JPH06186139A - フォイールベース計測装置 - Google Patents

フォイールベース計測装置

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JPH06186139A
JPH06186139A JP3189368A JP18936891A JPH06186139A JP H06186139 A JPH06186139 A JP H06186139A JP 3189368 A JP3189368 A JP 3189368A JP 18936891 A JP18936891 A JP 18936891A JP H06186139 A JPH06186139 A JP H06186139A
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JP
Japan
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wheel
rear wheel
sensor
distance
tire detection
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JP3189368A
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Inventor
Kiichi Sato
喜一 佐藤
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Banzai Industries Ltd
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Banzai Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォイールベースの計測を速度計・ブレーキ
試験機に並設することで占有スペースを少なくし、検査
を敏速に行なう。 【構成】 多数のタイヤ検出センサを等間隔で併置した
センサ取付体を定速でフォイールベース方向に移動し、
初めに後輪を検出するタイヤ検出センサと初めに後輪を
検出していて最期に後輪を検出しなくなるタイヤ検出セ
ンサとの信号によってフォイールベースを計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフォイールベース計測装
置に関するもので、さらに詳しは、車両の検査ラインに
設置される速度計・ブレーキ測定装置に使用されるフォ
イールベース計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、速度計・ブレーキ測定装置に使用
されるフォイールベース計測装置は、該速度計・ブレー
キ測定装置よりは手前側の車両乗り入れ路に配され、多
数の光電式の車輪センサを並置させて、前輪と後輪とを
同時に検出する一対の光電センサの信号によってフォイ
ールベースを測定するものが最も一般的に使用されてい
る。なお、このフォイールベース計測装置は、侵入して
くる車両のフォイールベースを計測し、この計測値によ
って速度計・ブレーキ測定装置の前輪支承ドラムと後輪
支承ドラムとの距離を変更して、侵入する車両の前輪が
前輪支承ドラム上に乗り入れると、その車両の後輪は正
確に後輪支承ドラム上に乗り入れることができるように
するために使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置は、速度
計・ブレーキ測定装置の上に侵入してくる車両のフォイ
ールベースを予め測定し、車両が速度計・ブレーキ測定
装置上に乗り入れる際は既に前輪支承ドラムと後輪支承
ドラムとの距離をその車両に合致させておくことができ
るため合理的な装置とされているが、最も大きな課題は
フォイールベース計測装置を通過する車両の走行速度が
早いと計測誤差が発生することがあり、この計測誤差が
あると車両は再度フォイールベース計測装置に侵入する
以前の位置まで戻して計測し直さなくてはならず、その
ため、車両検査ラインで順次多数の車両を検査する場合
は、待機する次ぎの車両は、この測定誤差があった場合
を想定して、速度計・ブレーキ測定装置よりは車両全長
2台分以上後方に待機している必要がある。すなわち、
速度計・ブレーキ測定装置は車両の全長分の占有スペー
