JPH06185605A - 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置

Info

Publication number
JPH06185605A
JPH06185605A JP4355154A JP35515492A JPH06185605A JP H06185605 A JPH06185605 A JP H06185605A JP 4355154 A JP4355154 A JP 4355154A JP 35515492 A JP35515492 A JP 35515492A JP H06185605 A JPH06185605 A JP H06185605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
belt
hydraulic
transmission belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4355154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3116616B2 (ja
Inventor
Takashi Hayashi
孝士 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP35515492A priority Critical patent/JP3116616B2/ja
Publication of JPH06185605A publication Critical patent/JPH06185605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3116616B2 publication Critical patent/JP3116616B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御油圧発生手段の故障時においても、伝動
ベルトの張力が過大とならず、耐久性を損なうことのな
いベルト式無段変速機の油圧制御装置を提供する。 【構成】 張力制御圧異常状態検出手段238により第
2ライン油圧Pl2(張力制御圧)が異常に高くなる状態
が検出された場合には、伝動ベルト負荷低下手段240
によって伝動ベルト44の負荷が低下させられる。した
がって、リニア弁の断線などの故障時においても、伝動
ベルト44の張力が過大とならず、その伝動ベルト44
の耐久性が損なわれることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ベルト式無段変
速機の油圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ベルト式無段変速機は、一般に、
一次側回転軸および二次側回転軸にそれぞれ設けられた
一対の可変プーリと、それら一対の可変プーリに巻き掛
けられて動力を伝達する伝動ベルトと、前記一対の可変
プーリの有効径をそれぞれ変更する一対の一次側油圧ア
クチュエータおよび二次側油圧アクチュエータとを備え
ている。このような車両用ベルト式無段変速機の油圧制
御装置は、たとえば特開平3−181662号公報、特
願平4−73418号の明細書などに記載されているよ
うに、実際に検出された張力制御圧が目標圧と一致する
ように調圧弁が調節されることにより、伝動ベルトの張
力、すなわち伝動ベルトに対する挟圧力が、伝動ベルト
の滑りが発生しない範囲で可及的に小さくなるように、
ベルト式無段変速機の変速比および入力トルクに応じて
最適に制御されるようになっている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところで、上記のような車両
用無段変速機の油圧制御装置では、調圧弁は、張力制御
圧の理論値を上回る基本油圧を発生するように構成され
る一方、その理論値に近い最適な張力制御圧を発生させ
るためにリニアソレノイド弁から出力される制御油圧を
受け入れる油室を備えており、上記基本油圧からの低下
量に対応した大きさの制御油圧を受けることにより張力
制御圧が出力されるようになっている。これにより、最
適な張力制御圧が得られる一方、上記リニアソレノイド
弁の断線等の故障時においては、上記基本油圧がそのま
ま張力制御圧として出力されてその張力制御圧が最大値
とされるので、故障時にも拘わらず伝動ベルトの滑りが
発生せず、動力伝達および車両の走行が可能とされる。
【0004】しかしながら、上記のような従来の油圧制
御装置のリニアソレノイド弁の断線等の制御油圧発生手
段の故障時には、張力制御圧がその最大値とされること
から、動力伝達は可能となるけれども、伝動ベルトに対
する負荷が最適値よりも大きくなる欠点があった。特
に、エンジンの負荷が大きい高速走行時には、伝動ベル
トに対する負荷が過大となってその耐久性が損なわれる
おそれがあった。
【0005】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであり、その目的とするところは、制御油圧発生
手段の故障時においても、伝動ベルトの負荷が過大とな
らず、耐久性を損なうことのないベルト式無段変速機の
油圧制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、伝動ベルトが巻き掛
けられ且つ有効径が可変の一対の可変プーリと、その一
対の可変プーリに挟圧力を付与するための一対の油圧シ
リンダとを備え、その一対の油圧シリンダの推力比を変
化させることにより変速比が無段階に変化させられる車
両用ベルト式無段変速機において、エンジンの負荷およ
