JP2603841Y2 - ベニヤ単板のスカーフ切断装置 - Google Patents

ベニヤ単板のスカーフ切断装置

Info

Publication number
JP2603841Y2
JP2603841Y2 JP1993061441U JP6144193U JP2603841Y2 JP 2603841 Y2 JP2603841 Y2 JP 2603841Y2 JP 1993061441 U JP1993061441 U JP 1993061441U JP 6144193 U JP6144193 U JP 6144193U JP 2603841 Y2 JP2603841 Y2 JP 2603841Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
cutting
suction port
blade
scarf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993061441U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0726101U (ja
Inventor
敏行 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meinan Machinery Works Inc
Original Assignee
Meinan Machinery Works Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meinan Machinery Works Inc filed Critical Meinan Machinery Works Inc
Priority to JP1993061441U priority Critical patent/JP2603841Y2/ja
Publication of JPH0726101U publication Critical patent/JPH0726101U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2603841Y2 publication Critical patent/JP2603841Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、搬送方向に繊維を有す
るベニヤ単板を、繊維方向にスカーフ切断するベニヤ単
板のスカーフ切断装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来のベニヤ単板(以後、単に単板と称
す。)のスカーフ切断装置は例えば図1に示すような構
造を有している。図に於て1、3は搬入ロール、15、
17は搬出ロール、5は検知器、7は押え板、9は切断
刃、11は刃受台、そして切断終了位置(二点鎖線Y)
の刃受台11には凹部が形成され、その凹部には硬質ウ
レタンゴム等の弾性部材13が切断刃9の刃先全体を支
承すべく取り付けられている。
【0003】そしてこのように構成された装置に於て、
搬入ロール1、3及び/又は搬出ロール15、17で搬
送している単板19を検知器5で検知すると、単板19
を切断位置に制動させる。そして単板19の前端部又は
後端部を押さえ板7で押さえた状態で、切断刃9を矢印
方向に往復動させて、単板19の前端部又は後端部をス
カーフ切断するのである。尚、切断位置とは、切断開始
位置(二点鎖線X)の近辺から切断終了位置(二点鎖線
Y)までの間とする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の切断
装置にあっては、押え板7で単板上部を押さえた状態
で、単板の上方に配備された切断刃9が往復動して単板
を切断する。いわゆる、切断刃9が配備され、且つ往復
動するので、押え板7を配備する位置が制約される。そ
れゆえ、押え板7で単板19を押さえる位置は、切断開
始位置Xより幾分搬送方向上手側にずれた位置に成らざ
るを得ない。その結果、後端部切断時には、後端屑に有
効部分を幾分含んで切断するしかないのである。
【0005】次に、図2Aの如く、押え板7で押さえる
位置の単板19は平であるが、幾分搬送方向下手側の位
置の単板が上向きに湾曲している場合は、押え板7で単
板を押さえても、切断位置の単板を刃受台11及び弾性
部材13に当てることができない。その結果、切断開始
位置X及び切断終了位置Yが搬送方向上手側(点線g及
び点線h)にずれてしまうのである。又、図2Bの如
く、押え板7で押さえる位置の単板が上向きに湾曲して
いる場合は、押え板7で単板を押さえると、P点を支点
としてQ部(図2C)が上向きに湾曲してしまうのであ
る。この場合も、切断位置の単板を刃受台11及び弾性