スでよいが、従来の装置ではさらにフォイールベース計
測装置用として車両の全長分の占有スペースを、さら
に、再計測のための車両戻し用の車両の全長分の占有ス
ペースとが必要となり、車両検査ラインに車両の3台分
の長さの占有スペースを要することになる。
【0004】そこで、本発明は上記占有スペースの縮減
のため、速度計・ブレーキ測定装置上に車両が乗り入れ
た後にフォイールベースを計測する方式を採用したが、
この場合、車両が所定位置に停車した後に計測を開始す
るため、計測に比較的長い時間を要する欠点を有するた
め、この計測に必要な時間を可能な限り短縮できるフォ
イールベース計測装置を提供することを目的としたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的に沿い、先述
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、前輪FWを乗り入れる一対の前輪支承
ドラム1,1を配設し、該前輪支承ドラム1,1上に乗
り入れた車両の後輪BW側側方には、駆動源2によって
定速でフォイールベース方向に移動するセンサ取付体3
を設け、このセンサ取付体3には複数個のタイヤ検出セ
ンサP1,P2,P3・・・を、その一個以上が必ず後
輪BWを検出している一定間隔で取付け、さらに、上記
センサ取付体3を基準待機位置Oより移動して上記タイ
ヤ検出センサP0,P1,P2・・・のうち、初めに後
輪BWを検出したタイヤ検出センサPnと、予め後輪B
Wを検出していて最後に該後輪BWを検出しなくなった
タイヤ検出センサPn+1との両検出信号から、まず、
初めに後輪BWを検出したタイヤ検出センサPnの検出
信号によって、このタイヤ検出センサPnの始動時の前
輪FWの中心からの計測基準距離L1を求め、次に、上
記初めに後輪を検出したタイヤ検出センサPnの後輪B
Wを検出するまでの時間とセンサ取付体3の移動速度と
の積によって該初めに後輪BWを検出したタイヤ検出セ
ンサPnと該後輪BWの前輪FW側始端との第一車輪検
出距離L4を求め、また、初めに後輪BWを検出してい
てその後、最後に後輪BWを検出しなくなったタイヤ検
出センサPn+1の後輪BWを検出しなくなるまでの時
間とセンサ取付体3の移動速度との積によって該タイヤ
検出センサPn+1の始動位置から後輪BWの後端との
第二車輪検出距離L5を求め、さらに、この第一車輪検
出距離L4と第二車輪検出距離L5との平均値によっ
て、初めに後輪BWを検出したタイヤ検出センサPnの
始動位置から後輪BWの中心鉛直軸までの後輪車軸距離
L2を算出し、上記計測基準距離L1に後輪車軸距離L
2を加算してフォイールベースWBを求める演算回路部
4を設けた技術的手段を講じたものである。
【0006】
【作用】それ故、本発明装置でフォイールベースWBを
計測する場合は、車両を本発明装置上に、その前輪FW
が前輪支承ドラム1,1上に位置するように乗り入れ
る。一対の前輪支承ドラム1,1上に乗り入れられた前
輪FWは両前輪支承ドラム1,1の間に落ち込むので、
該前輪FWの中心鉛直軸が両前輪支承ドラム1,1の中
央鉛直軸に一致する。したがって、この状態でフォイー
ルベースWBの一方の基準点が特定される作用を呈す
る。
【0007】そして、上記のごとく前輪FWが所定の位
置に乗り入れられたら、次ぎに、センサ取付体3を基準
待機位置Oより移動させる。すると、この移動によっ
て、あるタイヤ検出センサPnは移動開始前は後輪BW
を検出していなかったが、やがて後輪BWを検出するこ
とになり、また、あるタイヤ検出センサPn+1は当初
は後輪BWを検出しているが、やがてこの後輪BWの検
出をしなくなる作用を呈する。
【0008】そこで、初めに後輪BWを検出したタイヤ
検出センサPnと、最後に後輪BWを検出しなくなった
タイヤ検出センサPn+1との信号から、まず、初めに
後輪BWを検出したタイヤ検出センサPnの検出信号に
よって、このタイヤ検出センサPnの始動時の前輪FW
の中心からの距離(本願ではこの距離を計測基準距離L
1という。)を求める。この計測基準距離L1、前輪F
Wの中心鉛直軸から、タイヤ検出センサPnの中心鉛直
軸までの距離で、「図2」を参照すると、前記基準待機
位置Oは固定位置であることから、前輪FWの中心鉛直
軸から最も前輪FW側に位置するタイヤ検出センサP0
までの距離(本願ではこの距離を不動計測基準距離L3
