発明の効果に加え、打ち抜く形状がステ−
プル形状に相応した長方形形状であるので、打ち抜くシ
−トの面積を最小限にできる。
求項7記載の発明の効果に加え、打ち抜く形状がステ−
プル形状に相応した長方形形状であるので、打ち抜くシ
−トの面積を最小限にできる。
【0038】本発明の請求項10記載の構成によれば、
請求項9記載の発明の効果に加え、長方形形状の角が丸
められているので、ステ−プル除去後のシ−トに応力が
作用した場合であっても応力集中が生せずシ−トの損傷
の可能性が低くなる。
請求項9記載の発明の効果に加え、長方形形状の角が丸
められているので、ステ−プル除去後のシ−トに応力が
作用した場合であっても応力集中が生せずシ−トの損傷
の可能性が低くなる。
【0039】本発明の請求項11記載の構成によれば、
請求項7記載の発明の効果に加え、打ち抜き手段がシ−
ト束の搬送方向と直角方向に移動するので、シ−ト全面
のステ−プル除去が可能となる。この時、ステ−プルの
角度は種々の角度が想定されるが、打ち抜く形状がステ
−プル円形形状で有るので、ステ−プルの中心と打ち抜
き手段の中心を合致させることにより、全てのステ−プ
ルを最小限の面積で打ち抜くことが可能となる。また、
打ち抜き形状が円形形状であることから、ステ−プル除
去後のシ−トに応力が作用した場合であっても応力集中
しないのでシ−トの損傷の可能性が低くなる。
請求項7記載の発明の効果に加え、打ち抜き手段がシ−
ト束の搬送方向と直角方向に移動するので、シ−ト全面
のステ−プル除去が可能となる。この時、ステ−プルの
角度は種々の角度が想定されるが、打ち抜く形状がステ
−プル円形形状で有るので、ステ−プルの中心と打ち抜
き手段の中心を合致させることにより、全てのステ−プ
ルを最小限の面積で打ち抜くことが可能となる。また、
打ち抜き形状が円形形状であることから、ステ−プル除
去後のシ−トに応力が作用した場合であっても応力集中
しないのでシ−トの損傷の可能性が低くなる。
【0040】本発明の請求項12記載の構成によれば、
請求項9及び請求項10記載の発明の効果に加え、打ち
抜き手段がシ−ト束の搬送方向と直角方向に移動し、且
つ打ち抜き手段が回転するので、シ−ト束上の全ての位
置の全ての角度のステ−プルを除去することが可能とな
る。
請求項9及び請求項10記載の発明の効果に加え、打ち
抜き手段がシ−ト束の搬送方向と直角方向に移動し、且
つ打ち抜き手段が回転するので、シ−ト束上の全ての位
置の全ての角度のステ−プルを除去することが可能とな
る。
【0041】本発明の請求項13記載の構成によれば、
シ−ト束上のステ−プルをステ−プル周囲のシ−トごと
打ち抜くので、簡易な構成でシ−ト上のステ−プルを除
去することが可能となる。また、打ち抜き手段がシ−ト
束の搬送方向と直角方向に移動するので、シ−ト全面の
ステ−プル除去が可能となる。この時、一対でシ−ト束
を打ち抜くシート打ち抜き刃と受け台を移動させるにあ
たり、同一駆動源で駆動するので両者の相対関係がずれ
ることがなくなり、シート打ち抜き刃と受け台の穴が干
渉することがなくなる。
シ−ト束上のステ−プルをステ−プル周囲のシ−トごと
打ち抜くので、簡易な構成でシ−ト上のステ−プルを除
去することが可能となる。また、打ち抜き手段がシ−ト
束の搬送方向と直角方向に移動するので、シ−ト全面の
ステ−プル除去が可能となる。この時、一対でシ−ト束
を打ち抜くシート打ち抜き刃と受け台を移動させるにあ
たり、同一駆動源で駆動するので両者の相対関係がずれ
ることがなくなり、シート打ち抜き刃と受け台の穴が干
渉することがなくなる。
【0042】本発明の請求項14記載の構成によれば、
請求項13記載の発明の効果に加えて、打ち抜き手段が
回転するため、シ−ト束上の全ての位置の全ての角度の
ステ−プルを除去することが可能となる。
請求項13記載の発明の効果に加えて、打ち抜き手段が
回転するため、シ−ト束上の全ての位置の全ての角度の
ステ−プルを除去することが可能となる。
【図1】本発明の実施例におけるステープル除去装置の
全体構成を示す概略断面図である。
全体構成を示す概略断面図である。
【図2】本発明の実施例におけるステープル検知ローラ
の概略斜視図である。
の概略斜視図である。
【図3】本発明の実施例におけるステープル検知ローラ
の表層部の構成を示す概略分解斜視図である。
の表層部の構成を示す概略分解斜視図である。
【図4】本発明の実施例におけるステープル検知部の概
略側面図である。
略側面図である。
【図5】本発明の実施例におけるステープル検知部のス
テープル検知回路図である。
テープル検知回路図である。
【図6】本発明の実施例におけるステープル検知ローラ
駆動手段の概略側面図である。
駆動手段の概略側面図である。
【図7】本発明の実施例におけるステープル検知ローラ
駆動手段の概略平面図である。
駆動手段の概略平面図である。
【図8】本発明の実施例におけるステープル除去装置駆
動手段の概略側面図である。
動手段の概略側面図である。
【図9】本発明の実施例におけるステープル除去装置駆