部材13に当てることができず、切断開始位置X及び切
断終了位置Yが搬送方向上手側(点線g及び点線h)に
ずれてしまうのである。いわゆる、一枚の単板であって
も、刃受台11及び弾性部材13に接している部分の切
断開始位置はX、切断終了位置はYとなるが、刃受台1
1及び弾性部材13に接していない部分の切断開始位置
は点線g、切断終了位置は点線hとなってしまい、単板
搬送直交方向の切断線は直線にならず、次の接合工程に
おいて問題となるのである。
【0006】本考案はこのような欠点を解消するために
なされたものであって、その目的とするところは、押え
板の代わりに刃受台の切断位置より搬送方向上手側に単
板を吸着自在な吸入口と、該吸入口の吸着状態を、前端
部のスカーフ切断時は吸入口を吸着状態、前端部切断終
了後は吸入口を非吸着状態、後端部のスカーフ切断時は
吸入口を吸着状態、後端部切断終了後は単板を若干搬送
してから吸入口を非吸着状態に制御する制御器と、を設
けた構成とすることにより、後端屑に有効部分をほとん
ど含まず、且つ切断位置がずれずにスカーフ切断するこ
とができる単板のスカーフ切断装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本考案は、搬送
方向に繊維を有する単板を、搬送方向に傾斜した切断刃
と固定されている刃受台とで、順次有効寸法にスカーフ
切断する装置に於いて、前記刃受台の切断位置より搬送
方向上手側に単板を吸着自在な吸入口と、該吸入口の吸
着状態を、前端部のスカーフ切断時は吸入口を吸着状
態、前端部切断終了後は吸入口を非吸着状態、後端部の
スカーフ切断時は吸入口を吸着状態、後端部切断終了後
は単板を若干搬送してから吸入口を非吸着状態に制御す
る制御器と、を設けたことを特徴とする単板のスカーフ
切断装置(請求項1)を提供する。
【0008】
【作用】単板の上方に位置する切断刃に対しては、単板
の下方に位置する刃受台に吸入口を設けるため、吸入口
を設ける位置は切断刃及び切断刃往復動機構によって制
約されることはない。よって、刃受台の切断位置に吸入
口を設けることができる。よって、その吸入口で単板を
吸着することにより、切断位置の単板を刃受台及び弾性
部材に密接させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図面に例示した実施の一例と
共に更に詳述する。図3は実施例の側面図、図4は実施
例の部分平面図である。切断装置のフレーム(図示せ
ず)には、単板を搬送するための上下一対の搬入ロール
1、3、搬出ロール15、17が、単板の搬送方向と直
交する方向に軸線を有し、周面が互いに当接し合う様
に、回転可能に支持され、下方に位置する夫々の搬入ロ
ール3、搬出ロール17には、電動モータ(図示せず)
がクラッチ機構(図示せず)を介して連結され、クラッ
チ機構の継断動作により、単板19が適宜間欠的に搬送
される。5は搬送される単板の搬送直交方向に配列され
た複数の検知器であり、適宜の取り付け具(図示せず)
を介して、フレームに取り付けられている。
【0010】切断位置には、単板搬送直交方向に、単板
幅以上の長さの刃受台11がフレームに固着され、且つ
切断終了位置Yの刃受台11には凹部が単板搬送直交方
向に単板幅以上の長さで形成され、そして前記凹部には
硬質ウレタンゴム等の弾性部材13が、後述する切断刃
9の刃先全体を支承すべく取り付けられている。さら
に、刃受台11の切断位置には、図3の部分平面図であ
る図4に示す様に単板搬送方向下手側に向かう吸入口2
1が単板搬送直交方向に複数設けられている。そして、
吸入口21とつながっている排出口23が、刃受台11
の下部に設けられ、その排出口23は、開閉器27を介
して送風器31の吸入側29と連結されている。
【0011】前記刃受台11の搬入側には切断刃9が、
その刃先が前記刃受台11に対して所要角度にて往復動
可能に配備されている。
【0012】更に、検知器5の信号に基づいて、搬入ロ
ール1、3、搬出ロール15、17、切断刃9及び開閉
器27を制御する制御器(図示せず)等で構成される。
【0013】次に、上記のように構成された切断装置の
作用を図3に従って説明する。初期状態は、搬入ロール
1、3、搬出ロール15、17及び送風器31が作動し
ていて、開閉器27は閉じた状態となっている。尚、開
閉器27が開いた状態が、吸入口21で単板を吸着する
ことができる。
【0014】前記状態に於て、繊維方向が搬送方向と同
じ単板19が搬入ロール1、3で搬送されてくると、単
板19の前端部が検知器5で検知され、その検知信号が
制御器に送られる。更に搬送されて単板19の前端部
が、切断位置の手前に達すると、制御器からの信号で、
開閉器27が開く。更に搬送されて単板19の前端部
が、切断位置に達すると、制御器からの信号で、搬入ロ