という。)は既知であり、したがって、初めに後輪BW
を検出したタイヤ検出センサPnが最も前輪FW側に位
置するタイヤ検出センサP0より幾つ目かを判定すれ
ば、各タイヤ検出センサP0,P1,P2・・・は等間
隔の距離lであるため、L1=L3+l×(n−1)の
数式で求められる。なお、この式においてnは最も前輪
FW側に位置するタイヤ検出センサP0より何番目かの
番号である。
【0009】次に、上記初めに後輪を検出したタイヤ検
出センサPnの後輪BWを検出するまでの時間とセンサ
取付体3の移動速度との積によって該初めに後輪BWを
検出したタイヤ検出センサPnと該後輪BWの前輪FW
側始端との距離(本願ではこの距離を第一車輪検出距離
L4という。)を求める。
【0010】また、初めに後輪BWを検出していてその
後、最後に後輪BWを検出しなくなったタイヤ検出セン
サPn+1の後輪BWを検出しなくなるまでの時間とセ
ンサ取付体3の移動速度との積によって該タイヤ検出セ
ンサPn+1の始動位置から後輪BWの後端との距離
(本願ではこの距離を第二車輪検出距離L5という。)
を求める。
【0011】さらに、この第一車輪検出距離L4と第二
車輪検出距離L5との平均値によって、初めに後輪BW
を検出したタイヤ検出センサPnの始動位置から後輪B
Wの中心鉛直軸までの距離(本願ではこの距離を後輪車
軸距離L2という。)を算出する。すなわち、センサ取
付体3の移動速度を定速に設定すると、該センサ取付体
3を移動開始すると共にタイマをスタートさせ、初めに
後輪を検出したタイヤ検出センサPnの後輪BWを検出
するまでの時間とセンサ取付体3の移動速度との積で
「図2」の第一車両検出距離L4が測定でき、この第一
車両検出距離L4は、L4=t1×vで求められる。な
お、この式でt1はタイヤ検出センサPnが始動して後
輪BWを検出までの時間、vはセンサ取付体3の移動速
度である。また、初めに後輪BWを検出していてその
後、最後に後輪BWを検出しなくなったタイヤ検出セン
サPn+1の後輪BWを検出しなくなるまでの時間とセ
ンサ取付体3の移動速度との積で、「図2」の第二車輪
検出距離L5が測定でき、このこの第二車輪検出距離L
5は、L5=t2×vで求められる。なお、この式でt
2はタイヤ検出センサPn+1が始動して後輪BWの検
出をしなくなるまでの時間である。なお、後輪FWの位
置によっては複数のタイヤ検出センサPn+1,Pn+
2が共に後輪BWを検知している場合もありうるので、
この場合は最後に後輪BWを検出しなくなったタイヤ検
出センサPn+1側を使用することにする。
【0012】そして、上記の第一車両検出距離L4と第
二車輪検出距離L5の平均値は、各タイヤ検出センサP
0,P1,P2・・・を等間隔に設置しているため、後
輪車軸距離L2と一致することになり、この後輪車軸距
離L2は、L2=(L4+L5)÷2で求められる。
【0013】したがって、フォイールベースWBは、上
記計測基準距離L1に後輪車軸距離L2を加算すること
によって求められ、BW=L1+L2で求められる作用
を呈する。なお、これらの数式を整理すると以下のごと
きとなる。
【0014】
【数1】
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を添附図面に従って説
明すれば以下の通りである。図中、1は前輪FWを乗り
入れる一対の前輪支承ドラムで、本実施例では、従来公
知な速度計・ブレーキ測定装置10の前輪支承ドラム
1,1を使用している。なお、この前輪支承ドラム1,
1は、一対が平行に並置され、車両の前輪FWは両前輪
支承ドラム1,1間に乗り入れることによって、この両
前輪支承ドラム1,1の間に落ち込み支承されるように
なっているのも従来と同じである。また、図示例では前
輪FWの左右を夫々別個の前輪支承ドラム1,1で支承
し四輪駆動方式の車両に対処可能となしているが、後輪
駆動または前輪駆動方式の車両にのみ使用する場合は、
この前輪支承ドラム1,1は一対のみでよい。
【0016】また、本発明には必須のものではないが、
上記前輪支承ドラム1,1部位には、両前輪支承ドラム
1,1間に落ち込む状態で支承された前輪FWが、後に
乗り出し易くするためのリフト6を、両前輪支承ドラム
1,1の間に配設しておくことが一般的であり、また、
前輪FWが乗り入れたことを確認する確認手段7(「図