動手段の概略斜視図である。
動手段の概略斜視図である。
【図10】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の可動側ベースの斜視図である。
の可動側ベースの斜視図である。
【図11】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の受け側ベースの斜視図である。
の受け側ベースの斜視図である。
【図12】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の可動側回転ユニットの概略斜視図である。
の可動側回転ユニットの概略斜視図である。
【図13】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の受け側回転ユニットの概略斜視図である。
の受け側回転ユニットの概略斜視図である。
【図14】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の回転ユニット駆動手段の概略斜視図である。
の回転ユニット駆動手段の概略斜視図である。
【図15】本発明の実施例におけるステープル除去装置
のシート押え部材及び打ち抜き刃の動作態様を示す概略
側面図である。
のシート押え部材及び打ち抜き刃の動作態様を示す概略
側面図である。
【図16】本発明の実施例におけるステープル除去装置
のシート押え部材の動作態様を示す概略側面図である。
のシート押え部材の動作態様を示す概略側面図である。
【図17】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の打ち抜き刃の動作態様を示す概略側面図である。
の打ち抜き刃の動作態様を示す概略側面図である。
【図18】本発明の実施例におけるステープル除去装置
のシート押え部材及び打ち抜き刃の他の動作態様を示す
概略側面図である。
のシート押え部材及び打ち抜き刃の他の動作態様を示す
概略側面図である。
【図19】本発明の実施例におけるステープル除去装置
のシート押え部材の他の動作態様を示す概略側面図であ
る。
のシート押え部材の他の動作態様を示す概略側面図であ
る。
【図20】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の打ち抜き刃の他の動作態様を示す概略側面図である。
の打ち抜き刃の他の動作態様を示す概略側面図である。
【図21】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の打ち抜き刃の斜視図である。
の打ち抜き刃の斜視図である。
【図22】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の打ち抜き刃の正面図である。
の打ち抜き刃の正面図である。
【図23】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の打ち抜き刃の側面図である。
の打ち抜き刃の側面図である。
【図24】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の打ち抜き刃の刃先の断面図である。
の打ち抜き刃の刃先の断面図である。
【図25】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の打ち抜き刃の刃先の他の断面図である。
の打ち抜き刃の刃先の他の断面図である。
【図26】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の他の打ち抜き刃の正面図である。
の他の打ち抜き刃の正面図である。
【図27】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の他の打ち抜き刃の正面図である。
の他の打ち抜き刃の正面図である。
【図28】本発明の実施例におけるステープル除去装置
の他の打ち抜き刃の刃先の断面図である。
の他の打ち抜き刃の刃先の断面図である。
【図29】本発明の実施例におけるステープル除去手段
の各部の構成要素の動作タイミングを示すタイムチャー
トである。
の各部の構成要素の動作タイミングを示すタイムチャー
トである。
【図30】本発明の実施例の他のステープル除去装置の
概略断面図である。
概略断面図である。
【図31】本発明の実施例の他のステープル除去装置に
おけるステープル挾持爪の斜視図である。
おけるステープル挾持爪の斜視図である。
【図32】本発明の実施例の他のステープル除去装置に
おけるシート押え部材の斜視図である。
おけるシート押え部材の斜視図である。
【図33】本発明の実施例の他のステープル除去装置の
ステープル除去動作時の概略断面図である。
ステープル除去動作時の概略断面図である。
54 ベルト駆動モータ 110,111 搬送ベルト 123 シート先端検知センサ 300 ステープル除去装置 301,302 ステープル検知ローラ 301c,302c 駆動モータ 303 加圧ソレノイド 309 可動側回転ユニット 310 受け側回転ユニット 311 角度調節モータ 312 加圧カム 313 シート押え部材 314 打ち抜き刃 315 加圧ソレノイド 316 加圧アーム O シート束 P ステープル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯部 卓人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 石掛 悟 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 堀尾 尚史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 林 圭介 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内
Claims (14)
- 【請求項1】ステ−プルされたシ−ト束を搬送するシ−
ト束搬送手段と、上記シ−ト束の搬送途中において上記
シ−ト束上のステ−プルを検出するステ−プル検出手段
と、このステ−プル検出手段により検出されたステ−プ
ルを所定位置に停止させるために上記シ−ト束搬送手段
を制御する搬送制御手段と、所定位置に停止したステ−
プルをシ−ト束上から除去するステ−プル除去手段とを
有するステ−プル除去装置であって、上記ステ−プル除
去手段を上記シ−ト束の搬送方向に対して直角方向に移
動させる除去移動手段と、上記ステ−プル検出手段によ
り検出された情報により、上記除去移動手段を制御する
除去移動制御手段とを具備することを特徴とするステ−
プル除去装置。 - 【請求項2】上記除去移動制御手段は、上記ステ−プル
検知手段によるステ−プルの検知時から、上記搬送制御
手段によりステ−プルが所定位置に停止させられるまで
の間に、上記除去移動手段によるステ−プル除去手段の
移動を開始させる制御を行う制御手段であることを特徴
とする請求項1記載のステ−プル除去装置。 - 【請求項3】除去対象のステ−プルが複数あった場合、
上記除去移動制御手段及び搬送制御手段が、上記除去移
動制御手段の待機位置側のステ−プルから順次除去して
いくように、シ−ト束の搬送及びステ−プル除去手段の
移動を制御する制御手段であることを特徴とする請求項
1記載のステ−プル除去装置。 - 【請求項4】除去対象のステ−プルが複数あった場合、
上記除去移動制御手段及び搬送制御手段は、上記シ−ト
束の搬送方向先端側のステ−プルから順次除去していく
ように、シ−ト束の搬送及びステ−プル除去手段の移動
を制御する制御手段であることを特徴とする請求項1記
載のステ−プル除去装置。 - 【請求項5】上記ステ−プル除去手段を回転させる除去
回転手段と、上記ステ−プル検知手段の検知情報により
上記除去回転手段を制御する除去回転制御手段とを具備
することを特徴とする請求項1記載のステ−プル除去装
置。 - 【請求項6】上記除去回転制御手段は、上記ステ−プル
検知手段によるステ−プルの検知時から、上記搬送制御
手段によりステ−プルが所定位置に停止させられるまで
の間に、上記除去回転手段によるステ−プル除去手段の
回転を開始させる制御を行う制御手段であることを特徴
とする請求項5記載のステ−プル除去装置。 - 【請求項7】ステ−プルされたシ−ト束を搬送する搬送
手段と、上記シ−ト束の搬送途中において上記シ−ト束
上のステ−プルを検出するステ−プル検出手段と、この
ステ−プル検出手段により検出されたステ−プルを所定
位置に停止させるために上記シ−ト束搬送手段を制御す
る搬送制御手段と、ステ−プルされたシ−ト束の表面か
ら作用し上記ステ−プルの周囲のシ−トに対して切断力
を与えるシート打ち抜き刃と、ステ−プルされたシ−ト
束の裏目から上記シ−ト束を支持するとともに、上記シ
ート打ち抜き刃が通過可能な受け穴を有する受け台とを
具備することを特徴とするステ−プル除去装置。 - 【請求項8】上記シート打ち抜き刃の周囲を押えるシ−
ト押え手段を有することを特徴とする請求項7記載のス
テ−プル除去装置。 - 【請求項9】上記ステ−プル除去手段が打ち抜く形状は
長方形形状であることを特徴とする請求項7記載のステ
−プル除去装置。 - 【請求項10】上記ステ−プル除去手段が打ち抜く上記
長方形形状の角部が丸められていることを特徴とする請
求項9記載のステ−プル除去装置。 - 【請求項11】上記シート打ち抜き刃を上記シ−ト束の
搬送方向に対して直角方向に移動させる打ち抜き刃移動
手段と、上記受け台を上記シ−ト束の搬送方向に対して
直角方向に移動させる受け台移動手段とを有する請求項
7記載のステ−プル除去装置であって、上記ステ−プル
除去手段が打ち抜く形状は円形形状であることを特徴と
するステ−プル除去装置。 - 【請求項12】上記シート打ち抜き刃を上記シ−ト束の
搬送方向に対して直角方向に移動させる打ち抜き刃移動
手段と、上記受け台を上記シ−ト束の搬送方向に対して
直角方向に移動させる受け台移動手段と、上記シート打
ち抜き刃を回転させる打ち抜き刃回転手段と、上記受け
台を回転させる受け台回転手段とを有することを特徴と
する請求項9又は請求項10記載のステ−プル除去装
置。 - 【請求項13】ステ−プルされたシ−ト束を搬送するシ
−ト束搬送手段と、上記シ−ト束の搬送途中において上
記シ−ト束上のステ−プルを検出するステ−プル検出手
段と、このステ−プル検出手段により検出されたステ−
プルを所定位置に停止させるために上記シ−ト束搬送手
段を制御する搬送制御手段と、上記シ−ト束の上面から
作用しステ−プル周囲のシ−トに対して切断力を与える
シート打ち抜き刃と、上記シ−ト束の下面から上記シ−
ト束を支持するとともに上記シート打ち抜き刃が通過可
能な穴を有する受け台と、上記シート打ち抜き刃を上記
シ−ト束の搬送方向に対して直角方向に移動させる打ち
抜き刃移動手段と、上記受け台を上記シ−ト束の搬送方
向に対して直角方向に移動させる受け台移動手段と、上
記シート打ち抜き刃移動手段と上記受け台移動手段を駆
動する1つの駆動源とを有することを特徴とするステ−
プル除去装置。 - 【請求項14】上記シート打ち抜き刃を回転させる打ち
抜き刃回転手段と、上記受け台を回転させる受け台回転
手段と、上記打ち抜き刃回転手段と上記受け台回転手段
とを駆動する1つの駆動源とを有することを特徴とする
請求項13記載のステ−プル除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33643492A JPH06186809A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | ステープル除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33643492A JPH06186809A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | ステープル除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06186809A true JPH06186809A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18299095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33643492A Pending JPH06186809A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | ステープル除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06186809A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5583628A (en) * | 1996-01-11 | 1996-12-10 | Xerox Corporation | Copying machine having an active staple removing apparatus |
US6374061B1 (en) * | 2000-10-27 | 2002-04-16 | Xerox Corporation | Powered staple remover and a document reproduction machine having same |
JP2012035350A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Ricoh Co Ltd | 綴じ針除去装置および画像形成装置 |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP33643492A patent/JPH06186809A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5583628A (en) * | 1996-01-11 | 1996-12-10 | Xerox Corporation | Copying machine having an active staple removing apparatus |
US6374061B1 (en) * | 2000-10-27 | 2002-04-16 | Xerox Corporation | Powered staple remover and a document reproduction machine having same |
JP2012035350A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Ricoh Co Ltd | 綴じ針除去装置および画像形成装置 |
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