ール1、3を制動させ、単板19を停止させると同時
に、切断刃9を往復動作せて、吸入口21に吸着され刃
受台11及び弾性部材13に密接された状態の前記前端
部をスカーフ切断する。切断された前端屑は自重による
落下又は他の公知手段により排除される。切断終了後、
制御器からの信号で、開閉器27を閉じ、且つ搬入ロー
ル1、3を作動させて、単板19を再度搬送する。更に
搬送されて単板19の後端部が検知器5で検知される
と、その検知信号が制御器に送られる。更に搬送されて
単板19の後端部が、切断位置の手前に達すると、制御
器からの信号で、開閉器27が開く。更に搬送されて単
板19の後端部が、切断位置に達すると、制御器からの
信号で、搬出ロール15、17を制動させ、単板19を
停止させると同時に、切断刃9を往復動作せて、吸入口
21に吸着され刃受台11及び弾性部材13に密接され
た状態の前記後端部をスカーフ切断する。切断終了後、
制御器からの信号で、搬出ロール15、17を作動させ
て、単板19を再度搬送する。単板19を若干搬送して
から開閉器27閉じる。以上の繰り返しで、単板をスカ
ーフ切断する。次いで後続の単板を刃受台11上に送り
込むと、上記切断された後端屑19bは後続の単板によ
り押され、刃受台11上より落下し排除される。
【0015】前記の様に単板19の上方に位置する切断
刃9に対して、単板の下方に位置する刃受台11に吸入
口21(図3参照)を設けるため、吸入口21を設ける
位置は切断刃9に制約されない。よって、刃受台11の
切断位置に吸入口を設け、その吸入口で単板19を吸着
するので、切断位置の単板が刃受台及び弾性部材に密接
する。その結果、後端屑に有効部分をほとんど含まず、
且つ切断位置がずれずに切断することができるのであ
る。
【0016】尚、実施例では単板の後端部切断終了後、
単板19を若干搬送してから、開閉器27を閉じること
により、切断された後端屑を吸入口21で吸着している
状態で、後端部切断後の有効単板を搬送することができ
る。その結果、前記後端屑より前記有効単板を確実に分
離することができる。
【0017】尚、吸入口21を図3で示す様に、搬送方
向下手側に向けて傾斜して備えれば、単板搬送時におい
て、単板が吸入口21に引っかかることなくスムーズに
搬送される。
【0018】尚、実施例の吸入口21は複数であるが、
1つの口にして、単板搬送直交方向に単板の幅に相当す
る大きさ(細長い長方形)にしてもよい。
【0019】図5は、切断刃9の代わりに、実開平5−
28603号公報に記載されている回転刃35と切断位
置に吸入口21を設けた刃受台11とで構成した実施例
である。
【0020】図6は、本案実施例装置に、後端屑を強制
的に排除する機構を取り付けたものであり、図3で説明
した実施例で後端切断終了し、後端屑19bを吸着した
状態で単板19の搬送を開始した後、制御器からの信号
で、矢印方向に回転している板状で周囲に突刺体を有す
る回転体37(板状の回転体37は搬送直交方向に任意
間隔を置いて複数枚で構成され、そのトータル長さは単
板幅より、少なくとも長い。)を軸39を中心として回
動下降させることにより、後端屑19bに当接して、後
端屑19bを単板搬出側へ移動させ、落下排除させるも
のである。
【0021】この場合、従来装置の押え板7では、回転
体37と当たってしまうので、前記押え板7を搬送方向
上手側にずらさなければならない。しかし、押え板7の
ずらしにより、後端屑も一緒にずれたり、また押え板7
の開放により、後端屑の内部応力の復元力でずれたりす
る。その結果、回転体37を下降させても後端屑に当接
せず、後端屑の強制排除に問題が生じる。
【0022】その点本案実施例では、後端屑19bを吸
入口21で吸着した状態で、回転体37を後端屑19b
に当接させることができるので、上記問題が生じず、後
端屑19bの確実な強制排除ができるのである。この
時、回転体37を後端屑19bに当接させた後に、吸入
口21での吸着を停止させれば、より確実に後端屑19
bを排除することができる。また回転体としては、突刺
体の代わりに周面に弾性体を設けたものでもよい。
【0023】
【考案の効果】搬送方向に繊維を有する単板を、繊維方
向にスカーフ切断するとき、後端屑に有効部分をほとん
ど含まずに且つ切断位置がずれずスカーフ切断すること
ができるのである。またスカーフ切断した後端屑より後
端部切断後の有効単板を確実に分離することができるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来装置の側面図である。
【図2】従来装置の作用図である。
【図3】実施例の側面図である。
【図4】実施例の部分平面図である。
【図5】他の実施例の側面図である。
【図6】他の実施例の側面図である。
【符号の説明】