2」参照)を設けることも知られている。
【0017】なお、上記前輪FWが乗り入れたことを確
認する確認手段7は、リミットスイッチを使用し、前輪
FWが直接このリミットスイッチを開閉したり、あるい
は、前輪FWが乗り上げることによって押し下げられる
踏み板等を介して該リミットスイッチを開閉するように
なしてある。なお、この確認手段7には、その他に光電
センサで前輪FWを検出するもの等各種のものが利用可
能であるが、本実施例では、この確認手段7の信号を計
測開始信号と使用している(計測開始信号は手動スイッ
チによって行ってもよいため、この確認手段7は省略可
能)ため、確実に前輪FWが所定位置に固定された後に
作動することが望ましく、具体的には、目視または図示
しない光電センサ等で前輪FWが前輪支承ドラム1,1
上に乗り入れたことを確認してリフト6を下降させ、前
輪FWが前輪支承ドラム1,1で支承されなおリフト6
が下降すると、このリフト6の載荷板6aが、リミット
スイッチよりなる確認手段7を作動するようになしてあ
る。
【0018】そして、上記前輪支承ドラム1,1上に乗
り入れた車両の後輪BW側側方には、駆動源2によって
定速でフォイールベース方向に移動するセンサ取付体3
を設け、このセンサ取付体3には複数個のタイヤ検出セ
ンサP1,P2,P3・・・を、その一個以上が必ず後
輪BWを検出している一定間隔で取付けてある。
【0019】上記タイヤ検出センサP1,P2,P3・
・・は、赤外線ランプ等の投光部とフォトトランジスタ
等の受光部とを有し、投光部の光を受光部で受けて、あ
るいは光が遮断することで物体(本実施例では後輪B
W)を検出する従来公知な光電式センサが使用され、本
実施例では投光部の光が後輪BWで反射して受光部に入
ることで該後輪BWを検出する反射式のものを使用して
いる。したがって、このタイヤ検出センサP1,P2,
P3・・・は後輪BWの側方に位置するように配設され
ることは無論であり、またこの種タイヤ検出センサP
1,P2,P3・・・は前方の所定距離範囲に位置する
物体(後輪BW)のみを検出する特性のものを使用す
る。
【0020】また、上記センサ取付体3はフォイールベ
ース方向、さらに詳しくは乗り入れた車両のフォイール
ベース方向と平行に定速で移動しするようになし、この
センサ取付体3に取付けられる上記タイヤ検出センサP
1,P2,P3・・・は、水平方向に並置されるが、そ
の高さは通常のタイヤの高さ以内の位置であれば適宜設
定してよく、本実施例では床面Fより多少高い位置にセ
ンサ取付体3を配してある。さらに、複数個のタイヤ検
出センサP1,P2,P3・・・を、その一個以上が必
ず後輪BWを検出している一定間隔とは各個の間隔
(「図2」の間隔距離l)を、後輪BWのタイヤ検出セ
ンサP1,P2,P3・・・の高さでの幅以下とすれば
よく図示例では必ず1個の検出センサが後輪BWと対向
して該後輪BWを検出するようになしてある。なお、車
両は車種によって車輪径が相違するが、床面Fより多少
上の水平断面における幅はタイヤの直径の変化に比べて
は少ないので該タイヤ検出センサP1,P2,P3・・
・の間隔は所定に設定しておいても多くの車種に兼用が
可能である。
【0021】そして本発明はさらに、上記センサ取付体
3を基準待機位置Oより移動して上記タイヤ検出センサ
P0,P1,P2・・・のうち、初めに後輪BWを検出
したタイヤ検出センサPnと、予め後輪BWを検出して
いて最後に該後輪BWを検出しなくなったタイヤ検出セ
ンサPn+1との両検出信号から、まず、初めに後輪B
Wを検出したタイヤ検出センサPnの検出信号によっ
て、このタイヤ検出センサPnの始動時の前輪FWの中
心からの計測基準距離L1を求め、次に、上記初めに後
輪を検出したタイヤ検出センサPnの後輪BWを検出す
るまでの時間とセンサ取付体3の移動速度との積によっ
て該初めに後輪BWを検出したタイヤ検出センサPnと
該後輪BWの前輪FW側始端との第一車輪検出距離L4
を求め、また、初めに後輪BWを検出していてその後、
最後に後輪BWを検出しなくなったタイヤ検出センサP
n+1の後輪BWを検出しなくなるまでの時間とセンサ
取付体3の移動速度との積によって該タイヤ検出センサ
Pn+1の始動位置から後輪BWの後端との第二車輪検
出距離L5を求め、さらに、この第一車輪検出距離L4
と第二車輪検出距離L5との平均値によって、初めに後
輪BWを検出したタイヤ検出センサPnの始動位置から
後輪BWの中心鉛直軸までの後輪車軸距離L2を算出
し、上記計測基準距離L1に後輪車軸距離L2を加算し
てフォイールベースWBを求める演算回路部4を設けて
なる。
【0022】上記演算回路部4は従来公知なデジタル制
御回路、演算回路、タイマ回路等の組み合わせで各種可
能であるので図示およびその詳細な説明は省略するが、
以下にその機能を主に説明する。
【0022】まず、この演算回路部4は、前記確認手段
7が前輪FWが乗り入れたことを確認することによっ
て、内蔵したまたは別個に設けた制御回路により駆動源
2が作動してセンサ取付体3を移動すると共に、同時に
内蔵したタイマ回路にスタート信号が送られタイマ回路
が作動する。
【0023】また、この演算回路部4には記憶回路を有
し、この記憶回路には、センサ取付体3が基準待機位置
Oに位置している際の前輪FWの中心鉛直軸から最も前
輪FW側に位置するタイヤ検出センサP0までの不動計
測基準距離L3と、センサ取付体3の移動速度vと、タ
イヤ検出センサP0,P1,P2・・・の間隔距離lと
を記憶してある。
【0024】また、各タイヤ検出センサP0,P1,P
2・・・は夫々に番地が付されており、演算回路部4に
はこのタイヤ検出センサP0,P1,P2・・・いずれ
の番地より信号が入力されたか、または入力信号が遮断
されたかを判断する判断回路を有している。
【0025】そして、センサ取付体3が移動して、後輪
BWを検出していなかったタイヤ検出センサP0,P
1,P2・・・の内、初めに後輪BWを検出したのがn
番目のタイヤ検出センサPn(図では、n番目のタイヤ
検出センサPnはタイヤ検出センサP2に同じ)である
として、先ず、演算回路で、計測基準距離L1を求め
る。この求め方は記憶回路にセンサ取付体3が基準待機
位置Oに位置している際の不動計測基準距離L3と、タ
イヤ検出センサP0,P1,P2・・・の間隔距離lと
を記憶してあるので、何番目のタイヤ検出センサPnで
あるかを判断回路で判断すれば、前記作用の項で説明し
たごとくL1=L3+l×(n−1)の数式で求められ
る。
【0026】次いで、演算回路は上記タイヤ検出センサ
Pnの始動位置から後輪BWの中心鉛直軸までの後輪車
軸距離L2を算出する。この算出は、上記初めに後輪を
検出したタイヤ検出センサPnの後輪BWを検出するま
での時間t1とセンサ取付体3の移動速度vとの積によ
る第一車輪検出距離L4と、最後に後輪BWを検出しな
くなったタイヤ検出センサPn+1の後輪BWを検出し
なくなるまでの時間t2とセンサ取付体3の移動速度v
との積による第二車輪検出距離L5との平均値によって
求められるのは前記作用の項で説明したとおりである。
【0027】そして、演算回路は、上記計測基準距離L
1に後輪車軸距離L2を加算してフォイールベースWB
を求めるようになしてある。
【0028】上記のごとくして求められたフォイールベ
ースWBは図示しない表示装置に表示され、必要に応じ
て印字装置で印字されることは無論であるが、さらに、
本実施例では、このフォイールベースBWの値によっ
て、速度計・ブレーキ測定装置の後輪支承ロール8,8
を、各車両のフォイールベースに適合するように移動す
る(「図1」において11,11が、後輪支承ロール
8,8の保持体で、この各保持体8全体が図上下方向に
移動する)が、この移動機構は従来公知なものを使用す
ればよい。なお、図示例では後輪BWの左右は夫々別個
の後輪支承ロール8,8で使用するようになしてあり、
本発明フォイールベース計測装置はそのセンサ取付体3
を車両の左右側方に配し左右の後輪BWのフォイールベ
ースWBを別個に計測するようになしている。
【0029】なお、図中12は前照灯測定装置で、13
はフロントオーバハング計測装置で、このフロントオー
バハング計測装置13は光電センサー保持体をフォイー
ルベース方向に移動して車両の先端位置を計測し、前照
灯測定装置12はこのフロントオーバハング計測装置1
3の測定値によって前照灯とよりの距離を規定距離に設
定するように制御されるようになしてある。また、14
は後輪BW側のリフトを示すものである。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記のごときであるので、速度
計・ブレーキ測定装置上で車両のフォイールベースを計
測出来、占有スペースを最小にとどめたフォイールベー
