JPH09297081A - 車両用ブレーキテスタ - Google Patents

車両用ブレーキテスタ

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JPH09297081A
JPH09297081A JP8135741A JP13574196A JPH09297081A JP H09297081 A JPH09297081 A JP H09297081A JP 8135741 A JP8135741 A JP 8135741A JP 13574196 A JP13574196 A JP 13574196A JP H09297081 A JPH09297081 A JP H09297081A
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JP
Japan
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vehicle
brake tester
vehicle brake
weight
weather
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Application number
JP8135741A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kato
一彦 加藤
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Banzai Ltd
Original Assignee
Banzai Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキの制動力テストを天候や走行速度な
どの異なる条件での実走行状態に近い模擬表示で確認
し、更に合否の判断を行うブレーキテスタを提供する。 【解決手段】 ローラ駆動式のブレーキテスタにおい
て、天候や走行速度等の条件を入力操作装置11で入力
し、駆動ローラ3と従動ローラ4との間の中間リフト7
に設けた車軸重量とタイヤ溝の測定により摩擦係数を算
出し、演算装置15の演算処理により実走行の模擬状態
を表示装置12に表示し、判定装置13で合否判定を表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のブレーキの
制動力のテストを実走行時における状態に近い模擬確認
により行える車両用ブレーキテスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーキテスタにおいては左右の
車輪を各々前後2本のローラに乗せ、駆動ローラをモー
タで回転させ該駆動ローラにより一定速度まで車輪を回
転させてからブレーキを踏み、モータへの反力、駆動機
構への反力或いはモータと駆動ローラとの間に装着した
トルク計により制動力を検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では単に各
車輪の制動力の強弱値が分かるだけであり、種々の条件
下での実走行の場合にはどの様になるのかは全く不明で
あった。
【0004】ブレーキを踏んだ時から停止する迄の制動
距離はブレーキの制動力の強弱だけで決まるものではな
く、ブレーキを掛けた時の走行速度が速くなるに応じて
二次曲線的に長くなり、又天候により路面状態により晴
天時に対して雨天時には約20〜30%、雪面や凍結面
では数倍にも長くなり、更にタイヤの摩耗状態や車両重
量などにより路面とタイヤの摩擦係数が変化してくる。
【0005】そのため本発明はブレーキの制動力テスト
を実走行状態に近い模擬表示で確認し、更に合否の判断
を行い、車両の運転者にブレーキ機能の必要性を理解さ
せる車両用ブレーキテスタを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成すべく被測定車両のその前輪或いは後輪を前後のロー
ラ或いは一本ローラ上に載置し各車輪の制動力を測定す
るローラ駆動方式のブレーキテスタにおいて、ローラか
ら検出された制動力から車両の重量や走行速度等の車両
条件と天候等の外的条件に応じて該車両の制動状態を算
出する演算装置と、該演算装置からの出力により制動に
伴う車両の実走行状態を画面で表示する表示装置を具備
したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の1実施の形態を図1乃至
図4に従って説明する。
【0008】1は凹部2を有する床面、3及び4は該凹
部2の前後に軸支した駆動ローラ及び従動ローラ、5は
該駆動ローラ3を駆動するための駆動モータと制動力及
び回転数を測定するための制動力計測装置(図示せず)
を収容している駆動ボックスを示し、該駆動ローラ3と
駆動モータ5との間に制動距離計測のためのクラッチが
設けられている。
【0009】6は該駆動ローラ3と従動ローラ4の各他
端を支承する軸受ボックス、7は該駆動ローラ3と従動
ローラ4との間に設けられた中間リフトを示し、該中間
リフト7は図2で示す様に油圧シリンダーのロッド8の
伸長に伴って被測定車両Aの左右の車輪Bをそれぞれ所
定の位置に昇降するようにし、該中間リフト7の上昇位
置で車軸重量を計測するための重量計測装置9(図示せ
ず)が凹部2の底部に設けられ、更に車輪Bを載置する
台部7a内にタイヤ溝の残り量を計測するタイヤ溝計測
装置10が設けられている。
【0010】そして、該中間リフト7が上昇している状
態で前記重量計測装置9により車軸重量が計測され、又
前記タイヤ溝計測装置10によりタイヤの残り溝が計測
される。
【0011】尚、図3は中間リフト7が下降して車輪B
が駆動ローラ3と従動ローラ4に載り、ブレーキの制動
テストを行う状態を示しており、又図4の装置全体の斜
視図において11は入力操作装置、12は表示装置、1
3は良否の判定装置を示す。
【0012】図5は計測表示系のブロック線図を示し、
車両の左右の車輪の制動力計測装置の制動力センサー5
a、5b及び速度センサー5c、5dが入出力インター
フェイス16を介して演算装置(CPU)15の入力側
に接続されていると共に表示装置12が該演算装置15
の出力側に接続されており、更に該演算装置15には入
力操作装置11及び記憶装置14が接続されていて、該
演算装置15において後述するような演算判断処理が行
われる。
【0013】次に前記実施の形態のテスタの作動につい
て説明する。
【0014】先ず、駆動ローラとタイヤとの摩擦係数を
算出する上に必要なため、テスト前に車種により車両重
量が解っている場合には車両重量を入力操作装置11に
入力する。
【0015】車両重量が不明の場合には前後のローラ間
に設けられている中間リフト7の下部の重量計測装置9
により計測する。
【0016】次に、天候状態により路面とタイヤとの摩
擦係数が変るため晴天、雨天、雪などの選択をして入力
する。
【0017】例えば、晴天時のアスファルトの路面を1
とすると、雨天で20〜30%、雪面や凍結面では数倍
にも制動距離が伸びるので、予め実験により設定係数を
決めておく。
【0018】更に、ブレーキを踏むときの基準の走行速
度を入力する。例えば、50Km/h、80Km/h、100Km
/hなどの選択をする。この走行速度も実験により定めた
設定係数が用いられる。
【0019】最後に、タイヤ面の摩耗状態により摩擦係
数が変るため、タイヤ溝計測装置10により計測され
る。しかし、簡易的には摩耗状態により初期、中期、末
期などと選択入力してもよい。
【0020】上記の様なテスト前の設定入力作業が終了
したら、車両Aを前進させて図2に示す如く前輪をブレ
ーキテスタの上昇している中間リフト7に載置させる。
該中間リフト7の下部の重量計測装置9により車軸重量
が計測される。
【0021】同時に、この中間リフト7に載置している
間にタイヤの残り溝も計測される。尚、該タイヤ溝計測
装置10は中間リフト7の上部の台部7aに内蔵され、
タイヤの巾方向に移動する移動手段が設けられ、台部7
aに横長に細い窓が設けられていて該窓よりレーザー光
を照射するレーザー変位計などによりタイヤ溝を計測し
ている。
【0022】この前輪の車軸重量とタイヤ溝の計測デー
タは記憶装置14によって記憶される。
【0023】次に中間リフト7を下降させると車輪Bは
駆動ローラ3と従動ローラ4に載り、該駆動ローラ3に
より車輪Bが回転される。所定速度迄回転数が上がった
ら、表示装置12に「ブレーキを踏め」の指示が表示さ
れて直ちにブレーキを踏む。
【0024】ブレーキを踏むとそれ迄駆動ローラ3を駆
動していた駆動モータと駆動ローラ3との間のクラッチ
が切れて、該駆動ローラ3に接続している制動力計測装
置5内の制動力センサー5a、5bと速度センサー5
c、5dにより回転が止まる迄の速度とトルクを時間軸
に分けて検出して演算装置15により制動距離と制動力
の変化を算出し、記憶装置14に前輪のデータが記憶さ
れる。
【0025】前輪のテストが終了したら、車両Aを前進
させて後輪を中間リフト7に載置して前輪と同様に車軸
重量とタイヤ溝を計測し、制動力のテストを行う。
【0026】後輪のテストが終了したら前輪と後輪の記
憶されているデータにより、演算装置15で解析演算さ
れて図6の如く表示装置12にブレーキを掛けた時の模
擬軌跡が順次表示される。
【0027】例えば、前後輪の左右差からカーブした軌
跡であったり、法定制動距離をはるかに超えてしまった
りするのを表示し、又被試験車両の制動力の良否を判定
し、表示装置12に設けられている良否表示器13に良
の「OK」或いは否の「NG」が表示される。
【0028】更にタイヤの摩耗状態を表示し、例えば残
り溝が1.6mm以下の場合には否の判定が出る。
【0029】尚、設定条件の入力はテストを終了してか
らでもよく、例えば雪面時ではどの様になるかとか、1
00Km/hの時はどの様になるのかと後で選択入力しても
よい。
【0030】又、中間リフト7を省き、車軸重量とタイ
ヤ溝の計測を行わないでこれらの値を入力操作装置11
に入力して簡易形にしてもよい。
【0031】このようにして計測装置を省いたことによ
りコストダウンができることと、従来方式のブレーキテ
スタに演算装置などを付加することにより手軽に機能向
上ができる。
【0032】又、前記実施の形態では前後のローラの例
を示したが、左右にそれぞれ一本ローラを配設し、該ロ
ーラの本体部に車軸重量を計測する手段を設けてもよ
い。
【0033】
【発明の効果】このように本発明によると天候や走行速
度等の異なる条件下での実走行状態に近い車両の制動効
果の模擬表示ができると共に必要に応じて合否の判定迄
行うことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態の平面図である。
【図2】中間リフトの上昇時の断面図である。
【図3】中間リフトの下降時の断面図である。
【図4】装置全体の斜視図である。
【図5】計測系のブロック線図である。
【図6】表示装置の画面表示図である。
【符号の説明】
1 床面 3 駆動ローラ 4 従動ローラ 5 制動力計測装置 7 中間リフト 7a 台部 9 重量計測装置 10 タイヤ溝計測装置 11 入力操作装置 12 表示装置 13 判定装置 14 記憶装置 15 演算装置 A 車両 B 車輪

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定車両のその前輪或いは後輪を前後
    のローラ或いは一本ローラ上に載置し各車輪の制動力を
    測定するローラ駆動方式のブレーキテスタにおいて、ロ
    ーラから検出された制動力から車両の重量や走行速度等
    の車両条件と天候等の外的条件に応じて該車両の制動状
    態を算出する演算装置と、該演算装置からの出力により
    制動に伴う車両の実走行状態を画面で表示する表示装置
    を具備したことを特徴とする車両用ブレーキテスタ。
  2. 【請求項2】 前記演算装置は前記制動状態が良好であ
    るか否かを判定する判定手段を具備すると共に前記表示
    装置は判定結果に応じて良否を表示する表示手段を具備
    していることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレ
    ーキテスタ。
  3. 【請求項3】 前記前後のローラの間に車輪を載置する
    台部を有する中間リフトを設けると共に、該中間リフト
    に車軸重量を計測する手段を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の車両用ブレーキテスタ。
  4. 【請求項4】 前記中間リフトの台部にタイヤ溝の残量
    測定手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の車
    両用ブレーキテスタ。
  5. 【請求項5】 前記一本ローラの本体部に車軸重量を計
    測する手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    車両用ブレーキテスタ。
  6. 【請求項6】 前記車両条件と前記外的条件を入力する
    入力操作装置を具備することを特徴とする請求項1に記
    載の車両用ブレーキテスタ。
  7. 【請求項7】 前記車両条件は、車両の重量或いは軸重
    量であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレ
    ーキテスタ。
  8. 【請求項8】 前記車両条件は、車両の車輪のタイヤの
    摩耗値であることを特徴とする請求項1に記載の車両用
    ブレーキテスタ。
  9. 【請求項9】 前記外的条件は、晴天、雨天、雪などの
    天候状態に応じた係数であることを特徴とする請求項1
    に記載の車両用ブレーキテスタ。
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Cited By (5)

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