JPH0618477U - 排水管の取付構造 - Google Patents

排水管の取付構造

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JPH0618477U
JPH0618477U JP6612292U JP6612292U JPH0618477U JP H0618477 U JPH0618477 U JP H0618477U JP 6612292 U JP6612292 U JP 6612292U JP 6612292 U JP6612292 U JP 6612292U JP H0618477 U JPH0618477 U JP H0618477U
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JP
Japan
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drainage pipe
pipe connector
tubular body
washbasin
drainage
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JP6612292U
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English (en)
Inventor
啓介 平出
Original Assignee
株式会社イナックス
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水管の接続具を、洗面器の上面側に露出さ
せることのない、排水管の取付構造を提供する。 【構成】 洗面器1の下面に、排水口2と連通し下端部
に開孔4を有する筒体3を設け、当該筒体3における内
周面5の下端側に下方へ向かって縮径するテーパ面6を
形成し、側周面における上端側に上方へ向かって拡開す
るテーパ面11を備えると共に当該テーパ面11の下部
に雄ネジ部12を有する排水管接続具10を、前記筒体
3内へ下端部の開孔4から挿入し、当該排水管接続具1
0のテーパ面11と前記筒体3のテーパ面6との間にシ
ールパッキン20を介装し、当該排水管接続具10の雄
ネジ部12に螺合させて前記筒体3の下端面へ向かって
締め付けた締付ナット50により当該排水管接続具10
を前記筒体3に固定し、このようにして固定した当該排
水管接続具10の下部に排水管80を接続した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、洗面器,手洗器等の衛生器具の下面に排水管を取り付けるための構 造に関し、衛生器具の上面側から接続金具が見えることのないよう改良を加えた ものである。
【0002】
【従来の技術】
洗面器等の衛生陶器に排水管を取り付ける従来の手法を、図4を用いて説明す る。洗面器81の排水口82に、排水管80を直接取り付けることは困難である ので、通常は、同図に示す如き接続金具84が用られる。この接続金具84は、 上端にフランジ部85、その下部に雄ネジ部86を有している。
【0003】 洗面器81に排水管80を取り付けるには、上面側からパッキン87を介装さ せて前記接続金具84の雄ネジ部86を排水口82に挿通すると共に、上端のフ ランジ部85を排水口82に形成した段部83に係止せしめる。次いで、洗面器 81の下面側から突出させた接続金具81の雄ネジ部86に、三角パッキン88 及びスリップワッシャー89を外嵌したのち、締付ナット90を螺合させて締め つける。これにより、接続金具84が排水ロ82に固定される。引き続き、ガス ケット91を介在させて、排水管80の上端面を接続金具84の下端面に突き合 わせ、袋ナット92を締めつければ、図5に示す如き、排水管80を接続金具8 4の下端に接続した取付構造が得られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の排水管80の取付構造は、洗面器81の上面側から接続金具8 4を排水口82に挿通したのち、洗面器81の下面側から締付ナット90及び袋 ナット92の締付作業を行うという手段を採用している。このため、排水管82 の取付には、洗面器の上面側と下面側の両方で作業を行う必要があり、作業性が 悪い。
【0005】 また、接続金具84のフランジ部85が、常に洗面器81の上面側に露出する ので、見栄えが損なわれるのみならず、洗面器81の製作に際しては、金属製の フランジ部85との外観上の調和を考慮せねばならない。依って、デザイン設計 上の制約が大きい。
【0006】 さらに、接続金具84は排水管80との接続が可能なように一定以上の直径を 備えていなくてはならない。それ故、洗面器の排水口82の口径を任意に小さく することができないという点も、デザイン設計上の障害となっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題に鑑みて創案された新規な排水管の取付構造を提供するも のである。本考案の特徴とするところは、洗面器,手洗器等の衛生器具の下面に 排水口と連通し下端部に開孔を有する筒体を設け、当該筒体における内周面の下 端側に下方へ向かって縮径するテーパ面を形成し、側周面における上端側に上方 へ向かって拡開するテーパ面を備えると共に当該テーパ面の下部に雄ネジ部を有 する排水管接続具を、前記筒体内へ下端部の開孔から挿入し、当該排水管接続具 のテーパ面と前記筒体のテーパ面との間にシールパッキンを介装し、当該排水管 接続具の雄ネジ部に螺合させて前記筒体の下端面へ向かって締め付けた締付ナッ トにより当該排水管接続具を前記筒体に固定し、このようにして固定した当該排 水管接続具の下部に排水管を接続したことである。
【0008】
【作用】
本考案に係る取付構造は、洗面器,手洗器等の衛生器具の下面に筒体を設け、 この筒体内へ下端部の開孔から挿入した排水管接続具のテーパ面と、筒体内周面 のテーパ面との間にシールパッキンを介装した。従って、排水管接続具に螺合し たナットを締めつけることにより、上記パッキンが排水管接続具と筒体との間を 水密的に閉塞すると共に、排水管接続具を筒体に固定する。
【0009】 なお、締付ナットによる排水管接続具の筒体への取付作業、及び袋ナットによ る排水管接続具への排水管の接続作業は、すべて衛生器具の下面側のみで行うこ とができる。
【0010】 また、排水管接続具は、衛生器具の排水口の下面側に配置されるから、これが 衛生器具の上面側に露出することはない。
【0011】
【実施例】
図1は、本考案を、洗面器1に排水管80を取り付ける構造に適用した実施例 を示すものであって、各構成部材を分解して示してある。 同図に示す如く、本考案に係る洗面器1は、その下面に、排水口2と連通する 筒体3が設けられ、この筒体3の下端部に開孔4を有すると共に、内周面5にお ける下端側に、下方へ向かって縮径するテーパ面6が形成されているところに特 徴を有している。
【0012】 本実施例では、上述の洗面器1に排水管80を取り付けるための部材として、 排水管接続具10,シールパッキン20,三角パッキン30,スリップワッシャ 40,締付ナット50,ガスケット60,袋ナット70が使用される。
【0013】 洗面器1の筒体3内へ挿入される排水管接続具10は、上下端がともに開口し た筒状の部材であって、側周面の上端側に上方へ向かって拡開するテーパ面11 を有し、このテーパ面11の下部に雄ネジ部12が設けられている。当該テーパ 面11の勾配は、筒体3のテーパ面6の勾配とほぼ等しく設定することが望まし い。また、排水管接続具10の最大径、すなわちテーパ面11の上端部における 外径は、筒体3の開孔4の孔径よりもわずかに小さく設定される。
【0014】 筒体3のテーパ面6と排水管接続具10のテーパ面11との間へ介装されるシ ールパッキン20は、内,外周面が共に上方に拡開するテーパ面に形成された環 状の部材であり、その外周面の勾配は筒体3のテーパ面6の勾配と、内周面の勾 配は排水管接続具10のテーパ面11の勾配と、それぞれ等しくなるように設定 することが好ましい。なお、シールパッキン20の最大外径、つまり上端面にお ける外径は、筒体3の開孔4の孔径よりも大きいが、筒体3の内周面5の内径以 下となるように設定される。また、シールパッキン20の内径の最小値、つまり 下端面における内径は、排水管接続具10のテーパ面11における最大径よりも 小さく、最小径よりは大きくなるように設定される。
【0015】 次に、本考案に基づいて、洗面器1に排水管80を取り付ける手順を説明する 。まず、洗面器1の下面に設けた筒体3内へ、開孔4から、排水管接続具10の テーパ部11を挿入する。続いて、シールパッキン20を、筒体3と排水管接続 具10との隙間へ押し込む。シールパッキン20は、最大外径が筒体3の開孔4 の孔径より大きく製作されるが、可撓性を持つから、弾性変形させて上記隙間へ 容易に挿入することができる。引き続き、排水管接続具10に、三角パッキン3 0及びスリップワッシャ40を順に外嵌したのち、締付ナット50を雄ネジ部1 2に螺合させて締めつける。これにより、図2に示す如く、排水管接続具10の テーパ面11と筒体3のテーパ面6との間で、シールパッキン20が挟圧され、 両者間の隙間を水密的に閉塞する。また、排水管接続具10のテーパ面11が、 介装したシールパッキン20の内周面に当接することにより、当該排水管接続具 10は筒体3に固定され、脱落が阻止される。
【0016】 このようにして、排水管接続具10を筒体3に固定したならば、ガスケノト6 0を介装させて、排水管80を排水管接続具10の下端面に突き合わせたのち、 袋ナット70を当該排水管接続具10の雄ネジ部12に螺合して締めつけ、排水 管80の取付作業を完了する。
【0017】 図3は、本考案に係る排水管の取付構造の、異なる実施例を示すものである。 この実施例は、筒体3の下端面へ、三角パッキンに代え、平パッキン31を配設 したものである。なお図面において41は、座金である。本実施例の場合、平パ ッキン31を、2枚以上重ね合わせて使用することも妨げない。
【0018】 本考案の実施例は、前記に限定されるものではない。例えば、排水管の取付対 象を手洗器とする場合も、もちろん適用可能である。その他、本考案は、実施の 態様に応じた種々の変更を妨げるものではない。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、洗面器,手洗器等の衛生器具に排水管を取り付けるに際し、 衛生器具の下面側に設けた筒体に排水管接続具を固定し、これに排水管を接続す るから、衛生器具の上面側に接続具を露出させることがない。従って、美観性の 向上がもたらされる。
【0020】 また、排水ロの寸法を排水管接続具の寸法とは無関係に設定することが可能で あるから、デザイン設計上の自由度が大きくなる。依って、排水口の小さい、美 観性に優れた衛生器具を得ることできる。
【0021】 さらに、排水管の取付作業は、衛生器具の下面側だけで行えばよいから、作業 性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を、洗面器に排水管を取り付ける構造に
適用した場合の実施例を示すものであって、洗面器を正
面断面した分解図である。
【図2】本考案に係る排水管の取付構造の要部を示す部
分断面正面図である。
【図3】本考案の別態様に係る排水管の取付構造の要部
を拡大して示す部分断面正面図である。
【図4】従来の排水管の取付構造を示すものであって、
洗面器を正面断面した分解図である。
【図5】従来の排水管の取付構造の要部を拡大して示す
部分断面正面図である。
【符号の説明】
1 洗面器 2 排水口 3 筒体 4 開孔 5 筒体の内周面 6 テーパ面 10 排水管接続具 11 テーパ面 12 雄ネジ部 20 シールパッキン 50 締付ナット 70 袋ナット 80 排水管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面器,手洗器等の衛生器具に排水管を
    取り付けるための構造であって、上記衛生器具の下面に
    排水口と連通し下端部に開孔を有する筒体が設けられ、
    当該筒体は内周面の下端側に下方へ向かって縮径するテ
    ーパ面が形成され、側周面における上端側に上方へ向か
    って拡開するテーパ面を備えると共に当該テーパ面の下
    部に雄ネジ部を有する排水管接続具が前記筒体内へ下端
    部の開孔から挿入され、当該排水管接続具のテーパ面と
    前記筒体のテーパ面との間にシールパッキンが介装さ
    れ、当該排水管接続具の雄ネジ部に螺合させて前記筒体
    の下端面へ向かって締め付けた締付ナットにより当該排
    水管接続具が前記筒体に固定され、当該排水管接続具の
    下部に排水管が接続されていることを特徴とする排水管
    の取付構造。
JP6612292U 1992-08-07 1992-08-07 排水管の取付構造 Pending JPH0618477U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008231852A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Matsushita Electric Works Ltd ボウルの排水構造
JP2016020627A (ja) * 2014-06-19 2016-02-04 Toto株式会社 ボウル設備

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5018434A (ja) * 1973-05-21 1975-02-26
JPH0412141U (ja) * 1990-05-11 1992-01-31

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