ス計測装置を提供することができるものである。
【0031】また、本発明はセンサ取付体3に複数この
タイヤ検出センサP1,P2,P3・・・を並置して、
これらのタイヤ検出センサP1,P2,P3・・・のい
ずれかを計測に使用しているため、センサ取付体3を移
動させる距離は少なくてすみ、短時間で計測が行なえる
フォイールベース計測装置を提供することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明フォイールベース計測装置を装着した速
度計・ブレーキ測定装置の平面図である。
【図2】本発明フォイールベース計測装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 前輪支承ドラム 2 駆動源 3 センサ取付体 4 演算回路部 BW 後輪 FW 前輪 L1 計測基準距離 L2 後輪車軸距離 L4 第一車輪検出距離 L5 第二車輪検出距離 O 基準待機位置 P1 タイヤ検出センサ P2 タイヤ検出センサ P3 タイヤ検出センサ WB フォイールベース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪FWを乗り入れる一対の前輪支承ド
    ラム1,1を配設し、該前輪支承ドラム1,1上に乗り
    入れた車両の後輪BW側側方には、駆動源2によって定
    速でフォイールベース方向に移動するセンサ取付体3を
    設け、このセンサ取付体3には複数個のタイヤ検出セン
    サP1,P2,P3・・・を、その一個以上が必ず後輪
    BWを検出している一定間隔で取付け、 さらに、上記センサ取付体3を基準待機位置Oより移動
    して上記タイヤ検出センサP0,P1,P2・・・のう
    ち、初めに後輪BWを検出したタイヤ検出センサPn
    と、予め後輪BWを検出していて最後に該後輪BWを検
    出しなくなったタイヤ検出センサPn+1との両検出信
    号から、 まず、初めに後輪BWを検出したタイヤ検出センサPn
    の検出信号によって、このタイヤ検出センサPnの始動
    時の前輪FWの中心からの計測基準距離L1を求め、 次に、上記初めに後輪を検出したタイヤ検出センサPn
    の後輪BWを検出するまでの時間とセンサ取付体3の移
    動速度との積によって該初めに後輪BWを検出したタイ
    ヤ検出センサPnと該後輪BWの前輪FW側始端との第
    一車輪検出距離L4を求め、 また、初めに後輪BWを検出していてその後、最後に後
    輪BWを検出しなくなったタイヤ検出センサPn+1の
    後輪BWを検出しなくなるまでの時間とセンサ取付体3
    の移動速度との積によって該タイヤ検出センサPn+1
    の始動位置から後輪BWの後端との第二車輪検出距離L
    5を求め、 さらに、この第一車輪検出距離L4と第二車輪検出距離
    L5との平均値によって、初めに後輪BWを検出したタ
    イヤ検出センサPnの始動位置から後輪BWの中心鉛直
    軸までの後輪車軸距離L2を算出し、 上記計測基準距離L1に後輪車軸距離L2を加算してフ
    ォイールベースWBを求める演算回路部4を設けたフォ
    イールベース計測装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009041970A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Ono Sokki Co Ltd シャシーダイナモメータの車両位置決支援装置
CN111076946A (zh) * 2020-01-02 2020-04-28 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 车辆轮距、轮宽、轴距、位姿、质心自动测量方法及装置
CN113126109A (zh) * 2021-04-14 2021-07-16 浙江工业大学 一种基于电机和激光雷达的车辆轴距测量系统及测量方法
CN114608838A (zh) * 2022-03-12 2022-06-10 南京林业大学 一种汽车可靠性试验测试系统

Cited By (4)

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