びベルト式無段変速機の変速比に基づいて張力制御圧を
調圧する調圧弁を備え、その張力制御圧により前記伝動
ベルトの挟圧力を最適に制御する油圧制御装置であっ
て、(1) 前記調圧弁により調圧される張力制御圧の異常
状態を検出する張力制御圧異常状態検出手段と、(2) そ
の張力制御圧異常状態検出手段により前記張力制御圧が
異常である状態が検出された場合には、前記伝動ベルト
の負荷を低下させる伝動ベルト負荷低下手段とを含むこ
とにある。
【0007】
【作用】このようにすれば、張力制御圧異常状態検出手
段により伝動ベルトの挟圧力が異常に高くなる状態が検
出された場合には、伝動ベルト負荷低下手段によって前
記伝動ベルトの挟圧力が低下させられる。
【0008】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、制御油圧
発生手段の故障時においても、伝動ベルトの負荷が過大
とならず、その伝動ベルトの耐久性を損なうことがな
い。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図2において、エンジン10の動力は、
ロックアップクラッチ付流体継手12、ベルト式無段変
速機(以下、CVTという)14、前後進切換装置1
6、中間ギヤ装置18、および差動歯車装置20を経て
駆動軸22に連結された駆動輪24へ伝達されるように
なっている。
【0010】流体継手12は、エンジン10のクランク
軸26と接続されているポンプ羽根車28と、CVT1
4の入力軸30に固定されポンプ羽根車28からのオイ
ルにより回転させられるタービン羽根車32と、ダンパ
34を介して入力軸30に固定されたロックアップクラ
ッチ36と、係合側油室33および解放側油室35とを
備えている。流体継手12内は常時作動油で満たされて
おり、たとえば車速が所定値以上となったとき、或いは
ポンプ羽根車28とタービン羽根車32との回転速度差
が所定値以下になると係合側油室33へ作動油が供給さ
れるとともに解放側油室35から作動油が流出されるこ
とにより、ロックアップクラッチ36が係合して、クラ
ンク軸26と入力軸30とが直結状態とされる。反対
に、上記車速が所定値以下になったとき、或いは上記回
転速度差が所定値以上になると、解放側油室35へ作動
油が供給されるとともに係合側油室33から作動油が流
出されることにより、ロックアップクラッチ36が解放
される。
【0011】CVT14は、その入力軸30および出力
軸38にそれぞれ設けられた同径の可変プーリ40およ
び42と、それら可変プーリ40および42に巻き掛け
られた伝動ベルト44とを備えている。可変プーリ40
および42は、入力軸30および出力軸38にそれぞれ
固定された固定回転体46および48と、入力軸30お
よび出力軸38にそれぞれ軸方向の移動可能かつ軸回り
の相対回転不能に設けられた可動回転体50および52
とから成り、可動回転体50および52が油圧アクチュ
エータとして機能する一次側油圧シリンダ54および二
次側油圧シリンダ56によって移動させられることによ
りV溝幅すなわち伝動ベルト44の掛り径(有効径)が
変更されて、CVT14の変速比γ(=入力軸30の回
転速度Nin/出力軸38の回転速度Nout )が変更され
るようになっている。可変プーリ40および42は同径
であるため、上記油圧シリンダ54および56は同様の
受圧面積を備えている。通常、油圧シリンダ54および
56のうちの従動側に位置するものの圧力は専ら伝動ベ
ルト44の張力を最適に維持するために作動させられ
る。
【0012】前後進切換装置16は、よく知られたダブ
ルピニオン型遊星歯車機構であって、その出力軸58に
固定されたキャリヤ60により回転可能に支持され且つ
互いに噛み合う一対の遊星ギヤ62および64と、前後
進切換装置16の入力軸(CVT14の出力軸)38に
固定され且つ内周側の遊星ギヤ62と噛み合うサンギヤ
66と、外周側の遊星ギヤ64と噛み合うリングギヤ6
8と、リングギヤ68の回転を停止するための後進用ブ
レーキ70と、上記キャリヤ60と前後進切換装置16
の入力軸38とを連結する前進用クラッチ72とを備え
ている。後進用ブレーキ70および前進用クラッチ72
は油圧により作動させられる形式の摩擦係合装置であっ
て、それらが共に係合しない状態では前後進切換装置1
6が中立状態とされて動力伝達が遮断される。しかし、
前進用クラッチ72が係合させられると、CVT14の
出力軸38と前後進切換装置16の出力軸58とが直結
されて車両前進方向の動力が伝達される。また、後進用
ブレーキ70が係合させられると、CVT14の出力軸
38と前後進切換装置16の出力軸58との間で回転方
向が反転されるので、車両後進方向の動力が伝達され
る。
【0013】図3は、車両用動力伝達装置を制御するた
めの図2の油圧制御回路の要部を詳しく示している。そ
の他の部分は、たとえば特開平2−212658号公報
に記載されたものと同様である。
【0014】図3において、オイルポンプ74は本油圧
制御回路の油圧源を構成するものであって、流体継手1
2のポンプ羽根車28に一体的に連結されることによ
り、クランク軸26によって常時回転駆動されるように
なっている。オイルポンプ74は図示しないオイルタン
ク内へ還流した作動油をストレーナ76を介して吸入
し、また、戻し油路78を介して戻された作動油を吸入
して第1ライン油路80へ圧送する。本実施例では、第
1ライン油路80内の作動油がリリーフ型式の第1調圧
弁100によって戻し油路78およびロックアップクラ
ッチ圧油路92へ漏出させられることにより、第1ライ
ン油路80内の第1ライン油圧Pl1が調圧されるように
なっている。また、減圧弁型式の第2調圧弁102によ
って第1ライン油圧Pl1が減圧されることにより第2ラ
イン油路82内の第2ライン油圧Pl2が調圧されるよう
になっている。この第2ライン油圧Pl2は、伝動ベルト
44の張力、すなわち伝動ベルト44に対する挟圧力を
制御するために調圧されるから、本実施例のベルト張力
制御圧に対応する。
【0015】まず、第2調圧弁102について説明す
る。第2調圧弁102は、第1ライン油路80と第2ラ
イン油路82との間を開閉するスプール弁子110、ス
プリングシート112、リターンスプリング114、プ
ランジャ116を備えている。スプール弁子110の軸
端には、順に径が大きい第1ランド118、第2ランド
120、第3ランド122が順次形成されている。第2
ランド120と第3ランド122との間には第2ライン
油圧Pl2がフィードバック圧として絞り124を通して
導入される室126が設けられており、スプール弁子1
10が第2ライン油圧Pl2により閉弁方向へ付勢される
ようになっている。また、スプール弁子110の第1ラ
ンド118の端面側には、絞り128を介して後述の変
速比圧Prが導かれる室130が設けられており、スプ
ール弁子110が変速比圧Pr により閉弁方向へ付勢さ
れるようになっている。第2調圧弁102内においては
リターンスプリング114の開弁方向の付勢力がスプリ
ングシート112を介してスプール弁子110に付与さ
れている。また、プランジャ116の端面側には後述の
スロットル圧Pthを作用させるための室132が設けら
れて、スプール弁子110がこのスロットル圧Pthによ
り開弁方向へ付勢されるようになっている。そして、ス
プール弁子110の第1ランド118と第2ランド12
0との間には、伝動ベルト44の張力を最適値とするた
めに後述のリニア弁180から出力される制御油圧P
solLが導かれる室136が設けられており、スプール弁
子110が変速比圧Pr により閉弁方向へ付勢されるよ
うになっている。
【0016】したがって、第1ランド118の受圧面積
をA1 、第2ランド120の断面の面積をA2 、第3ラ
ンド122の断面の面積をA3 、プランジャ116のラ
ンド117の受圧面積をA4 、リターンスプリング11
4の付勢力をWとすると、スプール弁子110は以下に
示す数式1が成立する位置において平衡させられる。す
なわち、スプール弁子110が数式1にしたがって移動
させられることにより、ポート134a に導かれている
第1ライン油路80内の作動油がポート134b を介し
て第2ライン油路82へ流入させられる状態と、ポート
134b に導かれている第2ライン油路82内の作動油
がドレンに連通するドレンポート134c へ流される状
態とが繰り返されて、第2ライン油圧Pl2が発生させら
れるのである。上記第2ライン油路82は比較的閉じら
れた系であり、第2調圧弁102は上記のように相対的
に高い油圧である第1ライン油圧Pl1が減圧されること
により図4に示す圧を発生させるのである。
【0017】
【数1】 Pl2=〔A4・Pth+W−A1・Pr−(A2−A1)PsolL〕/(A3−A2
【0018】図4においては、リニア弁180の断線な
どの故障時においてそれから出力される制御油圧PsolL
が零(大気圧)となった場合に上記数式1に従って調圧
される第2ライン油圧Pl2、すなわち基本油圧Pmec
実線で示されている。また、最適値Popt を得るために
後述の電子制御装置200により駆動されるリニア弁1
80から出力された制御油圧PsolLに基づいて、上記数
式1に従って調圧される第2ライン油圧Pl2が破線で示
されている。この破線で示される第2ライン油圧Pl2
基本油圧Pmec から制御油圧PsolLの値に応じて降圧さ
せられることにより発生させられるものである。
【0019】第1調圧弁100は、スプール弁子14
0、スプリングシート142、リターンスプリング14
4、第1プランジャ146、およびその第1プランジャ
146の第2ランド155と同径の第2プランジャ14
8をそれぞれ備えている。スプール弁子140は、第1
ライン油路80に連通するポート150aとドレンポー
ト150bまたは150cとの間を開閉するものであ
り、その第1ランド152の端面にフィードバック圧と
しての第1ライン油圧Pl1を絞り151を介して作用さ
せるための室153が設けられており、この第1ライン
油圧Pl1によりスプール弁子140が開弁方向へ付勢さ
れるようになっている。スプール弁子140と同軸に設
けられた第1プランジャ146の第1ランド154と第
2ランド155との間にはスロットル圧Pthを導くため
の室156が設けられており、また、第2ランド155
と第2プランジャ148との間には一次側油圧シリンダ
54内の油圧Pinを油路161を介して導くための室1
57が設けられており、さらに第2プランジャ148の
端面には第2ライン油圧Pl2を導くための室158が設
けられている。前記リターンスプリング144の付勢力
は、スプリングシート142を介してスプール弁子14
0に閉弁方向に付与されているので、スプール弁子14
0の第1ランド152の受圧面積をA5 、第1プランジ
ャ146の第1ランド154の断面積をA6 、第2ラン
ド155および第2プランジャ148の断面積をA7
リターンスプリング144の付勢力をWとすると、スプ
ール弁子140は以下の数式2が成立する位置において
平衡させられ、第1ライン油圧Pl1が調圧される。
【0020】
【数2】 Pl1=〔(Pin or Pl2) ・A7+Pth(A6−A7)+W〕/A5
【0021】上記第1調圧弁100において、一次側油
圧シリンダ54内油圧Pinが第2ライン油圧Pl2( 定常
状態ではPl2=二次側油圧シリンダ56内油圧Pout
よりも高い場合には、第1プランジャ146と第2プラ
ンジャ148との間が離間して上記一次側油圧シリンダ
54内油圧Pinによる推力がスプール弁子140の閉弁
方向に作用するが、一次側油圧シリンダ54内油圧Pin
が第2ライン油圧Pl2よりも低い場合には、第1プラン
ジャ146と第2プランジャ148とが当接することか
ら、上記第2プランジャ148の端面に作用している第
2ライン油圧Pl2による推力がスプール弁子140の閉
弁方向に作用する。すなわち、一次側油圧シリンダ54
内油圧Pinと第2ライン油圧Pl2とを受ける第2プラン
ジャ148がそれらの油圧のうちの高い方の油圧に基づ
く作用力をスプール弁子140の閉弁方向に作用させる
のである。なお、スプール弁子140の第1ランド15
2と第2ランド159との間に設けられた室160はド
レンへ開放されている。
【0022】前記スロットル圧Pthは、図5に示すよう
にスロットル弁開度θthを表す信号圧であって、スロッ
トルカムの回動位置に関連して作動させられる図示しな
いスロットル開度検知弁から発生されている。また、変
速比圧Pr は、図6に示すようにCVT14の変速比γ
を表す信号圧であって、可動回転体50または52の軸
方向位置に関連して作動させられる図示しない変速比検
知弁から発生されている。この変速比検出弁は、第2ラ
イン油路82からオリフィスを通して供給される第2ラ
イン油圧Pl2の作動油の逃がし量を変化させることによ
り変速比圧Prを発生させるものであるから、変速比圧
r は第2ライン油圧Pl2以上の値となることが制限さ
れている一方、数式1に従って作動する第2調圧弁10
2では変速比圧Pr の減少に伴って第2ライン油圧Pl2
を増加させる。このため、変速比圧Pr が所定値まで増
加して第2ライン油圧Pl2と等しくなると、それ以降は
両者ともに飽和して一定となる。図4の直線は、第2調
圧弁102において変速比圧Pr に関連して数式1に従
って調圧される基本油圧(第2ライン油圧Pl2の最大
値)Pmec の変化特性を示している。上記第2調圧弁1
02の弁機構により得られる基本油圧Pmec は、第2調
圧弁102のスプール弁子110やプランジャ116の
受圧面積等に関連して機械的に定まる値であり、理想圧
opt よりも充分に高く設定されている。
【0023】前記第1調圧弁100により調圧された第
1ライン油圧Pl1および第2調圧弁102により調圧さ
れた第2ライン油圧Pl2は、CVT14の変速比γを調
節するために、変速方向切換弁および流量制御弁から構
成された図示しない変速制御弁装置により一次側油圧シ
リンダ54および二次側油圧シリンダ56の一方および
他方へそれぞれ供給される。また、第2ライン油圧Pl2
は、絞りを介して二次側油圧シリンダ56に作用させら
れている。
【0024】リニア弁180は、図示しない調圧弁によ
って第1ライン油圧Pl1から一定の値に調圧されたモジ
ュレータ圧Pmoを元圧として用いることにより出力信号
圧PsolLを発生させるものであり、バルブボデー182
のシリンダボア184内に摺動可能に嵌め入れられたス
プール弁子186と、電子制御装置200から供給され
る駆動信号(制御信号値)Dによって励磁されるリニア
ソレノイド188と、このリニアソレノイド188の励
磁状態に関連して発生する電磁力に基づいてスプール弁
子186を昇圧側へ付勢するコア190と、スプール弁
子186を降圧側へ付勢するスプリング192と、スプ
ール弁子186を降圧側へ付勢するために前記出力信号
圧PsolLが導かれるフィードバック油室194とを備え
ている。上記スプール弁子186は、コア190から付
与される昇圧側への付勢力とスプリング192から付与
される降圧側への付勢力とが平衡する位置へ移動するよ
うに作動させられることにより、図7に示す出力特性に
従い、電子制御装置200から供給される駆動信号Dに
基づいて制御油圧PsolLを出力させる。このようにして
出力される制御油圧PsolLは、リニア弁180の出力ポ
ート196から第2調圧弁102の室136へ供給され
ることにより、基本油圧Pmec から所定の低下圧Pdown
だけ低くされた目標圧Popt が第2ライン油圧Pl2とし
て第2調圧弁102から出力される。
【0025】上記リニア弁180の駆動信号Dは、連続
的に変化させられる電流であるが,リニア弁180のヒ
ステリシスを除去し且つ作動を安定化するために、たと
えば300Hz程度の周波数の交流が重畳させられる場合
がある。
【0026】第2図に戻って、電子制御装置200は、
図示しない予め記憶した関係から実際のスロットル弁開
度θthおよび車速Vに基づいて決定した目標入力軸回転
速度Nin゜と実際の入力軸回転速度Ninとが一致するよ
うに前記変速方向切換弁および流量制御弁を制御する第
1電磁弁202および第2電磁弁204を駆動する一
方、図示しないクラッチ制御弁を制御する第3電磁弁2
06、リレー弁を制御するための第4電磁弁208、前
記リニア弁180を選択的に駆動することにより、CV
T14の変速比γ、流体継手12のロックアップクラッ
チ36の係合状態、第2ライン油圧Pl2の上昇あるいは
低下などを制御するとともに、伝動ベルト44の張力制
御圧である第2ライン油圧Pl2の最適制御を実行する。
【0027】電子制御装置200は、CPU、RAM、
ROM等から成る所謂マイクロコンピュータを備えてお
り、それには、駆動輪24の回転速度を検出する車速セ
ンサ212、CVT14の入力軸30および出力軸38
の回転速度をそれぞれ検出する入力軸回転センサ214
および出力軸回転センサ216、エンジン10の吸気配
管に設けられたスロットル弁の開度を検出するスロット
ルセンサ218、シフトレバー220の操作位置を検出
するための操作位置センサ222、ブレーキペダルの操
作を検出するためのブレーキスイッチ224、エンジン
10の回転速度Ne を検出するためのエンジン回転セン
サ226、第2調圧弁102の出力圧、すなわち第2ラ
イン油圧Pl2を検出する油圧センサ228から、車速V
を表す信号、入力軸回転速度Ninを表す信号、出力軸回
転速度Nout を表す信号、スロットル弁開度θthを表す
信号、シフトレバー220の操作位置Ps を表す信号、
ブレーキ操作を表す信号、エンジン回転速度Ne を表す
信号、油圧センサ228の出力圧Psns (基本油圧P
mec )を表す信号がそれぞれ供給される。電子制御装置
200内のCPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつ
つROMに予め記憶されたプログラムに従って入力信号
を処理し、前記第1電磁弁202、第2電磁弁204、
第3電磁弁206、第4電磁弁208、リニア弁180
を駆動するための信号を出力する。
【0028】以下、上記電子制御装置200の制御作動
の要部、すなわち第2ライン油圧Pl2を理想圧Popt
一致させるための第2ライン油圧最適制御と、ベルト挟
圧力異常時の制御とを詳細に説明する。
【0029】先ず、第2ライン油圧最適制御では、各セ
ンサからの入力信号等が読み込まれる一方、その読み込
まれた信号に基づいて入力軸30の回転速度Nin、出力
軸38の回転速度Nout 、CVT14の変速比γ、車速
V等が算出される。続いて、予め記憶された数式3に示
す関係から、実際の入力トルクTin、実際の伝動ベルト
44の掛り径Din、および出力軸回転速度Nout に基づ
いて、伝動ベルト44の滑りが発生しない範囲で入力ト
ルクを充分に伝達することができる最適な目標圧(理想
圧)Popt が算出される。この数式3の右辺第2項は遠
心油圧の補正項であり、右辺第3項は余裕値であり、C
1 およびC2 は定数である。上記入力トルクTinすなわ
ちエンジン10の出力トルクTe は、たとえばよく知ら
れた式からエンジン回転速度Ne (=Nin)およびスロ
ットル弁開度θth、或いはそれに吸気管負圧PMを加え
たパラメータに基づいて算出され、上記伝動ベルト44
の掛り径DinはCVT14の実際の変速比γ(=入力軸
30の回転速度Nin/出力軸38の回転速度Nout )か
ら算出される。
【0030】
【数3】 Popt =C1 ・Tin/Din−C2 ・Nout 2 +ΔP
【0031】そして、油圧センサ228により検出され
た実際の第2ライン油圧Pl2と上記目標圧Popt との偏
差が解消されるように予め記憶された関係からその偏差
に基づいて駆動信号Dが決定され、この駆動信号Dによ
りリニア弁180が駆動される。
【0032】図1は、リニアソレノイド弁180の断線
などの故障により発生する伝動ベルト44の張力の過大
異常に関する電子制御装置200の制御機能を説明する
機能ブロック線図である。図において、張力制御圧異常
状態検出手段238によって張力制御圧である第2ライ
ン油圧Pl2が異常に高い状態であることが検出される
と、伝動ベルト負荷低下手段240によって伝動ベルト
44の負荷が低下させられる。
【0033】次に、上記第2ライン油圧Pl2が異常に過
大となった場合の制御を図8、図9、および図10のフ
ローチャートを用いて説明する。図8および図9は、制
御油圧発生手段の故障によって第2ライン油圧Pl2が過
大な状態となったことを判断するための故障判断ルーチ
ンであり、それらは並列的或いは直列的に繰り返し実行
される。また、図10はそのような挟圧力異常時におい
てその伝動ベルト44の負荷を低下させるために上記の
ルーチンと並列的或いは直列的に繰り返し実行されるフ
ェイルセーフルーチンである。
【0034】図8のステップSA1では、第2ライン油
圧Pl2の最適値を得るための制御が実行中であるか否か
が判断され、続くステップSA2では、実際の第2ライ
ン油圧Pl2が基本油圧Pmec の値に近い値となっている
か否か、或いは実際の第2ライン油圧Pl2と目標圧P
opt との差が予め記憶された判断基準値αよりも大きい
か否かが判断される。この判断基準値αは、第2ライン
油圧Pl2のフィードバック制御が正常である場合におけ
る第2ライン油圧Pl2と目標圧Popt との差よりも充分
に大きい値が設定されている。そして、上記ステップS
A1またはSA2の判断が否定された場合には、ステッ
プSA3においてフェイルフラグFf の内容が「0」に
クリアされる。しかし、上記ステップSA1およびSA
2の判断が共に肯定された場合には、ステップSA4に
おいてフェイルフラグFf の内容が「1」にセットされ
る。
【0035】図9のステップSB1では、リニア弁18
0のリニアソレノイド188が断線したか否かが、その
電流値などによって判断される。この断線故障は、図示
はされていないが良く知られた断線検出回路により検出
される。このステップSB1の判断が否定された場合に
は、ステップSB2においてフェイルフラグFf の内容
が「0」にクリアされる。しかし、上記ステップSB1
の判断が肯定された場合には、ステップSB3において
フェイルフラグFf の内容が「1」にセットされる。
【0036】図10のステップSC1では、フェイルフ
ラグFf の内容が「1」であるか否かが判断される。こ
のステップSC1の判断が否定された場合には本ルーチ
ンが終了させられる。しかし、このステップSC1の判
断が肯定された場合には、ステップSC2において、C
VT14の変速比γが、図11に示すように制限され
る。すなわち、CVT14の変速比γの変化可能範囲
は、最大変速比γmax および最小変速比γmin をそれぞ
れ示す実線に挟まれたそれまでの範囲から、破線に挟ま
れた範囲へ制限されるのである。
【0037】一般に、伝動ベルト44の耐久性を決定す
る要因は、ベルト挟圧力、伝動トルク、車速に関連して
大きくなるベルト自身の遠心力および遠心油圧による挟
圧力の増大、掛り径などである。伝動ベルト44の張力
を制御する第2ライン油圧Pl2がリニアソレノイド18
8の断線などによって基本油圧Pmec まで上昇すると、
伝動ベルト44の張力も増大し、図12に示すように、
その増加量は高車速程大きくなり、破断張力までの余裕
値が小さくなる。また、伝動ベルト44が、無端環状の
フープと、そのフープの内周面に接した状態で厚み方向
に互いに密接し且つ多数連ねられたVブロックとから成
る圧縮形式のベルトである場合においては、そのフープ
の曲げ応力特性と車速との関係は図13の如くとなる。
図から明らかなように、フープの曲げ応力は低車速(最
大変速比γmax 側)且つ高負荷走行となる程大きくな
り、張力よりも支配的となる。従って、前記図11で
は、低車速(最大変速比γmax 側)と高車速(最小変速
比γmin 側)とにおいて、CVT14の変速比γの変化
可能範囲が制限されるのである。
【0038】上述のように、本実施例によれば、張力制
御圧異常状態検出手段238に対応するステップSA1
およびSA2、或いはステップSB1により伝動ベルト
44の第2ライン油圧Pl2が異常に高くなる状態が検出
された場合には、伝動ベルト負荷低下手段240に対応
するステップSC2によって伝動ベルト44の過大な張
力領域とならないように変速比γの変化範囲が制限され
て伝動ベルト44の負荷が低下させられる。したがっ
て、リニア弁180の断線などの故障時においても、伝
動ベルト44の負荷が過大とならず、その伝動ベルト4
4の耐久性が損なわれることがない。
【0039】図14は、フェイルセーフルーチンの他の
例を示している。図のステップSD1では、フェイルフ
ラグFf の内容が「1」であるか否かが判断される。こ
のステップSD1の判断が否定された場合には本ルーチ
ンが終了させられる。しかし、このステップSD1の判
断が肯定された場合には、ステップSD2において、予
め記憶された関係から、CVT14の入力トルクTin
よび掛り径Dに基づいて伝動ベルト44の負荷を示す実
際のベルト張力Tが算出され、続く張力制御圧異常状態
検出手段238に対応するステップSD3では、その実
際のベルト張力Tが予め設定された判断基準値T0 より
大きいか否かが判断される。この判断基準値T0 は、伝
動ベルト44の張力が過大となったか否かを判断するた
めに予め設定されたものである。そして、上記ステップ
SD3の判断が否定された場合には本ルーチンが終了さ
せられるが、ステップSD3の判断が肯定された場合に
は、伝動ベルト44の張力Tが過大な状態であるので、
伝動ベルト負荷低下手段240に対応するステップSD
4において、電子制御装置200から図示しないエンジ
ン用電子制御装置へ信号が供給されることによりエンジ
ン10の出力が低下させられる。このエンジン10は、
エンジン用電子制御装置により制御される点火時期の遅
角、燃料噴射量の抑制、フューエルカットなどの実行に
よってその出力が低下させられるのである。
【0040】本実施例においても、伝動ベルト44の張
力Tすなわち負荷が過大な状態であると判断された場合
には、CVT14の入力トルクが低下されるので、前述
の実施例と同様な効果が得られる。特に、高車速の状態
では、エンジン10の出力が低下させられる結果、車速
も低下させられるので、その車速低下による伝動ベルト
44の張力低下効果を併せて享受できる利点がある。
【0041】以上、本発明の一実施例を図面を用いて説
明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0042】たとえば、前述の実施例のリニア弁180
は、その断線などにより駆動電流が零となった場合に
は、それから出力される制御油圧PsolLが零となるよう
に構成されていたが、最大値となるように構成されてい
てもよい。このような場合には、第2調圧弁102に設
けられる油室136は、プランジャ116側に設けられ
る。
【0043】また、前述の実施例の図10および図14
にそれぞれ示すフェイルセーフルーチンは、同時に実行
されてもよいし、所定の条件に従って選択的に実行され
てもよい。
【0044】また、前述の実施例では、目標圧Popt
油圧センサ228により検出された実際の第2ライン油
圧Pl2とが一致するようにリニア弁180を駆動するフ
ィードバック制御によって第2ライン油圧Pl2が制御さ
れていたが、オープンループ制御によって制御されてい
てもよい。この場合には、予め記憶された関係から実際
の変速比γおよびスロットル弁開度θthに基づいて第2
調圧弁102の基本油圧Pmec が決定され、目標圧P
opt を得るためにその基本油圧Pmec から低下させる低
下圧Pdownが基本油圧Pmec から目標圧Popt を差し引
くことによって算出され、予め記憶された関係からその
低下圧Pdownに対応する大きさの制御油圧PsolLが決定
され、その制御油圧PsolLを発生させるための駆動信号
Dが電子制御装置200からリニア弁180へ出力され
る。
【0045】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の実施例における電子制御装置の制御機能
の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図2】本発明が適用される車両用ベルト式無段変速機
の一例を説明する図である。
【図3】図2の油圧制御回路の要部を説明する回路図で
ある。
【図4】図3の第2調圧弁の制御特定を説明する図であ
る。
【図5】図3のスロットル圧の変化特性を説明する図で
ある。
【図6】図3の変速比圧の変化特性を説明する図であ
る。
【図7】図3のリニア弁から出力される制御油圧の変化
特性を説明する図である。
【図8】図2の電子制御装置において実行される故障判
断ルーチンを説明する図である。
【図9】図2の電子制御装置において実行される他の故
障判断ルーチンを説明する図である。
【図10】図2の電子制御装置において実行されるフェ
イルセーフルーチンを説明する図である。
【図11】図10のフェイルセーフルーチンにより制限
される変速比の範囲を説明する図である。
【図12】車速と伝動ベルトの張力との関係を説明する
図である。
【図13】車速と伝動ベルトのフープの曲げ応力との関
係を説明する図である。
【図14】図2の電子制御装置において実行される他の
フェイルセーフルーチンを説明する図である。
【符号の説明】
14:ベルト式無段変速機 40,42:可変プーリ 44:伝動ベルト 54,56:油圧シリンダ 102:第2調圧弁(調圧弁) 238:張力制御圧異常状態検出手段 240:伝動ベルト負荷低下手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝動ベルトが巻き掛けられ且つ有効径が
    可変の一対の可変プーリと、該一対の可変プーリに挟圧
    力を付与するための一対の油圧シリンダとを備え、該一
    対の油圧シリンダの推力比を変化させることにより変速
    比が無段階に変化させられる車両用ベルト式無段変速機
    において、エンジンの負荷および該ベルト式無段変速機
    の変速比に基づいて張力制御圧を調圧する調圧弁を備
    え、該張力制御圧により前記伝動ベルトの張力を最適に
    制御する油圧制御装置であって、 前記調圧弁により調圧される張力制御圧の異常状態を検
    出する張力制御圧異常状態検出手段と、 該張力制御圧異常状態検出手段により前記張力制御圧が
    異常である状態が検出された場合には、前記伝動ベルト
    の負荷を低下させる伝動ベルト負荷低下手段とを含むこ
    とを特徴とする車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装
    置。
JP35515492A 1992-12-17 1992-12-17 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置 Expired - Lifetime JP3116616B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35515492A JP3116616B2 (ja) 1992-12-17 1992-12-17 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35515492A JP3116616B2 (ja) 1992-12-17 1992-12-17 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06185605A true JPH06185605A (ja) 1994-07-08
JP3116616B2 JP3116616B2 (ja) 2000-12-11

Family

ID=18442262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35515492A Expired - Lifetime JP3116616B2 (ja) 1992-12-17 1992-12-17 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3116616B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1038722A1 (en) * 1997-12-05 2000-09-27 B & C Speakers S.P.A. Hybrid driver
JP2004124960A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Jatco Ltd ベルト式無段変速機の制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6449759A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Toyota Motor Corp Control device for oil pressure of belt type continuously variable transmission of vehicle
JPH04248066A (ja) * 1991-01-23 1992-09-03 Fuji Heavy Ind Ltd 無段変速機の制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6449759A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Toyota Motor Corp Control device for oil pressure of belt type continuously variable transmission of vehicle
JPH04248066A (ja) * 1991-01-23 1992-09-03 Fuji Heavy Ind Ltd 無段変速機の制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1038722A1 (en) * 1997-12-05 2000-09-27 B & C Speakers S.P.A. Hybrid driver
US6306057B1 (en) 1997-12-05 2001-10-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hybrid drive system
EP1038722A4 (en) * 1997-12-05 2006-11-02 Toyota Motor Co Ltd HYBRID DRIVER
JP2004124960A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Jatco Ltd ベルト式無段変速機の制御装置
JP4553549B2 (ja) * 2002-09-30 2010-09-29 ジヤトコ株式会社 ベルト式無段変速機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3116616B2 (ja) 2000-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5211083A (en) Hydraulic control apparatus for power transmitting system including belt-and-pulley type continuously variable transmission and torque converter equipped with lock-up clutch
US4682518A (en) Method and apparatus for controlling hydraulically-operated power transmitting system including continuously variable transmission
US5052247A (en) Hydraulic control apparatus for belt-and-pulley type continuously variable transmission, incorporating fail-safe protective means
JP2626256B2 (ja) 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JPH0579554A (ja) 車両用無段変速機の制御装置
US5188007A (en) Hydraulic control apparatus for belt-and-pulley type continuously variable transmission, incorporating means for increasing belt tensioning pressure upon reversal of rotating direction of pulleys
US9890853B2 (en) Hydraulic control device of continuously variable transmission for vehicle
JPH0554576B2 (ja)
JPH0262467A (ja) 変速機の油圧制御装置
JP2014114828A (ja) 油圧制御装置
JP3402080B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置
JP2964815B2 (ja) 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JP3116666B2 (ja) 車両用無段変速機の変速制御装置
JPH0510427A (ja) 車両用無段変速機の油圧制御装置
JP3116616B2 (ja) 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JPH04285361A (ja) 車両用ベルト式無段変速機の制御装置
JP4066711B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP4277763B2 (ja) 無段変速機の油圧制御装置
JP4735225B2 (ja) 無段変速機の油圧制御装置
JP4715051B2 (ja) 無段変速機の油圧制御装置
JP3036284B2 (ja) 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JP2621547B2 (ja) 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JPS61105361A (ja) 車両用無段変速装置
JP2626392B2 (ja) 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JP2629337B2 (ja) 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081006

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081006

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 12