1、3・・・搬入ロール 5・・・・・検知器 7・・・・・押え板 9・・・・・切断刃 11・・・・刃受台 13・・・・弾性部材 15、17・搬出ロール 21・・・・吸入口 31・・・・送風機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向に繊維を有するベニヤ単板を、
    搬送方向に傾斜した切断刃と固定されている刃受台と
    で、順次有効寸法にスカーフ切断する装置に於いて、 前記刃受台の切断位置より搬送方向上手側にベニヤ単板
    を吸着自在な吸入口と、該吸入口の吸着状態を、前端部
    のスカーフ切断時は吸入口を吸着状態、前端部切断終了
    後は吸入口を非吸着状態、後端部のスカーフ切断時は吸
    入口を吸着状態、後端部切断終了後はベニヤ単板を若干
    搬送してから吸入口を非吸着状態に制御する制御器と、 を設けたことを特徴とするベニヤ単板のスカーフ切断装
    置。
JP1993061441U 1993-10-20 1993-10-20 ベニヤ単板のスカーフ切断装置 Expired - Fee Related JP2603841Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993061441U JP2603841Y2 (ja) 1993-10-20 1993-10-20 ベニヤ単板のスカーフ切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993061441U JP2603841Y2 (ja) 1993-10-20 1993-10-20 ベニヤ単板のスカーフ切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0726101U JPH0726101U (ja) 1995-05-16
JP2603841Y2 true JP2603841Y2 (ja) 2000-03-27

Family

ID=13171166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993061441U Expired - Fee Related JP2603841Y2 (ja) 1993-10-20 1993-10-20 ベニヤ単板のスカーフ切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2603841Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200481222Y1 (ko) * 2014-04-23 2016-09-01 최창순 원단커팅기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200481222Y1 (ko) * 2014-04-23 2016-09-01 최창순 원단커팅기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0726101U (ja) 1995-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2603841Y2 (ja) ベニヤ単板のスカーフ切断装置
JPH05310335A (ja) 枚葉印刷機の給紙装置
JP2567681Y2 (ja) 打抜き屑除去装置付きロータリー型穿孔装置
JP3065293B2 (ja) シート状部材吸着装置及び仮付け用ラミネータ
JPS6341806B2 (ja)
JP2548012Y2 (ja) ベニヤ単板切断装置
JPS644481Y2 (ja)
JP2001198911A (ja) 瓦素地の研削装置
JPH04225256A (ja) ウェーハ把持装置
JPH0527388Y2 (ja)
JP2006199497A (ja) ワーク折り返し装置及びワーク折り返し方法
JPH024344B2 (ja)
JP2566912Y2 (ja) シート搬送装置
JP2999576B2 (ja) 梱包物の端面部梱包材の除去装置
JP2588681Y2 (ja) 感光性プレートオートフィーダ
JPH024342B2 (ja)
JPH08259014A (ja) シート材の供給方法および装置
JP3017454B2 (ja) 印刷用紙のカール除去装置
JPH06186809A (ja) ステープル除去装置
JPH0788809A (ja) 原木自動樹皮剥ぎ装置
JPH0152300B2 (ja)
JPH0558536A (ja) 用紙集積搬出装置
JP2000072290A (ja) 外装紙分別回収装置
JPS626516B2 (ja)
JPH0739892Y2 (ja) ダンボール紙の送出し装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees