JPH09304239A - 車両用複合試験機 - Google Patents

車両用複合試験機

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JPH09304239A
JPH09304239A JP8148191A JP14819196A JPH09304239A JP H09304239 A JPH09304239 A JP H09304239A JP 8148191 A JP8148191 A JP 8148191A JP 14819196 A JP14819196 A JP 14819196A JP H09304239 A JPH09304239 A JP H09304239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
rollers
roller
braking force
wheels
Prior art date
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Pending
Application number
JP8148191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Kato
一彦 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Banzai Ltd
Original Assignee
Banzai Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Banzai Ltd filed Critical Banzai Ltd
Priority to JP8148191A priority Critical patent/JPH09304239A/ja
Publication of JPH09304239A publication Critical patent/JPH09304239A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制動力と速度計だけではなく横すべり量をも
測定できる省スペースで作業効率のよい車両用複合試験
機を提供する。 【解決手段】 車両の車輪Aを載置する大径の左右の主
ローラ1を設けると共に、該主ローラ1の前後の斜上方
に、該主ローラ1上の該車輪を安定させるための前後の
支えローラ2、3を設け、主ローラ1に車両の速度を検
出する速度センサー6及び車両の制動力を検出する制動
力センサー9を、支えローラ3に車両の横すべり量を検
出する横すべり量検出センサー11をそれぞれ連結す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の制動力、速
度計及び横すべり量を計測するための車両用複合試験機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーキテスタにおいては、左右
の車輪を各々前後2本のローラに載せ、ローラ駆動によ
り制動力を測定する方式のものが一般的であり、更にス
ピードメータテスタを兼用している複合型テスタも近年
多くなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブレーキテス
タとスピードテスタを兼用している兼用型も、横すべり
量を測定するサイドスリップテスタは別に設置されてい
るので、スペースを必要とし、移動の手間がかかり作業
性が悪い問題点があった。又、低床車ではローラなどが
接触したりする問題点があった。
【0004】本発明は制動力と速度計だけではなく、横
すべり量をも車両を移動せず、かつ低床車でも測定でき
る様に車輪の下降、上昇なしで省スペースで作業効率の
よい車両用複合試験機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成すべく車両の車輪を載置する大径の左右の主ローラを
設けると共に、該主ローラの前後の斜上方に、該主ロー
ラ上の該車輪を安定させるための前後の支えローラを設
け、該ローラに、車両の速度を検出する速度センサー、
車両の制動力を検出する制動力センサー及び車両の横す
べり量を検出する横すべり量検出センサーをそれぞれ連
結したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の1実施の形態を図1乃至
図5により説明する。
【0007】1は主ローラを示し、該主ローラ1は大径
のローラからなり床面に形成した凹部内の左右に軸支さ
れている。そして各主ローラ1の前後に前部支えローラ
2と後部支えローラ3を該主ローラ1上の車輪Aを挟む
様にスプリング又はシリンダーなどにより付勢して軸支
している。
【0008】又前記左右の主ローラ1の外側の側方にガ
イドローラ4、4が内方に移動制御可能に設けられてい
る。
【0009】前記左右の主ローラ1、1の間にクラッチ
5が設けられていて、速度計の検査時には該クラッチ5
を接続して左右の主ローラ1、1が共に回転し、該ロー
ラ1の軸の回転数をロータリ・エンコーダなどの速度セ
ンサー6によって速度計を計測するようになっている。
【0010】又各主ローラ1、1の外側の軸にワンウェ
ークラッチ7、7が設けられ、該ワンウェークラッチ7
を介して主ローラ1を駆動するための駆動モータ8とロ
ードセルなどからなる制動力センサー9がギアボックス
を介して接続している。
【0011】前記前部支えローラ2にはロータリーエン
コーダなどによりなる回転位置センサー10が設けられ
て、車輪Aの回転停止と回転数を検出するようにし、又
前記後部支えローラ3はその軸方向に移動可能に且つス
プリングなどにより元の位置に復帰するように付勢され
て軸支され、車輪Aに接触して回転しながら該車輪Aが
横すべりをすると当初の中心位置から軸方向に移動し、
その当初の中心位置からの移動量を該後部支えローラ3
に連結したポテンショメータなどの位置センサー11に
より計測するようにした。
【0012】図4の装置全体の斜視図において、12は
入力操作装置、13は表示装置、14は良否の判定装置
を示す。
【0013】図5は計測表示系のブロック線図を示し、
前記速度センサー6、制動力センサー9、回転位置セン
サー10及び位置センサー11が入出力インターフェイ
ス15を介してデータの記憶装置17を有する演算制御
装置(CPU)16の入力側に接続されていると共に、
表示装置13と判定装置14が該演算制御装置16の出
力側に接続されており、更に図示していないが前記クラ
ッチ5、駆動モータ8、ガイドローラ4、前部支えロー
ラ2及び後部支えローラ3の機構制御系も該演算制御装
置16に接続されている。
【0014】次に本発明の1実施の形態の使用方法を説
明する。
【0015】先ず車両を図4に示す様に前進させる。こ
のとき後部支えローラ3を図2の点線で示す様に床面下
に降下させて、車輪Aを主ローラ1上に載せる。
【0016】その後、前後の支えローラ2、3が車輪A
を前後から挟んで付勢する。この前進から支えローラ
2、3で付勢する迄に車輪Aは上下動が少なく、たとえ
低床車でも支えローラ1に接触することはない。
【0017】入力操作装置12にFF車かFR車かなど
の車種を入力する。尚、本1実施の形態は3種類の検査
が可能であるが、不合格項目だけの検査であったりした
時には必要な検査項目だけを入力操作装置12に入力す
る。又、テスト結果も何時でも記憶装置17により呼び
出すこどができる。
【0018】最初に本1実施の形態の特長であるサイド
スリップ検査を説明する。
【0019】主ローラ1上で車輪Aをハンドルで真直に
向けた状態にする。この状態においてFF車の場合はエ
ンジンを掛けてゆっくりと発進させる。尚、この時主ロ
ーラ1は自由に回転する。
【0020】車輪Aに接触している前部支えローラ2が
追従して回転し、該前部支えローラ2に設けられている
回転位置センサー10により走行距離が計測され、同じ
く車輪Aに接触している後部支えローラ3は回転しなが
らホイールアライメントの狂いで車輪Aが横すべりする
ことにより軸方向にも移動し、その移動量を位置センサ
ー11により計測する。
【0021】この左右の位置センサー11、11の移動
量と回転位置センサー10による走行距離から演算制御
装置16により車両の横すべり量が算出され、規定距離
に対する横すべり量が表示装置13に表示される。
【0022】通常のサイドスリップ試験機は1mの長さ
の左右の踏板の上を前輪が走行しこの踏板の1mmなり2
mmの横ずれを検出し表示するが、本1実施の形態ではロ
ーラ方式であるので1mだけではなく100mなり20
0mなり走行させることが可能なため、更に正確な計測
を行うことができる。
【0023】尚、FR車の場合には前輪は自走しないの
で、左右の主ローラ1、1を駆動モータ8、8で回転さ
せて車輪Aを走行させてFF車の場合と同様に横すべり
量を検出する。
【0024】FF車でも自走させずにFR車と同様に主
ローラ1を駆動回転して車輪Aを走行させることも可能
である。又4輪操蛇車では後輪の横すべり量も前輪同様
に測定することができる。
【0025】次にブレーキ検査を説明する。
【0026】先ず、前輪が主ローラ1、1に載ったまま
ギアはニュートラルにして、該主ローラ1、1は駆動モ
ータ8、8により回転されて所定の速度迄車輪Aの回転
が上がったら「ブレーキ踏め」の指示によりブレーキを
踏む。
【0027】この時ロードセルからなる制動力センサー
9により制動力が計測されると共に、車輪Aに接触して
いる前部支えローラ2に設けられている回転位置センサ
ー10により車輪Aが停止するロック時を検出すること
ができる。ロックを検出すると駆動モータ8は駆動をや
める。
【0028】前輪のブレーキ検査が終了したら、更に車
両を前進させて後輪を前輪と同様にブレーキ検査を行
う。
【0029】最後にスピードメータ検査を説明する。
【0030】スピードメータテスト時には左右の主ロー
ラ1、1をクラッチ5で接続し、左右の車輪のずれを防
止するため一体化する。又このスピードメータ検査時に
は主ローラ1が高速で回転するので主ローラ1、1から
車輪が左右の外方に外れるのを防ぐため、ガイドローラ
4、4が主ローラ1、1の左右端上に進出される。
【0031】そして車両の前輪なり後輪なりの駆動輪で
主ローラ1上を40Km/hの速度を保つ様に自走し、例え
ば40Km/hに達した時に操作ボタンなどを押して主ロー
ラ1に設けられた速度センサー6により計測を行う。
【0032】尚、主ローラ1は大径であるのでタイヤと
の接触面が大きくとれて、ずれが少なく正確な計測を行
うことができる。
【0033】
【発明の効果】このように本発明によると、制動力と速
度計だけではなく横すべり量をも測定することができ、
作業能率が向上すると共に設置スペースをとらず、更に
車両条件により各テストは効率よく選択され、常にテス
ト結果を呼び出して確認できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態のローラの配置の斜視図
である。
【図2】そのローラの配置の側面図である。
【図3】検出センサーなどの配置を示す平面説明図であ
る。
【図4】装置全体の斜視図である。
【図5】計測表示系のブロック線図である。
【符号の説明】
1 主ローラ 2 前部支えローラ 3 後部支えローラ 5 クラッチ 6 速度センサー 7 ワンウェークラッチ 9 制動力センサー 11 位置センサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車輪を載置する大径の左右の主ロ
    ーラを設けると共に、該主ローラの前後の斜上方に、該
    主ローラ上の該車輪を安定させるための前後の支えロー
    ラを設け、該ローラに車両の速度を検出する速度センサ
    ー、車両の制動力を検出する制動力センサー及び車両の
    横すべり量を検出する横すべり量検出センサーをそれぞ
    れ連結したことを特徴とする車両用複合試験機。
  2. 【請求項2】 前記左右の主ローラの軸にクラッチを介
    在させたことを特徴とする請求項1に記載の車両用複合
    試験機。
  3. 【請求項3】 前記速度センサーは前記主ローラに連結
    されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用複
    合試験機。
  4. 【請求項4】 前記制動力センサーは前記左右の主ロー
    ラのそれぞれに一方向クラッチを介して連結したことを
    特徴とする請求項2に記載の車両用複合試験機。
  5. 【請求項5】 前記横すべり量検出センサーは、軸方向
    に移動自在に形成した前記支えローラに連結した位置セ
    ンサーからなることを特徴とする請求項1に記載の車両
    用複合試験機。
JP8148191A 1996-05-17 1996-05-17 車両用複合試験機 Pending JPH09304239A (ja)

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